• 検索結果がありません。

急性期病院に勤務する看護師の認知症高齢者への看護に対する困難感と関連要因

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "急性期病院に勤務する看護師の認知症高齢者への看護に対する困難感と関連要因"

Copied!
1
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

様式2号(第5条関係)

修 士 論 文 要 旨

看護学専攻 生涯看護学分野 老年看護学領域 学籍番号 216603 氏 名 田端 真 論文題目 急性期病院に勤務する看護師の認知症高齢者への看護に対する困難感と関連要因 キーワード 急性期病院 認知症高齢者 看護師 困難感 関連要因 【背景】 認知症の有病率の増加に伴い認知症高齢者が急性期病院へ入院する機会が増えることから認知症高齢者 への適切な対応が求められるが、認知症看護に慣れていない看護師の困難感が指摘されている。したがって、 急性期病院における認知症高齢者への看護に対する困難感や関連要因を明らかにし、困難感の軽減に向けた 対策を検討することが重要となる。 【研究目的】 本研究は、急性期病院に勤務する看護師の認知症高齢者への看護に対する困難感の因子を明確化した上 で、困難感に関連する要因を明らかにすることを目的とする。 【研究方法】 病床機能報告制度で用いられた「高度急性期機能」を有する病院を急性期病院とし、A 県内の急性期病院 の看護師1731 人に無記名自記式質問紙調査を実施した。質問紙の回収数は 711 人、回答に欠損のあるもの を除き620 人(有効回答率 35.8%)を分析対象とした。急性期病院における認知症高齢者への看護に対す る困難感として自己作成した質問項目は因子分析を行い、個人要因、環境要因との関連を明らかにするため 急性期病院における認知症高齢者への看護に対する困難感の各因子の下位尺度の合計得点と個人要因、環境 要因についてt 検定を行った。さらに各因子の下位尺度の合計得点を従属変数、t 検定により有意差がみら れた個人要因、環境要因を独立変数として重回帰分析を行った。 【結果】 急性期病院における認知症高齢者への看護に対する困難感は【認知症の疾患理解と症状対応】【認知症高 齢者の安寧確保のためのアプローチ】【医師との連携】【認知症高齢者への個別的な看護の実施】【認知症高 齢者の看護アセスメント】【看護師の陰性感情のコントロール】【認知症高齢者看護に対する葛藤への対処】 の7 因子から構成され、累積寄与率は 50.2%、Cronbachα係数は 0.64~0.83 であった。急性期病院におけ る認知症高齢者への看護に対する困難感の関連要因は、認知症高齢者のイメージ、認知症のコミュニケーシ ョンの理解、看護師経験年数、現在の病棟経験年数、認知症看護研修の受講経験、認知症看護の責務、定期 的なカンファレンス、環境の工夫、病棟全体の認知症看護への意識の9 項目であった。 【考察】 急性期病院における認知症高齢者への看護に対する困難感は、短期間で身体疾患の治療を優先する急性期 病院の特徴を反映した因子構造であると考える。ネガティブなイメージや認知症看護への意識の低さと困難 感が関連したことから、急性期病院の看護師は認知症高齢者特有のコミュニケーションについて理解し、看 護の成功体験から認知症高齢者へのイメージをプラスに変換することの重要性が示唆された。また、経験年 数の多さ、認知症看護研修の受講経験があることと困難感が関連したことから、多職種が専門的視点を持っ て連携し認知症高齢者への支援を行うシステムの構築、急性期病院に特化した認知症高齢者への看護の方法 や環境への工夫の構築をすすめる重要性が示唆された。

参照

関連したドキュメント

自体も新鮮だったし、そこから別の意見も生まれてきて、様々な方向に考えが

Nursing care is the basis of human relationship, is supported by how to face patients and to philosophize about care as a

 少子高齢化,地球温暖化,医療技術の進歩,AI

心嚢ドレーン管理関連 皮膚損傷に係る薬剤投与関連 透析管理関連 循環器関連 胸腔ドレーン管理関連 精神及び神経症状に係る薬剤投与関連

向老期に分けられる。成人看護学では第二次性徴の出現がみられる思春期を含めず 18 歳前後から

54. The items with the highest average values   were:  understanding  of  the  patient's  values,  and  decision-making  support  for  the  place  of 

Development of an Ethical Dilemma Scale in Nursing Practice for End-of-Life Cancer Patients and an Examination of its Reliability and Validity.. 江 口   瞳 Hitomi

A total of 190 studies were identified in the search, although only 15 studies (seven in Japanese and eight in English), published between 2000 and 2019, that met the