• 検索結果がありません。

Vol.31 , No.2(1983)048任 禹植「法華宗要における一乗説について」

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "Vol.31 , No.2(1983)048任 禹植「法華宗要における一乗説について」"

Copied!
2
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

法 華 宗 要 に お け る 一 乗 説 に つ い て ( 任) 一 六 二

で、

る。

(

す)

て、

る。

い。

る。

い、

し、

る。

る。

一、

(大

33

上)

一、

(大

34

51

上)

る。

る。

都 合 上 省 略 し、 純 ら 宗 要 の 一 乗 が そ の 根 拠 と す る と こ ろ は 何 か を 見 る こ と に す る。 宗 要 は 法 華 一 乗 即 ち 一 切 皆 成 の 根 拠 を 上 記 五 一 中 ﹁ 理 一 ﹂ ( 一 理 性) と 見 て い る こ と が 次 の 例 で 明 ら か で あ る。 即 ち 第 三 門 能 詮 用 の 三 分 説 中、 同 時 開 示 の 四 勝 用 の ﹁ 破 三 立 一 ﹂ に お い て 四 種 の 三 ( 三 教 ・ 三 人 ・ 三 因 ・ 三 果 の 所 執 の 相) を 破 し て、 四 種 の 一 ( 一 教 ・ 一 人 ・ 一 因 ・ 一 果 の 能 執 の 見) を 遣 え て 一 乗 真 実 を 建 立 す る と い い、 テ ヲ ジ テ ヌ ノ ヲ テ ノ ノ ジ ク ヲ ニ 続 い て ﹁ 立 二 一 理 性 一通 破 二 四 三 一以 二 四 一 皆 同 一 乗 理 一故 ﹂ (大 34 脳 シ テ ノ ノ ヲ 上) と 述 べ て い る し、 又 会 三 帰 一 に つ い て ﹁ 会 ご 昔 所 レ 説 三 乗 因 果 ↓ セ シ ム ガ ノ ニ ニ 帰 二 於 本 一 乗 理 一故 ﹂ ( 脇 上) と い い、 又 開 義 の 所 開 の 門 に お い て テ ニ リ ニ ク ハ ヲ ズ ニ 三 乗 方 便 の 四 義 に つ い て ﹁ 於 一二 乗 理 一権 説 二 方 便 一 非 -一 真 実 説 一 ( 躍 下) と も 述 べ て い る と こ ろ か ら 察 す る に、 宗 要 の 一 乗 説 は 一 乗 理 た る 一 理 性 に 基 づ て い る こ と が 明 ら か で あ る。 こ の 一 理 性 と は い か な る 意 味 か。 宗 要 は 一 乗 理 を 一 法 界 ・ 法 身 ・ 如 来 蔵 の 同 意 語 で あ る と い い、 そ の 説 明 に 当 り ﹁ 法 界 の 性 ﹂ ・ ﹁ 法 身 の 性 ﹂ ・ ﹁ 如 来 蔵 の 性 ﹂ 等 と な ら べ て い る と こ ろ か ら 見 る と こ れ ら の 上 記 三 用 語 の 同 一 共 通 概 念 と し て ﹁ 性 ﹂ を 認 め、 こ れ を ﹁ 理 性 ﹂ と 言 い か え、 そ し て 一 乗 の 性 と 言 つ た こ と が わ か る。 と こ ろ で 五 一 の 因 一 に は 仏 性、 こ の 理 一 に は 如 来 蔵 を 当 て て い る の を 見 る と 仏 性 と 如 来 蔵 の 両 用 語 を 使 い 分 け て い る こ と に 気 が つ く。 仏 性 と 如 来 蔵 の 両 用 語 は 普 通 同 じ 意 味 に 使 わ れ る こ と が 多 い が 元 暁 は 別 に 見 る こ と が 他 の 著 述 に も 見 ら れ る。 即 ち ﹃ 浬 墾 宗 要 ﹄ の 仏 性 門 に お い て 仏 性 の 本 質 を 論 じ る 中 で ノ ハ ニ レ ナ リ ノ ハ テ ヲ ス ル ガ ヲ ニ テ ク ル キ ガ ﹁ 仏 性 体 正 是 一 心 一 心 性 遠 二離 諸 辺 一遠 二 離 諸 辺 一故 都 無 レ 所 レ 当 無 ル ニ シ ザ ル ラ レ 所 レ 当 故 無 レ 所 レ 不 レ 当 ﹂ (大 38 胸) と 仏 性 の 体 を 一 心 で あ る と い う。 ト ハ ヅ ク こ の 一 心 と は い か な る 意 味 か。 彼 の 著 ﹃ 起 信 論 疏 ﹄ に 一 心 者 名 二如

