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ニュースフラッシュ 1 金属資源情報平成 26 年 11 月 12 日 Vol.21 No.44 ニュース フラッシュ 独立行政法人石油天然ガス 金属鉱物資源機構調査部 ニュース フラッシュは インターネットでも御覧になれます 記事検索も行えます ブラジル :Vale N4WS 鉄鉱石露天採掘拡張プ

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金属資源情報

平成 26 年 11 月 12 日 Vol.21 No.44

ニュース・フラッシュ

独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構 調査部 ニュース・フラッシュは、インターネットでも御覧になれます。記事検索も行えます。

http://mric.jogmec.go.jp/

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― [中南米]  チリ:大統領、27 項目からなる投資促進のための政 策を発表

 チリ:Coro Mining 社、Llancauhe 銅プロジェクトの

権益譲渡に関するオプション契約を締結

 チリ:Goldcorp 社、El Morro 金-銅プロジェクトの

環境影響評価書を取り下げ

 ブラジル:Vale、N4WS 鉄鉱石露天採掘拡張プロジェ

クトの操業ライセンスを取得

 ペルー:Milpo 社、El Porvenir 亜鉛鉱山と Atacocha

亜鉛鉱山を統合

 ペルー:政府、鉱業投資促進政策を準備  ペルー:2014 年 9 月の鉱産物輸出額

 コロンビア:AngloGold Ashanti 社、Nuevo Chaquiro

銅・金鉱床の資源量を公表

 グアテマラ:憲法裁判所、Los Chocoyos 金プロジェ

クト開発中止の判決を下す

 グアテマラ:加 Tahoe Resources 社、Escobal 多金

属鉱山の最新資源量を公表  メキシコ:野党上院議員、持続可能な鉱業のために 新法を議会へ提出  メキシコ:Michoacán 州における鉱業活動一時停止 等により数百万 US$の損失を計上  メキシコ:メキシコ鉱業、合併・買収(M&A)が進展  メキシコ:Michoacán 州議会議員、ポテンシャルを 有す同州鉱業の促進を示唆  メキシコ:El Boleo 多金属プロジェクト、操業開始 が近づく [北米]  米:FMC 社、リチウム価格を 12 月から 10%値上げ  加:Antofagasta 社、Duluth Metals 社を買収へ  加:QC 州先住民、ウラン探鉱・開発モラトリアムに レアアースの追加を要望  加:BC 州鉱山大臣、アラスカを訪問、鉱山業に対す る信頼の回復が課題  加:QC 州の鉄鉱石・バナジウムプロジェクトが連邦 政府の環境許認可を取得  加:IOC 社の鉄鉱石運搬列車が脱線 [欧州・CIS]

 英国:米 Intercontinental Exchange 系列の IBA 社が

今後新たな金価格を提供へ  英国:LME、倉庫改正ルールに関するコンサルテーショ ンを開始  ロシア:Norilsk Nickel、2014 年 1~9 月期の生産実績 を公表  ロシア:Norilsk Nickel、Bystrinsky 採鉱選鉱コンビ ナート用送電線建設へ  カザフスタン:Kazakhmys グループ、2014 年の銅生産 は28 万 5,000~29 万 5,000tを予定 [アフリカ]  ナミビア: Tschudi 銅鉱山、2015 年 Q1 に SX-EW 生産 開始、資金調達でも英投資会社と合意へ  ザンビア:ロイヤルティ率の引き上げに鉱業界が懸念 を表明、引き上げ実施は不透明  DR コンゴ:中国紫金鉱業集団、Kolwezi 銅プロジェク ト保有企業の 51%株式を取得へ [オセアニア]  豪:2014 年 9 月の貿易収支は 22 億 A$の赤字、鉄鉱石 輸出額は 17.5%増加  豪: Auctus Minerals 社、休眠中の探査案件を狙った 買収を計画  PNG:Nautilus 社、海底鉱山操業のために浮動式作 業船をチャーター ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

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チリ:大統領、27 項目からなる投資促進のための政策を発表 メディア報道によると、2014 年 11 月 3 日、Bachelet 大統領は、経済関係閣僚委員会による 2 カ 月間の審議を経て作成された提案に基づく投資促進政策を発表した。 27 項目で構成される投資促進政策は、民間投資の妨げとなっている障壁を取り除くことや、民間 セクターからの行政に対する信頼を回復することを目的としており、鉱業法の改正、閉山法改正法 の早期成立、鉱業法第 21 条の規定に準拠しない者への制裁に関する SERNAGEOMIN(チリ地質鉱山局) の権限拡大といった鉱業セクターに直接関連する項目があるほか、環境影響評価システムの規制変 更、大型廃滓ダム施設建設に関する規制の整備、水資源局の体制強化等の項目が含まれる。 鉱業法の改正に関しては、鉱業活動が行われていない鉱区の累進課税と鉱業権の有効期限の設定 の2項目があるが、国会への法案提出等のスケジュールについての具体的な計画は明らかにされて いない。 (2014.11.04 サンティアゴ 山本邦仁)

