大阪市中央公会堂開館 100 周年記念事業企画運営業務委託仕様書
１ 案件名称 大阪市中央公会堂開館 100 周年記念事業企画運営業務委託 ２ 事業目的 大阪市中央公会堂は 1918 年（大正７年）に完成し、2018 年 11 月 17 日で開館 100 周年を迎 えるため、100 周年の節目の年を、大阪市中央公会堂を市民の財産として将来に継承していく ための重要な契機と位置づけることとなった。本業務は、大阪市中央公会堂を身近な「生きた 重要文化財」として、より市民の愛着を高めるとともに中之島エリアの魅力向上につながるよ うな各種記念事業を企画・実施するものである。 ３ 履行期間 契約締結日から平成 31 年３月 29 日まで ４ 履行場所 大阪市内 ５ 実施条件 （１）実施時期・会場 大阪市中央公会堂の使用可能な部屋と時間帯は別紙「大阪市中央公会堂予約一覧」のと おりとし、見積には本市が指定する施設使用料をあらかじめ盛り込むものとする。ただし、 施設使用料には音響・照明器具等の付帯設備使用料・操作人件費は含まないため、業務ご との条件にしたがって別途計上すること。 （２）事業内容 ① 効果的な広報・ＰＲの実施 大阪市中央公会堂開館 100 周年をきっかけとして、その歴史や魅力が広く全国に伝わるよ うな周知・ＰＲを実施すること。施設の利用促進ひいては中之島エリア全体の集客につながる ような効果的な広報媒体・広告媒体などを検討し、提案すること。このほか、相乗効果が期 待できる出版物・イベント・事業については積極的に連携・協力体制をとること。 （例：通年配付を想定した記念事業全般にかかるポスター・リーフレットの作成 テレビや雑誌等のマスメディア活用や公共スペースでの広告掲出） 併せて、③以降に示す委託業務を基本とし、発注者が指定する大阪市関連イベントへの参加 者を募集するポスター・チラシなどの広報媒体を作成し、効果的なタイミングで発送・掲出す ること。なお、媒体作成にあたっては、大阪市が定めた 100 周年記念ロゴを活用すること。 http://www.city.osaka.lg.jp/keizaisenryaku/page/0000412253.html ② 大阪市中央公会堂 100 年の歩みを記録した映像の作成 開館から 100 周年事業までの歩みを編集した動画映像(５分間)を作成し、今後、大阪市およ び大阪市中央公会堂指定管理者ホームページ上に公開できるような容量・設定として適切な 別紙１媒体（ＣＤ-Ｒ等）にて３部納品すること。大阪市が所有する画像等についても協議のうえ使 用可能とする。なお、作成した映像の著作権及び所有権は大阪市に帰属するものとする。 ③ 各種記念イベントの実施 大阪市中央公会堂開館 100 周年をテーマにした次のイベントを実施する。各イベントの 開催日時については別紙「大阪市中央公会堂予約一覧」を参照のうえ、詳細の条件は以 下のとおりとする。 ア 大阪市中央公会堂をテーマとした絵画展および表彰式 行 事 名：「大阪市中央公会堂・中之島を描こう展」 開 催 日：平成 30 年９月 27 日（木）～10 月２日（火） ※設営は、26 日（水）午前中までに完了し、撤去については、２日 （火）16 時（予定）から実施すること。 開 催 時 間：１日あたり５時間以上 会 場：大阪市中央公会堂特別室 内 容：発注者と協議の上、絵画展周知のためのポスター1,500 部・チラシ 3,000 部 を作成し、効果的なタイミングで発送・掲出すること。 絵画展（250 作品程度）にかかる有孔展示パネル（50 枚程度）および展示 に必要な照明などの附属物を手配し、その設営・撤去業務を実施する。ま た、学生と市民から寄せられる出展作品のうち５点程度について、９月 29 日（土）に表彰式を開催する予定のため、進行にかかる必要な体制と設備 を整えること。なお、掲出する絵画及び表彰作品の選定並びに付随する謝 金及び掲出にかかる経費及び開催期間中の受付対応や警備のための人件 費は別に負担するため本委託業務の見積には含まない。 イ 記念講演会・コンサート・特別公開 日 時：平成 30 年 11 月 16 日（金）～18 日（日） 会 場：大阪市中央公会堂大集会室 内 容：開館 100 周年に相応しい祝祭幕開けの雰囲気と大阪市中央公会堂の歴史 や魅力に触れることができるよう、講演会およびガイド付きコンサートを 実施する。 ■記念講演会は、16 日に実施し、本市が指定する有識者の講演会（２時間程度） 及び本市が指定するデモンストレーション（35 分程度）を盛り込むこととす る。なお、デモンストレーションにかかる出演者の選定並びに付随する謝金 は別に負担するため、本業務の見積には含まない。 ■コンサートについては、17 日および 18 日に実施するが、出演者の選定並び に付随する謝金および付帯設備使用料・運営にかかる委託経費は別に負担す るため、本委託業務の見積には含まない。 ■期間中、普段は貸室利用者以外には公開されていない施設を自由に見学でき る機会として各集会室・特別室を開放するため、発注者及び施設管理者と協 議のうえ、必要な施設案内や適切な警備体制などを整えること。また、単な る施設開放のみならず、発注者及び指定管理者と協議のうえ、施設の魅力な
