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シドニー都市圏のペデストリアンモールに関する研究: 沖縄地域学リポジトリ

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Title

シドニー都市圏のペデストリアンモールに関する研究

Author(s)

安藤, 徹哉; 小野, 啓子

Citation

日本建築学会計画系論文集 = Transactions of AIJ. Journal of

architecture, planning and environmental engineering(553):

239-246

Issue Date

2002-03-30

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12001/9564

(2)

ArchitecturallnstユtuteOfJapan 【カテゴリーI】 日本建築学会計画系論文集第553号.,239-246,2002年3月 J.Archit・Plann.Environ.Eng.,AIJ,No.553,239-245,Mar.,2002

シドニー都市圏のペデストリアンモールに関する研究

ASTUDYONPEDESTRIANMALLSINMETROPOLITANSYDNEY

安 藤 徹 哉 * , 小 野 啓 子 * *

たおzりノαANDOα"dKな舵oONO

つ ThisstudyexaminesthedevelopmentofpedestrianmallsinSydneyMetropolitanAreasincethe1960sandanalyses conditionsandactualusagebypedestrians.Fieldsurveysandinterviewswithlocalcouncilswerecarriedoutto studylocations,historicalbackgroundandreasonsforintroduction,landuse,facilitiesandmanagementofpedes-trianmalls.Fortheusageanalysis,volumesandactivitiesofpedesけiansonthemallsaresurveyedfor10ofthe existing18malls.Themallsarecategorizedintofourtypesbytheresults;high-usemalls,accessmalls,staymalls andlow-usemalls・Thelevelofusage,characterandfunctionofthemallsvarydependingonthelocationand surroundinglanduse. Keywords:pedestrianmalls,SydneyrnebDpolitanarea,histoI㎡caJbackgroI"】d,pedestrianusagesurveys ペデストリアンモール、シドニー都市圏、歴史的背景、歩行者実態調査 1 . は じ め に 街路や広場といった歩行者空間は、ヨーロッパ諸都市における市民 生 活 の 中 心 と し て 重 要 な 役 割 を 担 っ て き た 。 し か し 、 ジ ュ リ ア ス ・ シ ー ザ ー に よ る 荷 馬 車 の 都 心 部 へ の 夜 間 乗 入 れ 規 制 や レ オ ナ ル ド ・ ダ・ピンチによる歩車道を分離した理想都市の提案は、こうした歩行 者空間が常に車の進入に脅かされてきたことを示している。急速な モータリゼーションの進行に伴い、街路の主役は自動車に取って代わ られ、広場は次々と駐車場化した。1960年代に入ると、街路や広場 から車を排除し、歩行者空間として再整備する試みが見られるように なる。都心の魅力を高めて歩行者を呼び戻すことにより、その空洞化 を食い止めようとするものであった。 こうした動向は、南半球のオーストラリアのアーバンデザインにも 大きな影響を与えた。オーストラリアの都市の歴史は浅く、最初の移 民船団がシドニーに到着してからまだ200年余りである。したがって 街路や広場などの変化に富んだ歩行者空間はほとんど存在せず、平板 で単調なグリッドパターンを中心とした区画が市街地の基本となって いる。しかし、車を排除しさえすれば再び魅力的な歩行者空間が蘇る ヨーロッパ諸都市とは前提条件が異なるからこそ、オーストラリアの 諸都市は車道を閉鎖し(streetclosure)ペデストリアンモール (pedestrianmau、以下モール)として整備することに積極的だった。 モールは1970年代から急速にオーストラリア全土に広がり、90年 代までに全ての州都でモールが整備された。さらにその傾向は近郊か ら郊外へと広がり、人口約370万人を擁するシドニー都市圏】)に関し ては、一定規模以上の都市にほぼ普及したといっても過言ではない。 だが、このように一律に導入された結果、良質な歩行者空間が生まれ た一方で、立地条件の違いから治安の悪化等の問題が起きて廃止され た事例もあり、また初期に建設されたものが改修の時期を迎えたこと などから、近年、グレードアップ等の改善事業が進められている。 本研究は、シドニー都市圏のモールを調査・分析し、有効な歩行者 空間を創出するための知見を得ることを目的としている6具体的には、 モールの整備状況及び利用実態を現地調査すると共に、所管の自治体 に対するヒアリングを行い、現状と課題を整理分析した。現地調査は 1999年7月15日から8月3日の20日間行い、さらに一部のモール については補足調査を行った。 オーストラリアの歩行者空間に関する研究としては、ヤン・ゲール らによるものが代表的であるが⑳、メルボルンの都心部を主な研究対 象としている。また、シドニーの特定のモール整備の歴史的背景を説 明する論述3)や、モールを整備するための調査報告書のは見られるが、 その利用等の現状に言及したものは皆無である。本研究は、シドニー 都市圏のモールを包括的に調査・分析する初めての試みである。 .琉球大学工学部環境建設工学科助教授・博士(工学) 、寧シドニー大学建築学部大学院生・修士(工学,建築学) Assoc.Prof.,Dept.ofCivilEngineeringandArchitecture,FacultyofEngineering, UniversityoftheRyukyus,Dr.Eng. GraduateStudent,Dept・ofArchitecture,PlanningandAlliedArts,Facultyof Architecture,UniversityofSydney,M.Eng.,M.Arch. −239− N工工-ElectronicLibraryService

(3)