チリ:Coro Mining 社、Llancauhe 銅プロジェクトの権益譲渡に関するオプション契約を締結 2014 年 11 月 6 日付け Coro Mining 社(カナダ、以下、Coro 社)ニュースリリースによると、同社 は、Industrias Peñoles SAB de CV(メキシコ)のチリ法人である Minera Peñoles de Chile 社(以 下、Peñoles 社)との間で、Coro 社が保有する Llancauhe 銅プロジェクト (第 VII 州)の権益譲渡に 関するオプション契約を締結した。オプション契約では、Peñoles 社が 5 年間で段階的に総額 6 百 万 US$を Coro 社に支払うことで、Peñoles 社が Llancauhe 銅プロジェクトの権益 70%を取得できる としている。同プロジェクトにおいては、Coro 社が 2009 年に実施したボーリング調査により、掘 進区間 100m 間で 1.37%の平均銅品位が把握されている。

(2014.11.07 サンティアゴ 山本邦仁)

チリ:Goldcorp 社、El Morro 金-銅プロジェクトの環境影響評価書を取り下げ

Goldcorp 社(カナダ)は、2014 年 11 月 7 日付けニュースリリースで、El Morro 金-銅プロジェク トの環境影響評価書(EIS)を取り下げたことを発表した。これは、2013 年 10 月に再取得した環境認 可(RCA)に関する 2014 年 10 月 7 日の最高裁判所の判決結果を受けたもの。リリースでは、同社は、 開発判断基準に適合する新たな開発計画が策定可能かどうかの検討に着手したとしている。プロジ ェクト再開となったとしても、建設開始に少なくとも 3 年、操業開始に 5 年かかることが予想され る。 El Morro金-銅プロジェクトに係る環境認可は、2012 年 4 月に最高裁判所の裁定により一時取り 消しとされたが、環境影響評価中の先住民との協議部分が修正されたとして、2013 年 10 月に第Ⅲ 州環境評価委員会により環境認可の再承認がなされた。その後、同年 11 月に先住民・農業団体グ ループが、環境影響評価時に環境評価局が先住民との協議を怠っていたとして環境認可の無効を求 める差し止め訴訟を起こしたが、2014 年 4 月、Copiapó 上訴裁判所はこれを棄却。棄却を不服とす る先住民グループは、同年 5 月、最高裁判所へ上訴。最高裁判所は、同年 10 月 7 日、先住民グル ープの訴えを認める判決を下し、今後、プロジェクトを進めるためには、ILO 第 169 号条約に則っ た先住民グループとの協議が必要であるとしていた。 (2014.11.10 サンティアゴ 山本邦仁)

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ブラジル:Vale、N4WS 鉄鉱石露天採掘拡張プロジェクトの操業ライセンスを取得

メディア報道による、Vale は Carajás 地域(Pará 州)の N4WS 鉄鉱石露天採掘拡張プロジェクトの 操業ライセンスを、IBAMA(Instituto Brasileiro do Meio Ambiente e dos Recursos Naturais Renováveis、ブラジル環境・再生可能天然資源院)から取得した。今後、植生抑圧および鉱山開発 に関する承認を得る必要があるが、今回の操業ライセンス取得は、Carajás 地域における 2015-2016 年の生産活動を後押しする材料となる。

(2014.11.07 サンティアゴ 山本邦仁)

ペルー:Milpo 社、El Porvenir 亜鉛鉱山と Atacocha 亜鉛鉱山を統合

2014 年 11 月 7 日付け地元紙によると、Milpo 社(本社:ペルー)は、中央アンデスにおける 鉱山操業のコスト削減と効率化を目的に、2015 年に El Porvenir 亜鉛鉱山と Atacocha 亜鉛鉱 山(いずれも Pasco 州)を統合することを発表した。両鉱山は地下トンネルでつなげられ、El Porvenir 亜鉛鉱山は操業の深度を 1,600mまで下げる一方で、Atacocha 亜鉛鉱山においても深 度を下げることが計画されている。また、両鉱山は廃さい堆積場を共有する計画となっている。

一方、同社は Cerro Lindo 銅・亜鉛鉱山(Ica 州)においても、1 日の粗鉱生産量を 15,000t から 18,000tに増やす拡張工事を実施中である。 (2014.11.10 リマ 岨中真洋) ペルー:政府、鉱業投資促進政策を準備 2014 年 11 月 6 日の国税庁発表によると、エネルギー鉱山省の Shinno 鉱山次官は、訪問先の 中国において、鉱業投資の促進を目的として、鉱業関連の行政手続きの簡素化等をはじめとす る一連の政策提案を発表することを明らかにした。 一方、Shinno 次官は、2014 年のペルーの銅生産量は 1.4 百万tとなり、当初見込みの 1.5 百万tを下回るとの見解を示したほか、2015 年の銅生産量の見通しを、1.95 百万tから 1.8 百万tに下方修正した。

Shinno 次官は、中国において Minmetals 社と会見し、Las Bambas 銅プロジェクト建設の進 捗状況に関して会談したほか、CHINALCO とは Toromocho 銅プロジェクト拡張計画に関して、さ らに Shougang 社とは Marcona鉄鉱山拡張計画について意見交換を行った。 (2014.11.10 リマ 岨中真洋) ペルー:2014 年 9 月の鉱産物輸出額 国税庁によると、2014 年 9 月の鉱産物輸出額は対前年比で 20.1%減少し、15 億 4,900 万 US$で あった。内訳は、銅が 17.7%の減(7 億 5,900 万 US$)、金が 19.7%の減(4 億 7,900 万 US$)、 鉛が 52.2%の減(9,800 万 US$)、鉄鉱石が 29.2%の減(4,200 万 US$)等となっている。 一方、亜鉛は 34.7%の増(1 億 700 万 US$)、錫は 1,382.3%(2,200 万 US$)の増加となった。 なお、2014 年 1~9 月の鉱産物輸出額累計は、2013 年と比べ 19.9%減となる 138 億 9,200 万 US$であった。 (単位:百万 US$) 鉱種 9 月 1~9 月 2013 年 2014 年 増減 2013 年 2014 年 増減 銅 921 759 -17.7% 7,227 6,485 -10.3%

