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JAIST Repository: ゼミ型講義におけるテーブルトップ型グループディスカッション支援と評価

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Academic year: 2021

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https://dspace.jaist.ac.jp/ Title ゼミ型講義におけるテーブルトップ型グループディス カッション支援と評価 Author(s) 舟本, 直; 杉山, 公造 Citation 第六回知識創造支援システムシンポジウム報告書: 119-126 Issue Date 2009-03-30 Type Conference Paper Text version publisher

URL http://hdl.handle.net/10119/7981 Rights 本著作物の著作権は著者に帰属します。 Description 第六回知識創造支援システムシンポジウム, 主催:日 本創造学会, 北陸先端科学技術大学院大学, 共催:石 川県産業創出支援機構文部科学省知的クラスター創成 事業金沢地域「アウェアホームのためのアウェア技術 の開発研究」, 開催:平成21年2月26日∼28日, 報告書 発行:平成21年3月30日

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ゼミ

ゼミ

ゼミ

ゼミ型講義

型講義

型講義における

型講義

における

におけるテーブルトップ

における

テーブルトップ

テーブルトップ型

テーブルトップ

グループディスカッション

グループディスカッション

グループディスカッション

グループディスカッション支援

支援

支援と

支援

と評価

評価

評価

評価

Support and evaluation for Group Discussions

in Seminar Type Lectures using Table Top Interface

舟本

杉山

公造

Sunao Funamoto Kozo Sugiyama

北陸先端科学技術大学院大学

知識科学研究科

School of Knowledge Science, Japan Advanced Institute of Science and Technology

{funamoto,sugi}@jaist.ac.jp

Keywords: group discussion, supporting system, table top interface, network

Abstract: In this study, we constructed and evaluated a place of group discussion in the

lecture using Table Top Interface. First, we constructed some sets of system for supporting

group discussions. Then, we researched which sets of system are useful for supporting group

discussion when we tried to use these systems in our laboratory’s seminar. Finally, we

evaluated a value of supporting group discussion in classes with evaluation forms and

interviews for students and a lecturer. In addition, we analyzed conversations in some lectures

quantitatively and qualitatively.

1.

はじめに

はじめに

はじめに

はじめに

1.1 教育形態教育形態教育形態教育形態のののの変化変化変化 変化 近年、大学院では学習者の自主性や多様性を活 かしたグループディスカッションやグループワーク を取り入れた教育形態が増えている。また、従来の 一方向の講義形態では得られない参画意識が持て、 相互研鑽・学習効果が期待できる。さらに協調学習 効果として、「自己の知識の再整理やさらに深い理 解を促進することが期待できる。」[1]といわれて いる。本研究では、グループディスカッションやグ ループワークを取り入れたゼミ形式のような講義形 式のことをゼミ型講義と呼ぶ。 著者らが属する北陸先端科学技術大学院大学・ 知識科学研究科において、過去 7 年間に開講され た導入講義、基幹講義、専門講義のシラバスをもと に、講義内容か評価基準に(グループ)ディスカッシ ョン又はグループワークが記載されている講義数の 割合の推移を調査した(図1参照)。図1を見ると、 2002 年以来最近に至るまでゼミ型講義が顕著に増 加しているのがわかる。特に、専門知識の習得を目 的とした専門講義に関しては約 8 割を超える高い 割合となっている。専門講義でゼミ型講義の割合が 高い理由として、専門知識の習得をするためには、 教員が一方的に講義をするというよりも複数の学生 を巻き込んでディスカッションをすることの方が深 い知識を得ることができるからだと考えられる。 このように、ゼミ型講義が増えてきているため、

(3)

ゼミ型講義の支援の研究は大きな意義があると考え られる。 図1:調査対象講義数が含まれている割合の推移 1.2 ゼミゼミゼミゼミ型講義支援型講義支援型講義支援型講義支援ににに関連に関連する関連関連するするする研究技術開発研究技術開発研究技術開発の研究技術開発のの現状の現状現状現状 近年、テーブルトップインターフェースが技術 トレンドのひとつとなってきている。ヒューマンイ ンターフェース学会誌の「技術展望 テーブル型シ ステムの現状」[2]でも、製品としてのテーブルト ップインターフェースや研究段階のものが数多く紹 介 さ れ て い る 。 例 え ば 、Mitsubishi Electric

Research Laboratory 製の Diamond Touch Table

[3]、 イ ン タ ラ ク テ ィ ブ ス テ ー シ ョ ン[4]、 Lumisight Table[5]などがある。またこれらを用い た応用研究として、グループ発想支援システム曼荼 羅[6]、事後学習支援[7]、などが報告されている。 さらに、テーブルトップインターフェースの開発か ら評価まで行ったサイバー囲炉裏[8][9]も報告され ている。これらの研究においては、グループ活動支 援にとってテーブルトップインターフェースが有用 であるという結果が得られている。 さらにブロードバンドの普及から遠隔会議を支援 するソフトウェアも開発が進み、複数のWEBカメ ラが繋がり、大規模な遠隔会議が行うことができる、 アルゴンヌ国立研究所の AccessGrid と同類のマイ クロソフト社のConferenceXPが比較的容易に使え るようになってきている。 1.3 研究研究研究研究ののの目的の目的目的 目的 本研究では、テーブルトップインターフェース とネットワーク技術を用いてゼミ型講義の‘グルー プディスカッションの場’を形成するためのシステ ムを複数タイプ構築し評価を行うことを目的とする。 具体的な研究の進め方は下記の通りである。 1. システム構築:テーブルトップインターフェ ースとネットワーク技術を用いて対面、遠隔 両用のグループディスカッション支援システ ムを構築する。 2. 予備調査:「通常ゼミ」と「システムを用い たゼミ」の比較を行う。 3. 本実験:「ゼミ型講義での通常のグループデ ィスカッション」と「ゼミ型講義でのシステ ムを用いたグループディスカッション」の比 較を行う。

2.

