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JAIST Repository: 大学発ベンチャー創出と地域環境に関する分析(地域科学技術システム)

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Academic year: 2021

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JAIST Repository

https://dspace.jaist.ac.jp/

Title

大学発ベンチャー創出と地域環境に関する分析(地域科

学技術システム)

Author(s)

石井, 力重

Citation

年次学術大会講演要旨集, 19: 507-510

Issue Date

2004-10-15

Type

Conference Paper

Text version

publisher

URL

http://hdl.handle.net/10119/7164

Rights

本著作物は研究・技術計画学会の許可のもとに掲載す

るものです。This material is posted here with

permission of the Japan Society for Science

Policy and Research Management.

(2)

2J02

大学祭ベンチャー 創出と地域環境に 関する分析

0

石井力量

棟北

大工学 ) 1. はじめに どのような地域環境が、 大学 発 ベンチャー誕生を 促進させているのか。 大学 発 ベンチャ一の 数は大都市に 多いという傾向があ るが、 都市の規模だけが 影響要因ではない 模様。 本論文では、 大学 発 ベンチャーを 取り巻く環境のうち、 地域環境にフォーカスして 議論を行なう。 地域環境として、 「地域政策」、 「地域産業」 「地域の知的資源 ( 大学等 ) 」「地域の支援組織」をとりあ げる。 地域環境の都道府県別データを 用いて、 大学究ベンチャ 一致との相関を 計算し、 大学 発 ベンチャー創出を 促進している 要因を分析する。 分析の結果、 大きな成果を 上げている 他 域は 、 数種類の特定の 地域環境をもっていることが 分かった。 現在成果創出が 乏しい地域が、 今後、 地域環境のどの 要素 を 強化するべきかに 対する - つの視点を提案する。 2. 研究の目的

経済産業省の 調査・発表によると、 大学 発 ベンチャー ( 以下、 USC : UniversitySpin.0 ぽ Company) は平成 15 年度末 時点で 799 社にまで達している。 図 1 都道府県別 USe 創出数 都道府県別 USC 創出数 東大祐 京祖北 五官兵 ま 出社注目千店 府秋 坤儀高岩新香石田大山 熊庄 出群 枝和 9 甘ま丑 十三佐吉 栃何 五 % 奈 京阪奈 都 西海 知は庫 成口耳茸山 糞卑 Ⅱ山 王立切手清川 川根分 梨本 児形廣車 牧田森 接 田田Ⅰ黄山 木 丼 Ⅰ血 豆 都府川府県道六県果奈末末末氷人末木末木木只只末末木末末爪入 面票京 泉山栗爪入朱 ス票 火末末末末木末

会き

f 799 20B59 5l 49 47 46 27 25 23 け・ 6 .5 .5 .4 12 12 10 9 3

出展 : 経済産業省大学連携推進課 「平成 15 年度大学究ベンチャ 一に関する基礎調査」結果について ( 速報 ) 都道府県別の ITSC 創出数をみると、 東京.大阪を 筆頭に、 大都市に多いという 傾向があ る。 しかし、 よくみてみると、 USe 創出数の多寡は 必ずしも地域経済規模の 多寡だけに影響されているわけではないことがわ かる。 そこで本論文では、 いったい、 どのような地域環境が、 大学究ベンチャー 創出を促進しているのか、 を調査分析し 有意な知見の 抽出を試みる。

