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Microsoft PowerPoint - CVM.ppt [互換モード]

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非市場評価研究の実践

非市場評価研究の実践

1章 CVMの実践

立命館大学経済学部 寺 脇 拓

1. CVM調査

1. CVM調査

2 1. CVM調査 第1章 CVMの実践 非市場評価研究の実践

1 1 調査手順(環境の場合)

1.1 調査手順(環境の場合)

1. 評価対象となる環境に関する情報を収集する。

‡被験者に想定する状態変化を正確に伝えるため、評価しようと している環境やその周辺の社会経済状況が現在どのような状態 にあり 将来的にどうなりうるかについて情報を集める にあり、将来的にどうなりうるかについて情報を集める。

2. CVM質問を含むアンケート調査票を作成する。

‡政策的に意味のある仮想状況を設定し 現実性(realism)と中 ‡政策的に意味のある仮想状況を設定し、現実性(realism)と中 立性(neutrality)に配慮してCVM質問を作成する。 ‡CVMのシナリオによって評価額が大きく変化する可能性があ るため 慎重な質問設計が必要となる るため、慎重な質問設計が必要となる。

3.

フォーカスグループ

(focus group)との意見交換を通

じて調査票の洗練を図る

じて調査票の洗練を図る。

‡評価対象となる環境とかかわりが深い主体(地域住民、政府関 係者、利用者など)の代表者と自由な意見交換を行う。 3 1. CVM調査 第1章 CVMの実践 非市場評価研究の実践

4. プレテスト(事前調査)を行う。

4. プレテスト(事前調査)を行う。

‡小規模にアンケート調査を行い、作成した調査票に問題がない か、受益範囲が適切かを調べる。

5. 本調査を実施する。

‡受益範囲を確定したうえで、その母集団の中から無作為に標本 を抽出し アンケ ト調査を実施する を抽出し、アンケート調査を実施する。 ‡結果に与える影響、被験者の負担/プライバシー、社会規範な どを考慮して、調査票の構成、配布方法を慎重に決める必要が ある。

6. 得られた調査データからその環境サービスに対する評

価額を計測する

価額を計測する。

‡標本の平均的なWTP、あるいはWTAを推定し、それに母集団 世帯数を乗じることで総評価額を推定する。 世帯数を乗じる とで総評価額を推定する。 4 1. CVM調査

(2)

1 2 質問形式

1.2 質問形式

■自由回答

(open-ended)形式

( p

)

• WTPを直接的に質問する形式

質問 現在の里山生態系を保全するためにあなたは毎年最大いくら支払っても良 いと思いますか? ( )円

• 利点と欠点

‡ [利点] 環境価値の金額に関する手がかりを被験者に提供する ‡ [利点] 環境価値の金額に関する手がかりを被験者に提供する ことによって生じるアンカリングバイアス(anchoring bias) が生じない。 際 複雑な統 技 を な ‡ [利点] WTPの計測の際に複雑な統計技術を必要としない。 ‡ [欠点] 無回答、ゼロ回答、外れ値が多く含まれる。 5 1. CVM調査

■支払カード(payment card)形式

■支払カ ド(payment card)形式

• 提示額の集合の中から被験者が最大限支払っても良い

と考えるものを質問する形式。

を質問す

質問 現在の里山生態系を保全するためにあなたは毎年いくら支払っても良いと 思いますか?以下の中で支払っても良いと思う最大の金額に○をつけてく ださい ださい。 ①500円 ② 1000円 ③ 2000円 ④ 3000円 ⑤ 5000円 ⑥ 1万円 ⑦2万円 ⑧ 5万円 ⑨500円未満 ⑩ 支払いたくない

• 利点と欠点

点 答率が高 外れ値が少な ⑦2万円 ⑧ 5万円 ⑨500円未満 ⑩ 支払いたくない ‡ [利点] 回答率が高い。外れ値が少ない。 ‡ [欠点]選択の範囲が支払カードの金額に縛られることによる バイアスが生じるかもしれない。 バイアスが生じるかもしれない。 > これを範囲バイアス(range bias)という。 6 1. CVM調査 第1章 CVMの実践 非市場評価研究の実践

