• 検索結果がありません。

研究要旨:

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "研究要旨:"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

− 99 −

厚生労働科学研究費補助金(難治性疾患等政策研究事業(難治性疾患政策研究事業))

分担研究報告書

先天性骨髄不全症の登録システムの構築と診断ガイドラインの作成に関する研究 DBAの遺伝子診断

研究分担者  剣持直哉(宮崎大学フロンティア科学実験総合センター  教授)

研究要旨:DBA患者のエクソーム解析により、これまでに13種類のリボソームタンパク 質遺伝子に変異が同定された。しかし、約半数の患者ではいまだに原因遺伝子は明らかに なっていない。本研究では、リボソームタンパク質遺伝子のDNA配列等の情報を収集し、

データベースとして整備した。本データベースを活用することで、より正確なDBAの遺伝 子診断が期待できる。

A.研究目的

DBAの原因遺伝子として、これまでに13種類の リボソームタンパク質(RP)遺伝子およびGATA1 遺伝子が同定されている。しかし、半分近くの患者 で遺伝子の変異は同定されていない。リボソームタ ンパク質は約 80 種類もあり、他のリボソームタン パク質遺伝子が原因遺伝子である可能性も高い。そ こで、本研究ではリボソームタンパク質遺伝子の配 列情報を整備することで、正確なDNA診断の基盤 とすることを目的とする。

B.研究方法

公共のデータベースよりヒトリボソームタンパ ク質遺伝子のゲノム配列、cDNA配列、アミノ酸配 列、染色体マップなどの情報を収集し、整理する。

また、その他の生物のリボソームタンパク質遺伝子 の情報も収集し、比較解析を可能とする。得られた 情報をデータベースとして整備し、これを共有する。

C.研究結果

ヒトおよび他種生物のリボソームタンパク質遺 伝子のゲノム配列、cDNA配列、アミノ酸配列、染 色体マップなどの情報を収集しデータベースとし て整備した。

*リボソームタンパク質遺伝子データベース

(RPG: http://ribosome.med.miyazaki-u.ac.jp/)

D.考察

リボソームタンパク質は多数の偽遺伝子を有し ており、種類も多いことから、遺伝情報の利用に際 して特段の注意が必要である。本データベース

(RPG)を活用することで、より正確なDBAの遺 伝子診断が期待される。また、他種生物との遺伝子 配列の比較により、重要な機能ドメインの推定も可 能となり、疾患発症との関連を明らかにする手がか りになる。

E.結論

リボソームタンパク質遺伝子の配列情報を収集 し、データベースとして整備した。本データベース はDBAの正確な診断に資するものと思われる。

F.研究発表 1. 論文発表

1) Wang R, Yoshida K, Toki T, Sawada T, Uechi T, Okuno Y, Sato-Otsubo A, Kudo K, Kamimaki I, Kanezaki R, Shiraishi Y, Chiba K, Tanaka H, Terui K, Sato T, Iribe Y, Ohga

(2)

− 100 − S, Kuramitsu M, Hamaguchi I, Ohara A,

Hara J, Goi K, Matsubara K, Koike K, Ishiguro A, Okamoto Y, Watanabe K, Kanno H, Kojima S, Miyano S, Kenmochi N, Ogawa S, Ito E. Loss of function mutations in RPL27 and RPS27 identified by whole- exome sequencing in Diamond-Blackfan Anemia. Br J Haematol. 2015;168(6):854- 864.

2) Yadav VG, Chakraborty A, Uechi T, Kenmochi N. Ribosomal protein deficiency causes Tp53-independent erythropoiesis failure in zebrafish. Int J Biochem Cell Biol.

2014;49:1-7.

2. 学会発表

1) Uechi T, Nakajima Y, Yadav G, Yoshihama M, Suzuki Y, Sugano S, Kenmochi N.

Studying the molecular pathogenesis of Diamond-Blackfan anemia using zebrafish as a model system. The 14th Conference on Translational Control(2014. 9,Cold Spring Harbor, NY, USA).

2) Yoshihama M, Nakao A, Kamada S, Kenmochi N. RPG and snOPY: Databases for ribosomal protein genes and small nucleolar RNA genes. The 19th Annual Meeting of the RNA Society(2014. 6,Quebec City, Canada).

3) Uechi T, Nakajima Y, Yadav G, Suzuki Y, Sugano S, Kenmochi N. Ribosome dysfunction and erythroid failure: Analyzing the zebrafish model of Diamond-Blackfan anemia. The 19th Annual Meeting of the RNA Society(2014. 6,Quebec City, Canada).

G.知的財産権の出願・登録状況       なし

 

参照

関連したドキュメント

[r]

その産生はアルドステロン合成酵素(酵素遺伝 子CYP11B2)により調節されている.CYP11B2

 ヒト interleukin 6 (IL-6) 遺伝子のプロモーター領域に 結合する因子として同定されたNF-IL6 (nuclear factor for IL-6 expression) がC/EBP β である.C/EBP

• 家族性が強いものの原因は単一遺伝子ではなく、様々な先天的要 因によってもたらされる脳機能発達の遅れや偏りである。.. Epilepsy and autism.2016) (Anukirthiga et

今日のお話の本題, 「マウスの遺伝子を操作する」です。まず,外から遺伝子を入れると

第四章では、APNP による OATP2B1 発現抑制における、高分子の関与を示す事を目 的とした。APNP による OATP2B1 発現抑制は OATP2B1 遺伝子の 3’UTR

[Publications] Taniguchi, K., Yonemura, Y., Nojima, N., Hirono, Y., Fushida, S., Fujimura, T., Miwa, K., Endo, Y., Yamamoto, H., Watanabe, H.: "The relation between the

マーカーによる遺伝子型の矛盾については、プライマーによる特定遺伝子型の選択によって説明す