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智山學報 第17 005疋田 精俊「都市における檀徒総代の階層と宗教意識について」

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(1)

都市にお け る檀徒 総代の階層と宗教意識につ い て 疋 田

  仏

宗 団 は 共 通 の

に よ っ て 結

さ れ た も の で あ る

に 機 能 的

団 と い い る 。

ち 宗 団 は

の 分

念 か ら み る と 基 礎

団 に 対 す る 派 生 集 団 で あ り 、

8

日 ヨ ロ 巳

q

に 対 す る 霧

8

δ 昌 に 相 当 す る も の で あ る 事 は 周 知 の 通 り で あ る 。

っ て 宗 団 を

一 し 維 持

さ せ る 為 に は 、 構 成

の 宗 教 的 な 目 的 要 求 を

足 さ せ な け れ ば な ら な い し

に そ の

を 失 う 事 は そ の 宗 団 の

を 余

な く さ れ る わ け で あ る 。   現

態 と し て の

団 は

一 形

で な く

末 関

、 寺

関 係 或 は 講 な ど が 絡 み

っ て

を 成 ゆ

め て

雑 な 構 造 を も っ た 一

団 で あ る 。

関 係 よ り 考 え て み る な ら ば 、 宗 団 は

家 を 底 辺 と し て

成 さ れ て い る 。 こ れ は 檀 徒 の

仰 心

無 に 関

な く 、 た だ

代 々 か ら 一 定 の 檀 那 寺 に 所 属 し て い る と い う 理

そ の 宗

         

 

   

 

   

 

   

 

                            の

に 規 定 さ れ て し ま う 。 こ れ を 所 謂

統 的

成 員 と

ぶ な ら ぱ 、

な 集

は 一 種 の

生 的

団 と い え る だ ろ う 。 然 し 宗

は 独

礼 を 信

す る 人 達 の

り で あ り 、 成 文

さ れ た 宗 制 に

し て 所

す る

成 員 の

団 行 動 を 規

し 、 機 能 的 に 統 一 を 計 っ て い る 。 そ れ 故 に 寺 檀

に お け る 構

員 は 一

で は 伝

的 構

で あ る と 同 時 に 、

で は 同 一

構 成 員 で も あ る 。 斯

徒 達 は 、 一 定 の

那 寺 に 所 属 す る

で あ る と い う

を 持 っ て

触 を 行 い 、 そ の 包 括

延 長 と し て 宗 団 統 一 が な さ れ る 。 一 19 一

(2)

NII-Electronic Library Service 智 山学恨第 十 七   と こ ろ で 甞

に は 必 ず 檀

代 と 称 す る 役

が い る 。 通

等 は 檀 那 寺 に 所 属 す る 金 檀

徒 を 代 表 し て 住

佐 役 と な り 、

の 円 滑 な ら し め る 事 を

と し て い る 。

っ て

は 全

か ら 人 望 を

め た

で な け れ ば な ら な い 事 は 云 う 迄 も な い 。

な 檀

代 が 果 し て ど の 様 な 階 層 で あ り

意 識 を

っ て い る か 、 そ の

し て み よ う と す る の が こ の 研 究 の 目 的 で あ る 。

っ て 客

的 に 究 明 す る

態 調 査 を 試 み た 。   . 扁 の 揚

宗 派 所 属 を 異 に す る よ り も 同 一 宗

に 所 属 す る

総 代 に 限 定 し た 方 が

で あ る し 、 理

に 思 わ れ る 。 そ こ で

回 は

言 宗

派 を 取 り あ げ て み る 事 に し た 。   調 査 地

は 埼 玉

及 び

接 し 、

西 部 の

に 位 置 し て い る 足 立 ・ 北 ・ 板 橋 ・ 練 馬 ・ 杉 並 の 五 区 で あ っ て 、 こ の 地

に 散

せ る

派 所 属 寺

三 一 ケ 寺 の

徒 総 代 九 四 人 に つ い て 調 査 し た 。 そ の 信

性 を

保 す る 為 に

生 を 個 別 訪 門 さ せ て の 面

方 法 を 用 い た 。 結 果 的 に は 可 能 実

は 七

人 、 不 能

二 四 人 で あ っ た 。 不

と し て は 被 調 査 者 の 心 理 的 抵

に よ る 拒 否 、 長

旅 行 又 は 選 挙 応 援 ( 六 月 中 旬 の 参 議

選 挙 で ) に よ る 不

が 挙 げ ら れ て い る 。

に こ れ

の 調 査

果 を 以 て

派 所

( = 二 四 ケ 寺 ) の 全 檀 徒 総

層 と

を 論 ず る 事 は 聊 か

険 で あ る が 、 然 し 右 の 如 く 都

の 外

に 位 置 す る 部 分 的 地 域 に お け る 檀

代 の 傾

は 、 一 様 知 る

が 出 来 る と 思 う 。 一

20

N工工一Electronlc  Llbrary  Servlce

一  

 

総 代 ( 以 下

代 と 略 す ) た る 資 格 に つ い て は 法

治 十 四 年 七 月 内 務

達 と し て 発 し ら れ て い る が 、 そ れ は 訓 示 的 な も の で あ り そ の

の 宗 教 法 人 法 に お い て も 、 そ の 寺 院 の 檀 信 徒 た る を 要 す る 以 外 に 何 等 の 制 限 を

          は 出 来 な い 。

の 性 別 を 調 べ る と

来 よ り

会 的

と し て

中 よ り 選 出 さ れ る 以 上 、

応 の 財 産 を

望 の

す る

と い う 面 が 強 調 さ れ て 、 非 戸 主 、 未

或 は 婦

子 が 選 出 さ れ る 事 は 殆 ん ど な か っ た 様 で あ る 。

(3)

都市に お ける檀徒 総代の階層と宗教意識につ い て (疋 田)

1

2

学 歴 別

1

1

年 令

45.7 45

30

29 .

7

40 25

25

7

24.7

25

21.

