平
成
２ ９
年
度
定 期 監 査 ， 工 事 監 査 及 び
財 政 援 助 団 体 等 監 査 結 果 報 告 書
笠 監 第 1 95 号 平 成 3 0年 3月 9日
笠 岡 市 長 小 林 嘉 文 殿
笠 岡 市 議 会 議 長 栗 尾 順 三 殿
笠 岡 市 農 業 委 員 会 殿
笠 岡 市 固 定 資 産 評 価 審 査 委 員 会 殿
笠 岡 市 監 査 委 員 坂 本 昭 雄
同 仁 科 文 秀
定 期 監 査 ， 工 事 監 査 及 び 財 政 援 助 団 体 等 監 査 の 結 果 に つ い て （ 報 告 ）
～
目
次
～
定
期
監
査
第 1 監 査 の 期 間 及 び 対 象 --- 1
第 2 監 査 の 範 囲 及 び 方 法 --- 1
第 3 監 査 の 結 果 --- 1
政 策 部 企 画 政 策 課 --- 2
秘 書 課 --- 2
定 住 促 進 セ ン タ ー --- 2
協 働 の ま ち づ く り 課 ・ 市 民 活 動 支 援 セ ン タ ー ・ 消 費 生 活 セ ン タ ー --- 2
危 機 管 理 部 危 機 管 理 課 --- 2
総 務 部 総 務 課 ・ 固 定 資 産 評 価 審 査 委 員 会 事 務 局 --- 3
人 事 課 --- 3
財 政 課 --- 3
税 務 課 ， 収 納 対 策 課 --- 4
建 設 部 建 設 管 理 課 ， 建 設 事 業 課 --- 4
都 市 計 画 課 --- 4
産 業 部 農 政 水 産 課 ・ 農 業 委 員 会 事 務 局 --- 5
商 工 観 光 課 ・ か さ お か 新 し い し ご と づ く り セ ン タ ー --- 5
ふ る さ と 寄 附 課 --- 6
上 下 水 道 部 水 道 課 --- 6
下 水 道 課 ・ 笠 岡 終 末 処 理 場 --- 6
工
事
監
査
第 1 監 査 の 期 間 及 び 対 象 --- 8第 2 監 査 の 方 法 --- 8
財 政 援 助 団 体 等 （ 公 の 施 設 の 指 定 管 理 者 ） 監 査
第 1 監 査 の 対 象 --- 2 1 第 2 監 査 の 期 間 --- 2 1 第 3 監 査 の 方 法 --- 2 1 第 4 指 定 管 理 の 状 況 --- 2 1 第 5 監 査 の 結 果 --- 2 3
定
期
監
査
第 １ 監 査 の 期 間 及 び 対 象
平 成 3 0年1月2 5日 か ら 平 成 3 0年2月2 7 日 ま で の 間 ， 次 の と お り 実 施 し た 。
第 ２ 監 査 の 範 囲 及 び 方 法
今 回 の 監 査 は ，平 成2 9年 度 に お け る 財 務 に 関 す る 事 務 及 び 市 の 経 営 に 係 る 事 業 の 管 理 が ， 適 正 か つ 効 率 的 に 行 わ れ て い る か ど う か を 主 眼 と し て ， 監 査 資 料 の 提 出 を 求 め ， 関 係 諸 帳 簿 を 確 認 ・ 点 検 す る と と も に ， 関 係 職 員 か ら 説 明 を 聴 取 す る な ど に よ り 実 施 し た 。
ま た ， 前 回 の 定 期 監 査 で 指 示 ， 改 善 等 を 要 望 し た 事 項 が 適 正 に 処 理 さ れ て い る か ど う か に つ い て も 留 意 し て 監 査 し た 。
第 ３ 監 査 の 結 果
各 監 査 対 象 に お け る 予 算 の 執 行 ， 収 入 及 び 支 出 に 関 す る 事 務 に つ い て は ， 関 係 法 令 ， 条 例 ， 規 則 ， 予 算 等 に 準 拠 し ， お お む ね 適 正 に 執 行 さ れ て い る も の と 認 め ら れ た 。
前 回 の 定 期 監 査 で 指 摘 し た 事 項 に つ い て は ， お お む ね 改 善 さ れ て い る が ， 今 回 の 定 期 監 査 で 検 討 ・ 改 善 を 要 す る も の が 見 受 け ら れ た の で ， そ れ ぞ れ 必 要 な 措 置 を 講 じ ， 適 正 で 効
実 施 年 月 日 監 査 の 対 象
平 成3 0 年1月2 5日 税 務 課 ， 収 納 対 策 課
平 成3 0 年2月1 4日
秘 書 課 財 政 課 危 機 管 理 課
平 成3 0 年2月1 6日
人 事 課
定 住 促 進 セ ン タ ー
建 設 管 理 課 ， 建 設 事 業 課
総 務 課 ・ 固 定 資 産 評 価 審 査 委 員 会 事 務 局 協 働 の ま ち づ く り 課
市 民 活 動 支 援 セ ン タ ー 消 費 生 活 セ ン タ ー
平 成3 0 年2月2 1日
ふ る さ と 寄 附 課 企 画 政 策 課 都 市 計 画 課
農 政 水 産 課 ・ 農 業 委 員 会 事 務 局 水 道 課
下 水 道 課 ・ 笠 岡 終 末 処 理 場
率 的 な 事 務 の 執 行 に 努 め ら れ た い 。
な お ， 軽 微 な 事 項 に つ い て は ， そ の 都 度 注 意 し ， 改 善 す る よ う 指 導 し た の で 記 述 か ら 省 略 し た 。
監 査 対 象 ご と の 結 果 は ， 次 の と お り で あ る 。
【 政
策
部 】
企 画 政 策 課
財 務 に 関 す る 事 務 及 び 市 の 経 営 に 係 る 事 業 の 管 理 に つ い て は ， 関 係 書 類 に よ り 監 査 し た と こ ろ ， お お む ね 適 正 に 処 理 さ れ て い た 。
秘 書 課
