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物語はなぜ進まないのか : アシア・ジェバール『墓のない女』と相続権なき作家

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(1)神戸市外国語大学 学術情報リポジトリ. 物語はなぜ進まないのか : アシア・ジェバール『 墓のない女』と相続権なき作家 タイトル(その他言語 Pourquoi l'histoire ne s'avance-t-elle pas? : ) La femme sans sepulture d'Assia Djebar et l'ecrivain desherite 著者 武内 旬子 雑誌名 神戸外大論叢 巻 59 号 3 ページ 73-94 発行年 2008-09-30 URL http://id.nii.ac.jp/1085/00000778/. Creative Commons : 表示 - 非営利 - 改変禁止 http://creativecommons.org/licenses/by-nc-nd/3.0/deed.ja.

(2) . アシアジェバールのないとなき.

(3). . はじめに アシアジェバールの としてのキャリアにはいがある  の4  うぶなひばり と の5  アルジェのたち  とのにはのがあるのだもっともこのを2. し. ており! "#はいていたしかし1つ1つの $は%&に'かれ た()の*+を,る-り./01に2かれているうぶなひば りで13ファンタジアで245の67に8える9: ;の<テクストともいえるアルジェリアの= は4ヶ> オラン ?んだ@Aは1ヶ>Bという1であるをはさんで./ 0いCDはEしでも6であるこれらに.べ  にF 1. Gされたのないの()はHIれにい6>から  2. 9>の にJぶのであるこのさはKをLっているのだろうかこのテ 3. クストにMしては()がNOとしてPまなかったらしいというだけではない テクストQRがSTの9Pみにくさ<をかかえているのであるUではこの. VWのPみにくさにXYしそのZ[を\]することによってジェバールと 1. 2 3 4.

(4)

(5).        .

(6)           

(7)       のLには9< のZ[の^9_`あるいはそのab<のZ[もあるがUではテクストそのZ[でc われることのdい9<をefするなおghこのVWからのifは%&のかっこ

(8) にj kをつけてl*する.     96>パリ 9>ニューヨーク< この にジェバールはmnだけで^に8oFGしている lpに9VW<とqrたれている.  .

(9) いうののとそのの を えていきたい

(10) のないはジェバールのセザレシェルシェルで にその. !になった"#$ ズリハの%&である

(11) '. はの たちの()ネットワークの*となりには+, 5. -の./01グループマキに23する

(12) フランス4に56された7 8がとある9の:に;げされるのだがそれが3<にえてしまい =>は?として@れない

(13) このズリハの%&がABの&りCの&りをDし て&られる

(14) このテクスト8のEきCとおぼしきF%もGF%として &りのにEきHまれる

(15) ズリハも&る

(16) しかもIJのできごとの みでなくKLされたにも1FMの&りCとして&りNける

(17) このOPは QRの&るテクストでもあるのだ

(18) ジェバールはとりわけ アルジェのたちSTアルジェリアの た ちのUVにWりXうことをらののY*なZ$としてきたである

(19) 6. [\の]で^$には_`されてきた たちのabcのアラブ&dを しかしらは&れない たちになりかわって&るのではなくWりXう かたちでaefするdことEかれてこなかった たちの%&g[\を hのEiU&であるフランス&でEくことをZjしてきた

(20) ところでk lのaら&れないRdはQRであるだろう

(21) なりかわるのでないとすれば いかにしてQRを&らせることができるだろう

(22) カリンgホルターは m ファンタジアをnじたo]でダフラのpqRrダフラ+]でフ ランス4は01するs-tをuごと'らがvげHんだwxでyQさせ たたちになされたz{の|ちはしかるべく}~されなかったことであり 7. aジェバールはそのエクリチュールによってこの|ちをdいaここでは 5. 6 7. .  b]€‚のƒ„ Ib†を‡ˆするUV

(23) ‰2Š‹Œ{]Žレジスタンス の‘’をjして“いられ”じて•のゲリラ$01‘’を‡ˆすることもある

(24) アルジェ リア–+—b†を˜™bにして01したšの./‘’もマキと›ばれる

(25)

(26).         

(27) .      .     .   .   .   .  . . .   . .      . 

(28).  .         !". #". $ %& '"   .     .    .       .      .      .    .             % ".  ( $    ).  .   .  *  .  +, +  .  .