4

20 20

15

14

3

      15一 12.8 10 10

8

6

5

7

5

55 .7 7 .1 0 %   学 未 就 学 小 学 りニ

1

ニ il’1「

1

  知 校   大 大   学 .別 も %  30  4050607080 実数 0   432   15710 実 数 461820175 人 そ れ

に 本 調 査 で も 調 査 対

七 〇 人

六 九 人 が 戸 主 且 つ

性 で あ り 、

性 は わ ず か 一 人 で あ っ た 。  

調

令 構 成 を み る と 一

1

「 図 の

く で あ っ た 。 即 ち 六 〇

が 二 八 ・ 七

で 最 も

く 、 次 い で 五 〇 代 と 七 〇

ん ど 同 数 で 続 い て い る が 、

り の 各

層 は 可 成 り 少 な い

を 表 示 し て い る 。

様 に

は 一 般 檀

か ら

あ る 者 と い う 点 か ら

え て も 、 人 生 に お い て 或 る

経 験

で 且 つ 円 熟 せ る 年

に 到

し た 老 人 層 が 非

い 。 こ れ を

代 別 す る と 、 昭 和 生 れ が

か 七 ・ 一

( 五 人 ) 、

正 生 れ が 二 七 ・ 二 % ( 一 九 人 ) 、 明

生 れ は 六 五 。 七

( 四 六 人 ) と な り 、 明

生 れ の 圧

的 に

い 事 が

明 す る の で あ る 。  

の 学 歴 に つ い て は 一

1

の 如 く で あ っ た 。 こ れ に よ る と 中

が 一

21

(4)

NII-Electronic Library Service 智山学報第十七輯 く 四 五 ・ 七

と 全 体 の 半

近 く を

め 、 続 い て

・ 大 学

・ 短 大 卒 の

で あ る が 、 全 体 的 に は 総 代 の

歴 は や や 高 い と 云 い る か と 思 う 。 こ れ を

令 別 に す る と 三

の 大 半 は 高 校 卒 に 四 〇 代 は

〜 高 校 卒 に

は 一 八 人 中 八 人 も が 大 学 卒 、 六 〇 代 の 半

が 中 学 卒 、 七 〇 代 は

学 短 大 卒 に 、 そ し て 八 〇 代 は

学 卒 に そ れ ぞ れ 集

し て い た 。   次 に

業 構

に つ い て 検 討 し た の が 一

三 図 で あ る 。 図 表 の 如 く 最 も 多 い の が 無 職 で 全 体 の 三 〇 % と や や 高 い 率 を 示 し て い る 。 こ の 揚 合 の 無 職 と は 、 す で に 家

を 息 子 に

が せ て 悠 々 自 適 の

居 的 身

で あ る 事 を 意 味 し て い る 。 そ れ

に 年

は 比 較 的

令 の 七 〇 才 前 後 で あ っ た 。

い の が 農 業 の 二

で あ っ た 。 会 社 ・ 公

員 の 一 八 ・ 五 %

一 七 ・ 一 % も 可 成 り 多 い 。

し そ の 他 の 職

せ て こ れ ら の 中 に は、 戦 後

か ら 転 職 し た

二 七

P

il£

業 構 成

      30 10

1

3

18.5 17 .1 2 .81 .4

ie

25 20 ワ 一             − 1 5 そ の 他 無 職 会 社 ・ 公 務 員 ガ r ヒ 7 聚 企 堵 経 営 業 商 業 農 業 リズ /

217 131212 14 笑 数 ・ 二

( 一 九 人 ) が

ま れ て い る

を 考 え た い 。 云 う 迄 も な く 東 京 は 人 口 増 大 に 伴 っ て 昭 和 七 年 十 月 に 「 市 域 拡 張 」 が 施 行 さ れ 、

い で 同 十 八 年 「 都

に                                 よ っ て

会 の 様

を 呈 す る に 至 っ た 。 そ し て

日 で は 都 市

会 学 上 、

は 一                                   様

街 地 的

に あ る と 云 わ れ て い る 。 然 し

的 に は こ の 職

構 成 図 を み て も 判 る 通 り 、 調 査 地

だ 農 業 生

の 可 能 な 郊

地 的 存 在 に あ り ( 例 へ ば

業 委 員

の 存 続 し て い る 区 は 、 江

川 ・ 一

22

一 N工工一Electronlc  Llbrary  

(5)

都 市にお ける檀徒総代の教意識 につ いて

職 業 構 成

1

4

60

60

    55 20 18.5 15 10 7」 7 .

1

5

‘’7

農 農 公 商   企  そ

9

θ 瑛  兼 務 業   聡  の 業 ■ ・  他 会 経 杜 営 職 員 業 種 実数 425134    1  5 人 示 し て い る が 、 商 業 関

は 少 な か っ た の で あ る 。

に 戦

と 戦

の 職 業 構

を 比

す る な ら ば 心 で あ っ た の が 、 前 述 の

く 戦

の 農 地

革 と あ ら ゆ る 面 で の

会 化 に よ っ て 急

に 減 少 し 、 企

・ サ ー ビ ス

な ど

市 的 職

が 増 加 し て き た 事 が 判 る 。 さ れ て い る 。 そ れ は 地

の 面 で も

の 半 農

か ら

後 急 激 に 大 都 会 化 地 域 へ と 大 き く 変 貌 し た 事 を 表 明 し て い る 。  

け 加 へ る な ら ば 、

四 七 人 に っ い て 調 べ る と 、 四 二 人 が 地 主

自 作 農 、 二 人 が 自 作 兼 小

で あ り 残 り の 三 人 は 小 作 人 で あ っ た 。 そ こ で

に 四 二 人 が

際 ど れ 程 の

地 を 所

し て い た か 追 跡 調 査 を し て み る と 、 一

五 図 の

で あ っ た 。

ち 一 町

以 下

は 僅 か一. 一 . 二 % に す ぎ な い 。 そ し て

は 一 町

か ら 三 町 九 反 所

の 問 に

し て い た ( 六 七 . 七 % 三 三 人 ) の で あ る 。

 

