投 与 状 況 の比 較‑岡
全文
(2) 466. ④. 島. SMON忠. SMON患. 者 のchinoform剤. 田. 宜. 投 与 状 況 の 調 査:. 前 に 治 療 を受 け た 医 師 の カ ル. テ お よ び 患 者 の 家 庭 薬 に つ い て,で な 調 査 を 実 施 し た 。 ま た,. 他3名. 剤 が 投 与 さ れ て い な い 症 例 に つ い て は,上. 者 に 対 す る キ 剤 の 投 与状 況 に つ い て は 該 当. 病 院 の 外 来 カ ル テ,以. 浩. か か わ ら ず,少. な く と も6ヵ. 歴 を追 求 し た。. き得 る 限 り詳細. SMON患. 者 と 疑 いSMON Ⅲ. 患 者 を(a)神 経 症 状 発 現 以 前 に キ 剤 投 与 を受 け た 群, (b)神 経 症 状 発 現 後1週 た 群,. 間 以 内 に,キ. (c)神 経 症 状 発 現 後1週. 剤 の 投 与 を 受 け た 群,. 群 に 区 分 した 。. SMON患. で あ り,そ. 者. の発 生. で 規 定 し た キ 剤 投 与 非SMON群. は 両 群 と も キ 剤 投 与 開 始 月 を 表 示 し,比. 投 与 開 始 時 で 判 定 し た た め, 例 が2例. あ る(表1〜5)。. の際に. 較 した 。 神. 度 とな る症 例 が キ剤. 43年 度 に 繰 込 ま れ た 症 し か し な が ら④ の(b)(c). (d)(e)と 区 分 し た 症 例 に つ い て は,神. 経症 状 の 出現 が. キ 剤 投 与 開 始 よ り先 行 し て い る の で,神. は32例. で,そ. あ っ た 。 ま た,. の う ち11例(34.4%)は. キ 剤 投 与 後 の 神 経 症 状 出 現 例 で,. 18例(56.3%)は. 神 経 症 状 出 現 後 に キ 剤 の 投 与 を 受 け た も の で あ り,. と④ の(a)で 規 定 し た 神 経 症 状 発 現 前 に キ 剤 の 投 与 を 受 け た 症 例 の 月 別 発 生 状 況 を 比 較 し た が,そ. 経 症 状 出 現 時 で 判 定 す れ ば44年. 経症 状 出現. 全 経 過 キ 剤 非 投 与 例 は1例(1.8%)で とSMON例. 度 のSMON症. 以 後 に 始 め て キ 剤 の 投 与 を受 け た もの は7例(12.7%),. 疑 いSMON例 投 与 非SMON例. 和43年. の うち神 経 症 状 出現 以 前 に キ 剤. の 投 与 を 受 け た 症 例 は47例(85.5%),神. を(a′),(d′),(c′), (d′),(e′)群と し た 。 ⑤ chinoform剤. 績. 剤 投 与 の 関 係(表1〜5). 例 は55例. 者 と 疑 いSMON患. 者 を(a), (b), (c), (d), (e)群,後. 時 期 の 比 較 方 法:③. 成. 者 の 神 経 症 状 出 現 の 時 期 とchinoform. I病 院 に お け る 調 査 で は,昭. 月以 上. (e)全 経 過 非 投 与 群 の5. SMON患. 1.. 月の 間 に キ. (d)神 経 症 状 発 現 後1ヵ. ま た,. 者 の 区 分 に は,前. 剤 の 投 与 を受 け. 間 か ら1ヵ. 経 て キ 剤 の 投 与 を 受 け た 群,. 記規定に. 月以 前 まで の キ剤 投 与. 経症状の出. 全 経 過 キ 剤 非 投 与 例 は3例(9.4%)で 度 のSMON症. 例 は53例. あ っ た 。44年. で あ り,そ. の うち 神 経症 状 出. 現 以 前 の キ 剤 投 与 例 は21例(39.6%),神. 経 症 状 出現. 以 後 に 初 め て キ剤 の 投 与 を受 け た もの は26例(49.1%), 全 経 過 非 投 与 例 は6例(11.3%)で 疑 いSMON例. は35例. あ っ た 。 ま た,. で あ り,う. ち12例(34.3%)は. キ 剤 投 与 後 の 神 経 症 状 出 現 例,. 22例(62.9%)は. 経 症 状 出 現 以 後 の キ 剤 投 与 例 で あ り,全. 神. 経過非投与. 現 月 を表 示 した。 ⑥. chinoform投. に は,い た1日. 与 量 の 算 定:キ. 剤投与量の算 定. ず れ の 場 合 もchinoformの. 原 末 量に 換 算 し. 例 は1例. の み で あ っ た 。45年 度 のSMON例. み で,う. ち5例. り,. は 厚 生 省 の キ剤 中止 勧 告 後 の 症 例 で全 経 過. 2例. キ 剤 非 投 与 例 で あ っ た 。 ま た,同 変 動 し た た め,. 2種. 類 以 上 の1日. 量が 2例. の 疑 いSMON例. 量 に 以 下 の 方 法 で 換 算 し た(た 5日. 間 投 薬 後 引 き 続 き1日. 間 投 薬 さ れ た 場 合 は,. と え ば,. 量1.35gを. 1.35×7が,. 大 き い か ら, 0.9×5を1.35×3.3と 量1.35を10.3日. P病. 院 に お け る44年 度 のSMON例. で あ り, 0.9×5よ1). キ剤 投 与 後の 神 経 症 状 発現 例. 2例(13.3%)に. は 神 経 症 状 発 現 後1週. 以内の も. 量 と投 薬 さ れ た 日 数 で 計. 年 度 のSMON例. は5例. で,う. ち3例. 神 経 症 状 の 発 現 を み た も の で,他. の 際 の 投 薬 期 間 は,投. 与 開 始 か ら終 了ま. で の 期 間 よ り 休 薬 期 間 だ け 短 い)が, か あ る場 合 に は,二. 8日. 以 上休 薬. 分 し て 休 薬 前 を 初 回 投 与,休. 状 発 現 後1ヵ. SMON患. は キ剤 投 与 後 に. 1). 年 次,月. 薬. の 年 度 に また が って 本. 剤 が 投 与 さ れ て い る場 合 に は 前 の 年 度 に 加 算 し て 計 算 し た 。(c) SMON患. 者の うち 神 経症 状 出現 以 前に キ. に は 神 経症. 月以上 経 過 して キ剤 が 投 与 され て い た。 の 投 与状 況 と. 者発 生 の関 係. 図1〜5) 後 を 再 投 与 と し て 。 ま た2つ. 間. 院 に お け る44. の2例. 2. 一 般 患 者 に 対 す るchinoform剤 算 し た(こ. で あ り,. 換 算 し,合 計1日. 薬 期 間 が7日. の は 連 続 使 用 と 同 様 に1日. は15例. 以 上 経 過 し て キ 剤 が 投 与 さ れ た 。Q病 投 与 と す る)。 ま た(b)キ 剤 が 断 続 的 に. 使 用 さ れ て い る 場 合 に は,休. ず れ も キ剤 の 投 与 を. 受 け て い な い。. う ち13例(86.7%)は 1日 量0.9g,. 様 キ剤 中 止以 後 に. が あ り,い. 量 が 生 じた場 合 に. 1日 量 と 投 与 日数 の 積 で 計 算 し た キ 剤 の 量 の 多. い 側 の1日. 7日. の. 量 と投 与 日数 の 両 者 を 記 載 し た か, (a)キ 剤 が. 連 続 に 投 与 さ れ て い る 症 例 に お い て 途 中 で1日. は,. は7例. が キ剤 投 与 後 の 神 経 症 状 出 現 例 で あ. 別 お よ び 地 区 別 の 検 討(表1〜5. ,.