(29) 8. エクリチュールはのためのとしてするとべている そして ジェバールの の

(30) ををびしらのをしに 9. するをちてることであるとしている ダフラのたちと じく!"のを#われ$の%&も'(であるズリハを)るこの*+ もまたエクリチュールによる!"のなのだろうか ジェバールはこれ,-にもが)る.を/いている 01バラバラ にされた2では34567の86の29はバラバラ:として;<す るがその=テクストが>-の2を)っていく?で2の@AはBCD EのセリフやFのGにHりIまれたJKなどの.をとる しかしこれはあ くまで>-のできごとでありがとして)るわけではない 8L じ01のもう86の567アティカはMNされ4OをPQされるのだ がRSに&かれたその4Oがしばらくのあいだ)る それをTきUける もテクストにVきIまれる こちらはあきらかにWXのYをZえた の)りである また?1フェリシの:ではタイトルのフェリシは3 4から[\'(でありそのまま]くなる そしてこの^_の`=の1aは bの.をとっており!"のためにcばれていくフェリシがそのd?を16 eで)る これもまたfWXgだがそれまでhGでWXgij を)ってきたテクストの`=にJした.でklされたbであること. gにもijgにもいうなればmいnがれてきたopのmといったqであ ることなどからが16eで)るというrsの'tuさがそれほど . vwされない これらのxyにzべ{$のない2|におけるの)りはどのような} ~をちどのようなを€たしているのだろうか ジェバールはこの*        バラバラにされた2フェリシの:にƒしては,„の †‡ˆ アシア‰ジェバール によるWŠアルジェリアの‹)Œ01バラバラにされた2をむ{29Ž| ‘. ’ をVくLEとしての“” アシア‰ジェバール{オラン‰んだ@A|{•–† —| ˜6‘ ’ 8 9.  ‚.

(31) ではにはしがき         をき この において ズリハの と

(32) に するとはさへのをもっ て うなれば アプローチによってもたらされる けれども かの. !は フィクションの"す#$や%&と'に(わ. れる と)*している+,-に ズリハの.がより/らかになるよ う 0は0の 12を34に5った と6べる78は このテク ストを9いた0の3:をテクストに/;している+<=な#$>が とどのような ?を@って

(33) AをBらせるのだろうか+ CDではまず BりのEFがGされるHIをJKし LにBりM 9き M BられるAのテクストへの9きNまれOを4Pする+そのQでがテク ストのEFにRSするのかをTえたい+そこにジェバールがエクリチュール と@つ ?のUVWがXえてくるだろう+. 1. するり . YZの[\としては]&^に

(34) の_が`き abにエピローグが

(35). cる+

(36) _のうち4つがズリハのモノローグであり ズリハが1dで Bるefをgる+]&^の]hとエピローグは このテクストYZ の9きMとTえられる0がBる+この0は いくつかの_で0 としてiれるj kl あなたと Vなったdにかれて. !. としてもBられ mnAVoなどいくつものVなったpdでqばれ るがabまでrsptを@たない+このBりMu9きMについてはb 6する+この0とズリハvwに . !xBりMとなるのが ズリ. ハのyハニアとミナ zのダム{リオンヌ ミナのおばゾフラの4であ る+こうして Cも|んだ6pが わってズリハの がBられていくの

(37). ジェバールは_}としてしばしば~€Bを€いる+ 3_ズリハの1のモノローグ セザレのテラスのQで 7_ズリハの2のモノ ローグ   _ズリハの3のモノローグ 

(38) _‚のないズリハのabのモノローグ の4_である+.  .

(39) だがそれはしてにむわけではないズリハの という つ の

(40) が られていくことをするをとまどわせるようながし ばしばおこるのである. はのられた4つのにかれているのだがすでにそ の1から2へにはまない りは. であり1では!にズ. リハの"#ミナに$めて%ったことが られ&は あなたをっていた '( )!あなたをっていたあなたはやっと*になってやってきた '(と りに+かって,り-すそして

(41) の./を0す12が,りされた3' 4#と. はついに/めたズリハの

(42) を'( 5しましょ. う6/めましょう6と た<. はきっぱりした78で9えた'(( :が;され. は=だった'(というミナの>?で りが/まるこの@Aで. 1はBわるところが2のCDは EびF2!3. はズリハにGじられ. たHIのモンタージュをBわるところ'(であり り/めたはずのミ ナはJえてしまいこのHIとミナの りとのKLもMNである2は  がOPにズリハを ることとQのHIRSへの>Tにあてられるのであ る U2Aではズリハの)#ハニアがVWX

(43) となりその1XYの りがズリ ハを っていくしかしそれにZくU3A ズリハのU1のモノローグ で りズリハは[\も2XYの]びかけを^うのだがその_`は aし て"#ミナであるハニアが. の:と った3にその:がもう Xの. &のみに]びかけるというテクストのbcはにdのeWからの りが /まったというだけでなくハニアの りのをfくg`づける . U4Aではミナのおばゾフラhウダイのiをミナと jkのlXがj . ねるそしてゾフラが り/めるのだがしばらくしてし1^のmnの 3にZくではlXはすでにopについているのであるつまりテク  . qYがrsにわたるためここでは jkにt1させる uAとエピローグは のようにはvたれていないが1^のmnによっていくつ かのAにかれている. ' (.

