第2学年1組 学級活動指導案
指導者 ○○ ○○ 1 題材 「2の1みんなが大かつやくしゅう会」をしよう 2 題材設定までの経過 (1)本学級の子ども達は、自分を含めた学級の友達みんなが楽しい学級集団をめざし、「せかいいち 楽しい2の1」という合い言葉を決め、学級づくりを進めている。これまでには、「2の1なかよ しパーティーをしよう」「2の1きょう力うんどう会をしよう」等の題材で活動してきており、み んなで「せかいいち楽しい2の1」という学級目標に向かって取り組むことができるようになって きている。そして、遊びや係活動、集会活動等の集団活動を通して、学級生活を楽しくすることの 喜びを感じてきている。一方で、困っている友達や楽しくなさそうな友達の姿に気づいても自分が 楽しむことを優先し、いろんな友達に目を向けて誰とでも仲良くしようとしたり、友達が活躍する ことを一緒に喜んだりするという面では、不十分である。そこで、学級にいることに安心感を持ち 始め、安心して自分を表現したり、少しずつ友達に目が向いたりしてくるこの期に、本題材を取り 上げる。そして、一人一人の活躍の場をつくる集会活動に取り組み、自分のことを友達に知っても らったり友達の新たな面を知ったりすることで、人間関係が広がったことを実感させ、学級への所 属感を高めさせたい。このことは、人とのつながりを豊かにする子どもを育てる上からも意義深い。 (2)本題材は、一人一人に活躍の場がある楽しいクラスをめざし、そのための集会活動をすることに よって、友達に目を向けて友達と仲良くする人間関係をねらったものである。学級にも慣れ、集会 活動や学級遊びを重ねて学級生活を楽しく感じ始めている子ども達は、自分だけではなく友達も楽 しいかどうかに目を向け始める。そんな子ども達の、自分も友達もさらに楽しく生活できる「せか いいち楽しい2の1」に近づきたいという願いを議題化したものである。友達に目を向けることを 直接ねらう題材であるため、友達と仲良くなりたいという思いを育てることができる。また、集会 活動の内容を集団決定する際には、自分に自信がある友達や自信がない友達、生き生きと自分を表 現できている友達や表現できていない友達等、いろいろな友達に目を向ける必要がある。そのため、 自分はどんな内容がいいのかをはっきりと友達に伝えたり、友達がどんな内容がいいと考えている のかをしっかり聞いたりする技能を育てることにも適している。さらに、「2の1みんなが大かつ やくしゅう会」に友達と一緒に取り組むことで、一人一人の友達に目が向き、友達とのかかわりが 生まれ、学級への所属感が高まり、学級生活をさらに楽しくすることができる題材であると考える。 (3)本題材の指導にあたっては、子ども達に、クラスの友達に目を向けて大切にしようとする心と、 クラスにいることの満足感や学級への所属感を育みたい。そのために、まず、つくる段階では、議 題ポストに入れられた子どもの思いをもとに、まだ仲良くできていない友達がいる、一部の友達に ばかり目が向く自分がいるという課題をつかませる。そして、一人一人に活躍の場がある「せかい いち楽しい2の1」に近づきたいという子どもの願いを議題化する。次に、そのための集会活動を することを決め、どんな内容がいいかのアンケートをとり、集計・整理して原案をつくり、提案す る。必要に応じて原案を試す場をつくったり教師が演示したりして、よさや問題点を感じさせ、「絶 対に、これがいい!」という自分の考えを明確に持たせる。きめる段階では、一人一人の活躍の場 ができる集会活動の内容を話し合い、集団決定させる。その際、ネームカードを用いて自分の立場 を明示させ、違う立場の友達や意見のよさがはっきりわかるようにし、集会活動の内容をみんなで 決めることができるようにする。おこなう段階では、「2の1みんなが大かつやくしゅう会」をみ んなで実践し、友達と仲良く参加できたことや一人一人が活躍できたことの喜びを感じさせる。最 後に、ふりかえる段階では、今回の集会で学級が「せかいいち楽しい2の1」に近づいたかどうか を振り返り、友達と一緒に楽しく取り組めたことや本学級にいることへの満足感を味わわせたい。 3 めざす子どもの姿 ○ いろんな友達に目を向けようとし、どうすれば一人一人が活躍する場面ができるか意欲的に自分 の考えをつくり、友達と一緒に楽しく「2の1みんなが大かつやくしゅう会」に参加しようとする。 ○ 一人一人が活躍することができるか、自分もいろんな友達も一緒に楽しく参加できそうかの観点 をもとに考え、「2の1みんなが大かつやくしゅう会」の内容を判断し、決めることができる。 ○ 「2の1みんなが大かつやくしゅう会」について、自分はどの内容がいいかをクラスのみんなに 話したり、友達がどんな内容をしたいのかをわかろうと話を聞いたりし、決めたことを実践できる。 ○ 集団決定のための話合いの手順や、集団決定したことにはみんなで取り組むという学級集団のル ールを知り、いろんな友達が活躍できる場をつくることで学級生活が楽しくなることがわかる。4 指導計画 (1)事前の活動 段階 過程 子 ど も の 主 な 活 動 支 援 つ く る 問題 発見 議題 選定 1 議題ポストに入れられた、みんなで楽 しく集会をしたいという子どもの思い をもとに、議題を決める。 2 1を踏まえ、次に、一人一人が活躍で きるクラスになるために、「2の1大か つやくしゅう会」をすることを決める。 ○ 近づきたいクラスの姿を出し合わせ、 今回は一人一人が活躍できる集会をし たいという方向付けをする。 ○ 「まだよく知らない友達がいる」とい う課題を取り上げ、一人一人が活躍でき るクラスになりたいという思いを育む。 実施 計画 共同 化 3 どんな内容にするかの原案をみんな で出し合い、提案者と教師が集計・整理 し、集会の内容をクラスに提案する。 4 見通しを持つために原案の内容を理 解した後、自分はどの内容がいいかをノ ートに書き、話合いの準備をする。 ○ 安全面や金銭面など子どもの自治範 囲外のものはできないことを助言し、自 分達の力ですることを意識させる。 ○ 必要に応じて原案を試す場をつくっ たり教師が演示したりして、子どもが自 分の考えをつくりやすくする。 (2) 本時(きめる) ①本時のねらい ○ 一人一人が活躍できるクラスをめざすことを捉え、そのために「2の1みんなが大かつやく しゅう会」の内容をみんなで決めることができる。 ○ 司会や教師の進行に沿って、一人一人が活躍するにはどの内容がいいと思うかが友達に伝わ るように話したり、友達がどんな内容をしたいのかを知ろうと話を聞いたりすることができる。 ② 展開 ※子どもの活動計画は当日配布する。 議題 「2の1大かつやくしゅう会」ですることをきめよう 提案理由 一人一人がかつやくできる場面をつくって友だちのことをよく知り、もっとなかよしの クラスになって、「せかいいち楽しい2の1」にちかづきたいから。 話 合 い の 順 序 支 援 人とのつながりを豊かにしている姿 1 はじめの言葉 2 議題・提案理由・話合いの めあての確認 3 話合い ① 自分はどの内容がいい と思うかを表出する。 ② 賛成意見、反対意見を出 し合い、それぞれの内容の よさや問題点を整理する。 ③ めあてや学級目標を確 認し、みんながいいと思う 内容を考え集団決定する。 4 話合いの反省 5 先生の話 6 おわりの言葉 ○ 話合いの柱から外れた発 言があったときは司会にだ けではなく全員に指導し、話 合いの仕方を全員で学ぶこ とができるようにする。 ○ めあてや学級目標をもと に考えるように助言し、どの 内容が最もめあてに合うか 集団決定をさせやすくする。 ○ 反省では、話合い方につい てと、実践に向けての意欲と の両方を書いていいことを 伝え、学級みんなで話し合っ たことの満足感や集会実践 への期待感を持たせる。 ○ みんなが楽しくなるため に我慢する姿や集会を楽し みにしている姿を賞賛する ことで、喜びを共有させ、ク ラスへの所属感を高める。 【情】 話合いにおいて、どんな内容が いいかを真剣に考え、一生懸命話 し合っている。 話合いの反省において、学級み んなで「2の1大かつやくしゅう 会」を実践することが楽しみであ るという記述をしている。 【技】 自分が何に賛成で、何に反対し ているのかをはっきり話したり、 友達の顔を見て友達の考えを聞い たりしている。 【認】 自信があったりなかったり、快活だった り控えめだったりと、いろんな個性の友達 がいることを知り、いろいろな友達と一緒 にできる集会の内容を決め、参加すること が、クラスを楽しくすることだとわかる。 (3)事後の活動 段階 過程 活 動 と 内 容 支 援 おこ なう 実践 1 練習や準備をし、「2の1大か つやくしゅう会」を実践する。 ○ 友達と仲良くしようとしている姿を賞賛し、 それに対する感想を交流し、全員の学びにする。 ふりか える 評価 2 実践までの取り組みを自己評 価し、友達と交流する。 ○ 「せかいいち楽しい2の1」に近づいたこと を賞賛し、取り組みへの満足感を味わわせる。 予想される柱 ○「2の1大かつやくしゅう 会」で何をするか ・友だちクイズ ・とくぎはっぴょう ・グループでげきはっぴょう
