1
報 告 】
・
日本建 築 学 会 構 造 系 論 文 報 告 集 第438号
・
1992年8月Journal
ofS
しn鬮ct.
Constr,
Engng,
AIJ,
No.
438,
Aug.
,
1992初期
温 度
履
歴 を
う け
る
壁
状
マ
ス
コ
ン
ク
リ
ひ
び
わ れ
発 生
実
験
一
ト
構
造
体
の
EXPERIMENTAL
STUDY
ON
T
且
ERMAL
CRACKS
OF
MASS
CONCRETE
WALL
WIT
且
EARLY
AGE
THERMAL
HISTORY
;
山
崎 敞 敏
*Ma5atoshi
YAMAZAKI
The
object Qfthis
』
experimental studyis
to clarify the effect of temperaturedeclining
rate of.
masS concrete onthermaL
crack occurrence of mass concrete wall stfucture restrictedby
founda−
tion with
high
rigidity.
Three
specimens areprepared
, and they.
have
same experimental conditions except their cooling・
rates
from
high
temperatu 疋e to room temperature.
Cracks
observed when shutterings were removedfrom
.
the specimen after しhe
temperature
history
finished
.
Ages
of crack occurrence weredetected
through
・
the concrete straingages
embeddedin
thefoundation
.
As
a result,
it
is
deduced
that the temperaturedeclining
ratedid
not affect onthe
crackforma.
tion of the mass concrete
.
KlegtOO
,ds
:mass concrete,
ther7nat stress,
thlarmal crack,
cooling rate圏
マ ス コ ンク リ
ー
ト,
温 度 応 力,
温 度 ひ び わ れ,
冷 却 速 度1
.
序
底 面
か ら連 続 拘 束 を 受
ける壁 状
マ ス コ ンクリー
トで は温 度 降 下 時
に生
じ る冷 却 収 縮 が
,
底 面
か ら拘 束
さ れ る事
に よっ て引
張応
力 を生
じ,
往
々 に して温度
ひびわ れを 発生
させ る。
本 実 験 研 究
で は,
壁 状
マ ス コンク リー
トの温 度
ひび
わ れの発生
の状
況 を実
験的
に検
討 し た もの であ り,
と くに,
温度
降
下 速
度
をパ ラメー
ター
と して, 温度 降
下 速
度
の違
い によ る ひび
わ れ の発 生
の しや す さを評 価
す ることを主
眼
と し て,
実 験 的
に検 討
し たもの で ある。
2.
既 往 研 究
の概 観
壁
状
マ ス コ ン クリー
トの温度
ひび わ れにっ い て は,
.
筆
者
が,
温 度 降 下 量 とL
/H
(
壁
長 と壁 高
さの比)
との関係
,
お よ び ひ び わ れ状 況
につ いて実
験
検
討
し た結
果
を報告
し た%
その際
に既
往
の 研究
.
CDう ち,
特
に底 面
か ら連
続拘
束
を受
け るマ ス・
コ ン ク リー
トの研 究
につ い て概 観
して い る ので こ こ で は省
略 す
る。温
度 降 下 速 度
につ い て は,
既 往
の い くつ かの文 献
(
工事 報 告
・
実 験 研 究 報 告
な ど)
につ い て温 度 降 下
速度
を算
定
しも統 計 的
に検 討
し た報 告
2 〕が一
件
あ る が,
実 験 的
に検 討
し た もの はまだないよ うで ある。
3,
実
験方法
・
試 験体
マ スコ ン ク リ
ー
トの実 験
は, 温 度 条 件 を 再 現 さ せ る 必要
か ら,必 然 的
に大 規 模
な実 験
と な るのが一
般 的
で あ るが
,
規 模
の大
きい実 験
は実験
の実 施
に当
たっ て費
用
や実
験
場所 等
の色
々 な面
で困難
で あ る。
本
実 験
で は,若
:F
の 工夫
に よ り小
型の マ ス コ ン ク リー
ト試 験 体
によっ て実 験
し た。
試 験 体
の形 状 寸 法
を 図一1
P スタイロフi一
ム厚50mm アキレ ス アロトス OO 可 を纛
じ は く ) フ わ 略 卜 型 省 ブ イ パ 水日
皿段
擱
の
冥;
一
リング パイプ・
,蠶
思
、華
狗 束 体L
麺」
O ゆ 寸po
.
