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わらべうたに潜むもの(3) : 「重音節量」の存在と利用 : 「通りゃんせ」にみる「足拍重音節量」の原理を媒介とした旋律生成の実際について

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Academic year: 2021

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(1)Title. わらべうたに潜むもの(3) : 「重音節量」の存在と利用 : 「通りゃんせ 」にみる「足拍重音節量」の原理を媒介とした旋律生成の実際について. Author(s). 藤井, 力夫. Citation. 北海道教育大学紀要. 第一部. C, 教育科学編, 48(2): 75-92. Issue Date. 1998-02. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/2231. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 平成10年 2月 Febma ly l998. 北海道教育大学紀要 (第1部C) 第48巻 第2号 lo fHokk鑓do Un i i fEducabo 2 Secho Journa ver tyo 1 1( 1 工C)VOL48 s 1 . .No. わらべうた に潜むもの( ): 「重音節量」 の存在 と 利用 ; 「通り ゃ んせ」 にみる 3. 「足拍重音節量」 の原理を媒介とした旋律生成の実際について An analysis ofJaPanese nursery rhy]mes(3):the synchronization between ” ” the“bimoraic 角or andthe“stepping おor ons ・nglng TOORYANSE. 藤. 井. 力. 夫. R i l doFUJD SapPoro Ca ido Uni i ty ofBducabon npus 1 vers ,Hoも由a. 工‐ 緒 丑 目. 的. m‐ 方. 法. 言. W‐ 結果と考察 a‐1. 「通り や んせ」 にみる こと ばの拍節: 「音節 量」 の存在形態 a-2‐ 「通り ゃ んせ」 にみる 「重音節量」 の起源 b‐1‐ 呼気 残気量 曲線にみるフ レー ズ ごと呼気 調音の持続 b‐2. フ レーズ ごと 「音節量」 の配 分: 《前拍と後拍》 及び 《拍の表と裏》. b‐3‐ 「重音節量」 の内部構造( 1 ):調音時間と呼気量配分 b-4. 「重音節量」 の内部構 造( 2 ):アク セ ント成 分と連文節・拍節リ ズム. c‐1‐ 「重音節量」 を媒介とした位相同期:足拍位相は拍節リズムの小節線 c‐2‐ 「核音」 の安定と 「中間音」 の利用:転テ トラコル ドの方法 「重音節量」 構造の効果的利用 c-3. 第3足拍 時・ 「核音」 配置 による ▼. c‐4. 旋律生成における 「付属語」 の役割:連続感, 段落感, 終止感の生成 d‐ 「足拍重音節量」 の原理と相互引き込み:左右足拍サイクル内パターン V. まとめ. 文 献. 1. 緒. 言. 本稿( 1 )では, わらべうた歌唱時の音高・音長調節の実際に関する音響学的表記法の開発を目的として, 高速フーリエ変換 により得られた音声信号の周波数成分(ピッチとパワー)を連続表記するとともに 音声 , , 呼吸, 心拍, 動作等の生体情報の位相連関を対応表記できる方法を検討した. とく に採譜イメージを容易に する た め 包 絡曲 線を立位傾 斜 さ せ, 「ス ペ ク トル採譜 図」 と して 開 発でき た こと は 従来の ソノ グラ フや ピ ッ ,. チ曲線よりも実際の音調生成に近い形で周波数成分の視覚的把握を可能にさせた. 本稿( 2 )では, この採譜 「 図の優位性を活かし, 歌い手における 核音」 歌唱時の音声スペクトルに注目し, スペクトル包絡のパルス 列持続の様態を検討した. とくにスペクトル包絡を基本周波数のパルス列採譜 (Fo ) と して五線譜的に表 .音長 抑揚などの旋律生成にお 示できたことは, 音高, ける 「核音」 持続の役割について具体的に検討する , ことを可能にさせた. また, 「核音」 持続の長短がどのように規定されているか 呼気量調節にお ける 「内 , 「 「 的尺度」 としての側面をもつ 足拍位相」 の存在, 即ち 足拍2音」 の原理の存在を示唆した.. 75.

(3) . 藤 井 力 夫. 3 今回, 本稿( )では, この 「足拍2音」 の原理の存在をめぐって, 「足拍位相」 に同期した最適な音節量と しての 「重音節量」 の存在と, この 「重音節量」 における韻律構造の利用による旋律生成, とくに連文節の 旋律生成への効果について, 「通りゃんせ」 を例に基本的なところをいくつか検討したい. i ) 論」 n ) ) や 「2 モーラ音 韻単 位 (Bi t 当初, 「足拍 2 音」 という こと で, 「2音 基調」 (金田一 1989 ora cFoo (Poserl9 ) と い っ たよ り一 般的な概 念 で説 明 しよう と 試みた. こ れらは, 詩 歌の 韻律 を 「拍 90, Me t erl990 s. 節」 と して区分けするには好都合であるが,「2音」 としての形式に引きずられ, 呼気運動としての「音節量」 の内的な構造までは分析対象たりえなかった. 「2音」 の形式ではなく, 「拍節」 を構成する韻律単位として の 「音節量」 の仕組み, これ自体が分析されねばならない. 本稿では,「音節量」 に分析概念の転換を試みた. 後述するように 「2音」 の呼気運動の連続は, 韻律単位として 「重音節量」 の概念が相当する. わらべうた の旋律生成における 「重音節量」 の存在と利用. これが本研究の主題である. 本論に入る前に, 先行研究とのかかわりでこれらのことを整理, 確認しておきたい. iQ‐ 1951 ) は, /n 例 え ば 「ニ ッ ポ ン」 poN/の 「2 音 . 服部 ( ) は, 1967 i 節」 (Q: 促 音, N : 擬 音) と, /n ‐Q- ‐N/の 「4 モ ー ラ」 を 使 い 分 け た. こ れ に対 し金 田一 ( po i 服 部 の いう 「モー ラ」 を 「拍」 と 呼 び, /n …Q‐ ‐N/の 「4拍」 だ けで, 「音 節」 と いう用 語 は使 わなく てよ po 「 1) . 韻 律 の 基本単位 と して の 音 節 量」 :. いとした. 仮名1文字相当を 「拍」 と呼ぶ日本語の利点を主張したのであっ た. 確かに 「拍」 は仮名文字対 応で音韻単位として便利であるが, 実際の発音は一回り大きな単位, 「韻律」 でなされているのである. 韻 律を 「2音節」 とすると固定的になってしまうが, 呼気運動の連続としての 「音節量」 を基本単位とすると 「 iQ/ 普 遍 的な 理解 に道 を開く. この例 で は, /n , /poN/の そ れ ぞれが 音節量」 と 仮 定 できる.. 呼気連続としての 「音節量」 には,/CV/(軽音節, C:子音, V:母音), 93 ) は, このうち最も基 1 9 /CVV/ないし/CVC/(重音節) , /CVVC/(超重音節) の3種類がある. 窪園 ( 2) .「重音節量」 概念の導入:. 本的で普遍的な単位を 「重音節」 だと仮定する. 「軽音節」 は反復したり, 長音化して音節量を大きくとろ ). 「超重音節」 はアクセント核の移動で2音節化したりし うとする (例:手のこと, /テ/→/テテ/ , /テー/ ) て, 音節量を軽くしようとする傾向がある (例:/ワイ ン/→/ワ・イ ン/ . /CVCV/でも余裕のない軽音節 の連続ではなく,/CVV/ないし/CVC/といった少し身軽な「重音節量」を韻律単位の基本とすることにより, いろんな変化に対応できる内的条件を確保していると言えよう. 3). 「音 歩」 と 「足 運 び」 :. 比 較音 楽 学 で は 「人 は足 で歌 い, 手 で 聞く」 (C. ザ ッ クス 著, 野村, 岸. )」 は足拍 子 で, 左右 な い し右 左 の2歩, ある い は左右 左 な どの3 辺 訳, 1968 ) という. 「音 歩 (me t t er ,おo. 歩の占める時間的単位のこと. 小節に相当. 強弱, 弱強, 強弱弱, あるいは長短, 短長, 長短短などを基本 リズムとする. ところが, 日本語による伝統音楽は, これら強弱ないし長短パターンには収まらない. 漢字 1字を韻律とする仏教・ 「声明」 の歴史を背景に 「拍節」 を生成, これが 「前拍」 と 「後拍」 のまとまりを 作り, かつ拍 に 「表」 と 「裏」 を対応 さ せ, さ ら に は 「前拍」 の 「裏」 に 「タメ」 を 入 れたりする な どの変. ). これには, 前進, 後退, 方向転換など, 990 化を可能にさせるような歩を展開したのであっ た (間宮 1 農作業, 所作, 舞踏をはじめとする日本的な足運 びが関係 しているものと考えられる (吉川 1989 , 藤田 1989 ).. 4) . 「足拍重音節量」 の原理:. 強弱イメージの強い 「音歩」 ではなく, 前拍, 後拍に対応するものとし. て 「足拍」 と いう こと ばを用 意 した. わ ら べ う た歌 唱 時の 「核 音」 パ ルス 列 の持 続 の検討 か ら, この 原 理 を. 仮定した. 強弱ではなく, 核音の高さを持続するにあたっての内的尺度としての足拍. 及 び, 左右の足の接 床に同期した韻律単位としての 「重音節量」 の存在. これを 「足拍重音節量」 と呼ぶことにした. この原理 を媒介とするとき, わらべうたの旋律生成の諸相を理解できるのではないか. この原理を媒介させて, 呼吸, 発声, 動作等, 生体の各位相を検討していきたい.. 76.