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金 596 479 -19.7% 6,299 3,942 -37.4% 亜鉛 80 107 34.7% 1,071 1,063 -0.7% 銀 43 14 -67.3% 353 283 -19.8% 鉛 206 98 -52.2% 1,339 1,096 -18.2% 鉄鉱石 60 42 -29.2% 628 529 -15.7% 錫 1 22 1,382.3% 169 214 26.2% その他 31 27 -12.9% 252 280 11.1% 鉱産物合計 1,938 1,549 -20.1% 17,339 13,892 -19.9% 輸出額総計 3,585 3,063 -14.5% 31,209 28,056 -10.1% (2014.11.10 リマ 岨中真洋)

コロンビア:AngloGold Ashanti 社、Nuevo Chaquiro 銅・金鉱床の資源量を公表

2014 年 11 月 4 日付け業界紙によると、AngloGold Ashanti 社(本社:南ア)は、コロンビア のQuebradona 銅・金プロジェクト内に位置する Nuevo Chaquiro 鉱床(Antioquia 県)の資源量 を初めて公表した。

Nuevo Chaquiro 鉱床の初期推定鉱物資源量は 604 百万tで、品位は、銅 0.65 %、金 0.32g/t、 銀 4.38g/t、モリブデン 116ppm で、金属量は、銅 3.95 百万t、金 6.13 百万 oz、銀 85.2 百万 oz、モリブデン 7 万tである。

同社によると、本鉱床は「坑内採掘で現実的な可能性」を有している。

Quebradona 銅・金プロジェクトは Medillin の南東 60km の Antioquia 県 Cauca Medio 地域に 位置する。プロジェクトは AngloGold Ashanti 社(88.5%)と B2 Gold 社(本社:カナダ)(11.5%) の合弁事業である。

(2014.11.10 リマ 岨中真洋)

グアテマラ:憲法裁判所、Los Chocoyos 金プロジェクト開発中止の判決を下す

2014 年 11 月 6 日付け業界紙等によると、先住民が組織するマヤ評議会がグアテマラ憲法裁 判所に対し、加 Goldcorp 社(本社:バンクーバー)の子会社 Entre Mares de Guatemala 社がグ アテマラに保有する Los Chocoyos 金プロジェクトの開発中止を訴えていたところ、同裁判所 は本プロジェクトの開発を認めない旨の判決を下した。 同評議会によると、自治体が先住民コミュニティとの協議を尊重しなかったことにより、本 プロジェクトが拒絶された。 (2014. 11. 10 メキシコ 縄田俊之)

グアテマラ:加 Tahoe Resources 社、Escobal 多金属鉱山の最新資源量を公表

2014 年 11 月 5 日付け業界紙等によると、加 Tahoe Resources 社(本社:バンクーバー)は、 グアテマラに保有する Escobal 多金属鉱山の最新資源量を公表した。 同社によると、2012 年 1 月に公表した銀の精測・概測資源量に比べ 18%増加の 13.5 千 t(銀 平均品位 346g/t)で、予測資源量は 290t(銀平均品位 224g/t)である。また、確認・推定埋蔵量 は 31.4 百万 t(銀平均品位 347g/t)である。 なお、同鉱山は、銀生産量が 594t/年、鉱山寿命が 10 年と見込まれている。 (2014. 11. 10 メキシコ 縄田俊之)

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メキシコ:野党上院議員、持続可能な鉱業のために新法を議会へ提出

2014 年 11 月 5 日付け業界紙等によると、民主革命党(PRD)の Dolores Padierna Luna 上院議 員は、2013 年におけるメキシコ GDP の 4.9%を占める鉱業に関し、その活動を規制することに より鉱業を持続可能なものとするために新たな鉱業法を制定する法案を議会へ提出した。 同議員によると、Grupo México 社の子会社 Southern Copper 社が Sonora 州で操業している Buenavista 銅鉱山において、8 月に発生した銅浸出液流出事故を踏まえ、近隣河川の汚染災害 による環境へのダメージが生じた場合の規制を目的とした法律を整備することにより、鉱業の 持続可能な発展が期待でき、環境保護を尊重する企業を育成することに繋がる。現在メキシコ 全土の約 56%が鉱業コンセッションで認められており、現政権の任期終了の 2018 年までには これが 70%に達する見通しである。また、2013 年において鉱業部門では、直接雇用者数 332,501 人、間接雇用者数 1,650 千人の雇用を維持したが、労働条件は非人道的なものとなっている。 一方、近年メキシコ鉱業は、銀生産量で世界 1 位を占め、16 鉱種の各生産量で世界 10 位以 内の生産量を誇り、2013 年における鉱業投資額は 6,576 百万 US$、鉱業探鉱額はラテンアメリ カで 1位、世界では 4 位となっており、鉱業部門における外貨獲得額は 18,356 百万 US$となっ ている。こうした状況において、現在の鉱業コンセッションは透明性に欠いていることから、 鉱業を所管する経済省は当該情報を明確化することが求められる。 (2014. 11. 10 メキシコ 縄田俊之) メキシコ:Michoacán 州における鉱業活動一時停止等により数百万 US$の損失を計上

