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「IP電話をはじめ各種電話サービスからの119番通報における発信位置情報通知システムに関する調査研究」の募集に関する公告

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Academic year: 2021

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第4章 IP電話等からの緊急通報に係る音声通話システム

1 ネットワーク構成

「IPネットワークにおける緊急通報等重要通信の確保方策」(平成17年3月情報通信審議会 答申)(以下「IP電話情報通信審議会答申」という。)において、下図のとおり、0AB~J番 号を利用したIP電話からの緊急通報に係る音声通話システムと位置情報通知システムのネット ワーク構成が示されている。 0AB~J番号を利用したIP電話・直収電話(以下「IP電話等」という。)からの緊急通報 に係る音声通話システム(電話番号通知及び取得機能を含む。以下「IP電話等音声通話システ ム」という。)とIP電話等からの緊急通報に係る位置情報通知共通システム(以下「IP位置情 報通知共通システム」という。)についても、同様に、音声通話と位置情報は別回線によって指令 台に接続されることとする。 研究懇談会では、IP位置情報通知共通システム検討の前提として、まず、IP電話等音声通 話システムについて、IP電話情報通信審議会答申に準じて構築することを基本として、その詳 細について検討を行った。 広域イーサネット等 緊急通報受理機 関ごとの閉域網 NTT東西の公衆電 話交換網(PSTN) 位置情報 受信装置 ISDN回線 IP電話端末 VoIPネットワーク 音声通話 音声通話 アクセス回線 指令台 ルータ 位置情報通知 (位置情報取得) MG (注2) SG (注1) 音声回線 ネットワーク IGS (注3) 共通線信号網 指令台端末 電話番号通知 (電話番号取得) 電話番号通知 (電話番号取得) 位置情報 通知サーバ 接続先情報 データベース 加入者情報 データベース 呼制御 サーバ

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2 管轄する消防機関の指令台等への接続

ア 管轄消防機関での直接受信 IP電話等事業者は、IP電話等からの119番通報を、その区域を管轄する消防機関へ直 接に接続する。(代表消防本部による受信方式はとらない。) なお、消防機関の管轄区域が変更される場合には、119番通報が管轄消防機関に直接に接 続されるよう、関係消防本部とIP電話等事業者において適切に対応する。 イ 内線電話からの119番通報 法人等の設置する内線IP電話等については、その設置方法等によっては、119番通報を 発信した内線電話端末の設置場所(通報場所)を管轄する本部以外の本部の指令台に接続され る可能性がある。 内線IP電話等からの119番通報を管轄する消防機関の指令台等への接続を確実に行うこ とは、IP電話等事業者の対応だけでは困難な面があり、当該内線電話を設置する法人等の適 切な対応が必要となる。 IP電話等事業者は、法人等への内線IP電話等のサービス提供に当たっては、119番通 報が管轄する消防機関の指令台等に接続されるために当該法人等が実施すべき適切な対応を確 保するため、当該法人等への注意喚起等の措置を講ずることとする。 ウ 接続先の迂回 災害又は機器障害の発生等の非常時において、119番通報を管轄する消防機関に接続でき ない場合においては、当該消防機関が指定する他の施設等へ119番通報を迂回して着信する ことが可能な機能を備えることとする。 迂回先への切り替えは、迂回の指示後、速やかに作業を行い、1時間以内を目標に切り替え を完了することとする。 エ 事業者の識別 119番通報を受理した消防機関の指令台等がIP電話等事業者を識別できるよう、IP電 話等事業者ごとにあらかじめ着信ダイヤルイン電話番号(原則として2番号)を割り当てる等 の対応をする。