(4) . 3 ) わらべうたに潜むもの(. 亘. 目. 的. わらべうた歌唱において, 「重音節量」 はどのように存在し, 旋律生成にどのように効果しているか. 誰 でも 知 っ て い て, かつ こ と ばの 韻 律 の しゃ れた 「通 り や ん せ」 を 対 象 と して, 「足拍 重 音 節 量」 の原 理 を 媒. 介とした旋律生成の実際について検討することを目的とする.. 皿. 方. 法. 1 )で既述した. 対象曲は, 「通りや んせ」 被験者, 記録解析システムについては, 本稿( . 歩行動作をとも ) と して誰 も が知 っ ている のみ な らず, 対 象 と した わ らべう なう 「劇 的あ そ び」 の わ らべう た (藤 田 1965 た の な かでも, こ と ばの面, 音 階の面 で少 し しゃ れた 感 じにな っ て いる こと による. 歩行 動作 の 「足拍」 位. 相とともに, 韻律単位としての 「重音節量」 (CVC , CVV) の問題を検討するのに好都合だからである. 実 験 で は, フ ォ ース プレ} ト上 を足 踏み しな がら歌 っ ても らっ た. 他 に歌唱 だ けのも の を試行 した. 被験者 は, 13 yrso ). 付属障害児学級に在籍する l d す で に既 述 した 三 人. ごく 普通 の 中 学 1 年男 子 生 徒, A (T.K,m,. l d ). そして教育系大学で声楽を専攻する男子学生, 軽 度精神 発達 遅滞 の 中 学 1 年 生, B (T‐H ,m,13 yrso 1 )の 「ひ らい た ひらい た」 で分析 した 中 学1 年生 の A君 を対 象 と し l d ). こ こ で は 本稿( C (Tエ m,21 yrso て分析したい. 楽譜をみせなくても, 伴奏がなくてもどのように歌うか. 歌詞のみB4サイ ズの紙に縦書きにして被験者 に提示, 試行した. 1 )). 解 サ ン プリ ン グタイ ム500”secで音 声, 心 電, 筋 電等 の信 号 を ディ ジタ ル記 録 (シス テ ム 図, 本稿( 析 に はシ グナ ル プロ セ ッ サ (日 本 電気 三 栄 フ」リ エ 変換. 1200 ) を 使用. 音 声 信 号 はサ ン プル 数64ポイ ン ト ごと高 速 DP ‐. FT) し, 音 声 ス ペ ク トル の パ ルス 列 と パ ワ ー を 包 絡 曲 線 と して 連 続 表記 す る と と も に,. ) でなく基本 基本周波数 (Fo ) のパルス列を五線譜的に採譜する方式を開発した. 第1フォルマント (F. ) を対象としたのは, 声帯レベルでの音調に重点を置いたからである. 周波数成分 (Fo なお, 歩行動作は, 左右前鰹骨筋に対する表面電極からの筋電図 (ディスポーサブル電極・日本電気三栄 45250 , 多用 途 テ レメ ータ ・ 日本 電気三 栄 511X) と とも に, フォ ース プレー ト上 の荷 重変動 ・垂 直成 分 (共 和 電業. LUB 50k態 4Ch, 動 ひず み ア ン プ・ 共和 電 業 ‐. DPM- 6H) を記 録 した. Fig l は, フォ ース プ レー. ト上での足踏み動作の荷重変動の垂直成分と,左右足旗の接床・離床を同時記録したものである.実験では, 荷重変動の垂直成分 の記録だけであるが, 荷 重変動バターンと左右足蹟の接床‐離床 時点 がみ ごと に対応 している. 解 析 は, サ ン プリ ン グタイ ム500”secの デー タ ー5000点 ごと,. FORCEI. 韻. 』. 韮一 韮. 桝 ハ. 韮. 一 鮎. 人 趣. 皿 PLATE ↓-…砦 ミ ーTー一- ---醐皿 ‐馴-ムー 一m M. M ーM… ……. 棚 . ………- -…醐 ” ---… ” ▽. 「. 雪. 「. 77.

(5) . 藤 井 力 夫. 「通りゃ んせ」 にみることばの拍節と. Tab le l. y. 結果と考察. 「重音節量」 (CVV CVC) の存在形態 ,. a-L 「通 り や ん せ」 に み る こ と ば. の拍節: 「音節量」 の存在形態. N .S R ハO R .R R ‐ 0 ” - なY A E Y AN なE. /. 2) パoR .KOHA /DOR ・KONO パ OS0 ・MICHI/JYAR ・ 0. /. 置して親と子どもが向かい合ってや. ,C cH 日I ,/JYAR . o 3) ハ EN .J,N / 。 sA.MAN。 /Hoso .M MI. /. りとりする遊び. 歌問答のなかにお もしろさがある. 町田と浅野( 1 962 ). ・QTO 4) /CH1 ‐. R ・ 0 βE ハ OR .SHITE/KUDA .s s Y AN βE. /. ・ 0 ・U N。 /NAI .MoNo ハ oR .sYAsE/NUR . 5) /GOY0 .. /. 1 .w R ol KONO /N TSUNO/0 6) /KO雁○ ‐K ANA ・T , AI /N. 0. /. R ‐ 。 1 ‐RmA /s 7) /0 FU ‐DAwo /o sA .MENI /M U A. /. 「通りゃんせ」 は江戸時代から広 く全国に普及した遊戯うた. 鬼と対. によれば, 江戸時代, 箱根の関所の 通行は厳重を極め, 手形のないもの は絶対に通さず, 何か特殊な事情 (たとえば親の重病, 主人の危篤な. .) ハoR. . ど) の場合, 関所に哀訴して通して もらっ た. しかし, その帰りには絶. 8) /○ 1 ‐KIHA ハ01 .Yol /KAE. 対に許されなかったことを歌っ たも. 9) /。 Ko.wAI /NAGA. のと いう. 現在, 歌 わ れている 「通り ゃ んせ」. は, 大正1 0年, 本居長世が編曲した もの. 本居自身は 「江戸時代の童謡 の旋律をそのままに伴奏を付した」. A H 。 ハoR. RIHA /KowA ‐1 0/ ー‐. なYAN ‐SE 。 /. R . 0 / 悌) ハOR ‐RYAN なE 1) /・ / : 拍 節 ごとロ ー マ字 表記、 OE P: 休符‐ 2) R : 長 音 (引 く音)、 1 ・U ・ E : 重母音の 第 2 要素、 N : 椴音 (はねる 音)、 Q : ) 強調 促 音 (つ まる 音). 3) 下 線 部 : 重 音節 (C V Vへ C V C). 4、 文字 : 助 詞 ・助 動詞 の付属 語、 及 び接尾 語、 接 頭語.. と しているが, もともと高い音域だ. 「かごめかごめ 等にみる拍節 ごと 一. Table 2. けで歌われていた旋律に対し4度低. 音節量の種類 (単位:%). い部 分を作 っ たり, 最 終フ レー ズ に かごめかごめ 開いた開いた 花-もんめ 通りゃんせ (42拍節) (36拍節) (16拍節) (68拍節). 2種類 の 中 間音 を並 べ て使 っ た り し て, 音 楽 的 にゆた か に したとさ れる (小 泉 1969 ). 本 実験 でも, とく に. 重音節. 86%. 44%. 6▲. 1g. fg. 6 13. 1 15 32 16 -. 指示しなかったが, 被験者はいずれ. 務壷. も 本 居 の 編 曲 で 歌 っ て い る. 文 語 調. CVQ CVJ. 2 2. 3 14. 14. 14. 44. 0. 0. 13. で か つ 音 便 化 さ れ た こ と ば が, 拍 節 リ ズ ム に 乗 っ て と て も 自 然 で, そ の. 方 が快い こと によるも のと 判 断さ れ る.. 軽 音節の反復. その他. 51%. 86%. 7g. 注)、 ( ) 内:歌詞のある拍節総数、 休符の拍節は除く。 -. Tab l e l は, 「通 り ゃ ん せ」 の 歌 詞 を拍 節 ごと ロ ー マ 字 表 記 した. ○ 印 は 休 符. R は 長 音 (引 く 音), N. は擬音 (はねる音) , Qは促音 (つまる音), 1・U・Eは連母音の第2要素 (以下jで表記). これらを含 む拍節 に は下 線を引 い た. いず れも/CVV/か/CVC/の 「重音 節」 の構 造 で, 第2 要素 の/V/や/C/は単独 で. は 「音節」 をもち得ず特殊モーラ (拍) と呼ばれる. 各フレーズ8拍節で, うたのある拍節は68拍節, 休符は8拍節.「音節量」 の種類は, 特殊モーラを含む「重 音 節」 がも っ と も多 く, 35拍 節 で歌詞 ・拍 節 中 の51.4%. 以 下, 「軽 音 節」 の 連 続, 23拍 節 ( 32.35%), そ. 1拍節 ( の他 「長音」 の延長拍節など1 16 7%) と続く. また, 名詞や動詞などの 「自立語」 でない, 助詞 ‐1. 78.