般 的 に

で は 一 町 歩 所

を 中

、 三 町 歩 以 上

有 を 大

と 足 立 ・ 葛

・ 北 ・

・ 練 馬 ・ 杉 並 ・ 中 野 ・

田 谷 . 目 黒 の 十 区 ) 、 戦 後 の 急 激 な 人 口 増 助 、

通 機 関 の

達 、 工 場 誘 致 、 団 地 建 設 宅 地 造 成

計 画 に よ る

路 整 備 な ど に よ り 近 年 に 至 っ て

く 半 農

的 生 活 様 相 を

し て 、 都 会 化 し て き た

状 が ま ざ ま ざ と

わ れ る の で あ る 。 そ れ で は 戦 前 の

業 構

は ど う で あ っ た の か と 云 う に 一

四 図 が 示 す 如 く 、 農

に 六

め 、 そ れ に 兼 業 農

を 合 せ る と 六 七 ・ 一 % ( 四 七 人 ) の 圧

的 多 数 で あ っ た 。 公 務 、 会 社 員 は 現 在 と 同 数 を  

 

   

 

   

 

   

 

        戦 前 迄 は 農 業 中  

 

   

 

   

 

   

 

    こ れ に 替[ っ て 商 業 ・  

 

つ ま り

に よ る 職

動 の 現 象 が は っ き り 示 一

23

(6)

NII-Electronic Library Service 智山学 報第 十七輯

1

5

22 14.3 不 明 10 町 以 上 8 〃 〜 RU ” Q ゾ μ 7 μ 〜 7 ” 9 ” 6 〃 56 κ 9 ” 5 ” 〜 5 ” 9 ” 4 〃 〜 4 〃 9 〃 3 ” 〜 3 ” 9 μ 314 2 〃 〜 2 〃 0 》 ” 1 町 ー 1 町 9 反 ”

 

− 町 歩 以 下 3         盟 2

 

1

 

m

 

卜 % 農 地 坪 数 1人 2 O

0

2 2 1

6

10

17

1 実数 区 別 さ れ て い る 事 か ら し て 、

済 状 態 は 全 体 的 に 裕 富 で あ っ た と 判 断 さ れ よ う 。   次 に

が 現

目 の 当 主 で あ る か に つ い て 検 討 し た の が 一

六 図 で あ る 。 一 代 目

1

目 が 一 番 多 く 三 五 ・ 七 % を 示 し

の 事 な が ら 当 主 代 数 の

加 に つ れ て 人

は 減 少 し て い る 。

し 二 六 代 目 以 上 も

い て い る 旧 家 も あ っ た 。   こ こ で

に 一

i

目 の 二 五 人 に つ い て

す る と 、 一 代 目

二 人 、 二 代 目

二 人 、 三

目 − 一 〇 人 、 四

目 − 四 入 、 五 代 目

七 人 と な っ て い た 。 親 子 三 代

い て 同 一 地 域 に 住 め ば 土 地 ッ 子 に 入 れ ら れ る と 云 わ れ る が 、

の 数 か ら 三

目 以 上 は 六 亠 ハ 人 (

四 ・ 三 % ) の 大 部 分 で あ る 。 そ し て 仮 に 当 主 一

の 年

二 〇 年 と す る な ら ば

か ら 総

を 任

さ れ る 家 は 可

り の 旧 家 ば か り で あ る と

察 出 来 る 。  

代 に は 斯

な 旧 家 出 身 が

い と い う

に 関 連 し て 、 更 に 「 あ な た の 家 は 地 元 で 所 謂 素 封 家 又 は 名 門 の 家 柄 だ と 思 い ま す か 」 と

問 し て み た 。 そ 一

24

一 N工工一Electronlc  Llbrary  

(7)

都市にお け る檀徒総の階層と宗教意識につ い て 疋 田    

1

− 47 .1

7

1

6

35

7

45 35

40

30 一 28 .7 37.1 35

25

20

20

15 15

14

3

10

10

10 5.7 5

5

4 .3

1

.4 0ズ 16111621    26    不 /o % ・ つ ,巴1、    わ わ    か な     ら い      な 代 目

55

10

15

20

〜 ’ 1    以     明

25

  上 い         数 実数

3326

   11人 252074 1    3   

10

の 回 答

果 が 一

七 図 で あ る 。 【

的 に

会 に み ら れ る 様 な

的 緊 張 は 旧

         

 

 

 

 

  ほ ど 強 く な い に し て も 、 本

係 や 同

、 地 主 対 小

人 関 係 な ど に よ っ て

さ れ る 意 識 的 な 上 下

係 は

目 に お い て も

ら れ る 。 こ の 地

で は 図 表 の 様 に

近 い 四 七 ・ 一 % の 被 調

が 「 思 う 」 と

己 意

を 表 明 し て い た 。 こ れ は

の 大

分 が

て の 農 村

代 に 相

な る 土 地 を 所

本 家 、

主 或 は 庄 屋 的

在 の 旧 家 で あ っ て

会 で の 主 導 的 立 場 に あ っ た が

に 、

在 に お い て も 尚

的 に そ の

を 保 持 し よ う と し て い る 為 と 思 わ れ る 。   斯 様 な 意 識 面 を 考

に 入 れ て 「 地 元 で 名 誉

と 称 す る

を し た 事 が あ る か 、 又

在 し て い る か 」 と の

問 に 、 八 七 % ( 六 】 人 ) が 「 あ る 又 は し て い る 」 と 回

を 寄 せ て い る 。 そ の 名

と し て は 、 都 ・ 区 ・ 旧 町 会 各

員 、 町 会 長 、 同

、 保 護 司 民 生 委

、 一

25

(8)