(44) ストまったばかりのりはいったんしその

(45)  はゾフラウダイのをバラバラのとしてびく という りのききのをするを たのちようやく!する" . #じ$4%の&でもハニアが'(を)り*えやっとその+,と-.し たように/え りめようとするとミナの101のりによって 1ページ2される"そこでは3の4しい5 

(46) 6に そのく78についてのミナの9:な;いが<べられる"そのハニアの りが2ページほど=いて$4%が>わり$5%がまるとミナと

(47) はゾフラおば?へび@かけるところである"だがテクストこの

(48) のABはきCまれずこの%のD&はミナが

(49) にEしておこなうF GFHのIJのKLにMするNちけOである" されるのはズリハのPだけではない"$6%でダムリオンヌが 

(50) のQRのことをOしはじめようとすると

(51) はそれにST せずUPVのモザイクのOWへとOをXく"またそれに=くYZでダ ムリオンヌのりはそのままテクストになるのではなくそれをいた 3 

(52) だがここでは101のりとなるが[ホテルの\ ]で/た^_ としてきCまれる" りの`7がそのためにabされたともcえられるdefgh0Pによっ てiげられることすらある"$%で

(53) はミナに2j,にklに Oしてくれたという;い@mでマキのnのところへo0で

(54) ねたpの Oをしてくれるようqをrけるのだがs0のいるレストラン s0はシェ ルシェルからアルジェへtるuであるのv0がOしかけてきてしばら くはv0とのwOになる"このv0がxhしたようやくミナのyとW されるりがまるのである" oつのP ここではズリハの0zがzから{へとrかってo|rに }れることを~する€みはこうしてあちこちでされる"これはサス . ハニアはまった‚ちƒいたなどの„". .

(55) ペンスをったわけでもなくズリハの はごく から

(56) に らされているにさをけるとしてされたのでもない そのがあるのはだがこれらのにするのは !"な#れになりそうになる$に. りが. り%&き%テクストの'き%. りのなされる()の*+が,-.されることである/01は2をまたぐ 01は34な56である7とされるダム8リオンヌの. りでさえそ. のままテクストになるのではないアルジェに9る:で/,の;ダム8リ オンヌが<=した>?@AをもうB$!Cので&いているのはDEのうち どちらなのか7というFGの /ダム8リオンヌのH7とIされる1 EJの りがKまるしかし5ページ にはLび/MN

(57) 7がミナにダム8 リオンヌのOを ンヌの. りの. りPしてくれるようQRしここからはミナがダム8リオ り%となる/MN

(58) 7はミナに/ダム8リオンヌの の. OをSくTくUいシナリオのようにVWしてみてほしい7ともX むYZのない1[におけるのは. りが\]するには^くの_`. がaQであり!bにcdするeかではないことを

(59) にfえずgdする サインとしてhいているのではないだろうか. 2. りとりの. YZのない1[ではしばしば によって

(60) は. り%と. りのijが'きkまれるそれ. りが/!"il7でないことのmnをoられる6pの. り%たちはそれぞれにqなりズリハとのrsも. るというtuにvす. るwxもByではないそれどころかzじ り%でも2によって{.する ることは2に|}を~うtuともなりうるズリハの の‚のƒを. にr€する. るダム8リオンヌは/Hがぐらつく7ゾフラのj. „もフランス に†てを‡かれてしまったˆ‰を=dして. る/ゾフ. ラ8ウダイはŠまるHはないそう‹ŒはくŽ"けいれんをdこし たかのように%がえす01は‘けられない]ち’がりtったり“  .

(61) たりってきてすわるにずんだをにして  と

(62) がうハニアにおいてはることはですらありる こんなふうにくのでかいい   . が ズリハのに. し!せる"は#$のためだけに%す&もつか. ず'(する)*をそれは+,-のように"にとりつく6 ヶ.ごと/には10に11このは2まる34にある . . 5/にりはる6にとっての789し:びともなるダム;リオ ンヌのを<りればズリハをることは=しみに>する?め  だ がここで@AにBいられている?め