(6) . わらべうたに潜むもの( ) 3. 0%に相当する. と や助動詞の 「付属語」 及び接頭語, 接尾語を強調文字で記した. これらは計27拍節で, 4 く に 「軽 音 節」 の 連 続・/CVCV/拍 節 の な か で は65% を 占 める. 「付属 語」 も 特 殊モ ー ラ と 同 様, アク セ ン. ト核にはなりにくい. 韻律単位としての旋律生成の基本がこれら 「重音節」 と 「付属語」 に内在しているよ うに思われる. 「 「 a-2 . 通り や ん せ」 にみる 重 音節 量」 の起 源 「通 りや んせ」 ととも に 「か ごめ か ごめ」 「ひらいた ひらい た」 「花 ‐も んめ」 にお ける 「音節 量」 の種 , , l 類 と 割 合 を, Tab e 2 で 一 覧 に した. 拍 節リ ズム が 単 純 な ほ ど, 重音 節 量 の 割 合 が 高 いよう に思 わ れる. 「 アウ フタク トで歌 わ れた り する 「花 一も んめ」 が44% なの に対 して, 「か ごめ か ごめ」 , ひらいた ひらい た」 で は, とも に86% である. ま ず, 「通り ゃ んせ」 で歌 わ れる 代 表 的な 「重 音節 量」 を例 に, その 作 ら れ方 ・ 起 源 につ い て確 認 してお こう. ). /C V N/ (N= 7,10.3%) : a. 「とお - り や ん せ」 ;/TO0 RAMコ U . . ‐ .SE/が/TO0‐RYAN.SE/ .. 「とおら」 (自動詞未然形) + 「む」 (助動詞 「む」 意志・終止形) + 「せ」 (助動詞 「す」 尊敬・命令形) = 「とお り なさ い」 . 爪:AMU/が爪こAN/ . 母音 の 脱 落 による 発音 の簡 便 化. 援音 便化 して/CVCV/が/CVC/. の重音節になっ た. このことにより/TO/は長音化し, 重音節で, 引く音/○/を2倍にも3倍にも自由に伸 ば す こ と を 可 能 に さ せ た と 言 え よ う.. 「く だ しゃ ん せ」 ; 同 じく/KUDA SAMU SB/が/K m)A . . . . ‐. SYAN . /MU/が/N/ . 母音が脱落して音便化 (繊音便). .SE/ b). / C V Q / (N= 1, 1.47%) :. 「ち っ と」 ;/CYOITO/が/CYOTTO/と なり/CI紅TTO/ 二 重 .. 母音 ・/0しの第2 要素 ・母音 凡/が脱 落. 促音 便. /CV. V/が重音 節 ・/CVQ/となる. ). / C V J / (N=10 c , 14‐7%) :. 「ま い り ま す」 ;/MAIW1 (ゐ) RIMASU/が/MAIR風4ASU/ .. /Wy の 子 音/W/が 脱 落. イ 音 便. /CVCV/が [◎皿1 0]. /CVV/の 重 音 節 と な る. d). / C V R / (N=17, 25%) :. 「と お .. り ゃ ん」 ゃ 「こ. こ は」 な ど 汲 YAN/は援 音便,. 0 0% 1. 8 0. /KOHル は係り助詞 「は」 と結 びついて拍節を 形成するとき, 軽音節化 した だO/や/KOたま長 音化し, 重音節./cvR/で前の拍節を作る‐ そ の 他, /CVCV/ (N=22 , 32‐35%). 軽 音 節. ▽靴鑓(湖懸C .け =2 4 0 0魁. ::; ;: ;:::. 母 , 目 .” ”. ) N. ”ハ ”. ハ ト ,, - V. だ. -. - “一 鼠ー爪 lwv l”11- “ 根 ーWIW NITI. ‐. 2 0‐. 持 ち に く い 「付 属 語」 を 拍 の 裏 に 結 合. 他 に. … - … ≦ ; ……. ”. ) 4 6 11 i1 ) 2 )” 4 ) ) 封 1 13 - 15 - . ,, . . ,. ... の 反復な い し連続. う ち68% は, アク セ ン ト核 を 0. 0.. /Vcv/ (N= 2, 3 %), /RR/ (N= 2, 3 %). 軽音節 は/休CV/ない し/CV体/(N= 5, 7. 3 %).. =. , 0. 2 0. 7“ 8 8 9l o 17 斗ー9 三 も 1 0. o 3. .▲,.. s肥. Fig 2 歌 唱 時 呼 残 気 量 曲 線 (「通 り ゃ ん せ」, A. m‐ 13yr ) ld so. b-L 呼気残気量曲線にみるフレーズごと呼気調音の持続 i F 1 )で既述. 熱線流量計 g 2は, A君の 「通りゃ んせ」 歌唱時の呼気残気量曲線. 計測シス テムは本稿( (ミ ナ ト医科学, RF‐L) を用 いた. 気 流 抵 抗, lc血H20/β/ 1 l~3300ロ 1Vsec sec n , 測 定範 囲 17 ,. 応答速度. 1omsec以 下. マ ス ク は, 通 常 の ゴム 製 マス ク よ り 違和 感 の 少 な い 顎 の動 き の よ り 自 由な シリ コ ン製 の ル ド ルフマス ク (ミ ナ ト医科 学, AMA284 ) を使用 した.. 40%肺活量の考え方については本稿( 1 )で記述した. 呼気の過程で小さくなろう とする肺と大きくなろう とする胸郭. 両者の力の平衡状態のところがあり, 自然に吸気へと戻ろうとする点. 個人差はあるがその時. 79.

(7) . 藤 井 力 夫 3). 2). 1). ‐鋼 ・ 4随 ‐細. の. --.-, . - , . - , ,. RYQ. N. T O. HA. 、 fモ i ヨ lー l : RY凸 N … ;. り. 鋼. 欄. 鰯. 棚 ・鎚 ・鋼. a. 捌. 醐. 鰯. 綱. ‐鋼 ‐ 4随 ‐細. ‐鋼 ‐ 4鑓 ‐鋼. 8. 鋼 4鑓. , …. # 競 り澱ま…醐≧㈱※ ド. ・. に. 圭. cHI. …T. TO. r. GO YO… U. N. N。. 獅 4鑓. 8. 獅 4陶. 鰯. .. 棚 - 4陶 ‐細. 鰯. CHI. a. 6). E. 醐. JYA. 伽 -卿 ‐細. 鰯. ー11111!11 ’111 …. 11111111ー1111 :. ・. JI. 鞭 繋 ぎ モ ネ 券 ・ . , 一 皿 :榊 ・ H 蹴 り = ・ : X 神棚 軍 靴. : HO SO…1 1I l. 5). 4). N. sR in A …. 鯛 ・賦. a. 醐. 鋼. .. ‐. JYA. 棚 . 4聞 .細. @ …. TE. ‐ ● ●● ● ● ● .・ . . . . , …KO D o O にo N o O … … i ‐ =; E ーF ¥矧。㈱, , γ i M刊 ヒ ” I - 、 =一樹 HO S O…門I C日1 …. s E. …. 柵 .鋼 ‐細. 鰯. ‐. …KO. K o. T O. 細 4閏. 1. + 亡 ′ IE E. ぎ. 勺. …KO. KO NO. NO. ョ NO. …ヰ - ; ≦ i 1 - き 滋 主 主 E 妄 誕 g 葺 義 i 1 … i : S H I TE. N A. I. - -L 翻圃 陸闘1, 圃圏. I:HO NO I. ビ ゴ コ=一ー H[ ゴ TO -. KU DA …SYA N …. Y A …S …. E---- ヒ NU .細 …欄 ‐細. 8. 細. 醐. 醐. ) 7 4鑓 ‐細 柵 ‐. 8. 繊. 細. 賦. 欄 - 4聞 ‐鋼. NA. : TSU …. ー. 」. 『↑] - -. ・. 1. a. 獅. 畑. 8 2聞 4隣. 欄 ‐ 4随 -細. 醐. ) 8. 9.10). 棚 -醐. . . FU …DQ . -E. -. I. -. 1剛蒲 園圃」園圏圏 o. JR I …I …. O. SE ‐. NO. NA. O. f. WO. l. IE 1 Sロ;1. I . ー 、. YO. NI. . NA GA:RA r lo. I. . KA. R1 門1 1. KO. HA. . I :YO. . . KI . T O …. E …RI HA ‐. KO. SU ,. . . . . . I Jロ : I :. . . r. . . . 離ロ N. : 1 : : : : : セ モ リ : ’ ; ; ミ … - …SE l. . . . T O - …RYR N :. 注) 1 1鑓 mしsec S E. F i g3. 呼気流率からみた前拍・後拍 ごと 「音節量」 配分の実際 (「通 り や ん せ」 ) l d so , A. m. 13yr. 80. 鰯.