(3) SMONとChinoform剤. 図1. I病. 院 に お け るSMON例. (昭 和43年 ○Chinoform. 投 与 の関 係. と 非SMON例. 467. の 比 較. 度 の 症 例) 投 与 非SMON例(初. 回投 与). ●Chinoform 投 与非SMON例(再 投 与) ×SMON例(Chinoform投 与 よ り神経 症 状 出 現 ま での 日数) □疑SMON例(〃 〃). 図2. I病. 院 に お け るSMON例. (昭 和44年 度 の 症 例) ○Chinoform投 与非SMON例(初 ●Chinoform投 与 非SMON例(再 ×SMON例(Chinoform投 □疑SMON例(〃. と 非SMON例. の 比 較. 回投 与) 投 与) 与 よ り神 経 症状 出現 まで の 日数) 〃).
(4) 468. 島. 表1 43年. 度. 田. キ剤 投 与 非SMON例. 宜. 浩. 他3名. とSMON例. の比 較(1). I. Hospital. a, a′:神 経 症 状 発 現 以 前 に キ 剤 投 与 例 b, b′:〃. 〃. 後1週. c, c′:〃. 〃. 後1週. d, d′:〃. 〃. 後1ヵ. 間 以 内 に キ剤投 与例 〜1ヵ 月 に. 〃. 〃. 月以上 経 て 〃. 〃. e, e′:キ 剤 非 投 与 例. 表2 44年. 度. I. Hospital. キ剤投 与 非SMON例. とSMON例. の比 較(2).
(5) SMONとChinoform剤. 投 与 の 関係. 469. a, a′:神 経 症 状 発 現 以 前 に キ 剤 投 与 例 b, b′:〃. 〃. 後1週. 間 以 内 に キ剤 投 与 例. c, c′:〃. 〃. 後1週. 〜1ヵ. 月に. 〃. d, d′:〃. 〃. 後1ヵ. 月以 上 経 て. 〃. e, e′:キ 剤 非 投 与 例. 図3. I病. 院 に お け るSMON例. (昭 和45年. と 非SMON例. の 比 較. 度 の 症 例). ○Chinoform投 ●Chinoform投. 与非SMON例(初 与 非SMON例(再. ×SMON例(Chinoform投 □疑SMON例(〃. 回 投 与) 投 与) 与 よ り神 経 症状 出現 ま での 日数) 〃).
(6) 470. 島. 表3 45年 度. 田. 宜. キ 剤 投 与 非SMON例. 浩. 他3名. とSMON例. の 比 較(3). I. Hospial. a, a′:神 経 症 状 発 現 以 前 に キ 剤 投 与 例 b, b′:〃. 〃. 後1週. 間 以 内 に キ 剤投 与 例. c, c′:〃. 〃. 後1週. 〜1ヵ. 月に. 〃. d, d′:〃. 〃. 後1ヵ. 月 以上 経 て. 〃. e, e′:キ 剤 非 投 与 例. 表4 44年 度. P. Hospital. キ 剤 投 与 非SMON例. とSMON例. の 比 較(4).
(7) SMONとChinoform剤. 投 与 の関 係. a:神 経 症 状 発 現 以 前 に キ剤 投 与 例 b:〃. 〃. 後1週. c:〃. 〃. 後1週. d:〃. 〃. 後1ヵ. 間 以 内 に キ 剤投 与 例 〜1ヵ. 月に. 月 以上 経 て. 〃 〃. e:キ 剤 非 投 与 例. 表5 44年 度. キ剤 投 与 非SMON例. Q. Hospital. a:神 経 症 状 発 現 以 前 に キ 剤 投 与 例 b:〃. 〃. 後1週. 間以 内 に キ剤 投 与 例. c:〃. 〃. 後1週. 〜1ヵ. 月に. 〃. d:〃. 〃. 後1ヵ. 月以 上 経 て. 〃. e:キ 剤 非 投 与 例. とSMON例. の比 較(5). 471.
(8) 472. 島. 図4. P病. 田. 宜. 浩. 院 に お け るSMON例. (昭 和44年. 他3名. と 非SMON例. の 比 較. 度 の 症 例). ○Chinoform投 与 非SMON例(初 回投 与) ●Chinoform投 与 非SMON例(再 投 与) ×SMON例(Chinoform投 与 よ り神 経 症 状 出 現 ま で の 日数). 図5. Q病. 院 に お け るSMON例. (昭 和44年 度 の 症 例) ○Chinoform投 与 非SMON例(初. と 非SMON例. の 比 較. 回投 与). ●Chinoform投 与 非SMON例(再 投 与) ×SMON例(Chinoform投 与 よ1)神 経 症 状 出現 ま での 日数).
