1
.技
術
部
(1
)クロッピングシステム部門
平成17年度担当国場面積 は144.8a,作付面積 は春 作113.Oa (露地102a, ビニールハ ウス4.8a,汎用温 室6.2a),秋作71.8a (露地63.5a, ビニールハ ウス 4.1a,温室4.2a)で給作付面積 は184.8a,作付率 は 128%であった。 今年度は昨年のような災害 (台風) も少 な く順調 であった。ただ12月は低温 と雨量が極端 に少 な く, 秋作の生育 に影響がでたが湛水設備の充実により収 量的には問題はなかった。作付計画に沿 った学生実 習を行 うことがで き,栽培 も順調で販売収入 も平年 並みであった。 土壌 改良 につ いてはカボチ ャ間作 エ ンバ クの作 付,圃場 にエ ンバ クの作付 を取 り入れた。 また八浜 農場の協力 を得て籾殻の投与 も継続 して行 った。 ま た,緑道公園の協力 を得て冬季 に落葉の投入 を行い 耕超 を行 った。 また落葉 とチ ップと米糠等による堆 肥作 りを行 った。 カンショは,籾殻 と落ち葉 を散布 して土作 りを行 った。マルチ フイルムの再利用で畦間の雑草対策を 行い効果 を得た。品種 はベニアズマ と高系14号 を栽 培 した。ハ ウスモ ンヨ トウの発生 はあったが生産量 に大 きな影響 はなかった。園児等 を対象 とする芋掘 りも好評であった。本畑採苗 による栽培試験 も継続 している。 エ ダマメ ・スイー トコー ンは, これまでの栽培デ ータか ら回帰式 (播種 日一収穫 日) による計画的栽 培がで きた。今後 もこの方式で栽培 を行いたい。移 植栽培では除草対策に課題 を残 した。 カボチ ャは,発芽 ・初期生育 も良好で平年並みの 収量があった。毎年,後半にウ ドンコ病が発生する ので早めの対策を行いたい。収穫後 に腐敗 し廃棄 し たものが多 く,今後貯蔵の仕方を考慮 したい。 今年度か ら 「トウガン」の試験栽培 を行 った。 春作 カンランは,従来の作付では収穫時期が高温 になるため腐敗が多 くなる。今年 も多 く廃棄 した。 4月には収穫 を終える作型栽培 を考慮 したい。秋作 カンランは,早生品種 は高温のため虫害の影響が大 きいが晩生品種 は安定 した収量が得 られた。 ブロッコリー ・カリフラワーは,圃場の水 はけが 悪いため生育不良であった。収穫 も半減 した。 ハ ボタンは露地作 に加 え,ポ ッ ト作 りも行 った。 葉の枚数はやや少 な くなったが,小ぶ りのハボタン がで き,販売 も順調であった。来年度は葉の枚数が 多 くなる方策 も見 出 したい。 春 ホウレンソウは,生育は順調であったが,収穫 時期が遅れると,苔立ち した。秋の露地作 について は葉の黄化症状が出て生育が不良 となった箇所 もあ り, こまめに追肥 をするなどの対策をした。ハ ウス 栽培では生育良好であった。今後 も露地栽培 と施設 栽培の作型 を行いたい。 ネギは,宙作が良好で,また管理機 による中耕培 土 ・除草 も順調 にで きた。安定 した栽培管理 ・収量 が可能になった。今年度 も収穫時期 を早め収穫 をお こなった。一部は採種用 に残 した。 レタスは,春作の 「レッ ドウエーブ」については 苔立ちが多 くな り,秋作 の 「シスコ」 については良 質で高収量が可能 とな り好評で作 目として定着 した が,寒 さによる腐敗があった。 ニラは,生育途中で菜先が紫色にな り,品質が低 下 した。透明のビニール トンネルをしたが,露地栽 培では低温のため生育が遅れ収穫 も減少 した。 ビニ ールハ ウスに播種す る予定で,来年度以降はまたビ ニールハ ウスで栽培 したい。 ニ ンニクは,春先 までは順調 に生育 していたが,
4
月以降に 「ハルグサ レ病」 らしき病徴が見 られ, 半分程度が腐敗 し廃棄す ることとなった。販売は予 想以上 に好調であった。今後は病気の予防に努めたい。
セル リーは昨年の経験か ら育苗の高設栽培 を行な った。低温 になると芯の辺 りが変色 した。 シュンギクは,生育旺盛で収穫が遅れ苔立 ちの所 も一部でたが高収量であった。 ツルムラサキは, 7月か ら9月の葉菜類が不足す る時期 に収穫 ・販売で き,栽培 も容易である。販売 岡山大農セ ンター報告 No.28 2006 31はなかなか好調であった。 サ トイモはハ ウスモ ンヨ トウの被害にあったが イ モの収量 は平年並みであった。販売 も好評であ っ た。 栽培 区において親芋 を使った種芋の試験調査 を行 っ ている (試験研究参照)0 ヤマノイモは,芽出 し中に多 くが腐敗 し,植 え付 け後の欠株が多 く栽培 に苦慮 している。イモの形状 は表面の凹凸の多い ものが多かった。土作 りに工夫 を加 えたい。 カブ ・ダイコンは,表皮が褐色化 し穴があ くセ ン チュウ害様の障害が発生 し,商品価値が下がった も の もあった。 ニ ンジンは販売 も好評で安定 した作 目である。今 後の主力作 目として拡充を行 なう時,マルチ栽培で の手作業での穴あけ ・播種 に課題 を残す。 バ レイシ ョは管理機 による除草 ・中排培土の確 立,芋は り機 による収穫 と機械化 によ り安定 した栽 培 管理 ・収穫が可能になった。春バ レイシ ョは発 芽 ・生育 も揃い,安定 した収量が得 られるようにな った。秋バ レイショは欠株が出ること多 く課題 を残 す。今年度の秋バ レイショは栽培管理で農薬使用 に おいて不手際があ り,収穫許容期 に数 日満 たないだ けであったが,法令 どお り全 て廃棄処分 とした。販 売前に確認することがで き,危機管理上は適切 な処 置が行えたが,今後の程 としたい。 ハルウコンは栽培 にあまり手がかか らないが,収 穫後の調製作業にやや時間がかかった。 また,利用 者が限 られてお り,単価は高いが大幅な売 り上げ増 にはつなが らなかった。 この他,アスパ ラガス ・ウ ド・トウガン ・アロエ ベラ ・ドラゴンフルーツを試験的に栽培 した。 (山奥隆 ・酒井富美子) 平成 3年か ら畑作 を主体 とするクロッピングシス テム部 門に配置換 えにな り (山奥),平成8年か ら 新規採用 (酒井) と,部門長のご指導の もと畑作の 作付の多様化 に取 り組んで きた。多様化の目標 は学 生実習教材の多様化に貢献することであ り, また労 働 ピークの解消 と農業災害や市場価格におけるリス クを分散する意味か らも有意義であると確信 してい る。新作 目の導入 にあたっては栽培試験 を行い, ま た機械化による省力化,栽培体型の充実を計 り,現 在の栽培作付 において輪作体系の確立を一応するこ とがで きた。 平成18年度か ら他部門に配置換 えになるが, これ まで学んだことを今後にも役立てたい。 (山奥 隆)
(2
)汎用耕地部門
平成1
7
年度は, 5
月中旬か ら6
月中旬 にかけて晴 れの 日が続 き,ほとん ど降雨 はなかった。そのため 乾田直播栽培 は,出芽不良によって生育遅れや生育 不足が多 く発生 した。特 に晩生品種のアケボノは著 しい出芽不良 になった。移植栽培 は岡山水 田,八浜 水田共 に苗の生育 は順調に進み,田植 え も平年並み に行 え,活着 も比較的順調であった。 6月の気温 は高温傾 向で推移 し,最高気温が平年 を大 き く上回る記録的な暑 さとなった 7月の梅雨明 け後 も高温傾 向は続 き生育 も中生,晩生品種 ともに ほぼ順調 に進んだ。 しか し,穂 ば らみ期か ら出穂期 にあたる 9月上旬 に台風1
4
号が襲来 したため,出穂遅れや穂ずれ,上 位葉の裂傷等による着色米,登熟不良米等の発生が 多 くみ られた。登熟期 は台風の襲来 もな くおおむね 高温傾 向で推移 し,成熟期 が数 日程度早 くなった。 単収 は晩生のアケボノよ り中生の ヒノヒカリの方が 若干高い結果 となった。水稲 の作柄,作況指数 は全 国平均が5
3
2
kg/1
0
a「
1
01
」,岡山県南部 は5
2
2
k
g/1
0
a
, 第 1表「
9
8
」であ った。 岡山水 田は栽培品種 をアケボノに 統一 し, 1号水 田はガイダンス科 目総合農業科学入 門で一年次生全員 による手植 え移植 とし, 2号水 田 は田植 え機 を用 いて成暫 (薬齢5-5.