(8) . わらべうたに潜むもの( 3 ). の残気量が肺活量の40%あたりとされる.日常会話では50%肺活量から40%肺活量前後で呼気されるという‐ lで,歌い始めの残気量を55%肺活量として描出させた. 1 本事例は,別に実施した最大努力換気量検査が2400 n 1m (±147 1m. 最 小 は 転 調 して 歌う 各 フ レー ズ の 呼気 量 の 平 均 は, 351 ). 最 初 の フ レー ズ 1 が最 大 で, 534 1 l(± 1m. 音 程 を下 げて 歌う こ と が呼気 量 に影響 した のであろう. 吸気 量 の平均 は, 501 フ レー ズ4 で, 246 n 189 ). 最 高 がフ レー ズ 5 の 後, フ レーズ 6 「この子の七つのお祝いに. 1m. この曲最大 … 」 の前で, 617. の山場, 関所を通してほしい理由の説明の前のところで吸気量が最大となっ ている. 問答歌で, 次への準備 0の歌い出しには, 80%肺 が自然と吸気流速を速くしてしまう. それゆえ吸気量の方が多く, フ レーズ9・1 活量まで上昇している. lで, 1 フ レーズごとの平均的な呼気調節を表現すれば, 次のようになる. 拍節ごとの呼気音節量は, 50 n 1 フ レー ズ の 呼気 総 量 は, 350 1m. 休符 時 に は 呼気 時 の 流 速 の約10倍 で, 500 1 lを 吸気, 次の フ レー ズ へ と n 移る. 「 b-2 . フ レー ズ ごと 音 節量」 の 配分 :. 《前拍と後拍》 及び 《拍の表と裏》. , 後拍のことばの呼気調音開始時を基準に前拍, 後拍それぞれの呼気調音時間と呼気流率を図 示した. 強弱, 長短リ ズムで収まりきらない, 拍節リズムの構造理解に接近する一つの方法として工夫した. 時間尺度は, 後拍調音開始をomsecと して 対称尺 度と した. 実 際の音節 量 (/CV.C/ ) ,/CV‐V/ ,/CV‐CV/ Fig 3 は. に対 す る 立 ち 上 がり, 区切 り, 段 落 等 の 時 点 の判 断 は, シ グナ ル プロ セ ッ サ(日 本 電 気 三 栄, DP 1200 ) に ‐. よる三つの処理波形 (呼気流速, 音声波形, パワースペクトル) の連続表記から, 各音素の特徴を考慮し, 抽出した. 呼気流率は, 各調音の呼気量を1秒率換算して表示した. 吸気については流率過量のため波線で 図示 した. ま た, こ の 歌 の 開始 ・ 第1 フ レー ズ 第 1 小 節 の/TO-/の み, 前 ・ 後拍 連 続 した調 音 で,. 調音. 時間の中間を基準として表記した. 各フレーズ4小節で, 8拍節の構成. 前拍と後拍のそれぞれにさらに「拍 の表」 と 「拍の裏」 の存在を読み取れる. 連文節としては, 図中, 上から二つの小節 (前4拍節) の前動機 と, 下の二つの小節 (後4拍節) の後動機の二つのまとまりに分けることができる. まず, つまったり (促 音) , はねたり (綾音) , 引いたり (長音) して拍の裏や表をつくり, 「音節量」 を構成する. この 「音節量」 の内部構造が, 韻律として前後の拍節に影響し, 連文節としての旋律を形成する. こうして前・後動機, 二 つの連文節で一つのフレーズを形成する. 以下, その様態を検討しよう. b-3 ):調音時間と呼気量配分 1 . 「重音節量」 の内部構造( 「音 節 量」 の 内部構 造 に どのよう な特 徴を見 い だす こと が できる の か 「通り ゃ んせ の拍 節 を構成 する 「音 」 .. 節量」 をタイプ別に集計した (Tab l e 3). まず, 音節量における調音時間と呼気量配分の内部構造が問題 となる. ). / C V N / : a. 音 節 時 間 =447msec 1m. 時 間 配 分 に は ほ と ん ど差 が な い・( /CV/= , 音 節 量 =51. 228msec ). 音節 量 配 分で, 59:41の割合 ( /=218msec /CV/=30 1m, 允J/=21 1 l ). n , AJ. b) . /CVJ/:. 音 節 時 間= 魯生msec 1m. 時 間 配 分 は, /CV/:/J/=244msec:200msec , 音 節 量 =52. で, 第1 要素 が少 し強調 さ れる. 音節量 配 分 は, 前 者 と ほ ぼ同 じ, 58:42 ( /CV/=30 1m, 厘J /=22 1 l ). n ). / C V R / : c. 音 節 時 間=464msec 1m. 長 音 化 で, 他 の 重 音 節 よ り, 20msecほ ど音 節 , 音 節 量 =51. 時間が長いのが特徴. 「重音節量」 としての共通点は, 音節時間が, 440msec前 後, 音 節 量 =511国, 音 節 量 配 分 が, 60:40と いう の が基 本 と いう こと になる. d) . / CVC V/:. 音節 時 間=434msec , 音 節 量 =45皿 で少 しすく な め. 時 間 配 分, 音節 量 配 分とも,. 46:54で, 第2要素, 拍節の裏が強調されている. 音節時間は短めなので, 第1要素の弱化による強調.「付. 81.

(9) . . 藤 井 力. 属語」 の配置が関係しているものと. 夫. 調音時間と呼気量配分からみた. Tab le 3. 判 断 さ れ る. そ の 構 成 比 は, 「は」 ( 59‐69 ),「に」( 56‐89 ),「を」( 54‐83 ), 「の」 ( 52.27 ) の順 である.. 「音節量」 の内部構造 音節量. 第2要素. 第1要素 C V N 呼気量( mb (N=7) 時間(msec). I0 ) 30.1( 228.5(57 .9). 1.1(16 20‐9(7 .2) .1) 5 102 18.5(64 2 .3) .5) 447,1(. クト. ただし, 西洋音楽と意味が同 じではない. 前拍の裏に軽音節.. l) CVJ 呼気量(m (N=8) 時間(msec). 11.2) 30.4( 243‐7(73.5). 1) 22.0(3 .4(9. .5) 52 3 9 4 4 4 (3 6 4 6 1 ) ( 200 .8) . . .. /SA/MANO/ ] [ /K工 HA/ ,/ , /KO/. 19 32 ‐8( .2) 2 15 .0(50 ‐7). l) 休・CV 呼気量(m (N =3) 時間(msec). は重音節 量 の/CV/に相 当, 32 1m.. 注). 節 の 連 続:434msec . 軽 音節 , 45ml. 24.1(6 ‐7) 44.9(10.6) 229‐0(35 .8) .1) 434‐0(40. 20‐8(6 ‐1) 203.9(43 ‐5). l) CVCV 呼気量(m (N=22) 時間(msec). 音 節 量 の 約 半 分, 215msec , 音節量. 重 音 節 :440 msec ,51皿. 軽 音. 15 5L0( ‐↑) 464.0(62 .9). l) C V R 呼気量( m 16) 時間(msec) (N=. WAUの三つ. 後ろの2字を拍節と してまとめたことによる. 時間は重. ‐ ー. アウフタ. e). / 休 み C V / :. N: 緩音、 J′ :連母音第2要素、 R:長音、 CV :軽音節。 単位は 可 と msec、 ( ) 内はそれぞれの標準偏差。. 1m. 「重 音 節 量」 を :215msec , 32. 基本として長音化や軽音節の連続, ないし拍の裏に軽音節を置く. こう した方法で音節量を調節していると 言えよう.. Tab le 4. a)、 /CVN/=/RYAN/ 第1フ レーズ・後動機 100叫50 msec) 間(. 時. 2 ): b-4 . 「重音節量」 の内部構造( アクセント成分と連文節・拍節リ 、ム ズ. 各フレーズは二つの連文節 (前後 の 「動機」 に相当, 各4拍節) から 構成されている. 連文節としての旋 律生成は, それを構成する 「重音節 量」 内部の高低変化に規定されてい る. とく にそ れ によ る アク セ ン ト成. 分の強調が連文節生成に効果するも のと思われる. どのように効果して い る か. アク セ ン ト成 分を 反 映さ せ. るため音節量内のストレス配分を呼. l) 10 59.26m 呼 気 量( l/sec) 100=9 m 呼気流率(. 呼気流率 (1秒あたり呼気流量) を 100にしたときの比率である. ). /T OO. R YA N/S E一. a. ◎/ (第1フ レーズ・後動機) : 前 小 節 ・ 後 拍 に/RYAN/ . この重. 82. TOO .. RYA. 108.9 126.5 102 ‐0. 1.1 6 69 .6 100 ‐0. SE- .. N. 108 .9 113斗 92 .O. 17.7) 38.8( 30.4(6.0) 68.5(29.3). 注) 時間、 呼気量とも、 重音節量/CVN/を100、 呼気流率は、 重音節量の内の /CV/を100とした数値。 ( ) 内は呼気段落。 b)、 /CVN/=/SYAN/ DA .. KU. 第4フ レーズ・後動機. SYA. SE- .. N. 32 1.0( 13.6 1)60 ) 58 36.9(4. 365 m 100= 時 間( sec) .0) .9 4 .2( 5 34 36 100= l) 呼 気 量( .6(5 .6) .4 34 .0(0.8)541 (3.8) 6 .6m 16 )100 19. 1)77 l/ 100=6 呼気流率( sec) 82.9( .2( .0) .0 76 .9(25 ‐5 ‐67m. 106 .8 82 .6 69 .8. 呼気流率は、 重音節量の内の. 注) 時間、 呼気量とも、 重音節量/CVN/を100、 /CV/を100とした数値。 ( ) 内は呼気段落。 c)、 /CVQ/=/CHITTO/ 第4フ レ .‐ズ・前動機. CH工 . T. 100.0 100 ) =550msec 時 間( 100 =58 l) 100.0 呼 気 量( .37m l/ 100 =6 呼気流率( sec) 100.0 .36m. 注). TO- ‐ SHI. TO. TE. 13 ) 32 13 11.8) 67‐3( 2 291 3 .7 .6 .6)23.6( .7( ‐0.2) 33 -α5 26 (‐0 .4 ‐1( .2)13 .2) 63 ‐7(8 .3 ‐ 80 6 1.8)102 - 1.7) 94.8(60 1‐7 - .2 .5)55 .6( . (-. 時間、 呼気量、 呼気流率とも、 重音節量/CVQ/の内、 /CV/が長音化してい. るためこれを100と した数値。 ( ) 内は呼気段落。. 気流率の相対比に換算して検討した (Tab l e4) . 重音節量内の/CV/の. 「重音節量」 の内部構造と連文節・ 拍節リ ズムの生成. d)、 /CVJ/=/WAI/ 第 9フ レーズ・前動機 時. 100キ405 餌se 間( c). l) 0 59,99m 1 呼 気 量( 1 0 10.9ml/sec) 区 ( 完ヨ 呼気瀞. ー. KO . WA 1 64 . 1 9 1. 115 .7. 49.4 60.7 100.0. GA . RA. I. NA. 50.6 39.2 63.2. 8.1 59 4 ‐2 37.2 39 ‐9 1 55 63. .0. 注)、 時間、 呼気量とも、 重音節量/CVJ/を100、 /CV/を100とした数値。. MO. 39.5 56.7 24.6 43.4 50.8 62.2. 呼気流率は、 重音節量の内の.

