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PowerPoint プレゼンテーション

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Academic year: 2021

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全文

(1)

行動障害の背景にあるもの

(氷山モデル)

社会福祉法人 旭川荘

川西 大吾

(2)

演習のねらい

1. 行動の背景について考える

2. 行動の理由を整理する考え方を学ぶ

対象者の行動の背景にある理由がわからな

いまま、自分なりの解釈をして対応し、そ

の結果として誤った対応を行ってしまうこ

とがある

行動障害の悪化

(3)

演習のポイント

① 支援方法、支援手順を考える時間ではない

② 行動には必ず

理由(原因・目的)

があることを

理解する

③ 「行動の背景」を整理する

2つの視点

があるこ

とを理解する

根拠

に基づいた適切な支援につなげる

(4)

この時間の流れ(120分)

演習の

説明

10分

モデル

10分

演習①

40分

休憩

10分

演習②

45分

まとめ

5分

(5)
(6)

モデル事例「職員を噛んだAさん」

• Aさんは自閉スペクトラム症と重度知的障害が

ある成人男性で施設入所しています。

• 日々の行為として、廊下の手すりを手で撫でな

がら、渡り廊下を挟んだ女性棟へ行って一周し

て帰ってきます(ルーティン、儀式的な行為、

こだわり行為)。

• ある日、女性棟で感染症が発生し女性棟への出

入りを控えるように指示が出ました。

• Aさんはいつものように女性棟に向かおうとし

ましたが、職員は口頭で行かないに伝え、女性

棟入口ドアの前に立ち「とおせんぼ」しました。

• するとAさんはたいへん混乱した状態となり、

職員の手をとり強く噛みついてしまいました。

(7)

モデル事例 行動の背景を考える

言葉を聞い て理解する ことが苦手 場面によっ て行動を変 えられない 特定の物事 に強く固執 (こだわり) 特定の行動 を繰り返す 見通しを持 ちにくい

下図のようなイメージでは考えにくい

→ 整理して考えなければならない

(8)

モデル事例 氷山モデルで考える

• 課題を氷山の一角(表

面上見えているもの)

として捉え、その一角

だけに注目するのでは

なく、水面下の要因に

着目するときに使用す

ツール

• 本演習では行動の背景

を捉える

ツール

として

使用する

• 支援方法までは考えず

表面上見えている行動 水面下の要因に注目 本 人 の ( 障 害 ) 特 性 環 境 ・ 状 況 の 影 響 相 互 に 作 用

※2つの視点

(9)

モデル事例 氷山モデルで考える

ヒント

• 対象の病歴や診断名

を把握する

• 疾病や障害の特性を

理解する(知る)

• 環境・状況がどのよ

うに作用しているか

意識する

表面上見えている行動 水面下の要因に注目 相 互 に 作 用 【本人の特性】 【環境・状況の 影響】

(10)

モデル事例 氷山モデルで考える

職員に噛みついた 水面下の要因に注目

【本人の特性】

・知的障害、自閉症

・反復的で常同的な行為

・言語理解の不自由さ

・急な変更に混乱しやすい

・見通しの持ちにくさ

言葉で思いを表現できない 【環境・状況の影響】 ・女性棟での感染症という イレギュラーな状況 ・自分の場所と他人の場所の 区別がつきにくい環境 ・日課の急な変更 ・未経験の事態 ・こだわり行為の否定 ・口頭説明 相 互 に 作 用

(11)

モデル事例 氷山モデルで考える

【本人の特性】

・知的障害、自閉症

・反復的で常同的な行為

・言語理解の不自由さ

・急な変更に混乱しやすい

・見通しの持ちにくさ

言葉で思いを表現できない

【本人の心の声】

・いつもと同じパターンが僕にとって の安心なのに! ・何を言われているか分からない! ・いつも良いのになぜいけないの? ・何で分かってくれないの?

(12)

演習①

(13)

各自 10分 • 「ガラスを割ったB さん」を読む • Bさんの行動の背 景にある「本人の 特性」について ワークシート1に 記入 グループ 20分 • 「本人の特性」を グループ内で各 自発表 • グループ内でまと める 発表 10分 • 3~4のグループ が前に出て発表

演習① 流れ(40分)

演習①:事例対象者の障害特性を個人・グループで

検討し、行動の背景を考えるポイントを学ぶ

「司会」「記録」「発表」を決める

(14)

事例 「ガラスを割ったBさん」

• Bさんは自閉スペクトラム症と知的障害の診断がある成人男性で施設入所して います。理解しがたい状況になるとパニック状態となりガラスに頭突きするこ とがあります。 • ある日の夜、「せんたさジュース飲む?」と新人職員(支援者)に尋ねてきま した。 • 新人職員以外はその場におらず、どう答えてよいかわからなかったのですが、 先輩職員の日頃の対応をなんとなく思い出し、「飲みませんよ」と答えました。 • すると、Bさんの表情が曇り、再度尋ねてきたのですが、新人職員は同じよう に答えました。本人に「わかりましたか?」と聞くと本人は「わかった」と答 えました。 • しかし、その後も何度も同じことを尋ね、同じやりとりを繰り返すうちにBさ んはパニック状態となり、ガラスに頭突きをして割ってしまいました。 • 後から先輩職員に聞くと、「せんたさ」とは「センター祭」のことで、翌週に ある「秋まつり」の旧名称「福祉センター祭」のことでした。 • Bさんは普段はジュースを飲まないのですが、秋まつりでは屋台でジュースや 焼きそばなど好きなものを買って飲食することが恒例となっており、とても楽 しみにしていました。

(15)

演習① 各自(ワークシート1)

