学校 と地域が連携 して行 うボランテ ィア活動が
生徒 に及 ぼす影響 と今後 の可能性 に関す る一考察
―A中
学 校 の 例 を 基 に一 教 育実践 高度化 専攻 生徒 指 導実践 開発 コー ス 大澤 拓也 【キー ワー ド】学校 と地域連携 開かれた学校SCAT分
析 組織の融合 【要 旨】 平成27年
12月21日
の中央教育審議会『 チームとしての学校の在 り方 と今後の改善 方策について (答申)』 の中で 「チーム としての学校」 とい うキー ワー ドが示 された。 この 「チームとしての学校」とは、学校教員だけではなく、家庭や地域の人たちも学校 教育への参加 を促す よ うな学校づ くりにす ることを目的 としている。すなわち、社会の 変化 とともに生徒に関わる様々な問題が起 こつてお り、それ らは、必ず しも学校教員だ けで解決す ることのできる問題ばか りではない。このような意味でも「チームとしての 学校」づ くりが重要になつて くる。 本研究では、小規模校でもあるA中
学校 を研究対象 とした。A中
学校では、学校 と 地域が交流 して行 うボランティア活動が大きな特色になつている。そのボランテ ィア 活動 とは、校区内にある重要文化財 を見学に来た観光客に、A中
学校の生徒がガイ ド案 内をするとい うボランティア活動である。生徒の参加は、任意ではあるが、毎年新入生 も加わ り、活動の運営 も学校 と地域が行つている。学校 と地域が関わることで生徒の地 域への愛着や コミュニケーシ ョン能力を育てた り、また、居場所づ くりや地域資源の活 用の促進を図つた りす ることにも繋がつていると考える。このよ うな点において、今後 の 「開かれた学校」としてのモデルの1つ
とな りうるであろ う。分析方法は、ボランテ ィア活動に関わつているA中
学校の教員 と地域のB指
導員の方へのインタビュー調査 を行い、そこか ら得 られたデータを「SCAT分
析」法を活用 し、その分析 と理論化の 過程を経てボランティアガイ ドが生徒に及ぼす効果 と課題の整理を行つた。また、ここ で出た課題 に対 して、筆者 自身の提案を、生徒の活動に視点を置き提示 した。新 しい活 動 を取 り入れ ることで さらなる活動の発展に寄与することが出来ると考える。1.は
じめに(1)問
題意識 実地研 究Iで
は、学校 の行事 に地域の方が積極的に関わつてい る光景 を観察 した。例 えば、生徒が町の情景 を詠 んだ俳句 を、町の重要有形文化財 内に掲示 し、総合 的な学習 の時 間に見学 に行 く活動や地域 の方が部活動 の指導 を行 つてい る とい つた こ とがあつ た。学校教育の中に地域の住民が関わつてお り、共 に生徒の育成 を行 つてい る と感 じた。 その中で も特に、地域 の重要有形文化財 を見学 に来 られ た観 光客 にA中
学校 の生徒がガ イ ド案 内をす る活動 に関心 を持 つた。この活動 の良 さは、自分の住 んでい る町の文化財 を地域 の方 の指導 に よ り他 の地域 の人に伝 えてい く事 と幅広い年齢層 の方や初対面の 観 光客 との触れ合いである。最近では、A中
学校 の活動が注 目され 、新聞やテ レビで も 紹介 されてい る。 平成27年
12月 21日 の中央教育審議会 「チーム としての学校 の在 り方 と今後 の改善 方策 について (答申)」 の中で 「チーム としての学校」 とい うワー ドが出て きた。学校 だけではな く、家庭や地域社会 にも視野 を広 げる必要性があることを述べてい る。この 「チーム としての学校」とは、学校教員だけではな く家庭や地域の方 も学校教育に参加 を促す よ うな学校づ く りにす ることを 目的 としてい る。す なわち、社会の変化 とともに 生徒 に関わ る様 々な問題 が起 こつてお り、それ らは、必ず しも学校教員だけで解決す る こ との出来 る問題 ばか りではない。この よ うな意味で も「チーム としての学校」づ くり が重要になつて くる。 しか し、「チーム としての学校」体制 を構築 してい くことは、課 題解決のみ を重視す るものではな く、生徒の育成 な どにも寄与す るのではないか と推測 した。そ こでA中
学校 のボ ランテ ィアガイ ドを研究 してい くことで、生徒 に与 える影響 や利 点が明 らかになつてい くと考え、本研 究を進 めていつた。本研 究では、主に、A中
学校 のボランテ ィアガイ ドについて研究 を進 めていき、活動が生徒 に与 える影響 と活動 の問題点の整理 を してい く。 そ して、その活動の問題点に対す る提案 を提示す る。(2)実
地校 の実態 実地研究Iで
クラス数が3学
年合 わせ て5ク ラス (3年生が2ク
ラス、2年
生が2ク ラス、1年
生が 1ク ラス)の
全校生徒142人
のA中
学校で実習 を行 つた。A中
学校 の生徒 の特徴 としては、幼稚園・小学校・ 中学校 と少 ない集団で生活 してい るため、仲間意識 が強い。通学形態 もほ とん どの生徒 が 自転車で通学 している。しか し、 同 じ学校校 区にもかかわ らず通学時間がかな り違 うほ ど、町同士の距離 が離れている地区 もあ る。また、
A中
学校 の特徴的な ところは学校 と地域 とが密着 して教育活動 を行 つ てい ることである。小学校 の総合 の時間では、地域 の文化財や町の歴史 を調べ る授業 を 行 つてい る。そのため、校 区内には有名 な文化財が2つ
あるが、それ を全校生徒 のほ と ん どが認知 している。学習面以外で も中学校 の生徒 が地域 の方 と関わ る場面がた くさん あ り、体育大会 では地域の方 と生徒が一緒 に踊 るフォー クダンス、また夏休み期 間中の 夏祭 りの運営ボランテ ィアに も中学校 の生徒が参加 している。 だが、課題 も挙げ られ る。幼稚 園・小学校・ 中学校 と同 じメンバーの小 さい環境 の中 で生活 してきている為 、生徒 は 自分の知 らない集 団の中での活動や コ ミュニケー シ ョン を 自分か ら率先 してい こ うとす る生徒 は少 な く、引つ込み思案 の生徒が多い。自分の知 らない集 団内で 自分 らしさを出せ るよ うにす ることが課題 である。(3)実
地校 のボランテ ィアガイ ドの概要A中
学校 の生徒 のガイ ドスター トは平成23年
か らである。平成23年
、1年
生の総 合 的な学習の時間 として、調べ もの及び見学 を機 に同年 の夏休み にボランテ ィアガイ ド を募集 し1年
生の6名
が参加 しスター トした。そ して、勉強会 を重ね平成23年
11月23日
に一般観光客へのガイ ドを開始 した。その年 か ら毎年任意 で募集 を募 り、現在 (平 成26年
)で
は3学
年男女合 わせ て16名
の生徒 が参加 してい る。活動 は月1回
で、夏 休 みな ど行事がある場合 は、月2回
行 うこともある。ボランテ ィアガイ ドの活動 は、部 活動ではないため、原則部活動が優先である。そのため、現在 ボ ランテ ィアガイ ドに参 カロしてい る生徒 の半分以上の生徒がテニス部所属であるので、テニス部の試合がボラン テ ィア 日と重 なつてい る場合 は、かな り参カロ人数 が少 ない時 もある。また、最近では英 語 でのガイ ドも始 めている。英語 でのガイ ドは、A中
学校 のALTの
先生や英語 の教諭 が指導 を行 つている。現在 は、英語でのガイ ドがボランテ ィアガイ ドでの大 きな特色 と なつてい る。(4)ボ