束ア
器
L
− __
ep
, ooQ
…_
_
N
)力床 図一
1
試 験 体 形 状 本論 文の一
部は,
参 考 文 献 3 〕41 に発表し た。
また,
参考 文献 1)の一
部 を再掲し た。
率鹿 島 技 術 研 究 所 第=
.
研 究 部専 門 部 長
Chief
Research
Engineer
,
BuiLding
Engineering
Department
,
Kajima
写 真
一
1
実 験 状 況 に示
す。
試 験 方 法
は参 考 文 献
1
)
で詳 述
し たも
のと同 様
であ るの でこ こ で は概 略 を 述
べ るに止
め る。
マ ス コ ンク リ
ー
トを模
擬
する壁 状 (
ある い は基 礎 梁 状 )
の試
験部
分 は,壁 厚
10cm
,壁 高
40
cm,
長
さ8m
と
し,
こ の壁
に比
べ て十 分
に剛 な 断 面 を持
つ拘 束 体
の上
に打 設
す
るも
の と した。
試 験 体
の長
さ は, ひびわ れ間 隔
の ばら つ き を考 慮
して,
十 分 長
く とっ て ひび わ れ発 生 数
を多
く得
ら れ るよ う
に配 慮
し た。拘
束体
と し て は,
幅
80
cm,
高
さ45
cm の断 面
を持
つ 基礎
ブロ ッ ク を 設 けている。
実 験 状 況
を写 真
一
1
に示
す。壁 部
に面
状
発 熱
体
を取 付
け,
温 度 を外 部
か らコ ン ト ロー
ルす る と と もに,
壁 部
を断 熱 板
で包
み,
マ ス コ ン クリ
ー
トを模 擬
し た 温度 (
後
述
)
を履 歴
させ た。
4.
実 験 計 画
とパラメー
ター
今 回新
たに実 施
し た試験体
は,
温
度 急 降
下
試験体
と緩
降 下 試 験 体
の 二体
であ り,
温 度 降 下 速
度
をパ ラ メー
ター
と した実 験
である。参 考 文
献1
)
のNo
.
4
試 験体
を 温度
降
下 速 度
が標 準
の試 験 体 と
して含 め
て計
三体
と してい る。
後 述
す るよ う
に,
温 度 降下
速
度
には,
標準
的
な速 度
といっ たも
の は存 在
しない の で急降
下・
標 準・
緩 降 下 と名 付 け
ても実 構 造 体
とのダ
イレ ク トな対 応
を想 定
し たも の では ない。
温
度 降 下
速 度 をパ ラメー
ター
とする にあた り,
温 度 降
下 開 始
ま での温度
履 歴
は各 試 験 体
に共 通
と な る よ うに し,
温度降
下 開 始 以 後
の速 度
の み をパ ラメー
ター
と し た。
鉄 筋
量 な ど もパ ラメー
ター
と して は採 用
しない。水 平
方
向
はす
べて無筋
で あ る 。昇 温
速 度
は参 考文
献
1
)
No .
4
試 験 体
の そ れに合
わ せ た。 これ は参
考 文 献 1)
のNo .
1
−
4
試 験 体
に お い て,
昇 温 速 度 大
なNo .
4 試験体
が大
きい引 張 応 力 を生
じさ せ ること を考 慮
し,
ひび わ れの発生
し や すいよ うに選
んだ もの であ る。
計
画
温度
履
歴 を 図一
2
に示
す。
試 験 体
の一
覧
を表
一
1
に示
す。
温
度 降 下 速 度
の定 義
とし て は,
文献 2)
に次
の式 (
ユ)
一 16 一
30 60 δし
鱒 o2
邸
おユ
Eo ← Oo Temperatt」rθP」amed 2 4 B 図一
2
計 画 温度履 歴 s表
一
1
試 験 体
一
覧 (計 画 値 } 10 12 Age Cdsysj標 準
は参 考 文 献
1
)
報 告 実
験 のNo
.
