鹿島工場の概要
住所 東地区 茨城県神栖市東和田28 西地区 茨城県神栖市東深芝15 電話 東地区 (0299)96-2341(代) 西地区 (0299)92-2315 敷地面積 東地区 17万m2 西地区 40万m2 代表者 工場長 香西 正博 従業員数 222名(2011年3月末現在) 生産品目「製品名」 塩化ビニール樹脂 「カネビニール」 塩ビペースト樹脂 「カネビニールペースト」 発泡ポリスチレン樹脂 「カネパール」 ビーズ法発泡ポリオレフィン 「エペラン/エペランPP」 押出し発泡スチレンボード 「カネライトフォーム」 ポリイソブチレン系液状樹脂 「エピオン」 工場出荷額 209億円(2010年度) 操業開始 1970年11月 環境マネジメントシステム ISO14001(1999年4月)認証機関 日本化学キューエイ株式会社 労働安全衛生マネジメントシステム OSHMS(2010年12月)認定機関 中央労働災害防止協会1.環境方針 /安全衛生方針
鹿島工場は、当社の関東の生産拠点であるとともに、自然環境に恵まれた太平洋と利根 川の間に位置する鹿島臨海コンビナートの一員であることを認識して、環境保全・労働安 全衛生・保安防災を最優先に取り組んでいます。その上で安定した品質の製品を提供する ことを通して社会に貢献することを目指しています。
※労働安全衛生マネジメントシステム:Occupational Safety & Health Management Systems (OSHMS)
2.環境・労働安全衛生マネジメント組織
国際規格であるISO14001:2004(JIS Q 14001:2004)に基づ いた環境マネジメントシステム組織と厚生労働省の労働安全衛生マネジメントシステム指 針に基づき、中央労働災害防止協会(JISHA)が定めたJISHA方式適格OSHM S基準による労働安全衛生マネジメントシステム組織を統合し、鹿島工場の全ての従業員 に教育訓練を行い、環境保全・労働安全衛生の向上に努めています。3.監査・審査
1)EMS 社内の資格認定を受けた工場内の主任内部監査員および内部監査員により毎年すべての 部署を対象に環境マネジメントシステムを監査しています。また、審査機関である日本化 学キューエイ株式会社 (JCQA)による維持審査(毎年)と更新審査(3年毎)を受審し 第三者認証を受けています。尚、本年度は2月に第4回更新審査を受審し、適合の判定を いただいています。 オープニングミーティング風景 部署の審査風景登録証 登録番号:JCQA-E-0054 有効期限:2014年4月4日 審査では、PDCAのサイクルで 改善を進める取り組みを推奨さ れており、システムの効率化や改 善の促進を図っています。
2)OSHMS 鹿島工場では、「労働災害ゼロ」を目指して2006年4月より「労働安全衛生マネジメ ントシステム(OSHMS)」を作りこみ労働安全衛生活動に取り組んできました。200 7年12月に中央労働災害防止協会(JISHA)方式の適格認定を取得しましたが、2 009年6月に死亡労働災害を発生させたことから、企業の責任として認定を自主的に取 り下げました。 重大事故の発生以降、「二度と事故を起こさない」という強い決意の下、全員参加型の活 動の推進を基本として爆発火災リスクの徹底排除や作業前 KY(危険予知)の見直しなどの活 動を行ってきました。2010年12月に再認定を取得し、「労働災害ゼロ」を目指した活 動を継続して取り組んでいます。 登録証 認定番号:10-8-26 有効期限:平成25年12月12日 3)CSR査察およびTOP安全点検 社内の中央安全会議議長を長としたCSR査察委員により、環境・安全・製品安全(品 質保証)・コンプライアンス(法令順守)に関する管理状況と実施の成果についての査察 を受けています。 また、毎月工場長によるTOP安全点検を製造部署、常駐協力会社を対象に実施し、 対話を重ねながら、各部署の課題について改善を進めています。
4.環境負荷に対する監視・測定データ(2010年度)
