「 「 「 「生物生物生物Ⅰ生物ⅠⅠⅠ」」」」学習指導案学習指導案学習指導案学習指導案 広島県立三原東高等学校 教諭 藤井 浩 本学習指導案 本学習指導案本学習指導案 本学習指導案ののののポイントポイントポイントポイント((((広島県教育委員会広島県教育委員会 指導第二課広島県教育委員会広島県教育委員会 指導第二課指導第二課指導第二課 指導主事指導主事指導主事 松島康浩指導主事 松島康浩松島康浩松島康浩)))) ・本授業は,植物の反応と調節について,探究の過程を重視しながら考察させるものです。 ・過去の研究の歴史をたどりながら考察させることによって,理解の定着を図っているところ が特徴的です。 ・カイワレダイコンの芽生え(重力屈性及び光屈性が見られるもの)を提示することで実感をも たせる工夫をしています。 1 実施日:平成24年2月22日(水) (3時間目:10時55分~11時45分(50分)) 2 学年・学級:2年4・5組(文系) 3 単元名:植物の反応と調節 4 単元について (1)単元観 本単元は,植物の発芽・成長・花芽形成等と環境との関係について探究の過程を重視して 扱うこととなっている。また,環境による制御には植物ホルモンの役割が重要であり,それ が解明されてきた過程についても丁寧に扱う内容となっている。 (2)生徒観 このクラスの生徒は,授業態度やノート・ワークシート等の提出は良く,学習状況につい ては問題がない。一方,基礎・基本の理解の定着が不十分であり,日々の授業を通していか に理解を深めさせていくかが課題である。 (3)指導観 植物が様々な仕組みを用いて環境への適応を図っていることについて,過去の研究の歴史 をたどりながら考察させたり,実際の植物を提示したりすることによって,基礎・基本の理 解の定着を図りたい。 5 単元(題材)の目標 植物は自ら移動できないため,周囲の環境からの影響を強く受ける。そのため,発芽・成長・ 花芽形成等において,様々な調節がなされており,その調節には複数の植物ホルモンが関与し ていることを理解させる。 6 単元の評価規準 関心・意欲・態度 思考・判断 技能・表現 知識・理解 環境と植物の反応に関す る事象に関心を持ち,意 欲的にそれらを探究す る。 植物の生育過程における 成長や花芽形成等の調節 の仕組みについて考察す る。 光屈性の研究を通して植物 ホルモンが発見された過程 をワークシートに表現す る。 植物の発芽・成長・花芽形 成等が環境によって制御 されることを知り,植物ホ ルモンの働きについて理 解する。
7 指導と評価の計画(全 4 時間) 評価 次 学習内容(時数) 関 考 表 知 評価規準 評価方法 1 成長の調節(2時間,本時1時間目) ○ ◎ ○ ○ 光屈性の研究から植物ホルモンの発見に至るまでの過程を 図を見比べて考察する。 ノート ワークシート 定期考査 2 花芽の形成(1時間) ◎ ○ ○ 花芽形成と葉の関係に関心を持ち探究する。 ノート ワークシート 定期考査 3 発芽の調節(1時間) ○ ○ ◎ 光や温度が発芽に影響することや,ジベレリンの発芽への関 わりを理解する。 ノート ワークシート 定期考査 8 本時の展開 (1)本時の目標 植物が重力や光に対して反応する意味について,実際の植物の観察を通して理解する。 光屈性の仕組みが解明された研究の過程を通して,光屈性の仕組みについて考察する。 (2)観点別評価規準 ・植物が重力や光に対して反応する意味を理解している。(知識・理解) ・光屈性の仕組みについて,成長運動の視点から考察している。(思考・判断) (3)準備物 教科書,ノート,ワークシート,掲示物,カイワレダイコンの芽生え(重力屈性及び光屈性 が見られるもの) (4)学習の展開 学習活動 指導上の留意事項 評価規準 評価方法 導 入 5 分 植物が光や重力に対して反応すること に気付く。 事前に用意したカイワレダイコンの重力屈性,光 屈性を示し,意外に速く 反応することを伝える。 展 開 Ⅰ 20 分 植物の反応には,屈性と傾性があるこ とを理解する。 屈性については,重力屈生と光屈性をそれぞれ根 と茎で示す。 その際,カイワレダイコ ンの芽生えを提示して理 解を深める。 傾性については,チュー リップの花の温度傾性を 具体例として示す。 植 物 が 重 力 や 光 に対して反応す る意味を理解し ている(知識・理 解) 展 開 Ⅱ 20 分 ワークシートに沿って,ダーウィン, ボイセン=イェンセンの実験内容と導 き出された結果から,光屈性の仕組 みを考察する。 茎の先端が光を受容する こと,光屈性は光が当た らない側の成長が速い結 果であることを強調す る。 光 屈 性 の 仕 組 み について,成長運 動の視点から考 察している(思 考・判断) ワークシート 行動観察 終 結 5 分 ウェントの実験を通して植物ホルモン (オーキシン)の存在が明らかになっ たことを理解する。 次時の予告 (オーキシンの特性) ワークシート