ランテ ィア とは ボランテ ィアについて厚生労働省 が出 している定義 では、「自発的な意志 に基づ き他 人や社会 に貢献す る行為」を指 してボランテ ィア活動 と言われ てお り、活動 の性格 とし て 「自主性 (主体性)」 、「社会性 (連帯性)」、「無償性 (無給性)」 等があげ られ る。1)」 のボランテ ィア活動 には主に この3つ
の性質がある と述べ られ てい る。 さらに寺 山は、「1995年
1月 7日 に起 きた阪神淡路大震災で、多 くのボランテ ィアによる救助活動の様子がメディアを通して伝えられ、
『ボランティア元年』
『ボランテ
ィア革命』 な どとい う言葉 を生んだ。そ して、以降ボ ランテ ィアヘ の関心 に繋がった2 )」 と述べている。 自発 的に他人のために貢献 したい とい う姿がテ レビを通 して私 たち に伝 え られ、現在のボランテ ィア活動 に定着 していったのであろ う。この よ うな影響 を 受 けて、教育現場 もボ ランテ ィア活動 を注 目す るよ うにな り、平成
20年
度版 の学習指 導要領 か ら初 めて、「ボ ランテ ィア」 とい う言葉 が載 るよ うになつた。 ボ ランテ ィア と い う用語 は特別活動 の中の勤労生産・奉仕的活動 の中に記載 されてい る。小学校 。中学 校 。高等学校 の どの校種 において も奉仕活動 の記載 内容 は同 じであ り、「ボ ランテ ィア 活動 な どの社会奉仕 の精神 を養 う体験が得 られ るよ うな活動 を行 うこと。」 と書かれて い る。 また、小学校 。中学校 0高 等学校 の内容項 目の欄 にもボランテ ィア活動 な どの社会体 験 を積極的に取 り入れ る事 と記載 されてい る。この ころか ら徐 々にボ ランテ ィア活動 が 教育的意義 を見出 した と言 つて も過言ではないだろ う。 よつて、ボ ランテ ィア活動 を通 して何 を得たかを生徒 自身 に実感 させ ることが、今後 よ リー層重 要 になつて くるだろ う。(5)ボ
ランテ ィアが もた らす効果 ボランテ ィア活動 を経験す ることによる影響 について、妹尾 は、「人 に対 しての思い や り」、「活動 を通 して 自分 自身が成長できた」や「対象者や ほかのボランテ ィアか ら様々 な ことを教 え られ、勉強 になつた」な どといつた、自分 自身の成長 に関す る成果がある」 3)と述べてい る。特 に、若者 は、ボランテ ィアを通 して得た成果 を、「人 に対 して思い や ることが意識づいた」「活動 を通 して 自分 自身が成長 できた」「対象者や他 のボランテ ィアか ら様 々な事 を教 え られ勉強になつた」 といった ことがある。 また、同 じく妹尾 は 「活動参加 が 自発 的な意思決定によるか どうかに限 らず、ひ とた び活動 に参加 し、その活動 を通 じて 自らの行動の役立ちが実感 出来れ ば、活動 に満足 し、 ボ ランテ ィア活動 を継続す ることが出来 る3)」 とも述べてある。(6)学
校 を 「協働 の広場」 と位置付 けた地域 ボ ランテ ィアの促進 近年、ボランテ ィア活動 が活発 にな り、ボ ランテ ィア経験のある人が増加 してきてい る。その中で、学校支援地域本部事業の拡大や ボランテ ィア コーデ ィネー ター制度の導 入 によ り学校 を活用 し、地域 と方々児童生徒、教員 が一緒 にボランテ ィアを行 う活動 が 注 目されてきている。学校 をフィール ドと位置付 ける意義 としては、個人、保護者 、地 域 団体、NPOな
ど様 々な地域の存在 に とつて共感・協力 を得やすいテーマであ り、また学校教育の活動 はボ ランテ ィア活動 の場 を生産 しやすい こと、体験活動 ボ ランテ ィア 活動支援セ ンター において連携 の実績があることな どの点を踏 まえ、学校 をボ ランテ ィ アのフィール ドと位置付 け、様 々な地域 の存在 を巻 き込んだ地域 ボ ランテ ィアの体制 を 構築で きることである。この よ うな意義 を確 立 させ るためには、必要 な条件 がある と考 える。 では、 どういつた ことが必要 になつて くるのだろ うか。 学校 と地域が連携す るこ とでメ リッ トを生 じさせ るために必要な点 を、文部科学省が
2点
挙 げている。それ は 「1点
目は、学校側 の負担の軽減である。現状 において、学校 をフィール ドとす るボランテ ィアを促進す る上では学校、教師の負担 の大 きい ことが課 題 となつてい る。学校 ボランテ ィアヘの先進 的な取 り組み事例 において も、教師の負担 軽減 を図 る事例が見 られてい る。そ して、全国の これ ら成功事例 の背景 には学校 とNPO
な ど地域 とが信頼 関係 を構築できた ことが条件 といえる。これ らの教訓 を参考 に、体験 活動 ボ ランテ ィア活動支援セ ンター を、ボランテ ィア と学校 を結ぶ コーデ ィネー ター と しての役割 を果たす存在 と位置付 け、学校での総合学習、課外活動 、放課後 な どの機会 に対 して、体験活動 ボ ランテ ィア活動支援セ ンターが、どのよ うなボ ランテ ィアの参加 が行 ない うるかを咀嘆 し、各種団体や個人に情報発信 、協力の呼びか けを行 な うことが 想 定 され る。 さらに これ らの活動 に関心があ り、学校 と信頼 関係 が構築できるNPO等
の情報 を体験活動 ボランテ ィア活動支援セ ンターが整理 し、学校 に利用 しやす い形式で 提供 してい くことが必要である。2点
目は、学校 との連携である。学校 が総合学習な ど の機会 に地域 の資源や人材 を活用 した り、逆 に地域 が学校 を支援す る上で、相互理解が 不可欠である。しか しなが ら、現状では公立学校 の教員 は転勤があることもあ り地域 の 実情 を必ず しも把握 していない ことも考 え られ、一方で地域 も学校 の活動 については必 ず しも把握 していない。4)」 と述べてい る。学校 と地域が一緒 に活動 を行 うだけではな く、組織体制 を整 えた うえで、活動 を行 う事が絶対条件 になつて くるであろ う。(7)学
校支援地域本部 これ か らの教育は、学校 だけが役割 と責任 を負 うのではな く、 これ まで以上 に学校、 家庭 、地域 の連携協力 の もとで進 めてい くことが不可欠 となつてい る。 そのため平成18年
に改正 され た教育基本法 には、第13条
に 「学校 、家庭及び地域住民その他 の関係 者 は、教育にお けるそれぞれ の役割 と責任 を 自覚す る とともに、相互 の連携及び協力 に 努 めるの もとす る5)」 と、学校 、家庭及び地域住民等の相互の連携協力の規定が新設 さ れ た。現在では、核家族化等、子 どもたちの取 り巻 く環境 が大 き く変化 してきている。そ ういつた中で、学校教育だけではな く、家庭や地域住民にも役割 を与 え、連携 して教 育 を行 つてい く必要があるだろ う。そ ういつた連携 を通 した教育 を行 つてい く体制 の一 つ として学校支援地域本部が提案 され た。学校支援本部事業は平成
20年
度 ∼22年
度 の3年
間、文部科学省 か ら地方公共団体への委託事業 として、全 国のい くつかの地域 が 事業 を行 うモデル地 区に指定 され、そ こで国の事業 として十分に予算 も与 え られ実施 さ れ てきた。平成23年
度か らは補助事業 に移行 し、予算面で も国、都道府県 、市町村 が3分
の1ず
つ補助す る事業形態 となつた。同時に事業 として も単独 の もの として扱 われ な くな り、「学校・家庭・地域 の連携 に よる教育支援活動促進事業」の1つ
とい う位置 づ け となつた。A中