2014 年 11 月 6 日付け業界紙等によると、メキシコ鉄鉱石大手の New World Mining 社は、 Michoacán 州における鉱業活動の一時停止等により、数百万 US$単位の損失が計上された旨を 明らかにした。 同 氏 に よ る と 、合 法 的 に 鉱 業 コ ン セ ッ シ ョ ン を 取 得 し 採 掘 を 実 施 し て も 、 同 州 Lázaro Cárdenas 港への鉱石運搬において、犯罪組織による鉱石強奪を防ぐための治安対策により、同 州の鉱業企業 12 社は鉱業活動が不安定になっている。また、本年 3 月から連邦当局が麻薬カ ルテル撲滅のために実施している、同港保税区画等の安全対策による使用制限により、鉱業関 連企業の活動が一時停止に追い込まれる等の被害が発生したため、これら鉱業企業は数百万 US$単位の損失を被った。 (2014. 11. 10 メキシコ 縄田俊之) メキシコ:メキシコ鉱業、合併・買収(M&A)が進展 2014 年 11 月 4 日付け業界紙等によると、メキシコ鉱業は、最近数か月において貴金属分野 での M&A が動き出している。特に 10 月には、9 か月ぶりに 2 つの重要な M&A が行われた。 1 つは、Fresnillo 社が、米 Newmont Mining 社との JV 企業である Penmont 社の株式に関し、 Newmont Mining 社が保有する権益 44%全てを 450 百万 US$で友好的に買収した件である。これ により Fresnillo 社は、Penmont 社が Sonora 州に保有する現在操業中の La Herradura 金鉱山、 Noche Buena金鉱山及び Soledad-Dipolos 金鉱山、並びに、開発段階にある Mega Centauro プ ロジェクト及び Centauro Deep プロジェクトを 100%傘下に置くこととなり、同社はメキシコ 最大の銀生産量とともに、同国第 2 の金生産量となる可能性が出てきた。

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併し、Cayden Resources 社が Jalisco 州に保有する Barqueño 金プロジェクトを同国における 第 4 の金鉱山候補として傘下に入れた件である。

これら 2 件の M&A に要した費用総額は 638 百万 US$に達し、2013 年に行われた米 Coeur Mining 社による加 Orko Silver 社を吸収合併し La Preciosa プロジェクトを取得した 362 百万 US$、 加 Primero Mining 社による加 Cerro Resources 社を吸収合併し Cerro de Gallo プロジェクト を取得した 117 百万 US$、加 Alamos Gold 社による Esperanza Resources 社を吸収合併し Esperanza 金プロジェクトを取得した 67 百万 US$、及び、加 Argonaut Gold 社による Silver Standard 社が保有する San AgUStin 金プロジェクトを買収した 75 百万 US$を合計した金額を 上回った。

Goldcorp 社や Agnico Eagle 社等による同国での M&A は依然として積極的であり、米 Coeur Mining 社や加 Great Panther Silver 社は同国での買収を示唆している。

一方、Scotiabank の貴金属部長によると、同国における地質ポテンシャルの高さ、有能な労 働力及び長い鉱業の歴史により、同国鉱業は基本的にはポジティブな状態が維持されているも のの、魅力的なプロジェクトが不足していることと、金及び銀に限定されていることから、今 後における M&A の動きが抑制される。 (2014. 11. 10 メキシコ 縄田俊之) メキシコ:Michoacán 州議会議員、ポテンシャルを有す同州鉱業の促進を示唆

2014 年 11 月 4 日付け業界紙等によると、Michoacán 州議会の Antonio Sosa 議員は、同州は 鉄及び鉄鋼生産のみならず、金属及び非金属鉱業において高いポテンシャル有しているため、 州民はこれらが国際市場において幅広い需要があることを認識した上で、同州鉱業を積極的に 活用すべきである旨表明した。 同議員によると、同州では近年違法採掘や鉱石強奪等の犯罪で有名になっており、最近数年 では年間数千 t 単位で当局により鉄鉱石が押収されており、特にここ数か月は連邦当局による 麻薬カルテル撲滅のための取締り強化が実施されている。また、同州議会は 2013 年 8 月に、 同州経済の拡大のための重要な要素として、鉱業を促進させるべく戦略に位置付けた。これに より、鉱業コンセッション付与における土地所有者の参加協力を求める制度を中心として、採 掘に関する規制や、連邦政府と州政府による取締りに関する協力を確立する。 一方、同議員は、同州は鉱業発展に必要となる良質な鉱脈が賦存しており、競争力と収益性 において優位性を保持している。このために鉱業の発展及び振興を目的とした条例案を州議会 に提出した旨を明らかにした。同条例案には、持続可能となる鉱業への投資を呼び込むために 必要となるインフラ整備の促進、鉱物資源の利用促進とそのための助成、生産性及び経済的な 安定性を図るための科学技術の促進、鉱業労働者のための教育制度の継続、中小鉱業企業ため の振興プログラムの策定等が盛り込まれている。 (2014. 11. 10 メキシコ 縄田俊之) メキシコ:El Boleo 多金属プロジェクト、操業開始が近づく 2014 年 11 月 4 日付け業界紙等によると、加 Baja Mining 社(本社:バンクーバー)は、韓国 コンソーシアム(韓国鉱物資源公社(KORES)が筆頭)と共に資本参画する El Boleo 多金属プロジ ェクト(Baja California Sur 州、権益比率は韓国コンソーシアム:90% 、Baja Mining 社: 10%)に関し、銅抽出プラントの稼働に目処がたったことで、本プロジェクトの操業開始が近