ArchitecturalInst1tuteoEJaDan 住してきたウルムルー地区においても、1970年代に高速道路の建設と 併せて老朽化した市街地を一掃する大規模再開発が計画された。これ に対して地区住民は激しい反対運動を展開し、当初、州政府が計画し ていた大規模な公園に対して「住宅を壊してつくる公園はいらない。 道路が自分たちのパブリックスペースである」と主張し、1978年から 段階的に公共住宅の間を結ぶForbesStreetをモールとして整備して いった8)。 建物が密集し劣悪な環境にあった都心のチャイナタウンにおいても、 DixonStreetをモール化して観光客が買い物や飲食を楽しめる場所と する計画が70年代に始まった。この地区は中国系住民の精神的な拠り 所であったため多額の寄付が寄せられ、1980年に完成した9)。また、 シドニーを代表するショッピング街であるHttStreetのモール化計画 も1979年に始まったが合意形成に時間がかかり'0〕、8年後の87年に 完成を見ている。 1970年代に新設された鉄道路線の終点であるボンダイジャンクショ ン駅周辺は、駅前がオフィス街、その後背が住宅地というサブセン ターとなっている。・駅前の函ordStreetは、ウェイバリー市とウル ムルー市の境界線上に位置しており、両自治体の駅前整備共同記念事 業として1979年にモール化された'1)。 この時期に都心以外で唯一モールが整備されたのは、近郊に位置す るマンリー市のTheCorsoである。マンリーは19世紀から賑わって きたビーチリゾートであり、そのメインストリートであるTheCorso は住民を交えた様々な議論の末に、1979年にモール化された12) (3)1980年代:普及期 1980年代に入ると、モールは近郊から郊外にかけての住宅地を後背 地として持つ近隣商店街にまで広がりを見せ、一種のブームとなる。 この時期には、都心1カ所、近郊6カ所、郊外3カ所の合計10カ所で モールが計画された。 近郊に位置するライド市では、駅周辺の道路の老朽化に伴いその改 修を計画したが、商店主からモール化の要望が出された。商店主も建 2 . シ ド ニ ー 都 市 圏 に お け る モ ー ル 整 備 の 沿 革 シドニー都市圏の全20モールの分布及び開設年を図1に示す5)。 分布に関しては、シドニー都市圏をシドニーセントラル駅からの距離 により都心(5Km以内)、近郊(5∼3OKm)、郊外(3OKm以 遠)に3区分している。分布区分別のモール開設数は、都心8カ所、 近郊9カ所、郊外3カ所であるが、郊外のうち2カ所はすでに廃止さ れ一般道に戻されている。 (1)1960年代:導入期 1960年代後半はシドニー都市圏へのモールの導入期にあたり、都 心で最も象徴的な道路であるMartinPlaceのモール化が計画された。 欧米の視察旅行から戻った建築家DonGazzardは、シドニーに優れ た歩行者空間が少ないことを憂慮し、金融の中心であり議事堂へのア クセスでもあるMartinPlaceをモールとして整備するプロポーザル 図面を1968年に市に提出した。これが保守党の支持を得、Martin Placeのモール化が選挙時の公約となり、翌69年には事業化が決定 された。保守党市長の元で中央郵便局前の街区の整備が1971年に完 成し、その後地下鉄工事に合わせて漸次延長され、77年に全5街区、 総延長300mが完成した6)。 (2)1970年代:定着期 1970年代は、それまでのクリアランス型の大規模再開発や車優先 の都市計画に疑問が呈され、都心における改善型の市街地整備手法の 一つとしてモールがシドニー市民の間に定着していった時代である。 この時期には、都心5カ所、近郊1カ所の合計6カ所でモールが計画 された。 18世紀からの海の玄関口であるシドニー発祥の地ロックスでは、 老朽化した市街地を取り壊して高層住宅やオフィスなどを建設する計 画が立案された。これに反対する市民運動が起こり、古い石造倉庫等 が残るPlayfairStreetは、既存の歴史的な建造物や街路を保全活用 し観光地としての魅力を高める目的で、1973年から78年にかけて段 階的にモール化された7)。また、19世紀より低所得の港湾労働者が居

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(4)

Ar(‐・hitectural工nstituteoEJaDan I 設費を一部負担し、1983年にEastwoodPlazaが完成した'3)。また、 ニ ュ ー サ ウ ス ウ ェ ー ル ズ 州 の 最 初 の 州 都 ( そ の 後 シ ド ニ ー に 移 転 ) で あ っ た パ ラ マ ッ タ 市 は 州 の サ ブ セ ン タ ー と し て 位 置 付 づ け ら れ て お り 、 州 政 府 等 の 行 政 機 関 が 集 積 し て い る 。 そ の 駅 前 に 位 置 す る ChurchStreetも1986年にモール化された”。さらに、入植200年 を記念して、マンリーよりもやや大衆向けのビーチリゾートであるサ ザーランド町クロヌラのCronullaBicentennialPla室が1987年に 完成している'5)。 その他の近郊では、ノースシドニー市のクローズネストのコミュニ ティセンター前の広場の一部であるErnestPlace(1985)"、同市のビ ジネス街の中心に位置するVictoriaCross(1988)">、ウイロビー市 チヤッツウッド駅前のChatswoodMall(1989)"などが整備され、 ハーバーブリッジ北岸にもモールが普及していった。郊外にほど近い 近郊のホーンズビー町においても、80年代半ばからmorenceMallが ‘計画され、1991年に完成している19)。 モール整備はさらに郊外へと広がり、シドニー都市圏の最南端キャ ンベル市のQueenStreetMall(1984P>、北西部ホークスベリー市の GeorgeStreetMall(1985)2"、西部のペンリス市のHighStreetMall (1985)22)なども相次いで完成した。 (4)1990年代:転換期 1980年代までにシドニー都市圏の一定規模以上の都市においてほ ぼモールの整備が終わり、90年代の新設は都心1カ所、近郊2カ所の 合計3カ所のみであった。逆に郊外2カ所でモールが閉鎖され、一般 道に戻された。シドニー都市圏のモールは、淘汰されるものと成熟し ていくものとに二分され、転換期を迎えている。 郊外のペンリス市のHighSt.Mallの場合、中心市街地のモールと 駅 前 の シ ョ ッ ピ ン グ セ ン タ ー が 数 ブ ロ ッ ク 離 れ て い た 。 さ ら に 、 ショッピングセンタ三が大幅に拡張整備され、モールの集客力が落ち たことから開設9年後に地元の要望によって一般道に戻された23)。ま た、同じく郊外に位置するキャンベルタウン市のQueenSt.Mallの 場合は、沿道のショッピングセンターの建設に合わせて歴史的な建物 が集中する一角をモール化したが、もともと人通りが少ない町外れに 位置していたため麻薬の密売等の犯罪の温床となってしまい、開設14 年後の98年に再び一般道に戻された2の。 こうした失敗例に対して近郊に位置するリバプール市では、駅から 少し離れた中心市街地のショッピングセンターが拡張される際に売却 ,した用地の代金をMacquarieSt.Mallの整備費用に充て(1994)、

