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3 児童の実態 1 年生の時から比べるとみんなの前で話すことは慣れてきているものの 声が小さか ったり 語尾がはっきりしなかったりする子がいる また 自分の考えや思いを伝えると きに 順序よく話すことや大事なことを落とさずに話すことがうまくできない子が目立つ 国語を中心に 話型のワークシートを使って

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Academic year: 2021

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第2学年国語 科学習指導案

授業者 杉田 玲子 長田 多佳子 1、単元名 友だちに分かるように話そう 『あったらいいな、こんなもの』 2、単元について 2年生は、お話好きで、休みの日の出来事や家族のこと、学校でのことなど、積極的に 教師や友達と話しかけてくる。しかし、まだ自分が話すことが先で、相手の話を最後まで 聞くことができなかったり、話すときも頭に思い浮かぶままに話しがちである。聞き手の ことを意識しながら相手にわかりやすく話すことや、話題にそって話し合ったりする経験 はまだまだ不十分でありこれからつけたい力である。 本教材は、子どもたちが自由な発想で、自分があったらいいなと思うものを考え、それ をもとに話す内容や順序を友達と話し合い、発表していくという教材である。教科書の挿 し絵にある「ドラえもん」の漫画は、子どもならよく知っているものである。ドラえもん の出す道具は誰もが「あったらいいな」と思うものであろう。あったらいいものについて、 話す順序を考えながら、聞き手に分かりやすいように話し方を工夫して話す力や話題にそ って話し合う力をつけることをねらいとしている。学習活動は、主に三つに分けられる。 、 「 」 。 一つ目は 二人一組で あったらいいなこんなもの と思うものについて話し合うこと 教材では、アニメ「ドラえもん」の挿し絵から興味を持たせ、子ども達が自由に考えたもの について、質問し合ったり答えあったりしながら内容を充実させることがねらいとなる。 二つ目は 「あったらいいなこんなもの 」を聞いている人にわかりやすくカードにまと、 めること。この作業では、内容を事柄ごとに整理することを体験させたい。 三つ目は、発表の練習とクラスでの発表会。発表の評価は内容だけでなく話し方に焦点 をあてていきたい。そのためには練習における聞き手のアドバイスが必要になる。聞き手 にそのような意識をもたせて発表に臨むよう、事前の指導が必要である。 指導にあたっては、自分の考えたものについては漠然としたものではなく、使用方法や 留意点など、内容をしっかり考えさせ、話がしっかりできるようにさせたい。 二人組の対話については不慣れであるため話が行き詰まることも予想されるが、対話の 仕方を学んだり「話し合い進め方カード」や「上手な話し合いカード」などを提示をしなが ら意識させるようにしたい。また、子ども達の話し合いの様子からよい発言を随時拾い上 げ全体に返していくことをしていきたい。 話し合いの活動形態として二人組と四人組 生( 活班)を臨機応変に取り入れていきたい。 話し手は自分の考えたことについて、相手にわかるように話すこと、聞き手は、友達の 「 あった らいいな こんな もの 」 の発表を 聞いても っと聞いて みたいこと を質問した り 良, かったことを見つけたりする活動をしたりして共感的に受け止め、お互いにアドバイスを しながらコミュニケーションをはかり、伝えあう力をつけていきたい。

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3、児童の実態 1年生の時から比べるとみんなの前で話すことは慣れてきているものの、声が小さか ったり、語尾がはっきりしなかったりする子がいる。また、自分の考えや思いを伝えると 、 。 きに 順序よく話すことや大事なことを落とさずに話すことがうまくできない子が目立つ 国語を中心に、話型のワークシートを使って話すことの学習を進めているが、ワークシー トを読みながら話すという子が多い。 聞くことについては、友だちの話を少しずつ注意して聞くことが出来るようになってい るが、話の内容や指示を聞き取る力が弱いと感じる。 話し合うということについては、「お話キャッチボール」という言葉を使い、話題にそっ て質疑応答をする活動を少しずつ始めている。お話を続けようという意識は出てきている が、形式的なやり取りになったり、何をいったらいいのか分からず話が続かなかったりと いった具合である。聞いたことに対して質問をするという点が難しい。聞き手の意識を高 める必要がある。 対象児童 2年35名 意識調査から 上 段5 月 でき る ま あ ま あ あま り で き な い 項目 下 段9 月 す き でき るす き ~な い き らい ① 話すことは好きですか 5月 27 7 1 0 9月 25 6 3 1 ② み ん な の 前 で 話 す こ と 5月 15 14 4 2 は好きですか 9月 17 10 6 2 ③ み ん な の 前 で 話 す こ と 5月 13 16 4 2 に自信がありますか 9月 16 9 7 3 ④ 話 を 聞 く こ と は 好 き で 5月 30 2 3 0 すか 9月 29 4 2 0 ⑤ 最 後 ま で 話 を し っ か り 5月 25 9 1 0 聞くことができますか 9月 23 12 0 0 ⑥ 質 問 や 感 想 が あ っ た ら 5月 17 14 4 0 言いますか 9月 23 7 4 1 ⑦ 質 問 や 感 想 を 言 わ れ る 5月 30 4 1 0 とうれしいですか 9月 32 2 1 0 ⑧ み ん な で 話 し 合 う こ と 5月 23 9 3 0 は好きですか 9月 21 11 1 2 ⑨ グループで 話 し 合 う こ と 5月 23 11 1 0 は好きですか 9月 20 10 4 1 ⑩ 友達 と 話す と き、 自 分 の考 5月 21 11 3 0 9月 26 7 1 1 えをしっかりつたえますか ⑪ 話 す こ と が も っ と う ま 5月 31 3 1 0 くなりたいですか 9月 31 3 0 1