(2)

-647-ト 来 蔵 こ (大 44 踊 下) と い う の で 前 文 と 照 合 せ ば 仏 性 の 体 を 如 来 蔵 と 考 え て い た こ と が わ か る。 こ の こ と は 元 暁 が 仏 性 と 如 来 蔵 の 原 義 を 区 別 し て 理 解 し て い た こ と を 示 す も の と 思 わ れ る。 以 上 で 宗 要 の 一 乗 五 一 説 の 意 味 の 関 連 を ま と め る と 理 と し て 如 来 蔵 ( 理 一) が 一 切 衆 生 ( 人 一) に 平 等 に 備 わ っ て い る の が 仏 性 ( 因 一) で あ り、 仏 の 教 え (教 一) に よ っ て そ れ に 目 ざ め て 成 仏 (果 一) す る の で あ る、 と い う こ と に な ろ う。 こ れ よ り 見 る に 元 暁 は 法 華 一 乗 道 の 根 拠 を 理 と し て は 如 来 蔵、 因 と し て は 仏 性 と 見 て い た こ と が わ か る。 ﹃ 法 華 経 ﹄ に 仏 性 の 語 は ま だ 現 わ れ て い な い の に、 法 華 一 乗 を 仏 性 に ま で 拡 大 解 釈 し て い る の は 引 用 文 献 か ら 見 て ﹃ 法 華 論 ﹄ に よ る も の と 思 わ れ る。 次 に 一 乗 と 三 乗 と の 関 係 に つ い て、 元 暁 は ど の よ う な 見 解 に 立 っ て い た か そ の 一 端 を 見 る こ と に す る。 一 乗 と 三 乗 と の 関 係 は 妙 法 と の 関 連 に お い て 初 述 大 意 門 中 で す で に 論 じ ら れ て お り、 こ こ に 元 暁 が 考 え て い た 一 乗 と 三 乗 と の 関 係 が 端 的 に 示 め さ れ て い る と 思 わ れ る の で、 先 ず そ れ よ り 見 る こ と に す る。 ﹁ 文 巧 義 深。 辞 敷 理 泰 ﹂ の 八 字 を 組 み 合 わ せ な が ら ﹃ 法 華 経 ﹄ が ﹁ 妙 法 蓮 華 ﹂ と 称 せ ら れ る わ け を 述 べ た 後、 乗 身 権 実 と そ の 実 相 の 理 に つ い て、 ト モ ハ ナ レ バ レ ヵ ユ シ テ レ カ ナ ル ハ ナ レ バ カ ニ シ テ カ ナ ル ノ ニ ハ

﹁(1)

