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A Search for Factors to Promote Classroom Interaction in EFL Teaching: Through a Comparison between Team Teaching and Solo Teaching at Junior High School

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Academic year: 2021

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教科・領域教育専攻 言語系(英語)コース 秦 慶 樹 1. はじめに 英語で、コミュニケーションをすることは, 今まで以上に社会で生きていく上で、のサバイ バル・スキルになることは,否めない事実で ある。英語教育を志す人間として,このよう な需要の高まりは嬉しいことである。その反 面,筆者が中学校,高校時代に受けてきた英 語の授業を通して言語構造の理解を深め言語 感覚を豊かにする文法訳読式の授業では,コ ミュニケーション能力を育成することは,難 しい印象を受ける。近年の英語教育の授業で は,実践的コミュニケーション能力の育成が 叫ばれている。しかしながら,今尚,現場で は文法訳読式の授業が幅を利かせている。 英語教師は,英語そのものを教えることだ けに重点を置くのではなく,教師の言動が生 徒にどのように影響を与え,その結果に対し てどのように関わりをもつかということにも 関心をもたなければならない。子どもたちに, 知識だけを注入するのではなく,生きてゆく ために大切な何かを伝えたり,学ばせること が必要である。附属養護学校で垣間見た,教 師と生徒の真剣な関わりこそ教育の原点であ ると考える。英語の授業においても,生徒と 教師の関わりが必要になってくるのではない か。 指 導 教 官 伊 東 治 己 その種の関わり合いを主眼とした学習を行 なうには,インターラクションが必要不可欠 になる。英語の授業で,生徒同士あるいは生 徒と教師の間のインターラクションを増やす ことが,英語教師の大きな使命になる。しか し現実には,日本人教師が一人で行う授業(以 下, STとする)でクラスルームインターラ クション(以下, CIとする)を促すことは難 しい印象を受ける。その一方で, ALTと日本 人教師が共に行うティームティーチング(以 下, TTとする)の授業を参観してみると, 授業が活気に満ちていて, CIの機会が多く存 在しているような印象を受ける。 TTでの授 業の中に, CIを増やすヒントがあると考えた。 そこで,日本人教師による STの授業と ALT と日本人教師が共同して行う TTの授業を, 質的・量的な側面から比較分析し, CIに関し てどこに違いがあるのかを調べることにしたD TTの授業から抽出した要因を, 日本人教師 による STの授業にもおそらく適応可能な要 因があると仮定したからである。 2. 概要 第ーに,過去のEFLの歴史の中でインタ ーラクションについての研究を明らかにする ために,まず,第一段階では,過去に行なわ れてきた外国語教育に関するインターラクシ

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-290-ョンについての先行文献の研究を行なった。 先行文献の研究を通して明らかになったこと は,研究者によってインターラクションの定 義が異なることで、あった。本研究では,イン ターラクションを,Acquisition(以下,習得), Communication (以下,コミュニケーション), Education(以下,教育)の三つの観点から 捉えた。習得の観点からインターラクション を捉えている研究者は,インターラクション を通して言語学習がし1かに促進されるのかと いうことに研究の視点を定めていることが分 かった。コミュニケーションの観点からイン ターラクションを捉えている研究者は,イン ターラクションを通して学習者による言語使 用がし、かに促進させるのかという点に関心を もっていることが分かつた。教育の立場から インターラクションを捉えている研究者は, インターラクションが,学習者と他者との人 間的な関わり合いをし、かに促進するのかとい う点に研究の焦点を当てていることが分かつ た。本研究では,これら三つの観点の中で、コ ミュニケーションと教育の観点を融合したイ ンターラクションを理想のインターラクショ ンと位置づけた。 第二に,

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I

を分析するための視点を検討 した。本研究では,過去に提示されてきた視 点を参考にしながらも 独自にインターラク ションを分析するための新しい視点を設けた。 特に,発話者の自己との関わり合いに焦点を 当てた。その際に,インターラクションにお ける自己との関わりを明確な基準をもって研 究している文献を見つけることができなかっ た。そこで,英語授業における活動に関して, 自己との関わりについて定義されているもの を参考にして分析視点を定めた。 第三に,第二段階で構築したインターラク ションの分析視点を用いて,実際に二つの中 学校で、行なわれた四つの授業を分析した。こ の調査の目的は,

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を量的・質的な観点から 分析し,その実態を明確に把握することと,

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の方が

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の機会が多くなるか を検証することで、あった。調査の結果, A中 学校では,

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の授業の方が顕著に

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中学校でも,顕著とまでは し、かないが,

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が多かった。しかも,両中学校の

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の授業では,本研究の中心課題である自己と の関わりのあるコミュニカティブ、で、かつ教育 的なインターラクションが多く見られた。こ のような

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を誘発した要因として,三つ考 えられる。一点目は,生徒の身近な題材が使 われたこと。二点目は,教師の発話の多くが Referential questionsで、あったこと。三点目 は,

TT

の授業は,より学習者主導型の授業 で、あったことが挙げられる。 3. おわりに 上記の三要因は,工夫次第で日本人教師に よる

ST

の授業にも適応可能であると信じる。 この点は,自分自身が教壇に立って研究をし ていきたい。 本研究は中学一年生と二年生を対象に行な ったものであり,高学年の学習者についても 同様の結果がもたらされるかという点は立証 していない。また,本研究は,わずか二校で の四つの授業を対象としており一般化するこ とは難しい。さらに,少人数クラスでのデー タ収集で、あったため,正規の四十人クラスの 授業でも同じような結果が得られるかは明ら かではない。さらに,

TT

の授業を頻繁に行 なっている学校とさほど行なって学校では,

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に明らかな差異が生じる可能性もある。こ れらは今後の課題としたい。 噌 E i n 同 d n ノ 臼

参照

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