(63)  . はCDEりにはFG にHるIJKをLMするミナはNO6 にうながされてダム;リオンヌ の%をりPすQあるRSにTると%をUしてVにWけさせてねこ . のRSルラ;ルビアのバージョンXYにZのバージョンで[\も[\も] いてきたのVも^_するわこの`aがbきなの  とる:びをc 'するハニアをEしてはりのもたらす78がdeされるここでfg すべきなのはNO6 のhiであるジャーナリストたちがTてズリハ の%をするようjまれる/は%すことでk\はVがズリハをlすような mがする . のに>し NO6 に>してはあなただとmがnになる =いoいから78される  とpべるズリハをるqのたちにrし てもNO6 がVたちのaにsちtくと u たちのvwvwがx yをzろす{|を}じるxyをzろす~ ズリハをる"がくよう にする u おお€^の  というようにNO6 が‚ƒ となってる„ を78に†‡させる ˆ‰なをきŠこすりだが‹Œ6たちにとってることはそもそ . も‹,の„ というわけではないミナはのないŽwがほんとうに . . ダム;リオンヌのアラブテクストフランスのダム;リオンヌ Pするとライ オンŽwのL の‘が’“にBいられているので”•ではダム;リオンヌ をBいる –—のタイトルには   . というがBいられているがここではŽw . という˜™になっている. .

(64) たちをしてをしたいのか が

(65) てないという る びをすでこのに を

(66) ってえられないミナはたちのズ リハについてのいはたちをほとんど. のよう. な!"にしてしまう とも#べている ハニアが$に%かってる のかによってズリハをもう&'すような()*を

(67) つか+,される いをするかについては-で#べたがることは.にするべきこと であ るわけではないのだ しかしで/0はることに1する2の3を

(68) っている マキに45すべく6をようとする7ズリハはの89: を;0にって<かせるのだがハニアは=になって/0のために>?す るのはだと*じていたのだろうか  と@のABをCDする こ こではハニアはるEFGHにつきIかされたりJズリハをKにそれ をLけMる<きJのNOにいる そしてその<きJがP&はそれをの ?QでRST にUえるNOにVIする WXがYえばハニアはこ そがりJなのだという3とともにることができる それにしてもこのテクストにはりJのZ[や\Sをも]めたりの ^が_く`きaまれている bのcdではることに1して\Sをもつの . がミナなのかRST なのかeのfg-にわかにはhiしjい それから/0ミナはkしlめるむしろがるのを<くAfえ をする /0はなめらかにmれる?Qのnにをすべりaま せたいとoうなぜいすpqをするのだろうかなぜr りJにとっても りをHsするTにとっても tTをuびvこす  べきかどうかは8ページのテクストのほとんどwxyにzっ ても\S{のままなのである |:したりをそのまま`きMるかの ようなスタンスを}ばずりはあくまで<きJ~`きJのHsをLけ< きJ~`きJをたる<きJとして€する このを‚りƒし„する< . cdeの=のe は/0 というでlまるが=†は‡ˆ‰kŠFにI‹のŒ Šをdいた\S{で`きaまれているK†とのˆはコンマのみ これにŽくyで の@ というがれその=はミナの19のりになる.  .

(69) ききはりのみならずの きく に

(70) する をもきみズリハのとをるにおけるのをの ストレートな にらブレーキをかけるかのようにいけるのである くためにいるのかくことへのをするためにいるのかにこの ききをくわしくていきたい. 3. なき. これまで. !"#という$%で&してきたり きき . は'($)を*たずかわりに+,-の.び/で.ばれ10% 20%30%と10%で2にかれるという34な 560#である 0%の78に9いその:;もり<のりの=>" きおよ . び?@"き<の560またはりにられる"と78する Aい/を7えればテクストとBわるCDがEFしないのであるそれにG HかなクロノロジーがIいJちをかけるニコルKアアスLルパリのMNす るように. りの:;やOPにおけるQRされたがかりのあいまいさ . STやUV#はこのり ききがいつWXでたりたち とYいZを いたのかそれをいついたのかという[をあえてHFできな いようにする\]を^たしているこうしたG_Fさは`をabするのだろ うか Wcd#で. e#としてスタートしたこの0は く"`もfせ. ずgつ"hi#とFjされでkべたように<"のりをlきmこ すnoの:;を^たすのだが pqは`もたずねないpqは くhi# !"# インタビュアー# r0# sgされた"# よそ"# それほどよそ"というわけ ではないよそ"# Etuv"# w0# く"# xう"#などこれらのはすべてqyC におかれz$)が{いられる6|は}に pq#である  30%でられる~ではCDりきの e#-にもうEつ€のレベル のりhジュネットの{でAうならば 4‚ƒK‚ƒ#にするりi が„Fされることになる  .

(71)         

(72) 

(73) .  

(74)  

(75)     

(76)  

(77)

(78)         .

(79)     !"

(80) #   .    

(81)    $. %  %    &% % . h i.