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3. 研究の手法 地域環境としては、 USe 創出に影響を 与えると考えられるものは、 「地域政策」「地域産業」「地域の 知的資源 ( 大学等 ) 」 があ げられる。 これは、 産学官の各 れ 場という視点であ る。 更に、 産学官連携を 支援する「地域の 支援機関」も 含め、 こ れら 4 つき、 地域環境の要因として 用いる。 各要因の都道府県別の 数値データとして 収集できるものを 選び、 都道府県別 USe 創出数との相関分析を 行なう。 e l) 「地域政策」 各都道府県が 産学連携や USe 創出にどれほど 政策的に取り 組んで い るか、 というデータは 、 ・般に定 竜 化が難し ぃ 。 そこで、 都道府県が、 どれほど政策的に 産学連携に取り 組んでいるか、 の指標として、 F 経済産業省 系の プロジ ェ クト j r 文部科学雀来 の プロジェクト ] の採択数を用いる。 Ⅰ 2) 「地域産業」 産業構造は、 地域ごと異なる。 農業,水産業の 盛んな地域、 製造業の盛んな 地域、 ソフト・サービス 業の盛んな 地 域など。 大学 発 ベンチャーは、 ハイテクを活用した 付加価値の高い 産業を志向するものが 多く、 このタイプのべンチ ャ一が起業 し 、 事業を拡大する 場合、 ハイテク製品についての 顧客企業と仕入先が 地域に豊富に 存在することが 大き く 影響すると考えられる。 とくに、 バイオやナノテクなどのべンチャ 一の場合、 顧客企業、 仕入先ともに 製造企業で あ る場合が多く、 2 次産業の規模が USe 創出に影響していると チ想 、 される。 e 3) 「地域の知的資源 ( 大学等 ) 」 大学等の数は、 地域によって 大きく異なる。 - 般に、 知的資源 ( 大学等 ) が多いほど USe 創出数が多くなると チ 恕 される。 なおここでは、 大学等としてカウントするものは、 大学及び高専に 限定する。 これは今回用いる 大学 発べ ンチャー 799 社の調査 ( 経済産業省 ) では、 大学等として、 大学友 び 高専だけを対象としているためであ る。 Ⅰ 4) 「地域の支援機関」 大学 発 ベンチャー創業の 過程において、 効果的な役割を 果たすと考えられる 支援機関の数は、 地域によって 異なる。 共同研究センター、 TLO 、 インキュベータ、 公設試験所の 客数 き 、 地域の支援機関数として、 分析を行なう。 特に どの支援機関が、 USe 創出に効果的であ るのか。 4. 結果の提示 上記の項目についての 都道府県別データ ( 添付資料 図 2) を用いて、 多重回帰分析を 行った。 ( 添付資料 表 3) その 結果、 相関係数の特に 大きいものは、 順に、 「 3 次産業」 (0.95) 、 「大学等」 (0.93) 、 「 TLO 」 (0.93) であ った。 それに 続 いて「共同研究センタ」 (0 . 78) 、 「経済産業省 系 プロジェクト 採択」 (0 . 77) 、 「インキュベータ」 (0 . 75) 、 「 2 次産業」 (0 . 75) であ る。 その他の要因については、 ほとんど相関がなかった。 ( 「公設計検 所 」 (0.26) 、 「 1 次産業」 ( 一 0 . 09) 、 「文部科学 省系 プロジェクト 採択」 (0.09) ) Ⅹ (0.95) 等、 カッコの数字は 相関係数 また、 P. 値については、 特に低いのが「 TLO 」 (0 . 002) 。 逆に 、 特に高いのが、 「インキュベータ」 (0 . 81) 、 「大学等」 (0 . 50) であ った。 Ⅹ (0.002) 等、 カツ コ の数字は P. 値 このことから、 USe 創出に必要な 環境としては、 「 3 次産業」的な 経営環境と、 「 TLO 」の支援であ ることがいえる。 「 大 学等 Ⅱ は ついては、 USe 創出と強い相関を 持ち、 多くの地域では 大学等が多いほど、 USe 創出数が多 い 傾向があ るが P, 値の高さが示すように、 大学等の多い 地域環境下であ っても、 USC 創出に乏しい 地域が存在する。 (USe. 大学等の分散 図 では、 非常に大学等が 多くても USe 創出のめぼしい 成果を挙げていない 地域があ ることが分かる。 )

