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『高齢世帯』の経済的側面――「全国消費実態調査・特殊世帯編」の分析を中心に――

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(1)

『高齢世帯』の経済的側面――「全国消費実態調査

・特殊世帯編」の分析を中心に――

著者

前田 修也

雑誌名

東北学院大学社会福祉研究所研究叢書

3

ページ

1-22

発行年

1996-03-31

URL

http://id.nii.ac.jp/1204/00024456/

(2)

.

1

.

『高齢世帯』の経済的側面

一一「全国消費実態調査・特殊世帯編

j

の分析を中心に一一

1

節 は じ め に

『高齢世帯jの経済的側面を統計的に記述し分析していくためには,様々 な評価尺度の検討と実際の測定作業が必要とされる。加えるに,これら分 析の前提となる全国レベルの官庁統計が,我々の需要にたいしてどの程度 使いやすい形で示されているか,どの範囲まで有効であるかを検討しなけ ればならない。このような点を明らかにするために,本稿では以下の項目 に従って検討を加えていく。 まず,第

2

節で,高齢世帯の経済的側面を全国レベルの官庁統計で把握 するために「家計調査

J

と「全国実態調査

J

をとりあげ,これらの調査で あきらかにできる点を整理してみることにする。とくに,

r

全国実態調査

J

平成元年版第

6

巻特殊世帯編を中心に,検討を加えることとするo第

2

節 以降では,従来その水準の低さのみが注目されてきた高齢世帯の所得を,そ の分布・所得格差に着目し,加齢とのかかわりで考えていく。そのために, 所得格差測定時に用いられる様々な尺度の紹介と吟味を行なう。

(3)

2節統計資料的側面

『高齢世帯』の定義:一口に高齢といっても,統計調査上の定義はそれほ どはっきりしたものではない。それぞれの調査によって異なっているのが 普通であるし,世帯主が高齢である世帯,高齢者だけの世帯,高齢者がい る世帯などさまざまな世帯類型がありうるo比較的高齢世帯の詳細なデー タが得られると期待される全国的で大規模な調査の「家計調査j と「全国 消費実態調査

J

がこの点どのような記述をしているかを見てみることにす る。 「家計調査

J

:

総務庁統計局 (1985年以前は総理府統計局)主管の家計調 査は,戦前の家計調査の流れをくむものとして, 1946年から,消費者価格 調査

(

C

P

S

)J

と言う名称で開始された。そもそも,終戦後の混乱期の不安 定な生活物資の価格を,消費者の側からみてみようとしたもので,その結 果商品の価格と支出額のみが対象とされ,収入の調査は1950年の改定を待 たなければならなかった。この年の改定は,収入の調査が加えられただけ ではなく,名称も「消費者実態調査

J

とかえられ,調査対象の都市の変更 やその他の内容も改定された。 1953年には,購入商品分類の方法が変えら れ,名称も現在の「家計調査」に改められている。 1981年には,収支項目 の分類が改定された。とくに,消費支出の5大分類が費目分類が10大費目 分類に改正された。 調査対象は, 1962年まで全国の農林漁家世帯および単身者を除いた世帯 で,全国から28都市をえらぴ,そのなかから約4,000世帯を多段層化無作 為抽出しているo1962年,調査対象が拡大され,全国170市町村から,約 8,000世帯が抽出され以後ほぽ同規模のまま,現在にいたっている。 調査は,

r

家計簿

J

r

世帯票

J

r

年間収入調査票jの, 3種類の調査票を用

(4)

『高齢世帯』の経済的側面 3 いて行なわれる。まず,

r

家計簿

J

は,自計式で勤労世帯及び無職世帯は家 計上の収入及び支出を,個人営業世帯及び法人営業主,自由業等の一般世 帯基形状の支出のみを記入し,半月ごとに収集される。「世帯票

J

は,調査 対象世帯の世帯員数や,住居に関する調査を行なう。「年間収入調査票

J

は, 家計簿記入

2

カ月目に,過去一年間の収入を世帯主と家族とに分けて自計 式で記入し,密封した調査票を収集する。 このようにして集められたデータは毎月「家計調査月報

J

として,また 毎年「家計調査年報

J

として定期的に刊行されている。そのなかで,本稿 に関連する

l

世帯当たり年平均

1

カ月間の収入と支出の項は,次のように 集計整理されて公表されているoすなわち,世帯別,地域別,年間収入別, 世帯人員別,世帯主の年齢階級別,世帯主の職業・産業・勤め先企業規模 別,世帯類型別,住居の所有関係別等である。 以上のように,

r

家計調査

J

は,農林漁世帯及び単身者世帯を対象から除 いているが,年間を通した調査であり,しかも戦後すぐの時期から毎年継 続的に行なわれているため,時系列的比較に適しているなどの長所を持つ。 しかしながら,高齢世帯の経済的特性との関連で言えば,世帯主年齢階級 別家計収入および消費品目別支出価格と数量の資料では60歳以上もしく は60-64歳と 65歳以上の 2つの区切りがなされているが,この区分がかな らずしも,高齢者だけの世帯を意味していなし」また,世帯主というのは, 住民登録上の世帯主ではなくて,実際上その世帯の主たる生計維持者とい う定義になっているため,高齢者だけの世帯のほかに,未婚の子供との同 居世帯などがおおく含まれている可能性がある。実際, 60-64歳と 65歳以 上世帯の平均世帯規模は,それぞれ

2

.

9

8

人と

2

.

