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(2) 系統観 小学校社会科 ( 第 6 学年 ) 世界の中の日本の役割について, 我が国と経済や文化などでの面でつながりが深い国の人々の様子などを調査し, 外国の人々と共に生きていくためには異なる文化や習慣を理解し合うことが大切であることを考える 中学校社会科 ( 第 1 学年地理的分野 ) 世界

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Academic year: 2021

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(1)

社会科(地理的分野)学習指導案

平成26年11月14日(金)第2校時

熊本大学教育学部附属中学校

視聴覚室

熊本市立武蔵中学校

1年4組

男子15名

女子13名

計28名

指導者

熊本市立武蔵中学校

教諭

工藤照彦

単元名

「アジア州」(東京書籍P44~54)

単元について

(1) 単元観

本単元は,学習指導要領「内容」(1)の「世界の様々な地域」ウ「世界の諸地域」

にあたる。アジア州に暮らす人々の生活の様子を把握できる地理的事象を取り上げ,

それをもとに主題を設けて,地域的特色を理解させるものである。

ここでは,主題を「アジアの急速に進む成長と変化」とし,生徒に追究させる。ア

ジア州の範囲は広大であり,中国や韓国のように日本とも密接な関係を持ち身近に感

じられる東アジアから,カザフスタンやウズベキスタンなど,あまりなじみのない中

央アジアまで様々な国が含まれており,多様性に富んだ地域といえる。

アジアの多くの国は近代になると,植民地として支配され,独立後も発展途上国と

して経済的に恵まれない時代に入った。しかし近年,アジアの各地で,安い賃金の労

働力や豊富な石油資源など,それぞれの国の特色を生かした経済が急速に発展し,世

界の中でも特に活気のある地域となっている。

ただしこのような経済発展は,すべての国や地域にあてはまるわけではない。国と

国との間には経済的な格差が見られ,さらには一つの国の中でも暮らしている地域が

ちがうことで,生活水準に大きな格差が生じている。また,経済発展を急ぎすぎたた

め,大気汚染や酸性雨などの環境破壊やインフラ整備の遅れなどが深刻になっている

地域もあるのが実情である。

本単元は,基礎的・基本的な知識を習得するとともに,それらの知識を活用して「な

ぜアジアの国々は,急速に経済成長を遂げたのだろう?」という主題を設定し追究す

る中で,アジア州の地域的特色を明らかにすることのできる単元である。

また多様な言語や文化を持つアジア州について理解を深め,共に成長していくアジ

アの地域的特色をとらえ直すことで,生徒たちはアジアの中の日本人の一人としての

自覚や態度を身につけた見方や考え方を養うことができると考える。

生徒一人一人が,共に成長していくアジアと更により良いパートナーシップを目指

し,今後のアジア社会を見つめ,アジアの未来を拓く力を育む上でも,価値のある単

元といえる。

(2)

(2) 系統観

(3) 生徒観

本学級は28名(男子15名,女子13名)のクラスである。社会の授業においては概ね

関心が高く,進んで学習に取り組もうとする意欲が見られる。

アンケートの結果,本単元に関係する生徒の実態は以下のとおりである。

(平成26年9月4日実施)

① アジア州に興 味がありますか ある(9 人)ない(19人) ・アジアの 人々の生活( 4人)・アジ アの文化(2 人)・どんな 国があるか( 1人) ・日本に近 い国はどこか (1人) ・PM2.5 の問題(1人) ② アジア州につ いて知っている ことやイメ ージすることは 何ですか。 ・建 造物[万里 の長城,タージ マハル,アンコ ールワット](9人) ・人口が多 い(7人)・面積が大きい 国がある[ロ シア,中国](5人) ・仏教(4 人)・エベ レスト山(1人)・中華料理 (1人) ・大気汚染 で問題になっ ている(1人 ) ③ アジアの工業 について知って いることは ありますか。あ る(4人)ない (24人) ・資源が豊 富(2人)・中国はIT 産業がさかん(1人)・大量生産(1人) ④ なぜ,アジア の製品が日本に たくさん入 っていると思い ますか ・日本に近 いから(7人) ・人口が 多い国があり,大量生産し ているから( 7人) ・値段が安 いから(5 人) ・品 質が良いから( 2人) ・ 国の数が多い から( 2人) ・面積が広 いから(1人 ) ・わから ない(4人)