ガラスを割った

【本人の特性】

【環境・状況の影響】 ・秋まつりがある ・秋まつりでは屋台がある ・秋まつりについての対応が 決まっていなかった ・不慣れな職員の対応 ・秋まつりの時の本人の動き を知らなかった ・その場に相談できる人がい なかった ・口頭説明 相 互 に 作 用

(16)

演習① 本人の心の声

【本人の特性】

【本人の心の声】

(17)

演習① グループで考える(20分)

1.各自がワークシートに記入した「本人の特性」を発表

2.グループでまとめる

気づいたポイントもまとめる

司会者が進行

記録者は発表を見据えて記録

10分 10分

(18)

演習① 発表

発表者はグループ内での意見を取りまとめ

て前に出て発表

• グループ( )

• グループ( )

• グループ( )

• グループ( )

(19)

演習① まとめ

行動の背景を考える視点

• 行動には必ず何らかの理由(原因・目的)がある

• 表面上見えている情報がすべてではないことを理解す

る(笑っているから「嬉しい」、無表情だから「何も

感じていない」、わかったと言うから「理解してい

る」)

氷山モデル

• 特に行動障害を表す人の行動の背景を捉える考え方

• 表面上見えている行動の背景には「本人の特性」と

「環境要因」が相互に関連している

→障害の種類により、障害特性も異なる

(20)

休憩

• これから〇分間の休憩をとります

• 模造紙1枚、ふせん1組、マジックペン

2本を取りに来てください

• 演習②で使用する備品です

• 休憩が終わるまでに必ず取りに来てくだ

さい

(21)

演習②

(22)

各自 10分 • 事例「不登校になっ たミサキさん」を読 む • ミサキさんの行動の 背景にある「本人の 特性」と「環境・状 況」についてワーク シート2に記入 グループ 25分 • 付箋に記述 • グループ内で各自 発表し、付箋を模造 紙にはりつける • グループ内でまとめ る 発表 10分 • 1~2のグループが 前に出て発表

演習② 流れ(45分)

演習②:事例対象者の障害特性と影響を及ぼしている周

囲の環境について、個人・グループで検討し、

行動の背景を考えるポイントを学ぶ

「司会」「記録」「発表」を決める

(23)

演習② 「ミサキさんの事例」

• ミサキさんは特別支援学校中学部の卒業を控えた15歳の頃、急に学校

に通うことができなくなりました。

• 家では奇声をあげ続けたり、変形するほど自分の顔を叩いたり・・・。

• 自傷を放っておくわけにはいかず、家族は交代でミサキさんを抱きかか

えて過ごす毎日が続きました。睡眠のリズムも崩れ、昼夜逆転した生活

に家族は疲れ果てていました。

• 3歳の頃に中度の知的障害を伴う自閉スペクトラム症との診断を受けた

ミサキさんは、小さいころから強い感覚過敏がありました。人の大きな

声や歓声が苦手で、他の子どもが遊んでいる公園に連れて行くたびに泣

き叫んでいました。こだわりの強さも相当なもので、小さく点滅するネ

オンサインを見つけると動かなくなってしまうミサキさんを家に連れて

帰るのに、いつも大変苦労していたそうです。

• テキストの事例「不登校になったミサキさん」を読み、ミサキさんの障

害特性と環境要因について考えてみましょう。

(24)

ワークシート2

不登校になった

【本人の特性】 【環境・状況の影響】 相 互 に 作 用

(25)

演習②

【本人の特性】

【本人の心の声】

(26)

学校に行くことができなくなった(不登校)。 かんしゃくを起こす。 本人の障害特性 環境・状況の影響(環境要因) ●●●●● ●● ✕✕✕✕✕✕ ✕✕✕✕✕✕ △△△△△ △△△△

Step1 個人ワーク

Step2 各自が付箋を貼り付ける

(27)

・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・ ✕✕✕✕✕✕ ✕✕✕✕✕✕ ・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・ 学校に行くことができなくなった(不登校)。 かんしゃくを起こす。 本人の障害特性 環境・状況の影響(環境要因) ●●●●● ●● ✕✕✕✕✕✕ ✕✕✕✕✕✕ ●●●●● ●● ●●●●● ●● ✕✕✕✕✕✕ ✕✕✕✕✕✕ △△△△△ △△△△ ●●●●● ●● あああああああ ああああああ ああ △△△△△ △△△△ あああああああ ああああああ ああ ✕✕✕✕✕✕ ✕✕✕✕✕✕ ✕✕✕✕✕✕ ✕✕✕✕✕✕ あああああああ ああああああ ああ ・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・ △△△△△ △△△△ ・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・

Step3 貼り付けた付箋を整理し、まとめる

(28)

演習② グループで考える(25分)

1.記録者が氷山を模造紙に描く 2.各自で付箋に「本人の特性」と「環境要因」を簡潔に写す (付箋1枚につき内容1つ) 3.1人ずつ発表しながら模造紙の該当箇所に貼り付ける (同じ内容のものは同じ個所に貼り付ける) 4.付箋をグループ化する 5.グループでの意見をまとめ、報告の準備をする 5分 10分 5分 5分

感想も!

(29)

演習② 発表

司会と記録は模造紙を持ち、発表者は前に

出て、説明をする

• グループ( )

• グループ( )

• グループ( )

(30)

まとめ 行動の背景と捉え方

• 行動には必ず何らかの

理由(原因・目的)

ある

• 行動の背景には「本人の特性」と「環境要

因」があり、相互に作用し、表面上の行動と

して表れる

• 「氷山モデル」を使った行動の背景を捉える

考え方がある

• 「本人の特性」や「環境要因」などの行動の

背景を整理し、行動の理由を明らかにするこ

とが、

根拠

に基づいた適切な支援の第一歩

参照

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