4
試 験 体
で代 用
の よう
な定 義 例
が あ る。 こ こ では,本実
験
に合
わ せ て式
(2
)
の形
に して用い ること と し た。
温 度 降 下
速度
;
1
(
コ ン ク リー
ト最 高 温 度 )
一
(
平 常
に
戻
っ た温度 〉
}
/
1
(
平 常 時
に戻
った
材
令 )
一
(
コ ン クリ
ー
ト温 度 最 高
時 材
令 )
卜
・
………・
……・
・
…・
(
1
)
温 度 降 下 速 度
=
K
冷 却 開
始 時
温
度 )
一
(
平常
に戻
った
温 度
)
IA
(
平常
に戻
っ た材 令 )
一
(
冷 却 開
始 時 材 令)
レ
……・
・
《
2
}
実 部 材
で は温 度 履 歴
の曲 線
は,
ピー
ク付 近
で は上
に凸
その後
の大 部 分
で は上
に 凹の特性
を持
っ てお
り,曲線
の特 性
は 逆S
字 状
で あ る。
ま た,安 定
温度 付 近
の温 度 履 歴
曲 線
は か な り なだ らか な勾 配
を持
っ て い るもの であり,
安 定 時 温 度 到 達 時 刻
の評 価
は か なり恣
意 的
に な らざ
る を得
ない もの であ
る。
こ の た め,
ピ
ー
クと安
定
温度 時
と を直線
で結
ぶ温 度 降 下
速度
とい う 概 念 は か な りマクロな も の であ
る。以 上
の事
か ら,
実 験 計 画
にお け る 温度降
下 速 度
と実 部
材
に おける温 度 降 下 速 度
との対
応 は,
この実 験 で 降 下速
度
が意 味 あ
る結 果 を持
っ た時 以 降
に必要
と あ れば
考
慮
す るこ と と し,
直 線
で代 用
す る というこ とで十 分 と判 断
し た。
温
度
降 下速 度
の設 定
に当
た っ て は,
実 際
の構 造 物
にお ける温度 降 下 速 度
を設 定
の基 本
と す るべ きで あ るが,実
際
のマ ス コ ンク リー
トでは温 度 降 下
速 度は主
と して構 造
物
の規 模 (
断 面 最 小 寸 法
な ど)
で決
まっ て し ま うも
の で ある の で,
実 部
材
との対 応 を考
えるために は,
実 部 材
の試験イ率 拘 束侭 , 1 賦
L
_ _
一
_ _ _ _
」
き
r
縲
皐位L
劃
図一
3
埋め込み型ひずみ計 配 置図 9 8 7 5 54 3 2 Io規 模
を限定
す る必 要
が あ る。 ま た,
広い範 囲
の実 部 材
を対
象
と し,
そ れ ぞ れ に標
準降
下 速
度
と 急降
下
・
緩 降
下 速
度
を採
る と す る と実
験 上
,
極
めて多 数
の ケー
スを考 慮
し な け れば
な ら ないが
,
これ は,
温 度 降
下速 度
がひび わ れ抑 制
の点
から意 味 を持
つ パ ラメー
ター
であ
ること が本 実
験
に よ り確 認
さ れ た場 合
に,
必 要
に応
じて改 めて考 慮 す る ことで十 分
と判 断
し,
今 回
の よ うなパ ラメー
ター
の設
定
と し た。参 考 文 献
2
)
で扱
っ て い る既 往 文 献
か らの温 度 降 下 速
度
と,
本 実 験
に おける温 度 降 下 速 度 (
実 験
結
果
)
の範 囲
との関 係
は次
の と お りであ
る。
参 考 文 献
2
) (
全 事 例 )
13
.
9
〜O,
73 ℃/
day
同
(
壁 状 構 造
のみ*)
13.
9〜3.