どが伝わる企画を盛り込むこと（例：来歴や見どころに関する資料を配布す る、スタンプラリーほか）。 ※但し、大集会室で上記③の催事が設定されている日程・時間帯は除く。 また、中集会室では期間中特別に学生による展示品が展示されているため、 業務履行中は導線等に配慮すること。 ウ 参加費 無料。但し、コンサートは有料とするが、チケット販売にかかる経費は別に負担するため 本委託業務の見積には含めない。イのうち記念講演会は事前申込制度を取ること。 （３）事業経費 本委託業務の見積に含めるものは、原則次の表に従うものとする。 ※本委託業務の見積に含めるもの＝〇 含めないもの＝× 日程 催事 内容 積算※ － 全般 中央公会堂使用料（全日程） 〇 9/26 ～ 10/2 絵 画 展 ・ 表 彰 式 展示パネル・照明器具等付帯設備使用料 〇 展示パネル・照明器具等付帯設備搬出入経費 〇 絵画の選定・掲出にかかる経費 × 開催期間中来場者受付・警備人件費 × 図録の作成経費 × 表彰式進行管理・表彰状作成経費 〇 11/16 記 念 講 演 会 音響・照明器具等付帯設備使用料・操作人件費 〇 音響・照明器具等付帯設備搬出入経費 〇 企画・運営・進行管理人件費 〇 有識者・司会などの出演費 〇 デモンストレーションの出演費 × 当日プログラム作成経費 〇 観覧申込・当日来場者受付・警備人件費 〇 11/17・ 18 コ ン サ ー ト 音響・照明器具等付帯設備使用料・操作人件費 × 音響・照明器具等付帯設備搬出入経費 × 企画・運営・進行管理人件費 × 出演費 × 当日プログラム作成経費 × 観覧申込・チケット販売・当日来場者受付・警備人件費 × 11/16～ 18 特 別 公 開 全館の自由見学にかかる企画・運営・進行管理人件費 〇 全館の自由見学にかかる警備・案内業務 〇 全館の自由見学にかかる資料作成・配付業務 〇 来場者のアンケート作成および集計 〇 － 全般 広報全般 〇 － 全般 映像作成 〇
６ 業務内容 （１）企画業務 ①イベント内容にかかる企画立案、制作に関すること ②出演交渉、出演契約に関すること ③出演者(団体)にかかるプロフィール、写真等の収集に関すること ④出演者との連絡調整に関すること ⑤イベントに必要な機材、備品、物品等の調達に関すること （２）運営業務 ①イベント内容等の問い合わせに関すること ②受付案内に関すること ③イベントの進行管理（司会等含む）に関すること ④当日プログラム等配布物の配布に関すること （３）会場関係 ①会場の確保及び会場使用にかかる契約、料金支払いに関すること ②舞台及び客席等の設営・撤去に関すること ③音響・照明に関すること ④会場配置図の作成に関すること ⑤関係諸官庁への届出書類の作成・提出に関すること （４）広報業務 ①ポスター・チラシの作成及び配布に関すること ※発注者は、区役所 24 箇所及び図書館 24 箇所への広報物の発送（各施設チラシ 30 部、 ポスター１部まで）について、協力することが可能である。 ②プログラムの作成に関すること ③その他上記５実施条件を達成するための集客に資する広報の実施に関すること （５）管理運営 ①事業参加者の事故、実施会場や備品等の破損に対応できる損害保険の加入に関すること ②イベントの記録に関すること（写真・映像等の媒体は問わない。） ③著作権使用料に関すること ④会場の警備・安全確保に関すること （６）進捗管理 ①実施状況、広報に関する状況、観客動員数等の報告に関すること ②印刷物の掲出に関すること （７）その他 ①主催者及び会場との連絡調整に関すること ②アンケートの作成及び集計に関すること ③本業務実施に伴い必要な提出書類の作成・提出に関すること ④その他本業務の遂行に必要な事務・作業に関すること