■二肢選択

(dichotomous choice)形式

■二肢選択

(dichotomous choice)形式

• 予め用意された幾つかの提示額のうちの一つを被験者に

提示し、その金額に対する支払意思を質問する形式。

、そ

支払

を質問す

質問 現在の里山生態系を保全するためにあなたは毎年1000円を支払っても良 いと思いますか? ( ① 支払っても良い ② 支払いたくない )

利点と欠点

( ① 支払っても良い ② 支払いたくない ) ※提示される金額は被験者によって異なる。

• 利点と欠点

‡ [利点] 通常の購買行動に類似する(無回答が少ない)。

‡ [利点] 誘引両立的(Hoehn and Randall 1987) ‡ [利点] 誘引両立的(Hoehn and Randall 1987)。

‡ [欠点] プロジェクトに対して賛成する態度を示すために、被験 者が自身のWTPとは関係なく「支払ってもよい」と回答するか もしれない。 > これを賛成バイアス(yea-saying bias)という。 [欠点]統計的に非効率(大きなサンプルを必要とする) 7 ‡ [欠点]統計的に非効率(大きなサンプルを必要とする)。 1. CVM調査 第1章 CVMの実践 非市場評価研究の実践

■二段階二肢選択

(double-bounded dichotomous

■二段階二肢選択

(double bounded dichotomous

choice)形式

• 二肢選択型の質問を二回繰り返す形式。

肢選択

質問を

回繰り

質問 現在の里山生態系を保全するためにあなたは毎年1000円を支払っても良 いと思いますか? ① ② ( ① 支払っても良い ② 支払いたくない ) ※回答が①の場合:では2000円だったらどうですか? ※回答が②の場合:では500円だったらどうですか?

• 利点と欠点

※回答が②の場合:では500円だったらどうですか? ※提示される金額は被験者によって異なる。

利点と欠点

‡ [利点]二肢選択形式よりも統計効率的。 ‡ [欠点][ ]賛成バイアスを引き起こしうる。賛 ‡ [欠点]誘引両立的ではない。 8 1. CVM調査

(3)

2. WTPの計測

2. WTPの計測

9 2. WTPの計測

2 1 平均値と中央値

2.1 平均値と中央値

標本平均値

(sample mean)

(

p

)

‡ 観測値の総和をその総数(標本サイズ)で割った値。 ‡ 番目の観測値を 、標本サイズを で表す とき 標本平均 は次式で表される とき、標本平均 は次式で表される。

標本中央値

(sample median)

観測値を小さいものから順に並べたときの真ん中の値 ‡ 観測値を小さいものから順に並べたときの真ん中の値。 ‡ 観測値の総数が偶数であるときは,その真ん中の二つの値の平 均を用いる。

• 近年の研究では

中央値が採用されることが多い

‡ WTPの推定値が控えめ(conservative)で、頑健(robust)であ る が 由 10 ることがその理由。 2. WTPの計測 第1章 CVMの実践 非市場評価研究の実践

2 2 支払カ ド形式における計測

• 支払カード形式の下ではWTPは区間データとなる。

2.2 支払カード形式における計測

‡ 例えばp.7の質問例で5に○をつけた人のWTPは5000円から 10000円の間にある。

これらのデ

タから次の度数分布表が作成される

• これらのデータから次の度数分布表が作成される。

階 級 階 級 値 度 数 累 積 度 数 相 対 度 数 累 積 相 対 度 数 ⑩を選択 WTP 0 0 5 5 2 5% 2 5% ⑩を選択 → WTP=0 0 5 5 2.5% 2.5% ⑨を選択 → 0~ 500 250 10 15 5.0% 7.5% ①を選択 → 500~ 1000 750 10 25 5.0% 12.5% ②を選択 → 1000~ 2000 1500 20 45 10.0% 22.5% ②を選択 ③を選択 → 2000~ 3000 2500 25 70 12.5% 35.0% ④を選択 → 3000~ 5000 4000 45 115 22.5% 57.5% ⑤を選択 → 5000~ 10000 7500 40 155 20.0% 77.5% ⑥を選択 → 10000~ 20000 15000 25 180 12.5% 90.0% ⑦を選択 → 20000~ 50000 35000 15 195 7.5% 97.5% ⑧を選択 → 50000~ 50000 5 200 2.5% 100.0% 合 計 200 100 0% 11 合 計 200 100.0% 恣意的に決めざるを得ない 2. WTPの計測 第1章 CVMの実践 非市場評価研究の実践