グループ

グループ場

グループ

グループ

場と

とシステム

システム

システムの

システム

の特徴

特徴

特徴

特徴

2.1 サイバーサイバーサイバーサイバー囲炉裏囲炉裏囲炉裏囲炉裏 グループ活動の支援において、どのような場を 支援するのか、どのようなシステムによって支援す るのか、を明確にしておく必要がある。そのような 観点から、サイバー囲炉裏の研究を見てみよう。そ れと対比することにより本研究の特徴を明確化する ためである。 図 2,図 3 は、松原ら(2003)、臼杵ら(2004)が構 築し評価を行ったサイバー囲炉裏[8][9]である。伝 統的な囲炉裏は人の団らんに用いられる場であるが、 この囲炉裏をメタファーとして、この場に似せた状 況を実現するインフォーマルコミュニケーション支 援研究を行った。評価実験は、実際の溜まり場にテ ーブルだけの環境とサイバー囲炉裏を導入した環境 を設け比較を行った。その結果サイバー囲炉裏を導 入した方が、人が溜まり場に集まり、滞在時間と会 話を増やす効果があることがわかった。結論として インフォーマルコミュニケーションを触発するのに 有効であるとの結果が得られている。 サイバー囲炉裏における場の特徴とシステムの 特徴を挙げると次のようになる。 ●場の特徴 • 支援する場:溜まり場、共有目的なし、時 間的拘束なし、インフォーマルコミュニケ ーション 0 . 00 0 0 . 00 0 0 . 00 0 0 . 00 0 0 . 10 0 0 . 10 0 0 . 10 0 0 . 10 0 0 . 20 0 0 . 20 0 0 . 20 0 0 . 20 0 0 . 30 0 0 . 30 0 0 . 30 0 0 . 30 0 0 . 40 0 0 . 40 0 0 . 40 0 0 . 40 0 0 . 50 0 0 . 50 0 0 . 50 0 0 . 50 0 0 . 60 0 0 . 60 0 0 . 60 0 0 . 60 0 0 . 70 0 0 . 70 0 0 . 70 0 0 . 70 0 0 . 80 0 0 . 80 0 0 . 80 0 0 . 80 0 0 . 90 0 0 . 90 0 0 . 90 0 0 . 90 0 1 . 00 0 1 . 00 0 1 . 00 0 1 . 00 0 2 0 02 2 0 022 0 02 2 0 02 20 0 320 0 320 0 320 0 3 2 0 0 42 0 0 42 0 0 42 0 0 4 2 0 0 52 0 0 52 0 0 52 0 0 5 20 0 620 0 620 0 620 0 6 2 0 0 72 0 0 72 0 0 72 0 0 7 2 0 082 0 082 0 082 0 08 年 度 年 度 年 度 年 度 割 割 割 割 合 合 合 合 専門講義 基幹講義 導入講義

(4)

• 目的:居心地の良さ ●システムの特徴 • ディスプレイ:水平大型と垂直大型の2台 を使用 • 表示メディア:水平大型には方向性のない メディアを表示(水、泡)、垂直大型には方 向性のあるメディア(文字)を表示 • 人の配置:コの字囲み型、数人で使用 • 操作:タッチパネル、シングルタッチ 図2:囲炉裏 図3:サイバー囲炉裏 2.2 本研究本研究本研究本研究のののの特徴特徴特徴特徴 サイバー囲炉裏と比較して本研究で行うゼミ型講 義支援の特徴を示すと次のようになる。 (1) 場場場場のののの特徴特徴特徴特徴 これはゼミ型であるにしても授業であるので、 共通の目的がグループメンバの間にシェアされてお り、時間も拘束されている。しかし、従来型の講義 よりは自由度があり、セミフォーマルな場といえる。 目的は議論を活性化し、理解を促進することである。 従って、居心地の良さよりもグループディスカッシ ョンをしやすい場を形成することとなる。人数は 10 人以内くらいで全員の顔が見えるように場を囲 む形で椅子に座っている。場を囲むことにより、一 体感や親近感を高めることが期待できる。 (2) システムシステムシステムシステムのののの特徴特徴特徴 特徴 少人数で囲むことのできるサイズの水平型タッ チパネルディスプレイのみを用いる。大きな画面に よりお互いが情報を共有しているという感覚を与え ることができる。表示メディアは PPT を用いるの で、複数台のディスプレイを用いて、同一画面を異 なる方向に表示することにより、その欠点を克服す る工夫をしている。 以上の特徴をふまえたシステム構築を行い、評価 を行う。

3.