8

5

人である。しかしなん といっても,

r

家計調査

J

を高齢世帯の経済的特徴を捕える資料として利用 する際の致命的欠陥は,前述のように,勤労者についてだけ収入調査を行

(5)

なって,年金生活者など高齢者が多くふくまれているであろう「それ以外 の一般世帯

J

に関しての収入調査が行なわれていないことである。また,消 費支出以外の支出(税金・社会保障料・貯金・保険等)についても調査さ れていない。 「全国消費実態調査

J

:

全国消費実態調査(指定統計第

9

7

号)は,農林漁 家世帯及び単身世帯をも含む全国すべての世帯(ただし,1.料理飲食庖又 は旅館を営む併用住宅の世帯,

2

.

下宿屋又は賄い付きの同居人のいる世 帯, 3.住み込みの雇用者が4人以上いる世帯, 4.外国人世帯,の2人以 上の普通世帯と, 1. 15歳未満のもの, 2. 2人以上の上記普通世帯の不適 各条件1.2. 3.に該当するもの, 3.雇用者を同居させているもの, 4.学 生,

5

.

社会施設及び矯正施設の入所者,

6

.

病院及び療養所の入院者,の 単身世帯を除く)を対象に,家計収支並びに資産及び負債を,総合的に調 査し,所得・消費・資産の水準とそれらの構造・分布並びにそれらの地域 的差異を明らかにすることを目的としている。昭和34年の第一回調査以来 5年ごとに実施され,本稿に使用する平成元年版は第7回目の調査にあた るo調査世帯の選定は,

2

人以上の普通世帯と単身者世帯とに分付て行なわ れた。 まず,全ての市と 535町村から合計 4,584調査単位区を選定し,全国か ら約55,000世帯を抽出しているoまた,単身者世帯は合計4,084世帯が抽 出されている。このように,

r

家計調査j と比較すると, 5年に一度, 3カ 月間の調査ではあるが,大変対象世帯が多く,農林漁家や単身世帯も調査 されているため,各種世帯属性別・特定世帯別・地域別等に詳細な集計が なされ,各種施策の基礎資料として利用されている。 主な調査事項には次のようなものがある。 1.家計上の収入と支出に関する事項。ただし,収入は勤労者世帯及び無

(6)

『高齢世帯jの経済的側面 5 職世帯に付いてのみ,その種類と金額を調査するとともに,収入にともな う控除等に付いても調査されている。また,支出は全ての世帯に付いて各 品目・用途別に支出額が調査されている。

2

.

年間収入及び貯蓄・借入金残 高に関する事項, 3.主要耐久消費財等に関する事項, 4.現住居以外の住 宅・宅地に関する事項,

5

.

世帯員及び住居などに関する事項,

6

.

1

8

歳以 上の世帯員のこずかい収支に関する事項 (2人以上の普通世帯のみ)であ るo 次に「第6巻特定世帯編

J

で対象とされている世帯は次の9種である。す なわち,1.夫婦共働き世帯(ただし,農林漁業収入のある世帯は除いてあ る)

2

.

無職世帯一世帯主が就業していない世帯,

3

.

年金・思給世帯一一 家計を賄う主な収入の種類が年金・恩給である世帯に付いて調査あり,

4

.

高齢者のいる世帯一一

a

.

世帯主を含む世帯員のうち65歳以上で就業し ていない世帯員がいる世帯。 b.高齢者夫婦世帯(夫65歳以上,妻60歳以 上の夫婦のみの世帯),

c

.

夫婦のみの世帯で夫の年齢が60歳以上の世帯, d.60歳以上の単身者世帯,に関しても掲載されている。 5.母子世帯, 6. 住宅ローンのある世帯・ない世帯,

7

.

夫婦と子供のみの世帯で世帯主のみ が有業者の世帯, 8. その他の特定世帯一一仕事を探しているひとのいる 世帯・大学生のいる世帯・自動車保有世帯及び非同居家族のいる世帯, 9. 総世帯一一

2

人以上の普通世帯と単身者世帯をあわせた世帯。 これらのなかで,本稿のような分析にもっとも利用価値が高いのは,4-b. の高齢者夫婦世帯と 4-d.の60歳以上の単身者世帯である。ただし,繰り返 しになるが勤労者以外は収入に関する調査はなされてない。 それでは,つぎに平成元年版「全国消費実態調査

J

第6巻特定世帯編,お よび第8巻資料編その1.わが国の家計(解説)を中心に,

r

高齢世帯jの 経済的側面を見てみることにしよう。

(7)

3

「高齢世帯

J

の経済的側面

「高齢世帯

J

:

高齢世帯(男

6

5

歳以上,女

6

0

歳以上の者で構成するか,又 はこれに

1

8

歳未満の者が加わった世帯)は厚生省の「国民生活基礎調査

J

によると

1

9

8

8

年,約

3

7

3

万世帯で総世帯の

9

.

6

%

を占める。これ高齢者世 帯を,わが国が高齢化社会に突入したとされる

1

9

7

0

年以降の年次推移でみ ると

1

9

7

0

年を

1

0

0

とした指数では

1

9

8

8

年,全世帯の

1

3

1

だったのに対し て,高齢世帯は

3

1

2

であり,世帯数の伸びを大きく上回っている。また,

1

9

9

0

年国勢調査の結果によれば,

6

5

歳以上人口は

1

4

8

9

万人で昭和

6

0

年と比 べて

1

9

.

5

%

増加している。これを親族と同居しているかどうかで分ける と,親族と同居している人が

1

2

6

0

万人ともっとも多く

8

4

.

6

%

を占め,一 人暮らしは

1

6

2

万人と全体の

1

0

.

9

%

5

年前の昭和

6

0

年に比べて

3

7

.4% の増加を示している。また,病院・療養所や老人ホーム等の施設で生活し ている人も

6

4

万人で全体の

4

.

