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IRUCAA@TDC : 巻頭言

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Academic year: 2021

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Posted at the Institutional Resources for Unique Collection and Academic Archives at Tokyo Dental College,

Available from http://ir.tdc.ac.jp/

Title

巻頭言

Author(s)

井上, 孝

Journal

日本口腔検査学会雑誌, 4(1): 1-1

URL

http://hdl.handle.net/10130/2814

(2)

巻 頭 言

 超高齢化社会を迎えた現在、匠の世界であった歯科医療が、患者の状況を考えずして歯科治療 ができる状況ではなくなりました。また、口腔疾患が糖尿病、高血圧、心臓病、肥満などに影響 を及ぼすことも明らかになった今、医師達が、基礎疾患を治すにも歯科医師の協力が必要になっ てきたことを認識しています。これは、患者の状態、病気の状態を知ることができる臨床検査から、 歯科医師が逃避することはできないと換言できるでしょう。医師と対等に話ができなければ、医 療連携は成り立たない時代に突入したのです。  日本口腔検査学会は、歯科医師が基礎疾患を治すために知らなければならない臨床検査に関す ることを討論・発表する学会ではありません。歯科医師が、口腔から全身を制御することができ る事実を理解したうえで、知らなければならない病気に関する多くの事象を討論・発表するもの と思っています。  異常を起こした五臓六腑(漢方で心臓、腎臓、肝臓、肺臓、脾臓の 5 臓器に、大腸、小腸、胃、胆嚢、 膀胱、三焦の6腑)は、疾患に罹患した患者の多くの情報を流してくれます。その情報が流れる血液、 尿、便などの検体を検査し、また心電図、肺機能、体温など生体機能をとらえ、患者の状態、病 気の状態を知るのが臨床検査です。設立5周年を迎えた学会の到達目標は、未だ変わっていません。 歯科医師として、患者が流してくれる情報を理解、活用することです。その為に、日本口腔検査 学会の使命は大きいと思っています。医療連携に遅れないためにも・・・。

2012 年 3 月

日本口腔検査学会理事長 井上 孝

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