システム

システム構築

システム

システム

構築

構築

構築

3.1 システムシステム構成システムシステム構成構成 構成 本システムのハードウェア、ソフトウェアは下記 の通りである。 ハードウェア • Conference XP Server  複数箇所のWEBカメラのデータを処理す るServerである。 • Conference XP Client  Microsoft 社が提供しているので、 Windows がサポートしているハードウェ アは使用可能である。 ソフトウェア

• VNC(Virtual Net work computing)

 遠隔でPCの画面操作が可能である。

• TTI(Table Top Interface)

 Windows PCで制御を行う。 3.2 システムシステムシステムシステム概要概要概要概要 本システムの概要は下記の通りである。 • TTIとネットワーク技術を用いる。 • 対面、遠隔両用のグループディスカッショ ン支援システムが可能である。 • 台数可変型システムとする:2台型と4台型、 大型タッチパネルディスプレイと小型タッ チパネルディスプレイを実装可能である。 • 想定人数は10人以内である。 3.3 システムシステムシステムシステム構成図構成図構成図構成図 図 4 の通り構築することで、前節のシステム概 要が実現できる。また、図 5 は、図 4 を簡略した システムのイメージ図である。

(5)

表1 :通常ゼミと システム利用ゼミの比較 予備調査 1時間使用 後 インタビュー 2時 間使用後 インタビュー 普段の使用感を インタビュー 調 査方法 ●ディ スプレイ 実験室A :スクリ ーン 実験室B :同左 ●人の配置 ロの字囲み型へ遠隔参加 ●操作:直接操作 双方で操作可能 ●ディ スプレイ 水平大型2台使用 同一画面を逆方向に表示 ●人の配置 ロの字囲み型 ●操作:直接操作 双方で操作可能 ●ディ スプ レイ スク リーンを使用 ●人の配置 コの字囲み型 ●操作:間接操作 発表者のみが操作可能 システムと場の 特徴 配置図 システムを利用し た ゼミ2 (遠隔) システムを利用した ゼミ1 通常のゼミ 場 予備調査 1時間使用 後 インタビュー 2時 間使用後 インタビュー 普段の使用感を インタビュー 調 査方法 ●ディ スプレイ 実験室A :スクリ ーン 実験室B :同左 ●人の配置 ロの字囲み型へ遠隔参加 ●操作:直接操作 双方で操作可能 ●ディ スプレイ 水平大型2台使用 同一画面を逆方向に表示 ●人の配置 ロの字囲み型 ●操作:直接操作 双方で操作可能 ●ディ スプ レイ スク リーンを使用 ●人の配置 コの字囲み型 ●操作:間接操作 発表者のみが操作可能 システムと場の 特徴 配置図 システムを利用し た ゼミ2 (遠隔) システムを利用した ゼミ1 通常のゼミ 場 テ ー ブル テ ー ブル テ ー ブル テ ー ブル テ ー ブル テ ー ブル テ ー ブル テ ー ブル ス ク リ ー ン ス ク リ ー ン ス ク リ ー ン ス ク リ ー ン ス ク リ ー ン ス ク リ ー ン ス ク リ ー ン ス ク リ ー ン テ ー ブル テ ー ブル テ ー ブル テ ー ブル テ ー ブル テ ー ブル テ ー ブル テ ー ブル ス ク リ ー ン ス ク リ ー ン ス ク リ ー ン ス ク リ ー ン ス ク リ ー ン ス ク リ ー ン ス ク リ ー ン ス ク リ ー ン TT I-1 TTI-2 TT I-1 TT I-1 TTI-2 実験室 実実験験室室 実験室A 実験室 実験室 実験室 実験室B 実験室 実実験験室室 実験室A 実験室 実験室 実験室 実験室B 図4:システム構成図 図5:システム簡略イメージ図

4.

予備調査

予備調査

予備調査

予備調査

4.1 通常通常通常通常ゼミゼミゼミゼミととととシステムシステムシステムをシステムを利用をを利用利用利用したしたしたゼミしたゼミのゼミゼミのの比較の比較比較比較 予備調査は、北陸先端科学技術大学院大学・知識 科学研究科の杉山研究室のゼミの場で行った。表 1 に通常のゼミとシステムを利用したゼミ 1 とシス テムを利用したゼミ2を示す。 4.2 通常通常通常ゼミ通常ゼミゼミゼミととととシステムシステムシステム利用システム利用した利用利用したしたしたゼミゼミゼミゼミ 1 ののの調査の調査調査調査 使用感を調査するために、システムを導入したゼ ミの場において、発表とグループディスカッション を行い、その後にメンバー8 人にインタビューを行 う。図 6 に通常のゼミの場とシステムを利用した ゼミの場を示す。 図6:通常ゼミとシステムを利用したゼミ1 システムの使用感として得られた意見は、「情 報との距離が近い」、「人と人との距離が近いので、 親近感がある」、「発言しやすい(話しやすい)」と いう意見を得た。また、問題点として「目が疲れた (1時間使用後)」という意見を得た。 4.3 通常通常通常通常ゼミゼミゼミゼミととととシステムシステムシステムをシステムを利用をを利用利用利用したしたしたゼミしたゼミ 2 のゼミゼミ ののの調査調査調査 調査 4.2節と同様に使用感の調査を行った。図 7にシ ステムを利用したゼミの場を示す。 図7: システムを利用したゼミ2 *ConferenceXP ClientととととVNCををインストールををインストールインストール済インストール済済み済みみみ TTI5 PC* TTI6 PC* n PC* ConferenceXP Server TTI4 PC* TTI2 PC* TTI1 PC* TTI3 PC* *ConferenceXP ClientととととVNCををインストールををインストールインストール済インストール済済み済みみみ TTI5 PC* TTI5 PC* TTI6 PC* TTI6 PC* n PC* n PC* ConferenceXP Server TTI4 PC* TTI4 PC* TTI2 PC* TTI2 PC* TTI1 PC* TTI1 PC* TTI3 PC* TTI3 PC* 実験室 実験室 実験室 実験室B 実験室 実験室 実験室 実験室A 実験室 実験室 実験室 実験室B 実験室 実験室 実験室 実験室A *Install ConferenceXP Client and VNC