NII-Electronic Library Service 智 山学 報第十 七

1

8

0

1

    一 ⊥

5

L

6

        6 5 43   16 −

i2

神 社

PTA

会 長 、 同 顧

団 長 並 び に

、 地 区 青 少 年 対 策 委

長 、 選 挙 管 理 委 員 、

会 長 及 び 役 員 な ど を

げ て い た 。 更 に こ れ ら 名

職 の 兼 職 を 調 べ る と

職 数 の 増 加 に つ れ て 人

の 減 少 す る の は 当

で あ る が 、   一 人 で 五 職 持 っ て い る

も い る 。 最 も

い の が 名 誉

一 で 、 そ の 九

は 町 会 長 で あ っ た 。 斯

に 総 代 職 に あ る

の 多 く は 、

門 の 家 柄 出 身 で あ る 事 を 自

し 且 つ

識 す る と 共 に 、 地 域

会 で の 公 的 な

を そ れ な り に

っ て い る

が 判 る 。 一

26

N工工一Electronlc  Llbrary  Servlce

 

に つ い て   ま ず

調 査

代 の

を 任 命 さ れ て か ら の 経

が ど れ 位 か に つ い て 調 査 し た 結 果 が ニ ー 一 図 で あ る 。 こ れ に ょ る と

験 年

一 〜 一

迄 が 四 五 ・ 七 % ( 三 二 人 ) と

も 多 い

を 表 わ し て お り 、 次 い で 一 一 〜 二

年 迄 が 三 四 ・ 五 % ( 二 四 人 ) と 続 い て い る 。 即 ち

後 総 代

命 さ れ た

は 五 九 人 ( 八 四 二 二 % ) と 全 体 の 過

を 占 て お り、 こ れ に 対 し て

か ら の 総 代 職 を 継 続 し て い る

は 一 一 人 ( 一 五 ・ 七

) で あ っ た 。

代 職 は

規 則 に ょ っ て

限 は 冖

規 定 さ れ て い る が 、 再 任 を 妨 げ な い 事 に な っ て い る の で

程 の

由 が な い

り 、 一 旦

さ れ る と

身 的

向 が

常 に

い 。 そ れ 故 に

述 の

く 、 総

の 圧 倒 的 に 老 人 層 が

い と い う の も こ の 理 由 に

(9)

都市における

総代の階層宗教意識につ い て 疋 田

         

 

 

 

 

                                         

 

 

よ る 面 が 相 当

き い と 云 え る だ ろ

。 従   数

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

っ て 終

か ら の

が 存 在 す る 結 果 と   辮

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

な る 。 こ れ 迄 に 総

さ れ た 平 均 年 堀

 

 

 

 

 

 

 

 

 

令 を み る と 全 体 で は 四 七 才 で

戦   代   総

 

     

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    前 で は 三 十 一 才 と い う 比 較 的

で あ っ   図

 

 

 

 

                                         

 

 

 

 

  た が 、 戦

は 平 均

五 〇 才 と い う

    ユ                               ら   「

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

か ら 初 老 に か け て

々 任 命 さ れ て お り 、

2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦 前 と

で は

二 〇

の 隔 り を 生 じ て          

 

 

 

 

                                         

 

 

い る 。 又

前 以

の 一 一 人 に つ い て そ の      

45

 

 

40

 

 

35

 

 

30

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

別 を み る と

代 六 〇

七 〇

は          

 

 

 

 

                                         

 

 

各 々 三 人 ・ 八 〇

は 二 人 と な っ て い た 。  

の 様 に 比

統 あ る

力 旧 家 が

さ れ て い る が 、 同

に 彼 等 に は

徒 よ り

的 な

付 け に

せ る

え が 含 ま れ て い る 。 そ れ

に 総

々 よ り 一 種 の 世 襲 的 性 格 を 以 て

徒 だ け に

承 さ れ る の が 当 然 で あ る と い っ た 傾

が 可

り 表 面

さ れ て い る

に 思 わ れ る の で あ る 。

そ の 実

を 明

に す る

に 、

 

で 総 代 又 は 世

入 を さ れ た

が い る か 」 と

問 し て み る と

二 図 の

な 回 答 を 得 た 。 即 ち

祖 で

代 又 は

話 人 を 「 し た 」 と 答 え た

は 全

で 八 七

( 六 〇 人 ) と 予 想 通 り 過 半

を 示 し て い る 。 そ し て 図

く 総

だ け し た 者 七

( 四 二 人 ) 、 世 話 人 だ け 一 三 ・ 三 % ( 八 人 ) 、 総

人 共 に が 一 五 ・ 八 % ( 一

人 ) で あ っ た 。 斯

か ら の

産 相

と 同 じ

及 び 世 話 人

も 又 或 る 程

継 承 す る と い っ た 封 建

の 面 が

に 見 ら れ る 。 10 5 .7

5

    2.8 1.4 % 111213141     51 } 〜 〜 〜 l    l 年 1020304050    60 数 実 数

32

7    41     2 一

27

(10)

NII-Electronic Library Service 智山学 蹴第十 七

の 15 15入

2

2

総 代

■世

人 の 人

総代た け _ 一一 世話 人だけ

10

10

人 9人 5 3ノ丶 3 2入 2人 1人 1人 1

1

  

1入

   

1人 1 2 3 4 5       8       

10

わ 人 か 数 ら な 先 代 祖 人 世の 総

・世

人一

に い

 

10

人 総 代

1

4

1

3

1

1

2

1

4

3

世話 人(劫

1

5

5

1

1

代々

2

代 々

4

  そ こ で 総 代 職 の 世 襲 化 的 傾

に つ い て

調

者 自 身 は ど の 様 な 意 見 を 抱 い て い る の で あ ろ う か 。 ニ

三 図 は そ の

思 表 示 を し た 結 果 で あ る 。 こ れ に よ る と 「 継 が せ た い 」 と 明

に 世

化 を 希 望 す る 意 見 の

が 、 反 対 意 見 よ り も 倍 近 く

い 事 が

明 す る の で あ る 。 年

別 に 比 較 す る と 、 三

四 〇

に は 「 継 が せ た く な い 」 が 皆

で 、 「 ど ち ら で も よ い が 」 過 半

で あ っ た 。 五

は 「

が せ た い 」 が や や 多 く 、 六 〇 ・ 七 〇 代 で は 三 意 見 が 平 均 し て

い 。 八

代 は 「 継 が せ た い 」 が 少 な か っ た 。

じ て 一

28

一 N工工一Electronlc  Llbrary  

(11)