(10) . わらべうたに潜むもの( ) 3. 音 節 (CVN) の 音 節 量 配 分 ( 70:30 ) が, 前 後 の 拍 節 を 長 音 化 (CVR) さ せ, バ ラ ンス を 作 っ て い る. 荏こYAN/の/RYA/を 呼気 流 率 =100と した と き の 連 文節 呼気 流 率 比 は 102: ( 100:68 ):92とな る. 強こYA/ ,. がアク セント成分として機能. 主核音 (TOO) から下核音 ( SE) への終止感・段落感づく 弱こ効果してい る.. b) . / K UD A. S Y AN /S E 一. ◎/ (第4 フ レー ズ ・後動 機) :. 同 じ綾音 の 重音節, /SYAN/ .. 音 節量 配 分 は, 65:35 ). 前 . 前 の拍 節 が軽 音節 の 連 続 で, /SYAN/の前 に 呼気 段 落 =49msec (時間比13‐6. 拍の裏のA/のアクセント成分に効果. 連文節時間比は,( 37:60 ):( 59:41 ):107 8 3 . 連文節呼気流率比は,( :78 ):( 1 00:7 6 ):7 0 SE) で終止するために, 一旦, . 下中間音 (KU) ・下核音 (DA) から同じ下核音 ( 下付加音に下がり, かつそれを強調することは必要な手順と判断される. ). / C H -. T T O / T 0 一. S H - T E / (第 4 フ レー ズ. 前 動 機) : /Cm[TTO/ 促 音 の 重 音 c . 節/CVQ/の 内, /CHI /が 長 音 化 し, 超 音 節 に な る が, 二 つ の 拍 節 に 配 分. 再 度 の 重 音 節 化 に よ り/CI江 . TTO/と な っ た と考 える の が自 然 である. /CHL /を100と して 連 文節 時 間比 は, 100: ( 29:33 ) :67: ( 24 :33 ) で, 促 音 の無声 部 分 は29 0:80 ) :95: ( 55:102 ). 無 声部 分が後拍 ・ . 連 文節 呼気 流率比 は, 100: (. 表に延ばされたことより, 主核音 (TO-) のアクセント成分が強調され 連続感へと繋げている , . d). / ◎ K O. W A - /N A G A. R A M O / (第 9 フ レー ズ ・ 前 動 機) : 連 母 音 の 重 音 節 . /WAレが切 り離 せ ない で,/KO/が前 に出た も の (アウ フタク ト) この 後 軽 音節 の 連続 が前 ・後拍 に続 く . , . 連 文節 時 間比 は, 64: ( 49:51 ): ( 48:59 ); ( 40:57 ). /WA/を100と したと き の 連 文節 呼気 流 率比 は 116 , : ( 100:63 ): ( 63:55 ): ( 50:62 ). アク セ ン ト成 分は/WA/に置 か れて いる にも か かわ らず 音 高 は主核 ,. 音 (WA) から下中間音 (工) へと上げている. このことがその後の軽音節の連続をいっ そう効果あるもの に している.. c-L 「重音節量」 を媒介とした位相同期:足拍位相は拍節リズムの小節線 「重音節量」 という少し自由度のある呼気音節量を媒介にして動作のリ ズムと歌唱のリ ズム が相互作用し てい る. そう 仮説 してよ いの で はない か.Fi g 4 は, 動作 位相 と歌 唱 の位相 の 関係 を フ レーズ ごと グラフィ ッ. 「足拍位相・スペクトル採譜図」 と名付けたい) 本稿( クに図示できるよう 工夫した ( 1 )( 2 )で開発したスペ . クトル採譜図に対し次の諸点から改良を加えた. ) ) と, 呼気流速を1秒当たりの呼気流率に換算 (2ch a ) して . 音節量: 音声のアナログ波形 (3ch 「 描かせた. 音節量」 としての立ち上がり, 区切り 呼気段落を把握するのに好都合である そしてこれら , . の下に歌詞を記入 (4ch ) アクセント核も明記す るようにした. , ) b . 足拍位相: 方法で既述したように足踏み動作の垂直成分の荷重変動パ ターン及び左右前歴骨筋の 筋放電から左右の足蹴接床パ ターンを実線で描出させた (5 6ch ) . この事例では, 左足接床で歌い始め , ているので, 左足接床時点を起点に縦線を引いた. この縦線は 歌唱の前・後拍の拍節リズムに対応して , , 小節線としての機能を果たす. 足拍と歌唱の揺らぎを観察するのに最適である . ) c ) の帯域で表示さ . 歌唱の位相: ス ペクトル包絡のパ ルス列とパ ワーを声帯音源の基本周波数 (Fo せた (ス ペクトル採譜図, 本稿( 1 )( 2 )で開発). 五線譜としての視察を可能にするため 五線に該当する周 , 波数位置 ( 1 64Hzから329Hz ) に実線を引いた. 歌われた音節量の音高 (ピッチ) と音長 (パ ルス列の持続) 及びパワー (密度) が一目で把握できる. これを参考に上段に楽譜化した . ) d . 心拍変動: 拍動から拍動ま でのR‐R間隔を算出, かつ全体の平均値からのずれを換算, 十印で プロッ トさせた (lch ). 拍動時の時間座標で, R‐R間隔の平均からの差がゆっ たりした場合は上方向に , 短く な っ た場 合 は下方 向に プロ ッ トさ れる.. 83.

(11) . 藤 井 力 夫. ) 2. ) 1. 3 2 9欄. 3 2 9橿. 〆 ‘ -- ″ “ ‘ / ″. ′ ′. ノー . 一ク 一 ・. / 1 6 4況. 6 1 4舵. 十. 十 l o o. 蓋. +. I+. +I. し噺 -- 「. ]. 」 - , 0 0. -. To ‐. F F i H SE R Y. ‘▲ -. +. +. ーl. . R - Ri i t l 1 5) ( M .5. 5) 1 ( M -5. し ヨ. KO. TO 紺 R N. R I酬Tー W A L K酬G. ± 巽^ E D 1 o. . I 4蹴. K O棚印 O K O. . W A K L I N G. 4蹴. 4 ) 4. 3) 1. 1. 1 11 . 3 2 9紀 6 1 4氾. . + 1栂. . 「. oMα 1 A ‐S R 欄 間s IW 砂 J◎1. ▲ rr. i r. ,. ・. 二. ▲ :‐ f. ,. -. l. b l o ‐ Rむ t R l 1 5) ( M -5. 山. A N RS Y D 面謝難KU「. . I G H T R ¥ A L K酬G 4欝. F i g 4-1. /. ヘ 針 (J一ヘノーーー・′ - l hト ▼ ー 一. O O J {T T. ,. 1 .. ハ. ′ ′,. ′ 〃 / 破m 、ァ / ヱ ′ 1. R 審 語ゴコ : (. ]. ′ /. 4蹴. ス ペクトル採譜図: 「足拍位相」 とわらべうた歌唱の位相同期 ) ld (「通 り ゃ ん せ」 , A. m‐ 13yrs o. 「 「 c-2 . 核 音」 の安 定 と 中間音」 の利用 :転 テ トラコ ル ドの方 法. わらべうたは, 4度離れた音階と中間のある高さの音を使っ て歌われる. 4度の関係 (テトラコルド) に し包絡の 「核音」 ある音を 「核音」 としてしっ かり安定して歌えることが大事で, その場合には音声スペクトJ 2 )) パルス列の持続として表現さ れる (本稿( , D3(し) がそれであ , A2 (ラ) . この歌い方ではE2 (ミ) l d ) は, こ れら 「核 音」 を どの よう に利用 で き てい る か. 曲の流 れの3つ 13 yrso る. 本 事例 の A く ん (m,. に沿って検討したい. Fi g 4 のス ペ ク トル採 g 5 は, 実 際 に歌 わ れた 音 の 高 さ と密 度 を パ ワ ース ペ ク トル と して 表示 した. Fi. 譜図のパルス列の持続の特徴を任意の範囲内で抽出, 露呈させたことになる. a) はフ レーズ1から3, b) はフ レー ズ 4 か ら7, c) はフ レー ズ 8 か ら10ま での パ ワ ース ペク トル. 横軸 は周 波 数を対 数変換 し, 基 本. 周波数の帯域を見やすくした. C2(ド) , F3(ファ) と五線譜 , D3(し) , B2(シ) , E2(ミ), G2(ソ) iB換算 (相対値) に対応してそれぞれの周波数のところに破線を引いた. 縦軸はスペクトル密度でパワーを{ した.. 84.