Webcamera1 データ データデータ データののの 流の流流流れれれ れ VNC ConferenceXP ConferenceXP Server PC1* PC2* Webcamera2 PC3* 遠隔地 遠隔地 遠隔地 遠隔地のののの PC Webcamera3 遠隔地 遠隔地 遠隔地 遠隔地 Table Top Interface 1 Table Top Interface 2 対 面 対 面対 面 対 面のののの場合場合場合場合 遠隔 遠隔 遠隔 遠隔ののの 場合の場合場合場合

(6)

表 2 :ゼ ミ型 講 義 とシ ステ ム 利 用 したゼ ミ型 講 義 アンケー ト インタビュ ー ビデオ 撮 影 発言 数 の分 析 ●ディスプレイ 水平大型T T I2台使用 ●人の配置 ロの字囲み型 ●人と人との距離: 0 . 7~3 . 0 m シス テムを利 用した ゼミ型 講義 の G D 1 本 実 験 アンケ ート イ ンタビュ ー ビデオ 撮影 アンケ ー ト インタビュー ビデ オ 撮影 発 言数 の 分 析 実験 内 容 ●ディスプレイ 水平 小型T T I4台使用 ●人の配置 ロの字囲み型 ●人と人との距離: 0 .6 5~2 . 4 m ●ディスプレイ スクリーンを使用 ●人の配置 コの字型囲み型 ●人と人との距離: 0 . 8~5 . 0 m シ ステムと場の 特 徴 配 置図 シス テムを利 用 した ゼミ型 講義 の G D 2 ゼミ型 講義 のG D 場 アンケー ト インタビュ ー ビデオ 撮 影 発言 数 の分 析 ●ディスプレイ 水平大型T T I2台使用 ●人の配置 ロの字囲み型 ●人と人との距離: 0 . 7~3 . 0 m シス テムを利 用した ゼミ型 講義 の G D 1 本 実 験 アンケ ート イ ンタビュ ー ビデオ 撮影 アンケ ー ト インタビュー ビデ オ 撮影 発 言数 の 分 析 実験 内 容 ●ディスプレイ 水平 小型T T I4台使用 ●人の配置 ロの字囲み型 ●人と人との距離: 0 .6 5~2 . 4 m ●ディスプレイ スクリーンを使用 ●人の配置 コの字型囲み型 ●人と人との距離: 0 . 8~5 . 0 m シ ステムと場の 特 徴 配 置図 シス テムを利 用 した ゼミ型 講義 の G D 2 ゼミ型 講義 のG D 場 T T I 1 TT I2 TTI4 T T I 3 T T I 1 TT I2 TTI4 T T I 3 P C スクリーン スクリーン スクリーン スクリーン ホワイトボード ホホワワイイトトボボードード ホワイトボード P C スクリーン スクリーン スクリーン スクリーン ホワイトボード ホホワワイイトトボボードード ホワイトボード TT I-1 TT I-2 TT I-1 TT I-1 TT I-2 ※G D :グループディスカッションの略 システムの使用感として得られた意見は、「ど うしても遠くにいて参加できない場合は良い」とい う 意 見 を 得 た 。 問 題 点 と し て は 、 音 の 問 題(エ コ ー・ノイズ)が多く、他にもカメラワークの問題や 発言しにくい(話しにくい)という問題点を得た。 4.4 考察考察考察考察 4.2 節のインタビュー結果(発言しやすい)より、 表 1 のシステムを利用したゼミ 1 の形態はタッチ パネルディスプレイの輝度を弱め、約 1 時間に使 用を限定することで、グループディスカッション支 援に使えると考えられる。 4.3 節の遠隔の場合は、音響が悪いことや他にも 数多くの問題点があるため、本実験では使用しない ことにする。

5.

