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中国経済展望2018年12月号

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Academic year: 2021

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(1)

中 国 経 済 展 望

2018年12月

調査部 マクロ経済研究センター

http://www.jri.co.jp/report/medium/publication/china/

◆本資料は2018年11月29日時点で利用可能な情報をもとに作成 ◆照会先: 関辰一 (Tel:03-6833-6157 Mail:[email protected]) 本資料は、情報提供を目的に作成されたものであり、何らかの取引を誘引することを目的としたものではありません。本資料は、作成日時点で弊社が一般に信頼出来ると思われる資料に 基づいて作成されたものですが、情報の正確性・完全性を保証するものではありません。また、情報の内容は、経済情勢等の変化により変更されることがありますので、ご了承ください。

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デレバレッジ政策や米中貿易摩擦により景気は減速

0 5 10 15 20 25 0 5 10 15 20 25 30 2016 17 18 インフラ投資(年初来累計) 人民元貸出(右目盛) 人民元貸出以外(右目盛) 社会融資総量とインフラ投資(前年比) (%) (年/月) (資料)国家統計局「全国固定資産投資」、中国人民 銀行「社会融資規模存量統計」を基に日本総研作成 (%) 中国 ▲ 20 0 20 40 60 80 100 2008 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 グラフ タイトル 自動車販売台数(前年比) (%) (年/月) (資料)中国汽車工業協会「汽車工業経済運行情況」 を基に日本総研作成 10.0% 5.0% 7.5% 5.0% 7.5% 小型車取得税率 ◆現状:景気は減速 中国景気は、減速傾向。中国政府が構造調整 を重視する姿勢を強め、昨年末からデレバレッ ジ政策を進めたため、インフラ投資が鈍化。 成長率へのマイナス寄与はまだ限定的なが ら、米中貿易摩擦も押し下げ要因に。株安に伴 う逆資産効果や米国車の買い控えにより、自動 車販売が減少。設備過剰感が強まっていたとこ ろに、米中貿易摩擦の激化が重なり、採算悪化 を懸念した製造業企業が新規投資を慎重化。 ◆展望:大幅な成長鈍化は回避 今後を展望すると、中国経済は引き続き減速 する見込み。以下の2点が、景気の押し下げ要 因に。 ①製造業の設備投資。過去2年間の投資拡大 が急ピッチだったため、設備過剰感の解消には 相当の時間が必要。米中貿易摩擦の落とし処が 明確になる時期にも不透明感。この間は、製造 業の設備投資に対する慎重姿勢が残ることに。 ②輸出。米国向け輸出は、好調な米国景気と ドル高を背景に、これまでのところは堅調。し かしながら、先行きは米国輸入関税の上昇を受 けて、増勢が鈍化する見通し。 こうしたなか政府は、懸案の構造調整を棚上 げして、インフラ投資の拡大や民間企業に対す る積極融資、減税による消費促進に注力。一連 の景気てこ入れ策によって、大幅な成長鈍化は 回避できる見込み。以上を踏まえ、成長率予測 は2018年+6.6%、2019年+6.4%に据え置き。 もっとも、米中間の摩擦がさらに激化すれ ば、政府の対応能力を超えてしまう可能性も。 米国が中国からの全輸入品に対して制裁関税を 課し、さらに米国製部品の対中輸出を広範囲に 規制するなど、輸出入両面で制約が大幅に強ま る場合、中国経済に占める製造業のシェアが高 いだけに、景気は失速感が強まる見込み。 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 2009 10 11 12 13 14 15 16 17 18 固定資産投資の内訳(年初来累計、前年比)工作機械の輸入台数(季調値年率) (資料)海関総署「貿易統計」を基に日本総研作成 (万台) (年/月) 政府の景気てこ入れ策 公表日 内容 4月25日 預金準備率の引き下げを発表(同日実施) 6月24日 預金準備率の引き下げを発表(7月5日実施) 7月23日 国務院常務会議で1.35兆元の地方債の発行を 承認したほか、地方政府に対して余剰資金の活 用、金融機関に対して地方融資平台の合理的な 資金需要に応えるよう要求 7月31日 習近平国家主席が政治局会議で雇用・金融・貿 易・対中投資・固定資産投資・成長期待という6 つの分野における安定を要求。 8月31日 個人所得税法の改革案が全国人民代表大会 (国会に相当)常務会議を通過し、10月から一部 実施(個人所得税の減税)。 10月7日 預金準備率の引き下げを発表(同月15日実施) 11月13日 郭樹清・銀行保険監督管理委員会主席が新規 融資のうち民間企業向けを3分の1以上にするよ う金融機関に要求。 政府の景気てこ入れ策 (資料)各種報道を基に日本総研作成