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その,方で、 「文部科学雀来プロジェクトの 採択」及び「公設計」は、 現時点では USe 創出には効果を 及ぼしていない。 「 1 次 産業」規模の 多寡はほとんど USe 創出に影響を 与えていない。 5. 考察 上記を踏まえ、 「どのような 地域環境が、 大学 発 ベンチャー誕生を 促進させているのか」に 立ち返り考察する。 上記の結 果 より、 「 3 次産業」、 もしくは「 2 次産業」の地域産業、 「大学等」の 数 、 「 TLO 」の 数 と言えるだろう。 特に TLO は相関 がとても強 い 上に、 P. 値が非常に低い。 TLO の存在は、 その地域への USC 創出に非常に 強く促進するといえる。 これか ら USC 創出を通じて、 新産業創出へ 取り 糾ひ 地域においては、 優良な TLO を創設・強化するということが 有効であ ると いえるであ ろう。 方今回分析によって、 相関がほとんどなかった 3 項目 ( 「公設試験所」「 1 次 産業」「文部科学 省系 プロジェクト 採択」 ) ほ ついて言及すると、 まず、 「公設計」は 産学官連携において、 既存企業との 応用研究・製品開発的役割を 演じるが、 USC 創出という産学官連携のスキームには、 あ まり関与していないと 判断できる。 地域の「 1 次産業」の企業群は、 その地域 で 創業する USe にとって、 仕入先・顧客企業とならないと 推測される。 今後、 1 次産業の豊富な 地域においては、 従来型 の USe ( ハイテクノロジーを 活かした創業 ) とは違うタイプのべンチャーを 志向していくか、 もしくは、 既存企業 ( 大全 業 ・中小企業 ) との産学官連携に 特に力を入れていくことが 効果的であ ると思われる。 「文科当来 の プロジェクト 採択」 数 がほとんど、 USe 創出に影響を 与えていないのは、 文部科学雀来 の プロジェクトの 性格に起 因 していると考えられる。 文 部 科学 省系の プロジェクトは、 地域に新しい 研究土台を作り、 2 ト 30 年先の高付加価値な 新産業創出を 志向するものであ る 。 そのプロジェクトをより 多く採択している 地域・地方自治体の 政策の傾向は、 長期にわたり 研究プロジェクトを 継続 できる大企業との 産学官連携を 志向しているものと 推測される。 6. 今後の計画 今回の分析を 通じて、 USe と地域環境の 各要因との分散 図を プロットしてみたところ、 い く っか のデータでは、 3 極化 が 見られた。 高 い レベルで成果を 創出している 地域のバループ ( グループ A) と中程度のレベルで 成果を創出している 他 域の グループ ( グループ B) と成果創出に 乏しい地域バループ ( グループ C) 。 グループ A とグループ B に分かれる理由は、 現存分析中の 課題であ る。 グループ C に属する地域は、 今後の努力で、 グル 一フ A もしくは、 グループ B へと発展していくのではないかと チ恕 される。 この分極化を 分析するために、 2 つの 視白 で 調査してゆく。 1 つ目の視点は 時系列的に変化を 追っていくこと。 2 つ目の視点は、 各 USC の特性を加味し. USe 特性 タ イ ブ で分類し分析を 行なうこと。 ( 技術分野による 分類。 経営資源のヒト・カネ、 ・モノの構成による 分類。 ) 7. 参考文献 経済産業省大学連携推進課「「平成 15 年度大学 究 ベンチャ一に 関する基礎調査」結果について ( 速報 ) 」 2004 年 株式会社日経 BP コンサルティンバ「平成 15 年度経済産業省受託 産業技術調査「大学 発 ベンチャ一に 関する 基礎調査」実施報告書」 2004 年 内閣府経済社会総合研究所「県民経済計算年報」 200.3 年 文部科学笛生涯学習政策局「学校教育基本調査」 2003 年 北見工業大学「全国国上大学共同研究センター 情報 集 」 (web)

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特許 G 「承認・認定 TLO ( 技術移転機関 ) - 覧」 (web) 日本新事業支援機関協議会「ビジネス ,インキュベーション 総覧 く 2003 ノ 一新事業創出支援施設ディレクトリ」 日外アソシエーツ、 2003 年 科学技術振興機構「研究開発支援総合ディレクトリ

(ReaD)

(web)

添付資料 [ 図 2 都連府県別 use 、 地牡硅坑 l 添付資料 [ 表 3: 相関係数行列 ]

参照

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