７ 業務報告 業務完了時は、業務完了通知書とともに業務報告書（Ａ４版）を２部提出すること。 ※業務報告書は、実施日時・場所・参加者数・出演者・演目をはじめとした実施概要、収支計 算書、当日配布資料、記録（写真）を含めて作成すること。 ８ その他 （１）この仕様書に定めのない事項については、必要に応じて協議して定めるものとする。ただし、 軽微なものについては発注者の指示に従うものとする。 （２）本業務にかかる協議、打合せ等の必要経費はすべて受注者の負担とする。 （３）本業務の遂行にあたっては、発注者と連絡調整を密に行い、円滑に業務を遂行すること。 （４）事業の企画や実施に関する経費について、仕様書に記載する本市負担経費以外は、すべて契 約金額に含まれるものとする。 （５）守秘義務として、本業務にあたり業務上知り得た内容を第三者に漏らしてはならない。契約 期間満了後及び契約解除後においても同様とする。 （６）本業務の履行に際して受注者が知りえた個人情報の取り扱いについては、個人情報に関する 特記仕様書に従うこと。 (７) 受注者は、本業務が本市の事務又は事業を実施する事業者であることから、障害を理由とす る差別の解消の推進に関する法律（平成 25 年法律第 65 号）に基づき大阪市が定めた「大阪市 における障がいを理由とする差別の解消の推進に関する対応要領」を踏まえ、過重な負担が生 じない範囲で、障がいのある人が障がいのない人と同等の機会が確保できるよう環境への配 慮に努めるとともに、障がいのある人の権利利益を侵害することとならないよう、個々の場面 において必要とする社会的障壁の除去について、合理的な配慮の提供に努めなければならな い。
時間帯 午前 9：30～12：00 午後 13：00～17：00 夜間 18：00～21：30 ※午前＋午後＋夜間など連続して予約している日は、連続使用が可能。 絵画展 9月26日～10月2日 11/16 11/17 11/18 金曜日 土曜日 日曜日 大集会室 午前 － × 午後 － （講演会開催時間外であれば、利用可能） × （コンサート開催時間外であれ ば、利用可能） 夜間 － （講演会開催時間外であれば、利用可能） × （コンサート開催時間外であれ ば、利用可能） 中集会室 午前 － 午後 － 夜間 － 小集会室 午前 － 午後 － 夜間 － 特別室 午前 午後 夜間 控室1 午前 － × × 午後 － × × 夜間 － × × 控室2 午前 － × × 午後 － × × 夜間 － × × 第9会議室 午前 － × × × 午後 － × × × 夜間 － × × × 第5会議室 午前 － × × 午後 － × × 夜間 － × × 大会議室 午前 － 午後 － 夜間 － 第1,2,3,4会議室 午前 － × × 午後 － × × 夜間 － × × 第6,7,8会議室 午前 － × × 午後 － × × 夜間 － × × 3階 3階 地下1階 427㎡ 地下1階 31㎡～45㎡ 2階 第6,8会議室：38.2㎡ 第7会議室：26.6㎡ 3階 1階 19.1㎡ 1階 23.8㎡ 3階、中集会室入り口 横 26.4㎡ 1階、大集会室入り口 横 37.8㎡ 用途
大阪市中央公会堂予約一覧
時間区分 1～2階 1階定員：810名 2階定員：351名 ※集会室・特別室のうち特別公開にて開放不可の時間帯は× ※会議室等は特別公開の対象とはしない。×の記載ないものはイベント等の控室等に利用可能 記念講演会・コンサート・特別公開 備 考 ※9月26日～10月2日については特別室のみ予約済 室名 別紙公正な業務執行に関する特記仕様書 （職員等の公正な職務の執行の確保に関する条例の遵守） 第１条 受注者および受注者の役職員は、本契約の履行に際しては、「職員等の公正な職務 の執行の確保に関する条例」（平成 18 年大阪市条例第 16 号）（以下「コンプライアンス 条例」という。）第５条に規定する責務を果たさなければならない。 （公益通報等の報告） 第２条 受注者は、本契約について、コンプライアンス条例第２条第１項に規定する公益 通報を受けたときは、速やかに、公益通報の内容を発注者（大阪市経済戦略局総務部総 務課）へ書面で報告しなければならない。 ２ 受注者は、公益通報をした者又は公益通報に係る通報対象事実に係る調査に協力した 者から、コンプライアンス条例第 12 条第１項に規定する申出を受けたときは、直ちに、 当該申出の内容を発注者（大阪市経済戦略局総務部総務課）へ書面で報告しなければな らない。 （調査の協力） 第３条 受注者及び受注者の役職員は、発注者又は大阪市公正職務審査委員会がコンプラ イアンス条例に基づき行う調査に協力しなければならない。 （公益通報に係る情報の取扱い） 第４条 受注者の役職員又は受注者の役職員であった者は、正当な理由なく公益通報に係 る事務の処理に関して知り得た秘密を漏らしてはならない。 （発注者の解除権） 第５条 発注者は、受注者が、コンプライアンス条例の規定に基づく調査に正当な理由な く協力しないとき又はコンプライアンス条例の規定に基づく勧告に正当な理由なく従わ ないときは、本契約（協定）を解除することができる。