5)
を移植栽 培 した。 また, 3号水 田では,修士 ・卒業論文作成 のための試験が行 われ,多 くの研究成果が報告 され た。八浜水 田は1号∼ 5号水 田を乾 田直播栽培, 6 号水 田に成宙 (葉齢5-5.
5)
を用 いた移植 栽培 と し,中生品種の ヒノヒカリと晩生品種 の朝 日,アケ ボノを栽培 して作業の分散 を図った。 また, カキ殻 の多 い場 所 で は秋 落 ち しやす い傾 向がみ られたた め,水 田の一部分 に追肥 を行 った。 本農場 の水稲収量 は岡山水 田5
2
7
kg/1
0
a
,八浜水 田アケボ ノ45
0kg/1
0a
, ヒノヒカ リ4
8
4
kg/1
0
a
,朝 日43
3
kg/1
0a
,平均51
4
kg/1
0
a
とな り,台風 が多 く 襲来 した昨年(
4
7
0
kg/1
0
a
)
に比べ て増収 した。 ま た,本年度 はヒノヒカリ4,
1
8
0
kg
,アケボノ7
2
0
kg
を 学内販売 した。 (多田正人) 栽培面積 栽培様式 品種 作 目 岡山水田 水稲 八浜水田 水稲 栽培圃場及び面積(
a
)
合計(
a
)
移植 移植 試験研究用 直播 直播 直播 移植 アケボノ アケボノ アケボノ 朝 日 ヒノヒカリ アケボノ1
号(
4
0
)
2
号(
6
4
)
3
号(
5
,研究室 ・未収穫)1
号(
1
8
1)3
号(
6
9
)
1
号(
3
0
)
2
号(
1
5
8
)4
号(
8
1
)5
号(
1
3
4
)
1
号(
7
0
)
第2表 栽培の概要 作 目 栽培様式 品種 播種 ・移植期 播種量 施肥量(
k
g
/
l
o
乱
)
k
g/10a 種類 N P20 K20 植 播 播 播 播 植 移 直 直 直 直 移 田 稲 田 稲 氷 水 水 氷 山 浜 岡 八 アケボノ 5/17・6/13-141
.
3
LP8
.
4
8
.4
8
.4 10/20-10/24 アケボノ 5/13-5/166
.
0
LP8
.
4
-
1
2
.
2
8
,4 朝日 5/166
.
0
LP8
.
4
-
1
2
.
2
8
,4 ヒノヒカリ5/9-5/119
.
0
Z1
4
0
1
0
.
8
-
1
8
.
0
6
.
6
ヒノヒカリ ,y9
.
0
ハイLP1
2
.
0
_
1
8
.
0
7
.
2
アケボノ 5/17・6/22 1.3 LP8
.48
,48
.4 10/28-ll/28
.4 10/176
.
6
1
0
/3-10/168
A ',8
.4 11/2 岡山大 農セ ンター報告 No.28 20(泊 33第3表 水稲防除作業内容 薬品名 圃場名 (号 田) 使用量 (/10a) 月/日 八浜水 田 除草剤 サ ター ン乳剤 1,2.3,4,5,6 ス ダム乳剤 〃 ラクダ-Lフロアブル 2,4,5 サ ンウェル粒剤 1,3,6 ブロー ダックス 1 クリンチヤー乳剤 1,2,3,4,5,6 クリンチヤー乳剤 ,, 殺虫 ・殺菌剤 ア ドマイヤー粒剤 /, ブラシンフロアブル ,, ロムダ ンゾル ク モンカットプロアブル ク アブロードフロアプル ,y ブラシンフロアプル ク ロムダ ンゾル
ク
モンカットプロアプル ク アブロードフロアプル ,' 岡山水 田 除草剤 ラクダ-Lフロアプル 1.2 プ七 一 ダックス ,, 殺虫 ・殺菌剤 ロムダ ンゾル 1,2,3 モンカットフロアブル,
I
アブロードフロアプル ,I ブラシンフロアブル ク ロムダ ンゾル ク モンかブトフロアブル ,/ アブロードフロアプル 〃 ブラシンフロアブル ,I 仙 監 物 凱 触 地 軸 霊 地 如 触 憲 加 O-C 批 諾 独 禁 地 祇 触 C C 9 8 5 8 4 9 9 2 4 6 4 5 4 5 4 5 5 4 6 4 5 4 5 4 5 45
/
2
4
-5
/
2
6
5/24-6/96
/
2
4
6
/
2
8
6/21 6/3 6/13-6/16 5/18-6/7 7/19-8/1 // ノク // 8/16-8/31 // // t, 7 01
4
八 八乃
ク ク ヶ月
ク ″ ク 6 67
史U
(3
)装置化生産部門
i
.果樹部
平成17年度 の担 当圃場面積 は, 岡山農場149.5a (露地103.1a,雨 よけハ ウス39.9a, ガラス室6.5a) お よび本 島農場49a(すべ て露地) の合計198.5aで あった。 今年度は春に雨が少 な く,岡山市 における4月か ら6月 までの3ケ月間の降水量 は106mmで平年 の 3分の 1以 下であった。 また,冬 は近年 にな く気温 の低い 日が多かった。 9月6日には台風14号が来襲 し,岡山市では最大 瞬間風速37.
