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山
ク
ラ
ブ
デ ジ タ ル 勉 強 会
「RAW」 と基本補正
RAW (ロゥ):
2 焼き方、味付け いっさい当店に お任せください! [英] → [和] • 〈食べ物が〉生(なま)の, 料理してない • 〈ものが〉原料のままの, 未加工の, 精製してない 仕上がりは 自己責任! 任せたんだから モンク言うな! 焼き方、味付け 自分でやる!LIVE
「切り取って、まだ 加工してない状態」 「素材」の良し悪しは ここでは関知せず!撮像
→ RAWデータ
• 単板式CCD・CMOSイメージセンサ(撮像素子)は受光した
光の明るさに応じて輝度情報(グレースケール)を発生。
• 各撮像素子の上にカラーフィルタを市松模様に配列し
(ベイヤー配列)、通過した光線を三原色に分解する。
• 夫々の撮像素子で発生した輝度情報は、かぶせたフィルタ
の色に対応して夫々R・G・Bの色情報とみなされる。
ベイヤー配列フィルタでGがRやBの2倍あるのは: 被写体のかたちはGの輝度情報から取り出しやすい。 人間の視覚はGに対して高い感度を持っている。• 一つの撮像素子が受光した光学情報は、画像を構成する一つのピクセルと
なる。しかし三原色に分解されているため、一つのピクセルは1色の輝度情報
しか持っていない。
• この状態の情報を数値化(デジタル化)して保存したものを
「RAWデータ」
と
呼ぶ。
フィルタ 撮像素子 1 ピクセルRAWデータ
→ 現像処理
• RAWデータには一つの画素から得られる情報が1色分しか無く、画像データと
は言えない状態 (いわば 「潜像」)。これを
「現像処理」
して残りの2色を得る。
(フィルム写真で潜像から可視像を得る「現像」になぞらえた呼び方)
• 現像処理では、例えばRフィルタをかぶせた撮像素子で得られた画素の光学情
報はRの輝度だけで、GとBの輝度情報がないので、近くのGやBのピクセルの
光学情報から演算して補完処理し、疑似的にGとBの情報を作る。この処理に
よって一つのピクセルがRGBの3色の情報を持つ画像データとなる。
これを
「デモザイク処理」
という。
4 デモザイク処理 近くのG、Bのピクセル 処理後の1ピクセルが 3色の輝度情報を持つ Rのピクセル 注: ベイヤー配列を排して偽色発生を防ぎローパスフィルタを不要にする技術や、撮像素子を 多層化してデモザイク処理を避ける方法など、新技術の開発が進められている。 各色12~18ビットで非圧縮のRAWデータは重いが、各画素に一つの色情報しか 持たない特性上、他の非圧縮データやTIFFに比べれば軽い。(TIFFの1/3程度) 各色12ビット(4,096段階)で687百万色を再現。(JPEG/TIFFは各色8ビット(256段階)で1678万色) 撮影時のデータがそのままの状態で保存される。現像やレタッチのやり直しが常 にゼロベースから可能。
RAWデータで保存するメリット
RAWデータで保存するデメリット
現像処理が必要なので、パソコン操作にある程度の習熟が不可欠。 カメラメーカー・機種毎にデータのフォーマットが異なり互換性がない。夫々の機種 に対応した現像ソフトが必要。 (古いソフトが使えないことがある) 現像ソフトのアルゴリズム(演算方法)により現像された画像の画質が左右される。 (別のソフトで現像すると違った画質になることがある。)
他の画像データの特徴: JPEG: 各色の輝度の深さは8ビット(256段階)。圧縮時に周辺の色と同化させて情報を間 引くため画質が劣化する(劣化は高画質モードで視認不可)。非可逆圧縮のため圧縮前の状 態に戻せない。 TIFF: 可逆圧縮で画質劣化はないがデータは重い。各色8ビット(256段階)でJPEGと同じ。 DNG: Adobe社が提案したRAW画像の標準フォーマット。採用メーカーはまだ少ない。 PSD: Photoshopの作業用データ。各工程をレイヤーで保存。非圧縮で非常に重い。6 光 光→電子 変換素子 (CCD,CMOS) デジタルデータ (10100101…) カメラ内自動画像処理 現像処理(デモザイク) ホワイトバランス 露出調整 色調・彩度 コントラスト シャープネス etc. データ圧縮(JPG、各色8ビット) R A W 例:ニコン D300 4288 × 2848 =12,2133,224 画素 カメラ内で画像処理 を加えないデータ カメラ内で画像処理 済みのデータ カメラ内蔵の画像処理エンジン ← 4288 画素 → ← 2848 画素 → B R G 増幅 デジタル 情報化 増幅 デジタル 情報化 増幅 デジタル 情報化 記憶媒体 (メモリー カード) この図は概念を示すもので、 実現の方法は様々。 デジタルカメラ の概念 非圧縮 各色12~18ビット
画像処理ソフト (RAW現像処理・画像修正・レタッチ)
• RAW撮影が可能なデジカメを購入すると、「現像処理」(デモザイク処理)と
「基本的なレタッチ」ができる「画像処理ソフト」が同梱されている。
「RAW」のデータフォーマットはモデル毎に異なるので、同じメーカーでも別の モデルと共用できない場合がある。 ソフトの改良やウィルス対策で新バージョンに改訂されることがある。ユーザー 登録してアップデートし、最新バージョンに保つことが望ましい。 カメラ搭載のソフト(ファームウエア)も修正改版されることがある。 メーカーの ホームページに注意し、改版があれば手順に従ってアップデートすることが望 ましい (メーカーのサイトからパソコンにダウンロード → カメラにアップロード)。• カメラ同梱の無償ソフトは基本的な機能に限定されていることが多い。