都市に おる檀徒総代の階層とにつ い て 疋田                                                         反 対

見 は 比

老 人 層 に

で あ                                                         る 。 又

歴 別 で は 小 学 卒 と

は 「

                                                        が せ た く な い 」 が

常 に 少 く 、 他 の こ

                                                        見 に

つ つ あ っ た 。

は 「 継 が せ                                                         た く な い 」 が 比

い 。

大 卒 は 「 ど                                                         ち ら で も よ い 」 が

く 「 継 が せ た い 」 は

                                                        な い 。 大 学

は そ の 反 対 と な っ て い た 。   そ こ で … ,

が せ た い 」 の 希 望 理 由 に つ い て 分

す る と

か ら の

ぎ だ か ら

1

一 四 人 ( 五 亠 ハ

) 、

れ ば さ せ た い

1

二 人 ( 八

) 、

家 の

持 が あ れ ば や ら せ た い

1

三 入 ( = 一

) 、 寺 の 為 に

一 入 ( 四 % ) 、 子

す る

に − 二 人 ( 八

) 、 子 供 の 将

の 為 に

三 人 ( 一 二 % ) が 挙 げ ら れ た 。 斯 様 に

な る

祖 か ら の 受 け

ぎ 、

襲 的 に

っ て ゆ こ う と す る 理 由 が 圧

約 に 多 い の で あ る 。 こ れ に 対 し 「

が せ た く な い 」 の 反

理 由 と し て 、

さ か ら

二 人 ( 一 六 % ) 、 子 供 に や る

が な い

i

三 人 ( 二 五

) 、

と な く

1

二 人 ( 一 六

) 、

仰 は

で あ る か ら

1

三 入 ( 二 五

) 、

が な い

二 入 ( 一 六

) な ど で あ っ た 。 郎 ち 世

へ の 反 対 理 由 は 殆 ん ど

く 、 他 の 理

に よ る 反 対

で あ っ た 。   右 の

状 を 顧 る 時

調 査

と 云 う も の を 実

ど の

に 理

し て い る か 、 率

に 意 見 を

く 必 要 が あ る 。 そ こ で

の 四

目 を 用 意 し て

問 す る と 、 一 、

よ り 特 に

心 あ る

の 事

五 人 ( 七 ・ 一

) 二

よ り 地

社 会 で 特 に

的 又 は

柄 等 の 上 位 者 が な る

i

二 入 ( 二 ・ 八 % ) 三、

よ り 特 に

を 守 る 為 に

表 し 、 且 つ 住 職 を

す る 事

一 一 三 人 ( 三 二 。 八 % )

2

3

47

1

40

35 、7 30

20

17

1

三〇 継 継 ど % が が ち せ せ ら た た で い く も な よ い い 実数

251233

29

(12)

NII-Electronic Library Service 智 山学報 第十七

徒 を

し て 寺 全 般 に 亘 り 住

を 補

す る

1

三 七 人 ( 五 二 ・ 八 % ) で あ っ た 。 即 ち

代 は 第 一

で 論 述 し た

信 徒 の

表 者 で あ る 以 上 衆 望 の 帰 す る は 勿

の 事

に 寺

の 為 に

済 的

担 と

の 労 を 他 檀 信 徒 よ り

く 煩 わ さ れ る

係 上 相 応 の

産 を 有 し な け れ ば な ら な い 。 そ れ と 同 時 に 重 要 な 事 は 、 斯

な 総 代 と 住 職 と の 人 間

係 で あ る 。 某 派 の 揚

「 宗 教 法 人 法 」

一 九

が 総

を 選 任 す る と

定 さ れ 更 に 同 二 一

に は 総

の 職

限 と し て 意 見 の あ る

は 建 識 す る 事 も 出 来 る と あ る 通 り、 飽 く 迄 も

佐 役 に あ る 点 を 充

し な け れ ば な ら な い の で あ る 。 そ う し た 意 味 で 回 答 結 果 の 様 に 大 多

が 三 及 び 四 に

し て い る 事 は 、 こ れ ら を 或 る 程 度 理

し て い る か ら だ と 思 う 。

N工工一Electronlc  Llbrary  Servlce

三  

へ の

  各 寺 院 は・ 宗 政

上 本 末 関

を 結 び 宗 団 形

に お け る

的 存

で あ る と 同 時 に 、 所 属 す る 宗

の 教 義 信

を 檀

徒 に 教 化 伝

す る

使

命 を 担 っ て い る 事 は 云 う 迄 も な い 。 本 山 は 所 属 宗 団 の

仰 の 中 心 道 場 で あ る と 共 に

末 組

の 秩 序 を 維 持 し 統 一 す る 拠 点 と な っ て い る 。 即 ち 寺 檀 関

と 本

係 が

制 化 さ れ、 密

な る

関 係 に あ っ て 始 め て 宗 団 が 形 成 さ れ る の で あ る 。 斯 様 な

団 の 底 辺 で あ る

徒 は 、 前 述 の 如 く 信

心 の

に 拘 ら ず 伝 統 的

成 員 と し て

い は 無 意

の 中 に

那 寺 を 通 し て そ の 宗 団 に 帰 属 さ せ ら れ て い る 。

こ の

を 問 題 と し て い る 時

信 徒 の 教 化 伝 導 を 目

と し て 存

す る と こ ろ の 寺 院 及 び 宗

の 根 本 的 意

が 、 近 年 と か く 閑 却 さ れ

ち に な っ て い る 。 そ れ と い う の も

団 の 制

そ の も の を 重

す る 面 が 強 く、 檀

は た だ

び 宗 団 を 維

す る 為 に

在 す る と い っ た 傾 向 が み ら れ る か ら で あ ろ う 。   そ こ で 本 山 或 は 宗 団 軸

属 寺 院

徒 の 縦 関

に お い て 、

代 は

は 宗 団 に 対 し て ど の 程

心 を 持 っ て い る の で あ ろ う か 。

の 三

一 図 は こ の 事 に つ い て 回 答 を

め た

果 で あ る 。 苟 も

徒 の

な ら ば 檀 那

30

(13)

