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血液型物質のヒト組織における超微形態学的分布に関する研究

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Academic year: 2021

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Title

血液型物質のヒト組織における超微形態学的分布に関する

研究( はしがき )

Author(s)

武内, 康雄

Report No.

平成5年度-平成7年度年度科学研究費補助金 (一般研究(C) 

課題番号05670385) 研究成果報告書

Issue Date

1995

Type

研究報告書

Version

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12099/177

※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

(2)

はしがき

法医学の鑑定の実務として、分泌物からの血液型検査は日常的に行われてお り、分泌物からの血液型判定における重要な課題の一つとして、特に混合斑痕 からの血液型判定があげられる。混合斑痕からの血液型判定に関する研究は広 く行われているが、法医学の実際領域の応用にはいくつかの問題点もある。そ の一つとして、血液型物質がどのようにして細胞内で産生されているのかにつ いて詳しい研究がほとんど行われていないことが指摘される。 最近、われわれは血液型物質の組織内分布について、AB型個体でのAおよびB 型の血液型物質の分布について検討し、同一組織内での両血液型物資の分布に 細胞レベルで差のあること、つまり、A型、B型の両血液型物質を産生する細胞 やA型血液物質を産生する細胞、8型血液型物質を産生する細胞、いずれの血液 型物質も産生しない細胞が混在することを明らかにし、AB型の分泌物中にはAB

型物質やA型物質、も型物質が混合して分泌されている可能性を示唆する所見を

得ている。 このような血液型物質の分布の違いが細胞レベル、つまり、同一の細胞内の 小器官においても認められるかどうかについて詳しく研究することは、細胞学 的な面からも興味が持たれるのみならず、体液中への血液型物質の分泌、すな わち、われわれが日常的に取り扱っている体液斑痕の基本的な性状をよく理解 するためにも重要なことと考えられる。 したがって、本研究では細胞レベルでの血液型物質の分布を明らかにするた めに、手術摘出標本を用いて、ABH血液型物質の超微形態学的分布を観察し、 ついで、分泌液中への血液型物質の分泌について考察した。 - 1

参照

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