)モールはショッピングセンターへのアクセス路として賑わい共存共栄

の関係にある25)。市当局はシドニー都市圏の先行事例を事前に視察 し、3回のワークショップを開いて住民の意見を十分に計画に取り込 み成功を収めている。タウンマネージメントの好例と言えよう。 他方、近郊のマンリーの'TheCorsoMallでは、中央の植栽帯の一 部を撤去してオープンカフェのスペースとする等、部分的な改善を開 設以来、積み重ねてきた。.その結果、シドニー都市圏で最も賑やかな モ ー ル の 一 つ と な っ て い る 。 現 在 は 、 老 朽 化 し た 舗 装 の 改 修 ま で を 含 ‘めた全面的な改修が計画されている26)。その他のモールでも、1970 年代までに建設されたものは老朽化していることや、シドニーオリン ピックに合わせてより質の高い舗装材へのグレードアップを図る事例 が増えている。 3.シドニー都市圏におけるモールの整備状況. シドニー都市圏の全20モールを、周辺の土地利用状況から立地を ビジネス街、ショッピング街、飲食店街、サブセンター、近隣商店街、 観光地、ビーチリゾート、非商業系(住宅地及びキャンパス内)に8 分類し、さらに廃止された2モールを除く.18モールを対象に、各種 施設の整備状況をアメニティ・アクティビティ・アイデンティティの 3つの目的別に分類し、表1に整理した。 都心での立地は、ショッピング街、飲食店街、観光地等の繁華街系、 ビジネス街、サプセンター等の業務地系、住宅地、キャンパス内等の その他とバラエティに富んでいる。近郊では、近隣商店街が3カ所と 最も多く、サブセンターとビーチリゾートが2カ所ずつ見られる。郊 外で見られる立地は近隣商店街のみで、廃止された2モールも近隣商 店街であった。 (1)アメニティのための施設 最 も 多 く 整 備 さ れ て い る の が 憩 い の 場 を 演 出 す る 樹 木 の 1 8 モ ー ル (全体の100%)とベンチの17モール(同94%)で、これらがなけれ ば単なる通路となってしまう必要最小限の施設である。タウンハウス が建ち並ぶForbesSt.は唯一ベンチを設置していないモールである が、代わりに植樹桝に座ることができるようにしている。 涼しさを演出する噴水は、10モール(56%)で整備されている。特 に、すべてのビジネス街と近隣商店街に見られる。ビーチリゾートの TheCorsoMall、サブセンターのChurchSt・Manの噴水は水だま りがなく、子供が水と戯れることができる遊具的な噴水となってい る。また、90年代に開設された近隣商店街に立地するHorenceMall -^MacquarieSt.Mallでは、噴水の中にオブジェを組み入れ、楽し げな雰囲気を演出している。 温帯性気候と亜熱帯性気候の境目に位置するシドニーでは夏の日差 しは強く、また紫外線に対する意識も高い。.このため、日差しを遮る ためのオーニングやパーゴラが7モール(39%)で整備されている。 特に、家族連れが利用するビーチリゾートや近隣商店街に多く見られ る。この他にも、多くのモールで店舗前のキャノピーやアウトドアカ フェのテーブルにパラソルが設置されている。 数は少ないが、芝生の広場も3モール(17%)で整備されている。 サプセンターのChurchSt.Mallはモール内に芝生はないが、歴史的 建造物である教会の敷地に接しており、教会前の茎牛広場をモールの 借景としている。モールは本来、公園というよりも広場的な歩行者空 間であるが、最も新しいMacquarieSt.Mallはモールの一部に芝生 を取り入れ、明るい公園的な雰囲気を作り出している。 (2)アクティビティを促す施設 モ ー ル の 滞 留 者 を 増 や し 、 路 上 に 賑 わ い を も た ら す ア ウ ト ド ア カ フェは、11モール(61%)で整備されている。都心のモールは通行 者が多く、また周辺にカフェが立地していることも多いため、特に モール内にアウトドアカフェを整備すべき必然性は少ない。しかし、 近郊から郊外においては、モールを活性化させるための重要な施設と して位置付けられており、最も新しいMacquarieSt.Mallでは、市 当局がアウトドアカフェのスペースを6か月間無料提供し、その進出 を積極的に支援している27)。 子供の遊び場である遊具は、6モール(33%)で整備されている。 その内訳は、家族連れをターゲットとしているビーチリゾート、近隣. − 2 4 1 − N工工-ElectronicLibraryService