茨城県、神栖市、鹿嶋市と締結した公害防止協定に基づき騒音、悪臭、大気汚染、水 質汚濁物質の排出について、定期的な測定を行い、継続的に監視を行っています。 1)騒音 特性区分 測定区分 規制値 測定地点 測定結果(平均値)単位:dB 判定 上期 下期 A特性 昼 75dB A 北 53 54 ○ B 西 56 56 ○ C 南 56 56 ○ D 東 56 54 ○ 夜 65dB A 北 52 53 ○ B 西 57 56 ○ C 南 55 55 ○ D 東 56 55 ○ 騒音測定:西地区敷地境界の東西南北にて測定、頻度 1回/月 ※A特性とは音圧レベルを人間の聴音に補正を加え人間が聞こえる音に近づけたもの 2)悪臭 特性区分 測定区分 規制値 測定地点 測定結果(平均値)単位:ppm 判定 上期 下期 東地区 スチレン 0.8ppm 風下 不検出 不検出 ○ トルエン 30ppm 風下 0.01 不検出 ○ 西地区 スチレン 0.8ppm 風下 不検出 不検出 ○ トルエン 30ppm 風下 0.02 不検出 ○ 悪臭測定:敷地境界の風下にて測定、頻度 1回/月 ※ 不検出とは測定の検出限界以下であったことを示しています。 3)大気 施設名 測定物質 規制値 測定地点 測定結果 判定 上期 下期 ボイラー SOx 0.594m3N/h 川崎ボイラー排出口 0.0012 m 3N/h 未満 0.00085 m3N/h 未満 ○ NOx 180ppm 川崎ボイラー排出口 62ppm 120ppm ○ ばいじん 0.3g/m3N 川崎ボイラー排出口 0.018g/m3N 未満 0.037g/m3N ○ 排気ガス測定:煙道口にて測定、頻度 2回/年(上期、下期に各1回実施) ※ボイラーは西地区にのみ設置されています。データは大気汚染防止法で測定義務がある1基 のものです。測定義務のない小型ボイラーも2回/年自主測定し問題ありません。 施設名 測定物質 規制値 測定地点 測定結果 判定 上期 下期 流動 乾燥機 溶剤 600ppmC 流動乾燥機排出口 24ppmC 26ppmC ○ 揮発性有機化合物測定:乾燥機出口にて測定、頻度 2回/年(上期、下期に各一回実施)
4)一次排水【雨水】 東地区 西地区 測定物質 排出基準:単位 上期 下期 判定 上期 下期 判定 流量 ー m3/日 25 21 ー 608 441 ー 水温 ー ℃ 24.4 15.7 ー 18.0 15.8 ー pH 5.8 - 8.6 7.4 7.7 ○ 7.9 7.9 ○ SS 20 mg/L 1.9 2.1 ○ 3.6 1.8 ○ COD 10 mg/L 2.8 2.3 ○ 4.9 4.7 ○ 銅 3 mg/L 不検出 不検出 ○ 不検出 不検出 ○ 亜鉛 5 mg/L 0.13 0.10 ○ 0.06 0.03 ○ 溶解性マンガン 1 mg/L 不検出 不検出 ○ 不検出 0.07 ○ 溶解性鉄 10 mg/L 0.08 0.08 ○ 0.15 0.19 ○ 油分(n-ヘキサン) 1 mg/L <0.5 <0.5 ○ <0.5 <0.5 ○ 排出基準は「鹿島地域公害防止協定」値で、測定頻度は測定項目ごとに決められていま す。(流量、水温、pH:毎日、SS、COD:毎週、その他:毎月) 測定値は期間の平均値です。 5)二次排水【製造工程排水・生活雑排水】 東地区 西地区 測定物質 排出基準:単位 上期 下期 判定 上期 下期 判定 1、2 ージクロロエタン 0.04 mg/L 0.0050 0.0024 ○ <0.0002 <0.0002 ○ フェノール類 10 mg/L 0.25 2.03 ○ <0.02 0.06 ○ 銅 3 mg/L <0.01 <0.01 ○ <0.01 <0.01 ○ 亜鉛 5 mg/L 0.18 0.34 ○ 0.58 0.31 ○ 溶解性マンガン 10 mg/L <0.01 <0.01 ○ 0.06 <0.01 ○ 溶解性鉄 10 mg/L 0.14 0.12 ○ <0.04 <0.04 ○ 燐含有量 ー mg/L 6.27 4.69 ー 0.02 0.81 ー アンモニア性窒素等 380 mg/L <0.1 2.5 ○ 2.2 11.3 ○ 排出基準は「茨城県下水道条例」値で、測定値は県下水道事務所のサンプリングによる 水質検査結果に基づいています。頻度 2回/年(上期、下期に各1回実施)
6)PRTR【特定化学物質の環境への排出】 2010年度のPRTR法による届出対象物質は、対象物質の見直しにより2009年 度から1物質増加して、8物質です。 政 令 番 号 化学物質の名称 年間排出量(Kg) 年間移動量(Kg) 大気へ の排出 公共用 水域へ の排出 土壌 への 排出 埋立 処分 下水道 への 移動 廃棄物 として の移動 3 アクリル酸エチル 0 0 0 0 0 110 7 アクリル酸ノルマル-ブチル 1 0 0 0 0 820 13 アセトニトリル 29 0 0 0 0 1,700 24 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸 及びその塩(C=10-14) 0 0 0 0 26 0 77 クロロエチレン 5,900 0 0 0 700 0 240 スチレン 2,500 0 0 0 230 4,200 300 トルエン 244 0 0 0 180 23,000 392 ノルマル-ヘキサン 180 0 0 0 20 4,000 年間排出量が1㌧以上の物質の経年変化は、以下のとおりです。 クロロエチレン(塩化ビニル)の排出量削減のために、2008年度から排ガス焼却設 備が稼働して大幅な削減を実施し、その後も安定稼働を維持・継続しています。