3

%

を占め,

5

年に比べて

2

2

.1%の大幅な増 力日になっている。 年齢階級別にみた家計の状況:表 1(全国消費実態調査平成元年版より 作成)は世帯主の年齢階級別にみた家計の状況である。これによると,全 世帯の

1

世帯当たり世帯人員は

3

.

2

4

人で

5

年前の

3

.

8

5

人から

0

.

6

1

人減 少している。また,世帯人員にしめる

6

5

歳以上人員は平均で

0

.

3

5

人で,年 齢階級が増えるにつれて大きくなっている。持ち家率は

6

7

.

6

%

と前回調査 の

7

4

.

3

%

より若干少なくなっているが,

2

5

歳以下の

3

.

9

%

から確実に上昇 し,

5

5

-

5

9

歳で

8

5

.

8

%

の最高の値を示している。これは,前回調査で

7

0

歳 以上の持ち家率が

8

9

.

8

%

だった事実と若干異なっているo年間収入は平均 で増えているが,

7

0

歳以上階級ではほとんど変化はなく,

1

世帯当たりの 有業人員とほぽ比例的に推移しているといえよう。また消費支出はこの年

(8)

﹃ 副 零 時 議 ﹄ 8 需理き豊田 世帯主の年齢階級別年間入等(全総世帯) 項 目 平均 --25歳 2529歳歳 -3-034歳歳 3539歳歳 4044歳歳 -4-459成歳 5054蹴歳 5559歳歳 6064歳斑 6569成鵡 7074蹴歳 75以歳k 世帯構成比 100.0 3.8 6.2 8.5 12.4 13.3 12.2 10.7 10.1 9.2 6.1 4.3 3.2 (%) (0.35) (0.00) (0.02) (0.08) (0.19) (0.30) (0.29) (0.25) (0.21) (0.14) (1.24) (1.41) (1.47) 帯帯人員 3.24 1.24 2.15 3.39 4.05 4.20 3.93 3.45 3.11 2.69 2.39 2.10 2.02 有業人員 l.49 l.04 1.19 1.33 1.45 l.55 1. 77 2.05 1.93 1.36 1.02 0.78 0.69 世年帯齢主の 47.8 21.8 21.1 32.1 37.2 41.7 47.0 52.0 57.0 62.0 66.8 71.9 78.7 持(%家)率 67.6 3.9 15.2 40.8 59.9 73.6 80.8 80.2 85.8 84.7 82.8 81.0 77.3 年(千間円収}入 5,907 2,534 3,810 4,940 5,735 6,511 7,428 7,913 7,435 5,580 4,546 4,007 3,493 ( 自1動世車帯保当有り) 939 475 792 1,042 1,077 1,069 1,125 1,188 1,098 806 532 577 250 台 数 消{円費)支出 276,333 145,136 210,620 248,037 267,246 298,910 347,187 351,330 317,817 261,254 218,380 200,882 179,550 エンゲル係数 26.3 25.6 25.1 26.9 29.7 30.0 25.9 23.1 23.8 25.3 26.2 25.8 26.5 (%) 貯(千償円現)存高 10,039 1,018 2,859 4,826 6,424 8306 10,331 11,631 14,204 15,605 15,239 16,194 1,696 負(千債円現)在高 3,221 350 1,407 2,966 4,061 4,781 4,968 5,035 3,193 1,726 1,652 768 225 資住産宅額・その他 4,086 144 676 2,191 2,785 3,600 4,395 4,774 5,700 5,453 5,753 7,121 762 (千円) 対資産久消額費財 1 ,641 759 1.214 1,422 1,444 1,665 1,965 2,132 2,181 1,676 1,406 1,227 105 (千円) 表1 -.l 「全国消費実態調査・平成元年版Jより作成 総務庁統計局

(9)

間収入とほぽ同様の傾向を示している。どちらも 50-55歳でピークを示し ているo一方,エンゲル係数は 40-44歳がピークの 30.0%で, 50-55歳階 級は逆に最低の 23.1%である。さらに注目に値するのは,貯蓄現在高が, 25 歳以下の 101.8万円からはじまって,着実に加齢と共に増加し 75歳以上で は 1,696.2万円と最高の値をしめしている一方で,負債現在高は 45-49歳 の 496.8万円をピークとして,その前後に従って少なくなっている。この 動きは,住宅・宅地資産額とほぼ同様の傾向を示している。耐久消費財資 産額は 55-60歳がピークであるo 実収入:さて,次に年齢階級別の実収入の内訳を詳しくみてみる(収入 に関しては勤労者世帯のみが入手可能)。表

2

参照。平均実収入を時系列的 にみると,昭和 54年の 293,615円から,昭和 59年の 375,863円,さらに 平成元年の 407,499円へと着実に上昇している。平成元年の年齢階級別実 収入は, 25歳以下 194,148円から, 50-55歳の 515,305円まで,年齢が高 くなるに従って多くなっていて,その後加齢にともない減少しているo世 帯主収入の実収入全体に対する比率は平均で 79.1%だが, 30歳台が 84% と最高値であるが, 30歳未満と 40歳台も 80%を超えている。その後は 徐々にその比率は低くなり, 70歳以上では 37.1%となっている。妻の収入 は 30歳台に若干低下するものの 50歳までほぽ一定率で推移したあと減少 している。その後はむしろ,他の世帯員の勤め先収入の割合が急上昇して くるoこれは子供が経済活動に参入してくることの反映であろう。また,当 然の結果として,他の経常収入である財産収入と社会保障給付の割合がふ えて, 65-69歳台では 28.6%になっている。公的年金の割合は,これも 65 -69歳台で 28.2%,70-74歳台で 19.8%,75歳以上で 35%と高率になって いる。 消費支出:消費支出の内訳をみる(表 3参照)030歳未満の住居費が目

