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「工業生産を支える人々~自動車づくりにはげむ人々~」

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Academic year: 2021

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第5学年 社会科学習指導案

1 単元 工業生産を支える人々 「自動車づくりにはげむ人々」 2 指導観 本単元は、自動車の生産工程や技術開発、輸送方法を取り上げることを通して、自動車工業に従事 する人々の様々な工夫や努力が、国民生活の維持と向上や産業の発達に重要な役割を果たしている ことを捉えることをねらいとしている。児童は、日頃多くの工業製品を使って生活している。その中 でも、特に自動車は目的地への移動手段、物品の運輸手段としても欠かすことのできないものであ り、児童の日常の生活との関わりが深い。また、自動車産業は、日本の工業の中核を成し、製造・販 売をはじめ、輸送や原材料の調達など多岐にわたる関連産業を有する総合産業であり、日本経済を 支える重要な役割を担っている。しかし、多種多様な自動車が当たり前のように溢れている現代に おいて、自動車そのものは児童にとって身近な存在であっても、その関連産業の関係は、決して身近 であるとは言えない。本単元は、自動車産業に従事している人々が日々工夫や努力をしていること を捉える過程を通して、消費者や生産者、地元住民などの立場や生産効率、品質、環境への影響、安 全性、人材などの観点から今後の日本の自動車生産の在り方を考えさせることができる。また、我が 国の工業生産が国民生活の向上や産業の発展に果たしている役割を考えることができる教材である。 本学級の児童は、農業や水産業など食料生産に関わる産業の特色と、産業に従事している人々の 工夫や努力について学習し、我が国の産業の様子、産業と国民生活との関連について理解すること ができている。そこで、本単元において、我が国の工業と自分たちの生活を関連付けて考えたり、根 拠を基に説明したりしながら、自動車づくりの意味を捉えさせることは、判断力を育成する上で意 義深い。 本単元の指導に当たっては、国民生活を支えている自動車づくりの重要性や様々な人々の工夫や 努力、自動車づくりの仕組みと働き、自動車づくりの現状と課題について、資料から読み取ったこと を基に、考えたことを交流する活動を大切にする。そこで、単元の導入で、日本車が世界でとても人 気があることがわかる資料を提示し、その理由を探る活動を仕組むことによって、自動車づくりの 意味を見いだすことができるようにする。 まず、自動車づくりの事実をつかむために、資料を基に、立地条件や作業工程について調べ、付箋 紙に情報を収集する。そして、その付箋紙を友達と分類、交流しながら問いに対する考察を行う。 次に、様々な立場の人々の工夫や努力の関係、自動車づくりの部分と全体の仕組みや働きを捉え ることをねらいとする。ここでは、自動車工場が関連工場や運輸とどのように関わり合っているの かを付箋紙を動かし、線で結ぶ活動を行いながら構造的に捉え、その仕組みについて、説明できるよ うにする。 そして、自動車づくりの意味を捉えるために、まず、関係性を捉えた社会的事象に主体的に働きか けることができるよう、自動車のもつ身近な問題を提示する。そこから生まれる問いに対する予想 を立て、問題を解決するための事実について調べ、分類する。次に、消費者の多様なニーズこたえ、 環境に配慮しながら、優れた自動車を生産するための様々な工夫や努力について捉えさせるために、 「これからの自動車づくり」について話し合い、吟味していく活動を仕組む。終末では、国内の自動 車メーカーと比較し、働く人々の思いを考え、問いに対する考察を行う。 最後に、「日本車が世界で人気がある理由」について、これまでの学習をふり返らせ、持続可能な 社会に向けた自動車づくりについて、資料を根拠説明することを学習のまとめとする。

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3 単元の目標 4 単元計画(15 時間) 段階 配時 学習活動・内容 ねらい(◯) 主な手立て(・) つ か む ① 〈オリエンテーション〉 単元のめあてをつくる。 なぜ、日本車は世界で人気なのだろう。 ○ 身のまわりの工業製品に興味・関心をも ち、自動車をはじめとする工業製品が生活 に欠かせないものであるということを捉 え、自動車づくりについて調べる意欲をも つ。 ・日本車が世界で人気があるという資料を 提示する。 ⑤ 【問い】自動車工場では、どのようにして たくさんの種類の自動車を速く、 正確に完成させているのだろう。 〇機械やロボットの良さ、役割分担の良 さ、立地の良さ、働く人への配慮などの 観点から、自動車づくりの事実を調べ る。 ○ 自動車工場の立地について知り、自動車 がどのようにしてつくられているのかと いう事実をつかむ。 ・付箋紙を使って事実を収集させる。 ・みやま市の環境と比較させる。 ふ か め る ④ 【問い】なぜ、自動車工場は関連工場と分 担して生産しているのだろう。 〇自動車工場と関連工場、運輸の関係に ついて、調べる。 ○ 組み立て工場と関連工場の関係や運輸 の仕組み、様々な立場の人々の工夫や努力 の関係を捉える。 ・付箋紙を線でつないだものや文章で表現 するモデルを示す。 ・取組の関係性をつかませるための発問を する。 い か す ④ 【問い】自動車産業が抱える問題からこれ からの自動車づくりについて考え よう。 〇自動車がもたらす環境悪化と交通事故 及びその解決策を調べ、これからの自 動車づくりについて考える。 ○ 自動車づくりが抱える問題を捉え、その 解決策を考えることによって、自動車づく りが私たちの生活の維持と向上に役立っ ているという働きについて捉える。 ・問題の原因を整理し、解決策の見通しを もたせる。 ・課題についての立場を明らかにするため の観点を示す。 ① 〈学習のまとめ〉 単元のめあてに対する自分の考えを交流 し、自動車づくりの価値とこれからの自動 車づくりについて自分の考えをまとめる。 ○ 学習をふり返り、自動車づくりの価値に ついて多面的に判断する。 ・根拠に基づいたそれぞれの考えを交流す ることによって、多面的な判断の材料に する。 ○ 自動車づくりの仕事について関心をもち、自然や社会、歴史の面から、資料や既習内容、生活 経験とつなげて自動車づくりの方法やそれに関わる人々の工夫や努力、自分の生活との関連など を考えたり伝えたりすることができる。 【関心・意欲・態度】 ○ 自動車づくりの仕組みや働きを明らかにし、国の重要な役割を担っている工業に関する現代の 問題に自分ごととして向き合い、その意味や今後の課題を解決するための方向性や方法を多面的 に、説明することができる。 【思考・判断・表現】 ○ 自動車づくりの仕事の様子や課題、今後の方向性について、地図や写真、統計、その他の資料 を活用して、適切に読み取ることができる。 【観察・資料活用の技能】 ○ 自動車づくりでは、それに従事する人々が、消費者の多様な需要にこたえ、環境に配慮しなが ら優れた製品を生産するために様々な工夫や努力をしていること、現在の自動車づくりの課題を 解決するために、様々な取組をしていることを自然や社会、歴史の面から捉え、それらの関係性 やその意味、相互の関係を理解することができる。 【知識・理解】