都市に お檀徒総代の階層とにつ い て (疋 田)                                                 の 所 属 宗 派

位 は 当

知 ら な け れ ば な ら な い

で 、 こ の 点 に   剖  

 

   

 

   

 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

っ い て は 図 表 の 如 く 正 確 に 記 入 し た

九 八 ・ 六 % と 最 も 高 い   匝

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

率 を 示 し て い た 。 「 本 山

」 及 び 「

山 所

地 」 に つ い て は   臥   信    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

 

  七 一 ・ 四

、 八 八 ・ 七 % と 各 々 過

の 者 が 知 っ て い た 。 こ                                                 れ は 近

の 発 達 と 日

生 活 の 比

定 な ど に よ                                                 り 、 本 山 へ の 団

が 可

り 盛 ん に な っ て き た 事 に よ る も    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

の と 思 わ れ る 。 こ れ に 対 し 「

派 の 歴 吏 」 は

関 心 が

い                                               様 で 七

% が 知 ら な い と 答 え て い る 。 恐 ら く 日 常 生 活 の

で                                              

に 関 係 が な い 故 に 、 そ れ 程 知 ろ う と 云 う 意 欲 が な い

                                                で あ ろ う 。 更 に

団 の 主 権

で あ り 且 つ 最

の 宗 教 的

                                                で も あ る 「 現

の 名 前 」 に つ い て は 、 七 二 ・ 八 % の

  −                                             知 ら な い と 回 答[ し て い る 。   一

3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

を 開 い た 人 」 の 質

に 、

法 大 師 又 は 空 海 と

記 し                                                 た

は 、 五 八 ・ 六 % と 辛 じ て 半

を 上 回 っ て い た 。

言 宗 寺                                              

の 本 堂

に は

座 に 大

置 す る を 立 前 と し 、

に よ っ て は

内 に

師 堂 が 建 立 さ れ て い る 。 都

近 郊 に は

参 詣

く 散

し て 、

門 に 関 係 な く 大

に 多 い 。 更 に 「 大

と 云 え ば 弘 法 様 」 の 如 く 人 口 に 膾

さ れ て い る の が

状 で あ る 。 尤 も こ れ ら の 揚

を 一

一 派 に こ だ わ っ て 考 え る 狭 心 で な く 広 く 日

に お け る

大 な る

僧 と し て

ぎ 、 そ れ

に 老

上 下

の 別 な く 篤 く

奉 さ れ て い る

で あ ろ う 。

る に 、

の 深 い 宗 門 関 係 寺

代 で あ り な が ら 、 尚 知 ら ない れ た 知 っ て い る 人 数 (%) 人 数(%) 人数 (%) 怛 那 寺の 宗派 名 1  (L4 ) 0 69  (98 ,6) 宗  派 の 歴 史

49

  (

70

8

  (11.4) 13 (18.5) 本    山    名 13 (18.

5

7

  (

10

50

(71.4) 本 山 の あ る 所

6

  (

8

5

2

  (2.8> 62 (88.7) 現 管 長 の 名 前

51

72

8

12

17

1

7

    (10) 真言宗を開 い た 人 24 (34.5) 5  (7.1) 41 (58.6) 一

31

(14)

NII-Electronic Library Service 智 山学報筑 十 七輯

  

3

2

     

68

8

70

65

20

17

9

15

13

3

10

5 % 個 人 団 参 団個 参人 で      で 共 実 数 6   

318

人       王 ‡ 王 韭       76

3

4

54

3

2 1

3

3

三 四 ・ 五

( 二 四 人 ) の 者 が 開 祖 を 知 ら な か っ た と い う 調 査 事 実 は 全 く

外 と 云 う ほ か は な い の で あ る 。   次 に

調 査 者 が 宗 教 的

動 と し て 実 際 ど の

山 参

し て い る か に つ い て 調 べ て み た 。 即 ち 「 あ な た は 今 迄 に 本 山 へ 参 拝 し た 事 が あ り ま す か 」 と 云 う 質 問 に 対 し 、 「 し た 事 が あ る 」 は 過 半

の 四 五 人 ( 六 四 ・ 三

) 、 「 な い 」 が 二 五 人 ( 三 五 ・ 七

) と 回

15

10 5 回 数 人   数 11.18 .8 4 .4 4.

4

3    

31

1

6

6

33 30

20

10

7

6 5 4 3

2

1 2人 2 4

5

3

14

玉5 瀲 り し て い る 。 そ こ で ま ず 参

四 五 人 の そ の 参

法 を 分

す る と 三

二 図 に 示 さ れ た 如 く 、 団

に よ る

が 最 も

く 、 更 に 個 人 団 参 共 に を 加 え る と

局 団 参 関 係

は 三 九 人 ( 八 六 ・ 七 % ) と 、 本 山 参 拝 者 全 体 の 大 部 分 を

め て い る 事 が 判 る 。 こ れ は

述 べ た 様 に 、 本 山 団 参 が

ん に な る に 及 ん で 本 山 名 及 び そ の 所 在 地 を 認

し て き た 事 を

き 一

32

一 N工工一Electronlc  Llbrary  

(15)