財 務 に 関 す る 事 務 及 び 市 の 経 営 に 係 る 事 業 の 管 理 に つ い て は ， 関 係 書 類 に よ り 監 査 し た と こ ろ ， お お む ね 適 正 に 処 理 さ れ て い た 。
定 住 促 進 セ ン タ ー
財 務 に 関 す る 事 務 及 び 市 の 経 営 に 係 る 事 業 の 管 理 に つ い て は ， 関 係 書 類 に よ り 監 査 し た と こ ろ ， お お む ね 適 正 に 処 理 さ れ て い た 。
協 働 の ま ち づ く り 課 ・ 市 民 活 動 支 援 セ ン タ ー ・ 消 費 生 活 セ ン タ ー
（ 指 摘 事 項 ）
１ 週 休 日 の 振 替 に つ い て ， 所 属 長 の 決 裁 が さ れ て い な い も の が 見 ら れ た の で ， 笠 岡 市 事 務 決 裁 規 則 に 従 い 適 正 に 処 理 さ れ た い 。
２ 週 休 日 の 振 替 に つ い て ， 始 業 時 間 か ら 又 は 終 業 時 間 の 前 の 連 続 す る 時 間 と な っ て い な い も の が 見 ら れ た の で ， 指 針 を 確 認 し ， 適 正 に 運 用 さ れ た い 。
【 危 機 管 理 部 】
危 機 管 理 課
【 総
務
部 】
総 務 課 ・ 固 定 資 産 評 価 審 査 委 員 会 事 務 局
（ 指 摘 事 項 ）
１ 笠 岡 市 に お け る 指 定 管 理 者 に は ，法 人 だ け で な く 各 地 区 コ ミ ュ ニ テ ィ 協 議 会 の よ う な 地 域 団 体 な ど 多 様 化 し て い る 。 し か し ， 笠 岡 市 公 の 施 設 に 係 る 指 定 管 理 者 の 指 定 手 続 等 に 関 す る 条 例 等 に お い て は ， す べ て の 指 定 管 理 者 に 対 し て 一 様 に 貸 借 対 照 表 ・ 損 益 計 算 書 等 を 記 載 し た 事 業 報 告 書 の 提 出 を 求 め る 等 ， 必 ず し も 現 状 に 即 し た も の と な っ て い る と は い え な い 。 条 例 等 の 見 直 し や 公 共 施 設 へ の 指 定 管 理 者 制 度 の 適 用 の 在 り 方 に つ い て も 検 討 が 必 要 と 思 わ れ る 。ま た ，指 定 管 理 者 制 度 が 適 切 に 運 用 さ れ る よ う ， 関 係 部 署 と の 調 整 を 図 り ， マ ニ ュ ア ル の 作 成 や 所 管 部 署 の 指 導 等 を さ れ た い 。
２ 年 次 有 給 休 暇 に つ い て ， 所 属 長 の 決 裁 が さ れ て い な い も の が 見 ら れ た の で ， 笠 岡 市 事 務 決 裁 規 則 に 従 い 適 正 に 処 理 さ れ た い 。
人 事 課
（ 指 摘 事 項 ）
１ 週 休 日 の 振 替 に つ い て ，平 成 2 3年 度 以 降 の 各 監 査 に お い て ，主 管 部 署 と し て 適 正 な 運 用 が さ れ る よ う 各 課 に 対 す る 指 導 等 を 求 め て い た と こ ろ で あ る が ， 監 査 対 象 部 署 を 監 査 し た 結 果 , そ の 運 用 及 び 記 入 方 法 に ば ら つ き が あ り ，適 正 な 執 行 が 確 認 し が た い 事 例 が い ま だ 見 受 け ら れ た 。 各 課 の 運 用 実 態 を 把 握 さ れ ， 適 正 な 運 用 が さ れ る よ う に 重 ね て 指 導 等 を さ れ た い 。
２ 「 時 間 外 勤 務 伺 （ 兼 ） 命 令 書 （ 兼 ） 週 休 日 ・ 休 日 の 振 替 （ 代 休 ） 願 」 の 一 部 が 容 易 に 消 す こ と の で き る 筆 記 用 具 で 記 入 さ れ て い た 。 公 文 書 で の 使 用 は ， 不 適 切 で あ る た め 改 め ら れ た い 。
３ 週 休 日 の 振 替 に つ い て ， 始 業 時 間 か ら 又 は 終 業 時 間 の 前 の 連 続 す る 時 間 と な っ て い な い も の が 見 ら れ た の で ， 指 針 を 確 認 し ， 適 正 に 運 用 さ れ た い 。
財 政 課
（ 指 摘 事 項 ）
１ 単 数 の 者 か ら 見 積 書 を 徴 す る 随 意 契 約 に つ い て ， 単 数 と な っ た 理 由 が 不 明 確 な も の や 安 易 に 単 数 と し て い る よ う な 契 約 が 見 ら れ た 。 公 平 性 ・ 客 観 性 の 観 点 か ら 十 分 留 意 し 契 約 さ れ る よ う ， 主 管 部 署 と し て 各 担 当 課 を 指 導 さ れ た い 。
事 務 決 裁 規 則 に 従 い 適 正 に 処 理 さ れ た い 。
３ 平 成 2 9年1 0月 末 現 在 ， 普 通 財 産 貸 付 収 入 に 係 る 滞 納 繰 越 分 の 収 入 未 済 額 は 3 6 4万 円 余 と な っ て い る 。 引 き 続 き ， 滞 納 の 未 然 防 止 及 び 滞 納 繰 越 分 の 収 入 未 済 額 の 縮 減 に 努 め ら れ た い 。
税 務 課 ， 収 納 対 策 課
財 務 に 関 す る 事 務 及 び 市 の 経 営 に 係 る 事 業 の 管 理 に つ い て は ， 関 係 書 類 に よ り 監 査 し た と こ ろ ， お お む ね 適 正 に 処 理 さ れ て い た 。
【 建 設 部 】