アジア州に関心がある生徒は少なく,面積や人口について知っている生徒が多いも

のの,工業化が進んでいる地域だととらえている生徒はほとんどいなかった。そこで,

単元の導入で生徒の関心を高める工夫を行い,追究に値する単元課題を設定すること

が必要であることがわかる。またアジアの経済発展について様々な要因があると考え

ていることから,より多面的・多角的な視点から課題解決に迫れるよう,調べ方を工

小学校社会科 (第6学年) 世 界 の 中 の 日 本 の 役 割 に つ い て , 我 が 国 と 経 済 や 文 化 な ど で の 面 で つ な が り が 深 い 国 の 人 々 の 様 子 な ど を 調 査 し , 外 国 の 人 々 と 共 に 生 き て い く た め に は 異 な る 文 化 や 習 慣 を 理 解 し 合 う こ と が 大 切 で あ る こ と を 考 え る 。 中学校社会科 ( 第 1 学 年 地 理 的 分 野 ) 「世界の諸地域」 世 界 の 諸 地 域 に つ い て , 各 州 に 暮 ら す 人 々 の 生 活 の 様 子 を 的 確 に 把 握 で き る 地 理 的 事 象 を 取 り 上 げ , 主 題 を 設 け て そ れ ぞ れ の 州 の 地 域的特色を理解する。 中学校社会科 (第3学年公民的分野) 「 市 場 の 働 き と 経 済 」 身 近 な 消 費 生 活 を 中 心 に 経 済 活 動 の 意 義 を 理 解 す る と と も に , 価 格 の 働 き に 着 目 し て 市 場 経 済 の 基 本 的 な 考 え 方を理解する。

(3)

(4) 指導観

本単元の指導にあたっては,次の点に留意する。

・内容をわかりやすく提示するために視聴覚教材(プレゼンテーションソフト等)

を利用する。

・生徒一人一人に学習課題を深く考えさせるため,複数の資料から適切な資料を厳

選し,生徒に提示する。

・それぞれが調べた内容を統合してテーマ全体の理解を構築するために,ジグソー

学習を取り入れる。

・GT(ゲストティーチャー)の話を聞くことで,学習内容をより身近なものとし

て認識させ,理解を深めさせる。

単元の目標

関心・意 欲・態度 ・ ア ジ ア 州 の 自 然 環 境 , 産 業 , 生 活 ・ 文 化 , 歴 史 的 背 景 な ど の 特 色 に つ い て 概 観 す る 中 で , 特 に 経 済 成 長 に 関 心 を 持 ち , 設 定 さ れ た 学 習 テ ー マを意欲的に追 究できる。 ・ 日 常 よ く 見 か け る ア ジ ア 製 品 , そ し て ア ジ ア 各 地 を 移 り 住 ん で き た ク ラ ス メ ー ト の 生 い 立 ち な ど か ら , ア ジ ア 州 と 自 分 た ち の 生 活 と の か か わりに関心を持 つことがで きる。 思 考 力 ・ 判 断 力 ・ ・ ア ジ ア 州 の 経 済 が 成 長 し て き た 理 由 に つ い て , 多 面 的 ・ 多 角 的 に 考 表現力 察 し,その過程や 結果を適切 に表現できる。 ・ 広範なアジア州 の経済成長 の過程を,地域 ごとに理解す るとともに, 州 全体の地域的特 色を考察で きる。 技能 ・ ア ジ ア 州 の 人 口 増 加 , 都 市 と 農 村 の 変 化 , 国 家 間 の 結 び 付 き な ど に つ い て 表 し た 主 題 図 や 写 真 な ど の 資 料 か ら , ア ジ ア 州 の 地 域 的 特 色 に つ いて有用な情報 を適切に選 択することがで きる。 ・ 適 切 に 選 択 し た 情 報 か ら 読 み 取 っ た こ と を , 文 章 に ま と め た り 発 表 す るなどして,表 現する力を 身につけること ができる。 知識・理 解 ・ ア ジ ア 州 に つ い て , 変 化 に 富 む 自 然 環 境 と , 都 市 化 が 急 速 に 進 む 様 子 を 概 観 し , そ れ ぞ れ の 基 礎 的 ・ 基 本 的 な 知 識 を 理 解 で き る 。 ま た ア ジ ア 州 に つ い て ,「 経 済 の 成 長 」 の 学 習 テ ー マ を も と に 地 域 的 特 色 を 理 解できる。