(10)

﹃ 崩 事 時 議 ﹄ S 館現き窪田 世帯主年齢階級実収とその内訳(全国・勤労者世帯)平成元年 項 目 平 均 -25O, -2 259m 般 3034成段 3359続品質 4044成m 4549蹴m 5o54mm 5559質品m 6064品質成 6659成歳 7074m成 75以m上 指65差 指69数 70-74 75-指珪指数 指 差 指 数 実収入 407,499 194,148 276,022 238,483 387,621 485,588 480,438 515,305 514,814 418,320 1t71030.0.6

6} 4{7l3oo.6-6

6) 241. 726 91.6 116.2 84.1 (100.0) (100.0) 勤め先収入 377,344 185,414 260,751 319,429 366,551 409,789 454,495 486,876 471.097 323,766 23(632.142 228,203 199,307 61.8 60.5 52.8 (92.6) .5) (48,2) (58.3) 世帯主収入 322,417 181,146 242,693 289,560 329,121 361,712 384,725 380,924 359,026 242,507 19(048.9.556) 197,363 180,8鈎 56.1 58.1 56.1 (79.1) (39.6) (52.9) 姿の収入 33,394 3,021 14,743 24,504 34,842 43,969 49,015 46,773 35,567 16,758 7(1.1.392} 11{2.1.642) 676 21.4 33.4 2.0 (8.2) (0.02) 他の世務員収入 21{5.5.233} 1,247 3,345 5,364 2,585 4,108 20,775 59,179 76,504 54,501 4(512.0.515} 29{6.6.733} 17{5.7.322} 209.2 137.8 82.3 事業・内股収入 5,306 424 999 3,060 4,947 7,081 6,706 7,194 8,888 5,591 6{1.7.88}1 264 6{2.8.018} 127.8 5.0 128.5 (1.3) (0.0) 他の経常収入 16,478 2,190 4,986 8,044 9,183 11,457 11.575 11,923 24,524 79,428 122,719 235,975 12(038.3.928} 744.9 1432.1 791.3 (4.0) (32.7) (49,8) 財産収入 3,871 126 1.170 1.025 1.583 3,185 4,ω7 4,885 5,701 6,524 15,796 13(628.7.593} 10{3.3.305} 408.1 3,532.8 266.9 (1.0) (4.2) 社会保障総付 11,433 822 3,241 6,407 6,691 6,586 4,988 6,110 18,455 72,228 10{628.5.662} 9(319.8.082} 11(2.957.2

4) 932.1 920.4 1,047.2 (2.8) 公的年金 9,987 597 2,025 4,248 4,701 5,164 3,727 5,095 16,956 70,710 105,113 93.605 119,7221.025.5 937.3 1.198.8 (2.5) (28.2) 09.9) (35.0) 特別収入 8,371 6,109 9,256 7,950 6.940 7,261 7,723 9,312 10,305 15,524 10(2.4. 03 9,224 5.2.053) 124.3 110.2 62.2 (2.1) 8) (1.9) (1 表2 t.O 「全国消費実態調査・平成元年版j より作成 総務庁統計局

(11)

立って大きい割合を見せている。特に25-30歳と 30-35歳がそれぞれ絶対 額で28,013円, 21,390円と他の階級に比べて大きく上昇しているロこれ は,この世代の低い持ち家率を反映しているものと考えられる。一方, 65 歳以上の高齢世帯ではこの値は低く,平均値に対する相対値である格差指 数は, 65-69歳が78.7,70-74歳が71.2,75歳以上が65.3と低くなって いる。保健医療費は60-64歳が最も高く,65-69歳がそれに続いて高くなっ ているo反面,教育費は格差指数でみると, 65-69歳が18.3,70-74歳が 17.3, 75歳以上が18.6とやはり圧倒的に低くなっているo 以上が,全国の総世帯と勤労者世帯とを対象とした世帯主年齢階級別で 見た高齢世帯の相対的位置であるが,次に無職の高齢者がいる世帯と勤労 者世帯との比較を通して,高齢世帯の経済的側面をみて見ることにしよう。 勤労者世帯との比較:表4によれば,勤労者世帯で無職高齢者のいる世 帯の1世帯当たり人員は4.91人,有業人員は1.84人で勤労者世帯平均に 比べそれぞれ, 1.06人, 0.09人上回り,世帯主の平均年齢も46.5歳と勤 労者世帯より 3.0歳大きい。これらの値は,昭和59年調査と比較すると, l世帯当たり人員と有業人員とも 0.01人,平均年齢は0.9歳大きくなって いる。持ち家率は,無職高齢者のいる世帯が94.8%と高率になっている。 収入は,年間収入が7,735千円で5年前より約20%増加しているが,勤 労世帯と比較しても, 16.4%,実収入が12.2%といずれもうわまわってい る。構成比でも,勤め先収入と世帯主収入を除いて勤労者世帯を数ポイン ト上回っている。 消費支出でも,勤労世帯に比べ1l.8%多くなっているが,平均消費性向 は勤労者世帯が83.8%なのに対して無職高齢者のいる世帯は82.6%と なっている。その内訳で無職高齢者のいる世帯が勤労者世帯を上回ってい るのは,食料・光熱・教育・その他の消費支出である。特に,その他の消

(12)