学校 は、 この学校支援地域本部事業 として活動 は行 つていないが、 学校 と地域の連携 とい う視点か ら見 ると参考 になる と考 える。ボ ランテ ィアガイ ドでは、 学校 と地域が連携・協力 して活動 を行 つてい るため、学校側 と地域側 の役割 が必ず 出て くるだろ う。よ りよい学校・地域連携 を進 めてい くには、そ うした各役割 を しっか りと 定 めて活動 を行 つてい く事が鍵 になつてい く。(8)研
究の 目的 本研究では、学校 と地域が連携す ることによる活動の利点 と課題 を整理す る。そ して、 さらによ り良い活動 に して くための方策 を探求 し、提案 してい く。ボ ランテ ィア担 当教 員 と地元のボランテ ィア指導員の方 にイ ンタ ビュー調査 を行 い、SCAT分
析法で得 ら れ たデー タとボランテ ィア活動 日の観察か ら明 らかに していきたい。2.研
究方法(1)研
究対象 兵庫県の市立A中
学校 の月1回
定期的 に行 われ てい るボ ランテ ィア活動 を研 究対象 とす る。(2)ボ
ランテ ィア担 当の教員 と地元のNPO法
人の方Bへ
のイ ンタ ビュー調査A中
学校のボランテ ィア活動 を通 して、どの よ うな ことを学んでほ しいのか、課題 と 感 じていること活動 のメ リッ トに関す るイ ンタビュー調査 を行 つた。このボ ランテ ィア 活動の指導 を行 つてい る教員 1名 と活動 での直接的指導 を行 つてい る地元 のNPO法
人 の方1名を対象 とした。(3)イ
ンタ ビュー内容 イ ンタ ビューは、1対 1で
行い、4項
目について質問 を行 つた。 ①活動 を通 して どの よ うな力 を生徒 に身 に着 けてほ しい と思 つています か。 ② 活動 にお ける課題 と感 じることはあ ります か。 ③ この活動 を通 して変容 した と感 じた生徒 はいます か。 ④ 学校 と地域 が連携 してボ ランテ ィア活動 を行 うメ リッ トは何 だ と思いますか。(4)SCAT分
析 を利用す る意義 本研究では実地研 究校が小規模校 であるため、ボランテ ィアに関わつてい る教員や地 域 の方、生徒数が少 ない。そのため、デー タでの量的分析では十分 に分析が出来 ない と 判 断 し、イ ンタ ビュー を基 に分析 を行 う質的デー タ分析 を行 つた。質的デー タ分析 の代 表 は、グラウンデ ッ ド・セオ リーであるが、デー タを比較す るサ ンプ リングの数が限 ら れ てお り、その方法では分析 が適切 に出来ない と考 え、本研 究では、SCAT分
析 を採 用 した。SCAT分
析は、一連 の作業 (分析 と理論化)を
進 めてい く中で分析者 が振 り 返 り、再検討 してい く分析方法である。そのため、限 られたデー タに対 して も、質的デ ー タ分析が可能であるとも考 えたためSCAT分
析 を行 つた。(5)SCAT分
析 を用いたデー タ分析SCAT分
析 とは、 (S teps for Codiug and Theorization)の 略である。分析 の手法 としては、大谷の論文 よ り、「観察記録や面接記録な どの言語データをセ グメン ト化 し、 そのそれぞれ に、<1>デ
ー タの注 目すべ き語句、<2>そ
れ をそれ を言い換 えるための デー タ外の語句、<3>そ
れ を説明す るための語句、<3>そ
こか ら浮 き上が るテーマ・ 構成概念の順 に コー ドを考案 して付 してい く4ス
テ ップの コーデ ィングと、そのテーマ や構成概念 を紡いでス トー リー・ライ ン と理論 を記述す る手続 き とか らなる分析手法で ある。6)」 とされている。 この手順 に則 リボ ランテ ィア担 当教員1名
とボランテ ィア指導員1名
か らのイ ンタ ビューか ら得 られたデー タを(1)欄
にテ クス ト中か ら注 目すべ き語句 を抽 出 し、(2) の欄 にさらに(1)の
語句 の言い換 え、(3)欄
に(2)欄
を説 明す るよ うな概念 を記入、(4)欄
に今 までの過程で得 られた概念か らテーマや概念 を作成 し、最後にそれ らを基 にス トー リー ライ ンを作成 した。 なお、今回の分析 では、教員や指導員 のイ ンタビューか ら得 られ るデータを基 に理解 し、ま とめることが 目的である為、理論記述 は行わない もの とした。3.SCAT分
析 を用いたイ ンタ ビューの分析SCAT分
析か ら得 られ たA指
導員 とボランテ ィア担 当教員 のス トー リー ライ ンを イ タ リック体 の太字 で記載 してい る。イ タ リック体 に続 き、各項 目の筆者 の考察 を記載 してい る。(1)地
域 のA指
導員・ ボランテ ィア担 当教員へのイ ンタ ビュー調査 (質問①)活
動を通 して どのよ うな力を生徒に身に着 けてほ しい と思つていますか。B指
導員:
この活動 を通 して身 =こ つゲさせたク勁 ″2点
あ る。 ゴ″点βだ、自分 の住ん でいるη 場 錠 脅 窃 睦 自分 の言葉 で相 手だわか 夕やナ ぐた ぐさんは だ夕婉れ るよ 夕だなつて″ ιい といラン点である。 そ嫉 ′″ デン莞 られた ことだゲ を相手角 霧 ち の ではな く、自分 な 夕│こ鰍 ι、″″´r夕
えれ るよ うな力 を身=こ着 ゲ て″ ιクし 易 請 ″、言われ た ことを鵜呑み だヂるの こ 稼 ぐ、背景 を考 えた ク、疑間 を持 つた クナろな と 様々な視点か 夕 数 ろ力 を 身に着 ゲ で″ ιクし これ らの力″、ガイ ハボ/ ンティアの″″ でもある様々な名″の方を の交"や
観光客 との教莞・教呪 浄 ラ といつた活動 の申で身 =こ ついてい くと推測 ιでいる。 ボランテ ィア担 当教員:身
=こ つゲさせた い能力 の ゴつβ″、あ 椀 ″ 秋 や 鈍 彰 秋 、ま た、牛 膨 以 と,艦
だ会話カミ出来 るといタコミュニターション 慮力 である。このコミュニターション慮力′ま決 め られた ことを 話 ナの α 稼 ぐ、相手 の 新 翅 突 ぐ」電″やたわクヽ6な
クヽ会話キこ う対応 できる能力 の事を指 九2つ
′は、老場 の物 を ″ ク│こ思え る′専2を
高め て″ レ ゝ 文化″の事を深 ぐ,議べ、 をの地域 の人 に夕え てぼ ιクゝ これ らの能力 な だス だの申で の 履 稼 クヽ余 膨 ″ で身tこ着け ることが でき、重要文化″の庄 慶 =こ見 学│こ来 夕%溝
″ 済 ク)方とιゃべることわ`最6コ
ヾ ュニターショノ驚力が身に つ ぐと推測 ι″ 巧 。 (考察)B指
導員 とボランテ ィア担 当教員の身につけさせたい力は、主にコミュニケー シ ョン能力や地域愛である。地域愛を育んでいると思われ る活動はい くつかあつた。例 えば、ボランティアガイ ドの活動 日に、地域の重要文化財を使用 して観光客にガイ ド案内を行 う。地域 の重要文化財 を 自信 を持 ってガイ ドしている姿が観察 か ら見 られた。ま た中学校・小学校 の総合的な学習の時間において も、地域の町の歴史や文化財 を調べ る といつた活動 が行 われている。この よ うな活動 を通 して地域愛 を育む きつか けにはなつ てい るだろ う。 しか し、生徒 に活動で学んだ事や楽 しかつた事・面 白かつた事 とい つた質問項 目で 自 由記述 アンケー トを行 つた。その結果、
2年
生 と3年
生で 「1つ 1つ