4
m
を記録 した。前年度の台風 で骨組み が浮 き上が ったハ ウスでフイルムを取 り外すな ど, 事前の対策を行 ったが,フイルムを残 した10棟のハ ウスの うち8棟 でフイルムが破れるなど, 2年連続 で台風被害 を蒙った。 4月末には昨年度の台風で倒壊 した 2号園西側の ハウスを再建 した。 このハウスは7
連棟の雨 よけハ ウスで, 4棟で リンゴを, 3棟でカンキツ類 を栽培 する予定である。 新 しく苗木を定植する予定地 (3号園お よび本島 農場 を除 く) と培土には,白紋羽病の予防のため土 壌消毒 を行い, リンゴの定植予定地 にはクロルピタ リン,その他の果樹の定植予定地 にはカーバム剤 を 用いた。 岡山農場の生産実績 を第1
表に,本島農場の生産 実績 を第2表に示 した。 リンゴの収穫がな くなった こととカキが不作であったことか ら,岡山農場の販 売収入 は前年度に比べて約15%程度減少 した。本島 農場の販売収入は前年度並であった。 ①モモ
4号園では `清水 白桃' と `ゴールデ ンピーデ を中心 に開花後の4月末か ら5月に主枝や側枝が大 きく枯れこむ樹が複数見 られた。 この ような樹 は樹 勢が弱かったため, 5月に追肥 を行った。収穫期の 遅い `ゴールデ ンピーデ は収穫直前 に鳥害 (主に カラス) を受け,多 くの果実が落下 した。 生産量 は, `あかつ き' と `紅清水 'では前年度 より2割程度多かったが, `清水 白桃 ' と `ゴール デ ンピーデ では前年度 よ りも少 なかった。特 に, 進物用の主力品種である `清水 白桃 'は前年度の半 分程度の生産量で,良品の割合 も低かった。 このた め, 1青水 白桃 'の箱詰め数は30箱程度 と少 なかっ た。 各品種 とも果実の糖度はBrix値10-13で,果実 ご とのば らつ きは小 さかった。大 きさの揃 い もよく, `あかつ き' と ▲紅清水 'では300g前後の果実が多 かった。果実 は香 りが よ く,渋味や苦味が少 な く, 食味は良かった。 4号園では,10月に `紅清水■の生育不良樹1本 を伐採 し,12月にはスモモ,プルー ンお よびアンズ を2号園の西端 に移植 した。 これ らの跡地に,12月 に `日川白鳳' 2本,`
川中島白桃' 1本, `清水白 桃' 1本お よび `黄貴姫' 1本 を植え付 けた。 1975年定植で衰弱が進 んだ1号園の `清水 白桃 ' 9本の うち4本 を10月に伐採 した。②
ブ ドウ 【雨 よけハ ウス】 今年度 は新梢 の先端 を棚下 に下 げた管理 を行 っ た。 6月下旬以降はス ピー ドスプレヤーの走行が困 難 とな り,薬剤散布 は手で行ったが,新梢の伸 びが 落ち着いたため新梢管理 にかかる時間が減少 し,全 体 としては省力になった。 害 虫の発生が 目立 ち, `ピオー ネ一, `マ スカ ッ ト・ベ- リーA'お よび `ヒロハ ンブルグ'ではコ ナカイガラムシの発生が多 く,園の中央部お よび東 側では8月にハ ダニの発生が著 しかった。袋かけ前 には園全体でモモ ノゴマ ダラノメイガによる果実-の食害が 目立った。 数年前か ら `ア- リー ・スチュ-ベ ン'を中心に 成熟果の房の内部 に白色のカビが生 じる病害 (自綿 柄)の発生が散発的に見 られたが,今年度は被害果 の割合が増 え, さ らに他の品種 に も被害が拡が っ た。 `藤稔 'は今年度 も100万 円弱の販売収入があ り, 高い収益性 を維持 した。 `ピオーネ'は着色不良の 傾向が続 いた。 `マス カ ッ ト ・ベ- リーA'は着果 量が多かったため成熟不良の ものが多 く,減収 にな 岡山大農セ ンター報告 No.28 2006 35った。 `巨峰'は1回 目のジベ レリン処理時 にフルメッ ト5ppmを混用 したため花振 るいが少 なかった。房 の形が良 く,食味 もまず まずであったが,着色不良 のため販売所では不評であった。 このため,低価格 で販売 したが,収穫が終了 したのは
1
2
月上旬であっ た。 `ア- リー ・スチュ-ベ ン'は着果量が多 く増収 になった。房は3
5
0
g
程度で外観が良かったが,Br
i
x
値 は1
6
程度で例年 よりも低かった。 `デラウェア'は1回 目の ジベ レリン処理適期が 連休 と重なったため,有核果が混入 した。今年度 も 樹勢が弱かったが,果実のBr
i
x
倍 は2
2
-2
6
と高かっ た。 3月に更新用の苗木 として `オーロラブラック' 3本 と `安芸 クイー ン' 1本を定植 した。 【ガラス室】 大温室 と室内温度 コン トロール室は無加温で,地 中温度 コン トロール室は2月加温で栽培 した。 `マ スカッ ト・オブ ・アレキサ ン ドリア'は,大温室で はハマキムシャホソヘ リカメムシの発生が多かった が,例年 よりも果実の外観 と食味が良かった。地中 温度 コン トロール室で生産された果実は食味が良か った。 `グロー コールマ ン'は秋 にハ ダニの発生が 多かった。 室内温 度 コン トロール室 では `マ スカッ ト ・オ ブ ・アレキサ ン ドリア'の成木 1本が 9月に枯死 し た。根 に白色の菌糸が多数付着 しているのが認め ら れたため,白紋羽病が原因であると考 えられた。土 壌消毒後1
2
月に新 しい苗を補植 したが,根城制限の 鉢 と白杖羽病菌で汚染 された土壌 とを完全 に遮断す るため,波ス レー ト板 を敷いた上に鉢 を置 き,そ こ に苗木を植え付 けた。 `グロー コールマ ン'は1
2
月末 までに完売 しなか ったため,1
2