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Ar<-'hl上ecturalInstituteorJaDan ル等が有名である。TheCorsoMall,GeorgeSt.Mallでは週末にフ リーマーケットが開かれ、多くの観光客を集めている。 こうしたアクティビティはモールの賑わいを演出するために重要な 役割を果たすが、一方でその運営や管理への配慮が求められるように なる。自治体がモールにマネージャーや交通取締官を常駐させ、運営 管理や情報提供等のサービスを行っているモールも3カ所あった。ま た、昼間の利用者が多い時間帯に限り、警備車を配置しているモール も見られた。 (3)アイデンティティのための施設 場所性を演出するモニュメントは、9モール(50%)で整備されて いる。近隣商店街以外のモニュメントは、その地域の歴史をテーマと しており、モールに場所性を与える役割を果たしている。 オーストラリアは新しい国であるため、かえって古い物を大切にす る一面がある。このため歴史的な建造物や街並みが、モールのアイデ ンティティを形成する重要な要素の一つとなっていることも多い。歴 史的な建造物や街並みを沿道に有するのは、8モール(44%)である。 都心のMartinPlaceの中央郵便局やHttSt.Mallのストランド。アー ケード(1891年建設)等は地域のモニュメントとして大切に修復保護 されており、近郊の'rtieCorsoMallの歴史的街並みも保全のための 処置が取られている28)。一方、歴史的建造物を活かし切れていないの が、同じく近郊に位置するChurchSt.MaUで、元銀行等の歴史的建 商店街が各2カ所、それに2カ所のサブセンターである。近隣商店街 の2カ所は、90年代に開設された新しいモールである。同じサブセ ンターでも、α益ordSt.MallとChurchSt.Mallが遊具を設け、家 族連れも視野に入れた近隣商店街的な施設内容としているのに対し て、近年、オフィスの集積が急速に進んでいる北部近郊のチャッツ ウッド駅前のChatswoodMallでは遊具等を全く設けず、よりビジ ネス街的な性格の強い施設内容としている。また、初期の遊具は簡素 なものであったが、時代が下るにつれて次第に改良が加えられ、アス レチックや遊具全体を覆うシェード(日除け)、子供が怪我をしない ための柔らかい地面の処理などが一般的になってきている。 イベント時の賑わいを演出するステージは、7モール(39%)で 整備されている。都心のビジネス街であるMartinPlaceでは平日の 昼休みにパフォーマンスを行ない、その他のモールでは週末の人出を 見込んでイベントを開催している。また、モール運営のソフトともい える路上パフォーマンスも6モール(33%)で観察された。最も多 いのはクラッシック音楽の演奏で、さらにビーチリゾートのThe CorsoMallやCronullaBicentennialPlazaでは人形劇、パントマ イムや大道芸など多彩なパフォーマンスが見られ、その周囲には人だ かりができていた。 イベントに関してもピーチリゾートにおける取り組みが目立ち、 TheCorsoMallのフード&ワインフェスティバルやジャズフェス ティバル、CronullaBicentennialPiazaのスプリングフェスティバ 造物がディスカウントショップ化し、景観上問題になっている29)。 表 1 各 種 施 設 の 整 備 状 況

凡 例 : ○ 有 、 △ 近 接 、 × 無 1)戯画閲始年がわかるものは年次(例「1968--j)を、それ以外については年代を示した. 2)段暦的に開設された場合は複敵年を示した(傍「1971-77」). 3)主たる部分の幅員.約. 4)車道等で分断されている部分を除くモール化された配分の鐘延長.釣. ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ③ ⑨ ⑲ ⑪ ⑫ ⑬ ⑭ ⑮ ⑮ ⑰ ⑱ ⑲ ⑳ モ ー ル 名 称 Ma姉inPIace Pla流劃rSt. .n℃CO応0MコI 0.xfomSt.Ma」I For陸SSt DixOnSt. Pj壮St-Ma」I F孟戟w“dP1aZa QL琵enStM副I Er蔭tPIace G … e S t M a l I HEhSt−M副I C、丘chSt.M劃I ia」PI角ァ月 Vにt函1aQ℃ss Cr軍t宮woodMaⅡ JOnesSt.Mall F … r 唾 S t M a I I Qu町TySt.M副I M量'-,1和eStMa」I 叶 固 年 1 ) 1968− 70年代 70年代 70年代 70年代 70年代 1979− 80年代 8 奔 代 ” 年 代 80年代 1983−1984 “ 年 代 80年代 80年代 8C年代 80年代 80年代 80年代 1992− 開 設 年 2 ) 1971−77 1973−78 1979 1979 1979−83 1980 1987 1983 1984 19B5 1985 1985 1986 1987 1988 1989 1989 1991 1993 1994 幅 員 3 ) 3 0 m 1 0 m 28/10m 1 8 m 19m 12m 16m 2 1 m 2 0 m 19m 1 5 m 1 6 m 22汀1 15m 1 5 m 2 0 m 2 2 m 2 1 m 1 9 m 2 4 m 峰 延 畏 4 ) 300m 5 0 m 210/100m 2 0 0 m 220m 180m 170m 130m 150m 5 5 m 210m 2 4 0 m 3 4 0 m 1 4 5 m 1 4 5 m 215m 1 3 5 m 3 2 5 m 9 0 m 2 “ 、 分 布 都 心 都 心 近 郊 都心 郁 心 都 心 邸心 近 郊 郊 外 近 郊 郊 外 郊 外 近 郊 近 郊 近 郊 近郊 都心 近 郊 郁屯 近 郊 立 地 ビ ジ ネ ス 街 圃 光 地 上'一チリゾート サフーセンター 住 宅 地 飲 食 店 街 ショッピング街 近 園 商 家 術 近 隅 同 座 街 コミュニティセンター 前 広 蛎 近 瞬 商 店 街 近 因 商 店 街 サブセンター 上,一チリソ.−ト ビ ジ ネ ス 街 サブ●センター 大学キャンバス 近 隅 商 店 街 住 宅 地 近 隅 面 広 鑑 聴 儲 旅 謡 7メニテイ 侭 舗 囲木 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ペンチ ○ ○ ○ ○ × ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 咽水 ○ × ○ × × ○ × ○ ○ ○ ○ × ○ × × ○ × ○ オーイング・パーゴラ × × ○ × × ○ × ○ ○ × × ○ × ○ × × × ○ 芝生 × × × × × × × × ○ × △ × × × × × ○ ○ アクティヒーティ 施 設 アウトドアカフェ × ○ ○ ○ ○ × × ○ × ○ ○ ○ × ○ × ○ × ○ 遊具 × × ○ ○ × × × × × × ○ ○ × × × ○ × ○ ステージ ○ ○ ○ × × × × × × ○ ○ ○ × × × × × ○ アイデンティ ティ施設 モニュメント ○ ○ ○ × × × × ○ ○ ○ ○ × ○ × × × × ○ 歴史的座遺物・街並み ○ ○ ○ × × × ○ × × ○