■度数分布表に登場する用語

■度数分布表に登場する用語

階級

(class)

‡ ある上限値と下限値で区切られた区間。 ‡ ある上限値と下限値で区切られた区間。

階級値

(midpoint)

‡ 階級の中央の値。階級の上限値と下限値を足して2で割っ ‡ 階級の中央の値。階級の上限値と下限値を足して2で割っ た値。

度数

(frequency)

‡ 各階級に含まれる観測値の数。頻度ともいう。

累積度数

(cumulative frequency)

‡ 各階級の度数とその階級以下の階級の度数の総和。 ‡ この例では、各階級の上限値より小さなWTPをもつ回答者 の数 の数。 12 2. WTPの計測

(4)

相対度数

相対度数

(relative frequency)

(relative frequency)

‡ 各階級の度数を観測値の総数で割った値。 ‡ 各階級に含まれる観測値の割合各階級 含まれる観測値 割合。。

累積相対度数

(cumulative relative frequency)

‡ 各階級の累積度数を観測値の総数で割った値積 ‡ この例では、各階級の上限値より小さなWTPをもつ回答者 の割合。 13 2. WTPの計測

■平均値の計算

■平均値の計算

• 各階級値をその階級に含まれる人のWTPとみなして平

均値を計算する。

‡ :階級 の階級値 ‡ :階級 の階級値 ‡ :階級 の度数 ‡ :階級階級 の相対度数相 度数

>

(階級値)×(相対度数)の合計により計算される

‡ 最大提示額より大きい階級の階級値については、調査者が恣 14 意的に設定せざるを得ない。 2. WTPの計測 第1章 CVMの実践 非市場評価研究の実践

■中央値の計算

■中央値の計算

• 累積相対度数が0.5となる階級の上限値で表される。

• 0 5になることはまれなので一般には次の近似計算が

• 0.5になることはまれなので一般には次の近似計算が

用いられる。

‡ :累積相対度数が0.5をはじめて超える階級の上限値 ‡ :累積相対度数が0.5をはじめて超える階級の上限値 ‡ :累積相対度数が0.5をはじめて超える階級の下限値 ‡ :0.5をはじめて超える累積相対度数 累積相対度数 ‡ :0.5を超える手前の累積相対度数

• 上の式は次の関係から導かれる。

15 2. WTPの計測 第1章 CVMの実践 非市場評価研究の実践 100% 平均値 60% 80% 50% 累積相対 40% 60% 度数 20% 40% 0% 20% 中央値 WTP 0 10000 20000 30000 40000 50000 60000 図1.1 WTP分布の平均値と中央値 16 2. WTPの計測

(5)

2 3 二肢選択形式における計測

2.3 二肢選択形式における計測

• 二肢選択CVMでは標本をいくつかのグループに分け、

それぞれのグループに異なる金額を提示する。

• 各グループにおいてその提示された金額に対してNO

と回答した被験者の割合は

何%の人がその金額を支

と回答した被験者の割合は、

何%の人がその金額を支

払いたくないと思っているか

を表す。

> これを

累積相対度数

の代わりに使う

> これを

累積相対度数

の代わりに使う。

提示額 回答者数 YESと答え た回答者数 NOと答えた 回答者数 NOと答えた回 答者の割合 5000円を支払い たくない人の割合 1000 100 95 5 5% 2000 100 80 20 20% 3000 100 60 40 40% たくない人の割合 =WTP<5000の 割合(確率) 5000 100 45 55 55% 10000 100 30 70 70% 20000 100 15 85 85% 17 50000 100 5 95 95% 2. WTPの計測

• 累積相対度数が得られれば相対度数も計算されるた

• 累積相対度数が得られれば相対度数も計算されるた

め、次のように表を作り直すことによって、WTPの平

均値、および中央値を計算することができる。

‡ 支払カード形式同様、最大提示額より大きい階級の階級値は 調査者が恣意的に設定せざるを得ない。 階 級 階 級 値 相 対 度 数 累 積 相 対 度 数 0~ 1000 500 5% 5% 1000 2000 1500 15% 20% 1000~ 2000 1500 15% 20% 2000~ 3000 2500 20% 40% 3000~ 5000 4000 15% =55-40 55% 5000~ 10000 7500 15% 70% 10000~ 20000 15000 15% 85% 20000~ 50000 25000 10% 95% 50000~ 50000 5% 100% 恣意的に決めざるを得ない 18 恣意的に決めざるを得ない 2. WTPの計測 第1章 CVMの実践 非市場評価研究の実践