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3 消防機関の指令台等への接続回線

NTT東西の公衆電話交換網(PSTN)を利用することとし、NTT東西の固定電話からの 119番通報における接続回線である緊急通報用ISDNに重畳することができる。 これに伴い必要となるダイヤルインに係る費用は、当面、IP電話等事業者が負担する。 NTT東西の固定電話からの119番通報における接続回線である緊急通報用ISDNに重畳 するに当たっては、IP電話等事業者は、事前にNTT東西及び消防機関と協議を行い指令台の 改修や回線設計等に問題がないことを確認するとともに、NTT東西と連携し円滑な運営を確保 しなければならない。 (NTT東西の固定電話からの119番通報における接続回線がアナログ専用線である等の理由 で当該接続回線への重畳では対応できない場合には、消防機関の指令台等の状況等に応じて緊急 通報用ISDN又はアナログ専用線を別に整備することとし、これに伴い必要となる回線費用は、 当面、IP電話等事業者が負担する。 接続回線を別に整備する場合、複数の接続回線を異なるルートで設定して冗長性を確保するな ど、NTT東西の固定電話からの119番通報と同等の信頼性を確保する。 また、119番通報の呼量に応じた回線数を確保し、指令台が話中であったために119番通 報がつながらない呼損ができる限り生じないようにするため、IP電話等事業者は、消防機関と 連携して呼量の調査を適宜実施し、接続回線数の調整を行うこととする。) なお、今後、技術革新等により電話に係る市場動向が飛躍的に変化し、発着側の電話種別・方 式のIP化などにより設備構成等が大きく変化することも考えられることから、IP電話等から の119番通報の接続回線の検討を継続的に実施することが適当である。

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4 回線保留・逆信又はその代替機能

ア 回線保留・逆信 IP電話等からの119番通報についても、NTT東西の固定電話からの119番通報の場 合と同様に、基本的には、消防機関の指令台等において通報回線を保留(回線保留)し、回線 保留中は呼び返し(逆信)が行えるようにすることが望ましい。 イ 代替機能 IP電話情報通信審議会答申において、IP電話は、従来の固定電話や携帯電話における音 声通話とは異なり、端末間で回線を確立するという概念がなく、固定電話と同様の回線保留及 び逆信の機能を実現することは困難であり、指令台と通報者の端末との間の回線保留及び逆信 については、これを代替機能により擬似的に実現する旨が記載されており、代替機能は、次の 通りとする。 ・通報者が通話を切断した場合、IP電話等網では通報者の端末との呼接続は終了される。 ・消防機関の指令台等で通話を切断するまでの間、IP電話等網とPSTNとの呼接続は保持 され、通報者が通話を切断してから一定時間(5~10秒程度)経過後に、IP電話等網は通 報者に対して呼び返しを行う。 なお、この呼び返しが確実に行えるように、通報者による新たな通話の制限等の措置をとる。 ・消防機関が通話を切断した場合には、IP電話等網とPSTNとの呼接続は開放される。 ウ 回線保留・逆信機能の在り方 IP電話等からの119番通報における回線保留・逆信については、IP位置情報通知共通 システムの構築に際しては、代替機能により実現する。 ただし、IP電話等からの119番通報についても、回線保留及び逆信が可能な場合には、 当然、これらの機能を導入しなければならない。 なお、IP電話等に係る技術革新等により、将来的に回線保留及び逆信の機能を実現するこ とが可能となった場合には、速やかにこれらの機能を導入しなければならない。

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5 電話番号通知及び取得

ア 通報者の意思確認 電気通信事業における個人情報保護に関するガイドライン(平成16年総務省告示第695 号)第25条第1項において、「電気通信事業者は発信者情報通知サービスを提供する場合には、 通信ごとに、発信者情報の通知を阻止する機能を設ける」とされている。 IP電話情報通信審議会答申において、通報者が184番を付加してダイヤル操作を行う場 合は、指令台に電話番号が通知されないが、この場合における電話番号については、人の生命、 身体等に差し迫った危険がある場合等に限り取得できる旨が記載されている。 IP位置情報通知共通システムの構築に際しては、これらの考え方に沿って、通報者の意思 確認を行うこととする。 イ 電話番号通知 IP電話等からの119番通報においては、184発信でない場合の119番通報について は、一般の通話における電話番号の通知・非通知の設定にかかわらず、IP電話等事業者から 消防機関の指令台等へ通報者の電話番号を通知する。 (音声通話の接続回線が緊急通報用ISDN回線でない場合は、電話番号は通知されない。) ウ 電話番号取得 184発信の場合の119番通報については、通話中又は回線保留(代替機能により実現) 中において、人の生命、身体等に差し迫った危険がある場合等に限り、発信者電話番号取得機 能により取得できることとする。 (音声通話の接続回線が緊急通報用ISDN回線でない場合は、電話番号は取得できない。)

6 優先取扱い

ア 優先接続 音声通話のネットワークに輻輳が発生した場合、IP電話等事業者は一般通話についてのみ 接続の制限を行い、119番通報については接続の制限は行わず優先的に接続する。

参照

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