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○ ○ ○ × × × × × そ の 他 99年改鰯 99年改修 99年改修 99年改は 98年廃止 96年廃止

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ArchitecturalInstituteofJapan モールに出入りする人数を12:30から13:30の1時間カウントした。 次に、13:30の時点でモール内に滞留している人(座っている人と 立っている人)を地図上にプロットし、その行動を記録した。 調査日は、リゾート地のTheCorsoMallは平日と休日の両日、 ショッピング街であるPittStreetMallは土曜日、他はすべて平日に 設定した。調査期間中は天候に恵まれ、気温18度前後の日が続いた。 4.利用実態から見たモールの特性 シドニー都市圏の都心4モール.近郊.5モール、郊外lモールの合

ii10モールにおいて(図2)、利用実態に関する現地調査を行った。

モールの利用者(通行者及び滞留者)が最も多いと考えられる時間 帯は、オーストラリアでは午後1時∼2時の昼休み時である。そこ で、まずモールの通行者数を把握するため、主要な出入口において L」 {1 1

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S:ステージ$ 駅 U:改修中 〃 〆 GeorgeSt.Mall:8月2日(月) 0 5 0 注)日付は調査iヨ。 1 0 0 m 企て1999年。 図 2 利 用 実 態 調 査 を 実 施 し た 1 0 モ ー ル −243− NI工一ElectronユCLibraryServユCe

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Architectural工nst1tuteoEJapan (1)利用実態から見たモールの分類 モ ー ル 整 備 に は 、 大 き く 二 つ の 目 的 が あ る 。 第 一 に 利 用 者 が 車 に 煩 わされることなく安全に歩くことのできる歩行空間を提供することで あり、第二に都市のオープンスペースとして快適な滞留空間を提供す る こ と で あ る 。 こ れ ら の 二 つ の 目 的 の 比 重 は 、 モ ー ル の 立 地 、 特 性 な どにより異なる。 利用実態調査を行ったシドニー都市圏の11モール31)は、通行者数 30)、滞留者数と通行者数/滞留者数により、賑わい型、通行型、滞留 型、低利用型の4つに分類することができる32)(図3)。ここで通行者 数/滞留者数を見ると(表2)、通行型と低利用型の7モールでは通 行者の割合が高く、賑わい型と滞留型の4モールでは滞留者の割合が 高くなっている。 ①賑わい型モール "meCorsoMall(休日)の通行者数3,028人、滞留者数476人は 共に突出した数字であり、現在、シドニー都市圏で最も賑わっている モールであると言える。日曜日のTheCorsoMallは、フェリーター ミナルからビーチへと向かう通行者とモールでの食事(滞留者の34 %)や週末のイペントであるフリーマーケットを楽しむ人達(同34 %)で混雑している。モールの中央部に各種施設を集中させているた め、真中に滞留者、その両側の店舗の前を通行者が通るという人の流 れ が う ま く で き て い る 。 ②通行型モール 通行者数が多い通行型モールは、PittSt.Mall,MartinPlace, ChatswoodMall,ChurchSt.Mallの4モールである。 HttSt.Mallは、デパート等の大型商業施設が軒を連ねるシドニー を代表するショッピング街であり、買い物を楽しむ人達で常に賑わっ ている。人通りが多く、モール上に歩行の障害となるような工作物を 設けることが難しいため、ベンチ等のストリートファニチャーは最小 限に留められ、立っている人が滞留者187人の72%を占めている。滞‘ 留者の半数以上(57%)が路上のクラッシック音楽の演奏を楽しんで いる(演奏が終わると人溜まりは消える)。

シドニーの金融の中心であるMartinPlaceでは、計画的に設置さ

れたペンチに座る(滞留者の25%)よりもむしろ,建物入り口や堀り 込み式のステージ等の階段に座って(同52%)、ランチを食べたり、 会話を楽しむオフイスワーカーの姿を多く見かけた。こうした利用形 態は、坂道であるMartinPlaceの特性を良く示している。 近郊のサブセンターのChatswoodMallにおいても、駅から周辺 の オ フ ィ ス へ と 向 か う 多 数 の オ フ イ ス ワ ー カ ー が モ ー ル を 通 行 す る が、昼時でも滞留者は100人と通行型モールの中でも特に少ない。同 じ近郊のサプセンターに立地していても、ChurchSt.Mallは ChatswoodMallよりも通行者数が少ない反面、滞留者は多い。利用 者にはオフィスワーカーに加え、子供連れの女性や高齢者も見られ、 サブセンターと近隣商店街的な性格を併せ持った滞留型寄りの利用実 態となっている。 ③滞留型モール 通行型モールよりも通行者数が少なく、相対的に滞留者が多い滞留 型モールは、OxfordSt.MaU,MacquarieSt.Mall,′TheCorso Mall(平日)の3モールである。これらのモールは、人が集まる都市 のオープンスペースとして良く良く機能していると言える。 これらのモールの内、都心のサブセンターに立地する函ordSt. Mallの滞留者数は、231人と滞留型モールの中で最も多い。これは、 1998年のシドニーのカフェ・オブ.ジ・イヤーに選ばれたカフェを 含む4軒のカフェがモール内で営業しており、人々の人気を集めてい るためである。滞留者の半数以上(58%)が食事をしており、また 半数(50%)がテーブルに付いていることもカフェの人気を物語っ ている。 休日毎にビーチリゾートとして観光客で賑わう'TheCorsoMallは、 平日は近隣商店街として地元客のニーズに応えている。モールの利用 形態も休日と平日は異なり、休日にはカフェのテーブルについている 人が滞留者の34%を占めているのに対して平日にはその半分以下の 16%となり、フリーマーケットが行われる休日には滞留者の“%が 立っているが、平日にはやはり半分以下の21%となる。また、休日 よりも遊具で遊ぶ子供の姿が目立つ(観光客はビーチで子供を遊ばせ る場合が多い)。平日には、花境の周りや階段状のステージに座って のんびりと過ごす人が多い。 MacquarieSt.Mallは、駅からやや離れた近郊の近隣商店街であ 3,500 表2通行者数の滞留者数の値とモールの分類