■練習問題

■練習問題

• CVM調査で次のような質問がなされたとする。

質問 A地域の干潟は、水質浄化機能や生態系を保全する機能を有しています。 仮の話ですが「この干潟が失われ、そこでの水質浄化機能や生態系保全機 能が失われてしまった状況」を想像してみてください。こうした状況を避 けるために 干潟を保全するための資金とし みなさまから任意の募金 けるために、干潟を保全するための資金として、みなさまから任意の募金 を募ったとします。あなたの世帯では、この募金額として,毎年一世帯当 たり1,000円を支払ってもよいと思いますか。一つに○印をつけてくださ い。

• この質問形式に含まれる提示額(上のサンプルでは1000

い。 ( ① 支払っても良い ② 支払いたくない )

• この質問形式に含まれる提示額(上のサンプルでは1000

)としては、1000円、5000円、10000円が用意され

た。そしてそれぞれの提示額に対する支払意志をそれぞ

れ100人の回答者に質問した 調査の結果 支払っても

れ100人の回答者に質問した。調査の結果、支払っても

よいと回答した人数、支払いたくないと回答した人数は

それぞれ次の表に示されるようになった。

19 2. WTPの計測 第1章 CVMの実践 非市場評価研究の実践 支払ってもよいと答えた 提示額 回答者数 支払ってもよいと答えた 回答者数 1000 100 80 5000 100 40

1 このとき 度数分布表はどのように推定されるか 次の

5000 100 40 10000 100 20

1. このとき、度数分布表はどのように推定されるか。次の

①~⑩に適当な数字を記入せよ。

階 級 階 級 値 相 対 度 数 累 積 相 対 度 数 0~ 1000 ① ④ ⑧ 1000~ 5000 ② ⑤ ⑨ 5000~ 10000 ③ ⑥ ⑩ 10000~ 10000 ⑦ 100%

2. 得られた度数分布表をもとに①WTPの平均値と②WTP

の中央値を計算せよ。

20 2. WTPの計測

(6)

2 4 二段階二肢選択形式における計測

2.4 二段階二肢選択形式における計測

ある金額を提示された人のうち、どれだけの人がその

金額を支払いたくないか

がわかれば累積相対度数(正

確には提示額に対する拒否確率)が得られる。

うる人数)

(提示額  に直面し

と答える人数)

(提示額  に対してNO

• 二段階二肢選択形式においても、ある提示額に直面し

うる全ての被験者の数と、その中でその金額を拒否す

る被験者

数を数

割合

確率を推

る被験者の数を数え、その割合でもってこの確率を推

定する。

• これらの値が得られれば 二肢選択形式と同様の方法

• これらの値が得られれば、二肢選択形式と同様の方法

でWTPの平均値、中央値が計算される。

21 2. WTPの計測 初期提示額 二段階目の 1000 NO YES 2000 NO YES 初期提示額 より低い提示額 2000 500 1000 3000 二段階目の グループ1 より高い提示額 グループ2 3000 5000 2000 5000 NO YES 3000 8000 NO YES 2000 5000 3000 8000 グループ3 グループ4 22 2. WTPの計測 第1章 CVMの実践 非市場評価研究の実践

■例:

2000円に対する拒否確率

■例:

2000円に対する拒否確率

• 四つの回答パターンをNN、NY、YN、YYで表す。

‡ NN:初期提示額でNO 二段階目のより低い提示額でNO ‡ NN:初期提示額でNO、二段階目のより低い提示額でNO。 ‡ NY:初期提示額でNO、二段階目のより低い提示額でYES。 ‡ YN:初期提示額でYES、二段階目のより高い提示額でNO。 ‡ YY:初期提示額でYES、二段階目のより高い提示額でYES。

• 2000円に直面しうる人の総数(

)

= (グループ1の人数)+(グループ2の人数)+(グループ3の人数)

• うち2000円を支払いたくないと答える人数( )