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づいている旨を明らかにした。 同社によると、11 月中旬には銅生産が開始され、コバルト及び亜鉛の抽出プラントについて も本年末までに完成する見通しである。 本プロジェクトに関しては、開発工事に係る労働力不足により、本年 5 月に銅生産開始時期 を当初計画の 3 月から 7 月中旬へと延期したにもかかわらず、6 月に再度 10 月初旬へと延期 し、その上、8 月にはそれを更に本年末まで遅延するとともに、2 億 US$の追加投資が必要であ る旨が発表されていた。 一方、同社は、本プロジェクトに関しては高品位の鉱体を求めるため、更なる探鉱が必要で ある旨を明らかにした。 (2014. 11. 10 メキシコ 縄田俊之) 米:FMC 社、リチウム価格を 12 月から 10%値上げ 2014 年 11 月 4 日、米 FMC Corporation(FMC)は炭酸リチウムおよびリチウム塩類の価格を 2014 年 12 月 1 日から一律 10%値上げすると発表した(既契約分については契約内容に従う)。 同社は値上げの背景として、アルゼンチン工場の原料費と操業費が増え続けている状況を解 決するために必要なものであり、それによって、定期的な設備投資が可能となる事で需要家が 望む供給サービスを強化できる、と説明している。 (2014.11. 4 バンクーバー 山路法宏)

加:Antofagasta 社、Duluth Metals 社を買収へ

2014 年 11 月 3 日、産銅大手の Antofagasta plc は、100%子会社の Antofagasta Investment Company Limited(Antofagasta 社)が加 Duluth Metals Limited(Duluth 社)の発行済普通株式の 全てを取得する合意に達したと発表した。買収金額は転換社債を含めて 96 百万 C$。Antofagasta 社は既にDuluth 社の 10.4%の普通株を所有しているほか、つなぎ融資を提供している。また、 Antofagasta 社とDuluth 社は、米 MN 州北東部に位置する多金属プロジェクトを保有する Twin Metals Minnesota LLC(TMM)をそれぞれ 40%と 60%の権益比率で保有しており、今回の買収に よりTMM 社は Antofagasta 社の 100%子会社となる。 (2014.11. 3 バンクーバー 山路法宏) 加:QC 州先住民、ウラン探鉱・開発モラトリアムにレアアースの追加を要望 2014 年 11 月 6 日、地元報道によれば、QC 州ラブラドール地域の複数の先住民グループは、 現在ウランに対して課されているモラトリアムにレアアースも含めることを州政府に要望し ている。QC 州政府は、2013 年 3 月 28 日、ウランの探鉱・開発・操業に関する許認可に際し、 その影響に関する調査が完了するまでモラトリアムとすることを発表している。

報道によれば、現在 43 の部族の酋長で構成される Assembly of the First Nations of Quebec and Labrador(AFNQL)は、加盟する先住民の保留地に位置する加 Matamec Explorations 社の Kipawa レアアースプロジェクトに関して、当該先住民による反対運動の支援を決意したとして いる。同プロジェクトは、15 年間にわたり年間 1.3 百万 t の原鉱石を処理するレアアースの露 天掘り鉱山として建設・操業を申請しているが、先住民側は同社が計画している生産設備の全 てが川や湖、湿地の近くに位置するため、自らの生活や伝統的土地へのアクセスや使用に不可 逆の影響があると訴えている。また、AFNQL は州政府がこれら先住民に対する協議や対応を行

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う義務を果たしていないと主張している。 (2014.11. 6 バンクーバー 山路法宏)

加:BC 州鉱山大臣、アラスカを訪問、鉱山業に対する信頼の回復が課題

2014 年 11 月 5 日付地元報道によれば、BC 州の Bill Bennett エネルギー大臣は、Mount Polley 銅・金で発生した鉱滓ダムの決壊事故により失墜した BC 州の鉱山業に対する信頼を回復する ためにアラスカを訪問した。 同大臣は、報道陣に対して、「鉱山開発プロジェクトの多くが AK 州の河川流域に流れ込む BC 州の河川流域の付近で操業を計画している、という事実を前にすれば、アラスカは潜在的な問 題を突如として抱えている事になる。」と伝えた。 複数のプロジェクトのうち、最初に操業を予定している Red-Chris 銅・金プロジェクトのオ ーナーは、Mount Polley のオーナーである Imperial Metals 社であり、同様の事故再発に対し て、AK 州民の不安は日に日に増している。同州はカナダ政府に対して、2014 年末の操業開始 を予定している Red-Chris プロジェクトに対して積極的な関与を求めている。

(バンクーバー 2014.11.6 昆野充登)

加:QC 州の鉄鉱石・バナジウムプロジェクトが連邦政府の環境許認可を取得

2014 年 11 月 6 日、カナダ環境評価局(Canadian Environmental Assessment Agency)は、加 BlackRock Metals 社が QC 州で開発申請中の BlackRock 鉄鉱石・バナジウムプロジェクトにつ いて、同社が包括的調査報告書に記載された影響軽減策を講じることで、深刻な悪影響を与え る可能性は少ないとする環境評価結果を公表した。