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強まる輸出の下振れリスク

中国 46 47 48 49 50 51 52 53 2014 15 16 17 18 (ポイント) (年/月) 製造業新規受注PMI(輸出向け) (資料)国家統計局、物流購買連合会 70 80 90 100 110 120 130 140 2014 15 16 17 18 (年/月) 世界 <100> 米国 <19> EU <16> アジア <25> BRIS <7> 地域別輸出額(季調値、米ドルベース) (資料)海関総署「貿易統計」を基に日本総研作成 (注1)<>は2017年のシェア。 (注2)BRISはブラジル、ロシア、インド、南アフリカ。 (2014年 =100) ◆輸出:先行きは下振れリスク 輸出額は足許まで堅調に増加。とりわけ、米 国向け。繊維・玩具・履物や産業用機械、電気 機械など幅広い分野で拡大。好調な米国経済と ドル高による米国の購買力向上が背景。 もっとも、先行きは米国輸入関税の上昇を受 けて、増勢が鈍化する見通し。実際、製造業の 輸出向け新規受注PMIが「良し悪し」の目安 である「50」を大きく下回る状況に。 ◆輸入:堅調ながら一部に弱い動き 輸入額も、総じてみれば拡大傾向が持続。と りわけ、ブラジルやロシアからの輸入が拡大。 他方、米国からの輸入が減少。関税の引き上げ によって、米国から他国への輸入代替が進展。 ◆米中が協議を再開も、妥協点は見いだせず 米中間の協議が数ヵ月ぶりに再開。11月9 日、劉鶴副首相は米ムニューシン財務長官と電 話会談を実施。その後、米中政府間では貿易摩 擦の緩和に向けた協議が活発化。 もっとも、米中両国の主張は平行線をたど り、米中貿易摩擦の落とし処は依然として不透 明。トランプ政権は、「中国製造2025」の撤回 や国有企業に対する優遇政策の見直しなどを要 求。習近平政権は、これらの要求に強く反発し つつも、11月半ばには142項目の改善案を提示。 これに対して、トランプ大統領はより踏み込ん だ改善案を要求。 同月18日に閉幕したAPEC首脳会議では、 米国側は不公正な貿易慣行の阻止に向けたWT O改革の必要性を主張。中国側は、一国主義に 対抗するよう参加者に要請。 このように、米中貿易摩擦の決着が全く見通 せない状況は、製造業の設備投資や自動車販 売、対中直接投資の重しに。 ▲ 15 ▲ 10 ▲ 5 0 5 10 15 2014 15 16 17 18 その他 電気機械 産業用機械 繊維・玩具・履物 全品目 米国向け輸出額の寄与度分解(前年比) (資料)海関総署「貿易統計」を基に日本総研作成 (年/期) (%) 50 60 70 80 90 100 110 120 130 140 2014 15 16 17 18 (年/月) 世界 <100> NIEs+ASEAN <31> EU <13> 資源国 <12> 日本 <9> 米国 <8> 地域別輸入額(季調値、米ドルベース) (資料)海関総署「貿易統計」を基に日本総研作成 (注1)< >は2017年のシェア。 (注2)資源国はオーストラリア、ブラジル、ロシア、南アフリカ。 (2014年 =100)