(9) SMONとChinoform剤. I病 院 で は,昭 和43年. 度 外 来 患 者 総 数 は3,197例. で. 投 与 の 関係. の(a')群11例を加 え た58例 で は14.6%に. あ り,そ の う ち キ 剤 の 投 与 を 受 け た 一 般 患 者 は338例. SMONの. (10.6%),延. 疑 いSMONの32例. べ380回. で あ っ た 。 月 別 投 与 状 況 で は,. 1月 が 最 高 で あ り,. 8月. が こ れ に 続 き,. 9月 の 順 に キ 剤 投 与 回 数 が 多 く,反. 6月,. 473. な る 。 ま た,. すべ て で 計 算 す る と55例, 13.9%と を加 え る と87例, 22.0%と. な り, な った 。. 44年 度 で は 外 来 患 者2057例 中146例 の一 般 患者 と(a). 4月,. 対 に少 な い 月は. 群 に 属 す るSMON例21例, (a')群. に 属 す る疑 いSMON. 12月 と10月 で あ っ た 。 と こ ろ が(a)群 に 属 す るSMON. 例12例 合 計179例(外 来 総 数 の8.7%)に. 例 に キ 剤 の 投 与 が 開 始 さ れ た 月 は,こ. れ た 。こ の被 キ 剤 投 与 総数179例 に対 す るSMONの. 平 行 せ ず,. 9月 が 最 も 多 く,. 7月. と4月. い た 。(a)群 に 属 す る 疑 いSMON例 多 か っ た 。 ま た, 7月. と9月. 2,057例. SMONと. れ と必 ず し も が これ に 続. で は7月. と10月 が. 疑 いSMONを. が 最 も 多 か っ た 。44年. 合計 す る と. 度 は外 来 患 者 総 数. の う ち,キ 剤 投 与 を受 け た もの は146例(7.1%),. 延 べ19,. 22, 22,. 12,. 13,. こ の 成 績 は,. 20,. 21,. 15,. 19,. 11,. ま. 15, 14例 で あ り,. 15,. 16,. 17回 で あ っ た 。. 43年 度 の 同 時 期 に 比 較 す る とか な り減. 少 し て い る が,. 44年 の1月. よ り8月. 生率 は(a)群21例 の み で 計 算 す る と11.7%, (a)群 の 疑 いSMON. 12例 を加 え る と33例, 18.4%と. 全 体 で 計 算 す る と53例, 29.6%,疑 加 える と88例, 49.2%に. の間 はほ ぼ 同 率. 5例 合 計120例(外 来 総数 の5.7%)に. る。 とこ ろ が, SMONの. 発生 は キ剤 投 与 後 に 発生 し. た5例 で 計 算 す る と4.2%で. 順 次5,. 10,. に有 意義 な 減 少 で あ っ た 。. 3,. 4例,延. べ10,. 5,. 7回. (a)群. とな. に属 す る. キ 剤 が 投 与 され. い るこ と を計 算 に 入 れ る と, 44年 度 とほぼ 同率 に な. で 計算 す る と5.7%で. 6,. 35例 を. て い る 。 この数 字 は キ 剤投 与 が9月 上 旬 で 中 止 して. 9月 以 降 の 投 与 は. だ い に 減 少 し て い る 。一 方,. なり,SMON. いSMON. な っ た 。45年 度 は 外 来 患 者. の 投 与 が 続 い て い る 。 と こ ろ が,. り,し. 発. 総数2120例 中115例 の一般 患者 と(a)群に属 す るSMON. 174回 で あ っ た 。 月 別 投 与 状 況 で は, 1月 か ら8月 で 順 次19,. キ剤 が 投 与 さ. あ り,SMON全. 体 の7例. あ り,前年 度 に 比 較 して 明 らか. P病 院 に お け る44年 度 の成 績 では,外 来 患 者 総 数. SMONに. キ 剤 投 与 が 開 始 さ れ た 状 況 は1月 よ り順 次. 11953例 中551例(4.6%)の. 5,. 3,. 剤 が 投 与 さ れ て い る。 月別 投 与 状 況 で は9月 が 最 も. 2,. 6,. 例 で あ り,疑 7,. 3,. 2,. 2,. いSMONを. 0,. 5,. 1,. した が っ て,一. 0,. 2,. 0,. 0,. の キ 剤 が1月. 多 く, 8月, 7月,. 7,. であ った 。. ま で の9ヵ. か ら 順 次18,. 2例,延. べ18,. 16,. 19,. 9,. 9,. 7,. 10,. 13,. 月別の 11,. 16,. よ り8月. の 間 は44年. に は 再 び 増 加 し,. 度 の 同 時 期 とほ ぼ 同様 の 投. 与 状 況 で あ っ た 。 と こ ろ が, (a)群 に 属 す るSMON例 に 対 す る キ 剤 投 与 開 始 の 状 況 は そ れ ぞ れ, 月,. 4月,. 6月,. 疑 いSMON例. 7月. の 発 生 は9月. た 。 す な わ ち, 中338例. の 各 月 に1例 と10月. I病 院 で は43年. の 一 般 患 者, SMONの. 1月,. 3. の み であ った。 に 各1例. 度3197例. で あ っ. の 外来 患者. うちキ 剤 投 与 が神 経 症. 状 発 現 よ り先 行 し た(a)群47例. お よ び, (a')群 に 属 す る. 疑 いSMON. 来 総 数 の12.4%)に. 11例 合 計396例(外. キ. 剤 が 投 与 さ れ た 。 こ の 被 キ 剤 投 与 例 に 対 す るSMON の 発 生 率 は,キ. 剤 投 与 がSMONの. 先 行 し た(a)群47例. 神 経症 状 の 出現 に. で 計 算 す る と11.9%,疑. いSMON. 281例 の 一般 患 者 に 延 べ293回 の キ剤 が 投 与 され て い る。 月別 投 与 状 況 は8月 が 最 も 多 く, 7月, こ れ に続 い た。 一 方SMON患. 9月 が. 者 は5例 で あ り,そ の. うち2例 は7月 に キ剤 投 与 が 開 始 され た症 例 で あ っ. 27,. 2回 で あ り, 44年 度 の 終 わ りに 減 少 し て い た 一. 般 患 者 に 対 す る キ 剤 の 投 与 は1月. キ剤 投 与 開始 月 とは一 致 し なか った 。Q病 院 にお け る44年 度 の 外来 患 者 総 数 は7290例 で あ り,そ の う ち. 月間. 22,. 10月 が これ に続 いて い る。SMON. 患者 の発 生 は15例 で その う ち(a)群に 属 す る ものは13. が最 も多 く,つ い で5月 であ り,一 般 患 者 に 対 す る. の う ち115 (5.4%). か ら9月. 一般 患 者 に延 べ600回 の キ. 例 で あ っ た 。 こ れ らに対 す る キ剤 投 与 開 始 月 は1月. 月は 遅 れ て い た 。. 10月 以 後 の 投 与 は な か っ た 。. 投 与 状 況 は1月. 1月. 2,. 0例. な く と も2〜4ヵ. に 延 べ134回. 14,. 0. よ び(a)群 に 属 す る 疑 いSMON. 45年 度 は 外 来 患 者 総 数2120例. 12,. 0,. 般 患 者 へ の キ 剤 投 与 の 減 少 状 況 は,. の 減 少 よ り,少. 24,. 0,. 含 め る と順 次6,. 0,. (a)群 に 属 す るSMONお. に 投 与 さ れ,. 1,. た。 被 キ剤 投 与 例 に対 す るSMONの. 発生 状 況 は, P病. 院 で は551例 の キ剤 投 与非SMON例. と(a)群に 属 す る. SMON. 者の発生率は 全. 13例 の 合 計564例 中SMON患. 体 で計 算 す る と15例, 2.7%で. あ っ た 。またQ病 院 で. は281例 の キ 剤 投 与 非SMON例. と(a)群のSMON. 合 計284例 中5例, 1.8%のSMONが な る。 こ のPとQ病. 3例 の. 発 生 した こ とに. 院 に おけ るSMONの. 発 生率 は 同. 時 期 のI病 院 の 成 績 に 比 較 して,き わ め て低 い値 で あ っ た。 2). chinoform剤. の 投 与 量 と発 病 の 関 係. (a) 1日 量 の 関 係(表6,. 7). まず,キ 剤 の1日 量 とSMON発. 生の関係につ いて. I病 院 の 調 査 成 績 をみ る と,昭 和43年 度 のSMON患.