BlackRock プロジェクトは、鉄鉱石、チタン及びバナジウムの鉱山で、年間 12.4 百万 t の鉱 石と 3 百万 t の精鉱の生産が計画されており、1977 年に連邦政府と先住民との間で締結された 包括土地請求契約の James Bay and Northern Quebec Agreement の中に位置している。 (2014.11. 7 バンクーバー 山路法宏)

加:IOC 社の鉄鉱石運搬列車が脱線

2014 年 11 月 6 日、Rio Tinto 社の子会社 Iron Ore Company of Canada(IOC)は、同社が運営 する鉄道 Quebec North Shore and Labrador Railway が、QC 州の Sept-Iles 近郊で脱線事故を 起こしたと発表した。鉄道機関車は Sept-Iles から空の貨車を運搬中で、水の中に沈んだ状態 で発見された。土砂崩れが原因で脱線したと思われ、2 日後に唯一の乗員であった機関士が遺 体で発見された。IOC 社では、事故原因の調査のために列車の運行を全面停止している。 (2014.11. 8 バンクーバー 山路法宏)

英国:米 Intercontinental Exchange 系列の IBA 社が今後新たな金価格を提供へ

ロンドン金市場協会(LBMA)は 2014 年 11 月 7 日付で、新たな金価格の運営会社として、米 Intercontinental Exchange 系列の ICE Benchmark Administration(IBA)を採択したと発表した。 LBMA 及び London Gold Fixing Limited は、これまで 1 世紀近く続いた金値決めに代わる新たな手 法 とそ の 運 営 を 行 う 第 三 者 機 関 の 公 募 を 行 い 、 英 Autilla Ltd 、 米 Chicago Mercantile Exchange/Thomson Reuters グループ、米 Intercontinental Exchange(IBA)、英 LME 及び 英 ICAP の 5 社が応募したとされていた。LBMA によれば、各社について独立性、提供可能なプラットフォー

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ム、技術力、指標価格メカニズム、短期的・長期的コスト及び規制面等の項目を市場参加者が採点 した結果、IBA 社が最も高い得点を獲得したとしている。LBMA によれば、新たな金価格は 2015 年 Q1 から提供される予定である。 (2014.11.10 ロンドン 竹下聡美) 英国:LME、倉庫改正ルールに関するコンサルテーションを開始 ロンドン金属取引所(LME)は 2014 年 11 月 7 日付で、現物デリバリーネットワークと LME 倉庫契 約に関するコンサルテーションを開始すると発表した。LME は独立コンサル企業の Oliver Wyman 社が実施した評価結果を受けて、倉庫の搬出要件やスケジュールに関する変更を行っており、さら に最新のロジスティクスと海運業界の性格に合った倉庫の設置場所に関する方針も提案するとし ている。なお、今回のコンサルテーションでは Rusal 社の控訴期間との関係で、倉庫賃貸料や FOT に関する上限設定・出荷待ち時の課金禁止等については触れていない。提案への意見公募は 2014 年 1 月から 2 月にかけて行われる予定で、新ルールの施行は 2015 年 6 月中旬を目指している。 (2014.11.10 ロンドン 竹下聡美) ロシア:Norilsk Nickel、2014 年 1~9 月期の生産実績を公表 2014 年 10 月 31 日、Norilsk Nickel の 2014 年 1~9 月期及び Q3 の生産実績が公表された。概要 は次のとおり (1)グループ全体 ・1~9 月期のパラジウム生産は、前年同期比 2.9%増の 210 万 800oz(65.566 t)、プラチナ生産 は 1.6%増の 51 万 1,000oz(15.894 t)であった。 ・1~9 月期のニッケル生産は前年同期比 5.6%減の 19 万 9,849t、銅生産が 1.7%減の 27 万 3,285 tであった。 (2)ロシア国内事業所(北極圏支社、コラ採鉱冶金会社) ・Q3 のパラジウム生産は、Q2 比 5.2%増 の 74 万 5,000oz、プラチナ生産は 5.9%増の 17 万 7,000oz となったが、これは国内事業所の仕掛品在庫の製品化による。 ・1~9 月期のパラジウム生産は 205 万 1,000oz、プラチナ生産は 49 万 oz であった。 ・Q3 のニッケル生産は、Q2 比 4.5%増の 5 万 7,200 t となったが、1~9 月期では前年同期比 1.7% 減の 16 万 7,600tとなった。 ・Q3 の銅生産は、Q2 比 4.6%減の 8 万 6,200tとなったが、これは Nadezhda 製錬所の炉の大規 模修理開始によるものである。 ・1~9 月期の銅生産は前年同期比 1.2%減の 26 万 5,600tとなったが、これはコラ採鉱冶金会社 における輸入トーリング原料の処理が減少したことによる。

(3)Norilsk Nickel Harjavalta(フィンランド)

・Q3 のパラジウム生産は Q2 比 24.2%増の 2 万 1,000oz、プラチナ生産は Q2 比 32.2%減の 6,000oz となった。プラチナの減産は、Harjavalta に納入された銅ケークのプラチナ品位が低かったこと による。 ・Q3 のニッケル生産は Q2 比倍増の 1 万 3,300 tとなった。大幅な増産は、外部企業からの原料 の処理が増加したことによる。1~9 月期のニッケル生産は前年同期比 10.1%減の 2 万 9,900 t となった。減産の原因は、外部企業からの原料供給の減少、メンテナンスのための長期稼働停止 と設備の修理である。