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減少に転じる住宅需要

中国 7.0 7.5 8.0 8.5 9.0 9.5 10.0 15 16 17 18 (%) (年/期) (年初来累計、前年比) 全国一人当たり名目可処分所得 (資料)国家統計局「全国居民人均可支配収入」 4 6 8 10 12 14 16 2012 13 14 15 16 17 18 (%) (年/月) 名目ベース 実質ベース 小売売上高(前年比) (資料)国家統計局「社会消費品零售総額」 (注)CPI上昇率で実質化、1月と2月は1~2月の合計。 ◆小売売上高は増勢が鈍化 10月の実質小売売上高は前年同月比6.1%増、 名目小売売上高は同8.6%増と、引き続き増勢鈍 化傾向。 とりわけ、耐久消費財に弱さ。最も低迷して いるのは自動車。10月の自動車販売台数は前年 同月比▲11.7%と4カ月連続で前年割れ。小型 車減税措置の終了に加え、株安と米国車の買い 控えも影響。実際、米国ブランドの販売台数は 同▲26.7%と大幅減少。加えて、スマートフォ ン販売台数も普及一巡により低迷。 ◆所得環境:高い伸びが持続 他方、サービス消費が好調なため、消費全体 としてみれば堅調。1~9月の実質成長率 (6.7%)における最終消費の寄与度は5.2%と 高水準を維持。 この背景として、良好な雇用・所得環境や消 費スタイルの多様化が指摘可能。1~9月の全 国一人当たり名目可処分所得は前年同期比8.8% 増と高めの伸びを維持。雇用環境に対する家計 の見通しも楽観的であり、消費を活性化させる 原動力に。また、所得水準の高まりに伴い、消 費の多様化・サービス化が進展。 ◆住宅販売:減少 10月の分譲住宅販売床面積は、直近ピークと なった6月から▲14.6%減少。 政府が不動産セクターに対する政策スタンス を引き締め方向に転換したことが主因。具体的 には、ディベロッパーに対する売り出し規制や 個人に対する購入規制、金融機関に対する住宅 ローン抑制を導入。バラック区住民の立ち退き に関する住宅購入補償金を削減。 今後、政府は住宅需要が急減して住宅価格が 想定以上に落ち込むことがないよう、不動産に 関する政策を微調整する見通し。 ▲6 ▲4 ▲2 0 2 4 6 8 10 12 14 2008 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 最終消費 総資本形成 純輸出 実質GDP 実質成長率の寄与度分解(前年比) (%) (資料)CEIC、国家統計局 (注)直近値は2018年1~9月の値。 (年) 80 90 100 110 120 130 140 150 160 170 180 2012 13 14 15 16 17 18 (年/月) 分譲住宅販売床面積(季調値) 分譲住宅販売床面積(季調値) (2010年=100) (資料)国家統計局「全国房地産開発投資和銷售 情況」を基に日本総研作成

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抑制姿勢緩和で底入れに向かうインフラ投資

中国 0 5 10 15 20 25 2014 15 16 17 18 民間固定資産投資<26> 不動産開発投資<7> 民間投資と不動産開発投資 (%) (年/月) (資料)国家統計局「民間固定資産投資」 「全国房地産開発投資和銷售情况」 (注)<>はGDPに占めるシェア、重複計上あり。 (年初来累計、前年比) 4 6 8 10 12 14 16 18 20 2014 15 16 17 18 固定資産投資(年初来累計、前年比) (%) (年/月) (資料)国家統計局「全国固定資産投資」 (注)GDPに占めるシェアは43%。 ◆インフラ投資:持ち直しへ 1~10月の固定資産投資は前年同期比5.7%増 と底入れの兆し。 内訳をみると、インフラ投資に底入れの動 き。鉄道は前年割れが続いたものの、道路や水 利・環境・公共設備は減速傾向が一服。 この背景として、政府が安定成長を重視する 政策スタンスに転換したことが指摘可能。7月 に政府は、金融機関に地方融資平台の合理的な 資金需要に応えるよう要求したほか、インフラ 投資の拡大を表明。 今後、これらの施策の効果が顕在化すること で、インフラ投資は緩やかに持ち直す見通し。 ◆民間固定資産投資:先行きは減速へ 民間固定資産投資は同8.8%増と横ばい。もっ とも、情報化や製造工程自動化など「中国製造 2025」に誘発された設備投資に増勢鈍化の兆 し。実際、工作機械の輸入やわが国の中国から の工作機械の受注額が減少。 この背景として、企業が自発的に過剰投資を 抑制し始めたことが指摘可能。短期間で設備投 資が急増した結果、すでに工業部門の設備稼働 率はピークアウト。さらに、米中貿易摩擦の激 化によって、輸出が下振れるリスクも高まった ため、採算悪化を懸念した企業が、新規投資を 慎重化。加えて、政府が地方の行き過ぎた投資 支援策に対して抑制を促す姿勢を強めているこ とも、設備投資の重しに。 以上を踏まえると、先行き民間投資は減速に 向かう見通し。 ◆不動産開発投資:先行きは減速へ これまでの住宅需要の拡大を背景に、不動産 開発投資は同9.7%増と高めの伸び。ただし、今 後は住宅需要の減少を受けて、スローダウンす る見通し。 ▲ 20 ▲ 10 0 10 20 30 40 2014 15 16 17 18 鉄道 道路 水利・環境・公共整備 主要なインフラ投資(年初来累計、前年比) (年/月) (資料)国家統計局「全国固定資産投資」 (%) 0 20 40 60 80 100 120 140 160 180 200 2009 10 11 12 13 14 15 16 17 18 中国からの工作機械の受注額(季調値) (2010年=100) (年/月) (資料)日本工作機械工業会

