発行日 2016年6月6日
2015年度
日本学生オリエンテーリング選手権大会
ミドル・ディスタンス、リレー競技部門
報告書
期 日 2016年(平成28年) 3月10日(木)~3月13日(日)
3月10日(木) モデルイベント 3月11日(金) モデルイベント、開会式
3月12日(土) ミドル・ディスタンス競技部門 3月13日(日) リレー競技部門、閉会式
開 催 地 栃木県塩谷郡塩谷町、矢板市
競技会場 塩谷町自然休養村センター
主 催 日本学生オリエンテーリング連盟
主 管 2015年度日本学生オリエンテーリング選手権大会
ミドル・ディスタンス競技、リレー競技部門実行委員会
後 援 栃木県オリエンテーリング協会、
公益社団法人日本オリエンテーリング協会、
塩谷町、塩谷町教育委員会、矢板市、矢板市教育委員会
協 賛 株式会社日本旅行
大会マスコット
クマオネくん
ご挨拶
1~2
1 イベントアドバイザー報告
3~7
2 将来への提言
8~10
3 ミドル・ディスタンス競技 入賞者コメント
11~16
4 ミドル・ディスタンス競技 選手権コース解説
17~22
5 リレー競技 入賞校コメント
23~29
6 リレー競技 選手権コース解説
30~34
7 全コントロール図、ディスクリプション一覧
35~37
8 ミドル・ディスタンス競技 選手権スタートリスト
38~39
9 成績
40~72
10 インカレ協賛トレイル報告
73~78
11 大会役員一覧
目次
日本学生オリエンテーリング連盟 会長
河合 利幸
東北大女子7年ぶりの優勝、そして東京大男子3連覇おめでとうございます。7年で3
連覇2回は圧巻としか言いようがありません。男子上位3大学の順位が昨年と同じという
のもそう多くはありません(3回目?)。一方、女子の入賞校は、椙山女学園を除き昨年と
はまったく異なる顔ぶれでした。かつての常勝筑波が7年ぶりの復活入賞、団体戦がリレ
ーになってからの初入賞が3校(立教、東京、大阪)という新鮮な、そして阪大出身の私
にとって個人的にとても嬉しい結果でした。選手権Bクラスが廃止されたミドルの方も例
年同様、秒差の白熱した戦いが繰り広げられ、見ているだけでも大いに楽しめました。オ
フィシャルレースは真剣な余興として盛り上がりを見せ、インカレの締めとして定着してきた感があります。そして何よ
り、雲行きがやや怪しい状況の中、雨をしのぐ場所のない会場に水を差されずにすんだのは幸運でした。
少し気になることもあります。これまで順調に増えてきたミドルの出走者数が頭打ちになっていることです。男子は
昨年比で微増ですが、MUFは減少。WUFは昨年よりは増加していますが、女子のトータルでは2年前から減少傾向
となっています。一方で2015年度ロングのWFは大幅に増えていることから、新人女子の定着に課題がありそうで
す。ただ増やせばよいというわけではないですが、日本学連の組織としての活力を考えると、規模の面からは少なくと
も現状を維持していくことが必要です。この報告書が届く頃には新人の勧誘も山場を越えていることでしょうが、朗報
を期待したいと思います。
何はともあれインカレを続けていくには、卒業生の皆さんの力が不可欠です。卒業後も是非オリエンテーリングと、
そして現役学生とのつながりを持ち続けていただきたいと思います。もちろん可能な範囲でかまいませんから。
最後になりましたが、多忙な日々の合間を縫って準備を進めていただいた実行委員会とその関係者の皆さん、ご
苦労様でした。地元関係者の皆様には、いつものことながら様々な面でご支援ご協力をいただき、本当にありがとう
ございました。主催者の日本学連を代表して、厚く御礼申し上げます。
2015年度 日本学生オリエンテーリング連盟 幹事長
五味 あずさ
2015年度のインカレミドル&リレーが終わり、早2ヶ月が過ぎました。皆さんには、インカ
レミドル&リレーがどんな思い出として残っているでしょうか。
天候も心配されましたが、競技中雨に降られることなく無事競技が終了したことは、皆さ
んのインカレミドル&リレーへの想いがお天道様に伝わったからかもしれません。熱い思い
を持って挑んだインカレミドル&リレー、皆さんはそれぞれの結果と思いを得たと思います。
初めてのインカレミドル&リレーとなった1年生。インカレスプリント・ロングとはまたひと味違っ
た大会の雰囲気を感じることが出来たのではないでしょうか。上級生として、多くの先輩と
共に戦った2年生。挑戦者として、満足のいく結果は得られたでしょうか。先輩のいる最後のインカレとなった3年生。
4年生の姿は皆さんにどう映ったでしょうか。そして、このインカレが学生として最後のインカレであった4年生。4年間
の集大成として、このインカレで力を尽くすことが出来たでしょうか。