5
℃/
day
*
高 速 道 路 側 壁
,L
型
けい 船岸
な ど本 実 験 結 果 (
降
下
開 始 以 降 )
2L6
〜
6
、
7 ℃ /day
も同
一
調 合
である。
調
合
表
を表
一
2
に示
す。
7.
材料 試験
結 果
鬮
5.
測 定 項 目
・
測 定 位 置
測 定 項 目
は ひびわ れ(
目視
に よ る観 察 )
の ほ か,
コ ン クリー
トな どの濕 度
,
お よ び拘 束 体
コ ン クリ
ー
トの ひず
みであ る。温
度
測定
は,
いず
れ も銅
コ ン ス タンタン熱 電 対 を埋 設
す るこ とに よ り行
っ た。補 償 導 線
はエナ
メ ル被 覆
q
.
2
mmφ
の も のであ る。
測定
は デ ジ タル ひず
み測 定 器 (
T
測
器
社製
TDS501
型)を
用
い自
動 計 測
を行
っ た。
測 定
間隔
は30
分
で あ る。ひび わ れ
観 察
は,
試 験 体
が冷
えて,
温 度
が室 温
に達
し
た時
,
型 枠
を外
し て行
っ た。
ひびわ れ パ ター
ン・
ひび わ れ間 隔
・
ひび わ れ幅 を観 察
・
測 定
し た。
ひび
わ れ幅 測 定
はペー
パー
クラ ッ クゲー
ジによ
り行
っ た。ひび わ れ
発 生
材
令
は直
接
に は測定
し な か っ た。
こ れ を 測定
す る た めには,
ひず
み計
・
応力 計
の類
を埋 設
する必
要
が あ る が,断 面
が小
さい試 験
体
でこの種
の計
器
の埋 設
を
すると
ひびわ れ の誘 発 原 因
と な る た め行
わ な かっ た。 ひびわ れ の発 生 材 令
と順 序
は, 下部 拘 束 体 内
に埋込
み型
ひず
み計 を埋 設
して測 定
し た。
す な わ ち, ひび
わ れ発 生
による影 響
が拘 束 体
に及
ぼす影 響 を
,
拘 束 体
の ひず
み変
化
とし て検 出
し たも
の で あ る。
埋
込み型ひず
み計
の配 置
を 図
一
3
に示
す。
コ ンク リー
ト関 係
の材 料 試 験
C
さ
コ ン クリー
ト圧縮
およ
表一
2
使
用材料
と 調合計
画 材 科 セメ ン ト:普 通 ボル トラ ン ドセ メン ト骨材
:普 通 骨 材
粗 骨 材 最 大 寸 法
;20mm
混 和 剤
:リ グニ ン スル ホン酸
塩系
AE
減 水 剤
セ メン トの0.
25
% ス ラ ンプ18cm
調 合 強 度305kg
〆c旧2
水セ メンF
’
比56
.
5
%細 骨 輩
オ率
47
.
4
% 空 気 量
4
.
0
% 水179kg
/rn’
「3 セ』
メン ト317
kg
/m3
細 骨 材840k8
〆旧3
粗 骨 材
956kg
!ボ3
混 和 剤O
.
792kg
ノゼ3
6.
コンク リー
ト調合
コ ン ク リ
ー
トは普
通コ ン ク リー
ト.
と し た。調 合
は建 築
工事
で マ ス コ ンクリ
ー
ト工事
に一
般
に 用い ら れる程度
の セ メ ン ト量
の コ ンク リー
トと し,一
種 類
と し た。3
体
と表
一
3
強 度 発 現 状 況および線 膨 張係 数[急 降 下 試 験 体 ]
標 準 穫
生温 水 養
生
試 験 材 令
引 張 強 度
圧 縮 強度
ヤング率
7
27
1
2
4
7
14
,
1
23
.
3
13
.
8
15
.
1
且8
唖
8
19
.
8
147
233
113
155
186
193
1.
92
2.
51
1.
77
1。
84
2.
02
2
.
ll
2723
.
32082
.
