43 講 演
監訳者はしがき
監訳
只 木 誠
ここに掲載する以下の 3 本の論文は,2014年 3 月に本学比較法研究所で
行われた
Arndt Sinn
教授による講演原稿を, 出版用に加筆修正したものである。
Sinn
教授は,2000年にギーセン大学にて博士号を取得(Die Nö- tigung im System des heutigen Strafrechts
),2006年 に「Straffreistellung aufgrund von Drittverhalten - Zurechnung und Freistellung durch Macht
」 にて教授資格を取得された。この教授資格取得論文で,Sinn
教授は,同 年, ヘルベルト・ シュトルツェンベルク博士賞を受賞されている。 その 後,アウグスブルク大学等で教員歴を重ね,2008年に現職のオスナブリュ ック大学のドイツ・ヨーロッパ刑事法,国際刑法および比較刑法講座に担 当教授として着任された。また,欧州・国際刑事法研究センター(ZEIS)の所長を務め,法学研究紀要(ZJS)の編集委員にも任命されている。
Sinn教授の研究分野は, それぞれの論文の内容からも分かるように,
多岐にわたっており,犯罪論といった基盤的な研究から,サイバー犯罪・
インターネット犯罪といった現代的な問題まで,多くの研究業績を重ねて おられるところ,とくに,近時は,