勝つ者がいれば、負ける者がいます。皆が皆、このインカレが楽しく嬉しい思い出とはならなかったかと思います。
悔しく、思い出したくもない、という人もいるでしょう。しかし、1~3年生の皆さんは、まだこの大会が終わりではありま
ご挨拶
せん。このインカレで感じたこと、思ったことを来年のインカレに生かして欲しいと思います。また、4年生の皆さんは学
生としてのインカレは終わりましたが、インカレが、オリエンテーリング競技が終わった訳ではありません。自分の多くの
経験を後輩に繋げて行って欲しいと思います。このインカレがこれ程長く続いているのも、そうして先輩から後輩へと
想いや競技力の伝達があったからこそです。今後のインカレをより熱くより楽しいものにするためにも、今皆さんで努
力してほしいと思います。
最後になりましたが、このインカレミドル&リレーが最高の舞台となったのは尽力してくださった実行委員会の皆様の
お陰に他なりません。実行委員会の皆様、地元の皆様、そしてインカレに協力してくださったすべての方々に感謝申
し上げまして、2015年度日本学生オリエンテーリング連盟幹事長最後の挨拶とします。本当にありがとうございまし
た。
2015年度 日本学生オリエンテーリング選手権大会
ミドル・ディスタンス、リレー競技部門 実行委員長
池田 純也
今年度のミドル・リレーはいかがでしたでしょうか。当初は雪がちらほら見られましたが、
テレインのコンディションとしては良かったのではと感じています。色々と至らぬ点もあった
かと思いますが、今年もインカレを競技として無事に成立させることができまして、本当に
安堵しております。
今年度のインカレはミドル選手権 B クラスが廃止された最初の年となります。多くの学
生の皆様にご協力いただいた一般クラスのガイドラインの件も含めまして、今後もインカレが大いに盛り上がるため、
是非学生の皆様にインカレはどうあるべきか考えていただきたいと思います。
また、同時に今後もインカレを継続していくためにも、学生の皆様に多くの地元の方にご協力いただいていることを
今一度意識していただきたいと思います。今回、開会式会場が泥で汚れておりました。地元の方々と良好な関係を
築いていくためにも、こういったことは今後無いように意識していただきたいと思います。
最後になりましたが、大会開催にあたり地図調査をはじめ様々な点で協力してくださった山川様、西村様、日本学
連の皆様、開会式にご協力いただいた東北大の皆様、大会会場として、またインカレ運営者を幾度となく宿泊させ
ていただいた自然休養村様、選手権の待機所として前日宿泊させていただいた星ふる学校「熊の木」様、そして最
後までインカレに向けて貴重な時間を割いてくれ、一緒に頑張ってくれた実行委員会の皆様、本当にありがとうござ
いました。ご協力いただいた皆様に感謝を申し上げ、実行委員長の挨拶とさせていただきます。
インカレ実施規則第35条2節に従い、以下に報告いたします。
1.1 実行委員会について
自分自身がインカレ実行委員会に協力することに決めたのは2015年の5月頃、イベントアドバイザーの打診を受
けたのが7月頃でした。自分自身が技術委員であったため、就任までの流れは比較的スムーズだったと感じていま
す。
今回のインカレは、2013年度の春インカレと同じ矢板地区での開催だったこともあり、半数が2年前の運営経験者、
半数が初のインカレ運営という形で進んでいきました。インカレ運営は他のオリエンテーリングの大会と比較して、参
加者数・学生全体の宿泊輸送対応・2日間大会での競技という性質上、気を使わなければならない点が多くあると
感じています。一方で、年に一度定期的に開催される大会でもあり、過去のインカレ運営の「経験」が大きな武器に
なります。その点で、今回の運営は理想的な運営メンバーだったと感じていますし、このようにインカレが継続されて
いってほしいと思っています。
1.2 活動報告
イベントアドバイザーの主な確認内容としては以下のものが挙げられています。
要項の内容を確認すること
就任した時点で要項1はすでに発行されていましたが、要項2・3の発行からは実行委員会での読み合わせ等に
参加し、内容の確認を行っていきました。
例年のことではありますが、冊子版の印刷・配送に時間がかかるため、要項3を発行してからの改訂した点が何点
かありました。改訂点については、学連のMLでの周知や開会式会場での説明などで注意喚起を行い、対応しました。
会場,テレインの適格性を確認すること
スタート/フィニッシュ/チェンジオーバーエリアのシステムとレイアウトを確認すること
テレインはインカレショートが行われた過去もあり、大きく植生が悪化したり開発が進んだりでいるということもなく、
競技性の観点からは問題ないと判断しました。
会場はテレイン南西の端にあり、また会場東側にはテレインを東西に分断する主要道が走っており、コース設定の大