建 設 管 理 課 ， 建 設 事 業 課
（ 指 摘 事 項 ）
１ 平 成2 9年1 0月 末 現 在 ，漁 港 施 設 使 用 料 に 係 る 滞 納 繰 越 分 の 収 入 未 済 額 は2 5万 円 余 と な っ て い る 。 引 き 続 き ， 滞 納 の 未 然 防 止 及 び 滞 納 繰 越 分 の 収 入 未 済 額 の 縮 減 に 努 め ら れ た い 。
都 市 計 画 課
（ 指 摘 事 項 ）
１ 週 休 日 の 振 替 に つ い て ， 所 属 長 の 決 裁 が さ れ て い な い も の が 見 ら れ た の で ， 笠 岡 市 事 務 決 裁 規 則 に 従 い 適 正 に 処 理 さ れ た い 。
普 通 財 産 貸 付 収 入 （ 滞 納 繰 越 分 ） の 収 納 状 況
（ 平 成 29 年 10 月 末 現 在 ）
賦 課 年 度 別 調 定 額 収 入 済 額 収 入 未 済 額 収 納 率
円 円 円 ％
平 成 28 年 度 滞 納 繰 越 分 4 4 7, 6 6 9 0 44 7 , 66 9 0 . 0
平 成 27 年 度 以 前 滞 納 繰 越 分 3, 3 8 8, 3 3 0 1 8 8 ,9 8 9 3 , 19 9 , 34 1 5 . 6
合 計 3, 8 3 5, 9 9 9 1 8 8 ,9 8 9 3 , 64 7 , 01 0 4 . 9
漁 港 施 設 使 用 料 （ 滞 納 繰 越 分 ） の 収 納 状 況
（ 平 成 29 年 1 0 月 末 現 在 ）
賦 課 年 度 別 調 定 額 収 入 済 額 収 入 未 済 額 収 納 率
円 円 円 ％
平 成 28 年 度 滞 納 繰 越 分 5 9, 5 5 0 0 5 9, 5 5 0 0 . 0
平 成 27 年 度 以 前 滞 納 繰 越 分 2 2 8, 6 0 0 3 0 , 30 0 1 9 8, 3 0 0 1 3 . 3
２ 週 休 日 の 振 替 に つ い て ，1 5 分 単 位 で の 振 替 と な っ て い な い も の が 見 ら れ た の で ，指 針 を 確 認 し ， 適 正 に 運 用 さ れ た い 。
３ 平 成 2 9年1 0月 末 現 在 ， 住 宅 使 用 料 に 係 る 滞 納 繰 越 分 の 収 入 未 済 額 は 3 , 3 2 8万 円 余 と な っ て い る 。 引 き 続 き ， 滞 納 の 未 然 防 止 及 び 滞 納 繰 越 分 の 収 入 未 済 額 の 縮 減 に 努 め ら れ た い 。
【 産 業 部 】
農 政 水 産 課 ・ 農 業 委 員 会 事 務 局
（ 指 摘 事 項 ）
１ 「 時 間 外 勤 務 伺 （ 兼 ） 命 令 書 （ 兼 ） 週 休 日 ・ 休 日 の 振 替 （ 代 休 ） 願 」 の 一 部 が 容 易 に 消 す こ と の で き る 筆 記 用 具 で 記 入 さ れ て い た 。 公 文 書 で の 使 用 は ， 不 適 切 で あ る た め 改 め ら れ た い 。
２ 週 休 日 の 振 替 に つ い て ， 所 属 長 の 決 裁 が さ れ て い な い も の が 見 ら れ た の で ， 笠 岡 市 事 務 決 裁 規 則 に 従 い 適 正 に 処 理 さ れ た い 。
３ 週 休 日 の 振 替 に つ い て ，1 5分 単 位 で の 振 替 と な っ て い な い も の が 見 ら れ た の で ，指 針 を 確 認 し ， 適 正 に 運 用 さ れ た い 。
４ 週 休 日 の 振 替 に つ い て ， 勤 務 時 間 を 分 割 し て 振 替 と し て い る も の が 見 ら れ た の で ， 指 針 を 確 認 し ， 適 正 に 運 用 さ れ た い 。
５ 休 日 （ 国 民 の 祝 日 に 関 す る 法 律 に 規 定 す る 休 日 と1 2月 2 9日 ・ 3 0日 ・ 3 1日 ・ 1月2 日 ・ 3日 ） の 代 休 に つ い て ， 7時 間4 5分 に 満 た な い 勤 務 を 代 休 と し て い る も の が 見 ら れ た の で ， 指 針 を 確 認 し ， 適 正 に 運 用 さ れ た い 。
商 工 観 光 課 ・ か さ お か 新 し い し ご と づ く り セ ン タ ー
（ 指 摘 事 項 ）
１ 週 休 日 の 振 替 に つ い て ， 所 属 長 の 決 裁 が さ れ て い な い も の が 見 ら れ た の で ， 笠 岡 市 事 務 決 裁 規 則 に 従 い 適 正 に 処 理 さ れ た い 。
住 宅 使 用 料 （ 滞 納 繰 越 分 ） の 収 納 状 況
（ 平 成 29 年 10 月 末 現 在 ）
賦 課 年 度 別 調 定 額 収 入 済 額 収 入 未 済 額 収 納 率
円 円 円 ％
平 成 28 年 度 滞 納 繰 越 分 2, 3 7 0, 2 5 0 1 ,1 4 7 ,5 5 0 1 , 22 2 , 70 0 4 8 . 4
平 成 27 年 度 以 前 滞 納 繰 越 分 3 3, 6 7 4, 4 8 0 1 ,6 1 4 ,8 5 0 3 2 , 05 9 , 63 0 4 . 8
２ 週 休 日 の 振 替 に つ い て ， 始 業 時 間 か ら 又 は 終 業 時 間 の 前 の 連 続 す る 時 間 と な っ て い な い も の が 見 ら れ た の で ， 指 針 を 確 認 し ， 適 正 に 運 用 さ れ た い 。