本実験

本実験

本実験

本実験

5.1 ゼミゼミゼミ型講義ゼミ型講義型講義型講義とととシステムとシステムシステムシステムをを利用をを利用利用利用したしたしたしたゼミゼミゼミゼミ型講義型講義型講義型講義 本実験は、北陸先端科学技術大学院大学・知識科 学研究科の知識表現論(ゼミ型講義)2007,2008 年の 講義の場で行った。 知識表現論の概略としては、講義の回数は全 15 回、講義の内容は、比較文化論、講義期間は、10 ~11月である。講義形式は、テキストの一節を担 当学生が要約して PPT にて発表する。その後、も う一度 PPT を見ながらディスカッションをする。 (発表45分/グループディスカッション45分) 表2でゼミ型講義のGD(グループディスカッション), システムを利用したゼミ型講義の GD(グループディ ス カ ッ シ ョ ン)1,シ ス テ ム を 利 用 し た ゼ ミ 型 講 義 の GD(グループディスカッション)2を比較した。 5.2 評価方法評価方法評価方法評価方法 評価方法は下記の通りである。 • 評価  シ ステム を利用 したこ とに より、 発言 が し やすく なった か、グ ルー プディ スカ ッ シ ョンが 活性化 したか 、理 解が向 上し た かを評価する。 • 対象講義数  通常の形態:9回,システムを利用:3回 • 意識調査  ア ン ケー ト調 査(学生),イン タ ビュ ー調 査 (教員,学生)を実施 • 定量的調査  ビ デオ撮 影、書 き起こ し、 発言回 数の 分 析、発言文字数の分析 • 理解度調査  アンケート調査と定量的調査より推測 5.3 システムをシステムシステムシステムををを利用利用利用しない利用しないしない時しない時時時とと利用とと利用利用した利用したした時した時時の時ののの比較比較比較比較 1 はじめに、知識表現論 2007年の実験の考察を行 う。受講者構成は日本人男性 4 人、中国人男性 2 人、中国人女性 2 人である。図 8 にゼミ型講義の グループディスカッションとシステムを利用したゼ ミ型講義のグループディスカッション1を示す。

(7)

図8: (左)システムを利用しない,(右)利用した場合1 5.3.1 5.3.1 5.3.1 5.3.1 意識調査意識調査意識調査意識調査::::アンケート調アンケートアンケートアンケート調調査調査査 受講者全体 8 人にアンケートを取ってシステム を使用した時と使用しない時の 5 段階評価(5点:そ う思う~1 点:そう思わない)の平均値のレーダーチ ャートを図9に示す。 図 9 を見ると全ての項目においてシステムを使 用した方が良いことがわかる。特に”あなた自身デ ィスカッションはしやすかったですか?”という問い に関して顕著な差が見られる。 図9:受講者全体8人の5段階評価の平均値 5.3.2 5.3.2 5.3.2 5.3.2 意識調査意識調査意識調査意識調査::::インタビューインタビュー調査インタビューインタビュー調査調査調査 学生と教員に対してインタビューをして、システ ムに対する意見を得た。 学生から得られた意見は「近いから話しやすい」、 「囲んでいるから全員と話しやすい、聞きやすい」、 「緊張感がとれる」等が得られた。 改善点として「操作専用のマウスがあった方が良 いかも」、「インターフェースとコンテンツを改良 すれば他の教育に使えるのでは」という意見を得た。 教員から得られた意見は、「距離が近いから当て なくても自発的な発言があった」、「自分の気持ち を気楽に話せる(リラックス)」、「指差しで情報共 有ができる(ここが・・・)」等が得られた。 問題点としては、「横に居ると情報共有している 感 覚 は 無 か っ た が 、 集 ま っ て い る 感 じ が 強 か っ た。」という意見を得た。 インタビュー結果の下線文より、システムを使用 した方が発言をしやすいことが考えられる。 5.3.3 5.3.3 5.3.3 5.3.3 定量定量定量定量的調査方法的調査方法的調査方法的調査方法 定量的調査としてビデオの音声データから書き起 こしを行った。書き起こし方法は下記の通りである。 • 書き起こしはグループディスカッション時 のみをひらがな、カタカナ、長音符(―)の みで記述する。 • 発言回数のカウント方法  同時に発言が起きた場合は複数行に書く  割 り込み が起こ った場 合は 割り込 みが 起 きるまでを1回としてカウントする • 発言文字数のカウント方法  ひらがな、カタカナ、長音符(―)を 1文字 とする。 5.3.4 5.3.4 5.3.4 5.3.4 定量的調査定量的調査定量的調査定量的調査::::発言回数発言回数発言回数発言回数 受講者の講義慣れを考慮してシステムを使用して いない 3回(講義 9,10,14回目)とシステムを使用し た3回(11~13回目)を比較する。 各講義によってディスカッションタイムが違うた め、1分間あたりにする。 図 10 を見ると、受講者全体の発言回数も増えて おり、特に留学生グループ 4 人の発言回数の差が 顕著に見られる。 図10:発言回数1分間あたり 5.3.5 5.3.5 5.3.5 5.3.5 定量的調査定量的調査定量的調査定量的調査::::発言文字数発言文字数発言文字数発言文字数 5.3.4節と同様に比較を行う。図11を見ると、受 講者全体の発言文字数も増えており、特に留学生グ 受講者全体 受講者全体 受講者全体 受講者全体8人人人人(平均値平均値平均値平均値) ディ ス カッシ ョ ンは弾 ん でい ま し た か ? あ な た自 身デ ィ ス カ ッシ ョ ンは し やす かっ たで す か ?(*) あ なた 自 身の 発言 は し や す かっ たで す か ?(**) あ な た自 身の 発言 数は 多 い と 感 じ ま し た か? ディ ス カッシ ョ ン全体 に おい て 発言 数は多 い と 感 じ ま し た か?(**) 異文 化交 流(日 本 、 中国 )は し やす か った ですか ?(*) 教員 に質 問 し やす か った ですか ?(*) 親 近 感 は 感 じ たと 思い ま す か?(**) 受講者全体 受講者全体 受講者全体 受講者全体8人人人人(平均値平均値平均値平均値) ディ ス カッシ ョ ンは弾 ん でい ま し た か ? あ な た自 身デ ィ ス カ ッシ ョ ンは し やす かっ たで す か ?(*) あ なた 自 身の 発言 は し や す かっ たで す か ?(**) あ な た自 身の 発言 数は 多 い と 感 じ ま し た か? ディ ス カッシ ョ ン全体 に おい て 発言 数は多 い と 感 じ ま し た か?(**) 異文 化交 流(日 本 、 中国 )は し やす か った ですか ?(*) 教員 に質 問 し やす か った ですか ?(*) 親 近 感 は 感 じ たと 思い ま す か?(**) 発言回数の平均値(受講者全体8人) *(t両側) 発言回数の平均値(日本人学生グループ4人) 発言回数の平均値(留学生グループ4人) **(t両側) 0.2 52 0.4 82 0.0 0 0 0.1 0 0 0.2 0 0 0.3 0 0 0.4 0 0 0.5 0 0 0.6 0 0 0.7 0 0 シス テム を利用 しな い シス テム を利用 0 .254 0. 300 0.00 0 0.10 0 0.20 0 0.30 0 0.40 0 0.50 0 0.60 0 0.70 0 システムを利用しな い シス テムを利用 0.2 4 4 0. 638 0 .00 0 0 .10 0 0 .20 0 0 .30 0 0 .40 0 0 .50 0 0 .60 0 0 .70 0 シス テム を 利用しない システ ム を利用 発言回数の平均値(受講者全体8人) *(t両側) 発言回数の平均値(日本人学生グループ4人) 発言回数の平均値(留学生グループ4人) **(t両側) 0.2 52 0.4 82 0.0 0 0 0.1 0 0 0.2 0 0 0.3 0 0 0.4 0 0 0.5 0 0 0.6 0 0 0.7 0 0 シス テム を利用 しな い シス テム を利用 0 .254 0. 300 0.00 0 0.10 0 0.20 0 0.30 0 0.40 0 0.50 0 0.60 0 0.70 0 システムを利用しな い シス テムを利用 0.2 4 4 0. 638 0 .00 0 0 .10 0 0 .20 0 0 .30 0 0 .40 0 0 .50 0 0 .60 0 0 .70 0 シス テム を 利用しない システ ム を利用