(12) . ) わらべうたに潜むもの( 3. ) 6. ) 5. 2 3 9配. ′ ″. せ鴎一/“ ,. / ,. 3 2 9H Z. ′. / 1 6 4氾. 1 6 4撤 十. ↓. t. 一. +. 山 噛一 一. ‐. l. ▲. Lー. -. 十 7 5 ‐ 7 5 R ‐ Ri I D t 5) ( M 1 .5. I RーきN{ に o可 K幅o N R爾 T鰍D DI M. - 1. 0. ー 2. 1 1. ‐ R R” ) t (凡 5 1 5). ‐ l o oー. RIH ON O T O WAS EN 測 司UN i D N. ]---ー ー- - -- 器 R T 〔 酬G W乱』. . o o「 十 i. ー ー 3. , 4s e c. ) 7. - - ー. 〕 R霊T W矧酬G 0. 1. ー 2. 3. 4s e c. ) 8. . 3 2 9氾. ふ, ヤト i″〃 /や. / -J ‐‘ ,. /. ′. ′. 1鐘 概. . ‐ R Rお l t ( M 1 5) ‐5. 十 l o o「. i+ 1. … 1 0 0ー. l. 盛.ゑ. 曜 …. 「. i o節 罰M o o罰雨N { 雨 脚RISU. 0. 1. ー 零-. 総 - R mぜ] ー ×請 に. , ー 2. 3. 「. ‐ 7 5 R Ri ‐ h t 日 1 5) ( ‐5. 1. 0[ K 【K IH R 刊ー Y RER {H A に聞ぬ l. . … . . W AU (酬G. +. 一VM し{「一\~i r」. 「. . 4s e c. 0. - ’. i 1. ーー---. -. 2. 「. ; i 3. 4s 6 } c. F i g 4-2 スペク トル採譜図: 「足拍位相」 とわらべうた歌唱の位相同期 (「通 り ゃ ん せ」, A. m‐ 13yrs o ) ld. ), フ レー ズ1 から 3: F i 9 5-a. 民 謡 の テ トラコ ル ドと都 節 のテ トラ コ ル ドが コ ン ジ ャ ンク ト.. 下核 音. E2(ミ) -中間音G2(ソ) -主核音A2 (ラ) (下から長2度, 短3度の関係にある民謡の音階). 主核音 A2 (ラ) -中間音変B2 (変シ) -上核音D3 (し) (それぞれ長3度, 短2度の関係にある都節の音階) . 主核 音 を共有 して コ ン ジ ャ ンク ト. パ ワ ー ス ペ ク トルの 実 際:. 主核 音 はA2の 高さ で, パ ワ ー ・70d旧程 度で しっ かり 位 置. 上 の核音 ; D3 ,. パ ワ ー 最 大 で, 80(旧. 下 の核 音 ; B2 パ ワ ー ・57(旧程 度. 中 間音 も 下 が G2 上 が変 B のあた り ごく 自 , 2 . ,. 然にこうした傾向を示しているわけで, 見事と言う外ない. F i g 5-b), フ レー ズ 4 から 7 :. 下 の テ ト ラ コ ル ドが 中 間音 を G2 (ソ) か ら F2 (フ ァ) に移 動 し, 民. 謡から都節の音階に転調 (=転テトラコルド). 核音はすべて同前. 上下とも都節のテトラコルド. パ ワ ー ス ペ ク トル の 実 際 :. 主核 音 = A2 , 下 核 音 = E2 , 両 核 音 ・ 安 定. 上 核 音 はD3 (し) よ り 少 し下. に引 き 寄せ ら れ てい る. 上 中 間音 は, 変 B2 , 下 中 間音 は G2か ら F2に移 動. 同 じ都 節 の 音 階 だ が, フ レー. 85.

(13) . 藤 井 力. 夫. ) 10. ) 9. 3 2 9班. 3 2 9配 上や一. 1鋭 趨. … ‘ん m. /. 1 6 4配 I. I. 1. + ‐ -↓」. +. +. (ず {】へ rー ▲. … ▲ ▲ r 冊‐ ‐▼ -‐ ‐ -. 日. 7 ‐ 5 - R Ri P t 5) ( M 1 .5. 十 l o o. ]. 」 - . 0 0. i; V. v. ▲. 、. -- \ -「. -一. N RG H AR R O TD -. 1 ト. I , T. /. 7 5 十 7 5 ‐ R - Ri h t 5) (礼 5 1. ノ. 一. TO R T R N SE. R I G H Tー W A L K J : N G. . R I G H T 4蹴. i F g 4‐3. 3蹴. スペク トル採譜図: 「足拍位相」 とわらべうた歌唱の位相同期 ) (「通 り ゃ ん せ」 ld , A. m. 13yrso. ズ 4, 5, 7 と下 のテ ト ラ コ ル ドで 歌い, 最 大の 山場 ・ フ レー ズ 6 では, 上 のテ トラ コル ドで歌う と いう 使. い分けをしている. 「核音」 となる音の発声 (パ ルス列) が安定しているからこそ可能になると言えよう. Fig 5 ) , フ レー ズ8 から10:. 下 のテ ト ラ コ ル ドに, 中間音 が2 種類. G2 (ソ) と F2 (フ ァ). 民謡. と都 節 の テ トラ コ ル ドが共生. 上 はこ れま で と 同 じ, 都節 のテ トラ コ ル ド. パ ワ ース ペク トルの 実際:. 主核 音 = A2 , 60か ら70d旧程 度を しっ かり保 持. 上核 音 =D3に戻 り, 70d旧.. ), 1つ の 付加音 (D2 ) をそ れ ぞ れみ ごと に調 音 して IB. 3つ の 中間音 (F2 下核 音 =E2 , Gz , 変B2 , 60C い る.. .. 「 「 c-3 . 第3足拍時・ 核音」 配置による 重音節量」 構造の効果的利用 「核 音」 の 位 置 に 注 目 して Fi 「 , g 4 の 足 拍 位 相 ・ス ペ ク トル 採 譜 図」 を 見 て い た だ き た い. 各 フ レー. ズの山場とみなされるところにはいずれも核音が配置されている. ゆったりした流れのフレーズ成分と急速 に上下するアクセント成分, これらの合成に 「核音」 配置が効果しているように思われる. 前者は, 前・後 の二つの連文節 (動機) の組み合わせであり, 後者は, 「重音節量」 の内部構造によることばのアク セント であ る. 「通 り ゃ んせ」 で は, こ の二 つ の成 分をう まく 重 な る よう 工 夫さ れて いる. 各 フ レー ズ の前 動 機 ・. 後小節・前拍に必ず 「核音」 が配置されているのである. これは足拍位相で第3足拍に相当する. この事例 では2 サイ ク ル目の左 足着 床 時である. そ の ため歌 い始 め は 「中間音」 で, 歌い 終わり が 「主核音」 ない し 「下核 音」 が用 意さ れて いる リ フ レイ ンの 明確 な 第9 フ レー ズ を 除いて そう である; .. では, どのようにして第3足拍に 「核音」 配置が可能となっ ているのか, F重音節量」′の内部構造との関 連 で 検討 した い. Tab l e 5 に, 第3 足拍 時の 「音節量」 を一 覧 に した. ). フ レー ズ1 から3 : a. フ レー ズ 1:主核音 で は じま り, /RY褒N (主核 音). se- (中間音) / (ゴシ ッ. ク体は第3足拍時調音を示す) へと続く. フレーズ2:上中間音ではじまり, /DO’- (上核音) . ko (中間 音) no (主核音)/ . ma (中間音) no (主核 . フ レーズ3:同じく上中間音ではじまり, /一S褒 (上核音) ’ 音) / . 第2 フ レー ズ ・ 第3 足拍 で前 半最 大の 山場 を作 っ て いる. /DO -/と 長音 化 の前 で下 がる と ころ を, /と /ko/の前 に 呼気 段 落 があ る こ と, 及 び/DO/自 体の 「核 音」 パ ルス 列 (= 母 音) の 持 続 の た め, /D0一’ アク セ ン ト成 分を強める結 果 とな っ てい る.. 86.