３ 平 日 の 時 間 外 勤 務 に つ い て ， 週 休 日 の 振 替 と し て い る も の が 見 ら れ た の で ， 指 針 を 確 認 し ， 適 正 に 運 用 さ れ た い 。
ふ る さ と 寄 附 課
（ 指 摘 事 項 ）
１ 週 休 日 の 振 替 に つ い て ， 所 属 長 の 決 裁 が さ れ て い な い も の が 見 ら れ た の で ， 笠 岡 市 事 務 決 裁 規 則 に 従 い 適 正 に 処 理 さ れ た い 。
２ 休 日 （ 国 民 の 祝 日 に 関 す る 法 律 に 規 定 す る 休 日 と1 2月 2 9日 ・ 3 0日 ・ 3 1日 ・ 1月2 日 ・ 3日 ） の 代 休 に つ い て ， 7時 間4 5分 に 満 た な い 勤 務 を 代 休 と し て い る も の が 見 ら れ た の で ， 指 針 を 確 認 し ， 適 正 に 運 用 さ れ た い 。
【 上 下 水 道 部 】
水 道 課
（ 指 摘 事 項 ）
１ 週 休 日 の 振 替 に つ い て ，1 5分 単 位 で の 振 替 と な っ て い な い も の が 見 ら れ た の で ，指 針 を 確 認 し ， 適 正 に 運 用 さ れ た い 。
２ 週 休 日 の 振 替 に つ い て ， 始 業 時 間 か ら 又 は 終 業 時 間 の 前 の 連 続 す る 時 間 と な っ て い な い も の が 見 ら れ た の で ， 指 針 を 確 認 し ， 適 正 に 運 用 さ れ た い 。
３ 休 日 （ 国 民 の 祝 日 に 関 す る 法 律 に 規 定 す る 休 日 と1 2月 2 9日 ・ 3 0日 ・ 3 1日 ・ 1月2 日 ・ 3日 ） の 代 休 に つ い て ， 7時 間4 5分 に 満 た な い 勤 務 を 代 休 と し て い る も の が 見 ら れ た の で ， 指 針 を 確 認 し ， 適 正 に 運 用 さ れ た い 。
下 水 道 課 ・ 笠 岡 終 末 処 理 場
（ 指 摘 事 項 ）
１ 週 休 日 の 振 替 に つ い て ， 所 属 長 の 決 裁 が さ れ て い な い も の が 見 ら れ た の で ， 笠 岡 市 事 務 決 裁 規 則 に 従 い 適 正 に 処 理 さ れ た い 。
２ 週 休 日 の 振 替 に つ い て ， 始 業 時 間 か ら 又 は 終 業 時 間 の 前 の 連 続 す る 時 間 と な っ て い な い も の が 見 ら れ た の で ， 指 針 を 確 認 し ， 適 正 に 運 用 さ れ た い 。
い る 。引 き 続 き ，滞 納 の 未 然 防 止 及 び 滞 納 繰 越 分 の 収 入 未 済 額 の 縮 減 に 努 め ら れ た い 。
公 共 下 水 道 費 負 担 金 （ 滞 納 繰 越 分 ） の 収 納 状 況
（ 平 成 2 9 年 1 0 月 末 現 在 ）
賦 課 年 度 別 調 定 額 収 入 済 額 収 入 未 済 額 収 納 率
円 円 円 ％
平 成 28 年 度 滞 納 繰 越 分 9 5 4 ,3 0 0 15 3 , 10 0 8 01 , 2 00 1 6 . 0
平 成 27 年 度 以 前 滞 納 繰 越 分 5 ,5 1 6 ,4 0 0 26 1 , 40 0 5 , 2 55 , 0 00 4 . 7
合 計 6 ,4 7 0 ,7 0 0 41 4 , 50 0 6 , 0 56 , 2 00 6 . 4
漁 業 集 落 排 水 事 業 費 分 担 金 （ 滞 納 繰 越 分 ） の 収 納 状 況
（ 平 成 2 9 年 1 0 月 末 現 在 ）
賦 課 年 度 別 調 定 額 収 入 済 額 収 入 未 済 額 収 納 率
円 円 円 ％
平 成 25 年 度 以 前 滞 納 繰 越 分 1 ,2 3 5 ,8 0 0 0 1 , 2 35 , 8 00 0 . 0
合 計 1 ,2 3 5 ,8 0 0 0 1 , 2 35 , 8 00 0 . 0
北 部 処 理 区 分 担 金 （ 滞 納 繰 越 分 ） の 収 納 状 況
（ 平 成 2 9 年 1 0 月 末 現 在 ）
賦 課 年 度 別 調 定 額 収 入 済 額 収 入 未 済 額 収 納 率
円 円 円 ％
平 成 28 年 度 滞 納 繰 越 分 1 3 6 ,0 0 0 0 1 36 , 0 00 0 . 0
平 成 27 年 度 以 前 滞 納 繰 越 分 1 8 5 ,3 0 0 0 1 85 , 3 00 0 . 0
工
事
監
査
第 1 監 査 の 期 間 及 び 対 象
平 成 2 9年 度 に 施 工 さ れ る 工 事 か ら 抽 出 し ，上 下 水 道 部 下 水 道 課 が 設 計 施 工 管 理 す る 次
の 工 事 に つ い て 執 行 し た 。
（ 平 成 3 0年1月2 6日 現 在 ）
第 2 監 査 の 方 法
本 監 査 は ， 技 術 的 観 点 を 主 眼 と し て 実 施 す る も の で あ る た め ， 協 同 組 合 総 合 技 術 士 連
合 に 工 事 の 技 術 調 査 業 務 を 委 託 し ， 技 術 士 の 派 遣 を 受 け て ， 設 計 図 書 等 の 審 査 及 び 実 地
調 査 を 実 施 す る と と も に 関 係 職 員 の 説 明 を 聴 取 し て 行 っ た 。
派 遣 技 術 士 林 孝 雄
建 設 部 門 登 録 番 号 ： 第 7 6 0 8 3号
監 査 の 期 間 平 成 3 0年1月2 5 日 ～ 1月 2 6日
担 当 課 上 下 水 道 部 下 水 道 課