26
線膨
張係 数
A
7
.
51
*10
−
6
[緩 降 下 試 験 体]
標 準 養 生 温 水 養生 試 験 材 令 引 張 強 度 圧 縮 強 度ヤ
ン グ’
率
6
27
17
。
923
.
1
159
254
2.
05
2.
61
2
3
4
6
27
20
,
3
!7
.
4
21
.
8
24
,
2
25
.
3
172
200
2
互0
234
231
2.
08
2.19
2634
2
.
34
2
.
51
線 膨 張 係 数
7
,
50
*呈0
^
−6
試 験 材 令
は 日強 度
の単 位
はkg
!cm“
2
ヤング 率の単
位 は105k8
!cm2
線 膨 張 係 数の単 位 は /℃び
引 張 強 度
・
ヤング係 数
・
線 膨 脹 係 数
につ い て行
っ た。材 料 試 験結
果
を表
一3
に示
す。供 試
体
はいず
れも
10
φ
*20cm
の シ リン ダー
で あ る。
各
々 の試験 体
の コ ン ク リー
トにつ いて そ れ ぞ れ材 料 試 験 を実 施
し た。表 中
の温 水 養 生 と
は,温 水 槽 中
にテストピ
ー
スを打 設
直後
か ら浸
漬
して おい た もの で あ る。 こ の温 水 槽
は試験
体 部 分
の温 度 を 計 画 温 度
に保
つ ため
の温 水 循 環
パイ プ
に供 給
する温 水 を貯 留
してお くも
の であ り,
試験体
と同
一
の温 度 履 歴
をさ せ たも
の であ る。8.
実 験 結 果
8
.
1
温 度 履
歴 と断 面 内
温度
分布
温 度 履 歴
につ い て図
一
4
に示
す。
打
ち 込み時
コ ン ク リー
ト温
度
・
平
坦部
温度 (
後
述
)
の平
均 温 度
・
最 終 安 定
温度
な どの一
覧
を表
一
4
に示 す。
な
お,
本 実 験
では温 度履 歴
曲線
が ほ ぼ台
形
で あ り, 温度 降 下 開 始 以 前
の高 原 状 温 度
で は そ の平 均
値
に意味
が あ る の で, こ れを平 坦 部 温 度
と唱
え ることに し た。
標 準
試験 体
の温 度 履 歴 曲 線
におい て,
昇 温
か ら平
坦部
に移
る と き に小
さ なピ
ー
ク が発
生
し た が,
この よ う な 温度
は無視
す るこ と と し た。
断 面
内
の温度
分布
の一
例
を 図一
5
に示
す。
面 状 発 熱 体
と壁
の高
さ と が ほ ぼ同
じ寸 法
であ
っ た た め,
コ ン クリ
ー
トは均 等
に加 熱
され,
断 面
の温 度 分 布
は ほ ぼ一
様
で あ る。他
の試 験 体
の温 度 分 布
は図
を省 略
し たが,
これ もほぼ 同 じであ
る。
試験 体 厚 方 向
の温 度 差
は試 験 体
にも
よ る が約
3
℃ で あっ た。
以 後
の コ ンクリ
ー
ト温 度
は断 面
中
心の温
80 60 40 20 δ し 9 ヨ 歪 & ∈ ooo Temperature Measu「ed 2 4 6 8 図
一
4
温
度
履歴実
測結 果 10 12Pige (days) 表一4
試 験の実 施 経 過と温 度 関 係デー
ター
覧 打込 温 度 平
垣部 温 度 最 終 安 定 温度 降 温 速 度
急 降 下
14
.
4
標 準
12
,
9
緩 降 下
11
.
7
61
,
06L159
,
7
122U
321
2L612
.
36
.