﹃ 翠 零 時 毒 ﹄ S 酷詩書窪田 世帯主の年齢階級別消費支出(10大賞回)の内訳(全国,全世帯) 項 目 平均 -25歳 2529歳歳 3034成歳 3359成蹴 4044成成 4549成 5m 054品質m 5559mm 6064m蛾 6569m蹴 7074m成 指ZHI:i散 75tJJ. ...絡道指数 被65差 指69数 消費支出 (100.0) (72,7) (64.9) (79.0) 276,333 145,136 210,620 248.037 267,246 298.910 349,187 351,330 317,817 261.254 218,380 200,882 179,550 食 料 7{2267.375} 37,091 52,896 66.803 79.248 89.808 89.911 81.312 75,681 66,076 57,309 51.821 .17,522 (71.2) (65.3) (78.7) 住宅 15,690 19.059 28.013 21.390 16.255 12.680 11,399 15,037 12.651 16.234 13.473 16,02! 13,026 (5.7) (102.1) (83.0) (85.9) 光熱・水道 13.873 4,360 8,307 12.211 14.196 15.960 16.910 16.209 15.707 13,826 12,703 11,562 10.838 (5.0) (83.3) (78.1) (91.6) 家具・家庭 10{3.5.682} 3.315 6.750 8.908 10.485 11,231 11,853 12.851 14.192 11.284 8.739 9,006 7,993 用 品 (85.3) (75.7) (82.7) 後鼠衣額 19,970 14,619 16,236 17,589 19,156 2,]192 24,419 25,470 24,701 17,528 15,582 13.766 11,266 履 物 (7.2) (68.9) (56.4) (78.0) 保健医療 7,440 2,017 5,289 7.522 7,525 7.122 7,116 7,709 8,522 9.504 8,422 7,303 7,374 (2.7) (98.2) (99.1) (113.2) 交遜週{霊 29,202 23,562 30.598 31,375 27,539 29.U38 36.126 36,414 32,328 27.060 19.536 16,730 15.160 (10.1) (57.3) (51.9) (66.9) 教 育 11.769 496 1.454 7,112 11,156 19.359 30.007 20.309 7.007 2,915 2,154 2,035 2.187 (4.3) (17.3) (51.9) (66.9) 教義奴楽 25,205 17,248 25,875 27.821 28.669 26.921 24.646 25,640 24,451 22,888 20.994 16.178 16.178 (9.1) (83,3) (64.2) (82.4) その他の 69,846 23.369 36,773 49.237 53.854 63.850 92.305 111,373 101,388 73,378 57,575 51.6.13 48.006 消費支出 (2.5) (73.9) (68.7) (82.4) 表3 ︼ ︼ f全国消費実態調査・平成元年版

J

より作成 総務庁統計局

(13)

表 4 無職の高齢者のいる世帯の勤労者平均との比較 項 目 の無い職るの世高帯齢者(1) 構(1成)比の 勤労名・(2世)帯平均 構(2成)比の 世帯人員(人) 4.91

3.85 有業人員 1.84 1.65 世帯主の年齢(歳) 46.5 43.5 持家率(%) 94.8 68.7 年間収入(千円) 7,735 6,644 実収入 501.377 100.0 446.828 100.

経常収入 488.978 97.5 437.874 98.0 勤め先収入 433.842 86.5 412.837 92.4 世帯主収入 337.921 67.4 345,592 79.3 妻の収入 12.979 12.6 40.913 9.6 他の世帯資収入 32.933 6.6 26,382 5.9 事業・内職収入 14,000 2.8 6,470 1.4 他の経常収入 41,136 8.2 18.517 4.1 消費支出 352,313 100.

314,940 100.

食 料 93.291 26.5 81.701 25.9 住 居 10,857 3.1 15.604 5.0 光熱,水道 17,827 5.1 15.129 4.8 家具・家事用品 12,635 3.6 11,745 3.7 被服及び履物 23.365 6.6 21,316 6.8 保健医療 8,724 2.5 7910 2.5 交通通信 374.6 10.6 34.692 11.0 教 育 18.633 5.3 16,428 5.2 教養娯楽 28.733 8.2 27,241 8.6 その他の消費(交際費) 100.841 28.6 83.175 26.4 (30.031) (8.5) (23.977) (7.6) 平均消費性向(%) 82.6 83.8 貯蓄現在高(千円) 12.136 8,718 負債現在高 (IJ ) 2.980 3.533 貯蓄年収比(%) 11.7 9.6 エンゲル係数 26.5 25.9 総務庁統計局 「全国消費実態調査・平成元年版

J

より作成

(14)

『高齢世帯jの経情的側面 13 費支出のなかの交際費を見ると,勤労者世帯の7.6に対して高齢者のいる 世帯は8.5%と高率になっている。保健医療費はどちらも 2.5%と意外な結 果になっているが,これは,昭和59年調査でも観察できたことであった。 貯蓄現在高は貯蓄年収比と共に勤労者世帯を上回っているが,負債現在高 は55万円ほど低くなっている。 高齢夫婦世帯と若年夫婦世帯の比較:ところで,全国消費実態調査報告 平成元年版には,上述の65歳以上の無職の世帯員がいる世帯の調査のなか で,とくに高齢夫婦のみの世帯という分類が入手可能である。ここで,高 齢夫婦のみ世帯というのは,夫が65歳以上で妻が60歳以上のことであり, 65歳以上の無職の世帯員がいる世帯の約18%を占めている。 ある程度純粋な形での「高齢世帯