唖皿唖麺皿

322

通行者数人

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ロ 0 1 0 0 2 0 0 3 0 0 4 0 0 5 0 0 滞留者数(人) 図3通行者数と滞留者数によるモールの分類

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モ ー ル 名 称 C胸f貧w“dMaII DixonSL F、計wOOdPIaZa PittSt.M劃I M証間nPIace Cl乳』にhSt−Majl GeorEeSt-MalI OxfomSt・MaⅡ MacquarieSt・Ma」’ TheCo函Mall(休日) 通 行 者 / 滞 留 者 26.9 22-4 16.4 15.0 14.2 12.3 11.1 8.7 7.6 6.4 分類 通 行 型 低 利 用 型 低 利 用 型 通 行 型 通 行 型 通 行 型 低 利 用 型 滞 留 型 滞 留 型 医 わ ぃ 型 5 B 滞 留 型

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ArchitecturalInstituteoEJapan (2)利用実態と各種施設の整備状況の関係 次に、モールの利用実態と各種施設の整備状況の関係を見ていく。 休日は賑わい型、平日は滞留型に分類され、最も人出が多いThe CorsoMallの整備施設数は9施設と充実している。ビーチリゾートと しての多彩な施設内容と利用実態のバランスがうまく取れ、活気に溢 れ た モ ー ル と な っ て い る 。 通行型に分類されるモールの整備施設数を見ると、MartinPlaceが 6施設、ChatswoodMallが4施設、HttSt.Mallが3施設、Church St.Mallが8施設である。 整備施設数が少ないHttSt.'MallやChatswoodMallでは、通行者 数が多いため、できるだけ歩行の障害となる工作物を設けず、安全に 歩くことのできる歩行者空間の提供に徹している。一方、近郊のサブ センターのChurchSt.Mallでは、アメニティやアクテイビティのた めの施設を多数整えている割には、あまり滞留者が多くない。唯一、 遊具だけは良く利用されている。施設内容と利用実態の間にずれが生 じており、現在、市当局は施設内容の見直しを検討している34)。 滞留型に分類されるモールの施設数は、α【fordSt.Maliが4施設、 MacquarieSt.Mallが9施設である。近隣商店街であるMacquarie St.Mallでは、充実した施設内容の意図通りに滞留者が多い。都心の サブセンターのOxfordSt.Mallでは、整備施設の少なさを民間のカ フェが補い、滞留者を増やしている。 低利用型に分類されるDixonSt.Mall、EastwoodPlaza、George St.Mallの3モールの内、GeorgeSt.Mallは整備施設が7施設と充 実している。利用者は少ないもののデザインによる雰囲気の良さもあ り、あまり寂れた印象を受けない。また、週末に多数の観光客がここ を 訪 れ る た め 、 沿 道 の 店 舗 に 活 気 が 見 ら れ る 。 チ ャ イ ナ タ ウ ン の . DixonSt.Mallにしても、モール上には人の姿があまり見られなくて も、沿道の飲食店の活気がモールを暗い雰囲気にさせていない。 これらのモールに比べ、普通の近隣商店街であるEastwoodPlaza では、利用者の少なさがそのまま沿道店舗の活気の無さやモールの雰 囲気の悪さに結びついてしまっている。藤のパーゴラやせせらぎ噴水 等の施設にしても、むしろモールの両側を分断する障害物となってい るように見える。デザインを含め、目的に合わせた施設整備を検討し 直す必要があると思われる。 ることを考慮すると、滞留者、通行者共に多く、-良く利用されている と言える。遊具で遊んでいる子供から路上チェスを楽しむ高齢者ま で、滞留者の年齢層が幅広い。これは、住民のニーズに応じたスト リートファニチャーが適切に配置されているため、多様なアクティビ テイが可能になっていることによるものと思われる。また、モールは 隣接街区にあるショッピングセンターへのアクセス路としても機能し ており、町の新しい中心となっている。こうした成功は、他の先行事 例のモールの成功と失敗に学び、計画段階から住民参加を取り入れ、 モールの完成後も市のマネージャーが常駐し、住民と共に管理運営を 積極的に行っている成果であると言えよう。 ④低利用型モール 通行者、滞留者共に少ない低利用型モールは、DixonSt.Mall、 EastwoodPlaza,GeorgeSt.Mallの3モールである。 都心の飲食店街であるDixonSt.Mallは、通行者数が1,100人であ るのに対して滞留者数が49人と極端に少ない。これは、来街者の目 的が沿道の飲食店内での食事にあり、また幅員が12mと狭く、滞留 できるスペースが充分にないためであると考えられる。モールは、各 飲食店までのアクセス路として主に利用されている。ただし、旧正月 等チャイナタウンをあげての行事の際には身動きができないほどの人 出がある。 近郊の近隣商店街であるEastwoodPlazaは駅に隣接しているにも かかわらず利用者が少なく(滞留者54人、通行者887人)、やや暗い