(10) 474 表6. 島 キ剤 投 与 非SMON例 ‑1日. 田. 宜. の比 較. 浩. 他3名 1日 量0.9gで. 量 に よ る比 較(1)‑. は, SMON. 剤 投 与 非SMON 中5例,. 5例,疑. 9%で. あ っ た 。 ま た,全. SMONに1例,疑. あ った 。昭 和44年 キ 剤 投 与 例 は な く,. は キ 剤 投 与 非SMON. も 疑 いSMON例. も な か った 。1日 量1.35g投 いSMON. 36例,疑. あ っ た 。1日 10例.キ. 24例,キ. 量0.9gで. は,. 率 は61例. 中11例,. た 。 昭 和45年 1.8gで. 1例,疑. 疑 いSMON0例,キ. れ32例. と2例. が2例. の比 較. 中4例,. で あ り,. 6.2%で. あ っ た 。1日. は キ剤 投 与 非SMON例 SMONお. が それ ぞ. よ び 疑 いSMON. 経 過 キ 剤 非 投 与 例 にSMON. と 疑 いSMONが2例. で あ った 。. こ れ ら の 成 績 に つ い て,昭. 和43年. のみの成績をみ. 者 の 総 数 に 対 す る 割 合 が1日. で18.5%,. 1.35gで12.1%,. と こ ろ が,. 43年,. 1日 量1.35g投. な り,. 与 時 のSMONの. 年 を 比 較 す る と,. 発 生 率 は43年 度 で は 45年 度 で は6.2%と. 年 次 に よ る 差 が き わ め て 大 き い 。 ま た,. 1.8g群. 1. 発 生 が 高 率 とな っ て い る。. 44年, 45年 の3ヵ. 44年 度 で は23.2%,. 1日 量1.8g投. 量1.8g. 0.9gで9%と. 日量 の 多 い ほ どSMONの. 12.1%,. 中1例,. 与 例 で はSMON4例,. で あ っ た が,. る と, SMON患. 剤投与非. 発 生 率 は21例. 剤 投 与 非SMON61例. 例 は な か っ た 。 ま た,全. キ 剤投 与 非SMON例 とSMON例 ‑1日 量 に よ る比 較(2)‑. あっ. キ 剤 投 与 は な く,. いSMON0例,キ. 発 生 率 は65例. 量0.9gと0.63gで. 発生 経過 キ. いSMONに1例. あ っ た 。1日 量1.35g投. SMONの. いSMON. SMONの. あ っ た 。 ま た,全. 20例 で あ り, SMONの. 4.8%で. 11例,疑. 度 に は, 1日 量2.7gの. はSMON. SMON. 23.2%で. SMON. 剤 非 投 与 例 がSMONに6例,疑. 95. 中36例,. 40例 で あ り,. 18.0%で. 与 で は,. 剤 投 与 非SMON. 発 生 率 は155例. 剤 投 与 非SMON. 1日. 11例 の み でSMON例. SMON. 例 で あ り, SMONの. 表7. 4例,キ. 発 生 率 は56例. 経 過 キ剤 非 投 与 例 が. いSMONに3例. の 症 例 で は, 1日 量2.7gの 量1.8gで. いSMON. 47例 で あ り, SMONの. 与 時 が 最 高 率 で あ る が,. よ り のSMON発. な り,. 43年 度 で は 44年. 生 は な く, 1.35g群. 度 で は が非常に. 高 率 で あ っ た 点 も 大 き な 差 異 で あ っ た 。 つ ぎ に,昭 和44年 度 のP病. 者55例. 中1日 量2.7gの. キ 剤 投 与 を 受 け た も の は1例. の み で あ っ た 。1日 量1.8gの は(e)群 の み を 除 い たSMON 疑 いSMON SMON患. 3例,キ. キ剤 投 与 を受 け た もの 12例, (e')群 の み を 除 い た. 剤 投 与 非SMON. 者 の 総 数 に 対 す る 割 合(以. 率 と 略 す)は65例. 中12例,. 様 に 計 算 す る と,. 1日. 18.5%で. 量1.35gで. いSMON. 22例,キ. 剤 投 与 非SMON. SMONの. 発 生 率 は299例. 中36例,. 50例 下SMONの. で あ り, 発生. あ った 。 以 下 同 はSMON 241例 12.1%で. 36例,疑. 院 の 成 績 で は, 1日 量2.7g投. は キ 剤 投 与 非SMONが1例. の み で, SMON例. っ た 。1日. 与 群 で はSMON. 量1.6〜1.8g投. 剤 投 与 非SMON 例, 3.5%で SMON. 27例 で,. あ っ た 。1日. 9例,キ. 164例,. SMONの. 中9例,. で はSMON. 2例,キ. 1日 量0.19〜0.75g群. で あ り,. SMON. あった。. で あ っ た 。 ま た,昭 和44年. 116例,. SMONの. で あ り, SMON あ っ た 。1日. 1.2%で. 3例,キ. 発 生 率 は113例 度 のQ病. 量. 剤 投 与 非SMON. 中2例,. で はSMON. 中1. 与群 で は. 249例. 3.5%で. 発 生 率 は166例. は なか 1例,キ. 発 生 率 は28例. 量1.2〜1.35g投. 剤 投 与 非SMON. の 発 生 率 は258例 0.8〜0.94g群. SMONの. 与群 に. あ り,. 剤投 与 非 中3例,. 2.7%. 院 の 成 績 で は,.
