常陸太田準都市計画区域の指定について
平成
20
年
7
月
都市計画を決定する土地の区域等
1 都市計画の種類並びに名称
(1)種類
準都市計画区域
(2)名称
常陸太田準都市計画区域
2 都市計画を決定する土地の区域
(1)常陸太田市
ア 準都市計画区域
(ア) 追加する部分
茨 城 県 常 陸 太 田 市
大里町,薬谷町,久米町及び大平町の各一部
(イ) 位置及びおおむねの区域
別添の図に表示のとおり
(ウ) 面積
3 建築形態規制の指定について
(1)建築形態規制の指定を行う地域
常陸太田準都市計画区域のうち用途地域の定めのない地域
(2)建築形態規制の内容
項 目 規制の値 備 考
容 積 率 10分の20 −
建ぺい率 10分の6 −
道路斜線 1.5
道路の反対側からの斜線の角度を示す
(詳細は参考資料を参照)
隣地斜線 1.25
隣地境界において20mの高さの位置か
らの斜線の角度を示す
(詳細は参考資料を参照)
容 積 率:建築基準法(昭和25年法律第201号。以下「法」という。)第52条第1項第
6号の規定により定める数値をいう
建ぺい率:法第53条第1項第6号の規定により定める数値をいう
道路斜線:法第56条第1項第1号に規定する別表第3の5の項(に)欄の規定により定め る数値をいう
準都市計画区域等を指定する理由
常陸太田市は,平成
16
年
12
月に常陸太田市,金砂郷町,水府村,里美村が合併して
誕生した。
日立都市計画区域に属する旧常陸太田市の南部については,都市計画区域となってい
るが,その他の区域は都市計画区域外となっている。
都市計画区域外の旧金砂郷町の大里町や薬谷町において,住宅地開発や建築が行われ
ているが,道路や排水施設などの都市基盤が整備されないまま住宅地開発が行われてい
るため,既存の狭隘道路の整備,周辺の農業用水路への雑排水の流入,宅地と農地・林
地が混在するなど,土地利用の問題を生じている。
このため,土地利用の整序を目的に,宅地開発が進む旧金砂郷町の大里町及び薬谷町
を中心とする区域を準都市計画区域に指定する。
また,準都市計画区域内においては,建築基準法の形態規制が適用となるが,用途地
域の定めのない地域の形態規制の基準については,都市計画ではなく,特定行政庁の定
めによることとされている。
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−1−
準都市計画区域の指定について
平成
20
年
7
月
茨城県・常陸太田市
■
金砂郷地区の開発や宅地化の動きについて
常陸太田市の金砂郷地区の一部の地域では,新たな住民が転入して人口が増え,活気が生まれ ている反面,乱雑な開発や宅地化が急速に進んでいます。
■
適切な開発指導が適用されない場合の開発地の問題の例
・緊急車両が入れない狭い道路や災害時でも代替のない行き止まり道路に宅
地が集積してしまうことがある
・道路側溝などの雨水排水設備が整備されないままに宅地化が進み,排水不
良箇所などが発生してしまうことがある
■
適切な建築指導が適用されない場合の建築の問題の例
・建築物どうしの日照,採光,通風などが確保できないことがある
乱雑な開発や宅地化による問題の一例
−2−
■
準都市計画区域の概要と指定による効果
準都市計画区域は,2000年(平成12 年)の都市計画法の改正によって新たに創設された制度で
す。準都市計画区域を指定することでまちづくりや生活環境面にさまざまな効果が期待されます。
次の
3
つに合致する区域に指定します。
・これまで都市計画区域が指定されていない区域
・一定の建築物の建築や宅地造成が行われているか,今後行われると見られ
る区域
・自然的・社会的条件や農業関連法などによる土地利用規制の状況を見た結
果,そのまま放置すると,将来は都市としての整備,開発及び保全に支障
が生じるおそれがある区域
準都市計画区域を指定する地域
・開発・建築に関する適切な指導ができるようになり,常陸太田市の計画的で
良好なまちづくりを誘導しやすくなります。
効果
1
・市街化調整区域のように宅地化を抑制しないため,人口定住を妨げにくく,
地域の活性化政策と整合しやすい面があります。
効果
2
・開発や建築に関する適切な指導を通じて,良好な自然資源や田園資源との調
和や保全がしやすくなります。
効果
3
・開発や建築に関する適切な指導を通じて,道路,公園,排水などの生活基盤
施設や日照,採光,通風などの生活環境が向上しやすくなります。
効果
4
市街化区域のように積極的な整備や開発を行う必要はないものの,適切な