(4)

単元の指導計画及び評価(規準)計画(全7時間,本時7/7)

次 時 主な学習 活動 評 価 1 1 ○ 本 単 元 を 通 し た 学 習 課 題 を 知 り , ア ジ ア 州 の ・「 ア ジ ア 州 の 経 済 成 長 」 の 要 因 に つ い て 急速な成長と 変化について 意欲的に追究 する。 意欲的に 追究しようと している。 ○GT からのビデオメッセージを視聴する。 【関心 ・意欲・態度 】 単元を貫 く課題:なぜ アジアの国々 は,急速な経済 成長を遂げた のだろう? 2 1 「 アジア州をな がめて」 ・ 変 化 に 富 む 自 然 環 境 や 都 市 化 が 急 速 に ○ ア ジ ア の 自 然 に つ い て , 雨 温 図 な ど の 資 料 か 進むアジ アの概観を理 解している。 ら 概 観 し , 基 礎 的 ・ 基 本 的 な 知 識 を 身 に つ け 【知識・理解 】 る。 ・ ア ジ ア の 産 業 別 人 口 と , 主 な 製 品 の 生 ○ ア ジ ア の 人 口 や 文 化 , 産 業 に つ い て , 写 真 , 産 量 に お け る ア ジ ア の 占 め る 割 合 の 帯 グ ラ フ な ど の 資 料 か ら 読 み 取 り , 基 礎 的 ・ 基 グ ラ フ か ら , ア ジ ア の 工 業 化 の 様 子 を 本的な知識を 身につける。 読み取っ ている。 【技能 】 3 1 「 経済成長がい ちじるしい中 国とインド」 ・中国とイ ンドの急速な 工業化の様子を , ○ 中 国 と イ ン ド の 急 速 な 工 業 化 の 様 子 を , 本 文 様 々 な 資 料 を 関 連 づ け る こ と で 読 み 取 や 資 料 か ら 読 み 取 る 。 ま た 格 差 の 拡 大 な ど の っている 。 【技能 】 課 題 に つ い て 理 解 し , そ の 対 応 策 に つ い て 考 ・ 中 国 や イ ン ド の 経 済 成 長 の 特 色 や 課 題 察する。 に つ い て , 多 面 的 ・ 多 角 的 に 考 察 し て いる 【思考・ 判断・表現】 4 1 「 急 速 に 変 わ る 東 南 ア ジ ア 及 び 石 油 で う る お う ・ 東 南 ア ジ ア と 自 分 た ち の 生 活 と の か か 西 アジアと注目 される中央ア ジア」 わ り に 関 心 を 持 ち , そ の 理 由 を 意 欲 的 ○ 近 年 , ア ジ ア の 国 々 の 製 品 が 日 本 に 大 量 に 輸 に調べよ うとしている 。 出 さ れ て い る こ と か ら , 特 に 東 南 ア ジ ア の 産 【関心 ・意欲・態度 】 業についての 関心を持つ。 ・ 西 ア ジ ア , 中 央 ア ジ ア の 産 業 の 特 色 に 「 石油でうるお う西アジア」 ついて理 解している。 【知識・理解 】 ○ 写 真 や 分 布 図 な ど か ら , 西 ア ジ ア や 中 央 ア ジ アの国々の特 色を読み取る 。 5 1 ○ 前 時 ま で の 学 習 を も と に , ジ グ ソ ー グ ル ー プ ・ 様 々 な 資 料 を も と に , 内 容 を わ か り や で 視 点 ご と に 役 割 分 担 し て 調 べ , 根 拠 と な る すくまと め,表現して いる。 資料をもとに まとめる。 【思考 ・判断・表現 】 A 人口 C 企業 ・労働者 B 資源 D 外国 との結びつき 1 ○ 調 べ た 結 果 を ホ ー ム グ ル ー プ に 持 ち 寄 り ,「 な ・ ア ジ ア 州 で , 急 速 な 成 長 が 進 ん だ 理 由 ぜ ア ジ ア の 国 々 は , 急 速 に 経 済 成 長 を 遂 げ た に つ い て , こ れ ま で の 学 習 を 踏 ま え て の だ ろ う ? 」 と い う 学 習 課 題 に つ い て , ア ジ 論述した り,意見交換 したりしている 。 アの多様性の 視点から考察 する。 【思考 ・判断・表現 】 6 1 ○ ア ジ ア の 地 域 的 特 色 を 踏 ま え て , 今 後 も っ と ・ 様 々 な 資 料 を も と に し て , ア ジ ア の 地 本 ア ジ ア 経 済 が 発 展 す る た め の 課 題 に つ い て , 域 的 特 色 を キ ャ ッ チ コ ピ ー に 表 現 し て 時 考察すること ができる。 いる 【思考・ 判断・表現】 ○GT の話を聞く。