(11) 475 SMONとChjnoform剤 1日 量2.7g群. と1.6〜1.8g群. の キ 剤 投 与 非SMON例. が あ る がSMON例. 1日 量1.2〜1.35g群 剤 投 与 非SMON例 3例,. に そ れ ぞ れ1例. を 比 較 図 示 し た も の で あ る 。43年. は なか っ た 。. で は, 3例 のSMONと72例 が あ り, SMONの. 4.0%で. と5例. の キ. 発 生 率 は75例. あ っ た 。1日 量0.8〜0.94g群. 投 与 の関 係. 中. で は,キ. 量1.8g投. 与 群 と1.35g投. く0.9g投. 与 群 に 少 な い が,. 44年 度 で は, と0.9g群. い る 。 ま た45年. 度 は 全 般 にSMON発. 15例 の み でSMON例. は な く, 1日 量. 下 し,年. 0.19〜0.75g群. で は, SMON. 剤 投 与 非SMON. 状 の 出 現 ま で に1日. 1.1%で. い う 関 係 も な く,中. 188例, SMONの す な わ ち, し て,被. 発 生 率 は190例 中2例, P,. Q両 病 院 は と も に,. キ 剤 投 与 例 に 対 す るSMONの. あった。. I病. 院 に比 較. 3). め て低 率 で あ っ た。. 表8. キ 剤 投 与 非SMON例 ‑1日. 量0 .8g以. 上,. の比較. 15日 以 上 投 与 例‑. 江. 異なっていた。. 45年 の3ヵ. 年 の 合 計 で,男307,女292例. は,. で あ り,男 が66 の52. 50〜59才. の50例. の55例,. 20〜29才. の 順 で あ っ た 。 女 は20〜29才 30〜39才. の64例,. が こ れ に 続 い て い る 。 一 方,. は 男33. に な りキ 剤 投. の 男女 比 と明 らか に 異 な る 。年 令 別 で. は 男 子 は30〜39才. の10例. の6例. が 最 も 多 く, 40〜49才. 40〜49才. の19例. 才 の17例. が 最 も 多 く, 30〜39才. が こ れ に 続 き,キ. SMON例. の 条件 に一 致 す る症例 はI病 院 で43年度に は非SMON. 令 分 布 で は,男. 例 に69回 の 初 回 投 与 と11回 の再 投 与 が あ り, 44年 度. が 多 く,女 で は20〜29才. で は非SMON例. の64例 が こ れ に 続 い て い た 。SMON例 は30〜39才. た 。一 方, 44年 度 のP病 院 で は 非SMONに78回. の. 20〜29. で 女 は328例. で20〜29才. の分布. 院 で は,キ. 以上 の キ剤 投 与 を受 け た 症 例 の 検 討 を行 な った 。 こ. に32回 の 初 回投 与 と8回 の再 投与. の う ち 男 は223例. 子 では. の18例,. 剤 投 与 非SMON例. とか な り くい 違 っ て い る 。P病. が, 45年 度 は28回 の初 回 投 与 と3回 の 再 投 与 が あ っ. の7. が こ れ に 続 き,キ 剤 投 与 非SMON. の 分 布 と よ く一 致 し て い る 。 と こ ろ が,女. 上, 15日. の. 40〜49才. SMON例. で あ り,女 子 は 男 子 の2.6倍. 例, 20〜29才. 示 して い る が,キ 剤 の投 与 期 間 は3病 院 の い ず れ も 10日 以 内の 投 与 例 が 多か った 。 キ 剤 の 投 与 日数 と. 44,. 女 間 に 差 が な か っ た 。 年 令 別 で は 男 は30〜39才. 与 非SMON例. に対 す る キ剤 の投 与状 況 は 図1〜5に. 示. 43,. 例 で 最 高 率 で あ り, 40〜49才. 例,女82例. 生 の 関 係 に つ い て, 1日量0.8g以. お よ び 疑 いSMON. 令 別 の 比 較 を 表9と10に. 院 で は キ 剤 投 与 非SMON例. の50例. SMON発. 10). とSMON例. 女 別,年. 90例 が 群 を 抜 い て 多 く,. 非SMON例. 経症. ・井 形 のdose‑duration. し た 。I病. 例,. SMON.疑 いSMONは 神経症状出現までに15日 以上キ剤投与例を示す. 生率 が 著 明 に 低. 年 令 ・性 別 と の 関 係(表9,. 例 に つ い て,男 とSMON例. に. 量 の 多 い ほ ど投 与 期 間 が 短 い と. キ 剤 投 与 非SMON例. (b)投 与 日数 と の 関 係(表8). 1.8g群. に 集 中 して. 次 を 通 じ て の 一 貫 性 が な い 。 ま た,神. patternと. 発 生 率 が きわ. 発生が 多. 発 生 は な く, 1.35g群. SMONの. 剤 投 与 非SMON. 2例,キ. 度 の 症 例 で は1日. 与 群 にSMONの. の59例,. の103例. 剤投与非. で あ った 。 年. 30〜39才. の57例. が 最 も 多 く30〜39才 は,男. の2例. の 間 で あ り キ 剤 投 与 非SMON例. の 多い年. 代 で あ っ た 。 女 は50〜59才. が7例 で 最 も 多 く, 30〜39. 初 回投 与 と11回 の 再 投 与 が あ り, Q病 院 では 初 回投. 才 の2例,. 60〜69才. が こ れ に 続 き,キ. 与22回,再. 非SMON例. の 分 布 と は 明 ら か に 異 な っ て い た 。Q病. 投 与4回 で あ っ た 。 す なわ ち,長 期 間投. 与 例 に つ い て み て も, Q病 院 はや や 少 な い が, P病. 院 で は キ 剤 投 与 非SMON例. 院 はI病 院 の い ず れ の年 よ り も多 か っ た 。長 期 投 与. 7例. 例 の ほ とん どは, 1日 量 が1.35g群. 高 で あ り,女. と0.9g群. で あ り,. の2例. で あ り,年. の う ち 男 は124例. 令 分 布 で は 男 は20〜29才 で は30〜39才. の46例. 1.8g群 の 長 期 投 与 は少 な く, 30日 以上 の 投 与 はI病. SMON例. 院 に お い て わ ず か に3例 で あ っ た 。 こ の こ とは,. が 最 も 多 か っ た 。 す な わ ち,キ. 病 院 で1.8gが 投 与 され たSMON例. I. の キ剤 投 与 日数 が. 最 長30日 に な っ て い るこ と と関係 が あ る と思 われ る。 (c) 1日 量,投 与 日数 の両 者 とSMON発 図1〜5は. 非SMON例. と投 与 日数 お よ びSMON例. 生の関係. に 投 与 さ れ た キ剤 の1日 量 に対 して,神 経 症 状 が 出. 現 す る まで に投 与 され た,キ 剤 の1日 量 と投 与 日数. は 男 子 に は な く,女. 患 者 に つ い て み る と,病. も,. 女 は15. の28例 が 最. が最 高 で あ っ た 。. 子 で は40〜49才. の2例. 剤 が 投 与 され た 一 般. 院 間,年. で や や ば ら つ き が あ る が,全 男 女 間 に 総 数,年. 剤投与. 次 別,男. 女別の間. 体 を と お し て み る と,. 令 構 成 の 間 で 差 が 少 な く,し. か. 20才 台 と30才 台 が 最 も 多 か っ た 。 こ の こ と は. SMON例 るSMONの. に 女 性 が 多 い こ と や,中. 年 の 女 性 に 多発 す. 年 令 分 布 と は か な り異 な っ て い た 。.