成功 してい くと達 成感 があるので楽 しい」「初対面の人で も話が出来 るよ うになつた」「意外 と知識 が増 え た」な どの 自身 の能カア ップの実感 に繋がつている と記述 した生徒 の数 は変わ らなかっ たが、「文化財 の知識 が増 えた」「歴史に詳 しいお客 さんが資料 には載 つていない豆知識 を教 えて くれ た りして面 白い」な どの文化財 に関す る知識 に関す る記述 は、3年
生は多 く、2年
生は少 なかつた。 この地域 とい うキー ワー ドの記述 の数 の差が出た要因の1つ
として、新聞やテ レビの取材 の要因が大 きい と推測 した。近年A中
学校 の取 り組みが注 目され るよ うにな り、新 聞やテ レビの取材 な どで多 くの方 に認知 され るよ うになつた。 その取材 を受 けてい る生徒 は3年
生の生徒が多い。そのため、3年
生の地域 に関す るキ ー ワー ドが高い要因は取材 を通 して地域へ の貢献等 を確認・実感 してい るのではないか と考 えてい る。取材 の中で も取材 を受 けた3年
生全員が地域への貢献 を実感 している事 を話 していた。毎年テ レビや新聞の取材 が来 るのは難 しい。そのため、来年度 の2年
生 の地域愛や貢献度等 を実感 させ 、 ど う向上 させ てい くかが課題 になつて くるであろ う。 そのためには、マスメデ ィア以外での実感 に繋がるよ うな取 り組みが必要 になって くる。 課題 を解決す るためには、生徒 が地域愛 を育み、貢献度 を実感 できるよ うな機会 を学 校 と地域 、教育委員会が連携 して作 つてい く事が必要になつて くる。具体的には、活動 の振 り返 りの時間を多 く設 けた り、中学生がボ ランテ ィアガイ ドに関わ る必要性 を提示 し、生徒 に伝 えてい くな どの取 り組みが必要 にならて くると考 える。 (質問②)活
動 にお ける課題 と感 じるこ とはあ りますか。 β脂導 員 ′活動 α 襲 鎌 献 、生徒 のボランティア活動 βだた ぐさか 笏 勝 客′こ謝 してもらいたいことである。 この続 ″、生徒 るシ ニ/勿
姥 酵 鑓 ιてクヽる問題点だ。約 り のがな でもた ぐき んの観光客 の方が訪間 ιでぐだ さつた ′″ 姥 ぐ潔 家 でぐれ て嬉 レ ソ といつた内容の感想 を書│ぐ生徒カミクヽろ。 ん ン ティア担 当教員r活
動 の周題点″、部活動 との′窟蒻墜1観
光客の数が少ないと劇 象 り 絣 の つてしま ラ義 また人数が少 な いとい ラ″
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問題が大 許 しこの周層の〃賞 だ/77ゲで活動 βの変更 や4Zr
を 多 蛯 クタ つ ている.6つ
と もつとた ぐ多 姥 ス │こ周知 ιて もらえ るよ%こ
地域 と牧 夕 寄委 員 会彬 滋力 することが 大切│こな つ てぐろ。 (考察)活
動 の問題 点 としては、観光客 を集 めるのに一番苦労 してい る とい う語 りがボ ランテ ィア担 当教員、B指
導員2名
か ら出た。 この問題`点を克服 しよ うと地域 と学校、 教 育委員会 が掲示板 な どを利用 してた くさんの人 に周知 して も らえるよ うに活動 を行 っている。ボ ランテ ィア担 当教員か らの語 りか ら、今後 も様 々な周知方法 を地域 と教育 委員会 と連携 して実践 していきたい とい う語 りが出た。観光客 をた くさん集 め生徒 に能 力 を発揮す る場の提供 を しよ うと一生懸命 な ことが うかがえる。しか し、ここで重要 に なつて くるのが生徒 の活動 とい う視点である。生徒 の活動 とい う視点で考察 してい くと、 観 光客の集客 を増やすための取組 に、生徒 が関わつていない。現在 の状況では、地域 と 学校 、教育委員会が集客 した観 光客 にガイ ド案内をす る とい う形態 になつてい る。その た め、観 光客が来ない 日は、生徒 の 「活動 したい」 とい う気持 ちが満 た されず、充実感 や 達成感 の実感 に繋 がつていない ことが分かつた。そ こで、この観光客の集客活動 に生 徒 も関わる取 り組み はいいのではないか と考 える。生徒 同士が、集客のためのチ ラシを 作成 して、どこでチ ラシを配布す るのか、また、どの よ うな形 でチ ラシ配布 が可能なの か を話 し合い、実践 に繋げてい く活動 は、仲間 との協力や課題解決 に向けてみんなで知 恵 を出 し合い、実践 してい く力 (考える力)の
育成 に も繋が り、よ り良い活動 になつて い くのではないだろ うか。ただ し、このA中
学校 のボランテ ィアガイ ドは部活動ではな いため、どこまで実現できるかが確 かではないが、生徒が集客活動 に何 らかの形で関わ ってい く活動 は効果的ではないか と考 える。 ボ ランテ ィア担 当教員 は、観 光客の集客数の課題 に加 え、生徒 の参加人数 の少 な さも 課題 を感 じてい る。ボランテ ィアガイ ドに参加 してい る生徒 の中は、部活動 に少 し気 を 使 つて参カロしに くい状況がある。また、ボランテ ィアガイ ドに挑戦 してみたい と思 つて い るが、途 中か らどの よ うに入ればいいのか悩 んでい る うちに参カロを諦 めて しまった生 徒 もい ることが分かつた。筆者 がボランテ ィアガイ ドの様子 を観察 した際、1年
生か ら ガイ ドの勉強 を行い、活動 に参加 していなけれ ば、途 中か ら参加 してい くことが困難だ と感 じられた。確かにA中
学校 は、小規模校であることもあ り、ボランテ ィアガイ ドに 10参加す る生徒数 にも限 りがある為人数確保 は難 しい。しか し、人数 を確保 しよ うとす る と、部活動ではな くあ くまで もボ ランテ ィア活動であるため、教員か ら生徒 に参加 を促 す とい うことは意味合いが変わって くるであろ う。人数確保 とい う問題 は、今後 さらに 難 しくなつてい く課題 であろ う。 また、上記 の観光客の少 な さ以外 にも
A指
導員は、小 さい問題であるが こんな ことも 語 つてい る。以下がA指
導員 のス トー リー ライ ンである。B指
導員 :ス・きレ`籠 ′まな れ ベ ゴつ挙 あ と した ら間違 つた情報 をβ で しまっ ている 鬱 鯵 ることであ る。様々れ υ い ろ中 で指導 の方法 の 動 ヽによ る内容 の デ れ や生徒 勿 卿 ∽ 鬱 、また、先輩か ら受 け継 がれ た情報 だ ギ ャップカ`あ る。 そ ιで、それ 多 載 る時ι曙 粉 “ 動 し ″ 嫁 いと間違 つた情報 をお客様│こ ″え てしま 夕。 その彦Fを
ど夕″ 夕かヽハ難 の問題点 であ る。 複数い るガイ ド指導員の方 によつて も指導方法が違 う。違 うことに よつて生徒 の捉 え方 も当然変わつて くるだろ う。その修正 を どの よ うにす るかを問題視 してい るが、今 年 か らは この問題 に対 しての解決策 を展 開 している。B指
導員 も「この活動 は部活動で はないので、学校側 に求 めるのは意味が違 う。 あ くまで も学校 と地域 との交流である」 と述べていた。語 りか らは、ガイ ドの指導 は、地域 のガイ ド指導員 の役割 で あるため、 学校側 に どこまでの要望が出来 るのか悩んでいるよ うな様子が見受 け られ た。部活動 と の兼 ね合いがあ り、また活動 日が隔月であるため、ガイ ド内容 の共有や指導 の徹底が出 来 ない点か ら生徒 に伝 える困難 さを感 じているのであろ う。文部科学省 も、「学校 に対 して責任 ある意見を述べ る制度 については、学校側 、地域住民側 の双方 に抵抗感 がある。 7)」 と述べてい る。このよ うな課題 は全 国共通 して同 じであることが分か る。解決の打 破 には、双方が話 し合 う場 を設 けた りす る機会 を設 けることで、双方の遠慮 の取 り除 き や情報 の共有 につながるのではないだろ うか。A中