7
一
一
温 度の単 位は ℃降 温 速 度
の単 位
は ℃ /da
>’
度
で代表
させ た。8.2
ひ
び
わ れの状
況脱 型 は
,
温 度の安 定 し た 時点 (
試
験 体の温 度 履 歴によ り そ れ ぞ れ材 令 6
,8,
11
日
)
で,
温
度
が室
温
にほ ぼ等
し い こ と を確
認 し て か ら実
施
し た。
こ の時
の ひび
わ れパ ター
ン の 観 察 結 果 を 図一
6 に,
ひび われ 間 隔 な どの概 要を
表
一
5
に示
す。
息降 下 5ε9
60.
5 62.
059
.
7o
●
0
61,
0
・
62β 60◎
.
2
576
● o54.
5 急 降’
F試 験体 (℃) 図一
5
断 面内温度分布の一
例13
δ2
45
5
.
265
曝瘻 試 験 体1622
37
4
.
8
5
.
7
拘 束 体 緩 降 下 1.
426
5S
4
.
6
55
69
一一
一
8m
一
爿 図一
6
ひ び わ れパター
ンとひび わ れ位 置 〔脱 型 時 ) 表一
5
脱型時ひ びわ れ幅の実 測値 (最 大 幅*)な ど試 験 体 名
急 降 下 標 準
緩 降 下
全 温 度 降 下 量 ひ びわ れ数 平 均 ひ び わ れ 間 隔平 均
L
/H
** ひ び わ れ幅 最 大 値
ひ び わ れ幅
の和平均
ひ び わ れ幅
℃ 本 m 閉 旧 m m 旧48
51333.
330
.
251
.
050
.
21
49
51333
.
330
.
40L400
.
28
48
61142
.
860
.
35L330
.
22
*ひ びわれ 幅 は本 表
で は 試 験 体 頂 部で の値 **こ こ にL
/H
は 壁 長L
(
こ こでは平 均
ひ び わ れ
間 隔 )
を 壁 高H
で除
し た値
40 30 20 脚 部 か ら の 高 さ
〔
}
鱒 氤 降 下 腰準 腰 降 下 0 0.
1 0,
2 0.
1 0」
4 0 0.
1.
0.
2 0、
3 0.
4 0 01 0.
2 0.
3 0.
4Cmm
)図
一
7
脱 型時
ひびわ れ幅ひびわ れ は,
上
下方 向
に生
じ,壁 厚 を貫 通
して お り,上 部
で広
く, 下部
で狭
いV
字 形
であっ た。
ひびわ れ の形
状 と
して各
ひびわ れを脚 部
か ら頂 部 ま
で の5
カ所
で実 測
し た結
果の詳 細 を
図一
7
に示
す。
ひびわ れ が頂 部
で広
く,
下 端
で0
の 三角 形 分 布
をし て い る の は, 上下 方 向
に温 度
が一
定
であ
る こと と,
拘 束
が底 辺
か ら の み であ ることに よるもの で あろう。
こ れら の
結 果
を見
る と次
の こと が言
え る。
ユ)
ひ び わ れ の
本 数
につ いて は,
温 度 降 下
速度
の大 小
と は関
係
が 認 め られ ない。Z)
ひび わ れ幅
につ い ては,
最 大 幅
・
平 均 幅
と もに温度
降 下
速
度
の大 小
と は な ん ら関係
が認 め
ら れ ない。8
.
3
ひび わ れ
発 生 時 刻
の推 定
拘 束 体 下 面
7
カ所
に埋 設
し た埋
め込
み型
ひずみ計
の測
定 結 果 を 図
一
8
.
1
.
1
−
8
.
3
.
3
に示 す
。図 中
の曲 線
の錯 綜
を避
ける ため,
1
試 験 体 分
の曲 線
を3
枚
の図
に分
け,
さ らに若 干
の測 定 点
につ い ては 温度 降 下 開
始 点 以 前のデー
タ を省
略 し て あ る。
なお
,
埋 め 込み型
ひず
み計
の う ち,
拘 束 体
上 ば側
に埋
設 し たひず
み計
は次
に述
べる段 差
の検 出
が鈍 感
である の で掲 載 を省 略
し た。図
中
で曲 線
に段 差
の ある とこ ろは ひず
みが 急 激に変
化
した ところであり,
ひび わ れ が 試験 体 に 発
生 し たこ とに よ る拘 束 体
の ひず
み変
化
と見
な せ る。 し た がっ て,
ひず
み測 定 値
の出 力
が段 差
を示
す時 刻
と,
脱 型 後
に観 察
し た ひびわれ発 生 位 置
, およ び 埋め込み ひずみ計
の位 置
とか ら,
そ れ ぞれ の ひび わ れは図 中
に示 す 時 刻
に発 生
した こ と が 推定
さ れ る。
ひびわ れ発 生 時 刻
・
発 生 順 序
・
発 生
ま で の温度
降下 量
を ま とめ て表
一
6
に示
す。な お
,
図
一
8
.