月末にすべて収穫 して冷蔵庫で保存 し, 1月にも販売 した。 ③ カキ 前年度不作であった `平核無'は前年度の 3倍以 上の生産量であったが,それ以外の品種では前年度 よりも生産量が少なかった。特 に `西条'は前年度 の5分の1の生産量 と著 しい不作 で, `松本早生富 有'お よび `愛宕' も前年度の半分以下の生産量で あった。生産量が少 なかったため,収穫 ・脱渋後に 軟化 して廃棄す る果実はほとんどなか ったが, `愛 宕'では干 し柿 に加工する果実をわずか しか確保で きなかった。 一平核無1は例年 よりも食味が良 く,販売所では 好評であった。少雨のため, `西条'では葉の萎凋 や果頂部の軟化が認め られた。 ④ キウイ フル ーツ 前年度の台風 によ り落葉が著 しかった園南側の5 樹 (雄株 を除 く)ではほとんど花が着かず,このた め果実 もほとん ど着かなかった。 また, 9月の台風 14号による強風で多 くの葉がちぎれたため,落葉の 著 しか った箇所 では再度摘 果を行 った。 このため, 生産量は前年度の約半分であった。 台風被害に加 えて春の少雨の影響 もあ り,圃南西 端の `香緑' 1本は,枯死寸前 にまで樹勢が低下 し た。 前年度 まで実習棟 内で追熟処理 を行 っていたが, 今年度は低温で追熟が進 まず,途中か ら15℃に設定 した部屋の中で処理 した。果実は 2月末 まで販売 し たが,2
月に入 る頃には冷蔵庫で保存 していた追熟 前果実の傷みが激 しくなった。 ⑤ リンゴおよびカンキツ類 (岡山農場) 2号園に定植予定の苗を 1号園内の苗床で養成 し た。 リンゴの苗は,白杖羽病やカミキリムシの被害を 受けた ものが数本あったが,おおむね順調 に生育 し た。1
2
月の落葉後 に掘 り上げた ところ,矯性 台木 (M 9など)部分か らの発根が認め られたので,す べての苗 をマルバ台部分を切除 したのち2号園に定 植 した。品種 ご との定植本数 は, `っが る'18本, `ふ じ'18本, `印度' 2本, `ゴールデ ンデ リシャ ス'2本,`スターキ ングデ リシャス'2本,`国光' 2本, `千秋' 1本お よび `紅玉' 1本の合計46本 であった。 ウンシュウ ミカンの `興津早生'と `い しじ'の 苗木の成長は横慢であった。冬季 に保温のため不織 布で 2重に被覆 したが,低温のため葉が黄変 した り落葉 した りす る苗 が 多 か っ た。 3月 に `興 津 早 生 ' お よび `い し じ'各9本 を2号 園 に定植 し, そ れ以 外 の苗 木 は本 島農場 に定植 した。 極 早 生 ウ ン シ ュ ウ ミカ ンの `宮 本 早 生 ' お よび `上 野 早 生 '各 2本 を 3月 に購 入 し, 直接 2号 園 に 定植 した。 2号 園の カ ンキ ツ類 定植 予 定 地 の一 部 を 研 究室 の ブ ドウ試験 圃場 に提 供 した ため, 3月 に届 い た レモ ン `リス ボ ン' 9本 と `宮 本 早 生 'お よび `上 野 早 生 ' 各 1本 は1号 園 に定 植 し,植 付 け まで 養成 す る こ とに した。
⑥
見 本 園 ウ メ は害 虫 の発 生 が 少 な く, 良 品が 生 産 で きた。 スモモ は裏年 の ため ほ とん ど花 が着 か なか った。 ビ ワは数年 間無 勢定 で大 木化 して い た ため, 3月 に樹 の 中心 部 か ら大 き く伸 び た枝 を切 除 した。 見本 園 は 公道 に面 して い るた め今 年 度 も薬剤 散 布 が ほ とん ど で きず ,害虫 の発生 が 目立 った。 第1表 平成17年度岡山農場果樹類生産量 ⑦ カ ンキ ツ類 (本 島農 場 ) ウ ンシ ュ ウ ミカ ンは前 年 度 の1.7倍 の 生 産量 で あ った。 8月 に農場 体 験 実 習 で摘 果 を行 ったた め,商 品価 値 が低 い直径55mm未満 のS
Sサ イ ズの果 実 は少 なか った。 甘 夏 は前 年 度 の6割 以 下 の生 産量 で ,着 果 数 が少 な く,大 玉 が多 か った。 イ ヨカ ンは前 年 度 の4分 の 1以 下 の生 産量 で ,果実 の外 観 が 良 くなか った。ハ ツサ ク は前 年 度 の2.7倍 の生 産 量 で あ っ たが ,風 で 落下 した果 実 が多 か った。前 年 度 まで著 しい鳥害 の ため収穫 皆 無 に近 い状 態 で あ ったセ ミノー ル は,例 年 よ りも鳥 害 が少 な く,200kgが収穫 で きた。 枯 死 や倒 伏 の ため 欠株 とな って いた場 所 に, 3月 に苗 木 を補 植 した。 補 植 した苗 木 の本 数 は, `興 津 早 生'18本 , `い し じ' 9本 , `宮 内伊 予柑' 8本 お よび レモ ン `リス ボ ン' 9本 の合計44本 であ ったO (近藤毅 典 ・永 田恵美) 第2表 平成17年度本島農場柑橘類生産量 種 類 品 種 面積 生産量 (a) (kg) モモ あかつ き 4.0 598( 113) 紅清水 8.4 588( 1) 清水 白桃 9.0 310(- 168) ゴールデ ンピーチ 4.0 ブドウ 藤稔 ビオ-ネ 巨峰 マスカッ ア- リー デラウェ ヒロノ\ン ネオ ・マ マスカット グロー ・ ト ・ベ リーA ・スチュ-ベ ン ア ブルグ スカッ ト ・オブ.アレキサンドリア コールマ ン カキ 富有 校本早生官有 平核無 西条 愛宕 (生来) 愛宕 (乾果) キウイフルーツ ウメ ビワ スモモ 7 2 3 8 9 9 4 0 9 8 6 6 4 5 1 ,⊥ l 1 4 0 t ( ( ( ( ( ( t ( ( ( 6 7 2 3 6 8 9 1 3 0 2 6 8 3 9 6 2 3 1 4 6 8 2 2 00 7 1 4 3 2 6 2 1 1 99) ) ) ) ) ヽ) ) ) ) ) ) 6 9 9 3 6 0 4 7 9 1 6 7 4 9 7 1 4 6 8 2 2 1 1 1 5.7 420(- 85) 3.0 126(- 157) 4.2 316( 230) 3,0 135(- 516) 6.2 774(- 714) 11(- 166) 7.4 247(- 343)4
.2 106ト 16) 3.1 117( 63) 1.7 5(- 144) *( )内は前年 比 生 産量 (kg) ウンシュウ ミカン 4,257( 1,852) 甘 夏 2,630(-1,979) イ ヨカン 209ト 743) ハ ツサ ク 504(- 319) セ ミノール 200( - ) その他 676( - )*
(
)内は前年比 岡山大農 セ ンター報告 No28 2006 37ii.