(82) といわれるようにきたいことをきすというよりはりのから れるものを け める

(83) が されるところがでこれまで てきたようにりのなれはしばしばしりのをする もいこのきのはテクスト. !に"#されるのだが. それ$ズリハの%はあくまでもこのきの け&ったものき のく'(が)みしたものであるという*+を,-しているのではない だろうかさらにはきがダム.リオンヌのりをミナにり/して くれるよう0む1+のようにりの23としての45がはっきりとさ れる16もあるりの-1でまたりたちの%を7く'(において き87きが9たす45は:;ではない このき87きの<=>はられる*としてテクストに7き?まれ ていることにもある@のAのみならずミナやハニアのBCにDEってF GらのHIでのJKLMNOについてのがPなくないKQのRが'った りSたりしてQがやっとTくらいだったUDVJこのWXのLM . Nは23TでYZの[こう*\で]ったり^いたり_んだりしてい たのだDJOとはハニアの`aなのだが7きがわざわざbのcdU eをインタビューfにBCさせていることになるさらに<=なのは6 g1hの2ijによるだろうここまでき87きはkにlのり たちのmかといっしょにいるnでテクストに7き?まれてきたのにoし ここでは:BでホテルにpqすることがられるのだがrはKあなた Dsjの2ij  JOであるEってここでのりは=t%uv.% uvwのxyにいるはずだがそれにき87きのKQOがzなること は{|できないあえてKQOからKあなたOといういわばb}を~り してwにyきwからるnで7かれるのはKQ8あなたOのアイデンティ ティをめぐるM€であるここにはさらにKFらOのHIが‚される ホテルでKあなたOはフランスをƒしKFらDホテルのE„ Jはあな . ズリハやハニアの3はZをへだてて7きの†の3と‡り6わせになっている. D  J.

(84) たがをじるのをる しかし

(85) をけてあるの だから らにはあなたがこのの であることはわかるはずであ り のをて あなたがののにかなかったことにくだ ろう ホテルの ひいてはの. にとって あなたは!. よりもまず"#なの$%の なのである それに&し あなた は'(のための)にのをく ようやく*+が,-し はじめのア イデンティティに.った/0だったから $. でホテルに'(し. フランス1で2すあなたは の3としてに.ってきたのであ る 4いて ミナが!よりズリハの3であることと&5させる67で. この2. 8の9

(86) は:わる ;

(87) にフランス1を<えてくれたのはだった. と ジェバールがことあるごとに=り>していることを?えるならば  @のABCからDにて もはやそこにEFGされることはHIな-Jを. あなたとKきLした

(88) でMかめているとNむこともできるだろう OきPQきPにRしてもう$つSTすべきなのは U0のズリハのモノ ローグで7が:わった0にVるエピローグである WXYZ W[\Z WよそZ]にはWそれほどよそというわけではないよそZ これらす べての1はつまり^を_しているのだろうかと ^が `. 8. でabにcdされたアイデンティティをeきfけるところからエピロー グはgまる ズリハの. hのi1は:わり ここではアルジェリアのdjや. く;

(89) へのklがmnである ^はdシェルシェルを oにセザレと いうpでqぶが こののrstのuvにklするw pxギリシアyロー マz{に|していたことが}~される すでに67ではズリハを の€ iに‚ƒされたpxのモザイク„の †になぞらえていたこのモザイク „は オデュセウスが‡ˆに を‰りŠけてセイレーンの‹をOこうとした . JŒだが そのセイレーンは であり†であるŽでかれている ここ . セイレーンは と‘され ’

(90) † ’

(91) のかたちでイメージされるが pxギリ シアの“2”z{では•V –—)と†が˜びついた™でイメージされていた.  .

(92) ではさらにらをオデュセウスにねはほとんどオデュセウスのに をく という

(93) にも びとうとするのがズリハの きのとなることにはないがきはなぜオデュセウスな のか く ことががけの. ! だからだろうか だがエピローグ. の はまたオデュセウスと"っては#ざからないは$かない ようにしてくれと%みはしなかったいいえ& と'く()もしてい る #ざからない とはしかしついに*ったアルジェリアにとどまる ことを+,するわけではない またはこんなに-く.ってきてついに/ 0を1り2げる34をした のがいつなのか-れに567を8つと いいつつ いつ*ったのかいついたのかというクロノロジーは9 :;<なままである ミナは=>とコンタクトをとらず?き@になっている Aの@ にもBこうとしないこのCDE のことをFはGHIをJ KされたEとして.ってきた とLMしている そしてあなたはN はいつセザレのOPへとHくQをPるためにRSに.るのだろうか TのUのV

(94) WはのAがXをYZいて[るあそこへ あなた と RSのところ.るのはだれなのか \の]^を_て ようやくき`わってもabcの.d はもはやeんで@にf びgけhれてくれるはずのA がいなくなったiPjklだということ だろうか アルジェリアのmできHけしかしアルジェリアをきHけよ うとするがアルジェリアにgけhれられることはないのではないかと いうjnoの.dはついにjklなのではないかというDいがテクスト のpqにrってsZされるこの0りtきtき のjn)という uvのwにxれているのではないだろうか. 4. られるく. きがAのcとyz)するのに{しズリハの/0pqはcの|}  .