= (グループ1でNN、NY、あるいはYNと答えた人数) + (グループ2でNN、あるいはNYと答えた人数) グ プ 答 数 + (グループ3でNNと答えた人数)

>

23

>

2. WTPの計測 第1章 CVMの実践 非市場評価研究の実践 2000 NO YES 1000 3000 NO YES NO YES NO YES NO YES NN NY YN YY #()は「カッコ内の条件を満たす 人数」を意味する 図1 2 二段階二肢選択CVMの回答とWTP 24 図1.2 二段階二肢選択CVMの回答とWTP 2. WTPの計測

(7)

2000円に直面しうる被験者 2000円を拒否する被験者 初 期 提 示 額 回 答 者 数 NN NY YN YY 1000 100 10 20 30 40 1000 100 10 20 30 40 2000 100 30 30 20 20 3000 100 60 20 10 10 5000 100 70 15 10 5 5000 100 70 15 10 5 25 2. WTPの計測

3. CVMの応用

3. CVMの応用

26 3. CVMの応用 第1章 CVMの実践 非市場評価研究の実践

3 1 統計的生命の価値への応用

3.1 統計的生命の価値への応用

統計的生命の価値

(value of statistical life:

VSL

)

‡ 死亡リスクを削減することに対するWTPをその削減されるリスクの 大きさ(減少される確率)で割ることによって計算される命の価値。 質問 自動車の運転中に事故で死亡する確率は10万分の10です。これを10万分の 5に減らすことのできる安全装置があるとします。あなたはこの安全装置に対して最 大いくら支払っても良いと思いますか? ( WTP )円 ( WTP )円 ‡ このWTPはヘドニック賃金関数アプローチによって計測されること もある。 ‡ 米国環境保護局(EPA)の公式値は約600万ドル。 27 3. CVMの応用 第1章 CVMの実践 非市場評価研究の実践

3 2 VSL計算の注意点

高い死亡リスクの削減に対するWTP

を用いてVSLを計算

してはならない

3.2 VSL計算の注意点

してはならない。

‡ ロシアンルーレットによる死亡リスクの削減に対して表明される WTPは そのリスク削減に対するWTPではなく 支払能力 WTPは、そのリスク削減に対するWTPではなく、支払能力 (ability to pay)を表すものとなるであろう。

子供の統計的生命の価値

(value of statistical child’s

life:

VSCL

)と大人のVSLは異なる。

‡ 同じ汚染物質の曝露を受けるとき、その死亡リスクへの影響は大 人よりも子供のほうが大きいだろう 人よりも子供のほうが大きいだろう。 ‡ 大人が自分が子供であることを想定してWTPを表明する方法(米 国EPA 2003)や親が自分の子供の死亡リスク削減に対する WTPを表明する方法(OECD 2006)が提案されている WTPを表明する方法(OECD 2006)が提案されている。 28 3. CVMの応用

(8)

4. 事例: 里山生態系の経済評価

4. 事例: 里山生態系の経済評価

29 4. 事例: 里山生態系の経済評価

4 1 デ タ

4.1 データ

• 滋賀県仰木地区の里山保全に対するWTPを二段階二肢

選択形式を用いて計測する

(別紙問5)。

• 提示額の種類は次の通り。

バージョン 初期提示額 二段階目のより低い 提示額 二段階目のより高い 提示額 1 1000 500 2000 2 2000 1000 5000 3 5000 2000 10000 4 10000 5000 20000 5 20000 10000 50000

• サンプルデータ(CVMdata.xls)

‡ 二回とも「支払いたくない」と回答した人のうち、シナリオへ の抵抗 あるいは不理解を示した回答者を除外 30 の抵抗、あるいは不理解を示した回答者を除外。 4. 事例: 里山生態系の経済評価 第1章 CVMの実践 非市場評価研究の実践 31 図1.3 CVMdata.xls 4. 事例: 里山生態系の経済評価 第1章 CVMの実践 非市場評価研究の実践

4 2 エクセルによるデ タ集計

1.

変数名を含めて、データが含まれる範囲を選択する。

4.2 エクセルによるデータ集計

変数

32 4. 事例: 里山生態系の経済評価

(9)

2

データ→ピボットテーブルと

2.

タ→ピボットテ

ブルと

ピボットグラフレポートの順

にクリック。

3.