本題材で育てたい人とつながる力 学級目標 せかいいち楽しい2の1 題材 「2の1みんなが大かつやくしゅう会」をしよう 活動過程 技能的要素 情意的要素 認知的要素 手立て・支援 評価方法 つ く る 問 題 を 見 つ け る 問 題 発 見 関心・意欲・態度 ・生活科 ごよみ ・議題 ポスト ・議題ポス トへの 記述 いろんな友達 に目を向けよう とし、みんなが 活躍できる楽し いクラスにした いという意欲を 持つことができ る。 議 題 選 定 解 決 の 見 通 し 実 施 計 画 ・計画委員 会の場 設定 ・試しの場 設定 ・発言 共 同 化 き め る 解 決 策 の 検 討 と 集 団 決 定 話 合 い コミュニケーション能力 自己制御力 ・コの字型 の机配 置 ・司会グル ープの メモ ・試しの場 の掲示 物 ・話合いの 進め方 の直接 支援 ・発言 ・ノート ・観察 ・話合いの 反省 自分はどの内容 がいいと思うかが クラスのみんなに 伝わるように話し たり、友達がどんな 内容をしたいのか をわかろうと話を 聞いたりできる。 友達も楽しい集 会にするために、自 分がしたいことで はなくみんなが楽 しいことを考える ことができる。 役割取得能力 いろんな個性の友達がいるこ とを感じ、どうすればみんなが楽 しい集会になるかを考えること ができる。 お こ な う 役 割 の 分 担 と 実 践 実 践 自己制御力 他者理解 ・役割分担 やグル ープの 掲示物 ・観察 ・日記の記 述 自分の役割分担にそって、「2 の1大かつやくしゅう会」実践の ために、休み時間をつかって練習 をしたり準備をしたりできる。 人前で勇気を 出して活躍して いる友達のがん ばりや思いがわ かる。 ふ り か え る 実 践 の 評 価 評 価 人とのかかわりや 成果に喜びを感じる心 自己理解 ・自己評価 アンケ ート ・評価交流 の場 ・記述 ・発言 ・観察 友達のことを 知ったり自分が 活 躍 し た り し て、集会に楽し く参加できた喜 びを感じる。 勇気を出して 活躍したり友達 を応援したりし て集会に楽しく 参加できた自分 のよさがわかる。
第2学年1組 人とのつながりを豊かにする年間指導計画 テーマ 及び めざす姿 学級活動 関連する 教育活動 ・学校行事 ・児童会活動 ・生活科学習等 学級活動(1)に関する活動 学級活動(2) に関する活動 話合い活動 係・集会活動 4 仲 良 く な っ て 楽 し く 友 達 と 仲 良 く す る こ と を め ざ し 、 進 ん で 友 達 と か か わ ろ う と す る 姿 学 き ゅ う も く ひ ょうをきめよう 2の1なかよし パーティーをし よう 係をきめよう そうじとうばん(エ) きゅうしょくのじゅんび、か たづけ(キ) 始業式 1 年 生 を む か え る 会 学 校 た ん けん 運動会 2 の 1 生 き も の 大 は っ け ん ワールド お も ち ゃ まつり 5 としょかんのつかい方(オ) 楽しいうんどう会に(ア) みんななかよし(ウ) 6 雨 の 日 の あ そ び をきめよう 2の1きょう力 うんどう会をし よう むしばをなくそう(カ) 交通ルールをまもろう(イ) 7 2 の 1 の キ ャ ラ ク タ ー を つ く ろ う しょうたくんと のおわかれ会を しよう あんぜんななつ休み(イ) 9 かかりを見なお そう 楽 し い た て わ り き ゅ う 食 (キ) 10 自分をまもろう(カ) 10 楽 し さ あ つ め て せ か い い ち 楽 し く ク ラ ス を 楽 し く す る こ と を め ざ し 、 自 分 だ け で な く 友 達 も 楽 し く な る よ う に 、 友 達 と 助 け 合 お う と す る 姿 2の1大かつや くしゅう会をし よう 目を大切に(カ) 後きのめあて(ア) も ち つ き 大会 持 久 走 記 録会 学 習 発 表 会 児童集会 6 年 生 を 送る会 修了式 11 やさいパーティ ーをしよう 気持ちのよいことばづかい (ウ) 12 教室をきれいにしよう(エ) 冬休みを楽しく(イ) 1 き ゅ う 食 か ん し ゃ の と り く み を きめよう 学きゅうしゅう 会をしよう 今年のめあて(ア) きゅう食ありがとう(キ) 2 6 年 生 を お く る 会 の じ ゅ ん び を しよう きれいな空気(カ) へそのお(カ) 3 2の1みんなで よくがんばった ねパーティーを しよう 3年生にむけて(ア) 春休みの生かつ(イ) 学級目標:せかいいち楽しい2の1 ○ 相手の顔を見て、話をしっかり聞く子・・・・みんなで学ぼう! ○ 友達と仲良く、助け合う子・・・・・・・・・みんなでわらおう! ○ 力を合わせて、最後までがんばる子・・・・・みんなでやろう! ○ 楽しく体を動かす、元気な子・・・・・・・・みんなであそぼう!