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ループ4人の発言文字数の差が顕著に見られる。 図11:発言文字数1分間あたり 5.3.6 5.3.6 5.3.6 5.3.6 理解度調査理解度調査理解度調査理解度調査 5.3.1 節 のア ンケ ート調 査と は別 の項 目と して 「この環境を使用すると講義の理解度は高まったと 思いますか?」平均 3.5 と「理解度向上のため、再 びこの環境を使いたいと思いましたか?」平均 4.0 であった。発言回数と発言文字数も増えているため、 アンケート調査に定量的調査の結果を加味すると、 結論として理解が向上したことが推測できる。 5.3.7 5.3.75.3.7 5.3.7 考察考察考察考察 意識調査と定量的調査の結果よりシステムを利 用した方が発言がしやすくなり、グループディスカ ッションが活性化したことが考えられる。 また、理解度調査により、理解が向上したことが 推測できる。 従って、グループディスカッション支援になった ことが考えられる。 5.4 システムをシステムシステムシステムををを利用利用利用しない利用しないしない時しない時時時とと利用とと利用利用した利用したした時した時時の時ののの比較比較比較 2 比較 次に、知識表現論 2008 年の実験の考察を行う。 受講者構成は日本人男性 2 人、中国人女性 7 人で ある。図 12 にゼミ型講義のグループディスカッシ ョンとシステムを利用したゼミ型講義のグループデ ィスカッション2を示す。 図12: (左)システムを利用しない,(右)利用した場合2 5.4.1 5.4.1 5.4.1 5.4.1 評価方法評価方法評価方法評価方法 テーブルトップインターフェースを 4 台使用す ることにより、2 台の時よりも発言がしやすくなる かを評価する。2007 年と講義の内容は変わってお らず、5.2 節の通り評価を行い、今回は意識調査の みとする。 5.4.2 5.4.2 5.4.2 5.4.2 意識調査意識調査意識調査意識調査::::アンケートアンケート調査アンケートアンケート調査調査 調査 5.3.1節と同様にレーダーチャートグラフを図13 として示す。 図13:受講者全体9人の5段階評価の平均値 5.4.3 5.4.3 5.4.3 5.4.3 意意意意識調査識調査識調査識調査::::インタビューインタビューインタビューインタビュー調査調査調査調査 5.3.2 節と同様にインタビューを行った。学生か ら得られた意見は「人と人が近いから話しやすい」 という意見を得た。反対に「人と人とが近いので緊 張感がある」という意見も得た。 また、教員からは 2006年と比較する意見を得ら れた。教員は「人と距離が近いというのは良い」と いう意見を得た。しかし、「システムを使用しても 発言が変わらない」、「小さいと共有感が無い」な ど、教員の立場からすれば、「2006 年に利用した システムの方が良いという」意見を得た。 5.4.4 5.4.4 5.4.4 5.4.4 考察考察考察考察 5.3.7 節の考察と今回のシステムを比較すると、 グループディスカッション支援の観点から見ると、 5.3 節で実験の考察を行った、システムの方が良い と考えられる。 受講者全体9人(平均値) デ ィス カッ シ ョ ンは 弾ん で い ま し た か? あ な た自 身デ ィ ス カ ッシ ョ ンは し やす かっ たで す か ? あ な た 自 身の 発言 は しや す かっ たで す か ? あ な た自 身の 発言 数は 多 い と感じま した か? ディ ス カ ッシ ョ ン全体 に おい て 発言 数は多 い と 感じ ま し たか?(*) 異文 化交 流(日 本、 中国 )は し やす か った で すか ? 教 員に 質問 し やす かっ たで す か ? 親 近感 は感 じた と思 いま す か ?(**) 0.00 1.00 2.00 3.00 4.00 5.00 1 2 3 4 5 6 7 8 受講者全体9人(平均値) デ ィス カッ シ ョ ンは 弾ん で い ま し た か? あ な た自 身デ ィ ス カ ッシ ョ ンは し やす かっ たで す か ? あ な た 自 身の 発言 は しや す かっ たで す か ? あ な た自 身の 発言 数は 多 い と感じま した か? ディ ス カ ッシ ョ ン全体 に おい て 発言 数は多 い と 感じ ま し たか?(*) 異文 化交 流(日 本、 中国 )は し やす か った で すか ? 教 員に 質問 し やす かっ たで す か ? 親 近感 は感 じた と思 いま す か ?(**) 0.00 1.00 2.00 3.00 4.00 5.00 1 2 3 4 5 6 7 8 0.00 1.00 2.00 3.00 4.00 5.00 1 2 3 4 5 6 7 8 発言文字数の平均値(受講者全体8人) 発言文字数の平均値(留学生グループ4人) 発言文字数の平均値(日本人学生グループ4人) *(f片側) *(f片側),*(t両側) 11.256 16.276 0 .0 0 0 5 .0 0 0 1 0 .0 0 0 1 5 .0 0 0 2 0 .0 0 0 2 5 .0 0 0 システム を 利用しな い システム を 利用 10.523 9.205 0.000 5.000 10.000 15.000 20.000 25.000 システ ム を利用しない システ ム を利 用 11.8 98 22.336 0 .000 5 .000 10 .000 15 .000 20 .000 25 .000 システムを利用しな い シス テムを利用 発言文字数の平均値(受講者全体8人) 発言文字数の平均値(留学生グループ4人) 発言文字数の平均値(日本人学生グループ4人) *(f片側) *(f片側),*(t両側) 11.256 16.276 0 .0 0 0 5 .0 0 0 1 0 .0 0 0 1 5 .0 0 0 2 0 .0 0 0 2 5 .0 0 0 システム を 利用しな い システム を 利用 10.523 9.205 0.000 5.000 10.000 15.000 20.000 25.000 システ ム を利用しない システ ム を利 用 11.8 98 22.336 0 .000 5 .000 10 .000 15 .000 20 .000 25 .000 システムを利用しな い シス テムを利用