土地利用の誘導を行わないと,何らかの支障をきたす恐れがある場合に,土
地利用の整序のみを行う目的で定めます。
準都市計画区域の指定のねらい
これらの効果を適切に発揮させるため,開発や建築を行う際に開発許可申請
や建築確認申請などの手続きによって,開発や建築の計画が基準に合致してい
ることを確認します。
−3−
■
準都市計画区域を指定することで開発・建築が変わります
準都市計画区域を指定することで,開発行為や建築行為は次のように変わります。
「準都市計画区域」の指定
つまり,国や県が定めている基準に基づいて行う開発や建築の対象範囲が
広がることで,これまで以上に「安全で安心な開発地や建築物ができるよう
になる」ということです。
開発行為(開発許可制度)
・3, 000㎡以上の開発行為は,県知事の 許可が必要となります。
建築行為(建築確認制度)
・小規模な増築( 10㎡以内)を除く全て
の建築行為において,建築確認を受 けることが必要となります。
・また,建築基準法に定める集団規定
(※)が適用されます。
これからは…
「都市計画区域外」の位置づけ
開発行為(開発許可制度)
・10, 000㎡以上の開発行為の場合は, 県知事の許可が必要でした。
建築行為(建築確認制度)
・小規模な建物については,建築確認 申請の手続きが不要でした。
・また,建築確認申請が必要な建物で
あっても,集団規定(※)が適用され
ませんでした。
これまでは…
※ 「集団規定」とは…
集団規定は通称であり,ひとつひとつの建築物ではなく, 建築物群 として見た場合
に,建築物どうしがお互いに快適な環境を維持できるように決める「建築物の相互の取 り決め」のことです。
−4−
■
建築形態制限
準都市計画区域を指定することで,建築基準法に定める集団規定が適用されることになります。
建築基準法では,住環境の快適さや安全を確保するために,建築物の建築に対してさまざまな
制限(建築形態制限)が定められています。具体的には,建築物の敷地は道路に接していなければ
建築することができないことをはじめ,容積率,建ぺい率,斜線制限などの形態が規制されます。
建築形態規制
(建築基準法)
規制の概要と効果 規制の値
接道義務 (第43条)
道路の種別 (第42条)
■ 概要
・建築物の敷地は道路に2m以上接することとしま
す。
・道路は4m以上の幅員が必要です。
・従来から建築物が建ち並んでいる1. 8m以上の道
路の場合,道路の中心から2m下がった位置を道
路境界と見なします。
■ 効果
・交通,安全,防火,衛生などの観点で一定の快適 性が確保されます。
−
容積率制限 (第52条)
■ 概要
・敷地面積に対する建物の床面積の合計(例えば 2
階建ての場合は1階と2階の床面積の合計)の割
合です。
■ 効果
・この敷地内で利用可能な建築物の床の総量を定め
ることで無秩序な過密を防止し,道路,上下水道
等の都市基盤施設の処理能力とのバランスを保 ちます。
・また,市街地環境の悪化を防止します。
200%
建ぺい率制限 (第53条)
■ 概要
・敷地面積に対する建物の水平投影面積(建物の真
上から真下に見て建物が地面を被っている面積)
の割合です。
■ 効果
・敷地内に一定の地上空間を確保することで,防災
のための空地や通路の確保,保健・衛生のための
日照,通風,採光の確保を図ります。
60%
道路斜線制限 (第56条)
■ 概要
・建物の前面道路の反対側の境界線から一定の勾配
の斜線及び一定の距離内に建物の高さを収めま す。
■ 効果
・道路や建物物の日照,採光,通風が確保できます。
※ 道路からの距離は標準的な条件の場合の例
W× 1. 5
隣地斜線制限 (第56条
第1項第2号)
■ 概要
・隣地との境界から一定の高さ及び一定の勾配の斜
線内に建築物の高さを収めます。
■ 効果
・道路斜線制限と同様に,日照,採光,通風が確保 できます。
20m+1. 25W
※ 上記には基本的な内容を中心に示していますので,より詳細な内容や具体的事例に基づいた 運用などについては,茨城県県北総合事務所や市役所の建築指導担当部署にご確認下さい。
敷地
建物面積 道路
道路
敷地
床面積 1階 + 2階
※2階建ての場合
道路(幅員4m以上)
敷地 建物 2m以上
↑ 隣地境界
1. 0
建てられ る範囲 1. 25
建物 20m
↑ 道路
(幅4m未満は4mの位置) 1. 0
建てられ る範囲 1. 5
−5−
国道293号 道路中心
市道 金Ⅰ‐ 8号線 道路中心
市道 金4B- 997号線 道路中心
大字界 河川区域界
N
市道 金4B- 482号線 道路中心
準都市計画区域のエリア
凡例