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SNSを利用したパブリックメディアセンターの活用 : インターネットにおける広報映像の放送局

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Academic year: 2021

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著者

尾崎 裕真

雑誌名

KGPS review : Kwansei Gakuin policy studies

review

20

ページ

5-8

発行年

2014-03-31

(2)

5

SNS

を利用したパブリックメディアセンターの活用

を利用したパブリックメディアセンターの活用

を利用したパブリックメディアセンターの活用

を利用したパブリックメディアセンターの活用

~インターネットにおける広報映像の放送局~

~インターネットにおける広報映像の放送局~

~インターネットにおける広報映像の放送局~

~インターネットにおける広報映像の放送局~

尾崎

尾崎

尾崎

尾崎

裕真

裕真

裕真

裕真

【修士論文

修士論文

修士論文

修士論文概要書

概要書

概要書

概要書】

いかなる団体でも、広報に関する手段を考えなくてはいけない。本論文では、映像を作 ることによって団体やNPOの広報活動に活かすことができるのではないだろうか又、社会 的問題をそのプラットフォームに絡めることによって、視聴者に対して問題を知らせるこ とができるのではないかといったことを考える。こういった考えは、パブリックアクセス といい、アメリカをはじめとする各国で行われている。職業としてメディアに属さない人 たちが、自らの視点でコンテンツを制作し、それをマスメディアやインターネットを通じ て情報を発信するという制度である。 市民は情報の価値を理解していた。アメリカで定められている連邦通信法によると、電 波は国民に帰属していること、電波は民主主義において政治的議論への市民参加を促すと されている。しかし、1983年から1996年の間に米国メディアの所有企業は50から10程に減 少しているとされている。この事例を見てもわかるとおり、市民共通の財産であるはずの 電波が、あまりに金銭的な障害や電波の持つ影響力が強いため、ひと握りの権力者や国家 が情報を流す発信元になり、情報の受け手である市民にはある一定の偏った情報しか手に 入れることができない。といった問題がある。 第1章ではパブリックアクセスについて、どういった特性があるのか?またパブリックア クセスが生まれてきた背景と日本においての歴史について述べている。アメリカで起こっ た言論の自由から、地域に密着したケーブルテレビ局がパブリックアクセスチャンネルの 義務化を行い、市民が自分たちの手で作成した番組を流したことがきっかけとなった。日 本においては、1960年代の公民権運動の際に市民が発行したミニコミがそれにあたる。地 域密着型の特性から、農村部を中心に伝わっていったパブリックアクセスは、阪神淡路打 震災の時、大きく発展を遂げる。災害時に必要な情報を届けるのに、地域コミュニティラ ジオの力が大きかったのだ。震災が落ち着くと、NPOを中心とした放送局が起り、現在に 至っている。 第2章ではインターネットにおけるパブリックアクセスについて述べている。Youtubeやニ コニコ動画等をはじめとする動画投稿サイトはマスメディアとは違い、コンテンツ制作者 と視聴者が同じラインに立って公開された映像を評価し、閲覧するというスタンスである。 様々な視点で打ち込んだ検索ワードのことを知ることができる。そういった側面を考える と、映像を一般市民がアップロードするという行為が既にパブリックアクセスとなってい