(9)

表3 :場の比 較 × △ ◎ ○ 情報の共有感覚 1 .5 3 m ( 0 . 6 5~2 . 4 m ) 1 .8 5 m ( 0 .7~3 .0 m ) 2 .9 m (0 .8 m~5 .0 m ) 距離の平均 人と人との距離 ◎ ○ G Dの活性度 × △ ◎ ○ 発言のしやすさ あまり良くない(3 ) 理由: 情 報の共有 感覚が落ちる。人 と人との距離が近 すぎる。 システムを利用した ゼミ型講義のG D 2 もっとも良い(1 ) 理由:情報の共有 感覚もあ り、発言 もしや すい。 システムを利用した ゼミ型講義のG D 1 良くない (4 ) 理由:音の問題、 エコー・ノイズ がある。 中程度(2 ) 理由:使い慣れた 場であり、スク リーンも一つであ るが、情報の共有 感や発言のしや すさは中程度であ る。 場の評価結果 G Dの風 景 システムを利用した ゼミ(遠隔) ゼミ型講義のG D 場 × △ ◎ ○ 情報の共有感覚 1 .5 3 m ( 0 . 6 5~2 . 4 m ) 1 .8 5 m ( 0 .7~3 .0 m ) 2 .9 m (0 .8 m~5 .0 m ) 距離の平均 人と人との距離 ◎ ○ G Dの活性度 × △ ◎ ○ 発言のしやすさ あまり良くない(3 ) 理由: 情 報の共有 感覚が落ちる。人 と人との距離が近 すぎる。 システムを利用した ゼミ型講義のG D 2 もっとも良い(1 ) 理由:情報の共有 感覚もあ り、発言 もしや すい。 システムを利用した ゼミ型講義のG D 1 良くない (4 ) 理由:音の問題、 エコー・ノイズ がある。 中程度(2 ) 理由:使い慣れた 場であり、スク リーンも一つであ るが、情報の共有 感や発言のしや すさは中程度であ る。 場の評価結果 G Dの風 景 システムを利用した ゼミ(遠隔) ゼミ型講義のG D 場 ※G D :グループディスカッションの略 5.5 距離学距離学距離学距離学からのからのからの考察からの考察考察考察 前述の意識調査(5.4 節)より、親近感が強すぎて 人によっては発言がしにくいという意見を得た。そ こで、これまで述べてきた場の比較をまとめた結果 を表 3に示す。表中の印(×~◎)は、予備調査と本 実験を基に付けた。表 3 の距離の平均とは人と人 との距離の平均を出した値である。距離の平均を見 ると 5.3 節と5.4 節のシステムに関しては約30cm の差がある。この30cmの差が親近感を強く与え、 発言がしにくくなった要因だと考えられる。

6.