4 本時の主眼 ○ 前回のミニデーの様子のビデオや高齢者の感想をもとに問題点に気づき、グループで改善策を話 し合ったりGTの方のアドバイスを受けたりしながら、再度ミニデーに参加するにあたってのかか わり方や活動内容を話し合って決めることができるようにする。 豊かな人間関係づくりの視点 前回参加したミニデーの問題点に気づき、その改善策として高齢者の立場に立ったかかわり方や一 緒になって楽しむことができる活動を友達と話し合ったりGTの方のアドバイスを受けたりして決め ることができる。 5 準備 GT(社会福祉協議会の池松さん、東本郷区長の森田さん)学習の流れ図、ミニデーの様子のビデ オや写真、 ミニデーに参加された高齢者の感想をまとめたもの、学習ノート 6 展開 段階 学 習 活 動 と 内 容 支 援 つ 1 前回参加したミニデーの様子を振り返り、自分達の達成 ○ ミニデーに参加した様子のビ く 感と高齢者の想いをもとに本時学習のめあてをつかむ。 デオや写真、感想をまとめたも る (子ども達の感想) (高齢者の表情や感想) の提示して、自分達の実践を振 ・拍手して喜んでくれた。 ・とても楽しかったです。 り返ったり、高齢者の思いを感 ・上手くできて良かった。 ・また、来て下さいね。 じ取ったりしながら、本時のめ あてを明確につかませる。 ミニデーで、おじいちゃん・おばあちゃんがもっと楽 しむためには、どのようなかかわり方や活動が良いか について話し合おう。 2 前回のミニデーの問題点を明らかにし、グループで改善 ○ お年寄りの立場に立って問題 き 策を話し合う。 点を明らかにするために、ビデ 《ビデオ、写真、感想から》 オや写真、感想を提示したり、 め ・自分達が一方的にするばかりの内容が多かった! GTの方にアドバイスを受けた ・お年寄りにとって難しい内容のものがあった! りする。 る 《GTの方のアドバイスから》 ○ お年寄りの立場に立った改善 策を見出させるために、かかわ り方・活動内容の視点からグル ープで話し合わせる。 ○活動内容について ・自分達ばかりでなく、一緒にすることを 前提に ・誰でも簡単に楽しめるルールに お 3 見出した課題をもとに、グループの活動内容の改善策に ○ 話し合って決めた改善策が実 こ ついて話し合う。 現可能かどうかを検討するため、 な ・○○ゲームは難しかったのでルールを△△に変えたら、 グループで発表し合わせたり、 う お年寄りの方も楽しめると思うよ! GTの方のアドバイスを受けた ・感想では、一緒に□□をしたいというお年寄りの方が りさせる。 いたので、□□を活動に取り入れてみようよ! 4 GTの方の評価を受け、本時学習を振り返り、これから ふ の実践意欲を高める。 ○ GTの方の評価を受けたり、 次回のミニデーでの自分の目標 り を立てさせたりすることで実践 意欲を高めさせる。 か え る みなさんの考えたかかわり方や活動は、どれもお年寄りの方の気 持ちに寄り添った素晴らしいものですね。今度はきっと、お年寄り の方がもっと喜ばれるミニデーになることでしょう。頑張って成功 させましょう。 私は、お年寄りの方がもっと楽しめるように、大きな声でゆっくり と話すことに気をつけて、一緒に○○を楽しみたいと思います。 もっとお年寄りの方が楽しめるような企画を考えては?アドバイスとし ては、例えば、ゲームの内容をもっと分かりやすくしたり、グループだけ でなくペアでゆっくりと過ごす時間などを作ったりするのもいいでしょ う。とにかく、大事なことは、いかにお年寄りの気持ちになって考えるこ とですよ。