新しく開いたウィンドウで、

Excelのリスト/データ

ベ ス

「ピボ トテ ブ

ベース」、「ピボットテーブ

ル」がチェックされている

ことを確認して、完了を

とを確認して、完了を

クリック。

33 4. 事例: 里山生態系の経済評価

4

新たに次のようなシートが作成される

4.

新たに次のようなシ トが作成される。

34 4. 事例: 里山生態系の経済評価 第1章 CVMの実践 非市場評価研究の実践

5

次の手順で各変数をシート上にドラッグする

5.

次の手順で各変数をシ ト上にドラッグする。

(1)BIDを「ここに行のフィールドをドラッグします」にドラッグ。 (2)pay2を「ここに列のフィールドをドラッグします」にドラッグ。 (2)pay2を ここに列のフィ ルドをドラッグします」にドラッグ。 (3)再度pay2を「ここにデータアイテムをドラッグします」にドラッグ。 (4)pay1を「ここに列のフィールドをドラッグします」にドラッグ。 ( )p y 35 4. 事例: 里山生態系の経済評価 第1章 CVMの実践 非市場評価研究の実践

6

次のような表ができたら 「合計/pay2」と記されたとこ

6.

次のような表ができたら、「合計/pay2」と記されたとこ

ろをダブルクリックする。

36 4. 事例: 里山生態系の経済評価

(10)

7

新しく開いたウィンドウで 「集

7.

新しく開いたウィンドウで、「集

計の方法」を「データの個数」と

し、

OKをクリック。

8.

正しい集計結果が表示される。

NNの回答数 NYの回答数 YNの回答数 YYの回答数

37 4. 事例: 里山生態系の経済評価

4 3 拒否確率の推定

1.

ピボットテーブルの集計結果範囲を選択し、編集→コ

4.3 拒否確率の推定

ボッ テ

集計結果範囲を選択 、編集

ピーでコピーする。

‡ マウスで範囲選択する時は、右下のセルから始める。 ‡ 通常右クリックではコピーできない。 38 4. 事例: 里山生態系の経済評価 第1章 CVMの実践 非市場評価研究の実践

2

新しいシートを開き 編集→形式を

2.

新しいシ トを開き、編集→形式を

選択して貼り付けの順にクリック。

3

「値」をチェックして

OKをクリック

3.

「値」をチェックして

OKをクリック。

39 4. 事例: 里山生態系の経済評価 第1章 CVMの実践 非市場評価研究の実践

2

コピーされたデータを次のように整理する

2.

コピ されたデ タを次のように整理する。

3.

pp.22-26の説明を参考にして、

各金額に対してNOと回

答する人の数

を計算する。

40 4. 事例: 里山生態系の経済評価

(11)

4

同様に

pp 22-26の説明を参考にして

各金額に直面

4.

同様に、pp.22 26の説明を参考にして、

各金額に直面

しうる回答者の数

を計算する。

41 4. 事例: 里山生態系の経済評価

5

各金額を支払いたくない人の割合(各金額の拒否確率)を

5.

各金額を支払いたくない人の割合(各金額の拒否確率)を

計算する。

6.

拒否確率のセルを選択した後、右クリックでセルの書式設

定をクリックし、「表示形式」から「パーセンテージ」、小数点

以下の桁数を1にして 値を見やすくする

以下の桁数を1にして、値を見やすくする。

■練習問題

• 結果を度数分布表の形に整理し、平均値と中央値を求め

42

よ。

4. 事例: 里山生態系の経済評価 第1章 CVMの実践 非市場評価研究の実践

■ 引用文献

‡ Hoehn, J.P. and A.Randall (1987), A Satisfactory

Benefit Cost Indicator from Contingent Valuation,

Journal of Environmental Economics and Journal of Environmental Economics and Management, Vol.14, pp.226-247.

‡ OECD (2006), Economic Valuation of Environmental

Health Risks to Children OECD Health Risks to Children, OECD.

‡ U.S. Environmental Protection Agency (2003),

Children's Health Valuation Handbook, EPA

100-R-01-002 002.

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12―1 法第 12 条において準用する定率法第 20 条の 3 及び令第 37 条において 準用する定率法施行令第 61 条の 2 の規定の適用については、定率法基本通達 20 の 3―1、20 の 3―2

注意事項 ■基板実装されていない状態での挿抜は、 破損、