野菜 ・花 き部
平成17年度の気温 は平年 よ り高 く推移 した。特 に 3- 4月の気温 は,平年 に比べ高めに推移 し暖かか った。降水量 は平年 よ りかな り少な く、特 に梅雨期 の降水量が少 なか った。 しか し,7
月初 めはやや多 い降水があった。 9月 6日に台風14号が襲来 し,ナ スの果実が擦 れるな どの被害があった。12月は寒気 が入 り強い冬型の気候で推移 した。野菜お よび花 き の耕種 ・生産の概要 をそれぞれ第1表 と第 2表 に示 した。 1.果菜類 ス イカは昨年 と同 じく `天竜 'を栽培 した。学生 実習で4月19日に定植 を行い, 5月24日に整枝 を行 い、生育 は順調であった。収穫 は 7月12日か ら始め, 7月19日に学生実習で も行い 8月 9日終了 した。収 穫量 は1.2トンで予定収量 はほぼ確保で きた。 トマ ト養液栽培の春作 は, 1月11日と 1月18日に 播種 を行 い,1月27日と 2月 1日に鉢上げを行 った。 3月 1日∼ 3月 2日にポ ッ トを給液装置に設置 して 養液栽培 を開始 した。 3月15日頃か ら開花 し, 3月 18日に トマ トトー ンによるホルモ ン処理 を行 った。 前年の給液装置不具合 は改修 し,生育 も順調で, 5 月18日か ら収穫 を始めて 7月13日に終了 した。春作 生産量 は1.4トン (69万円)であった。 トマ ト秋作では,播種 を 7月19日と 7月28日に行 い, 7月26日と 8月 5日に鉢上げを した。 8月 5日 と8月9日にポ ッ トを置いて養液栽培 を開始 した。 果実の肥大が不良で裂果 も多かった。10月17日か ら 収穫 を始 め, 1月31日に終 了 した。秋作 生産量 は 0.7トン (34万 円) を確保 した。 トマ トの年 間生産 量 は2.1トンで生産額は念願の100万 円に到達す るこ とがで きた。 イチ ゴ栽培 では前年の台風23号 によ り倒壊 した ビ ニールハ ウスの廃材パ イプを活用 して ガ ラス温 室 (180m2)において高設栽培の新設に取 り組 んだ。パ イプを利用 して基本 フレーム (幅70cm,高 さ110cm) を作成 し, これを直管パイプで連結 し,
2相式のベ ッ ド (双子 ゆ りか ご方式) を設置 した。 5月12日に 親株か らランナー受けを行い, 6月 1日にプランタ ーに定植 した。 8月上旬か ら再びその株 よ りの ラン ナ-受 けを行い,育苗 した。定植 は9月20日に学生 実習で行 なった。定植後の生育 は順調であったが, 潅水 ムラによるチ ップバー ンが発生 しその後の生育 が遅れ た。 (その後潅水方式 は改 善)受粉 のため, 11月10日に ミツパテ を導入 した。薬剤散布 を行 って いたが,ハ ダニが12月下旬か ら発生 した。チ ップバ ー ンやハ ダニの影響 によ り生育が遅れ,収量が減少 したO前年度栽植分 の生産量 (4-5月) は79kgで 高設栽培 による生産量 (12-3月)は136kg(21万 円) となった。 ナスは, 3月 8日に播種 を行い, 4月19日に学生 実習で定植 した。台風14号の影響 により果実が擦 れ る等の被害があった。収穫 は6月17日か ら行い,ll 月 4日に終了 した。 ソラマメは,10月25日に播種 し,順調 に生育 した。 5月13日よ り収穫 を行 い 5月30日に終了 した。収量 は大幅 に増収 した。2.
葉菜類 ハ クサ イは,前年 と同 じく `無双 ■ と晩成 品種 `冬峠 ' を栽培 した。直播栽培 で1回 目の播種 を 9 月2日,
2回 目を9月14日に行 った。 1回 目に播種 したハ クサ イは,収穫前 にヨ トウムシが発生 し,食 害にあった。収穫 は11月 4日か ら行い,
2月21日で 終了 した。収量 は予定量 を確保で きた。 タマ ネギは, 9月21日に播種 し,発芽揃いは良か ったが,雑草除去に多労 を要 した。定植 は10月31日 に学生実習で行 い,その後 の生育 は順調であ った。 例年発生す るべ と病 も薬剤散布 による予 防によ り発 生 しなかった。抽台が少 し見 られたが,雑草管理 も 早めに行 った結果,玉の肥大 も良好であった。収穫 は4月15日に早生種 か ら行い, 5月24日の学生実習 で終了 した。 3.花 き 電照 ギ クは,`セ イスナ ップ'・`ロー ズ舞風 車 ' を導入 し,`黄金 ●の3品種 を栽培 した。 さ し芽 を 7月26日に行 い, 8月 9日に学生実習によ り定植 し た。その後の生育は順調であった。 8月12日か ら電 照 を開始 し,10月17日に終了 した。 `セイスナ ップ' は `ローズ舞風車' と比べ て生育が旺盛 であった。 収穫 は12月 1日か ら徐 々に行 い,12月14日に終了 した。 露地 ギ クの生育 は順調 であ った。 ネッ トを早 目に あげることによ り,台風 に よる倒伏 な どを抑 えるこ とがで き,大 きな被害 はなか った。 前年, キ クを栽培 してい る通路 ,及び,農道 に奔 走 くず のチ ップ を敷 く事 に よ り, 除草 効 果 が あ っ た。 カー ネー シ ョンは,定植 を6月22日に行 った。品 種 は `リセエ ンヌ', `イル ミネー シ ョン', `カ リデ イ'で あ った。 ■カ リデ イ' は,前年 と同 じく花弁 に白い斑点が 入 り品質が劣 った。例年発生す るハ ダ ニ も薬剤 散 布 に よる予 防で ほ とん ど発生 しなか っ た。 ス ターチ ス をこれ まで栽培 していたが, 今年 は, `ブルー フ ァンタジア'を9月8日に定植 した。 平成 18年 度か らクロ ッピングシステム部 門 に配置 換 えになるが, これ まで体験 で きた施設栽培 や施設 育苗 を畑作 に生か してゆ きたい。 (山本 昭) 第1表 平成17年度野菜耕種 ・生産概要 種 類 品 種 圃場名 面積 収穫量 果菜類 トマト ナス スイカ キンウリ ソラマメ イナゴ キュウリ 桃太郎ファイ ト 筑 陽 天竜 金太郎 打越一寸 とちお とめ 夏すずみ ピーマン ワンダーベル 葉菜類 ハクサイ 無双 ・冬峠 コマツナ 楽天 コマツナ 楽天 白タマネギ ターボ ・ネオアース ・他 赤タマネギ 狸々赤 タマネギ苗 ターボ ・ネオアース 汎相温室B 南1号 南1号 南1号 南2号 ガラス温室 南]号 南1号 南2号 南2号 ハウス 南2号 南2号 南2号 440.0(ni) 2,055.9(kg) 2.0(a) 625.9(kg) 7.5(a) 1,161.1(kg) 3.0(a) 239.1(kg) 2.0(a) 188.0(kg) 181.0(ITS) 214.8(kg) 1.0(a) 144.3(kg) 1.0(a) 71.7(kg) 8.0(a) 1,542.5(kg) 1.0(a) 122.3(kg) 750.0(ni) 63.0(kg) 4.5(a) 1,522.0(kg) 1.5(a) 285,6(kg) 2.0(a) 5,260.0(本) 第2表 平成17年度花 き耕種 ・生産概要 種 類 品 種 圃場 名 面積 収穫量 露地ギク 雪小路 ・他 電照ギク 心 ・他 カーネーション リセエ ンヌ ・他 スターチス ブルーシンフォニー・他 5.0(a) 5,778(本) 250.0(m2) 2,668(本) 70.0(m2) 1,544(本) 70.0(ni) 1,085(本) 岡山大農セ ンター報告 No28 2006 39
(4
)山地畜産部門
(
和牛)
平成17年 度の飼育午移動状 況 を第 1表 に示 した。 子牛生産頭数 は,雌が14頭,雄が19頭 の計33頭 であ った。本年の繁殖牛の事故 は,死産が3件 あった。 本年 の販売総数 は33頭 で,その うち子牛 が27頭 , 肥育牛が6頭であった。 繁殖 成績 を第2表 に示 したO人工授精 で34頭 ,受 精卵移植 で3頭受胎 させ ることがで きた。人工授精 では,昨年 と同 じくらいの高い受胎率 を得 ることが で きた。受胎 の時期が片寄 る傾 向は,依然 として改 善で きなかった。受精卵移植 は,高育種価 牛の卵 を 4頭 に移植 し3頭受胎 した。 子牛 の販売成績 を第3表 に示 した。 出荷 頭数 は去 勢19頭,雌 8頭の合計27頭 であった。 出荷 日齢 は前 年 と比較 して,去勢で2日,雌 で12日長 くなった。 出荷体重 は前年 と比較 して,去勢 で は3kg減 り,雌 では6kgほ ど増 えた。 日齢体重 は去勢,雌 とも少 し ではあるが悪 くな り,発育 も,若干ではあるが悪 く なっていた。価格 は前年 よ り去勢 は高値 で,雌 は安 値 であった。本年 は コクシジユ ウム症 の下痢 の発生 はみ られず, ウイルス性 の下痢がみ られたので,本 年度 よ り親牛 に午下痢5種混合不活化 ワクチ ンの接 種 を始 めた。 これ までの予 防プログラム と新 た なプ ログラムで,今後 とも,下痢 の発生 を抑 え,下痢が 発生 した場合 には早期発見 ・早期治療 に努めたい。 枝 肉販売成績 を第4表 に示 した。去勢牛 を4頭 出 荷 し枝 肉格付 は,A-3が 3頭,A-2が 1頭 であ った。 去勢牛 のW144号 が, 出荷 前 に左 後肢 を痛 めたため 別飼い を した ものの,改善 されないまま出荷 したが, よい成績 を得 られなか った。今後 とも牛 の観察 に努 めて,健康 な牛 を育 てたい。 (野久保隆) 第1表 平成17年度飼育移動状況 雌 雄 子牛 育成牛 繁殖牛 肥育牛 子牛 育成牛 肥育牛 17.04.01現在 12 3 36 2 13 0 4 70 生産 9 13 22 振替 2 3 4 8 振替 2 3 動 減 へい死 売却 6 4 8 0 2 6 14 17.10.01現在 13 2 39 0 16 4 4 78 生産 5 6 11 振替 2 2 1 4 9 振替 2 2 1 動 減 へい死 売却 2 4 10 1 13 3 17 18.03.31現在 14 2 40 1 9 0 4 70 第2表 平成17年人工授精 ・受精卵移植成績 (17.1.1-17.12.31) 実施 受胎 受胎率 頭数 頭数 (%) 授精 回数 1 2 3 4以上 受胎 不受胎 受胎 不受胎 受胎 不受胎 受胎 不受胎 人工授精 38 34 89.4 20 4 7 5 2 受精卵移植 4 3 75.0 3 1第3表 平成17年度子牛販売成績 若 月 苦 芸 誓 生 年月 日 性 別 牛 号 父 名 牛 号 母 番 削 価 ㈲ kg 単 胴 札 格 剛 落 価 廿 EiiiZg 齢 重 日 / 日 体 kgE川tt柑日 量 -b D 体 圧 後 齢 1 日 生 日 -17.4.22 R857 R863 R864 R869 R870 R872 R873 17.6.17 R871 R874 16.6.22 16.7.12 16.7.21 16.8.7 16.8,12 16.8.23 16.8.26 16.8.17 16.8.28 R875 16.10.28 17.8.26 R876 16.ll.17 R877 17.1.10 17.10.14 R878 17.1.26 17.ll.18 R879 17.2.19 R883 17.3.20 16.12.16 R881 17.3.16 R882 17.3.20 雌 雌 雌 去 雌 去 去 去 雌 去 雌 雌 去 去 去 雌 雌 R885 17.4.11 去 R890 17.5.9 雌 18.1.20 'R888 17.4.27 雌 R889 17.4.27 去 R891 17.5.16 去 R892 17.5.16 去 R894 17.6,6 18,2.17 R893 17.6.2 R896 17.6.17 R898
1
7
.
6
.