雰囲気である。唯一の拠り所はアウトドアカフェであり、滞留者の半

数近くがテーブルについている。これは、ライド市が明確な中心部を 持たず、地理的な中心に位置する市役所が駅やモールからかなり離れ ているという都市構造上の影響もあると考えられる。 郊外の近隣商店街であるGeorgeSt.Mallは、利用者数(滞留者31 人、通行者343人)からは閑散とした雰囲気が想像されるが、実際に は 歴 史 的 建 造 物 が 建 ち 並 ぶ レ ン ガ 敷 き の 落 ち 着 い た 雰 囲 気 の モ ー ル で ある。ここでは、15mという狭い幅員がヒューマンスケールの創出に 一役買い、通行者数/滞留者数の値が比較的小さいこともあり、近隣 の 人 達 が の ん び り と 立 ち 話 を 楽 し ん で い る 。 し か し 、 週 末 に は フ リ ー マーケットが開催され、多くの観光客がここを訪れ、TheCorsoMall 同様にモールの雰囲気が一変するという33)。 表 4 滞 留 者 の 行 動 表 3 滞 留 者 の 位 置 一 − 2 4 5 − N工]:−Electronicエ』ibraryService 分布 都r心 近 郊 郊外 モ ー ル 名 称 Mar廿nPIace PittSt.Mall DiXOrISt O x f 唖 d S t Ch誠SWOod n 迄 C … C M 型 I (平日) nleCo応CM劃I (休日) F全宮輔Cod ChurchSt‐ M内匠mロ貝穴est G … e S t 食車 78人 40.6% 13人 7.0% 16人 3?.7潔 1コ4人 58.0% 40人 40.0% 76人 36−2% 162人 34.0% 25人 46−3% 51人 30.0% 63人 29.3% 0人 会匿 59人 30.7% 26人 13.9% 15人 3 0 6 紫 34人 ’14.7% 25人 25−0% 78人 37−1% 87人 18.3% 2人 3−7% 48人 28.2% 35人 16.3% 14人 休息 16人 8.3% 13人 7.0% 8人 1 6 n 弾 巳 人 3も5% 20人 20−0% 17人 8−1% 10人 2.1% 3人 5−6% 32人 18.8% 26人 12−1% 2人 イペント参加 0人 106人 56.7% 0人 19人 8.2% 0人 160人 33.6% 5人 9−3% 3人 1.8% 34人 15.8% 0人 人% も二Jn回 遊 ぶ O人 0人 0人 2人 0.9% 0人 1人 0.5% 16人 3.4% 0人 7 ︲脈 0人 、増 叱賂 そ の 他 39人 20.3% 29人 15−5% 10人 ?0−4兜 ご q 人 14,7% 15人 15.0% 28人 13.3% 4●し 8,61 19人 35.2% 23人 13.5% 30人 14.0% 15人 合計 192人 100.0% 187人 1m_0% 49人 100−,% Z d I 人 1Ⅸ〕、0% 100ノ 100−0ヲ 210人 100.0% 476人 1“_0% 54人 1“、0% 170人 1m.0 215‘ 1“、0 31人 分 布 配心 近 郊 モ ー ル 名 称 M 誠 m P I a c e P 砿 S t M 劃 I DixonSt OxfordSt M副I Cha鱈wmd Man TheC賑CM型l (平日) T躍CwSOMaII (休日) F負竜f w … α1町ChSt. M誌、画rieSt 立 っ て い る 46人 24.0% 21人 21.0% 45人 21.4% 207人 43.5% 20人 37.0% 52人 30.6% 66人 30.7% 眺廃 域群 j人 8% ペ ン チ 47人 24−5% 35人 18.7% 17人 3 4 7 発 b 1 人 22.1% 37人 37.0% 25人 11.9% 29人 6.1% 10人 18−5% 50人 29.4% 45人 20.9% テーブル 0人 0−0% 、0人 0.0% 訂 1 41 21 1 ! 55人 25.6% 人% 15 人% 13 ●kK 、階 k尾 k垢 k階 遊 具 0人 0人 0.0% 0人 9 人 3.9% 0人 0人 0.0% 17人 3.6% 0人 8人 4-7% 22人 10.2% 花 壇 0人 0人 0人 人一 U 10人 10−0% 42人 20−0% 44人 9.2% 0人 0人 0人 階 段 99人 51−6% 0人 0.0% 0人 人一 U 0人 2I 12人 2−5% 0人 0人 0人 L塔 そ の 他 0人 18〃 9−61 0人 b人 2.6% 4人 4‐0% 6人 2-9% 4人 0.8% 人% 19 1 6人 3.5% 27人 12.6% 合計 192J 1m_01 187ゾ 1“、01 49人 1 0 0 0 弾 Z。】人 1“、0% 1 “ 人 1000% 210人 100.0% 476人 100.0% 54人 1m.0% 170人 100.0% 215人 1Ⅸ〕、0% | 詑 醍 小 型 部外 Ge咳ReSt. M制’ 17人 5人 8人 0人 0人 0人 1人 31人 T ハ ハ ハ 聖