(12) 476 島田. 宣. 浩. 他3名. 表9. キ剤 投 与 非SMON例 とSMON例 ‑年 令構 成 よ りの 検 討(1)‑. の比 較. 表10. キ剤投 与 非SMON例 とSMON例 ‑年 令 構 成 よ りの検 討(2)‑. の比 較. I病 院 の症 例.
(13) SMONとChinoform剤. 第Ⅳ章. 投与の関係. 477. 調査 した報告 は少 ないが,本 間10)らは外来患 者4150例. 総括 ならび に考按. 中263例(6.3%)に SMONの. 発 症 とキ剤 の関 係 に つ い て,従 来 は主 に 4)〜7). SMON患. 者 の キ剤 服 用 歴 を 中 心 に 検 討 され て い る。. キ 剤 が 投 与 され,そ の うち18例. (6.8%)がSMON,. 11例(4.2%)が. 疑 いSMONで. あ っ た と し,祖 父 江 ら11)は4318例 中532例(12.3%)に. そ の結 果① 神 経 症 状 発 現 以 前 に キ剤 の 服用 者が 多い,. キ剤 の 投 与 が あ り,その う ち17例(3.2%)のSMON. ②0.5g以. 例 とキ剤 非 服 用 のSMONが4例. 下 で は 長 期 間 キ 剤 を 服 用 して も発 病 し な. い,③ 一 定 病 院 内 で キ剤 の 使 用 量 とSMONの. 発生数. る(21例 で は3.4%)。. あ っ た と報 告 し て い. 高 崎12)は23331例 よ り任 意に抽 出. に平 行 が 見 られ る,④ 神 経 症 状 発 現 に要 す る キ剤 の. した1566例 中 キ 剤 使 用 例 は160例(10.2%)で,そ. 投与曲線 が理 論 的に認定 し得 る と しこれ らをchinoform. 間 のSMONは6例(3.8%)で. 説 の 根拠 に数 え て い る。 一 方, SMON調. か に キ剤 を使 用 した もの は2例. chinoform調 SMON症. 査協議会の. 査 会 で は,臨 床 班 員 よ り集 め た890例 の. 例 中110例(14.8%)は. 神 経症 状 の発 現6ヵ. 剤 の 投 与率 はI病 院 で43年 度12.4%, 45年 度5.7%で. い る。著 者 ら9)もさ きに,井 原 市 民病 院(I病. 3.9%で. SMON症. 例 を検 討 し,同 病 院 でそ の 報 告 時 まで に 発. にす ぎ な い と報 告 し. て い る。 著 者 らの 成 績 で は外 来 患 者 総 数 に 対 す る キ. 月以 前 に キ剤 を確 実 に 服 用 し て い な い と報 告8)し て 院)の. 44年 度8.7%,. あ り, P病 院 で は4.6%,. Q病 院 で は. あ っ な。 このI病 院 の 成 績 は 本 間 ら,祖 父 江. らお よび高 崎 の成 績 と大 きな差 異 は な い。とこ ろ が,. 病 当初 の 状 態 が 十 分調 査 し得 た113例 中24例(21.2. キ剤 投 与 総 患者 数 に対 す る全SMONの. %)が. 院43年 度 は13.9%,. 下 肢 し び れ 感 発現 前 に キ 剤 の投 与 が な か っ た. の. あ るが,発 症 前 に 明 ら. 44年 度 は29.6%,. と報 告 した。 今 回 は そ の 後 に調 査 が 終 了 した症 例 を. で あ り, P病 院 で は2.7%,. 発生 率 はI病 45年 度 は5.7%. Q病 院 で は1.8%で. あっ. も含 め,昭 和43〜45年 の3ヵ 年 の症 例 に 限定 し,ま. た 。す な わ ち,I病 院 に お け る43年 と44年 度 のSMON. た,神 経 症 状 の 出 現 時期 は 自覚 的 な しび れ感 の 出現. 発 生率 は上 記3病 院 の 報 告 ※(6.8%,. 時 期 と他 覚 的 な 異 常 所 見(下 肢 腱 反射 異常 と振動 覚. の い ずれ よ りも明 らか に高 率 で あ っ た。P,. 低 下 の両 所 見 が 同 時 陽 性)の 出 現 時 期 の うち 早期 の. で は上 記 の3病 院 の そ れ よ り もむ し ろ低率 で あ っ た 。. もの と した 。 今 回 の 集 計 で は 総 数115例 中42例(36.5. す な わ ち,被 キ剤 投 与総 数 に対 す るSMONの. %)に. が地 域 に よ り高 率 に異 な って い た こ と,お よ びI病. 神 経症 状 発 現 前 の キ剤 非 服 用 例 が み られ た 。. 3.4%, 3.8%) Q病 院. 発生数. こ れ ら を年 次 別 に み る と,43年 度 は55例 中8例(14.5. 院 の よ うに 同一 病 院 内に お い て も年 次に よ りSMON. %)で. の 発生 率 に 有 意 の 差 異 が 認 め られ,し か も,こ の 成. 全 国 集 計 の 成 績 と一 致 した が, 44年 度 で は53. 例 中32例(60.4%)と. きわ め て 高率 に 神 経 症 状 発 現. 績 が キ剤 の 投 与 状 況 か ら 説 明 出 来 な か っ た こ とは. 前 キ剤 非 服 用 者 が 認 め られ,年 次 に わ た る一 貫 性 が. SMONの. み られ な か った 。. め て 困難 で あ る こ と を物 語 って い る。. I病 院 地 区 のSMONは44年. 度 前 半 に43年 度 よ り高. 成 因 をキ 剤 投 与 の み よ り考え るこ とが きわ. つ ぎに, SMON発. 症 と キ剤 の 関 係 では,そ の1日. 率 な 発 生 を示 し,同年 度 の 後 半 よ り反 対に激 減 した事. 量 と投 与 期 間 の 両 者 が 関 係 す る とい う報 告 が あ るの. 実 が あ り9),これ に相 当す る キ剤 の使 用 の 有 無 が 問 題. で, 1日 量0.8g以. に な って い る。 とこ ろ が,一 般 患 者 へ の キ剤 の 投 与. て, 3病 院 の 成 績 を比 較 検 討 した 。そ の結 果,上 記 の 条. 状 況 をみ る と, 44年 度 前 半 は む しろ43年 度 よ り少 な. 件 をみ た す 症 例 の み で計 算 し て も, 43年 度 と44年. く, SMONが. 度 のI病 院 に お け るSMONの. 激 減 した 時 期 は一 般 患 者 へ の キ剤 投 与. が 減 少 した時 期 よ り2〜4ヵ. 月早 期 で あ っ た。45年. 上, 15日 間 以 上 キ剤 投 与 例 に つ い. の い ず れ よ り も,き わ め て,高. 発 生 率 はP.. Q病 院. 率 で あ った 。 さら. 度 では 再 び44年 度 と同様 の キ 剤投 与 状 況 に帰 っ て い. に,キ 剤 が投 与 さ れ た一 般 患者 とSMON患. るが, SMONの. 年 令 構 成,性 別 の 差 異 に つ い て 検 討 す る と, I病 院. 発生 は 激減 した ま ま の状 態 が続 い て. い た。 す な わ ち,い ず れ の場 合 もSMONの. 