2
9 去 去 去 去 304 227 284 283 275 263 258 260 253 252 242 252 239 252 304 270 0.747 307 1,352 Y219 利花 0.996 444 1,569 Y199 利花 0.956 401 1,525 Y185 勝福 茂 1.008 372 1,431 Y191 照藤 0,986 503 1,996 Y192 花茂勝2 1.041 468 1,857 Y196 花茂勝2 1.054 495 1,964 Y194 貴安福 0.888 338 1,252 Y227 利花 293 290 0.990 322 1,110 Y223 勝福 茂 232 273 1.177 379 1,388 Y179 利花 282 236 0,837 381 1,614 Y220 花茂勝2 228 242 1.061 397 1,640 Y221 勝福 茂 1 2 3 5 「1 9 「⊥ 8 史 U 9 9 8 0 5 6 7 4 7 7 4 2 6 6 4 4 2 6 4 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 2 1 4 7 1 1 9 7 0 3 4 3 5 7 6 3 7 3 2 6 6 8 0 9 9 0 1 0 0 3 9 4 6 3 7 3 6 2 2 2 2 1,335 Y228 貴安福 1,771 Y222 沢茂勝 1,611 Y212 勝福 茂 1,883 Y217 勝福 茂 274 1.011 525 1,916 Y208 福重波 281 1.129 520 1,851 Y211 勝福 茂 276 1.249 532 1,928 Y200 沢茂勝 281 1.049 510 1,815 Y187 北国4の3 270 1.007 468 1,733 Y215 美桜 255 1.024 491 1,925 Y210 藤姫丸 301 1.209 547 1,817 Y204 鶴長 262 1.149 527 2,011 Y209 沢茂勝 245 0.942 448 1,829 Y224 花茂勝2
250 1.020 468 1,872 Y203 貴安福 233 260 1.116 497 1β12 Y214 勝福 茂 1.012 445 1,701 1.047 484 1,822 0.932 353 1,399 岡山大 農セ ンター報告 No.28 2006 41第4表 平成17年度枝肉販売成績 墓 月警 芸 誓 性 別 雷(蓋)望 霊 芝 監 /k買 霊 (。)志 17.5.11 Y185
雌
353.7 17.7.21 Y195雌
460.6 17.ll.18 W144去
394.4 W145去
421,8 17.ll.25 W146去
3
72.4 W147去
490.4C-1
300 114,873B-1
700 341,319B-
2
800 326,135A-3
1,880 801,712A-3
1,820 712,294A-3
1,855 919,562 (飼 料 作 物 ) 平成17年 度にお ける飼料作 物 の生 産状 況 を第1表
に示 した。 採草地 にお け る飼料作物 の青草換 算 に よる収量 は 310,350gであ り,1
0
a
当た り平均収量 は6,257kgであ った。採 草地 と放牧草地 との収量 を合 わせ た総収量 は462,910kgとなった。 利用 形 態 別 に よる収 量 割合 は青 刈 りで28.3%, 乾 草 で8.1%, サ イ レー ジ で 30.6%,放牧 で33,0%となった。 乾草調 製用 の材料草 と してE号草 地 か らイ タ リア ンラ イ グ ラス, ス ー ダ ング ラス,K3号 草 地 か らス ー ダ ング ラス,A,K1号草 地か らイ タ リア ンライ グ ラス,K2
号 草 地 か らエ ンバ ク を収穫 した。 本 年 の 乾 草収 量 は平 成16年度 に比べ ,生 草換 算 で9,075kg の減収 となった。今年度A
,Kl号 おいて播種 時期が, 適切 な時期 よ り少 しず れ込 んだ影響 に よ り, イ タ リ ア ンライ グ ラス の収 量 が思 うほ ど上 が らなか った。 夏作 のスー ダ ングラスで は雑 草 の侵入 と, 1香草収 穫 時の ダメー ジな どもあ り,あ ま り収量 はの びなか った。 また,K2
号草 地 で はエ ンバ ク を作 付 け した が,作付 け時 に播種 で きない所 もあ り,発 芽 も悪 く 収量 もお もわ しくなか った。 サ イ レー ジ調 製用 の材料 として,A,K1号草地 か ら トウモ ロコシ,D2
号草地か ら トウモ ロ コシ, ソル ゴー混播 ,K2号草地 か らソルゴー を収穫 した。今年 度のサ イ レー ジ調製収量 (生草換算)は141,675kgと, ここ数年 では一番 の収量 となった.今 年 度 はイ ノシ シによる食害 のみ られ なか った こ とが一番の要 因で あ り,播種 か ら収穫 までの技術 はある程 度確 立 した ように思 う。 イノ シシが来 なか った こ とで,電気 牧 柵 の設置や撤去 の時 間 もい らなか った。今後 もイ ノ シシが来 ない こ とを祈 りたい ものであ る。 トウモ ロ コシ単独 の作付 け地 にお ける雑草 の イチ ビを生育処理 で きる薬剤 が あ るこ とを聞 き, イチ ビ 発生地 に処理 を行 った ところ効 果が認め られ た。 こ の薬剤 を今 後 の粗 飼料生産技術 に組 み入 れて,少 し で も多 くの収穫 が得 られ るように努力 したい。 放牧草地 で はオナモ ミ, ワルナス ビ, イグサ,セ イタカアワ ダチ ソウな どの雑草がみ られ,今年 も学 生実習等 で除草作 業 を行 った。今年度 は特 に ワルナ ス どの繁殖 が著 し く,一部 除草剤 散布 を行 った。効 果 はみ られたが広範 な範 囲 に繁殖 してい るため,今 後 も除草作業 を行 う予定である。 (野久保 隆・
川畑昭洋)第1表 平成17年 津 高牧場飼料作物生産量 - ニ ー :: 利用形態 別収量 (kg) 放 牧 生草換算 青刈 乾草 サイレージ 放牧 延頭数 収量(kg) 草地 当 り収量(kg) 生草合計 10a当り 収 量 平均収量 A IOO イタリアンライグラス 8,860 1,140 トウモロコシ 6.030 15.900 D2 130トプモロコシ十ソルゴー 13,630 34.850 ソルゴー 39,120 E 76イタリアンライグラス スーダングラス イタリアンライグラス+エンバク K1 90イタリアンライグラス トウモロコシ K2 60エンバク 0 . 032 1 0 0 5 0 0 2 9 4 3 00 7 9 ・-⊥ 1 0 0 0 0 0 0 2 6 8 6 1 nU 9 1 9 6 8 2 3 2 0 3 5 3 1 1 ソルゴー 6,360 16,770 K3 40イタリアンライグラス 7,170 スーダングラス 10,300 1,500 10 6 0 2 1 1 11 0 0 5 0 0 0 0 5 6 3 0 2 2 6 8 3 5 8 9 1 4 2 9 6 52,390 5.239 105,025 8,079 37月60 4β55 42,505 4,723 29,870 7,900 47,800 7,967 39,900 7,170 24.970 6,243 17,800 計 496 131,200 7.495 79,550 310,350 310,350 6,257 B 65 C 120 D1 20 F 104 G 112 H 47 I 185 混播牧草 混播牧草 混播 牧草 混播牧 草 混播牧草 混播牧草 混播牧草 16.120 403 16,120 16.120 2,480 32,240 806 32.240 32,240 2.687 2,920 73 2,920 2,920 1,460 26.480 662 26,480 26,480 2,546 26,080 652 26,080 26,080 2,329 8,240 206 8,240 8.240 1,753 40,480 1,012 40,480 40.480 2,188 計 653 152,560 3,814 152.560 152,560 2.336 合