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ArchitecturalInst1−tuteofJaban 5.まとめ シドニー都市圏におけるペデストリアンモールは、都心の象徴的な プロジェクトとして導入され、次第に近郊から郊外のより日常的な歩 行者空間の整備手法として定着、普及していった歴史を持つ。その過 程において、良質なオープンスペースとして常に多くの人で賑わう モールが作り出された一方で、ブームに乗って安易に導入された事例 の 中 に は 、 す で に 廃 止 に 追 い 込 ま れ た も の も あ る 。 モールには、利用者が安全に歩くことができる通行空間を提供する 役割と、都市のオープンスペースとして快適な滞留空間を提供する役 割 と が あ る 。 立 地 、 特 性 な ど の 条 件 に よ り モ ー ル が 果 た す べ き 二 つ の 役割の比重は異なり、整備の目的に応じた適切な施設整備を行う必要 がある。 シドニー都市圏のモールの場合、安全な通行空間の提供に徹した整 備をしているのは、モール上の工作物を最小限に留めて大量の歩行者 の往来をスムーズにさばいているHttSt.MallやChatswoodMall等 である。MartinPlaceもまた通行者が多いが、30mと広い幅員を活 かして通行と同時に滞留も促す充実した施設内容としている。 一方、快適な滞留空間を利用者に提供しているのは、集客力のある カフェのあるOxfordSt.MaU、試行錯誤を重ねながら少しづつ各種 施設を充実させてきた'TheCorsoMall,先行事例の経験に学び、計 画段階から住民参加を取り入れて利用者のニーズを掴み、施設内容に 反映させ成功を収めているMacquarieSt.Mall等である。これらの モールに共通するのは、人を惹きつける施設が整えられていること、 また、モールの管理・運営を重視していることである。 利用者が伸び悩んでいるEastwoodPlazaや、施設内容と利用実態 にずれが生じているChurchSt.Mallでは、利用者のニーズに応じた 柔軟な施設変更や、モールの管理。運営といったソフト面を充実させ ていくことが今後の課題であろう。 謝辞 本調査研究にあたり、琉球大学工学部環境建設工学科安藤研究室学部 生(1999年当時)の池原大祐さん、健山博之さん、橋本尚武さん、大 城梢さんの協力を得ました。また、シドニー都市圏の概況に関して は、シドニー大学建築学部JohnToon準教授にご助言いただきまし た。記して謝意を表します。 注 1)シドニー都市圏については様々な定義があるが、ここではCountyof Cumberland内とした。 2)TheCityofMelbourneinCooDeratlonwithJanGehl(1994).fPlaces forPeople:MelbourneCity1994i,CityofMelbourne等。 3)Gazzard.Don(1988):"ThePeople'sPromenade":MartinPlace 1860-1985(inWebber.G.P.(eds)(1988),iTheDesignofSydney3'1hree DecadesofChangeintheCityCentrej,LawBooks,pp.71-93). 4)Victoria!bwn&CountryPlanningBoard(1977).fPedestrianMalls: ADiscussionPaper』等。 5)fUBDSydney2000StreetDirectoryj.36thEdition、UmversalPress PTYLtd.1999年を元に作成。 6)注3)前掲Gazzard(1988)参照。 7)Blackmore,Kate(1988).'AGoodIdeaattheTime:theRedevelop-mentoftheRocks,'(注3)前掲Webber.G・P.(eds)(1988),pp.121-138)及 t/ShirleyFitzgerald氏(historian,SydneyCityCouncnとの電子メールに よる通信)による。 8)James,Colin(1988).℃lassWar.ConflictandtheRebirthof Wooloomooloo,'(注3)前掲Webber、G.P.(eds)(1988).pp.107-119)及び James氏へのヒアリングによる。 9)Fitzgerald.Shirley(1997),fRedTape.GoldScissors:thestoryof Sydney'sChinesej,StateLibraryofNewSouthWalesPress及びFitzgerald 氏との電子メールによる通信による。 10)CarleenDevine氏(Planner,SydneyCityCouncil)へのヒアリング による(1999年6月21日)。 11)GeorgeBramis氏(Manager.StrategicPlanning,WaverleyCouncil) へのヒアリングによる(2000年1月13日)。 12)JennieMinifie氏nbwnPlanner.Planning.DesignandEnvirorunent, ManlyCouncil)へのヒアリングによる(1999年7月22日)。 13)KarlCotter氏(RydeCityCouncil)へのヒアリングによる(1999年 7月30日)。 14)Le麺eMacdonald氏(UrbanDesigner,ParramattaCityCouncil)'^ のヒアリングによる(1999年7月21日)。 15)CronullaBicentennialPla型パンフレットによる。 16)NorthSydney市よりの書簡による。 17)同上。 18)AnneLinfield氏(CivicCentreandMallManager,WilloughbyCity Council)へのヒアリングによる(1999年8月3日)。 19)RodPickles氏(Planner.PlanningDivision.HomsbyShireCouncil) へのヒアリングによる(1999年9月15日)。 20)JohnHely氏;(EngineenngDepartment,CampbelltownCoundOへの ヒアリングによる(1999年8月4日)。 21)Anne-MareeLodge氏(BranchManager.Parks&Recreation. HawkesburyCityCouncil)へのヒアリングによる(1999年8月2日)。 22)GaryDean氏(RegionalPlanningCo-ordinator.PenrithCityCouncil) へのヒアリングによる(1999年7月20日)。 23)同上。 24)20)に同じ。 25)GregFelsch.氏(NeitorhoodServiceManager.CentralBusinessDis-trict.Uverpoo!CounciOへのヒアリングによる(1999年7月29日)。 26)12)に同じ。 27)25)に同じ。 28)12)に同じ。 29)14)に同じ。 30)ここでの通行者数は、主要な出入り口においてモールに出入りする人をカ ウントし、その平均を用いた。 31)利用実態調査の対象とした10箇所のモールの内、TheCorsoについては 休日と平日の2回、調査を行ったため2モールとしてカウントし、全11モール とした。 32)モールの性能(混雑度)を表すためには、単位幅員当たりの通行者数や単 位 面 積 当 た り の 滞 留 者 数 と い っ た 密 度 的 な 指 標 が 有 効 で あ る が 、 モ ー ル の 性 格 (人の出)を表すにはモール当たりの通行者数や滞留者の絶対数が適していると 判断し、ここでは使用している。本研究における賑わい型モールとは、必ずし も 込 み 合 っ た モ ー ル を 意 味 す る わ け で は な く 、 人 の 出 の 多 い モ ー ル を 意 味 し て いる。 33)22)に同じ。 34)SydneyMorningHerald.3April2001,p、8. (2000年11月1日原稿受理,2001年11月27日採用決定)

参照

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