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ビタミンEフリーラジカル捕捉反応生成物の高感度分析法の開発と生態への応用

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Academic year: 2021

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Title

ビタミンEフリーラジカル捕捉反応生成物の高感度分析法

の開発と生態への応用( はしがき )

Author(s)

山内, 亮

Report No.

平成11年度-平成12年度年度科学研究費補助金 (基盤研究

(C)(2) 課題番号11660124) 研究成果報告書

Issue Date

2000

Type

研究報告書

Version

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12099/496

※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

(2)

はじめに ビタミンEは脂溶性のフリーラジカル捕捉剤として。生体内脂質過酸化反応の抑制に関与 する。すでにモデル反応系では,1分子のビタミンEが2分子の脂質ペルオキシルラジカル を捕捉することを反応生成物であるビタミンE一脂質ペルオキシルラジカル付加体の形成か ら明らかにされている。しかし生体ではビダミンEの含有量は脂質分子の1000分の1と微 量であるため,そのフリーラジカル描捉反応生成物からビタミンEの役割を明らかにするこ. とは非常に困難であった。そこで,本研究はビタミンEのフリーラジカル捕捉反応生成物の 高感度分析法を開発して,その手法を生体内脂質過酸化反応におけるビタミンE反応生成物 の挙動解析に応用することを目的とするものである。 まず,化学発光試薬を用いたポストHLPC法を開発した。この方法は分子内にべルオキシ ル基を持つ化合物に特異的であり,ビタミンE一リン脂質ペルオキシルラジカル付加体を最 大1pmolの感度で検出することが可能となった。しかしながら,この方法はシステムが複 雑で,また発光試薬が不安定で長時間の分析にて適さないなどの問題点が認められた。次に, 比較的高感度の分析に適する肝Le電気化学検出法を検討することとした。ビタミンEのフ リーラジカル捕捉反応物を直接電気化学検出するた捌こは還元側で測定する必要があーり,安 定性や検出感度の低下など,換作上の問題点が生じた。そこで肝LCで分離した化合物をオ ンラインで還元してヒドロヰノン体とすることによって酸化電位側で検出する方法を検討し た。その結果,、肝LCで分離した化合物を,キノン体やエポキシキノン体の分析には亜鉛粉 末を充填した反応カラムに酸性溶離液を通すことによって,一方,酸に不安定なビタミンE と脂質ペルオキシルラジカルの付加体はプラチナ触媒を充填した反応カラムを通すことによ って,それぞれがヒドロキノン体へと還元された。本電気化学検出法の検出限界はいずれの 化合物でも約0.2pmolと高感度であり,本分析法をヒト血祭の過酸化反応時のビタミンE 挙動分析に応用する.ことができた。 以上の本研究によって,生体組織中におけるビタミンE脂質ペルオキシルラジカル捕捉反 応生成物の高感度分析が可能になったので,この成果が今後の生体内脂質過酸化反応におけ るビタミンEの抗酸化作用機構の解明に役立てば幸いである。 おわりに,本研究を遂行するにあたり様々な実験上の協力をしてくれた岐阜大学大学院生 原 裕司,野呂啓樹,尾崎恵子の諸氏に感謝します。 平成13年3月 山内 亮

参照

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