学校 の場合 は、あ くまで もボ ランテ ィア活動 とい う形態 なので地域側 が、学校側 に要望 を行 うのは確かに抵抗がある。しか し、語 りの中で、B指
導員の方の今後 このボランテ ィア活動 を どう展開 していきたいか、 また活動 を有意義 な ものにす るためにた くさんの方策 を考 えていることが分 かつた。そ の意 見を どう反映 してい くかが今後のポイ ン トになつて くる と考 える。 1 ■ ■ ■(質問③
)こ
の活動 を通 して変容 した と感 じた生徒 はいますか。 この質問項 目に関 しては、.B指
導員 とボ ランテ ィア担 当教員の両方が同 じ生徒 (生徒C)を
挙 げていた。以下がボ ランテ ィア担 当教員 のス トー リー ライ ンである。 ボ ランテ ィア担 当教員:
コス βな θ年前 の男 子の卒業生 であ る。 その生徒 ′まアイ コ ンタク ハバ 甥 稜 ぐ、ク ラス で も驚/7でヽ〃 子 と関わ ることが ま 認 発 、物静か な女 髪 彩 認 学茂生活 を過 ご ιていた本当 だ ス と話 をナるの滲ミ難 ιクヽ生 ″ であ った。 そのよ 夕な生 徒力ゞθ 手間 ボラ ンティアガス だを続 け ることで聞 認 つ ゲ ていき、淳 皮入 討6屁
孵 曖C合
格 ι″ つ た。高校入 学髪 る、高夜紹介D紙
間 で もその 笏 “ 擁 ガ 大勢 のス ル でノ レゼン を してク`ろ 墓 議 燦 霧 'さ れ てクヽん 「特に変容 した と思われ る印象的な生徒 は」とい う質問を した。ボランテ ィア担 当教 員 か らは複数の生徒が挙 げ られ たが、1番
初 めに挙げ られた生徒 は、両名 とも同 じ生徒Cで
あつた。このボ ランテ ィアガイ ドに参加す る生徒 は、比較的人前で しゃべ ることが 得意 な生徒が参力日して くるそ うだが、生徒Cは
印象 に残 るほ ど人前で しゃべ ることが苦 手 な生徒であつたそ うだ。1年
生の時 と3年
生の時の姿が大 き く違 うため、特 に両名 と も印象 に残 つている と語 つていた。この変容 を もた らした大きな要因 として2つ
考 え ら れ るのではないか と推測 した。1つ
日は、「褒 める」「認 める」 といつた指導方針 を展開 してい ることである。そのた め生徒 の 「自信」に繋 がつてい る。 この ことについては、B指
導員 0ボランテ ィア担 当 教員両名 とも同 じよ うに述べていた。この活動 では、どんな場合であつて もまず はその 生徒 の良い所や 1日 で よかつた点を挙げるよ うな指導方法を とつてい るそ うだ。休みが ちな生徒 に対 して学校 で は、その生徒 に寄 り添 う姿勢 で臨む こ とはあ るが、「褒 める」 「認 める」とい う関わ り方 をす る機会は多 くはない だろ う。そ ういつた背景 を踏 まえる と活動 の指導方針 が大 き く寄与 したのであろ う。2つ
日は、役割 を与 え られ てい ることである。学校生活 の中で も係活動 な どで役割 を 与 え られ ることは多いが、そのほ とん どが複数 で行 う。 しか し、ボ ランテ ィアガイ ドの よ うに1人
で 自身 の住 んでい る町 を観 光客 にガイ ドす ることで多 くの人の役 に立 って い る と実感す ることが出来たのであろ う。B指
導員 とボ ランテ ィア担 当教員 の方のイ ン タ ビューの中で何回 も 「自分 の居場所 を見つ けたんだ と思います。」 と語 つていた。 こ 12の活動 において「居場所」とい うキー ワー ドが特 に重要 になつて くる とい うこ とをイ ン タ ビュー を通 して実感 した。杉本・庄司は、「居場所」の心理的機能 として 「被受容感」 「精神的安定」「行動の 自由」「思考・内省」「自己肯定感」「他者か らの 自由」の
6つ
の 因子 か らなつてい る9)」 と述べている。今 回の2名
の語 りか ら生徒Bは
特 に、「どんな 場合 で も褒 める指導」や異年齢 の方 との交流、地域 の方の生徒Bに
対 しての温かい声掛 けを して も らえる とい う関わ り方を通 して、自分 を受 け入れて くれ る他者 がい る と感 じ る 「被受容感」 と無理 を しないで本 当の 自分でい られ る状態 「精神 的安定」を強 く実感 す ることが出来たのではないか と推測 した。そ して、ガイ ドとい う役割 を与 え られ る と い うことで「自己肯定感」の獲得 に繋が つたのであろ う。これ らの過程 を経 て最終的に 自信 を徐 々に獲得 していつたのであろ う。そ して、高校進学後 も、人前でプ レゼ ンテー シ ョンが出来 るまでの能カア ップに繋 げることが出来た と考 える。 ボ ランテ ィア担 当教員の語 りの中では、上記 の生徒C以
外 に も生徒Dの
変容 も印象的 で ある と述べてい る。この生徒 も生徒C同
様お とな しい性格 であつたが、学校 を休む回 数 が生徒Cよ
りも少 し多かったそ うだ。学校 を休む理 由 として特別 な理 由はなかつたそ うだが、言われた ことが気 になつて しまつた りす る傷つ きやす い生徒 だつたそ うだ。し か し、その生徒 もボランテ ィアガイ ドを3年
間続 けることによ り「自分の居場所」を見 つ け 「自信」 に繋 げることが出来てい る。1・ 2年
生は、学校 を休みがちで あつたが、3年
生に入 つてか らは、ボ ランテ ィアガイ ドでの 自信 が学校生活で も生かせ るよ うにな り、学校 を休 まな くな るまでに至ってい る。そ して、最後 は生徒会 に も立候補す るまで に成長 したそ うだ。この よ うに、ボランテ ィアガイ ドで 自信 をつ けてか ら学校生活 に生 か してい く変容 を見せ たのは、比較的男子生徒が多い傾 向があ ることが分かつた。 ボ ランテ ィアガイ ドを通 して何事 も積極 的に物事 に関わ ろ うしてい る生徒 の事例 も 出てきた。将来世界的にも有名 なハーバー ド大学に行 きたい とい うある女子生徒 は、語 学力 を高めるために、昨年か ら英語 のガイ ドに挑戦 してい る。また、去年 の3年
生のボ ランテ ィアガイ ド参加者 は女子生徒6人
であつたが、その うち4人
が生徒会 に立候補 し、 学校 の代表 として頑張つていた。今年の2年
生 に関 して も、生徒会 に立候補者 の約半数 がボ ランテ ィアガイ ドの参加者 である。生徒会以外で も文化部所属の生徒 は文化発表会 でパー トリー ダー を担 当 した り、クラスの全員 の前でア ドバイ スを した りと活躍 してい る。この よ うに人の前 に出て、リーダー的役職 にチ ャ レンジ してみ よ うとす る生徒の事 例 も見 られた。 13(質
問④
)学校 と地域が連携 してボランティア活動を行 うメリットは何だと思いますか。
B指
導員:IttD利
点は、 幽化晟交流を通 ν 要 年齢 の劇 笏 い であ る。廃 彰 確 認 できた現在7ま、お じい ちゃん やおばあ らゃん との交流があ ま クな くな つ てき ている。しか し、痴r々の活動 では、様々な御 膨 場 を のガわ 勿 型 隊 て いる。 ボ ランテ ィア活動 を行 うメ リッ トにつ いてB指
