• 検索結果がありません。

ウシ血清アルブミンと色素の相互作用についての研究

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "ウシ血清アルブミンと色素の相互作用についての研究"

Copied!
1
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

修 士 論 文 の 和 文 要 旨

大学院 電気通信学研究科 博士前期課程 量子・物質工学専攻 氏 名 増田 晋一 学籍番号 0533050 論 文 題 目 ウシ血清アルブミンと色素の相互作用についての研究 血清 アルブミン は血漿中に 最も豊富に 含まれるタ ンパク質で あり、様々 な物質(脂肪 酸、薬物、代謝 物)と結合 し運搬する 機能を持っ ている。酸性・中性条 件下で、光学 不活 性な色素が ヒト血清ア ルブミン(HSA)やウシ血清アルブミン(BSA)と相互作 用し 、光学活性 となる現象 、誘起円二 色性(ICD)を示すことが本研究室で確認され てい る。タンパ ク質-色素 複合体の結 晶を作製し、構造から その発現機 構を解明す る こと を目標とし てきたが、 結晶化が難 航していた 。一方GhumanらによってHSAに脂 肪酸 の一種であ るミリスチ ン酸(Myr)が結合することで、HSA構造中の揺らぎが少 なく なると報告 があった(1)。そこで本研究ではMyr存在下において、BSA-色素相互 作用 によるICD発現の探索とBSA-色素の結晶化を目指した。またBSAは構造が報告 され ていないた め、MyrBSAの結晶化を試みた。 1. ミリスチン酸存在下におけるBSA-色素相互作用の検討 pH7.0、[Myr]/[BSA]=1, 2, 10において、キサンテン色素とのICD測定を行った。しかし [Myr]/[BSA]=1以外で明瞭なICDは示されなかった。そこで[Myr]/[BSA]=1に限定し、 モノ アゾ色素、 キサンテン 色素とのICD測定を行った。その結果多くの色素とのICD が観 測された 。このうち4種の色素に関して、[MyrBSA]/[色素]=0.1~50の濃度溶液の ICD測定を行い、楕円率と濃度依存性から会合サイト数と会合定数を求めた(Table 1)。 2. MyrBSA, MyrBSA色素複合体の結晶化とX線回折実験 結晶 化実験はハ ンギングド ロップ蒸気 拡散法で行 った。 MyrBSAは277K・沈殿剤PEG3350の条件で結晶化に成功した。得られた結晶を用いて X線回折実験を行い、格子定数と空間群が決定できた(Table 2)。しかし構造解析が出 来る ほどのよい データでは なかった。 MyrBSA色素複合体の結晶化実験では色素をEosin Yとした。また結晶化実験はハンギ ング ドロップの サンプルを 始めの10日ほど最大磁場7Tの磁場中に静置して実験を行 った。その結果、非常に小 さいが結晶 が得られ、再現性もよ かった。しかし、X線回 折実 験を行える ほどの結晶 には成長し なかった。

(1) Jamie Ghuman et al. J. Mol. Biol. ,353 ,38-52 (2005)

Table 1:MyrBSAと色素の会合サイト数・会合定数 色素名 色素系 サイト数 K /106M-1 Eosin Y キサンテン系 色素 2 2.843, 1.392 Phloxine B キサンテン系 色素 1 21.54 Rose Bengal キサンテン系 色素 1 7.37 Sunset Yellow FCF モノアゾ色素 1 0.7931 Table 2:MyrBSAの結晶学的データ 空間 群 a /Å b /Å c /Å α /° β /° γ /° Tetragonal P42212 138.78(3) 138.78(3) 159.75(7) 90 90 90

Table 1 : MyrBSA と色素の会合サイト数・会合定数 色素名 色素系 サイト数 K  /10 6 M -1 Eosin Y  キサンテン系 色素 2 2.843,  1.392  Phloxine B  キサンテン系 色素 1 21.54  Rose Bengal  キサンテン系 色素 1 7.37  Sunset Yellow FCF  モノアゾ色素  1 0.7931  Table 2: MyrBSAの結晶学的 データ 空間 群 a / Å b / Å c / Å α /° β /°  γ

参照

関連したドキュメント

:In vitro では、哺乳類培養細胞の遺伝子突然変異試験で陽性、陰性の結果、哺乳 類培養細胞の小核試験で陽性、陰性の結果、染色体異常試験、姉妹染色分体交 換試験で陰性である

ル(TMS)誘導体化したうえで検出し,3 種類の重水素化,または安定同位体標識化 OHPAH を内部標準物 質として用いて PM

色で陰性化した菌体の中に核様体だけが塩基性色素に

 膵の神経染色標本を検索すると,既に弱拡大で小葉

 (b)還元作用トノ開係:酸化血色素ヨリ還元血色素ノ化生ハ細菌ノ還元作用昌因ル事ハ

Kyoto University Research Information Repository https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp... A Self-archived

試験タイプ: in vitro 染色体異常試験 方法: OECD 試験ガイドライン 473 結果: 陰性.

それゆえ、この条件下では光学的性質はもっぱら媒質の誘電率で決まる。ここではこのよ