本格的なレタッチを志す場合は、メーカー提供の有償ソフト、あるいは定評
ある第三者提供の有償ソフト(Adobe Photoshop など)の使用が望ましい。
持っているカメラのRAW現像処理ができるか、注意して購入すること。 最新バージョンへのアップデートに注意。(カメラの新モデルに対応しないことが ある。その場合は有償アップグレードが必要。)• 米国Adobe社が提供する画像処理ソフト(RAW現像、レタッチ、画像加工)
代表的メーカー・モデルのRAWデータフォーマットに対応• 画像修整・加工ソフトの 「業界標準」 (プロ用)
高機能 (画像処理はほぼ何でも可能) ウェブデザインのツールとしても業界標準 第6版(CS-6)日本語版、近々リリース フル機能版 (Extended)と 通常版 あり (自然写真を扱う場合は通常版で足りる)• Photoshop Elements は機能限定版
高度な部分補正・画像加工しなければ、Elementsの機能でも足りる?• 画像ブラウザー 「Adobe Bridge」 と一体で使用
Adobe Bridge は Photoshop CS に同梱
• 正しいライセンス登録が必須 (パソコン1台にPhotoshop CS 1本)
正規登録しないと数週間で衰弱死、2台目にインストールすると強制停止
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「Adobe Photoshop CS」
RAW現像時に可能な補正
• 画面全体の補正はRAW現像時に行うと作業性が良い。 • 補正分のデータは(元データとペアで)別ファイルに保存、 撮影時の非圧縮データが無傷で残る(ゼロからやり直しが可能)。 • 画面の一部分の修正や画像加工はRAW現像後に。 トーンカーブで補正 シャープ・ノイズ レンズの収差補正 色彩の微調整 撮影時データ 補正データ「デフォルト」 (default) 設定について
• 金融分野では「債務不履行」の意。 ITの分野では、利用者が何も操作や設定を行わ なかった際に使用されるあらかじめ組み込まれた設定値を指す。典型的な利用環境 を想定して適切な値が組み込まれる。 (デフォルト値、デフォルト設定) • 撮像素子で得られた光学情報(RAWデータ)をそのまま現像しても、それが人間の視 覚と一致するとは限らない。「好ましい写真」 に近づけるため、Photoshop CSでは 現像時にデフォルト値で自動補正をかけている。 10 • 写真の目的によっては、デフォルト設定を外してから処理する場合がある。ツールバー
① ズーム: 画面を拡大 ② 手のひら: 拡大画面をドラッグして移動 ③ スポイト: 測定点(マウスで浮動)のRGB 値を表示 ④ カラーサンプラー: 測定点(指定して固定) のRGB値を表示 ⑤ ターゲット調整: 補正値を入力して作画 ⑥ 切り抜き: 画面のトリミング ⑦ 角度補正: 画面の傾きを修整 ⑧ スポット修正: ゴミの除去 ⑨ 赤目修整 ⑩ 補正ブラシ: 範囲を指定して露光やコントラストを補正 ⑪ 段階フィルター:より広い範囲を指定して補正(?) ⑫ 環境設定: 使い勝手の設定 ⑬ 画像回転: 画像を縦横(上下)に回転 ③スポイト測定点 のRGB値を表示 ④カラーサンプラー 測定点とRGB値 ③スポイトの測定点 RGB値測定の目的: ホワイトバランスの 調整や精密な色合わせに使用。 ① ② ・ ・ ・ ・ ・ ・ ⑫ ⑬12
RAW現像補正時の留意点
•
「補正」 = 「撮影時の失敗の尻拭い」!
やればやるほど「写真」から遠ざかり
「お絵描き」に近づく。要自覚。 (
「画像加工」 = 「お絵かき」
と割り切る。)
•
モニターのキャリブレーション、ソフトのデフォルト設定を確認(色空間など)
•
露出補正: ヒストグラムが0~255に拡がるように補正すると、バランス良く
メリハリの効いた画面を作りやすい。
白とび軽減、黒レベル、補助光効果の機能を使うと便利だが、フラット化に注意。•
WB補正: 人間は色彩の微妙な差に鈍感
→
気分で補正すると錯覚に陥る。 風景写真では多少の色カブリは「空気感」の一部。 「WB出し」にこだわると不自 然な絵になりがち。(例: 雪の色が無彩色とは限らない) 作為的な「色カブリ効果」も不自然な絵を作りがち。(例: 朝夕の「赤出し」)。 厳密なWBが必要な場合は (例:商品写真)、スポイトでグレイ点のRGB値を測定 し、値が均一になるように色温度・色カブリ補正で修正。•
ノイズが発生しやすい補正に要注意
露出プラス補正、補助光効果、シャープなど、感度を上げたり画像加工を伴う操 作はノイズ発生(ザラつき)の原因に。画面を拡大して確認しながら作業を。13
基本補正例
例1 露出プラス補正
例2 露出マイナス補正+白トビ軽減+補助光効果
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例3 シャドゥ部を押す (補助光効果)
例5 色温度のプラス補正 (人工光線の影響を補正)
例7 モノクロ化
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