導員 は、異年齢交流だ と述べてい る。 核家族化が進 んでいつている中で、シニアガイ ドの指導員の方や観 光客で来 られ る方々 との関わ りが持ててい ることが生徒 に とつて大 きな利点で もあ り、この活動 の最大の利 点で もある。ボランテ ィア担 当教員の語 りの中で、生徒 同士の コ ミュニケー シ ョン能力 が高 い生徒 はた くさんい る。 しか し、社会で生 き抜 いてい くためにはいろい ろな年齢 の 方 との コ ミュニケー シ ョンや 関わ り方が非常に大事 になつてい く。言い換 えれ ば この活 動で社会で生 き抜 く力 を身に着 けてい るとも言 えるだろ う。 また、ボランテ ィア担 当教員 は異年齢 の交流 に加 えて以下の よ うな語 りを してい る。 ボ / ンティア担 当教貞 ′ この活動 の機 会 列 影 れ てぐれ ている地域 の人 だ瞳れ を もつ た クιてクヽク た 、地域愛 力湧 曜rえ詐 軌 ヽが高 まっ てい ぐ。こ のよ ラだボ / ンティアガス だを通 して地域 とを 発 の双方 の″ 剰 レ 囃 無 吻 つ く ところが ゴ番D利
点 であ る。 生徒 が活躍す る機会 を地域 の人が提供 して くれ るこ とを生徒 自身 が感 じてい るこ と も活動 の利 点である と語 つてい る。地域 の人が生徒 に活動 による達成感や満足感 を感 じ てほ しい と試行錯誤 しなが ら活動 を展開す る姿 を見て、地域の人に対 して憧れ を持つ よ うにな る。その憧れがや がて地域愛 に繋 が り自尊心 に繋が ると述べている。実地研究中 において も、地域の方の家族 が、中学校 に在籍 していないにも関わ らず、学校行事 (体 育大会や文化発表会)に
来て、ガイ ドボ ランテ ィアに参加 してい る生徒の姿を見に来 ら れてい る姿 を観察 した。学校 と地域 とが関わることで地域の方が学校 に興味を持つ よ う にな り、学校 に参画 して くれ るよ うになる。ここか らも地域 の方 と生徒の双方の関係性 が出来てお り、ま さに 「開かれた学校」の機能 を果 た してい る と言 えるのではないだろ うか。 14(3)活
動 の利 点 と今後の可能性 活動 の利点 としては以下の点が挙 げ られ る。 ① コ ミュニケー シ ョン能力の育成 と対応力 の育成 ここで育成 され るコ ミュニケー シ ョン能力の育成 は、日を見て会話 をす ることが出来 るな どの対人的な能力 に加 えて、自身が予想 も していなかつた質問に対 しての対応力で ある。生徒が行 うガイ ドは、県重要指定有形文化財 になつてい る有名 な建物である。そ のため、見学 に来 られ る観光客は、その建物 に興味のある博識 の高い方が多い。その際、 ガイ ドをす るだけでな く観光客の人か ら質問を受 け、中には、ガイ ド内容の間違 いを指 摘 され ることがある。その よ うな咄嵯の受 け答 えの対応 の仕方 を、ガイ ドを行 う中で学 んでい る。ある 日の活動 日の観察で、観 光客の人が女子生徒 に対 し「君 のガイ ドは間違 つてい るよ。 その根拠 は どこにあるんだ。」 と言われてい る場面があつた。 しか し、そ の生徒 は質問の答 え として 「すみ ませ ん、勉強不足の ところがあ りま した。次回までに は修正 してきます。」 と答 えていた。 この よ うにガイ ドとい う活動か ら色 々な質問や指 摘 が生徒 に投 げかけ られ ることで、返答 の仕方の対応力 を身 に着 けてい る。また、何人 かの生徒 は、難 しい質問に対 して も身振 り手振 りも交 えて観 光客に伝 えていた。普段の 学校生活での生徒 間同士の コ ミュニケー シ ョン能力が高 くて も、初対面の様 々な年齢層 の方 との コ ミュニケー シ ョンが高い とは限 らない。ボランテ ィア担 当教員 の先生 も言 つ ていた よ うに、「社会 に出て役立つ コ ミュニケー シ ョン能力 の育成」が出来ている と考 える。 ②異年齢 の方へのガイ ドの成功体験 が 自信 にな り、何事 も積極的 に関わろ うとす る態度 の育成 に寄与。 前述 した よ うに、ボランテ ィアガイ ドに参加 している生徒 は、学校生活で も生徒会 に ツヒ戦 した り、文化発表会の際 にパー トリー ダーに立候補 した りす る生徒 が多い。その要 因の一つ として、観 光客で来 られ る様 々な年齢 の人へのガイ ドの成功体験 と「どの よ う な場面において も褒 める」指導である と推測 した。B指
導員や ボランテ ィア担 当教員の 語 りの中で も特 に大 きく変容 した と述べていた生徒C・ 生徒Dの
2名
の生徒 は、学校生 活 では、積極的でない生徒 であつたが、ボランテ ィアガイ ドでの成功体験や褒 め られた 経験 を経て 自信 をつ け、学校生活で も、その 自信 を生かせ ることが出来てい る。生徒 と ボ ランテ ィアガイ ドの話 を した際 も、初対面の方へのガイ ドで 「出来た」とい う成功体 験 が何 よ りも嬉 しい と多 くの生徒が述べていた。 15③ 地域 と学校 が協働 しなが ら生徒 を育成 学校 と地域が連携協力 してボランテ ィアを行 う事で、学校 の授業・行事等で地域の住 民が参画 しやすい ことや地域資源 の活用 の促進 とい うメ リッ トに繋 がつている。
A中
学 校 の文化祭や体育祭 な どの学校行事 にボ ランテ ィア指導員 の方が、足 を運んで生徒 に声 をかける場面 を 目に した。B指
導員 も、「この よ うに地域 と学校 が 日ごろか ら交流 を行 つてい ると学校へ足 を運ぶ回数 も増 え、何 よ りも中学生が頑 張 つてい るのだか ら私た ち も何か力になろ うと思 う」と語 つていた。地域の方が この よ うな思 いを抱いてい ること で、A中
学校 では、地域資源 を活用 した授業展開が出来てい る。この よ うに学校 と地域 とが交流す る機会 を作 ることで、生徒や学校側 と地域の双方 にメ リッ トが生まれ る。こ の連携協力 こそが、今後重要 になつて くる「開かれた学校」のモデル になつてい くだ ろ う。 ④居場所作 りに寄与 ボランテ ィアガイ ドの活動が、学校生活 に 自信 を持てない生徒の居場所づ くりに寄与 す ることも分かつた。前述 した よ うに この活動では、自分 を受 け入れて くれ る他者 がい る と感 じる 「被受容感」 と、無理 を しないで本 当の 自分 でい られ る状態 「精神 的安定」 そ して、ガイ ドとい う役割 を与 え られ、出来 ると褒 め られ る とい う過程 で「自己肯定感」 の3つ
の要因がある と考 え られ る。特 に 「被受容感」 と「精神 的安定」の実感 に繋が つ てい るとい う場面が活動の観察の中か らい くつか観察で きた。ボ ランテ ィアガイ ド指導 員 の方 と生徒 との関係性 が、祖父母 と孫 のよ うな家族的な関係性 と類似 してお り、上述 した効果や居場所づ くりに繋がつてい るのではないか と推測 され る。生徒Bも
卒業の際 「俺の居場所はここや つた、もつ といろんなことを教 えてほ しかった」と答 えたそ うだ。 これ はあ くまで もA中
学校 の1つ
のケースであるが、学校外で地域 の人 と関わることで、 学校生活 に 自信が持 てない生徒への居場所づ くりに寄与す ることが推測 され る。 ⑤今後 の可能性´ ボ ランテ ィアガイ ド活動 中の観 察や
A指