(5)

本時の学習

(1) 本時の目標

急速な経済成長を遂げたアジアへの企業進出のキャッチコピーを作ることを通して,

アジアの地域的特色をより深く理解することができる。

(2) 本時の展開

過 時

主 な 学習 活 動

学 習形 態

教 師の 指 導と 支 援

その 他

程 間

(予 想さ れ る生 徒 の反 応 )

教 材・ 資 料等

4 1

こ れ ま で の 学 習 を 振

一斉

○ こ れ ま で の 学 習 で 使 用 し ス ラ イド 資 料

り 返 り , 本 時 の 学 習 内

た 資 料 な ど を 提 示 し て ,

容を 確 認す る 。

学 習課 題 を確 認 する 。

な ぜア ジ アの 国 々は , 急速 に 経済 成 長を 遂 げた のだ ろ う?

6 2

ホ ー ム グ ル ー プ ご と

人 口

グ ル ー プ ご と

の 考 え を 代 表 者 が 発 表

資 源

に ま と め た 発

する 。

企 業・ 労 働 者

表 資 料

外 国と の

( 根 拠 と な る

結 び つき

資 料 も含 む )

こ れ から ア ジア 経 済が もっ と 発展 す るた め ,

ア ジ アへ の 外国 企 業誘 致 のキ ャ ッチ コピ ー を作 ろ う

27 3

ア ジ ア へ の 外 国 企 業 個 人 → 班 → ○ ア ジ ア 経 済 の 地 域 的 特 色 評 価

の 誘 致 の キ ャ ッ チ コ ピ 一 斉

を 考 え る こ と で , こ れ か ワ ー クシ ー ト

ー を 作 り , 発 表 す る 。

ら の ア ジ ア 経 済 を 考 え

ホ ワ イ ト ボ ー

る 。

・ た く さ ん ア ジ ア へ よ う

こそ

・ 売 り ま す 。 買 い ま す 。

6州 の №1 ア ジア !

10 4

GT の話を聞く。

一斉

○ 学 習 し て き た 内 容 に 照 ら

GT( 東 京 エ レ

し 合 わ せ な が ら ア ジ ア 経 ク ト ロン 社 員)

済 の 現 状 と ア ジ ア が 共 に

発 展 し て い く 大 切 さ に つ

い て話 し ても ら う。

ま 3 5

教 師 の ま と め を 聞

一斉

○キ ャ ッ チ コピ ー と

GT の スライド資料

く。

話 を 関 連 づ け て , 振 り 返

ら せる 。

(3) 本時の評価

場 面

評 価

A: 様 々 な 資 料 を も と に し て , ア ジ ア の 地 域 的 特 色 を 多 面 的 , 多 角 的 に

キャ ッ チコ ピ ーと し て表 現し て いる 。

B: 様 々 な 資 料 を も と に し て , ア ジ ア の 地 域 的 特 色 を キ ャ ッ チ コ ピ ー と

して 表 現し て いる 。

参照

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