工 事 名 茂 平 分 区 （ 茂 平 ） 汚 水 枝 線 そ の 4工 事
工 事 概 要 管 き ょ 工 （ 開 削 工 法 ） Φ 1 5 0 延 長L = 2 8 m
Φ 2 5 0 延 長L = 1 6 5 m
（ 推 進 工 法 ） Φ 2 5 0 延 長L = 1 9 5 ｍ
マ ン ホ ー ル 工 1式
取 付 管 工 お よ び ま す 工 1式
付 帯 工 1式
契 約 金 額 8 0 , 6 5 4 , 4 0 0 円
原 契 約 締 結 年 月 日 平 成 2 9年9月1日
工 期 平 成 2 9年9月1日 ～ 平 成3 0年 1月3 1日
委 託 設 計 業 者 復 建 調 査 設 計 株 式 会 社
工 事 請 負 業 者 中 国 興 業 株 式 会 社
第 3 監 査 の 結 果
技 術 士 が ， 専 門 的 応 用 能 力 を 必 要 と す る 事 項 に つ い て の 調 査 を 行 っ た 。
全 般 的 に 工 程 の 遅 れ は あ っ た が 良 好 で あ る と 評 定 さ れ ， 次 の 事 項 に つ い て の 要 望 が あ
っ た 。
（ 要 望 事 項 ）
１ 安 全 管 理
（ １ ） 交 通 誘 導 警 備 員 の 配 置 を 行 い ， 確 実 な 誘 導 を 行 う こ と と ， 作 業 員 の 道 路 横 断 時
に は ， 指 差 確 認 を 必 ず 行 い ， 一 般 車 両 を 確 認 す る よ う ， 日 常 安 全 教 育 を さ れ ， 工
事 関 係 者 全 員 が 習 慣 付 け ら れ る こ と を し て い た だ き た い 。
（ ２ ） 労 働 安 全 衛 生 法 第 2 8条 の 第 2項 で は ， リ ス ク ア セ ス メ ン ト が 未 だ 努 力 義 務 で
あ り ， 中 々 定 着 し な い と こ ろ が あ る が ， こ れ か ら 市 が 発 注 す る 工 事 に お い て は ，
リ ス ク ア セ ス メ ン ト 手 法 を 取 り 入 れ て い か れ る よ う 請 負 者 に 推 奨 し て い た だ き た
い 。
２ 総 括
（ １ ） 工 程 が 遅 れ て い る た め ， 近 々 工 期 変 更 を 行 う と 聞 き 及 ん で い る 。 竣 工 日 は ， 発
注 者 ， 請 負 者 両 者 が よ く 協 議 さ れ 決 定 し ， 無 理 な 施 工 管 理 は 避 け ， 確 実 な 作 業 手
ヒ ア リ ン グ
実 地 調 査 状 況
実 地 調 査 状 況
平成２９年度
茂平分区（茂平）汚水枝線その４工事
工事監査結果報告書
平成３０
年
２
月２０日
１．監査の概要
１）監査対象工事名称
茂平分区（茂平）汚水枝線その４工事
２）監査実施日
平成30年1月25日(木)～26日（金） （書類及び現場監査・質疑・講評）
３）調査場所
笠岡市監査委員事務局内、笠岡市茂平地内
４）監査立会者
代表監査委員 坂本 昭雄
監査委員 仁科 文秀
監査委員事務局
事務局長 西山 敏昭
主 査 西江 瑞枝
主任主事 川上 英里子
５）監査業務実施技術士
協同組合 総合技術士連合（〒530－0047 大阪市北区西天満５丁目１番１９号）
組合員 林 孝雄 技術士（建設部門）
６）工事監査調査立会者
上下水道部 下水道課
課 長 大塚 明宏
課長補佐 伊木 岳 （総括監督員）
技 師 廣江 克規（監督員）
請負者 中国興業株式会社
現場代理人 神谷 秀明
７）調査当日説明者
上下水道部 下水道課
参 事 小野 勝士
課長補佐 伊木 岳
技 師 廣江 克規
２．工事契約内容一覧表
工 事 名 茂平分区（茂平）汚水枝線その４工事
工 事 場 所 笠岡市 茂平 地内
財 源 区 分 国庫補助（26.2％） 県補助（0％） 起債（73.8％）
設計金額（税込） （当初）91,940,400円 （変更）85,827,600円
契約金額（税込） （当初）86,400,000円 （変更）80,654,400円 落札率93.97％
変 更 の 経 緯
茂平分区（茂平）汚水枝線その３工事の受注者が本工事についても
請負ったため､特記仕様書に基づき諸経費の調整を行い、金額の変更
３．工事概要
当 初 契 約 日 平成２９年 ９月 １日
第１回変更契約日 平成２９年 ９月１５日
工 期 平成２９年 ９月 １日～平成３０年 １月３１日
請 負 人
名 称 中国興業株式会社
住 所 岡山県笠岡市西大島4226番地3
代表者 代表取締役 千神 正也
設計業務委託者 名 称 復建調査設計 株式会社
監理委託会社 笠岡市上下水道部下水道課（直営）
前払金 （当初） 34,560,000円（40％） 履行保証 8,640,000円（10％）
前払金 （変更） 32,260,000円（40％）
前払金保証証券 有 履 行 保 証 書 有 建退共掛金収納書 有
現 場 代 理 人
会社名 中国興業（株）
氏 名 神谷 秀明
資格 1級土木施工管理技士
資格番号 CO21022593
主 任 技 術 者
会社名 中国興業（株）
氏 名 神谷 秀明
資格 監理技術者
資格番号 00020790335
請負業者加入保険
１ 労働災害保険、２ 法定外労災補償（建設共済等）､
３ 賠償責任保険
工事の進捗状況
実施21.6％､計画90.9％
説明：その３工事と競合しているため､計画の進捗率が確保できず。
調査日施工状況
なし
説明：発進立坑箇所で､その３工事と競合するため作業休止。
工 期 変 更
なし
説明：近日中に平成30年2月末の工期変更予定有り。
設 計 変 更
1回
説明：その３工事と同一請負者のため経費が下がった。
工事の目的
笠岡市公共下水道事業により茂平分区の一部の汚水を収容する