発生 状 況. とキ剤 の投 与 状 況 の 間 に は平 行 関 係 が み られ なか っ た。. 3ヵ 年, P,. 者の間の. Q病 院1ヵ 年 の 成 績 では,男 女 間 に キ. 剤 投 与 数 の 差 異 は ほ とん ど な く,年 令 構 成 で も男女 と もに20才 台 な い し30才 台の 症 例 に対 す る キ剤 投 与. 中江 ・ 井 形7)はSMONの. 発症 に要 す る最 低 の キ剤 の. が 最 高 率 で あ った 。 これ らは 中年 の 女 性 に 多発 す る. 量 と してdose‑duration. patternを 報告 して い る が,. SMONの. 図1〜3の. よ うにI病 院 の 成 績 は こ れ とは まっ た く. 異 な っ た もの で あ る 。 一 般 患者 へ の キ剤 投 与 状 況 とSMON発. 生の関係 を. 成 績 とは か な りの ず れ が あ っ た。. ※ 報 告 者 に よ り母 数 の 算 定 法 に 多少 の差 異があ るが, い ず れ も小 さい値 の 範 囲 で あ るか ら,最 終 値 へ の 影 響 は き わめ て少 さ い。.
(14) 478. 島. 田. 宜. 浩. 他3名. 2. 第 Ⅴ章. 結. SMONとchinoform剤. SMONの 語. 発 地 区のI病. 院における. 院44年 度 の 外 来 患 者,そ. れ ぞ れ11953例 と7290例 につ き, chinoform剤 況 を調 査 しSMON患 1.. 投与状. 者 の 発生 状 況 と比 較 した 。. I病 院 に お け るSMON患. 与 状 況 か ら証 明 で き なか っ た 。. は, 43年 度55例 中8例,. 3. 被 キ剤 投 与 患者 総数 に対 す るSMONの はI病 院, 43年 度13.9%,. 45年 度. 7例 中2例 で, 44年 度 は 非 常 に 高率 で あ り,し か も. Q病 院 で は5例. 者15例 中2例,. 4.. 異 もな く,中 年 の 女性 に 多 発す るSMONの 一 致 し なか っ た。 5.. (SMON)の 観 察,日 2). 3)楠. 献. 部 症 状 を伴 う 脳 脊 髄 炎 症. 伝 染 会 誌, Y.,. (SMON),. 14:. 9. 339‑34,. 井 賢 造:ス. 43:. 99‑106,. Subacute. Neuropathy. 7). み,. 1969 8). Myelo‑Optico‑ Asian. 4). 218,. Medical. J.,. モ. 9). 1971 SMONの. 原 因 と して の キ ノホ ル ム. に 関 す る 疫 学 的 研 究,日. 医 新 報,. 10). 井 形 昭 弘, 741‑751,. 6). キ ノ ホ ル ム,治. 53:. 11). SMON患. 医 新 報,. 2427. 12). 学 のあゆ. 1971. 調 査 成 績(第. 一 報),ス. 1970. モ ン調 査 研 究 協 議 会 班 会. (11月13日). 島 田 宜 浩 ほ か,岡. 山 県 井 原 地 区 に お け るSMON. の 発 生 状 況‑キ. ノ ホ ル ム 投 与 を 中 心 と した 調 査,. 医 学 の あ ゆ み,. 77:. 本 間 美 章 ほ か,キ. 2477,. B二. 572‑574,. 1971. ノ ホ ル ム 服 用 者 の 神 経 症 状‑ 月 の 臨 床 統 計 学 的 観 察‑日. 24‑26,. 祖 父 江 逸 郎 ほ か,. 2480,. 者 にみ られ る緑 毛 舌 神. 経 症 状 と キ ノ ホ ル ム の 関 連,日 1970. 667‑669,. モ ン患 者 の キ ノ ホ ル ム剤 服 用 状 況. A,. 1971. 高 須 俊 明 ほ か,. 24‑32,. 療,. 症 と キ ノ ホ ルム 投 与 状. 楠 井 賢 造,ス. 報, SMONと. SMON発. 某 病 院1年7ヵ. 2448 , 29‑34,. 1971 5). 76:. 議 報 告,. 1971. モ ン の 臨 床 診 断 指 針 の 設 定,ス. 椿 忠 雄 ほ か,. 中 江 公 裕 ほ か,. 況 と の 関 連 に つ い て の 理 論 的 考 察,医. ン 調 査 研 究 協 議 会 研 究 報 告 書No. 2臨 床 班 研 究 報 告,. 投. 生 の 間 に 直接 関 係 す る 成績 は 得 られ な. か っ た。. 疫 学 的 研 究,岡 山 県 井 原 市 に お け る. SHIMADA,. 成 績 とは. 以 上 の よ うに, 3病 院 にお け るchinoform剤. 与 とSMON発. 文 島 田 宜 浩 ほ か,腹. キ剤 が 投 与 され た一 般 患 者 の年 令 構 成 は 男 女. 投 与 状 況 の調 査 成績 の比 較 か らは, chinoform剤. 中2例 に 神 経症 状 発 現 以 前 の キ剤 投. 与 が証 明 で き なか っ た。. 1). Q病 院 で は1.8. と も20才 な い し30才 台の 症 例 が 最 高 率 で 男 女 間 の 差. 年 次 に よる 差 異 が 多 く一 貫 した 成 績 が 得 られ な か っ た。 またP病 院 に お いて もSMON患. 発 生率. 45年 度5.7. %で あ っ た。. 例 に対 す る割 合. 44年 度53例 中32例,. 44年 度29.6%,. %で あ り, P病 院 で は44年 度2.7%,. 者 の うち,神 経 症 状. 発 現 以 前 の キ 剤 非 投 与例 のSMON全. 発 生 は44年 度. キ剤 投 与 状 況 の変 化 は,一 般 患者 へ のchinoform投. 昭 和43, 44, 45年 度 の外 来 患 者 総 数7374例 お よび 県 下 の 他 地 区 に あ るPとQ病. 発 生 が あ り,そ の 後SMONの. 後 半 よ り急 激 に減 少 して い る が,そ れ を説 明 で き る との 関 係 を明 らか にす るた. め に,岡 山県 下 のSMON多. I病 院 の 周辺 で は44年 度 前 半 に 最 も高 率 な. 医新. 1971 SMONと. キ ノ ホ ル ム の 関 連‑. 医 療 機 関 の 調 査 比 較 か ら‑,日 27‑29,. 医新報. 1971. 高 崎 浩,ス. モ ン の 臨 床,日. 629‑641,. 1971. 本 医 師 会 雑 誌,. 65,.