絶、

一。

冥、

長。

シ テ ハ ル コ ニ ズ カ ラ シ テ ハ ル つ ヲ ダ シ テ ニ ク ニ ヲ テ ヲ 惣 入 レ 之 不 レ 易、 諸 子 瀾 漫 出 レ 之 良 難。(2) 於 レ 是 如 来 引 レ之、 以 レ 権 マ セ ル ニ ヲ テ ニ シ ノ ヲ セ ル ニ ニ テ ニ ス ノ 羨 二 羊 車 一於 二鹿 苑 一示 二有 待 之 麓 身 ↓ 駕 二 白 牛 -於 二鷲 岳 一顕 二 無 限 之 ヲ レ チ ヲ テ シ ヲ の ぞ コ レ バ モ ス リ テ ヲ テ ケ ヲ ヌ レ バ モ 長 命 司(2) 斯 廼 乃 一 以 破 レ 三、 三 除 一 捨。 仮 レ 脩 以 斥 レ 短、 短 息 脩 ズ 亡。 ﹂ ( 同 脚 下) と い う。 即 ち 妙 法 の 実 相 は 乗 の 三 一 権 実 の 相 即 の 関 係 の 上 に あ り、 同 様 に 久 遠 仏 の 実 体 は 身 の 短 長 権 実 の 相 即 の 関 係 の 上 に あ る か ら、 衆 生 の 真 実 へ の 入 出 は 難 い と い い、(2)、(1) の よ う な 妙 法 に 迷 え る 衆 生 を 引 導 す る た め、 方 便 ( 以 権) と し て 乗 身 の 権 実 を 示 顕 し た と い う。 つ ま り 元 暁 は 実 の 乗 身 ( 白 牛 と 無 限 長 命) も そ れ は 権 の 乗 身 ( 三 車 ど 有 待 鹿 身) に 対 し て 実 と 称 せ ら れ た の で あ つ て、 そ の 実 際 は 衆 生 に 妙 法 を 悟 ら せ る た め の 方 便 に 過 ぎ な い と 言 っ て い る の で あ る。 だ か ら 一 乗 を 説 い て 三 乗 の 謬 見 が 破 さ れ た 後 は、 そ の 一 乗 に も 執 ら わ れ る べ き で な い と し、 同 様 に 真 実 身 の 寿 量 の 長 遠 を 以 っ て、 寿 量 の 有 限 な 方 便 身 を 破 斥 し て 後 は、 真 実 身 に も 執 ら わ れ て は な ら な い と 言 っ た の で あ る。 一 乗 に つ い て の 元 暁 の こ の 考 え は 彼 の 一 乗 の 定 義 か ら よ り 明 ら か で あ る。 即 ち 一 乗 人 法 の 実 相 は ズ ズ ク シ テ キ ク ト ﹁ 非 レ 三 非 レ 一 無 レ 人 無 法 都 無 所 得 如 レ 是 正 観 名 二 真 実 究 寛 一 乗 こ ( 同 脇 上) と い う 一 乗 観 に 立 つ 彼 と し て は 当 然 の 帰 結 で あ つ た と 思 わ れ セ テ ニ リ ニ ク モ ヲ る。 又 そ の す ぐ 後 に 無 所 得 を 説 明 す る 中 で ﹁ 寄 レ 言 仮 説 一二 乗 一而 ズ ク ノ ル ニ ヲ 非 三 如 レ 言 取 二 於 一 乗 こ と 言 つ て 一 乗 に も 執 ら わ れ る べ き で は な い こ と を 更 に 明 言 し て い る。 一 乗 に つ い て の 元 暁 の こ の よ う な 解 釈 は 道 ニ ヶ レ バ モ モ モ ル ノ ミ 生 の ﹃ 法 華 経 疏 ﹄ の ﹁ 既 無 二 二 三 二 亦 去 ﹂ よ り、 吉 蔵 の ﹃ 法 華 遊 意 ﹄ へ、 そ し て こ の 宗 要 に 受 け つ が れ て い る。 ﹃ 小 品 般 若 ﹄ に ﹁ 真 如 に お い て は 一 乗 も 不 可 得 ﹂ ( 大 8 56 下) と 否 定 さ れ て お り、 宗 要 の 一 乗 不 可 取 の 論 証 も ﹃ 般 若 経 ﹄ の ﹁ 有 所 得 無 道、 無 果、 不 動、 不 ナ リ 出 ﹂ の 引 用 で あ つ た か ら、 元 暁 が 法 華 般 を 解 釈 す る に 般 若 の 立 鍔 を 以 っ て し た と 思 わ れ る が、 こ れ は 直 接 に は 吉 蔵 の 影 響 で あ つ た と 思 わ れ る。 次 に 上 記(1)(2)(3) に お い て ﹁ 何 三 何 一 誰 短 誰 長 ﹂ と い う な ど 乗 身 の そ れ ぞ れ の 相 即 関 係 の 上 に 諸 法 実 相 の 理 を 述 べ て い る と こ ろ か ら 見 て、 三 乗 一 乗 を 本 来 同 一 性 の も の と 考 え て い た こ と が 明 ら か で、 元 暁 は 法 華 一 乗 を 同 教 一 乗 と 見 倣 し て い た と 思 わ れ る。 ( 立 正 大 学 大 学 院) 法 華 宗 要 に お け る 一 乗 説 に つ い て ( 任) 一 六 三

参照

関連したドキュメント

In Partnership with the Center on Law and Security at NYU School of Law and the NYU Abu Dhabi Institute: Navigating Deterrence: Law, Strategy, & Security in

紀陽インターネット FB へのログイン時の認証方式としてご導入いただいている「電子証明書」の新規

一方、介護保険法においては、各市町村に設置される地域包括支援センターにおけ

[r]

用局面が限定されている︒

雇用契約としての扱い等の検討が行われている︒しかしながらこれらの尽力によっても︑婚姻制度上の難点や人格的

この点について結果︵法益︶標準説は一致した見解を示している︒

[r]