J

の経済的特徴が抽出できるのではな いかという期待のもとに,それを際立たせる意味で若年夫婦のみの世帯(夫 の年齢が

3

0

歳以下)との比較を行なってみた(表

5

参照)。 高齢夫婦世帯を更に,有業者あり世帯と有業者なし世帯に分けて代表的 経済指標を抜き出した。有業人員は,若年夫婦が1.49と約半分の世帯で夫 婦共働き世帯があることがわかる。また,高齢世帯でも有業者あり世帯で は1.3となっている。世帯主年齢は有業者なし世帯が72.0歳と若干有業者 あり世帯を上回っている。持ち家率は有業者あり世帯が最も高率で91.0% と,有業者なし世帯の84.1%を若干上回っているo若年世帯の持ち家率 15.8%と比較すると,これら指標のなかで最も際立つた差異を示しているo 年間消費は有業者あり・若年夫婦・有業者なしの順で,高齢者有業者なし が有業者ありの56%に,また,若年夫婦と比較しても 69%にとどまって いるo消費支出もこの 3者では同じ傾向であるが,エンゲル係数は,高齢 者有業者なしが最も高く 26.6%,若年夫婦が21.5-%となっているo 消費支 出構成比は,保健・医療費で高齢者有業者なしが4.9%と最も高く,つぎが

(15)

表5高齢夫婦世帯と若年夫婦世帯の比較(全世帯) 高齢夫婦世帯 夫夫30婦歳の以み下 有業者有り 有業者無し 有業人員 1.30 1.49 世帯主年齢 70.0 72.0 26.5 持家率(%) 91.0 84.1 15.8 年間収入(千円) 5,566 3,118 4,530 消費支出 236,432 198,676 235,737 食 料 58,161 52,857 50,769 住 居 14,059 13,921 32,792 光熱・水道 13,277 11,444 9,841 家具・家庭用品 10,830 9,475 7,388 被服及履物 16,239 10,957 16,958 保健医療 8,843 9,680 5,534 (2.7) (4.9) (2.3) 交通・通信 21,523 17,422 38,373 教 育 2 176 教養誤楽 27,583 22,503 24,707 その他の消費支出 65,916 50,416 49,199 交際費 37,466 27,570 16,665 (15.9) 03.9) (7.1) 財蓄現在高(千円) 24,808 16,121 2,829 負債現在高(千円) 1,908 808 1,764 (うち仕事・土地のため)(万円) 1,098 763 1,419 住宅・宅地資産 8,469 5,601 575 耐久消費財資産(千円) 2,157 1,268 2,079 エンゲル係数 24.6 26.6 21.5 総務庁統計局 「全国消費実態調査・平成元年版

J

より作成

(16)

『高齢世帯jの経済的側面 15 高齢者有業者ありの

3.7%

,そして若年夫婦が

2.3%

となっている。その他 の消費支出のうち交際費が最も高率なのは高齢者有業者ありの

1

5

.

9

%

,つ ぎに有業者なしの

1

3

.

9

%

,そして若年夫婦の

7

.

1

%

になっている。一方,若 年夫婦世帯では低い持ち家率を反映して住居及び交通・通信がたかくなっ ている。貯蓄現在高及ぴ住宅・宅地資産額は高齢者有業者あり世帯も無し 世帯も,若年夫婦世帯とは際立つて大きな値を示している。耐久消費財資 産額は高齢者有業者なしが最も低い。 全国消費実態調査では以上のほかに

6

0

歳以上単身者の経済指標が,年齢 階級別・男女別・有業無業別に入手可能である。それによれば男女別消費 支出は,女子の増加率が極めて高く,男子の消費額

1

2

9

5

8

2

円を上回り

1

3

6

0

7

2

円となっている。また,消費内容でも男女の違いが大きいことがう カ=カまえる。

4節高齢世帯の経済格差

尺度の吟味:全国消費実態調査では,高齢者夫婦のみ世帯の年齢別所得 分布が入手可能である。これを用いて,加齢と経済格差の関係を見ていく ことにするo通常,経済格差計測上必要とされる,代表的な尺度をいくつ かみてみよう。 1) レンジ (Range):

R

レンジは,所得分布の不平等の程度を最も単純に表わすことのできる尺 度である。観察値の中でもっとも大きな値を

X

max,最も小さな値を

X

m1n とすると,レンジ:Rはつぎのように定義される。

R

=

X

max -

X

m1n・

(17)

この尺度は簡単に計算され解釈も容易であるが,異常値に弱くまたなん といっても,最大値と最小値の問の分布が尺度に反映されていないなど致 命的欠陥を持ち,不平等尺度としてはほとんど使用されていないといって もよい。

2

)

平均偏差

(MeanD

e

v

i

a

t

i

o

n

)

:

M

.

D

.

平均偏差

(

M

.

D

.

)

は,個々の観察値の平均値からの距離を指標とし,そ の全ての距離を平均することにより,格差の尺度にしようとするアイディ アである。中心の値として相加平均の代わりに,メディアンを利用するこ とも合理的であると考えられるが,通常は相加平均を用いる。平均値から の偏差の合計が常にゼロになることから,平均偏差は偏差の絶対値に着目 する。すなわち次のように定義される。 N

M.D.=

IXi-XI/N

l

Xー は 個 々 の 観 察 値は平均値

N

は観察値の│

l

総数であるo J これを相対化するためには,中心に用いた相加平均を用いるのが合理的 であろう。それは相対平均偏差と呼ばれ,所得格差の尺度としてはこちら のほうが一般的であるかもしれない。ただし,絶対値の扱いが複雑になる 等の欠点がある。

3

)

標準偏差

(

S

t

a

n

d

e

r

dD

e

v

i

a

t

i

o

n

)

:

σ

標準偏差 (σ)は,平均偏差同様,各観察値の平均値からの偏差に着目し, その自乗を指標とする。すなわち,次のように定義される。

σ

=

.