ため、汚水枝線工事を行うものである。
工事概要
管きょ工（開削工法） Φ１５０ Ｌ＝ ２８ ｍ
Φ２５０ Ｌ＝１６５ ｍ
（推進工法） Φ２５０ Ｌ＝１９５ ｍ
マンホール工 １ 式
取付管およびます工 １ 式
５．産業廃棄物・土砂の処理関連の管理 設計方針
（設計方針）
下水道施設計画・設計指針と解説（日本下水道協会）及び下水道
管渠設計要領（笠岡市）に準じて設計している。
（事前留意事項）
・工業地帯の工事箇所であり、各事業所との調整により交通規制
等を実施し、事業所に影響の少ない計画をする。
・推進工法立坑の埋戻は、流動性改良土により、一軸圧縮強さ他
品質管理により、道路不等沈下対策が設計に反映されている。
コスト縮減 推進工法と開削工法の工事費を算出しており、掘削の深さが
経済比較で３ｍ以深が推進工法となり、３ｍまでが開削工法とい
う結果を踏まえ、積算を決定している。
4．積算上の処理方法
単価・歩掛の
無い場合の取扱
材料単価については、3者以上から見積りを徴取し、最安価を
採用している。
数量算出・設計書の
照査方法
委託設計会社の社内チェック済みの成果品を、市担当者が再チェ
ックし、市担当者が確認済みの設計書等を課内の複数人(技師、課
長補佐等)で照査している。
No
項 目 産業廃棄物 土 捨
1 産業廃棄物種類 ｱｽﾌｧﾙﾄ ｺﾝｸﾘｰﾄ 残土 備考
2 委託契約書（有／無） 有 有 有
3 処分業許可証（有／無） 有 有 有
4 収集･運搬業許可証（有／無） 有 有 有
5 処分地･運搬経路図（有／無） 有 有 有
６．計画・調査・実施設計に使用した基準、指針
７．単価・歩掛・積算・設計書作成に使用した基準、指針
※推進工法は、今回工事では泥水方式の工法（通称コブラ工法）を請負者から承諾願い
書が出ており、工費の比較をすると設計の積算工法である泥土圧方式のスリムアーク工法
より高価であるが、工程消化できる工法として、この工法を許可している。
８．主要使用材料承諾願、試験・検査済証
No 図 書 の 名 称 著 者 発行年月日
1 下水道施設計画・設計指針と解説 （公社） 日本下水道協会 平成21年
2 下水道管渠設計要領 笠岡市 平成28年
No 図 書 の 名 称 著 者 発行年月日
1 下水道用設計標準歩掛表 （公社）日本下水道協会 平成28年
2 公共工事設計標準単価表 岡山県 平成28年
3 推進工法用設計積算要領 （公社）日本推進技術協会 平成28年
4 建設物価 （一財）建設物価調査会 平成29年8月
5 積算資料 （一財）経済調査会 平成29年8月
No 使用材料 承諾願 仕様・試験・検査項目
1
推進管 〇 HPΦ250、L=1.0m/本、工場検査済証2
立坑用鋼製ケーシング 〇 Φ2.0mL=5.4m、Φ1.5mL=8.6m、立会検査、ﾐﾙｼｰﾄ3
薬液注入材 〇 珪酸ｿｰﾀﾞ、溶液型瞬結ﾀｲﾌﾟ土質安定材4
ゴム輪受口方受直管 〇 SRA100～250、L=4.0m/本、製品証明書5
ブレーンエンド直管 〇 VU100～200、L=4.0m/本、製品証明書6
塩ビ管用副直管 〇 90°支管VS150×100、ST200 製品証明書7 接着受口カラー 〇 WTB100、200、製品証明書
8 防護蓋 〇 300用 T-25（笠岡市）
9 内蓋 〇 ITO-R300
10 マルチタイプ公共マス 〇 MK100P-200 H=0.8
11 組立マンホール 〇 1号、D=600～900、底版Ｉ種
12 流動性改良土 〇 高炉ｾﾒﾝﾄB種、一軸圧縮強度試験他3項目
９．工事管理記録、安全管理記録・標識掲示状況
１０．工事技術調査対象書類の確認
・着工前及び着工後書類を確認した。工事監査着眼点評価一覧表［○：適、合格
△：是正・要望のある場合、－：該当なし］
工事管理記録 安全管理の会議・現場での標識掲示
日報
月報
品質管理記録
出来型管理記録
納品管理記録
打合せ簿
指示書
実施工程管理表
工事写真帳
安全朝礼・KY活動
安全会議記録
安全パトロール記録
新規入場者教育ノート
建設業許可票
労災保険成立票
施工体制体系図
緊急連絡体制図
建設業退職金共済制度適用事業主現場標識
着工前書類
評
価
着工後書類
評
価
工事の背景、目的及び設計方針 ○ 監理(監督)分掌区分表 －
効果及び耐用年数予測 ○ 監督員通知書 ○
事前調査報告
(測量、地質、水理、環境、支障物件) ○
監理及び管理工程表 ○
労災保険、上乗保険、賠償保険 ○
事前打合せ報告
(道路、近接)
○
建設業・土木工事保険 －
建設業退職金共済掛金収納書 ○
工法選定または比較検討書 ○ 施工計画書、実施工程表 ○
構造計算書(設計指針等リスト共) ○ 下請業者届、施工体制台帳、施工体系図 ○
容量(性能)計算書 ○ 緊急時連絡体制図 ○
実施設計図 ○ 建設業の許可票、労災保険関係成立票 ○
数量計算書 ○ 建築確認申請票 －
設計内訳書(積算書及び根拠リスト共) ○ 公害防止に関する書類 ○
コスト縮減 ○ 公的資格認定証写 ○
工事施工伺 ○ 安全衛生関係記録 ○
入札(見積)説明記録 ○ 主要使用材料承諾願 ○
現場説明記録 － 安全対策・安全教育等 △
質疑回答記録 － 材料試験・検査関係記録 ○
入札関係記録
(予定価格決定書、入札結果一覧表等)
１１．書類調査
計画・調査・設計・積算・入札・契約・施工・管理・試験・検査等の技術的事項に
ついて関係者に質疑し、回答を求めた。結果は、記載内容、資料整備、各項目での整合
性もなされており、適切かつ妥当であり、特に問題は無かった。
主な関係調査書類は次のとおりである。
１２．施工管理
現場は、笠岡市内茂平工業団地内の市道であり、大型車両を含む交通量がかなり多
い箇所である。片側１車線×2の道路であり、占用箇所は片側交互通行で所轄警察署と