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5 本時 平成〇年〇月〇日(〇曜日) 第〇校時 第5学年教室において ◯主眼 ・自分が考えた「これからの自動車づくり」について、友達と話し合うことを通して、働く人々が 消費者の多様な需要にこたえ、環境に配慮しながら、優れた製品を生産するために様々な工夫 や努力をしていることを捉える。 【思考・判断・表現】 ◯本時の仮説 〔交流〕 ・小グループ(同質)・・・付箋紙を使って構造的に自分の考えをまとめ、それを基に交流する。 ・全体・・・板書で観点を整理し、構造化することによって、関連性を捉えやすくする。 〔考察〕交流で得た考えを自分の考えに付け加えさせることにより、思考を整理する。 ◯準備 ・学習ノート ・各主要メーカーのコンセプト ・根拠となる資料の掲示 ◯学習の過程(14/15) 段階 配時 学習活動・内容 手立て つ か む ふ か め る 2 15 20 1 前時の学習をふり返り、本時のめあてをつかむ。 2 分類された考えに沿って、よりよい未来に向け ての自動車づくりについて話し合う。 ○同じ考えの人で小グループをつくり、話し合い ながら考えを補強する。 ○それぞれのグループで補強した考えを、全体で 出し合い、交流する。 〔根拠となる資料〕 ○みんなでよりよい考えをつくる という話し合いの方向性を示し ておく。 ◯ハイブリッドカーが視覚障害者 の方の交通事故を招く恐れがあ ることや電気自動車は、価格が高 いことなどを提示し、思考を深め る。 「環境」「安全」「人」「価格」で分類した「これからの自動車づくり」について交流する活 動を仕組めば、働く人々が消費者の多様な需要にこたえ、環境に配慮しながら、優れた製品を 生産するために様々な工夫や努力をしていることを多面的に捉えることができるであろう。 【めあて】 自動車産業が抱える問題から、「これからの自動車づくり」には、何が必要か話し合おう。

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い か す 3 5 3 日本の主要メーカーがどんな自動車づくりを目 指しているか比較し、働く人々の思いを考え、考察 する。 ○日本の主要メーカーがどんな自 動車づくりを目指しているか比 較させることで、働く人々の工夫 や努力に目を向けさせる。 T:これからの自動車づくりについて、どんな方向で開発していけばよいでしょう。 環境、乗る人、安全性、価格のどれを優先して開発すべきだと思いますか。 考察 (児童に期待する記述例) これからの自動車づくりは、消費者のニーズにこたえ、安全面や環境にも配慮しなが ら、優れた製品を開発していくことが大切である。自動車工場で働く人々は、たくさん の人に喜んでもらいたいという願いをもって、工夫や努力を重ねている。 〈環境にやさしい自動車〉 資料から分かるように、ガソリンの燃料である石油が将来使えなくなる 可能性があることや自家用車から排出されるガスが多いことからです。 たくさんの人に喜んでもらいたい。 〈安全性の高い自動車〉 資料から分かるように、自動車による交 通事故はなくならないので、事故にあって も被害を少なくする技術や事故を未然に防 ぐ技術の開発を優先すべきだと思います。 〈買いやすい価格の自動車〉 資料から分かるように、今、新車を買う人が減ってきているので、た くさんの人に自動車を買ってもらうには、消費者のニーズの資料にある ように、自動車を購入する際に最も重視するのは「価格」だから、安く すれば良いと思います。 〈人にやさしい自動車〉 資料から分かるように、これからま すます高齢者が増えていくので、お年 寄りや体の不自由な人が安心して使え る自動車を開発すべきだと思います。 (児童に期待する発言)※環境の観点からの例 安全性も、欠かせないと思うけれど、これからは燃料の問題が大きいと思うから、も っと電気自動車の価格が安くなるように開発して、電気スタンドを設置すると買う人も 増え、環境も守れると思います。

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参照

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三〇.

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