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上昇する住宅価格、政府は引き締めに転換

中国 17.9 49.0 0 10 20 30 40 50 60 2008 2017 家計債務残高の対GDP比 (%) (資料)中国人民銀行「中国金融安定報告2018」 (年) ▲ 10 ▲ 8 ▲ 6 ▲ 4 ▲ 2 0 2 4 6 8 10 12 2007 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 (%) (年/月) 消費者物価(CPI) 工業生産者出荷価格(PPI) CPIとPPI(前年比) (資料)国家統計局「居民消費价格」「工業生産者出荷价格」 ◆物価:インフレ率は横ばい圏内 10月のCPIは前年同月比+2.5%と高めの伸 びが持続。天候不順による生鮮野菜・果物の値 上げが全体を押し上げ。一方、穀物価格などは 安定しているため、貿易摩擦の影響は限定的。 PPIは同+3.3%と一進一退で推移。 ◆不動産価格:先行き上昇ペースは鈍化 10月の主要70都市の新築住宅価格は前月比+ 1.0%と、一段と上昇。70都市のうち、価格が上 昇したのは65都市。2018年半ばにかけて、住宅 需要が拡大したことが背景。 一方で、住宅需要の拡大に伴い、家計債務も 急増。中国人民銀行が11月に発表した「中国金 融安定報告2018」によると、2017年末の家計債 務残高は前年比21.4%増の40.5兆元。このうち 住宅ローン残高は21.9兆元と家計債務全体の 54%。 IMFが2017年10月に発表した「国際金融安 定報告」によると、家計債務残高のGDP比が 65%を超えると金融システムが不安定化するリ スク。中国の場合、同比率は49.0%であるた め、今のところ警戒レベルを下回っているもの の、同比率は9年間で31.1%ポイントも上昇。 このペースで債務が増え続けると、金融システ ムリスクが顕在化する恐れも。 こうした状況を受け、政府は不動産セクター に対する政策スタンスを引き締め方向に転換。 その結果、足許では住宅需要が減少。先行き、 住宅価格の上昇ペースは鈍化する見通し。 ◆株価:低迷 上海総合株価指数は低迷が持続。市場は、米 中貿易摩擦の激化のみならず、デレバレッジ政 策による民間企業の資金繰り悪化、および不動 産政策の転換による不動産市場の悪化も警戒。 0 10 20 30 40 50 60 70 95 100 105 110 115 120 125 130 135 140 2012 13 14 15 16 17 18 (年/月) 前月比価格上昇の都市数(右目盛) 主要70都市の新築住宅価格 住宅価格と価格上昇都市数 (都市) (2010年 12月=100) (資料)国家統計局「全国房地産開発投資和銷售 情況」、Thomson Reutersを基に日本総研作成 2,400 2,500 2,600 2,700 2,800 2,900 3,000 3,100 3,200 3,300 3,400 3,500 3,600 17/01 17/04 17/07 17/10 18/01 18/04 18/07 18/10 (ポイント) (年/月/日) 短期市場金利(SHIBOR)上海総合株価指数 (資料)上海証券取引所

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Further using the Hamiltonian formalism for P II –P IV , it is shown that these special polynomials, which are defined by second order bilinear differential-difference equations,

1990 1995 2000 2005 2010 2015 2020. 30 25 20 15 10

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S63H元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 0 1000 2000 3000 4000 5000 6000 清流回復を実施した発電所数(累計)

大正13年 3月20日 大正 4年 3月20日 大正 4年 5月18日 大正10年10月10日 大正10年12月 7日 大正13年 1月 8日 大正13年 6月27日 大正13年 1月 8日 大正14年 7月17日 大正15年

4/6~12 4/13~19 4/20~26 4/27~5/3 5/4~10 5/11~17 5/18~24 5/25~31 平日 昼 平日 夜. 土日 昼

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