Title
[グラビア]新発見のハル石(印部石) : 近世琉球の土地測
量資料
Author(s)
長間, 安彦
Citation
浦添市立図書館紀要 = Bulletin of the Urasoe City Library(2)
Issue Date
1990-12-25
URL
http://hdl.handle.net/20.500.12001/20367
新発見のハル石(印部石)一一一近世琉球の土地測量資料一一一 今年の8月、北谷町字桑江の谷間の畑地の一角花、周辺は人頭大の琉球石灰岩でほぼ円形状 10:因われた感 土中から、約17センチほど頭部を出したニーピ石が発見された。
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と彫り印されたその石は、明らかに ノリレ石(印部石)である。大部分が土中 10:埋もれているので、原名(ハノレナー、小字名)の文字や碑全体の 寸法は確認されてはし、ない。この印部石は安里進氏(浦添市美術館学芸課長〉によって発見されたが、 『北 谷間切桑江村竿入帳"075C
年、寛延3
年)など、検地I
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伴って作成された、いわゆる近世の土地(登記) 台帳I[表記された方校(例 ひら原お之f
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より子下小限少F
ニ寄四拾間)をパソコンによって分析、さらに 測量図を作成して現地調査をするという、古文書解説と考古学の踏査方法を加味した研究の成果である。こ のことは、近世琉球期の「竿入帳」記載の測量明示 がいかに正確であったかが証明されたわけごある。 北谷町字桑江![所在したノリレ石の発見以前ζl、伺 様のハルお発見及び収集がなされといない訳ではない。 沖縄県地域史協議会は、第2[毘押縄県地域史まつり (l987年11月初日-21日、浦添ifj民会館で開催)で、 各市町村収集(情報1のI
ED部土手石〔仮称「ハノレ 石』一覧)J
を表(小冊子)にし、また、 刊,1京物 資料の展示を行ない、その研究・保存を呼び掛けて いる。さらに、 「地域と文化J3
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号ζl掲載された中 村誠司・仲原弘哲共著の i羽地問切竿入憾の分析、 実地的検討ζJ時]けて」、同書34号掲載の安里進著 「近世;
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自問切の村と耕地一 「羽i世間切竿入帳J
の考古学的検討」、問書5
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号掲載の安里進著「近世 桑江村における稲作の二形態と系譜F
北谷間tJJ
桑江村竿入帳jの分析から J、同書29・30合併号掲 載の仲間勇栄著r
f伊平展島柚山竿入帳Jについて 等、優れた論文が発表されている。 〈写真1 北谷町桑江の印部石〉 ところで、印部石の設置の時代はいつであろうか、その設置理由はどうであろうか。竿入帳に「印部石J
を 指す「山田原か之印 .•••J
等が表記されることから田畑の竿入It伴って設置されたものである乙とが理解 されよう。つまり、検地の施行である。 琉球(沖縄)I
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検地が実施されたのは、1
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年(慶長1
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の「琉球進攻j後、翌年9
月から8
ヶ月かけて行われた、いわゆる「慶長検地