メモを活用して能動的に聞く力を育む中学校国語科授業に関する研究
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(2) 単元「能動的に聞く力を身に付けよう」I0時間. 第1次. 一次メモ(省略・表など)を用いて正確に. (1時間). 第2次 第3次. 二次メモ(付加づけ)を用いて選択・判断. 1クラスを抽出して,パネルディスカッショ ン時に使用された生徒の「メモの技術」を分析. しながら聞くカを身に付けよう 三次メモ(マップメモ)を用いて発信する. し,発言した生徒のメモの特徴を抽出した。そ. ために比較して聞く力を身に付けよう. の結果,「構造的にメモを取る」技術に加え「自. メモの技を活用して「パネルディスカッ. 分の意見を書く」などのr発信するために付加. (3時間). 第4次. 力が形成されていくことが確認できた。. 3発言した生徒の特徴的なメモの取り方. 聞く力を身に付けよう. (1時間). に生み出したりする効果があり,能動的に聞く. (5時間). する」技術を身に付けると,積極的な発言へと. ション」に挑戦しよう. マップメモとは,聞いた内容を自分の申に位 置づけ,自分の考えとの近さ遠さ・賛否などを 判断してメモを書く場所を工夫する方法である。. 第4章では,第3章でデザインしたマップメ モを用いた授業実践から,自分と他の意見を比. 較して共通点や相違点を探しながら聞くには r構造的にメモを取る」と効果的であることが 示唆された。また,パネルディスカッションの 授業実践から,メモを構造的に取ることにより 思考が整理され,質問したり反論したりする交. 結びつくことが確認された。. 4討論時における生徒の変容 「聞く」という行為を考える評論文を学習し. た前後で,コミュニケーションに対する意識の 変容をイメージマップにより分析した。生徒に 「話す・聞く」は表裏一体であるという認識が 広まり,コミュニケーションを図る上で「聞く」. r理解する」ことの重要性が理解された。討論 の中では「能動的に聞く」行為として,「さらに. 質問する」r反論をする」r合意点を見出す」様 子が見られた。討論後のインタビューでは,相. 流活動が活発になることが確認できた。. 第5章では,各検証結果から,単元の有効性. 手の受け答えを予想して聞くことが重要だとの 回答を得た。さらに,討論の振り返りを行うと. を導き出した。. メタ認知が促進され,よい話し方・聞き方が認. 1身に付いた聞くカとメモの技術 すべての授業に参加した75人を対象に,第4 章で作成し直した「聞く力25」と「メモの技術 13」を用いて事前事後と自己評価させ,対応の. あるt検定を行った。すると,ほぽすべての項 目に有意な差が見られた。平均値の伸びから討 論活動には,「メモの技術」の中でも特に構造化. して取る技術が必要だと特定された。r聞く力」 では,特に「吟味分析」「交流」段階に効果が表 れた。また,「メモの技術」と「聞く力」には, 相関があり「メモの技術」を身に付けると「聞く. 識されることが確認でき,討論活動は他を認め 合う人間形成に役立つとの視座を得た。. 5 研究のまとめと今後の課題 以上のことから,討論指導の大前提となって いる力は聞くカや思考カであり,rメモの取り方. を授業に取り入れることによって,生徒の聞き 方へのメタ認知が促進され,討論活動時に思考 を深め能動的な関わりが生まれる」という点に おいて,この単元は有効であると結論づける。 「聞くこと」は場面や目的によってその方法が 異なる。今後は,r討論に生かすメモの技術」を. 力」が高まる傾向にあった。. 精緻化し,さまざまな目的や場面に応じた実用 事後調査で行った生徒の自由記述内容の分析 から「メモの技術」を身に付けると,理解を深 めたり自分(聞き手自身)の意見や考えを新た. 教材の開発・学年配当の再検討を行い,新たな 教材を用いた単元開発に取り組みたい。. 修学指導教員 増澤康男・溝邊和成 指導教員 溝邊和成. 一59一.
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という熟語が取り上げられています。 26 ページ
討することに意義があると思われる︒ 具体的措置を考えておく必要があると思う︒
自然言語というのは、生得 な文法 があるということです。 生まれつき に、人 に わっている 力を って乳幼児が獲得できる言語だという え です。 語の それ自 も、 から