協議し許可証がある。交通誘導警備員により工事用車両搬入出時の誘導を行っており、
基本は昼間作業であるが、通行の安全確保に要する補修等は、周辺工場の営業時間外で
ある、夜間、日曜昼間などで行っている。
今回のその４工事はその３工事の隣接工事であるため、その３工事の進捗により影響
を受けており、工程は遅れている。
工事請負契約書 ○ 工事打合せ記録 ○
随意契約の場合の理由書 － 工事指示書 ○
ＪＶ協定書 － 工事日報、週報、月報 ○
履行保証保険証券等 ○ 工事記録写真 ○
前払金保証書 ○ 廃棄物処理関係書類 ○
工事着工届 ○ 部分払出来高検認書 －
全体工程表 ○ 契約変更(設計・工期)に関する書類 ○
現場代理人及び主任技術者届 ○ 品質企画証明書 ○
・工事請負契約書
・現場代理人、主任技術者届
・特記仕様書及び設計図面
・設計内訳書
・構造、要領、数量計算書
・全体工程表､施工計画書
・建設業退職金共済加入、労災保険成立証明書
・施工体制台帳､工事下請負届､施工体系図
・使用材料承認願
・再生資源の利用促進、建設副産物の適正処理
・工事指示書関係
１）環境対策
施工計画書を確認すると、工事用建設機械（バックホウ、発電機、空気圧縮機、ロー
ラー、ホイールクレーン等）の排出ガス対策型建設機械を使用することが記載されてお
り、笠岡市特記仕様書を厳守している。
本工事で発生する排水について、沈殿式排水により、放流されるため、水質汚濁防止
法に基づき適正な処理を行っている。また、工事場所は騒音及び振動規制法に基づく指
定区域であり、笠岡市市民生活部環境課と協議し、届出が行われている。
建設発生土及び、特定建設資材廃棄物は、確実に再資源化施設に搬入されており、マ
ニフェスト等、伝票管理がきちんとされている。
よって環境対策としては良好と判断する。
２）安全管理
現場は交通規制箇所内で工事をおこなっているため、占用箇所に作業員、工事用車両
が出入りする際、一般車両に接触し、交通災害を起こすことが、一番に懸念されるとこ
ろである。「交通災害」の防止対策としては、昼間片側交互通行により行うので、第三
者通行車両には注意喚起を促す工事用表示板、標識、看板を設置、必要各所に交通誘導
警備員を配置されることと、警察協議での規制区間を順守し、相互に安全確認を行い、
通行させることが事故防止対策と思われる。特に、1日の作業終了時には規制を解除、
道路の全面開放を行う必要があるため、立坑前後の舗装擦り付け状態には注意を払って
いたと感じた。
交通誘導警備員の配置を行い、確実な誘導を行うことと、作業員の道路横断時には、
指差確認を必ず行い、一般車両を確認するよう、日常安全教育をされ、工事関係者全員
が習慣付けられることをしていただきたい。
朝礼後のKY活動と、各作業手順書にはリスクアセスメント手法（RA）を取り入れて
おり「安全の先取り」がよくできている。
労働安全衛生法第28条の第2項では、リスクアセスメントが未だ努力義務であり、
中々定着しないところがあるが、これから市が発注する工事においては、リスクアセス
メント手法を取り入れていかれるよう請負者に推奨していただきたい。
新規入場者教育、作業打合せ記録、職場安全教育はよく実施され、書類整理がされ
ていた。
《総括所見》
工事監査資料及び工事記録写真他上記関係書類並びに現地調査のうちから、各工種
の技術調査着目点について質疑応答を行った。
質疑に関する回答（口頭及び資料による）は十分なものであった。
監査の結果、工程が遅れているため、近々工期変更を行うと聞き及んでいる。竣工
日は、発注者、請負者両者がよく協議され決定し、無理な施工管理は避け、確実な作業
手順を守って、安全な施工がうまく行かれることを望む。
《現場調査写真》
現場全景（起点側から終点側を望む）
財 政 援 助 団 体 等 （ 公 の 施 設 の 指 定 管 理 者 ） 監 査
第 1 監 査 の 対 象
１ 公 の 施 設 笠 岡 市 労 働 福 祉 会 館
２ 指 定 管 理 者 一 般 財 団 法 人 笠 岡 市 総 合 福 祉 事 業 団 吸 江 社
理 事 長 山 本 宏
３ 所 管 部 署 産 業 部 商 工 観 光 課
第 2 監 査 の 期 間
平 成 2 9年1 1月 3 0日 ～ 平 成3 0 年2月2 7日
第 3 監 査 の 方 法
公 の 施 設 の 平 成2 8年 度 の 指 定 管 理 に 係 る 出 納 そ の 他 の 事 務 が ，法 令 等 に 従 い 適 正 か
つ 効 率 的 に 執 行 さ れ て い る か ど う か を 主 眼 に 実 施 し た 。
監 査 に 当 た っ て は ， 監 査 対 象 の 指 定 管 理 者 及 び 所 管 部 署 か ら ， 監 査 資 料 ， 関 係 諸 帳
簿 等 の 提 出 を 求 め ， 更 に 事 務 局 職 員 が 関 係 諸 帳 簿 及 び 証 拠 書 類 と の 照 合 等 を 行 っ た 予
備 監 査 結 果 も 踏 ま え ， 関 係 者 か ら 説 明 を 聴 取 し て 実 施 し た 。
第 4 指 定 管 理 の 状 況
区 分 内 容
施 設 名 称 及 び 所 在 地 笠 岡 市 労 働 福 祉 会 館
笠 岡 市 笠 岡5 6 2 8番 地 の 1 0
指 定 管 理 の 指 定 方 法 非 公 募
指 定 管 理 期 間 平 成2 4年 4月 1日 ～ 平 成2 9年3月3 1日 （ 5年 間 ）
指 定 管 理 料 平 成2 8年 度 分 5 , 7 5 0 , 0 0 0円
利 用 料 金 制 の 有 無 有
指 定 管 理 に 係 る 収 支
状 況
平 成2 8年 度
収 入 6 , 3 6 5 , 2 7 5円
支 出 6 , 5 8 6 , 2 0 8円