都市における檀徒総代の階層と教 意識につ いて す る も の と 言 え る だ ろ う 。 そ う し た 彼 等 の

回 数 は 三

三 図 の

に 一 回 と 二 回 が 圧 倒 的 に

い 。 又 参 拝 方 法 と 回

の 相 関 関

に つ い て は 三

四 図 の 如 く 、

人 参 拝 は 一 回 が 殆 ん ど で あ り 個 人 ・

団 共 の

拝 は 比 較 的 回

い 処 に あ る 。 団

だ け に よ る は 一 〜 七 回 と 全

に 及 ん で い る が 特 に 一 ・ 二 回 が 非

で あ る 。

調 査 者 は 斯

拝 と 云 う 宗 教 的 行 動 に よ っ て

心 を 高

す る と 共 に

檀 関 係 か ら 進 ん で 本 山 或 は 宗 門 に 対 す る

心 を 徐 々 に 深 め

団 の 一 員 と し て の 共

を 持 つ 様 に な る で あ ろ う 。   そ れ で は

し な い 二 五 人 に 対 し て 、 「 本 山 へ 行 き た い と

い ま す か 」 の 質 問 に 「 思 う ← が 一 五 入 ( 二 一 ・ 四

) 「 思 わ な い 」 が 一 〇 人 ( 一 四 . 三 % ) で あ っ た 。 総 代 職 に あ り な が ら 何

を 拒 否 す る の か

跡 調 査 す る と 、 本 山 へ の 関 心 を も た な い

1

二 人 、 病 気 持 ち の 為

二 人、 檀

寺 に 団 参 組

が な い

i

四 人 、 宗

へ の 無 関 心 か ら

一 人 、 高 年 令 の 為

i

一 人 と 云 う 回 答 で あ っ た 。   以 上 こ れ ら の 点 を 考 慮 し

属 寺

は 本 来 の 目 的 で あ る 檀 信 徒 教

活 動 を

的 に 推 進 し て ゆ く と 同

本 山

び 宗 門 も

端 寺

と の

絡 を 密

に し

化 伝 導 を

果 的 な ら し め る

、 一 層 の 協

制 を 整 え る

が 必 要 で あ り こ れ が ひ い て は 宗

発 展 の

本 と な る

で あ ろ う 。   寺 檀 関

質 は 幕

や 封 建 制

そ の も の に あ る の で は な く 、 仏 教 と

と の 結

と 云 う 点 に あ ゆ 。 そ う し た

に 対 し

調

即 ち

統 的 な 「

の 宗

」 を ど の 様 に

え て い る の で あ ろ う か 。 そ こ で

と の 連 関 に お い て 「 宗

11

の 教 義 を 尊 び

し て ゆ く か 」 と 質 問 を

る と 、 三

1

五 図 の

な 回

果 で あ っ た 。 即 ち 「 尊 び

仰 し て ゆ く 」 が 七 八 ・ 七 % と

を 示 し て い た 。

様 な

向 は

日 尚 比 較 的

よ り も 「 土 地 」 と 「 家 」 意

い 伝 統

会 に 見 ら れ る 特 色 で あ っ て こ の 場 合 第 一

述 し た

に 、 総 代 職 を 任 命 さ れ る 階 層 や 家

を 考 え れ ば 或 る

度 理 解

る 事 で あ る 。 然 し 云 う 迄 も な く 「

」 は

人 の 信 仰 と し て 自 主 選

し た も の で な く 、 先

代 々 か ら 固 定 さ れ た

的 且 つ 無 自 覚 的 に

守 さ れ て き た も の に す ぎ な い 。

一 33 一

(16)

NII-Electronic Library Service 智山学報第十七 171 80     75    

20

   

15

10

      5 信 仰 し な い し 守 り も し な い 守

f

i

ffl

て七 ゆ は く な    い   か 尊 び 振 郡 し て ゆ く 3人 12 55 勉

韻 で も 覇 る 。

に 「

し な い し 守 り も し な い 」 が

か な が ら 園

し て い る 。 遊

そ の 本 来 的

使

命 を 充

に 果 し て い な い 不

よ り 生 ず る 批 判 的

果 と み ら れ る の で あ る 。 四

 

へ の

っ て 法 制 上 信

が 認 め ら れ た 現

人 に

合 せ る

榔 を

的 に

す る 人 達 が 多 く な っ て き た の も 当 然 で あ ろ う 。 そ れ

の 如 く

式 的 或 は

書 的 に 「 家 の 宗

」 を 尊 守 し な が ら も そ れ が

人 の

一 と 限 ら な い

も あ り

る 。 例 え ば

調

で も 燃

押 心 は な い が

は 尊 重 し

は 守 る 」 と し た

一 七 ・ 一

い る

      こ れ ら は 「

の 宗 教 」 が 現 実 社 会 か ら   檀 信

が 所 属 寺 院 の 教

儀 礼 を

奉 し 、 そ の

及 び

の 人 格 に

す る は 最 も 必

で あ る 。 同 時 に

に 閼 係 深 い 檀 那 寺 の

並 び に

尊 に つ い て

る 事 も 又 、 寺 檀

を 密

に す る と 共 に

上 重 要 な 意 義 が あ る と 云 わ な け れ ば な ら な い 。 そ れ 故 に

調

が こ れ ら に つ い て 一 体 ど の 程

理 解 し 認 識 し て い る か 究 明 し て み よ う 。   ま ず

那 寺 の 歴 吏 に つ い て

し た と こ ろ 、 四

一 図 の 如 く 「 全 く 知 ら な い 」 が 三 四 ・ 五 % と 残 念 な が ら 全 体 の 三

の 一 近 く の 高 い 率 を 明 示 し て い る

が 判 る 。

代 と い う 地

に あ る

と し て は、

関 心 に 過 ご し て い る と 云 わ ざ る を 得 な い 現

で あ っ た 。 然 し こ の 場 合 、

属 寺

に よ っ て は 実

上 檀 那 寺 の

体 が 不

不 明 確 で あ る の と、 明

で あ っ て も 住

の 教 化 活 動 が 欠 如 し て い る 結 果 に よ る の と 二 通 り あ る の で は な か ろ う か 。

し 後 者 で あ 一 34 一 N工工一Electronlc  Llbrary  

(17)

都市に お け る徒総代の階層と宗教意につ い て (疋 田)                                                         る な ら ば 早

に 知 ら し め る 様

的 に

す る 態

                                                        が 心 要 で あ る 。                                                           屡 々 論 述 し た

に 、

調

自 身 が 特

の 仏 、

                                                       