7)廃棄物 当工場には焼却炉はなく、廃棄物の処理は全て許可を受けた業者に委託しています。 廃プラスチック類の有価物化など発生量の抑制を推進するとともに、リサイクル率アッ プにより、最終埋立処分率(産業廃棄物・一般廃棄物の発生量に対する最終埋立処分量 の比率)は0.19%となり、ゼロエミッション(最終埋立処分率0.5%未満)を5 年連続で継続しています。なお、2010年度の最終埋立処分量1.4tは、廃棄物ご とに一定割合の焼残渣が発生するとした計算値です。 産業廃棄物管理票(マニフェスト) 廃棄物処理の実績 項 目 2008 年度 2009 年度 2010 年度 産業廃棄物量 883t 857t 653t 一般廃棄物量 48t 68t 74t 有価物量 127t 140t 129t 最終埋立処分量合計 1.7t 1.7t 1.4t 最終埋立処分率 0.18% 0.18% 0.19%
8)環境コスト【2010年度】 環境省の環境会計ガイドライン分類基準に基づいて、環境保全活動の妥当性を評価する 指標として、環境保全コスト・環境保全対策に伴う経済効果を集計しています。
環境保全コスト
(百万円/年) 分 類 投 資 額 維持コスト (1) 生産・サービス活動により事業 所エリア内で生じる環境負荷 を抑制するための環境保全コ スト(事業所エリア内コスト) ①公害防止コスト 22.1 366.4 ②地球環境保全コスト ― ― ③資源循環コスト ― 27.4 (2) 生産・サービス活動に伴って上流または下流で生じる 環境負荷を抑制するためのコスト(上・下流コスト) ― ― (3) 管理活動における環境保全コスト(管理活動コスト) ― 29.3 (4) 研究開発活動における環境保全コスト(研究開発コスト) ― ― (5) 社会活動における環境保全コスト(社会活動コスト) ― 2.9 (6) 環境損傷に対応するコスト(環境損傷コスト) ― ― 小 計 179.6 426.0 合 計 605.6環境保全対策に伴う経済効果
(百万円/年) 効 果 の 種 類 効 果 額 (1)リサイクル等により得られた収入額 56.6 (2)省資源による費用削減 6.5 (3)原単位向上による原材料量の削減 25.6 (4)リサイクル活動による費用削減 1.6 (5)省エネルギーによる費用削減 54.8 (6)リサイクル等に伴う廃棄物処理費用の削減 4.3 (7)その他 11.9 合 計 161.35.労働安全衛生
鹿島工場では、“安全活動の模範工場”をスローガンに、全員参加による安全活動に取り 組んでいます。具体的には、毎朝の安全スローガン唱和、早朝の安全呼びかけ(1回/月)、 月毎に実施事項を設定した安全強調週間(1回/月)、安全教育(体感学習、設備基礎講座、 安全技術講座、法対応教育)、爆発火災・労働安全リスク低減の取組み等です。6.地域・コンビナートとのコミュニケーション
1)近隣の小学校での環境授業 神栖市内の横瀬小学校と軽野東小学校にて、当社ソーラーエネルギー事業部と鹿島工場 のメンバーで実施しました。手作り電池による実験や風力発電・太陽電池の習を交えた多 彩な内容に、積極的に参加して下さいました。 環境授業の風景 2)鹿島地区地域対話 日本レスポンシブル・ケア協議会(JRCC)に加盟している鹿島地区(東部/西部/ 波崎)の16社で、2011年2月に保安防災をテーマに鹿島地区地域対話(2年毎)を 開催し、地域とのコミュニケーションに努めています。7.保安防災訓練
安全第一で生産活動を行っていますが、万が一に備え、消防車(水・泡・粉末)を配備 すると共に、地震や漏洩・火災等を想定した総合防災訓練などを毎年実施しています。 また、鹿島東部コンビナートの保安対策協議会に参画しており、共同防災教育や合同訓 練を定期的に実施しています。 2010年度は、「地震発生(震度5強)により、東地区のスチレンモノマ-タンクの払 い出し配管フレキ部より、漏洩し静電気により火災発生」を想定し、東部地区コンビナ- トの共同施設隊とカネカ自衛防衛隊の共同訓練及び本社との通報訓練などの総合防災訓練 を実施しました。 総合防災訓練株式会社 カネカ 鹿島工場 〒314-0102 茨城県神栖市東和田28 問合せ先 環境安全・品質グループ TEL 0299-96-2341(代) FAX 0299-96-2348