j

X(Xi-

X

)

2

/

N

相対化のためには平均値を用いるが,その結果は変化係数(

C

o

e

f

f

i

c

i

e

n

t

(18)

f高齢世帯jの経済的側面 17

o

f

V

a

r

i

a

t

i

o

n

)

と呼ばれ,経済格差のみならず,様々なばらつきを測定する 時に最も一般的に利用されている尺度である。

4

)

四分位偏差

(

Q

u

a

r

t

i

l

ed

e

v

i

a

t

i

o

n

)

:

Q

四分位偏差(Q)は,観察値を小さい順に並べその度数を 4等分し小さい ほうから4分のlにあたる位置の値を Ql,4分の3番目にあたる値をQ3 とすると,次のようにあらわされる。その相対化はメディアンを用いるべ きであろう。 Q=(Q3-Ql)/2

5

)

ジニー係数

(

C

o

e

f

f

i

c

i

e

n

to

f

GIN

I) :

G

平均偏差及び標準偏差が,中心値から個々の観察値までの距離に着目し たのに対し,ジニ係数の基本的アイディアは,それぞれの観察値のそれぞ れの観察値に対する距離を指標にしていることであろう。所得格差の尺度 としてはもっとも一般的な尺度の一つに数えられる。その理由は,その定 義式がやや複雑であるにもかかわらず,次に述べるローレンツ曲線による 解釈が容易で直感的な把握が可能であるからに他ならない。 N N G= 2!~

I

Xj-X

i

1

/

2

X

N

2

6

)

ローレンツ曲線

(

L

o

r

e

n

zC

u

r

v

e

)

ローレンツ曲線は,

4

5

度の対角線が,人口の比に所得の比が正比例する ことが所得分配に関しては平等であることを意味している。つまり公正性 が確保されている状態を表わしていると言ってよい。先のジニ係数は,完 全平等線下の三角形の面積にしめるローレンツ曲線と三角形との聞きの弓 形部分の比率と定義できる。従って,この弓形部分が小さければ小さいほ どジニ係数は小さく,不平等性は低いとされる。

(19)

年齢階級別比較:表

6

と図

l

は世帯主の年齢階級別ジニ係数と,

3

5

-

3

9

歳と比較した

5

5

-

6

0

歳及び

7

5

歳以上階級ローレンツ曲線である。これらの 計測結果からわかることは,年齢階級の上昇があきらかに所得格差を大き くしているということであり,また,勤労者世帯より全世帯の格差が全て の階級で大きいことも読み取ることができる。このように,ローレンツ曲 線は一見して複数の分布の格差の程度を読み取ることができる大変便利な 尺度である。同時に,所得水準のどの部分が対角線(完全均等線)から一 番離れているか,つまり対角線からの膨らみの程度をみることによって,所 得階級別の格差の程度をある程度把握することができるということも,こ の曲線の利点の一つであるといえる。今回の例では幸い曲線どおしが交わ るということがなかったが,もしそのようなことが起きると,少し判断が 難しくなる。すなわち,どちらの分布がより不平等なのかという判断が一 義的にできなくなる。本稿では,この点の詳しい解説は割愛する。

第 5節 む す び に か え て

本文中考察できなかった事を二三指摘して結びに変えたい。まず,第

2

節 で紹介された

2

つの統計資料の他にも,いくつか老人世帯の経済的実態を 明らかにする全国的な官庁統計を挙げることができる。例えば,厚生省の 厚生行政基礎調査。これは,

1

9

5

3

年から

1

9

8

5

年まで毎年約

8

万世帯を対象 に,高齢者のいる世帯の状況や公的年金の受給状態・仕事の有無などの基 礎的資料を提供している。同じく厚生省の国民生活実態調査も

1

9

6

2

年から 毎年約

7

8

0

0

0

世帯を対象に,

6

0

歳以上の者のいる世帯数・平均所得金額・ 世帯構造・交際の状況・生活意識等の基礎的情報を示している。この二つ は

1

9

8

6

年より統合され「国民生活基礎調査

J

として発足し現在にいたって

(20)

『高齢世帯』の経済的側面 19 世帯属性 表6全世帯AllHouseholds勤労者世帯 ジニ係数 Gini's cocfiicients ジニ係数 Gini's cocfiicients 世帯主の年齢 25歳末満 25----29歳 30----34 35...39 40...44 45----49 50'"'-'54 55'"'-'59 60----64 65'"'-'69 70...74 75歳以上 世帯主の職業 勤労動者世帯 労務者世帯 0.210 0.207 0.220 0.225 0.228 0.245 0.273 0.308 0.340 0.361 0.404 0.424 0.207 0.199 0.204 0.198 0.198 0.199 0.231 0.256 0.283 0.289 0.341 0.311 0.243 0.239 0.243 0.239 司 t q d 内 J u n H d a 唖 n w d a 4 4 噌 旬 A n H d 一 qd'iqJ司 U 唱ii q J 内 L 唱i n H d 一 2 3 2 2 2 2 2 2 2 1 -n U 凸 り 凸 リ 白 リ 凸 リ 凸 U 凸 unUAunu 一 ー I l l i t -成 一 作 一 同 ソ 一 よ 7 3 2 9 4 6 3 0 9 3 0 8 5 5 7 7 7 0 9 0 4 -u q d 官 iqdqotinHdqoqL £ uqd 唱 A 司 tFDOO 勺 ' n u マ ' 司 t p O 氏 u に d-te 2 3 2 2 2 A J J J J J J A -ー は は は は は 一 割 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 一 元 一 成 一 平 -I l l i -I l l i t -I l l i -I l l i -- ー ム 査 一 調 帯 一 一 態 世 一 一 実 る 一 費 あ