収 支 △ 2 2 0 , 9 3 3円 （ 収 支 不 足 分 は 吸 江 社 で 補 填 ）
施 設 の 利 用 実 績 平 成2 8年 度 利 用 者 数 1 1 , 3 7 2 人 （ 平 成2 7年 度9 , 2 7 0人 ）
１ 設 置 目 的 及 び 業 務 （ 笠 岡 市 労 働 福 祉 会 館 条 例 ）
（ 1 ） 設 置 目 的
労 働 者 の 福 祉 を 増 進 し ， 併 せ て 教 養 の 向 上 を 図 り ， も っ て 産 業 の 興 隆 と 地 域 社
会 の 発 展 に 寄 与 す る と 共 に ， 一 般 市 民 の 利 用 に 資 す る た め ， 笠 岡 市 労 働 福 祉 会 館
を 設 置 す る 。
（ 2 ） 業 務
ア 労 働 福 祉 に 関 す る こ と
イ 会 議 室 の 利 用 に 関 す る こ と
ウ そ の 他 必 要 と 認 め る 業 務 に 関 す る こ と
２ 指 定 管 理 者 に 任 さ れ て い る 業 務 の 概 要
（ 1 ） 施 設 管 理 業 務
ア 清 掃 業 務
イ 植 栽 等 管 理 業 務
ウ 施 設 等 点 検 ・ 確 認 業 務
エ 施 設 修 繕 業 務
オ 施 設 等 保 守 点 検 業 務
（ 2 ） 施 設 運 営 業 務
ア 施 設 等 の 利 用 手 続 き に 関 す る 事 務
イ 施 設 等 の 利 用 者 へ の 便 宜 供 与
ウ 施 設 等 の 利 用 料 の 収 納 業 務
エ 防 火 業 務
オ 緊 急 処 理 業 務
カ そ の 他 運 営 に 関 す る 業 務
（ 3 ） 利 用 の 許 可 に 関 す る こ と
（ 4 ） 施 設 及 び 設 備 の 維 持 管 理 に 関 す る こ と 敷 地 面 積 1 , 2 2 6㎡
延 床 面 積 7 7 0 . 4 9㎡
完 成 昭 和4 1年 5月
施 設 内 容 1階 事 務 室 , 第 一 会 議 室 ， 中 会 議 室 （ 第 二 会 議 室 ，
第 三 会 議 室 ）、 和 室 等
（ 5 ） 自 主 事 業 の 運 営 に 関 す る こ と
（ 6 ） 利 用 料 金 に 関 す る こ と
（ 7 ） 賠 償 責 任 と 保 険 の 加 入 に 関 す る こ と
（ 8 ） 利 用 者 の 安 全 の 確 保 に 関 す る こ と
（ 9 ） 個 人 情 報 保 護 に 関 す る こ と
（ 1 0 ） 業 務 報 告 に 関 す る こ と
（ 1 1 ） 管 理 運 営 の た め の 体 制 の 整 備 に 関 す る こ と
（ 1 2 ） 減 免 対 象 者 の 利 用 に 関 す る こ と
（ 1 3 ） 災 害 等 の 非 常 対 応
（ 1 4 ） 指 定 管 理 業 務 の 満 了 等 に 伴 う 引 継 ぎ 業 務
（ 1 5 ） 笠 岡 市 が 会 館 の 一 部 を 地 方 自 治 法 第 2 3 8条 の4第 4項 の 規 定 に よ り 行 政 財 産 目
的 外 使 用 を 許 可 し て 第 三 者 に 使 用 さ せ る 場 合 が あ る こ と
（ 1 6 ） 利 用 者 ア ン ケ ー ト の 実 施
（ 1 7 ） そ の 他 管 理 運 営 に 関 し 必 要 な 業 務
３ 一 般 財 団 法 人 笠 岡 市 総 合 福 祉 事 業 団 吸 江 社
（ 1 ） 所 在 地 笠 岡 市 中 央 町 1番 地 の 1
（ 2 ） 設 立 年 月 日 昭 和 5 8年9月8日
平 成 2 4年4月1日 一 般 財 団 法 人 移 行 認 可
（ 3 ） 目 的
笠 岡 市 民 の 福 祉 の 向 上 と コ ミ ュ ニ テ ィ 活 動 の 促 進 を 図 る と と も に ， 笠 岡 市 が 設
置 す る 公 の 施 設 の 利 用 増 進 及 び 文 化 ， ス ポ ー ツ の 普 及 振 興 の た め の 事 業 の 推 進 を
図 り ， も っ て 人 間 性 豊 か な 地 域 社 会 づ く り に 寄 与 す る こ と を 目 的 と す る 。
第 5 監 査 の 結 果
公 の 施 設 の 平 成 2 8年 度 の 指 定 管 理 に 係 る 出 納 そ の 他 の 事 務 の 執 行 に つ い て は ，お お
む ね 適 正 に 行 わ れ て い る も の と 認 め ら れ た が ， 今 後 は ， 以 下 の 指 摘 事 項 等 に 留 意 し ，
必 要 な 措 置 を 講 ず る な ど 事 務 処 理 に 万 全 を 期 さ れ た い 。
な お ， 軽 微 な 事 項 に つ い て は ， そ の 都 度 注 意 し ， 改 善 す る よ う 指 導 し た の で 記 述 を
省 略 し た 。
（ 指 摘 事 項 ）
徴 収 履 歴 を 明 確 に す る た め に ， 笠 岡 市 に 準 じ て 領 収 書 を 発 行 さ れ る よ う ， 指 定 管 理 者
へ 指 導 さ れ た い 。
２ 所 管 部 署 の 指 定 管 理 に 係 る 事 務 に つ い て ，毎 年 度 の 事 業 計 画 書 と 事 業 報 告 書 の 受 理 ，
承 認 が さ れ て い な い ， ま た ， モ ニ タ リ ン グ や 事 業 評 価 等 も 行 っ て い な い 等 ， 指 定 管 理
者 制 度 の 趣 旨 に 沿 っ た 適 切 な 執 行 が 行 わ れ て い な か っ た 。
所 管 部 署 に お か れ て は ， 指 定 管 理 者 制 度 に つ い て 更 に 理 解 を 深 め ， 指 定 管 理 者 の 事