導員又 ボ ランテ ィア担 当教員 か らのイ ンタ ビュー調査か ら、前述 した よ うな効果 が得 られ ることが出来 るのではないか と推測 した。 しか し、生徒側 と地域側 の課題 が出て きた。生徒側 の課題 として、活動 に満足 してい る 生徒 と活動 に満足 していない生徒がい ることが分かつた。その原 因の一つがガイ ドとい う活動 に限定 されていることではないか と考 えた。また、活動 日に観光客がた くさん来 場 され ない とい う問題 で ある。 これ らの課題 に関 しては、学校 と地域 が解決 に向けて 16様 々な取 り組みを行 つてい る。 しか し、その活動 に生徒 が参加 していないので ある。満 足度 が高か つた生徒 の取 り組 み を見てみ る と英語 でのガイ ドを行 つてい る生徒数人 は 満 足度 が高かつた。この こ とか ら、従来のガイ ド限定 とい う活動だけでな く、新 たな取 り組み を行 う事で生徒 の活動 に対す る満足度が上が るのではないか と考 えた。その新た な取 り組 み として、生徒 も参加す る集客活動が良いのではないか と考 えた。 そのため、 ガイ ドに加 え、集客活動 に関わる活動 を組み込んだ年 間活動計画 を提案 し、新 たな可能 性 を模 索 した。以下に年間活動計画 を示す。 表
1年
間計画 (例) 活動前 :参加 していない生徒 に告知 をす る。 (伝える内容) ・ 活動 内容・活動の大 まかな概要 ・ 現在参カロしていない
2年
生、3年
生 も参加 できる 4月 :ボランテ ィアガイ ドの概要の説 明 活動 の意義、身 につ け させ たい力の確認 、A中
学校 の生徒 がボランテ ィアガイ ド を行 う必要性 の提示、活動 の概要の説明。 5月:観
光客 を集 めるための宣伝方法等の話 し合い。 (話し合い内容)0役
割分担 ・ ポスターにす るのか、チ ラシにす るのか ・ どこに貼 るのか ・ 配布手段 (教育委員会 に渡すか、地域 に渡す か)0ど
の よ うな配 り方か ・ 宣伝 内容 (行事の告知 と合 わせ るのか、A中
学校 が行 つているボ ランテ ィアガ イ ドのみの宣伝告知 をす るのか) 6月:宣
伝方法の実践。宣伝チ ラシの作成 宣伝チ ラシの配布 、シニアガイ ドの指導の下、ガイ ドの練習・ ガイ ド実施。 シニアガイ ドの指導 の下、ガイ ドの練習・ ガイ ド実施。 シニアガイ ドの指導 の下、ガイ ドの練習・ ガイ ド実施。 (振り返 りの視点) ・ ガイ ドを行 つて よかつた点 ・ ガイ ドの修正点や反省点 ・修正点や反省点を次は どの よ うに克服 してい くか 7月 8月 9月 17。今年度行 つてきたガイ ドの感想。
0来
月以降行 つてみたい活動 10月 :播磨地方が祭 りであるため、観 光客が少 ない可能性 が ある。午前 と午後 の どち らかで宣伝活動 の振 り返 り、改善案 の作成。 (宣伝活動 の振 り返 りの視点) ・ 宣伝方法の内容 の確認0人
目につ くよ うなポスターやチ ラシになつていたか ・ 宣伝告知の再検討・役割分担の再構築 11月 :林田まちなかあるきを含 め多 くのイベ ン トが開催 され るために観光客が多 く来 られ る可能性 が高い。 ガイ ド活動 に専念。1年
生ガイ ドデ ビュー。1年
生ガ イ ドの振 り返 り(1年
生の振 り返 りの視点) ・ ガイ ドを行 つての感想 ・ ガイ ドを行 つて よかつた点 ・ ガイ ドを行 つて反省点や改善点 ・ 反省点や改善点 を どう克服 してい くか12月
:「灯 りの祭典&ふ
れ あい冬まつ り」が開催 され るため、多 くの観 光客が来 場す る可能性 が高い。 ガイ ドに専念。 翌年 2月 :ガ イ ド、1年
間を通 しての活動 の振 り返 り、次年度 に向けた話 し合い。 (振り返 りの視点) ・ 今年 の活動 で よかつた点 と反省点 ・反省点 を来年度 ど う克服 してい くか ・ 来年度新 たに取 り組みたい活動や挑戦 してみたい活動 この よ うに筆者 な りの年間活動のスケ ジュール を立てた。部活動の試合や学校行事の 都合上変動す るか も しれないが、生徒 の活動 をメイ ンに考 えてい く事 が、さらにボラン テ ィアガイ ドを発展 させてい く事 に繋が るであろ う。その生徒 の活動 は、ガイ ドに加 え 現在 は、観光客集客活動である と考 える。観光客集客に向けて生徒 間での役割分担 を し、 生徒 同士で話 し合いを行い、実践す ることで新 しい取 り組み を生徒 自ら作 り上 げてい く こ とが、満足度 の向上 につなが るのではないか と考 える。また、B指
導員が語 つていた 身 につ けさせ たい力の1つ
「考 える力」の育成 にも、この観光客集客活動は繋がるので はないか と考 えてい る。 また、ガイ ドの年間活動の真ん中の位 置に相 当す る9月 に今年度 のガイ ドを行 つての 18感想 と来月以降行 つてみたい活動 を生徒 に 自由記述 させ る計画 を立てた。 この狙 いは、
1つ
日に生徒 のガイ ドについての正直な気持 ちを知 ことである。2つ
目は、その生徒 の 思 つていることや気持 ちを受 けて、今後 の活動運営の修正 な どを行 つてい く材料 にす る こ とである。そ うす ることで活動全体の振 り返 りも出来て、生徒 の意見を組み込む こ と が出来た生徒 。学校 0地域 と共 に作 り上 げてい く活動 になつてい くのではないだろ うか と考 えてい る。 上記 の課題以外 にも、部活動 の試合等 も重 な り活動 日に多 くの生徒が参加 で きない課 題 も明 らかになつた。 日程調整 を含 めた参加人数の確保 は、部活動 との試合 の兼ね合 い もあ り難 しい課題 になつて くるであるが、その中で も部活動 に気 を使 つて しまい参加 出 来 ないでいる生徒 の問題 に関 しては対策等が可能であろ う。例 えば、あ くまで も部活動 が優先であるが、ボ ランテ ィアガイ ドに参加 したい と言 えるよ うな部活動体制 を整 える こ とや 、職員朝礼な どで今 月の活動 日を伝 え、日程調整等 に努 めるな どの少 しの配慮 は 可能 ではないだろ うか。部活動 が主であるが、生徒 が遠慮す ることな くボランテ ィアガ イ ドに参加 できるよ うな体制 を整 えることが必要になつて くる。4.総
合考察 と今後 の課題 本論 では、イ ンタ ビュー を通 して、学校 と地域が連携・協力 して活動 を行 うことで生 まれ るメ リッ トと今後の可能性 とい う視点で研 究を行 つた。近年 「開かれ た学校」作 り が重要視 されている中でA中
学校 の取 り組みは、今後の教育活動の1つ
のモデル となっ てい くだろ う。本研 究のA中
学校 にお ける学校外の活動 を通 して、学校生活では 自身の 能力 をなかなか発揮 できない生徒 の能力 を引き出す ことに寄与 し、自信 をつ け させチ ャ レンジ精神 を育む ことが出来てい る点 において生徒個 々の可能性 を伸 ばす とい う面 に お いて、学校外活動 は貢献 している。 しか し、今回の研 究では、学校・ 地域・ 生徒 に と ってい くつかのメ リッ トが生 まれてい ることが分かつた反面、活動 に満足 している生徒 と満 足 してい ない生徒 の二極化 とい う新 たな課題や 指導方 法 の違 いか ら生 じる生徒 個 々のガイ ドの内容 の違 い、地域 の指導員の方の遠慮 な どによる活動方針 な どの情報の 共有が充分 に出来ていない課題等が明 らかになつた。このA中
学校のボランテ ィアガイ ド活動 を発展 させ てい くためには、2点
の取 り組みが重要になつて くる。1点