-5

代 ゆ 一 間 世 J 一 全

μ

機 上 一 言 帯 帯 帯 業 無 材 位 一 博 雇 世 人 者 世 世 職 者 鉢 し 人 人 人 人 一 信 日 帯 員 員 帯 業 職 営 業 の 者 の 職

E

無 1 2 3 4 一 時 用 ・ 世 職 職 世 営 ・ 経 漁 他 業 他 職 有 引 員 者 者 者 者 者 一 献 時 員 間 公 般 人 人 人 林 の 由 の ち 醐 人 業 業 業 業 業 一 関 常 臨 職 民 官 一 個 商 個 農 そ 自 そ 無 う 印 業 有 有 有 有 有 一 車 有

(21)

図1 世帯主の年齢別年間収入のローレンツ曲線(勤労者世帯) 100% 50% ー----e35-39~

.

.

-

-

.

.

.

.

55-60成 。_.ー・.Q75級 以1.. o 50% 100% 世帯主の年齢別年間収入のローレンツ曲線(全世帯) 100% 50% 争ー---35-39政

.

.

-

-

-

-

55-60政 令ー._.~ 75~足以上

o

50% 100% 総務庁統計局 「全国消費実態調査・平成元年版j より作成

(22)

f高齢世帯jの経済的側面 21 いる。このほかにも,官庁統計ではないが生命保険会社や各省庁の研究会 が独自に老後生活費ということで幾つかの試算を発表している。また,地 方自治体も独自に地域的で非継続的ではあるが,様々な詳しい実態調査を ~T なっている o ところで,平成

6

年は全国消費実態調査の

5

年に

1

度の調査年にあたるo 第 3節で指摘してきたように,世帯単位の調査ではどうしても高齢世帯の 経済的分析には限界があった訳だが,今回の平成6年度調査では世帯の個 人別データを収集することが予定されているといわれている。世帯全体の 年間収入のうち 65歳以よの高齢者の収入がいくらなのかといった情報は, プライパシー性の高い問題ではあるが,もし可能になるなら大変貴重な データになることと思われる。 最後に,われわれは第4節で経済的格差を測定するさまざまな尺度を吟 味した後,ジニ係数とローレンツ曲線を用いて実際に年齢別の所得格差を 測定してみた。その結果,加齢と所得格差のあいだにははっきりとした関 係が認められた。すなわち,このことは従来強調されてきた経済的水準の 低さに加えて,その経済的格差もまた高齢世帯の経済的特徴のーっとして 問題提起されることを意味するだろう。 (本稿は1994年9月29日に行われた東北学院大学社会福祉研究所オープンカレッジ での識義内容に加筆修正したものです。) 参考文献 1) 背木昌彦著 f分配理論

J

(1980年)筑摩書庖 2) 石崎唯雄著『日本の所得と富の分配J(1983年)東洋経済新報社 3) 伊藤秋子編著『家庭経済学概説J(1991年)光生館 4) 岩田正美著『老後生活費J(1989年)法律文化社 5) 金森久雄・島田晴雄・伊部英男編『高齢化社会の経済政策J(1992年)東京大学

(23)

出版会 6) 金森久雄・伊部英男編『高齢化社会の経済学

J

(1990年}東京大学出版会 7) 社会保障研究所編 f福祉政策の基本問題

J

(1985年)東北大学出版会 8) 総務庁統計局『平成元年全国消費実態調査報告

J

(1989年) 9) 総務庁統計局『家計調査年報

J

(1994年) 10) 高山憲之著『不平等の経済分析

J

(1985年)東洋経清新報社 11) 東北学院大学社会福祉研究所編前田修也著

r

r

福祉社会の経済学j第2章 貧 闘の測定

J

(1993年) 12) 岡本統計協会『統計J1994年6月号 13) 村上雅子著『社会保障の経済学J(1992年)東洋経済新報社 (1995年3月31日受理〕

表 4 無職の高齢者のいる世帯の勤労者平均との比較 項 目 の無い職るの世高帯齢者 ( 1 )  構 ( 1 成 ) 比 の 勤労名・ ( 2 世) 帯平均 構 ( 2 成) 比 の 世帯人員(人) 4
表 5 高齢夫婦世帯と若年夫婦世帯の比較(全世帯) 高齢夫婦世帯 夫夫 3 0 婦歳の以み 下 有業者有り 有業者無し 有業人員 1 . 3 0  1 . 4 9  世帯主年齢 7 0
図 1 世帯主の年齢別年間収入のローレンツ曲線(勤労者世帯) 100%  50%  ー ‑ ‑ ‑ ‑ e 35-39~ ..‑‑・....55‑60成。̲.ー・.Q75級 以 1

参照

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Those who expressed a wish to stay at home even if it had been partially damaged had a significantly lower rate of realistic evacuation life images and recognition of disaster risks

(5) 子世帯 小学生以下の子ども(胎児を含む。)とその親を含む世帯員で構成され る世帯のことをいう。. (6) 親世帯

⑧ 低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金事業 0

飲食サービス業 …… 宿泊業、飲食店、持ち帰り・配達飲食サービス業 7 医療、福祉 ………

1人暮らし 高齢者世帯 子世帯と同居 独身の子と同居 長期入所施設 一時施設 入院中 その他

8世帯(延べ58回) ★   現状維持 本事業による支援が必要な家庭を的確に.

(1)対象者の属性 対象者は、平均年齢 72.1 歳の男女 52 名(男 23 名、女 29