(95) によってのをする による りということができる

(96) ズリハ の りをするに られると る とのをして おきたい

(97) ハニアとミナはじからまれたのなるでありが あることから ズリハとのもじではない

(98) しかし!"ともとの が#$で%ハニアの&'はを(らず ミナの&' )*に+する, とされ ズリハを-./0に1くとのが 234なことにテクストに はほとんど5き6まれていない78よりも9の :である;が<=される

(99) ズリハはまだ>?であったミナとその@のAをハニアにBねてマキにCD する

(100) -.のEFのためとはいえ 9>をGてた:にかわってハニアがそ のHIをJうのである

(101) -.K ズリハのLMをめぐる#NとONのPりQ しが たちのRのをSしくする

(102) このT ミナはずっとズリハのUを VじWけるが ハニアのXは9いつかきっとズリハのYをZつけるだろう そして[の\でそうしたように]くだろう ^_をおろして% 7:と Y の`ZをRのabのcdのように っている

(103) ただ ここでいう9Y: はがefされた&gというhi. に のjをklしている

(104) 9どこ. にmののjをZつけたらいいのか%7:とnくハニアは もしZつけた ら9のopのjをZつけたqと%7:rうだろうとsう

(105) 9opのj:と は にとってtけuれることがvwなのxのかたちをhiしているので はないだろうか

(106) しかし ハニアはYの9,yz:{|に}~する

(107) -.K になって ズリハがでフランス€に‚されたKƒ„に れてこられた† を‡れたハニアは ˆ‰のŠに9Y:をあてどもなく{すのだがZつけるこ とができない

(108) そして その‹からyがŒまり  がになるvw Žを}ってしまうのである

(109) となって>をすかわりにハニアが らの にすのはズリハである% 9mは‘’%ズリハ7に“み”かれている%7 : 7

(110) を ることが ^_をおろし •しをもたらす–—ともなることについて はすでに˜べた

(111) 9‡™":のšきかけはたしかに ›たれていたきっかけ % 7.

(112) ズリハをることにきうであったしかし の で つの

(113) がれないいがくたれているとうハニアにとって の

(114) のきさはそれをることののきさとつりあっているを してをらせるテクストはをすの ミナはマキに!"しようとするにとって. さをもるのである #に$ならなかっ. たこの%から&ればミナはに'てられたであるそしてそれを(け )るのがズリハが の*+とも,びかけるハニアであるミナ は*とはまた-なる./を0じているようである は12のヒロインの の34を5&ることしかできなかったという67は89: ;に<む=>を?のために@をAげたヒロインBCなとDべてEF 0に<む はあんなにGHでIりJかった はといえばJKとLMばかり NじようでありたいとOめてはいるのでももっとPさなはるかに Pさな:;でQQ だがこのテクストにおいてズリハのモノローグの(けRとなるのは Sし てミナなのであるズリハの1TUがVやかな9WやXYりのZ[とする のもどうしても\いたくなったとマキの]^_へ,ぶのもいつの`か aにやってくるのをbつとcbされるのも2TUで,びかけられるミ ナであるハニアがズリハとその3Tのdミナのeのfんだgをh り-eiのjkのlmをnoするまさにpのqをrたすTsなのにZ しミナはアルジェでJtuvをしておりwxにyるのはzみ のみであ る{@|N}にとどまりaを&つけられずに=>の~にをか かえてきるハニアにZしミナは€へ{て=した‚Tとしてきるこ とをƒ„した しい7†として‡ˆされているハニアにとっても+はす でに‰ばよそŠアルジェの7になりつつあるミナの‹くŒ Žでも‘’でもないモーツアルトのソナタは67の|N}にZする€ “†の[”である  .