結論

結論

結論

結論

拡張性のあるシステム構築を行い、ゼミや講義の 場にシステムを利用しグループディスカッションの 場を形成し評価を行った。 表 3 を見ると、システムを利用したゼミ型講義 の GD(グループディスカッション)1 が一番、情報の共 有感覚を与え、発言のしやすさとグループディスカ ッションが活性化したと考えられる。 従って、システムを利用したゼミ型講義のGD(グ ループディスカッション)1 が一番、グループディスカ ッション支援において有効だと示唆された。 今後の課題としては、システムを利用したゼミ 型講義の GD(グループディスカッション)1 の定量的調 査の際に留学生グループに顕著な差が見られた。顕 著な差を与えた要因としては、日本人よりも中国人 のパーソナルスペースが狭いという推測である。そ こで、日本人と中国人のパーソナルスペースを計る 必要があると考えられる。 参考文献 参考文献参考文献 参考文献 [1]教育工学事典,日本教育工学会,実教出版,p.464,2000 [2]松下光範,土方嘉徳,杉原敏昭(編)技術展望「テーブル型システ ムの現状」,ヒューマンインターフェース学会誌,Vol.9,No.1, pp.35-58

[3]Dietz,P.H; Leigh,D.L., ”Diamond Touch: A Multi-User

Touch Technology”,ACM Symposium on User Interface Software

and Technology(UIST),pp.219-226,2001

[4]新西誠人,桜井彰,山口邦久,森澤一郎,大村克之,北澤智文,

インタラクティブステーション,Ricoh Technical Reprot No.33,

p.134-140,2007 [5]筧康明,飯田誠,苗村健,インタラクティブな多人数用方向依存 ディスプレイテーブルLumisight Tableの提案,情報科学技術フォ ーラム,pp.293-294,2003 [6]川島弘毅,杉山公造,マンダラ図形を用いたグループ発想支援シ ステム,日本創造学会第3回知識創造支援システムシンポジウム予 稿集,p.144-151,2006 [7]北原圭吾, 丸山祐太, 井上智雄, 重野寛, 岡田謙一,操作者を識別 可能な協調学習用多点認識テーブルトップインタフェース,情報処 理学会第59回GN研究会,pp.61-66,2006 [8]松原孝志,臼杵正郎,杉山公造,西本一志,言い訳オブジェクト とサイバー囲炉裏: 共有インフォーマル空間におけるコミュニケー ションを触発するメディアの提案,情報処理学会誌, Vol.44, No.12, pp.3174-3187, 2003(情報処理学会GW研究会推薦論文) [9]臼杵正郎,西本一志,杉山公造,サイバー囲炉裏を導入した共有 インフォーマル空間の長期観察実験の結果と考察,第1回知識創造 支援システムシンポジウム予稿集,pp.68-75,2004

表 1 : 通 常 ゼ ミ と シ ス テ ム 利 用 ゼ ミ の 比 較 予 備 調 査 1 時 間 使 用 後 イ ン タ ビ ュ ー2時間使用後インタビュー普段の使用感を イ ン タ ビ ュ ー調査方法 ● デ ィ ス プ レ イ実験室A :ス ク リ ー ン実験室B :同左●人の配置ロの字囲み型へ遠 隔 参 加●操作:直接操作双方で操作可能●ディ スプレイ水平大型2台使用同一画面を逆方向に表示●人の配置ロの字囲み型●操作:直接操作双方で操作可能●ディ スプ レイスク リーンを使用●人の配置コの字囲み
表 2 : ゼ ミ 型 講 義 と シ ス テ ム 利 用 し た ゼ ミ 型 講 義 ア ン ケ ー ト イ ン タ ビ ュ ー ビ デ オ 撮 影 発 言 数 の 分 析●ディスプレイ水平大型 T T I2 台 使 用●人の配置ロの字囲み型●人と人との距離:0
図 8: ( 左 ) システムを利用しない ,( 右 ) 利用した場合 1  5.3.1 5.3.1 5.3.1 5.3.1  意識調査意識調査意識調査意識調査 :::: アンケート アンケート調アンケートアンケート調 調査調査査査 受講者全体 8 人にアンケートを取ってシステム を使用した時と使用しない時の 5 段階評価 (5 点 : そ う思う~ 1 点 : そう思わない ) の平均値のレーダーチ ャートを図 9 に示す。 図 9 を見ると全ての項目においてシステムを使 用した方が良いことがわかる。特に
表 3 : 場 の 比 較 ×△◎○情報の共有感覚 1 .5 3 m ( 0 . 6 5 ~ 2 . 4 m )1 .8 5 m( 0 .7~3 .0 m )2 .9 m(0 .8 m~5 .0 m )距離の平均人と人との距離◎G Dの活性度○ ×△◎○発言のしやすさ あ ま り 良 く な い (3 ) 理 由 : 情 報 の 共 有 感 覚 が 落 ち る 。 人 と 人 と の 距 離 が 近 す ぎ る 。システム を 利 用 し たゼミ型講義のG D 2もっとも良い(1 )理由:情報の共有感覚もあ

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