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・Q3 の銅生産は Q2 比 8.9%減の 2,400 tであったが、これは大量の銅ケークがコラ採鉱冶金会 社の精錬用に回されたためである。1~9 月期の銅生産は前年同期比 18.2%増の 5,900 tであっ た。 (2014.11.10 モスクワ 木原栄治) ロシア:Norilsk Nickel、Bystrinsky 採鉱選鉱コンビナート用送電線建設へ 2014 年 11 月 5 日付け地元報道等によると、プーチン大統領と Norilsk Nickel のウラジーミル・ ポターニン CEO・共同所有者(株式 30.3%を所有)は、ザバイカリエ地方の銅鉱床における Bystrinsky 採鉱選鉱コンビナート建設について意見交換を行った。 Norilsk Nickel はインフラ整備とプロジェクトに対して既に各 80 億ルーブル投資しており、2017 年の操業開始を予定している。しかし、連邦送電会社(FGC)が 2017 年までに送電線を建設する予定 であったが、投資プログラム縮小で資金がなくなり、送電網への接続に問題が生じている。 Norilsk Nickel は自社で送電線を建設することを検討しているが、後日 FGC に売却することを希 望しており、プーチン大統領もこの考えを支持した。 Bystrinskoe 鉱床の埋蔵量は鉱石 2 億 9,400 万tであり、プロジェクトの年間収益は 9 億~12 億 US$、EBITDA マージンは約 50%の見込みである。2017 年までの投資額は 11 億 US$で、ロシア開発 対外経済銀行と中国企業も出資する可能性がある。 FGC は送電線建設のための Norilsk Nickel との合弁設立を検討している。送電線建設プロジェク トの費用見積は 70 億ルーブルであるが、FGC の 2019 年までの投資プログラム案には 2017 年向けと して 24億ルーブルしか計上されていない。FGC は送電線稼働後の買取を予定しており、条件が検討 されている。Norilsk Nickel のパーヴェル・フョードロフ第一副 CEO によると、送電線を鉱床まで 引くには約 2 億 US$必要である。送電線建設プロジェクトの投資回収の負担は、Norilsk Nickel だ けでなく他の利用者にも影響する。Bystrinsky 採鉱選鉱コンビナートは、鉱業の中国市場への方向 転換に大きな政治的意味を持つことから、送電線の建設を止めることは難しいと見られる。 (2014.11.10 モスクワ 木原栄治) カザフスタン:Kazakhmys グループ、2014 年の銅生産は 28 万 5,000~29 万 5,000tを予定 2014 年 10 月 31 日付け地元報道等によると、Kazakhmys グループの 2014 年 1~9 月期の銅生産量 (カソード換算)は、21 万 3,100tとなった。通年では 28 万 5,000~29 万 5,000tの銅生産を予定し ている。1~9 月期の採鉱量は 2,770 万tであった。 2014 年 1~9 月期、東部地域の資産(上場会社の現有生産基盤)による銅カソード生産量は 5 万 9,400tで、前年同期比 10%増となった。生産増加は、採鉱量及び鉱石中の銅処理量の増加と抽出 率の向上によるものである。例えば、Nikolaevsky 選鉱プラントの銅抽出率は、近代化計画実施に より、2013 年の80%から 88%へと向上した。東部地域の 2014 年 Q3 の銅カソード生産量は 1 万 8,300 t、1~9 月期の銅平均品位は 2.5%であった。 Bozymchak 鉱床の採鉱選鉱施設では試運転・調整作業を継続中で、年末までに商業生産が開始さ れる見込みである。Bozymchak 鉱床の 2014 年 1~9 月期の採鉱量は 36 万 5,000tであった。 東部地域及び Bozymchak 鉱床の銅カソードの予想年間生産量は 8 万~8 万 5,000tである。また、 東部地域における 1~9 月期の亜鉛精鉱生産量は、8 万 9,000t、金生産量は 2 万 3,000oz であった。 現在、Kazakhmys グループの組織再編が行われているが、これはまもなく終了する見込みである。

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れ、非上場会社 Kazakhmys Corporation の傘下として事業を継続する。東部地域の事業所、成長 プロジェクト(Bozshakol、Aktogay、Koksay) 及びキルギスの Bozymchak 鉱山は、上場会社(KAZ Minerals に名称変更予定)の資産として残る。非上場会社傘下となる Karaganda、Zhezkazgan、 Balkhash 生産サイトの事業所では、1~9 月期の銅生産量(カソード換算)は 15 万 3,700t、銅平 均品位は 0.82%、金生産量は 5 万 1,100oz となった。

(2014.11.10 モスクワ 木原栄治)

ナミビア: Tschudi 銅鉱山、2015 年 Q1 に SX-EW 生産開始、資金調達でも英投資会社と合意へ 2014 年 11 月 7 日付メディア報道によると、英Weatherly International 社はナミビア Tschudi 銅鉱山で採掘作業を開始した。現在建設中の SX-EW プラントからの生産は 2015 年 Q1 に開始される 予定で、銅地金の年間生産量は 1 万 7,000t の見込みとしている。なお、Weatherly 社は、2014 年 11 月 10 日付で英投資グループの Polo Resources 社による株式引受により 308 万ポンドの資金を確 保したと報じられた。Weatherly 社はさらに普通株式の発行を継続して追加で 220 万ポンドの出資 を募っているが、応募者がない場合は Polo 社がこれを引き受ける権利を行使し、Weatherly 社の 20.7%の株式を保有することとなる。 (2014.11.10 ロンドン 竹下聡美) ザンビア:ロイヤルティ率の引き上げに鉱業界が懸念を表明、引き上げ実施は不透明