(14) . . わらべうたに潜むもの( 3 ). b). フ レー ズ 4 から 7 :. ) で は じま り, そ れ ぞ れ/TO- (主核 フ レー ズ 4, 5, 7 は, 下 中 間音 (F2. 音). s h i(下中間音)t e (下核音) / , /N異1(主核音). mo (下中間音) no (下核音)/ , /o (下中間音) S褒 (主核 音). me (下 中間音) n i(下核 音)/へ と続く. フ レー ズ 6 の み, 上 中間音 で は じま り /NAN異 (上 , 核 音). t /も 「核 音」 パ ルス 列 を 持 続 さ せ, アク su (上 中 間音) no (主核 音) /へ と 続 く. /TO 一/ , /N褒1 セ ン ト成 分 を増 強 してい る. /NAN褒/はそ の 後 に/t su/が続く た め, 呼気 段 落 が必 要 で, こ の歌 全体 で最 大 のアク セ ン ト構 成 とな っ ている. ). フ レー ズ 8 から 樽 : c. フ レー ズ 8, 9 は, とも に ア ウ フ タク トで は じま り, 前 者 は主核 音 の ま ま 後. 拍の表につなげ, ヘメ○= YO’(主核音) i (下中間音 (G2 ))/ . . 後者は下付加音 (B, (し)) から漸次高く な り, /na (下 中 間音 (G2 )) GA (主核 音). 『ざ (上中間音) M0 (主核音) /と/Gん/から左a /へとさらに 高く し, アク セ ン ト成 分を引き 延 ば している. 前 者 は,. a) フ レ ー ズ1 ~ 3 d B 8 0. 2 C. 2 E 2G. 8 2D 3F 3. (0 2~1 2 os ) e c ‐ ‐ A 3C 4. 1. 言 言. 1 ; 1. 1 塁. /CVV/の 反復 であり, 後者 は, /CVCV/の連続 である.. 音節量の構造を効果的に利用している. c‐4 . 旋律生成における 「付属語」 の役割:連続感, 段 落感, 終止感の生成. 6 0. 0 4. 第3足拍に 「核音」 を置き, 二つめの連文節 (後動機) I. ・. 2 0 1 0 0. 2 0 0. 4 0 0. 6 0 0. 8 0 01 0 0 OH Z. で終止へと向かう. 最後の足拍は同じく 「核音」 で終わ る. 主核音か下核音かである.・そのとき基本的に次のパ タ ー ンを とる. 即 ち, 後動 機・ 前小 節 ・前拍 ; 第5足拍. b) フ レー ズ 4 ~ 7 d B. 2 C. E 2G 2. 2 0~2 7 ( 1 os ) e c ‐ . A 3C 4. B 2D 3F 3. の 「拍の裏」 に核音を配置し, その後中間音, 付加音を 経て核音で終わるやり方である. 同じ 「核音」 の主核音 と主核音, 下核音と下核音, 及 び主核音から異なる下核 音への3つ の方式である.連続感(前動機)から終止感・ 段落感 (後動機) にもっていくにあたっ ての共通した方 式で, 助詞や助動詞の 「付属語」 の配置が, この脈絡を 実現 して いる よう に思 わ れる.. 4 0. 1 0 0. 2 0 0. 4 0 0. 0 0 6. 8 0H 0 01 0 0 Z. フ レー ズ. ) フ レ ー ズ 8 ~10 c C 2 . . E 2G 2 . 2D 3F 3 8 . 1 2 3 4 5 6 7 8 9. d B. Tab l e5. 2 7 0~3 5s ( 6 ) e c . ‐ 3c A 4. 一 ふ 喜-. . 6 0. 4 0. 1 0 0. 2 0 0. 4 0 0. 6 0 0. (第3足拍). (第4足拍). R Y A’ N (主核音), D O ’ - (上核音). - S Ai (上核 音). T O 1一 (主核音) .. se ko. ‐. no ma n o s hi t e. N A ’ 工 (主 核 音) ‐ m o n o N A N A’ (上 核 音) . t s u n o S A」 (主 核 音) - m e n I o. Y O J1 (主核音). Y O ィ n a G A (主核音). RAJ mo. 8 0 01 0 0 OH Z. 注) F i g5. 第3足拍にお ける 「核音」 配置と 「重音節量 構造の アクセント成分 」. パワース ペクトルからみた音階分布. 大文字部 :核 音、 小文字部 : 中間音。 第3足 拍 : 前動機後 小節・前拍、 第4足拍 : 同後拍。. 87.

(15) . . . 藤 井 力. 夫. ) 6. 1 ) 駈く 6 0 〈髄〈 6 8020細. 3 2 9 氾. 測3. 2 4 6. 4鎚 爾 M 溢 「 「. 「. . TO - -R Y A N sE. Ta 難N,SE. 十 l o o. 3 5 6 〈 0 く爾8020醐. . L o . o. 情事r 下 一言 謡帯電;. 墨 繁雑. S T E P P I N G 0. 2. 4. 6. 2) 3 遡. 髭 堰. 1 o o - -. 一. 1111蔓1. 3 醍 配 2 4 6. R欝ト . - ” ー …ー. ー … ” -ー. l i l」 1 1. 8s e c ” 1li1 鰍6 0 く駁個々幻6佃. 舵. 0. 2. 4. 駕. 8s e c. 6. 7). 1!ー ー董1 3 5 く 6 0 く硯く総d2d縦B. H Z. 2 6 4 ー RE ; P 1 A T O R R Y. . 十 l o o [ L o o - ,. 1 1 . .1 一・ , ・ I PISU O刊 P R 05 R舵N 【H AI鴎H 1 国語… 識 m ・. 一 o o .. 一 喜「 三 「 ON OH O開 田 α目 弾R KO K O膿 DB K. 一一. R愚]. R 〔 洲T“ 1 S T E P P卵G. S T E P P I N G 0. 2. 4. 6. 3) 3鴻 3 搬. 8s e c 1 1l i 亘葺1 鵜 鰍 鍬総の 徽 犯. 氾. 0. 2. 3 鴻 漉. . 89 s G e う c. 6. 4. 8). l 至 言 1l 1l ぎ i‐ 至巨 ’ ー . . . 3 駈 5 6 0 6 鎚 く 〈 く 〈 4 く 6 8 O 02O 06化 旧. 氾. 2 4 6. R憲i A ー調- ・関, ” 1閣璽 1測1 -…囲 1. 「. !’’ ‐. i. . 主 ‐ 1 0 0. i ・. E 一 i「 「 「 i「 【K ーH Q OI Y D【 K AER田AIにmR I IY. RN OH 【帆1 T EN J 【N1 OH DS ‐鞘H 1職. 馴l R I Q I Tー S T E P P 1 回 G. ] 紅蟹T. 〒 …. S n l 沖酬G 2 ‐. 0 4). 1ーーー蔓1. 駕 概. 3 6 0 d B 5 〈 〈籾〈矧 焔〈. 0 9). 3 駕 梶. =. 川 l l l田E川旧 i 田 … !” - H Hi …= … = = I … ” …1iE “ I 一 - -‐ ‐「. 「. 闘ト. 覇 響 WV. ] R脇 ′ 0. -. 、. 2. 6. ,. 8s e c. 11ーーー巨. 鰹“轡 審議 腐 重 i 量 ,. 瞬間阻 隔璽 闘塁三瀬 掴 … 竪I …. mm. 1 Hi l l i1騒 l l ョ ・. E. 撒く闘d20秋泌. 鵬. 麺. 鵬P ト E. 1 1, Y R NS K O醐1 棚 G P H O T0 ‐ 沢 AR E. 0 0 - 1. -. 4. i 1曇 亘 ー 開 園 欄 瞳巽 胴ー. t 漉. OITD 洲 圧 棚 卿 鞘州ISE α【T T 訂謬p I N G. 2. 2 4 6. ー ”, 闇 = ,“. P I T C H. 8s e c. 6. 4. - l o o. ‐ 1 0 0. … 4. 5). 8祭 ; c. 6. o. 2. . 6. 4. 8s e c. 111 至言 l. - 1 1 蓋1 1書. . 5 6 〈 6 80206 〈 d B 3 〈 6 0 〈 4. R E S P I - 魅博R Y. R E S P I - 懇篤R Y. 2 6 4. 9 6 i 4. !. P I T俳. ”1. ; … 、‐ , へ …;-ハ , . .. . . S T E P P I N G 2. F i g6. 88. 4. 6. . 0 0 十 1. 0 十 1 0. E o o ‐ 1. 甚. ふ DY OUN G O N O T OS Y RS E G Q =HON ヨ 畿 0. WV. 1 o o -. E T涌 s 懲. 8s枕. 0. 2. 4. 「通り ゃんせ」 A m 13yr 「足拍位相」 旋律生成図譜 ( d) l so , . ‐. 6s E 多 c.