2
.
3
中
の *マー
ク につ い ては,
6
本 目
の ひびわ れ は目視
で は確
認 さ れ て い な い。
近傍
の ひびわれ の拡 幅
かと も推 定
さ れ る。
発 生 順 序 は 別の 組 み 合 わ せ も検 討
し た が図 中 記
入 の もの が最
も妥 当
と判 断
し た。
ま た,図
一
8
.
3
,
1
の3
本
目に つ い て は前 後
の関 係
か ら,
約
8
時
間
生 じ た停
電 中に発生
し た もの と推 定
した。
ひ
ず
み計
の測定結 果
を
用
い,試 験
体
を連
続 梁
と
見
な し て,
ひび わ れ発 生
に よ る解 放
モー
メ ン ト量
の評 価
,
解 放
20 10 O 0(
90一
ε 二 聾 の・
20冒
300 急 降 下 図一
8.
1
.
1
臼o 60 04 02〔
皀 9 ε匚
一
9 あ 0 1 2 3 4 5 6 τ[mg(daysレ 埋め 込 みひずみ計測定 結果 (急 降 下試 験 体)
急 降下齟
200 図一
8
.
1
,
2
5 0 5 0(
o 弖 E}
ε 田 あ・
15一
20 0 1 2.
3 4 5 6 Tlme 〔tiays} 埋 め 込み ひずみ計 測 定結
果(
急 降 下試験
体)
急 降下 図一
8
,
1
.
3
1 2 3 4 5 6 τlmo 〔days} 埋 め込み ひず
み計測定結果
.
(
急降
下 試験体 }
モー
メ ン ト量
か ら ひびわ れ倖
置
の算 定
な ども試
み た が,見
るべ き結 果
は得
られなか っ た。
拘 束 体
の支 持 条
件
がコ ン ク リー
トプロ ック を束
石 と し た,
あい まいな 支持
に よ る不
静 定 構 造
で あっ た た め と思
わ れ る。
8
.
4
ひ びわ れ
過 程 終 了
まで の温 度 降 下 量
と温 度 降
下速
度
と の関 係
ひび わ れ
発
生の結 果
であ る本 数
・
幅
と 温度 降 下
速度
と の関 係
が認
め ら れ な かっ た・
(
8.
2
項
)
の で,
こ こ で はひ び わ れ 発生
の途 中 経 過 に
お け る初
ひび
わ れ と 温度降
下 速
度
との関
係 を検
討 す る。
最高
温
度
か ら ひび
わ れ発
生
時
ま で の温 度降
下
状
況
と,
ぴび
わ れ発 生 時 刻
との関
係
の一
例
を
図一9
に示
す。一
一
le 5 0
【
Eり
冖
5
5 三 〇
」
あ.
10 標 準一
15 0t2345678 TimeCday$} 図一
8
.
2
.
1
埋 め 込 み ひずみ 計 測定 結果 (標 準 試 験 体 ) 20 10 O 0〔
92 ε 焉」
あ一
20 標 準・
30 012345578 Tlme{days) 図一
8.
2.
2 埋 め 込 み ひずみ 計 測 定結 果 (標 準試 験体 〉 ↓ こ !尋
1
「
[
」
F
」
F
「
」
F1
:111
P 口
「
1
了
:“
8
0
,虜
髀
ム
辱
:一
… }「
・
幽」
? ; …一
BS4
1 ケ’
凾
;’
’
h
BS3雫
1 …11
2520 15喜
1。 豆 5奏
あ 0.