2014 年 10 月 31 日付メディア報道によれば、Lumwana 銅鉱山を経営する米 Barrick 社の Jim Gowans 共同社長は、ザンビア政府が露天採掘鉱山に課すロイヤルティ率を現行の 6%から 20%に引き上げ た場合、Lumwana 銅鉱山の採算性に深刻な課題をもたらすと述べ、ロイヤルティ率の引き上げが同 国の鉱業界に深刻な結果を招くとの懸念を表明した。政府は業界関係者を対象に引き上げに関する コンサルテーションを実施していたが、2014 年 10 月 28 日の同国サタ大統領の死去を受けて中断し ており、今後の先行きは不透明な状況にある。Barrick 社の見解では、政府も引き上げに係る影響 を理解し、鉱業界の期待する方向に見直される可能性があるとしている。ロイヤルティ率の引き上 げは 2015 年 1 月 1 日に発効予定とされていた。 (2014.11.10 ロンドン 竹下聡美) DR コンゴ:中国紫金鉱業集団、Kolwezi 銅プロジェクト保有企業の 51%株式を取得へ 中国紫金鉱業集団有限公司(Zijin Mining 社)は、2014 年 11 月 3 日付で、DRC コンゴの鉱山会社 で Kolwezi 銅プロジェクトを保有する La Compagnie Minière de MUSonoie Global SAS の 51%株式 を 7,792 万 US$で取得する計画を発表した。Zijin Mining 社によれば、Kolwezi 銅プロジェクトは 現在 FS 段階にあり、当該プロジェクトが生産開始に至れば、同社は銅 20 万 t の供給を確保するこ とになるとしている。

(2014.11.10 ロンドン 竹下聡美)

豪:2014 年 9 月の貿易収支は 22 億 A$の赤字、鉄鉱石輸出額は 17.5%増加

2014 年 11 月 4 日、豪州連邦政府統計局(ABS)の発表によれば、豪州の 2014 年9 月の貿易額(いず れも季節調整値)は輸出額 264.6 億 A$、輸入額 287.2 億 A$で、22.6 億 A$の貿易赤字となった。2014 年8 月の貿易収支(10.1 億 A$の赤字)に対して、赤字額は 12.5 億 A$増加した。

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減少した。鉄鉱石の輸出額は 63.9 億 A$と、8 月の輸出額 54.4 億 A$から 17.5%増加した。石炭・ コークス・ブリケットの輸出額は 29.2 億 A$で、8 月の輸出額 30.9 億 A$から 5.5%減少した。 (2014.11.5 シドニー 伊藤浩)

豪: Auctus Minerals 社、休眠中の探査案件を狙った買収を計画

2014 年 11 月 3 日、地元各紙は WA 州パースの Auctus Minerals 社が休止中の探査プロジェクトの 買収を計画していると報じた。同社は米国投資会社 Denham Capital 社から 130 百万 US$の資金提供 を受け、豪州国内にある休止中の探査プロジェクト(石炭を除く)の買収を行う計画。同社の Stephen Murdoch 社長は、買収対象は初期探査案件から開発直前のプロジェクトであり、最初の買収は 6~9 カ月以内に行うとコメントしている。地元紙は、資源ブーム時に巨額の探鉱費用を投じた探査プロ ジェクトが昨今、資金不足のために休止しており、同社を含め、資金を有する企業がコモディティ 価格の回復を見込んで休止中の優良探査プロジェクトを安値で購入するケースが増えていると伝 えている。 (2014.11.10 シドニー 矢島太郎) PNG:Nautilus 社、海底鉱山操業のために浮動式作業船をチャーター

2014 年 11 月 6 日、トロントに本社を置く Nautilus Minerals Inc.(Nautilus)は、パプアニ ューギニア(PNG)のビスマルク海で世界初の海底鉱山操業(銅・金を対象)に投入される浮動式 作業船の傭船契約をドバイの Marine Assets Corp.(MAC)と締結したことを発表した。当該船舶 の所有権は MAC 社が保有し、1 日あたり 20 万 U$で Nautilus 社が傭船する。契約期間は最低 5 年で、その後、Nautilus 社は傭船契約を更新するか、当該船舶を購入するオプションを保有す る。

MAC 社は Nautilus 社が指定する仕様の作業船の設計と建造に関し、中国の Fujian Mawei Shipbuilding Ltd と 2014 年 11 月 28 日までに契約を締結し、それと同時に、Nautilus 社と PNG 政 府 の ノミ ニ ー 会 社 Eda Kopa Solwara Ltd.(EKS) は プ ロ ジ ェ ク ト の 運 営 会 社 Solwara 1 JV(S1JV)を設立する。S1JV における EKS 社の出資比率は 15%で、PNG 政府は既に 2014 年 5 月 に 113mU$をエスクロに供託しており、そのうちの 7mU$が 15%の JV 株式取得費用、残り 15% が出資見合いの CAPEX として使用される。 Solwara 1 プロジェクトは商業ベースでは世界初となる海底鉱山として期待されている。な お、当該作業船の納入は 2017 年を予定している。 (バンクーバー 2014.11.6 昆野充登) おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありませ ん。正確な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポ ートに基づきとられた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負い かねます。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構資料からの引用である 旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。

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