(115) きはのをなるものとしてき

(116) を しているわけ ではないしかしとなるのはミナでありいをけし たとしてミナのにいのはたしかであるよりもそのが のである. !する"#は$てもアルジェリアにはとどまり. その%&を'う(の)を*+とするこの,にはもはや-に./する ことのできない01の23わりの45が6されているのかもしれないも しズリハが78きていたらみんなを9らせていたでしょうね: ;とい うハニアはズリハの<=>で?@>な8きがABなことに7Cのアル ジェリアではDEなものであることをFっているズリハはセザレの$2で はないG2らHんで3IJKしそのIにLむMNをOPしQ RSのためにTとUをVき&しWX>にはOPがYZのU[\]におけ るRSに^_したらの`aでOPするPくであるこの`bで はズリハもまたにcちた,なのであるそして+なかれd eにXfするTを$てgしいhをiく45はjミナにkきlがれる. 5. られるものの. のjがmりダムnリオンヌやゾフラおばがmるopとしてのズリハ はmられるばかりでなく1qのmりによってテクストに^rするつ まりstがmるというuvがwxされているのであるミレイユnロゼロ のyのz{はこのuvを|じる}~れてはならないを€に‚している stのƒに„を けることが†‡なのでありˆき‰なことをst にしゃべらせてGらを~Šから‹い$したとŒすることではない したがってQRSのŽのjであるハニアのIはこの‘’“ の2”りを•しているハニアは–の—˜に™šに›œをもってはい . るがGの4をじることはžŸしたのである .       .   .

(117)   .     .     .      . .       

(118) .        

(119)        

(120)  

(121)   ""   !

(122) . : ;.

(123) くあるいはむのに ることを しズリハのモノロー グにみ

(124) れるメッセージはあくまでも そのようなものとしてされた . メッセージのメッセージであることをれてはならないだろう ところでのないははそうしたに ってはいないということ をするテクストなのだろうかされた わって. ることのできない!にか. るのでないとしたらこのテクストがあえて"!を. らせること. で#$するのは%か &'のズリハの()は. らないことにあったマキに*+するまで,-. なる .の/び0しと12にズリハは34をもって5え()する67 892を:けるシーンはかなり;<=に>かれているがそこでも い?ってロゼロの@AをBりると のないは92が. らな. らせる. . ことのできなかったヒロインがここでは@うことそれも. りCのDEと. FGのこもったHき

(125) りに5えて Iと@うことをJKにLMさせるとい . うNるべきOPをもつことになるQR=にはテクストがどれほどうま くこの OPをSたしたところでここで1TUの. りがのもので. あるというVWはXわらないしかしこのテクストはそれを!にれさ せることをYZしているのではないと[われるむしろ"!が"8にも り\けるという ありえない]^をとってフィクション_を`だたせるこ とで"!の()をabしているのではないだろうか その()のうちc1のものはdeされた"!によるdefへの)gで あるこのhiをjじているj!のkには ズリハはしかるべきdeをされ . たとlmする!もあるが"!ズリハはnoにこの しかるべきdeに )gしているpのqrにstされたufをマキのvwのxTがyかにz いで{にけ|りdeするのだがズリハの1TUはこの}~にして€  .

(126). . „jで 2!あるいは HきC†きCと/ぶT‡      

(127)   .

(128). .   

(129)   .

(130). .   . ‚ ƒ.

(131) のようにる はをしたのだそれはののだったそれに し たち は

(132) に の のにもふさわしいをつけし . ていた つまりで たちのユーユーがをくでっていく ことであるいいえ はをったにって. はに!. "を#した イスラムにって$%& '(のない)というテクストにおいてこのは ズリハ*+のをの み",しているのではない-./の0たちの12に する345678 9の:;も<たしているズリハは-./のアルジェリアでは =くなって >?@するにはおあつらえAき$たとえばテレビBCにしてハニアにズリハ の:をDじさせようするECなど%ではあっても FきていてもらってはG HなIJなのであるにったは K0とともにLったLMをもN . めて -./のアルジェリアOPが0たちをQび$あるいはRたに%Sら せ 6TUVWのXYに37することでもあるとテクストはZ[し ているのではないだろうか \]の89はそこにとどまらないロゼロは '(のない)は3^じ_ つのテクストに3`aとbc7をdびeわせることにfgした7テクストで あるとhiしているが こうした34jkl76hiは \]のもう_つの m8をえなくしてしまわないだろうかそれは られること

(133) nに す るm8であるこのテクストはズリハを 3(7がほしい oの\をpけq れるためのしるしがほしい rけるstがほしいというuたちのvwに . させているuたちのxむような uたちのyeにeわせた\]としてはz されていない{nのありかが|}なだけではない$この~は はしがき の€をるりa‚である%_ƒ6に\]の„ を†‡するˆ‰とな  . Šアフリカの0たちが ‹いŒなどのにŽする-のび‘ -./アルジェリアは イスラムに’づいたとされる“”6T•をf.させ –—な˜に おけるKの3|™š7がe@された$_›œW K0のžからのみ_6なŸ が¡ ¢であることなど%. $ %.