5 “o・
15 0 緩降 下[
;
8齟
一
L
齟
亅
.
L
[
T』
←1
鱒
.
:
.
.
τ
5 ÷ 占:
…
:」
7
7L o,
・
.
1・
.
∵曹
F唱
−
.
.
BSOBS2F
.1
←
.
:1
馳
冫 …−回
「
‘
2 4 6 8 Tlme {days) 10 図一
8
.
3
.
1
埋 め 込 み ひずみ計 測 定 結 果(
緩
降 下試 験 体 ) 5e 409
豆3°逅
あ 20 10 緩降下 12 D O 2 4 6 e lO 12 τlm6〔days} 図一
8
.
3
.
2
埋 め 込 み ひずみ計 測 定 結 果 (緩降下
試 験 体 ) : 鼻 1“
; }:
1
P
:
1爭
1 1 乱.
1齟
・
・
午
「
」.
’
rlr膊
1.
.
r
「
り
1,
函
↑ i・ “
1
ウ
匠
1
あ
雫
1あ
IF
あ
i
(
29 ∈一
己
一
誣 あ 標準 緩 降下 50 4e 30 20 10.
レ
ー
↓一
う
,
.
●
.
・
・
↓
… tL
ド
Lttt
レ
rv
』
ー い
『
o・
5〉
:お
謡
哉
ば
ほ
ノ
忘
昌癖
゜
o O12345678 Time(days) 図一
8
.
2
,
3
埋め込み ひず み計 測 定 結果 (標 準試 験 体 )・
10一
BS8−
−
BS6・
一
.
一
.
BS7[
1今
回
の実 験
は,
温 度 降 下
が始
ま る ま で の温
度
履 歴
が 三体
の試験体
に お い て共 通
で あっ て, 温度 降 下 プ
ロセス の み が異
な るの で温 度 降 下 速 度
の影 響
が直 接
に把 握
で き るも
の であ
る。
初
ひびわれ発 生 時 刻
,
発 生
まで の温度 降 下
な ど を ま とめ
た表
一
6
か ら次
の こ と がいえ よ う。(1 ) 初
ひび
わ れの発 生
は,
比 較 的 小
さい温 度 降下 量
で起
こること が 示 さ れ た。
(
参 考 文 献
1
)
で既 述 )
(2 )
初
ひ びわ れ と温 度 降 下 速 度
の関 係
を,
初
ひび わ れ発
生
まで の温度降
下 量
の大 小
で見
る と,
ほと ん ど関係 な
い といえ る。
す な わ ち,
ひ び われ発 生
の し や す さを 降 下 開
始
か ら初
ひび
わ れ発 生
まで の温 度 降 下 量
で指 標
とす
る な 電.
15晝
.
、 。壽
.
、 ,.
30・
35.
40 0 2 4 6 8 1012 T)me {deys} 図一
8
.
3
.
3
埋 め 込み ひずみ計
測 定結
果 (緩 降rF
試 験 体 ) アo60§
5°1
・・量
、。 201
BS6 BS7−・
一一
BS8,
」
辱
1
亀
、,
I
li
卜転
「
L
」
』
.
、
1
「
A
「
L
、
r、
1
し Fl
r
」
L「
’
1婦
宀
、
L
广
1
:.
−
P
F
呪
覧「
、
1
幽
、
L
、
r.
1 1劉
r」
,
、
、
1
暑、
r
も
rL
、
、
十 、心
”
,
、
11
…
ア
.
10 0 標 準 試 験体:
[
【
2F 1 ヒ 211 1:
L1
:
…
511.
」11
“ ヨ 1‘
一
11r1
2 1 よ1
:
乙
1
ヨ ←F ≒iF
幽
卜
1
脚
‘
【
ヨ ト 1 1 1ト
1 4 r1 11:
Fi12345678 Tlmg {days , 図一
9
温 度 履歴 と ひ び わ れ 発生時
刻一
20
一
表