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5月から比べると全体的にばらつきがみられる。⑥、⑦、⑩項目が上昇している。これ は 「お 話キ ャッ チボ ール 」をと たこ と があ げら れる 。① の好 きで はない と答 えた子 の理、 由は「恥ずかしいから」「緊張するから」という理由が多い。⑪の項目に関わって、どうした ら話すことがうまくなるかという 記述をさせたところ ・相手に聞こえるよう話す・友達、 ともっとたくさん話す・話し方を練習する・間違えてもいいからゆっくり話す・もっと大 きい声で話す・人の話を聞く・質問をたくさん言う・本を上手に読む・話が続くように話 す ・・などの意見が挙げられた。子どもなりにうまく話すために意識していることが伺。 えた。 4、校内研に関わって 低学年の重点目標 「対話のある発表の場を通して話す力・聞く力を高めていく」 低学年では対話に焦点をあてて取り組んでいる。対話では隣の人と話をする、グループで 話をする。クラス全体の前で話す、異学年の人と話す・などのいろいろな活動形態が考え られる。2年生では、今までに「休み中のことを話そう」や単発のスキル学習などで二人 組の対話の学習を行ってきた。 仮説に関わって ○相手や目的や意図を明確にした場の工夫 ・相手意識(誰に伝えるのか ・・・自分の考えた「あったらいいなこんなもの 」を) 隣の人と、班の人に、クラスのみんなに伝えていく。 ・目的意識(何のために伝えるのか)・・自分の考えたものを自分の思いや願いととも に自信を持って聞き手に伝える。お互いの考えたものを楽しく交流する。 ・方法意識(どんな方法で伝えるのか)・・自分の考えたものを、絵で表す。 ○学習方法の工夫 ・話し合いを「お話キャッチボール」として、話し合いが弾むようにする。 ・「話し合いの進め方カード」「よい話し合いのカード」などを提示し、対話の学習をし ていく。 ・対話モデルを使って役割演技をしながら対話の仕方を学んでいく。 ・二人組は教師と教師、教師と子ども、子どもと子どもというように臨機応変に仕組 む。 ○評価の工夫 ・話すこと・聞くことのがんばりカード(自己評価カード)を作成し、毎時間ごとに 目標を設定して取り組む。また、記述欄には①がんばったこと・楽しかったこと②分 かったこと③友だちのよかったところ④次にがんばりたいことの項目を設け、それら の中から選んで書くようにする。 ・ペア学習のときは、1時間の授業で中心に見るペアを T1とT2で決めてみる。 ・友達のがんばりを言い合ったりカードに書いたりして相互評価をする。

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5 指導の目標 ○あったらいいものについて楽しく空想し、友だちと質疑応答で詳しくなることを知 る。 ○自分が考えたものについて順序を考えながら発表し、みんなに知らせる。 ○大事なことを落とさずに聞き、分からないことは質問する。 6、評価規準 ・自分で考えたものについて、相手にわかるように話したり、相手の話を最後まで聞 いて聞き、興味を持って話し合おうとしている。 (関心・意欲・態度) ・自分が考えたものについて、事柄の順序を考えながら聞き手に分かるように話して いる。 (話す・聞く) ・話し手の考えたことに対して、うなずきながら聞いたり質問を出したりする。 (話す・聞く) ・姿勢や口形に気をつけて、はっきりした発音で話している (言語)。 ・丁寧な言葉で話している (言語)。 6指導計画 時 目 標 学習活動 評価・方法 1 ・ 単 元 全 体 の 内 容 ・ドラえもんの道具で知ってい ・あ っ た ら い い な と 思 う も の を ・ を 確 か め 、 学 習 るものを説明しあう。 一生懸命考えようとしている。 2 の見通しを持つ ・どんな発表会をするのか知 (関・意・態) 観察 り、学習のめあてを持つ。 ・こんなものがあったらいいな と思うものを考える。 3 ・対話をしながら、・考えたものの中から、友達に ・関心を持って聞き、話を受け ・ 自 分 の 考 え た も 知らせたいものを選ぶ。 て尋ねたり、応答したり、交 4 の の 内 容 を 詳 し ・対話の仕方を学習する。 流しようとしている。 ・ く す る こ と が で (関・意・態) 観察 5 きる。 ・ペアで話し合い発表の内容を ・自分が考えたものを相手にわ ・ 相談する。 (本時) かりやすく伝えている。 6 ( 話・聞) カード 観察、相互評価 ・友だちの話を最後まで聞き、 質問や感想を伝えている。 ( 話・聞) カード 観察、相互評価