(16) . わらべうたに潜むもの( ) 3. 前動機の最後=第4足拍の裏は, 後動機への繋ぎの意味もあって格助詞がくることが多い. 後動機の最後 も動作の終止で助動詞となることが多い. しかも, 両者は連文節の最後で,「核音」が配置されることになる. この基本構造のなか第5足拍の 「裏」 に核音を配置することは旋律生成にダイナミズムを与える. F i g6は, こう した関係を露呈させるため, 「足拍位相・ス ペクトル採譜図」 の上段を棒グラフ式に音高 を表示させ, パワーは( IB換算して濃淡描画させた. 五線譜の尺度は, 核音, 下核音, 主核音, 上核音に相 当する 基 本周 波 数値 の とこ ろ で実 線 を引 い た. 以下, 第 2, 6, 7, 9 ・10の代 表 的な フ レー ズ に即 して述. べる. 文中, /HA/な ど歌詞中ゴシック体は付属語. 理解を容易にするため, 核音部に下線を記した. 連文 節の最後の歌唱・足拍部はいずれも付属語, 格助詞と助動詞. 前動機の第3足拍はフレーズ全体の山場. 後 動機, 第5足拍の 「裏」 は終止・段落感のための第2の山場で核音配置. ). 第 2フ レー ズ,/KO-. KOHA/D0‐ (上核 音) . KON0 (主核 音) /H0 (上 中間音)S0 (主核 音) . a MICI江 (下 中 間 音) /JYA一 (主 核 音) . ◎/: /HA/=/係 助 詞 ・ 題 目. NO/= 格助 詞 ・ 連 体格. /JYA/. =助動詞・終止形, 確認. 小10/ JYjyともに主核音で, /SO/も主核音. 下中間音を経て終わる. ,/ b). 第 6フ レー ズ,/KONO. KONOン個ANA (上核 音) . TSUN0 (主核 音) /○(上 中 間音) 1 (主核 音).. WA1(下中間音)/NI- (主核音). ◎/:. △io/=格助詞・連体格. \ ロンは助動詞ではなく, 格助詞 (動 作の目的) Dしともに主核音で, ル/も主核音. 下中間音を経て 「目的」 感を強める. . 瓜io/ , 刀\ ). 第7 フ レー ズ, /OFU. DAWO/OSA (主核 音) . ME轍 (下核 音) /MA (下 中 間音) エ (下核 音) . c RIMA (下 付 加 音) /SU一 (下 核 音) . ◎/: /WO/= 格 助 詞 ・ 対 象, 爪 形 = 格 助 詞 ・ 動 作 の 目 的,. /MASU/=助動詞・終止形, 丁寧. 爪形, /SU/ともに下核音で, 仏/も下核音. 下付加音を経て終わる. d). 第9 ・10フ レー ズ, /◎KO. WAI ノNAGA (主核 音) ‐ RA (上 中 間音) M0 (主核 音) /TO- (上 中. 間音). ‐ (上核音)/RYA (上付加音) N (上核音) . SE (上中間音). ◎/TO- (主核音). RYA (主 核音) N (下中間音)/SE一 (主核音). ◎/:. 小TAGARA/=接続助詞・次の事柄との矛盾. /MO/=係. 助 詞 ・ 強調. /SE/=助動 詞 ・ 「す」 尊 敬 ・ 命令形. /MO/は主核 音. /SE/は第9 フ レーズ ・上 中間音 第10 , フ レー ズ ・主核 音. こ れ に対応 して, /TO-/の 長音 部 は, 上 中 間音 (第9 フ レー ズ) と主核 音 (第10フ レー. ズ). 比較のため波線を引いた. d. 「足拍重音節量」 の原理と相互引き込み:左右足抽サイクル内パターン i F g7は, 歌唱全体を左右の足踏みサイクルに重ね合わせ, 音節量調節のパターンごと立ち上がり点, 下 がり点の平均と分散を求めたものである. 各音節量・パターンの高さは, ストレス成分を反映させ, 呼気流 率平 均 で描 出させ た.Fi g 3 は, 後拍節の呼気音節量の出だしを基準に, 各フレーズ・小節ごと作図したが, 本図は接床開始時 (この場合は左足) を基準にした. 図中, 下段の斜線部囲みが, 歌唱中の足踏み動作, 左 右足版の平均接床パターン. 左瞳部着床から右つま先離床, 右瞳部着床, 左つま先部離床, 左腫部着床に相 当 する. 1 サイ ク ル が, 945‐7msec (SD, 49‐34msec ) で, 毎 分126‐9 ( SD, 7‐01 ) 歩. 少 し速 め で, 音節. 量ごとの歌唱・呼気運動が足拍位相に引き込み合い, 見事に安定した状態を作っ ている. 心拍変動との同期: 上段に足拍サイ クル内での心電R波・拍動時の平均と標準偏差を図示した. 足拍サ イ ク ル が945msecに対 して, R - R 間 隔 の 平 均 が515msec (SD, 35‐7msec ), 心拍 動 . 毎 分=116‐5 ( SD, 8.6 ). 足拍 サイ ク ル 内で心拍 動 ・1 回の場 合 が6 度, 2 回の場 合 が30度. 6サイ ク ルに1 回 は3拍 動 で 2 ,. 拍動を基本とする. 平均値でみると, 拍動のタイミングが足拍位相と見事に対応. 一つは左から右への足拍 の切り換え, もう一つは, 左右それぞれの片脚支持期への移行のところで同期している. これは通常の歩行 の場合にもみられる現象で, 母蹴球部着床に引き寄せられていることを意味する. ただ, 通常歩行では 4 , 歩の歩行 (毎分=1 20 ) で3拍動 (毎分=90 ) を基本とするので, 歌唱という呼気運動の負荷が心拍動を多. 89.

(17) . . 藤 井 力. くし, これが母蹴球部着床時との. r重 音 節 量」 に よ る ゆ ら ぎ の 保. 障:. 図中, 上 か らタイ プ, A ;. 前 ・ 後拍 にわたる 長音化 (歌い 出 し, 1 回). タ イ プI B ; 前 拍 .. 膏青 勢 鰹雷電二& 拍 ・ 長音, 及 び促音 で軽音節 (各. -後拍.重音節 (6回). タイ プ 3B;その逆, 前拍.重音節‐後 拍 ・ 長 音 (1 回). タ イ プ 3 c ;. ,. 1 . S琴 雫G B . - 2 .. ≦. (6 ). ,. 1. 鷺. 30 ( ). I. -. み な- C .. 1. 」÷ー. ¥ -. じF. 一 , 十 1 +. 一-. コ ,. ,. 翠. ヰ. 2 .. 賞鱒uency. 曇. 禽聞閣 図 ▼. に思 わ れる.. ECG( R-R ). - 盛園濁▼. 同期 を い っ そう 強 く して い る よ う. 夫. L. 4. 一. S 密 デG R I囲T. 前拍 ・重音節-後拍・軽音節・休. 符 (2回) . タイ プ3 D ; 前 拍 ・ アウ フタク トで軽音節 ‐後拍 . 軽. 音節の連続 (2回) . タイ プ4 ;. 麗 麗 圃榊H, 1 , , ,. 0. 20. F i g7. ‐ ¥ ; ー ≦ (2 ). 1. 1 1: 1 1 1. - -. ,. , 60. 6 ( 1 ) 3 6 ( ). ’ , 40. ) (2. ヰ. ;. 1. ト. -. → 1. ー .. (. ) (8 ). 1. 1. -. 1. ご, 80. 10解( 945.7鵬総). 足拍サイクル内.リ ズムパターン. (「通 り や ん せ」, A‐ m. 13yrso ) l d. I紅). 他の3回 前・後拍とも2音構成. a) 前後・軽音節の連続 (5回). 内, 2回は同じ詞 (HOSO .MIC 「 に は 「の」, 「は」 , も」 と い っ た助詞 を含 む. b) 前 後・重 音節 の 連続 (2 回). c) いず れか が重 音節 (6. 回). e) 同ヘナCV/(3回) . 重音節量には下線を引いた. 3%) 呼気調節で相対的に余裕のない前後・軽音節の連続 (CVCV) は,38サイクル中5回だけ ( 1 . 擬音, 促音, 連母音が基準になり, 前後を長音化したりして, 韻律から連文節の旋律を生成していると言える. 少 なくとも, 前後拍のいずれかに重音節量を置き, これが足拍リズムとの揺らぎを保障しているのである. 重 音節量化は, 呼気音節量の調節そのもので, 韻律生成に効果するのみならず, 呼気量調節の揺らぎにより, 身体レベルの基本動作・足拍位相と矛盾することなく, 心拍変動とも連動しながら相互に引き込み合うこと を可能にしている. それゆえまた, 足拍位相は音節量調節の 「内的尺度」 として機能し得るのである.. V. まとめ 以 上, わ らべう た 歌 唱 にお ける 「重 音 節 量」 の存 在 と利用 につ い て, 「通 り ゃ んせ」 を例 に考 察 した. い. くつかの基本問題が整理された. 要約すると次のようになる. 1) . 「音節量」 の存在形態: 「2音基調」 の形式ではなく, 拍節を構成する 「音節量」 の存在形態自体 「 を 検 討 した. /CVCV/の 軽 音節 の 連 続 で は なく, /CVC/ , /CVV/の 重 音節 量」 の 存 在 に, 拍 節 リ ズム 生. 成の秘密が内在していることを示唆した. 2). 「重 音 節 量」 の 内部 構 造 : /CV. C/や/CV. V/の 内部 構 造 が こ と ばの 韻 律 を 生 成 し, こ れ に よる. 呼気調節の自由が, 母音の長音化やアクセント成分の増強を容易化させる. これが, 前・後拍節の関係に変 化を生み, 拍節リズムを生成する. 3) . 連文節・拍節リ ズム: とくに重音節量にお けるアク セント成分の増強は, 動機に山場を形成し, ●とまりを強め, これが拍節リズムと しての旋律生成に効果するものと考えられる. 連文節としてのま. 90.

参照

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本章の最後である本節では IFRS におけるのれんの会計処理と主な特徴について論じた い。IFRS 3「企業結合」以下

チツヂヅに共通する音声条件は,いずれも狭母音の前であることである。だからと

C =>/ 法において式 %3;( のように閾値を設定し て原音付加を行ない,雑音抑圧音声を聞いてみたところ あまり音質の改善がなかった.図 ;

‘ 備考111本稿は、 咀刊)によった。

(16) に現れている「黄色い」と「びっくりした」の 2 つの繰り返しは, 2.1

音節の外側に解放されることがない】)。ところがこ

 TV会議やハンズフリー電話においては、音声のスピーカからマイク

浸透圧調節系は抗利尿ホルモンが水分の出納により血