を 信 仰 す る 目 的 で 寺

ん だ の で な く た                                                         だ

統 的

で あ る

を 以 て 檀 那 寺 の

本 尊 を 信                                                      

す る 結 果 と な っ た 丈 で あ る 。

各 寺 院 の                                                      

本 尊 は 一 定 さ れ て い な い 。 そ れ は

上 根 本 仏 た る 大 目

徳 に 対 し 、 別

と し て 諸 仏

を 存

さ せ て い る

で あ る 。 斯 様 な 点 を 考

す る

、 檀 信

に 本 尊 と の

き を ど の 様 に 理

さ せ 、 本

心 を 持 た せ る か が 大 き な 問 題 と な っ て く る 。 そ こ で 肝 心 な 「

那 寺 の 御 本 尊 は 何 と 云 う 仏 様 で す か 」 と 質 問 を し て み た 。 そ の 結 果 は 正

に 回 答 出 来 た

二 五 ・ 七 % ( 一 八 人 ) と や や 低 率 を 示 し て い た 。 こ れ に

し 間 違 っ て 回 答 し た 者 が 一 四 ・ 三 % ( 一 〇 人 ) で あ り 、 更 に

い た 事 に 「 全 く 知 ら な い 」 と し た 者 六 一 . 四

( 四 三 人 ) と 過

て い た の で あ る 。 こ の 調 査

分 認

し 、 今 後 の

化 課 題 と し て 大 い に

す べ き で あ ろ う 。  

調 査 者 に

し 「 ど ん な

檀 那 寺 へ

く か 」 と 問 い 、 用

し た 一

項 目 の カ ー ド を 提 示 し て そ の

か ら

三 つ 選

さ せ た 。 四 − 二 図 は 一

か ら 三

ま で を

し た

果 で あ る 。 図 表 の 様 に 「 盆 彼 岸 の 墓

り 」 が 三 一 ・ 四

の 最 も

い 率 を 示 し 、 続 い て 「

忌 法 事 」 二 七 ・ 二 %

祖 命 日 の お 参 り 」 二 四 ・ 二 % で あ っ た 。 こ の 三 項 目 は 殆 ん ど

が 無 く 、 然 も

目 を 大 き く り ー ド し て い る の が 目 立 っ て い る 。

て 、 渡 辺 照

氏 が 目 本 仏 教 の 特

の 一 つ に 、

は 死 者 の

礼 及 び

要 を 媒

と し て い る

を 指

さ れ た

そ れ を 説 明 す る 様 に 「

                       

の 社 会 的

そ の ニ

」 で は 、 仏

祖 供

に 求 め て い る

が 圧

に 多 い と 調 査

告 を し て い る 。

4

1

図 40 40 34.5 30 25.7 20 10一 知 や   全 % ’丿 ・    て 知    知 い つ    ち る て い る り三数 182824 人 一

35

(18)

NII-Electronic Library Service 智 山学 報第十 七輯

4

2

31

.4 本 調 査 で も 寺

と は

祖 ・ 死

の 菩

を 弔 う 揚

の 如 く 観 念 付 け て お り 、

っ て

那 寺 へ 行 く 最 大 の 目 的 を 祖 先

な る 宗 教 的 議 礼 の 遂 行 に あ る と し て い る 事 が 判 明 す る 。 然 し 仏 教 本 来 の 目 的 が 現 世 で の 苦 悩 救 済 と

悟 で あ る な ら ば 、 祖

や 法 要

と し て 丈 で な く 図 表 の 如 き 「 法 話 を 聞 く 為 に 」 五 ・ 七 % 「

修 養 と し て 」 二 ・ 八 % 「 悩 み 事 の 相

を し に 」 一 ・ 四 % な ど 、 低 率 な 面 を も 直 視 し な け れ ば な ら な い 。 そ し て 例 え ば 近 年 仏 教 カ ウ ン セ リ ン グ が 漸 く 重 要

さ れ て き た が 、

く の

興 宗 教 が 発 展 し た 原 因 の 一 つ に 、 日 常 生 活 で の 種 々 な る 悩 み

し み                  

を 「 法 座 サ ー ク ル 」 に よ っ て 、

消 し 現 世 利 益 を 与 え て い る 事 を 思 う

、 寺 院 が

代 社 会 に 生 き た 宗 教 活

の 場 と し て 檀 信

の 為 そ の 機

を 発 揮 出 来 る 様 、 改 め て そ の

り 方 を 真 剣 に

え 直 さ な け れ ば な ら な い の で は な か ろ う か 。   現 代 社 会 で の 寺 院 活 動 が

り に も 積 極

を 欠 き 、 と か く 批 判 さ れ て い る 事 は 周 知 の 通 り で あ る 。 こ う し た 衰 退 的 一

36

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(19)

都市に お ける檀徒 総代の階層と教意識につ い て (疋田)

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人 の 充

」 一 二 ・ 八 % 「

を 判 り 易 く 」

・ 四 % と

い て い る 。 の 棒

み が 檀 信 徒 に と っ て

ら ず に た だ

法 さ れ て い る 面 や 、                   現 状 を

破 し 仏 法 興

                  に 、 現

社 会 の 要 望 に

応                   す る

な 活 動 が 強 く 要

さ                   れ る の は

然 で あ る 。 斯

                  な 現

を 計 る 意 味 で 、                  

調 査 者 は 常 日 頃 寺

に ど                   の

え 方 を 抱 い て い る                   の で あ ろ う か そ こ で 予 め                   そ の 要

と 判 断 さ れ る 一

                 

目 を 用 意 し そ の 中 か ら                  

も 必 要 と 思 わ れ る も の を                  

次 二 つ 選 択 さ せ た 。 調 査                  

果 を

理 し て 示 し た の が                   四

三 図 で あ る 。 ま ず 一

                  の 回 答 で 「 お 経 を

                  く 」 が 二 一 ・ 四 % と

                  を 示 し

ぎ に 「 教

こ れ ら は 仏 教 儀 式 に お い て 、 原 語 又 は 漢 訳

派 の 教

が 如 何 に 深 遠 且 つ 最

理 で あ っ 一

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参照

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