目は、学校 と地域 の融合 された組織体制 の確 立が必要不可欠である と考 える。前 述 したが この活動 は部活動ではない為、時間的な制 限 もあ り運営が難 しい部分 もある。 19しか し、組織作 りを行 う事で活動の発展 が見込めるのではないか と考 えてい る。イ ンタ ビュー調査か ら地域 の方 は、このボランテ ィアガイ ドが部活動 ではない とい う認識 があ る為 、問題が生 じた場合学校側 にも対応 を依頼 した りな どは行 つていない。確 かにあ く まで も地域 と学校 の交流ではあるが、今後の「開かれ た学校」の構築 とい う視点で見 る と学校 と地域 との融合 された組織作 りが重要 になって くる。この よ うな困難 さを解消す る解決策 の
1つ
に学校支援地域本部事業の組織体制が参考 になつて くるのではないだ ろ うか。この学校支援地域本部事業で最 も参考 に していきたい ところは、コーデ ィネー ター役 が存在 し、学校・生徒・地域の方 の三者 が話 し合 う場 を設 ける等の組織作 りが出 来 ている点である。A中
学校 の組織体制 はこの コーデ ィネー ター役 の存在が完全 に確立 していない為 、学校・地域・運営協力団体 との意見交換 の場 もな く、活動の方 向性 のば らつ き等が出てきているのではないか と推測 している。この コーデ ィネー ター役 は転勤 が ある教員 よ りも、地域の実態 な どを知 っている地域住民の方が最適 であろ う。コーデ ィネー ター役 が基礎 とな り学校 と地域 とが融合 した組織 作 りを展 開す ることで よ リー 層効果が生まれ る 「開かれた学校」作 りが出来 るのではないか と考 えている。2点
目は、情報 を共有す る場 の設定である。A中
学校 も情報共有の場 の1つ
として、 ガイ ドボランテ ィアのガイ ド建造物 の勉強会 を、A中
学校 内で夏休みに行 つてい る。し か し、そ こに地域 の方 は参加 していない。ガイ ドの内容が生徒個 々に違いが生 じてい る と言 う課題 があつたが、この よ うな全生徒が集 まる場で代表者 が説 明解説 を行 う事でガ イ ド内容の統一化 は可能ではないだろ うか。ガイ ド内容等 の確認 を行 う情報共有の場 を 設 定す ることで、B指
導員 の挙 げる問題点の改善が出来 る と考 える。地域側 は、現在、 学校 と地域 との 「交流」 とい う考 えが強いが、それ に加 えて、「連携」 とい う視点 も、 少 し組み込んで もらいたい。あ くまで も上記 の2点
は提案 である。現在、このボ ランテ ィア活動 を発展 してい くために、学校 と地域 がアイデアを出 し様 々な取 り組み を展開 し てい る。そのため、今後 さらなる活動 の発展 が期待 され る。本研 究で取 り上 げたA中
学 校 の地域連携 の取 り組みが、今後の 「チーム学校」としての1つ
のモデル となることを 期待す る。 今後の課題 としては、地域 と学校が連携 して活動 を行 う事で、変容 した生徒の事例は い くつかあつたが、「対象生徒が変容 できた要因」「学校生活 と学校外活動での気持 ちの 変化 はあつたのか」な どといつた対象生徒 の気持 ちについて、心理的な知見か ら十分 に 検討 できていない。それ らの心理的な部分 を追求 してい くことで、上述 した効果以外の 20学校外活動が生徒 に与 える影響や可能性 について明 らかにす ることができるのではな いだろ うか。さらに、生徒に対す る適切な関わ り方や、望ましい組織体制が模索するこ とができるのではないか と考える。 引用文献 1)厚生労働省 「ボランティアについて」平成
14年
ww‐
mhlw.go.jp/shingi/2007/12/dys1203‐5e.pdf (平
成28年
10月 閲覧) 2)寺 山節子 「ボランティアが及ぼす教育効果の実際一学生の主訴を中心に―」『 中国学 匠ヨ糸己ヨ碁』2008角戸、 95‐991頁。3)文
部科学省 「資料1-2
新学習指導要領における体験活動に関する記載」平成 23 www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/.…/1301827.htm(平
成28年
11月閲覧) 4)妹尾香織 「若者 におけるボランティア活動 とその経験効果」 『 花園大学社会福祉学部研究紀要』2008年
、35‐42頁
。 5)文部科学省 「5-1
体験活動ボランティア活動支援センターを中心とする地域支援体制 の構築」平成21年
www.mext.gooip/a_menu/shougaVhoushゴ.../1369187.htm (平
成28年
11月閲覧) 6)文部科学省 「教育基本法」平成18年
http:〃www.mext.go.ip/b menu/houan/an/06042712/003.htm (平
成28年
11月 閲覧) 7)文部科学省 「資料2『新 しい公共』型学校の創造について 平成23年
www.mext.go.ip/b menu/shingychousa/.…/1301802.htm (平
成28年
12月 閲覧) 8)大谷尚 「4ス
テ ップコーデ ィングによる質的データ分析手法SCATの
提案 一着手 しやす く小規模データにも適用可能な理論化の手続 き―」 『 名古屋大学大学院発達科学研究紀要』第54巻
第2号
2007、 27‐44頁
9)杉本希映・庄司一子 「 『 居場所』の心理的機能の構造 と発達的変化」 『 教育′Lヽ理学研究』2006、 289‐299頁
21番号p 発議者p テタストP (1)テタスト中の注目 すべき語句p (2)テタスト中の語句0書 tヽ″した・・ (3)左を説明するよう なテタスト知 概念P (4)チ‐マ・構成概念P 1● 聞き手p す城静 `ιr九 オた I・″ 刻続アで九 ごらら″多紹物曹 凛膚D方がホロ中数 の生騰κ この瀬 を麟 ιぎ/り│・つたカ ヒをヽつけませたいの″ちそりι: 夕のがあ′膚ιたら麟乏τ `だ よレヽ , 2′ A指導員p あの、大まかに議ってしまうと自 分たちの住んでいる '↑ 田がどう いう歴史があるのかというのを ますは知ってもらいたい。 ,
■■歴虫 知っても
らいたい。 住んでいるところ、時代 の流れ、認知p 地元、伝統、伝承P 自分の住んでいる町の麗史や伝統を伝え てヽヽくp 3・・ A指導員p それと合わせて、これたりのもの が残っているということは、これ までにもかなりの人が関わって きて、いまこのような状況になっ てきていろんな人に見てもら● ているという状況を自分の口で いるんな人に伝えてはしい。 , これだけのもの、かな りの人、見てもらっ て、自分の日、儀えて はしヽヽp 榊晴らしいもの、多 くの 人、夕rってもらって、自 分の苦葉、教えてほしいo 素晴 らしい歴史や建 築物、たくさんの人、 認知してもらって、自 身の使命、伝承p 素晴らしい歴史や建築物をわかりやすく 自分の書業でたくさんの人々に伝えてほ しヽ、P 4´ A指導翼′そして、伝えることによって、18 81よ 自分が分かっていないと、 ほかの人に伝えるということは できないですね。裏動 な彗集た けになってしまいますので、で、 そういういろいろな方向から考 自分が分かっていな ぃ、伝えられない、表 面的な書黒 ヽヽろいろ な方向から考える、身 ヤG着ける。 自分が記知、伝承出来な い、分かりにくい言葉、 的確に伝える、多様な見 方、習得するo 理解、説明できなぃ、 あいまいな音集、的確 に伝承する、多様な視 点、自分のものにする 自分が理解できていなぃとあいまいな書 葉の表現になってしまい的確に説明でき ない、ヽヽろいろな方向から考えを導く柔 難 を養う必要がある。つ 銀 N 黙 念 り 0 ∽ Ю セ 総 せ 駅 応 K ︵裏 J 口 ① Q 諸 ︶二 万 瑯 冒 1∼