(15) SMONとChinoform剤. 投 与 の関 係. 479. Comparative Studies on Doses and Total Amounts of Chinoform Administered on SMON and Non-SMON Patients Yoshihiro. Shimada,. Masahiro. Junichi. Kubota,. Fukuhara,. Kiyowo. Kosaka. Departmentof InternalMedicine OkayamaUniversityMedicalSchool, Okayama,Japan. ABSTRACT In order to elucidate the relationship between SMON (subacute myelo-optico-neuropathy) and chino form, we carried out comparative studies on the doses and total amounts of chinoform preparations on the both patients of SMON and non-SMON admitted in Hospital I where SMON is most endemic in Okayama Prefecture, during the period of 1968, 1969 and 1970, to the total of 7,374 cases, and those treated in 1969 at Hospitals P and Q located in other districts, amounting to 11,953 and 7,290 cases respectively,. all inclusive. of SMON and non-SMON patients.. The results. are briefly summarized. as. follows. 1. Of the SMON patients. in Hospital I, the ratio. of those not receiving. chinoform. administration. prior to the onset of SMON to the total SMON cases proved to be 8 to 55 cases in 1968, 32 to cases in 1969, and 2 to 7 cases in 1970, indicating that the incidence in 1969 is very high. What more, there is a considerable Eve n at Hospital. P the administration. patients and at Hospital SMON. 2.. difference. according. to the fiscal. of chinoform. Q in 2 out of 5 cases prior. In the region around Hospital. to the beginning. the incidence decreased. We can find no evidence as to substantiate. from the results. of chinoform. 3.. The ratio. of SMON patients. results.. in 2 cases out of 15 SMON. of neurological. symptomes. of. the highest incidence of SMON in the first. 1969. However,. administered. thus giving no uniform. cannot be confirmed. I there was observed. half of the fiscal year 1969, and thereafter. year,. 52 is. to general non-SMON. to the total cases treated. rapidly. changes. from. the. in the chinoform. latter. half of. administration. patients.. with chinoform at Hospital. be 13.9% in 1968, 29.6% in 1969, and 5.7% in 1970, and at Hospital. I proved. to. P it was 2.7% in 1969 and at. Hospital Q 1.8%. 4.. As to the age range of general. cases proves to be highest in twenties at all with the known propensity 5.. receiving. in the three hospitals. chinoform. administration. chinoform,. and thirties irrespective. the incidence of those. non-SMON. of sex and this finding doesnot. coincide. of SMON being more apt to occur in females of middle age.. As is obvious from these findings, our comparative. to patients the. patients. do not yield. studies conducted. any evidence. and the onset of SMON.. to prove. on the effects of chinoform. direct. relationship. between.
(16)
関連したドキュメント
Many studies have been carried out including numerical simulations, in order to understand the mechanisms of loss current generation and the relationship between the progress
Thisthesisisaimedtostudystress-microstructurerelationshipsmmechanicamydefOrmed
抗 kb4p 抗体 を作製し て解析を 行った 結果、kb4p はりン酸 化されて いるこ とを見 いだした 。リン 酸化は主 要な翻 訳後修飾機構のーつであることから、kb4p のりン酸
Title Development of Iron-Catalyzed Selective Cross-Coupling Reactions toward Natural Product Synthesis( Digest_要約 ). Author(s)
Development of Iron-Catalyzed Suzuki-Miyaura Coupling Reaction Abstract_要旨.. Thesis
Adol escentpsychol ogyasseeni ntheworksofBananaYoshi moto( 9) .
[r]
Bonferroni s multiple comparisons between pretest and post-test showed significant differences, where post-test was better, at sentence-level (seven groups, except no feedback) and