計
1149 131,200 7,495 79,550 152,560 3,814 462β10 462,910 4,029 利用形態別 にお ける生葦換算収量 青刈 乾草 サル ージ 放牧 合 計 131.200 37,475 141,675 152,560 462,910 *サ イ レー ジの生草換算 は トウモ ロ コシ+ソル ゴー×1.5 トウモ ロコシ×2, ソル ゴー×2 *乾草 の生草換算 は×5 岡山大農セ ンター報告 No28 2006 432
.事 務
部
(1
)組
織
1)機
構
運営 委員 会 センター長 ■ ■ 運営 会議FS
推 進 部 企 画 連携 部 事 務 部 「一一クロッピングシステム部 門 畑作 岡 山農場 一十 一汎用耕 地部 門 水田作 卜 装 置化 生産部 門 果樹 : 野菜・花き ∴ -(機械 システム部門) 八 浜農場 一一日 汎用耕 地部 門 水田作 津 高牧場 一一一一 山地 畜 産部 門 和牛・飼料作 本 島農場 一一- 装 置化 生 産部 門 果樹 [技 術 部] 2)教 職 員 数 区 分 教 育 職員 (- ) 一般 職員 (- ) 計 非常 勤 職 員 技 術 ・事務 職員 セ ンター長 主 事 助 教 授 助手
l 1 2 1 班 長 主 任 技 術 職 員 事 務 長 係 長 事 務 職 員 計 5 事務補 佐 員 技 能補佐 員 技術 補佐 員 臨時用 務員 合 計 5 1 3 4 1 1 1 11 l 1 2 1 1 3 4 1 1 1 ,1 61 2 4 3 10
1 考 備 計 令 1 1 2 1 1 3 4 1 1 11 6 2 4 3 11 6 1 2 任 授 併 教3)技 術 部 部 門別 職 員数 部 門 技術 職 員 タロツヒ○ンクやシステム 2 汎用耕地 1 装置化生産 果樹 野菜 ・花 き 山地畜産 合 計 2 1 2 8 考 価 計 3 2 令 負 職 勤 1 1 常 ヒト∃ブ 3 1 1 7
(2
)予算及び収入
1)予
算 (
振替,事項指定等特殊な予算は除 く)
平成17年度 事 項 セ ンター経 費 (内訳)作付積算分 収入実績分 自動車維持 費 清掃 費 警備委託 費 和牛飼育業務委託費 汚水処理施設運営 費 消 防施設費 普通庁 費 合 計 2)収 入
平 成17年度 金 額 (円) 39,794,390 17,056,237 22,738.153 339,500 261,300 563,610 890,000 246,990 12,390 135,420 42,243,600 5 2 3 15 (円) 区 分 クロツピげ システム 汎用耕 地 装 置化 生産 山地畜 産 合 計 果 菜 類 851.166 葉 菜 類 1,691,881 根 菜 類 1,042,009 花 井 類 74,300 甘 し ょ 類 787,770 果 樹 米 牛 9,938,480 1,905,996 498.630 898,540 6,598,606 2,757,162 2,190,511 1,042,009 972,840 787,770 6.598,606 9,938,480 15,384,938 15,384,938 合 計 4,447,126 9.938,480 9,901,772 15,384,938 39,672,316 岡山大農セ ンター報告 No28 2006 45(3
)土地,建物面積
1)土 地
農場等名 面 積 (m2) 所 在 地 岡山農場 91,992 岡山市津 島桑の木町1-62 八浜農場 89,568 玉野市八浜大崎1771 本島農場 22,161 香川県丸亀市本 島町泊 津高牧場 312,484 岡山市 日応寺 合 計 516,205(4)営繕工事
1)営繕工事 (1件
50万円以上) 平成17年度工
事
名
津高牧場尿散布用 ポ ンプ修理(5
)会議開催状況
1)運営委 員会 数量 (式) 金 額 (円) 1 999,000 開催 月 日 協 議 事 項 報 告 事 項 17.6.24 18.3.7 1. フィール ド科学セ ンターの組織 と運営 につ 1.平成17年度全 国大学附属農場 いて 協議会春季全国協議会について 2.フ ィール ド科学セ ンター運営委員会の在 り 2.平成17年度中国 .四国地域大 方 について 学附属農場協議会について2)運営会 議 開催 月 日 協 議 事 項 報 告 事 項
1
7
.4
.6
1
11
7
7 . 6 .7
.5
.7
.
l
.6
l
1 1.平成1
7
年度全 国大学附属農場協議会春季全1
.平 成1
6
年 度第3
回農学部 附属 国協議会 について1
.平成17年度中国 .四国地域 大学附属農場協1
6.5.
7
3.
4.
2.
要項 について.平成.平成1いて業について運営委員会についてプ一覧についてについて山陽 圏 フィー ル ド科学 セ ンター技術部会議等 について平 成平成部 門別 .年度別収入状 況 につ平成1
1
1
1
7年 度セ ンター実習 に つ7
7
6
7
年度 ワーキ ンググルー年 度セ ンター実習実施年 度大学等 開放推 進事年 度末備 品類整備状況 議会について いて 2.全国大学
フ ィールド科学 センターネ ッ ト2
.平成 17年度大学等開放推進事 ワークについて 1.全国大学 フィ
ールド科学 セ ンターネ ッ ト 3.4.5.6.1.7
業.所野コ申技菜利ー平に込フフフフ術部用 につ いてづ くり状況成 17ド
ィー ルィーィ
ィーWー ルG会議等についついてに年度全 国大ルル報告についてつ
一
ド科学 セド
ド科学 セド科学 セいてに
体験教ついて室 -学 附ンタンタンタて
親ーーー属チ で販売作 目利用農場 ワークにつ いて 協議会春季全国協議会について
21
.セ.平成ンタ
1
6
ー
年度セ ンター等経 費決算及 び平成報告第
27号について1
7
2.4
3.1.平 成 1.業申技平込にフ術 部ついて状況成 17ィー7年 度農学部附属 山陽圏会議等についに年ルつ度大学等ド科学セいて 開放ンタて
推ー利用進事 年度予算配分 (莱) について フ ィー ル ド科学 セ ンター運営委 岡山大農セ ンター報告 No28 2006 47開催 月 日 協 議 事 項 報 告 事 項
1
1
7
7
.8
.10.5.
3
1
1
7
.ll.21.
平成1
7
年度セ ンター専任教員の講座へ の併3.
6.
4.15.
業 について.平 成申込状況 につ いて技術 部会議等 についてセ ンター報告第平 成フ ィー ル ド科 学 セ ンター利 用1
1
7
7
年 度大学等 開放 推 進事年 度農学 部 附属 山陽圏2
7
号 について 任 について1.
平成1
8
年以 降の作付 けにつ いて 3.9.8.76.
5.4.1. 農家体験 実習、牧場 実 習、作2.員会委員名簿 について.技術部会議等 について議委員名簿 について学 附属農場協議会 について業 についてフ ィー ル ド科 学 セ ンター運営 委申込状況 についてフ ィー ル ド科 学 セ ンター運営 会生産物の販売 について夏期集 中実習 についてセ ンター報告第平 成平 成平 成フ ィー ル ド科学 セ ンター利 用1
1
1
7
7
7
年 度 中国 .四国地域 大年 度農学 部 附属 山陽圏年 度大学 等 開放推 進事2
7
号 につ いて2.
セ ンター報告 第2
7
号 につ いて 1.津高牧場環境 改善対策 について 6.技術 部会議等 について4.5.
1.平成2.3.物集 中実習 についていてついて申込状況 につ いて津高牧場畜魂祭 について平 成農学 部公 開 シ ンポ ジウム につフ ィー ル ド科 学 セ ンター利 用1
1
7
7
年 度全 国大学 附属 農場年 度後期 実習 開始 に 2.平成1
8
年度の実習 コーデ ィネー ター につ い 協議会秋季全 国協議会 につ いて て2.
平成1
7
年度後期実習 について3.
研究圃場 の生産物 の販売 について3.
生産物 の販売 について開催月 日 協 議 事 項 報 告 事 項 17.12.7