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6 る。パブリックアクセスの側面を持つ映像を、広報活動の中で活かすことはできないだろ うかと考えた。 第3章では、パブリックアクセスの側面を持った映像を集めるプラットフォーム、パブリ ックメディアセンターの構造と、パブリックメディアセンター内に設置する制作コンテン ツについての紹介、課題などについて述べる。 ここで制作を行う団体で共通している事項は、それぞれの団体が社会的問題に直面して おり、その問題を解決する手段を持っている。制作を行ったのは以下の3つの団体について である。 ① ボーイスカウト豊中第6団 ボーイスカウトは1907年にロバートベーデンパウエル卿がイギリス、ブラウンシー島 で試験的に行ったキャンプから始まった。斥候兵(スカウト)の訓練をもとに子供た ちに課外活動を行う教育団体である。その中でも豊中第6団はボーイスカウトにおい て最高位とされている富士スカウトを多く輩出しており、子供たちに日本一の体験を させるために活動を続けている。 ② ふくしまオーガニックコットンプロジェクト 東日本大震災によっておこった福島原発の事故によって、福島産の農産物が経済的な 打撃を受けている。それによって耕作放棄地が増え、農業が立ち行かなくなる危険性 がある。それを回避するために、放射線を土中から吸い上げにくい綿花を栽培するこ とによって農家の支援を行うプロジェクトである。プロジェクトは3年目にさしかか ろうとしており、福島の市民による持続可能な未来に向けて活動を行なっている。 ③ 西アフリカ電波利用促進国際交流センター 西アフリカにおけるデジタルディバイト問題の解決を目的としている研究センター。 西アフリカのブルキナファソにて現地調査を行っている。プロジェクトにおける2本 柱は、海外とのコミュニケーションをとることができるアマチュア無線と、運営、設 置に比較的コストがかからないwi-fi無線システムである。 それぞれ、団体として取り組んでいる社会問題が存在する。 ボーイスカウトが取り扱うテーマは、教育方法にある。従来の詰め込み式学習ではなく、 何が起こるかわからない自然の中に身を置いて、不測の事態に備えながら活動を行うとい うものだ。それによって、子供たちは常に不測の事態について備えることができ、班行動 によって、集団での活動を常に体験することができる。 ふくしまオーガニックコットンプロジェクトは風評被害、震災復興のテーマで、原発事 故によって、福島の農業の将来を考える。大手資本に頼らない、市民が管理できる社会と はどういったものか。福島に繊維の産業化を行うことによって、福島に雇用を生み出す狙 いがある。 西アフリカ電波利用促進国際協力センターでは発展途上国における技術支援をテーマに、 アマチュア無線、wi-fi無線システムの有効利用を考える。また日本国内においてのブルキナ ファソの知名度が低いため、ブルキナファソがどういった国なのか。世界最貧国のうちの 一つであり、一年のほとんどは乾季である。など、ブルキナファソの紹介も行なっている。

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7 その後、それぞれにおける発表と結果について述べている。 ボーイスカウトを題材にした「アルバム」は2013年12月14日に豊中6団関係者を招いて 行った豊中6団50周年記念式典にて上映を行い、関係者と参加者にはDVDの配布を行った。 ふくしまオーガニックコットンプロジェクトを題材にした「希望の綿」「綿に光」は「希 望の綿」においては2012年東京で行われたエコプロダクツ2012に出展。ドイツのニュール ンベルグで開催されたエコプロダクツ2013でも出展した。広報用映像としていわき市を中 心に使用されている。2012年に関西学院で行われたリサーチ・プロジェクトに「CRIOR本 編」「CRIORアマチュア無線編」「CRIORレジャー編」の3点を出展、そのほかにも第17回 関西ハムフェスティバルで同様の3点を出展し、会場でDVDの配布を行った。しかし、資 金提供や学生による現地派遣員の獲得に至ることはできなかった。 社会問題に対してどのようなアプローチを行っているか。団体の発起人に実際にインタビ ューを行い、その団体がどういった目的をもって活動を行っているか、といった根本的な 質問に答えてもらい、ショートフィルム形式で動画配信サイトにアップロードすることに よって広報活動の支援を行う。または制作した映像をDVDにまとめ、DVDを使用すること によって広報活動支援を行うことについて述べてきた。この論文では、広報活動のうちの 一つとして、パブリックメディアセンターこの論文の今後の課題としては、映像の制作を 行う事が出来、実際に広報活動として映像の活用は行われたが、インターネット上にアッ プロードし、その経過を見ることができなかった。また映像が広報活動に直接影響してい るかといった分析をすることができなかった。 参考文献 アメリカにおけるマスメディアへのパブリックアクセス(松本公明 青山法学論集 Vol.51 no.1/2 page.193-222 (20091200)) パブリック・アクセスにみる放送メディアと市民との関わり~KBS京都の試みにみるパブリ ック・アクセスへの可能性!~http://www.ritsumei.ac.jp/kic/~syt01970/page125.html 田中治彦著『ボーイスカウト~二〇世紀青少年運動の原型~』(中公新書 1995) イギリス=スカウト連盟著『ボーイスカウトが目指すもの』(山と渓谷社 2007) 松本恭幸著『市民メディアの挑戦』(リベルタ出版 2009) 松本恭幸他『ネット時代のパブリックアクセス』(世界思想社 2011) ローラ・R・リンダー『パブリック・アクセス・テレビ』(中央大学出版部 2009) 津田正夫他『新版パブリック・アクセスを学ぶ人のために』(世界思想社 2006)

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8 金山勉・魚住真司編『「知る権利」と「伝える権利」のためのテレビ』(シナノ印刷株式 会社 2011) http://www.iwaki-j.com/people/aisatsu/index.htm いわきおてんと SUN プロジェクト 2014 年 1 月 16 日閲覧 http://www.avantijapan.co.jp/ 株式会社 avanti ホームページ 2014 年 1 月 16 日閲覧 米倉律『アメリカ放送におけるローカリズムの行方』(放送研究と調査 2007)

参照

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