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7 ・あったらいいな ・3つのまとまりに分けて、カ ・事柄ごとにカードにまとめ話 ・ と 思 う も の に つ ードにスピーチメモを書く す順序を考えている 8 い て ス ピ ー チ メ ・話す順序を考える。 ・ モ を 書 く こ と が ・ペアで交代しながら発表の練 ・聞き手に分かるようにまとま 9 できる。 習をする りごとに順序良く話す練習を ・ ・ ま と ま り ご と に している 。。 順 序 よ く 話 す 練 (関・意・態) 観察 10 習 を す る こ と が できる。 ・ 発 表 会 を 開 き 、 ・発表会をする。 ・聞き手に分かるようにまとま 11 感 想 を 交 流 し 合 ・感想を交流し合い、お互いの りごとに順序良く話している。 う。 良さを認め合う。 ( 話・聞) 観察 発言 ・姿勢や光景に気をつけてはっ 12 きりした発音で話している。 ・丁寧な言葉と普通の言葉を使 い分けている。 ( 話・聞) 観察 発言 7, 本時の学習 (1)日時 平成18年9月21日(木)5校時 (2)場所 2年教室 (3)目標 ○あったらいいなと思うものについて友だちと質疑応答をしながら話し合う。 ・伝えたいことを最後まではっきり話す ・相手の話を聞き、わからないことを質問する。 学習活動 教師の支援 学習材・評価 つ ・お口の体操をする 言葉あそび ・ 前 時 の 学 習 の 振 り 返 り か をする ・めあての確認をする。 ・ 自 己 評 価 カ ー む ド あっ たらい いな と思 うもの につ いて、二 人で対 話(お ・ 良 い 話 し 合 い 話キャッチボールをして、よくわかるようにしよう カード

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・話し手は3つのことを ・ 話 し 手 は ど ん な こ と を 伝 え た い の ・ 話 し 合 い の す ふ 話す。 か確認する。 すめ方カード ①あったらいいなと思 ( ) うもの ・二人組 形態 か ②どんなものか ③こんなことができる ・聞き手は、聞きたいこ ・ ど ん な 質 問 を す れ ば よ い の か 確 認 め とを考えながら聞く。 す る 。 前 時 の 学 習 を 振 り 返 り な が ・名前・形や大きさ ら行う ・つかい方・どうして る ほしいと思ったか等 ・ ど ち ら が 先 に 話 す か き め、対話を始める。 ・ 机 間 巡 視 を し て 、 質 問 し て 答 え る ・T1T2 で本時の ば か り で な く 、 有 効 な ア ド バ イ ス が 抽 出 ペ ア を 中 心 あれば伝える。 にみていく ・ 対 話 を 中 断 し て 、 対 話 を し て み た 課 題 点 を 出 ・ 対 話 が う ま く で き な い ペ ア に つ い し合う。 て は 、 学 習 の ね ら い を 確 認 し た り 、 ・ 対 話 を 続 け る こ と が で 上 手 な ペ ア の 様 子 を 見 た り し て 自 分 き た 組 の 対 話 を 聞 き 。 たちの参考にさせる。 良い所を発表し合う。 ・ 子 ど も た ち の 対 話 の 中 で よ い 言 葉 ・教師評価 や内容を拾い上げ紹介していく。 ・ 友 だ ち の 対 話 を 見 て 、 自 分 た ち の ・相互評価 対 話 と 比 べ た り よ い と こ ろ を 見 つ け 話題にそって話 た り し て 、 次 の 対 話 に い か せ る よ う し合っているか ・ 別 の ペ ア で 対 話 を す にさせる。 る。 ・班の中で他の メ ン バ ー と 二 人 組になる ま と ・ 感 想 を 言 い 合 い 、 本 時 ・ 自 己 評 価 カ ー める の振り返りをする。 ド

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