きな制限になっていました。
ミドルディスタンス競技
一般クラスではテレイン東側の山塊、選手権クラスはテレイン北側から東側の山塊をメインに使用しました。
テレイン東側から会場にアクセスするためには、南北に走る主要道を横断しなければならず、安全・公平性・
渉外の各観点から問題として挙げられていたため、一般クラスは東側で競技を終了し、選手権クラスのみの横
断とすることにしました。
誘導の都合上、リレー競技のような「横断可能エリア」としてある程度の距離を持たせる事ができなかったの
が懸念点でしたが、タイムロスの発生に伴う調査依頼などはありませんでした。
リレー競技
リレー競技では、スペクテーターズレーン通過後に使用できるエリアが狭いこともあり、チェンジオーバーに関
する動線が可能な限りわかりやすくできるように細心の注意を払うようにし、レイアウトの確認を行いました。
1
イベントアドバイザー報告
イベントアドバイザー 小林 遼
スケジュール全体(宿泊、食事、輸送、日程、費用、トレーニングの機会)を確認すること
選手権B廃止に伴い、実行委員会内で最も憂慮されたのがミドルディスタンス競技のスケジュールでした。要因と
しては2点ありました。
一般クラスのA/Bクラスの人数比
選手権クラスの人数枠が男子50名から60名、女子20名から30名へ変更
1点目に関しては、学連にガイドラインを出していただき、実行委員会の想定(希望)する人数の選手にBクラスに
参加していただけました。
2点目に関しては、選手が10名増=スタートが20分延長することになります。朝の宿-会場間の輸送、一般クラス
のスタート地区の遠さ、参加人数等を考慮すると、選手権のトップスタート時刻を例年より前倒しすることは困難でし
た。一方で、後ろ倒しになると、式典・テクニカルミーティング・輸送などのスケジュールが厳しくなると予想されたた
め、実行委員会から「ミドルディスタンスの競技時間を80分としたい」との相談を受けました。インカレ実施規則27.6
項では「競技時間は、(中略)ミドルでは1時間40分までとする。(中略)この時間を超えた競技者は失格とする。」とい
う条項があります。この点に関しては、イベントアドバイザー補佐と相談し、過去のインカレの結果を見ても80~100分
でフィニッシュする選手がほとんどいなかった点を参考にしつつ、実施規則を「競技時間の最大時間の規定」と解釈
し、競技時間を80分とすることを認めました。
結果的にはWEにて1名、競技時間オーバーが出てしまいましたが、80分でも問題なかったものと考えています。
地図が規定に合致しているか確認すること
地図の正確さ、作図、印刷の妥当性を確認すること
今年の地図も例年通りYMOE社への委託で地図を作製いただきました。
JSOMでの地図を基本とすることから、特殊な表現方法が可能な限りないように地図を確認していきました。また、
少しでも気になると感じたものに関してはテクニカルミーティングでの説明をするなどの対応を行いました。
当初の競技エリアの地図納期は1月下旬となっていましたが、実際はその時期でも全体の3割程度は未完成の状
態でした。それに加え、テレイン北部にて大規模な伐採が実施され始め、当日近くまで植生がどうなるのか検討がつ
かない状態であったため、不安な面も大きくありましたが、最終的には、地図が完成した上で伐採がないと確認でき
たエリアとコースから順次確定・印刷という順で確認を進め、選手権ミドルはレース前々日の木曜日まで待った上で
地図を納品いただきました。
競技時間,難易度,コントロール位置と設置状態,偶然性の排除など)を確認すること
コントロール位置説明が適切かどうか確認すること
リレーにおいては,コースの分割方法と組み合わせが適切かどうか確認すること
ミドルディスタンス競技
クラス 距離 登距離 優勝設定 優勝タイム 設定タイム比 ME 5.1 220 0:35:00 0:37:32 107% WE 3.9 155 0:35:00 0:35:05 100% MUA1 3.5 130 0:30:00 0:24:49 83% MUA2 3.5 125 0:30:00 0:23:27 78% MUA3 3.4 125 0:30:00 0:26:17 88% MUB1 2.2 50 0:20:00 0:17:38 88% MUB2 2.2 65 0:20:00 0:17:56 90% MUF1 2.7 85 0:25:00 0:21:23 86% MUF2 2.7 95 0:25:00 0:20:10 81% WUA 2.3 80 0:25:00 0:22:33 90%クラス 距離 登距離 優勝設定 優勝タイム 設定タイム比 WUB 1.8 45 0:20:00 0:18:57 95% WUF 2.0 40 0:20:00 0:19:39 98%