(134) されるのもで っていくことをむしろ にふさわしいあ りかたとして

(135)  にらせるまただけがなのではな いズリハはのアルジェリアによくられるのとなるこ とをするためにる

(136) . となるのではないかジェバールは!アル. ジェリアの"#などにおいて$アルジェリアの%&'(あるいは%& の)*について+り,し-.している!/のない0#の12な34は . ドニーズ5ブラヒミの6を7りるとを8む アルジェリアがと 9きうつの:;なのかもしれない !/のない0#における

(137) は<=する$アルジェリアというテクス トの>. に<=するだけではないテクスト にこそ<=するこれ. を?く@AもまたBにCべたようなをよくる@AでありDる かもしれないのだ?かれることに<=するものをいかに?くかそのテク ストはEして Fに. GれることはできないしHI. をJうことも. できないだろう だけはKLMに

(138) をらせているのではないとNO するのでもPQとフィクションがRSTにUしたテクストであるとNO するのでもないる

(139) というフィクションはること がもつVW XをYZから[らし\すみずからのエクリチュールこそがれないもの をY]る@Aではないのか!/のない0#はズリハの^である_Bに ?き`が らの?く@Aのaうさをこそ?くテクストなのだ. おわりになき bcdeにfgしたアルジェリア0Xにhしてはたとえばジャミラ5 . . アムラヌのijklやインタビューmがnするo はpqrの0Xが. のsを1rtでるHImの3をuる!/のない0#はこうしたH  . .

(140)     .  . 

(141)    

(142)     v. w             

(143)         

(144)  

(145) 

(146)    .                      

(147)  

(148) 

(149)  ! "    .        #

(150) 

(151) 

(152)  $  . . v w.

(153) となりそもそもとされている り が

(154) き の を けて るというところはするがのないではだれがを. るかのみでなくどのように るかさらにだれがどのようにそれを

(155) くの かそれをだれがくのかといういかけにをたえずちらせる. り はずから るのではない また !のことながら"では #きている り が$%を る のないでは&も るのだがこ れは&の'の()ではない むしろ*も+なフィクション,のしるしで あり-に.たように ることの/つ01を2き3りにする45でもある バショルは る'の67は89:された;<ではなくモザイクを=>し . ていると?@にA なモチーフとして=れるモザイクのBCをDいてこ のテクストを,Eづけている モザイクはFGのH6は89でありながら I<としてJつのKをつくりあげる だがはたしてのないはLJ Mなイメージの#NへOかうとえるだろうか る'がPQであるのみな らず りは@8をRりSしき はTUしVまないW はLJ,より も7けXをあらわす のないにおけるき は6がくという1をYZする0[ をもっているのかどうかを\う?]である そしてその^\の_`には ggggg aしたbcにdるべきところにdりeねたのではないかというfがあ る アアスはこのをhじたijでのないとはklのところ mn?]ジェバール;のことだとkhづけているのだがJ4でジェバー ルは;のopのqrMにはstのuがりによるvのZとなりw . x i<によってy<の=zをめざすと8じジェバールの{ . |は}~とs1に€して[するためのY‚とƒ„への びかけなのだ とう ポストコロニアルi†のX‡すべきはこうした=zや{|である . .

(156) . .

(157)   .       .

(158)     

(159)  

(160)     

(161)  

(162) 

(163)  

(164)  

(165)     

(166)      !!" #"     "   " "!$"    " . . ˆ ‰.

(167) とすることはできるかもしれないしかしのないというテク ストはその だろうか き

(168) の らの くにするがたえ ずゆらぎためらいながらんでいくことをなくするテクストここで されたを のとみなすことにはかなり. !があるハ. ニアは"#を$%&を'(された)*として+っていた, の-./01には2らないことを34してきたは56を7 け8れないその56とはズリハのようなアルジェリアの9たちの:や; <をも=んでいるしかしは,から>も7け8らなかったわけではな いフランス+という?+はフランス@ABCDの56であるEFに,の 56なのだ$%&なきとは く&GのないというHIではない むしろ らのJにかわって くKを LのものとせずMえずその NO9をいつつPQをめるであるそのPQは /01のRS をTき7けることをOUとするVWよりはXYになるだろうだがの ないにおいて らの くをそして+られるものとのZ[をMえ ず#い\しながら くというこのスタンスこそがズリハを]Wのよい+りか ら^_する`aするとしてのズリハそのbcdef9gのRSをhi にするのは$%&なきのまないj+なのである.  ジェバールのテクスト      .        

(169) .      

(170)        . 

(171)  

(172)          . そのの      .           !    " # $ % %!     .  

(173)  

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(184)   

(185)

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(187)     .        

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参照

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