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足部軽運動の支援デバイス開発に向けた基礎的検討 ―運動強度を調整するパラメータの選択と評価―

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Academic year: 2021

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(1)2-5. 足部軽運動の支援デバイス開発に向けた基礎的検討 ―運動強度を調整するパラメータの選択と評価― 〇細野美奈子 1),遠藤博史 1),井野秀一 1) 1) 国立研究開発法人産業技術総合研究所 人間情報研究部門 不活発な高齢者の身体活動を増加させるための課題の一つに,過度な運動強度の設定や それによるモチベーションの低下が挙げられている.これに対し我々は空気圧駆動を利用 し,運動実施者の主観的に適度な運動強度を実現することで足部軽運動の実施を促す支援 デバイスの開発に取り組んでいる.本研究では,支援デバイス開発に向けた基礎的検討とし て,運動強度を調整しうるパラメータの選択とその影響について人間工学実験を行い,評価 した. 本研究では足部軽運動として、右足底部に設置したエアバッグ(100 mm×100 mm)を膨 張させたとき右足関節の背屈によって踏み潰す運動を実施した(図 1) .運動実施者は実験 の間座位姿勢をとり、右踵部を地面と接触させたまま運動を実施した.エアバッグの膨張に は空気圧ポンプを用い,エアバッグの収縮はベントバルブを用いて排気した.また,運動強 度の調整パラメータとして排気時の粘性抵抗、エアバッグを踏み潰す変位、膝関節角度の 3 種類を設定し実験を実施した.実験は健康な高齢女性 28 名(平均年齢 72±4 歳)を参加者と した.参加者には事前に目的と方法を説明し,同意を得て実験を実施した.実験では脈拍数 を計測し,心理評価として身体活動の楽しみ尺度(8 問版、以下 PACES-8)と主観的運動強 度(修正 Borg スケール、以下 RPE)を用いた. 実験の結果、全条件において脈拍数に統計的有意差は見られなかった.一方,分散分析の 結果 PACES-8 はエアバッグを最後まで踏み潰したとき有意に増加した(F (1, 216) = 23.09, p < .01, η2 = 0.09) . よって,運動を最後まで完遂するとより楽しさを感じる傾向が示唆された. また,RPE は粘性抵抗が大きいとき有意に増加した(F (1, 216) = 8.64, p < .01, η2 = 0.04) .よ って,粘性抵抗の調整によってエアバッグの潰れやすさが変化し,脈拍数に変化は生じなく とも主観的な疲労度が増加する傾向が示唆された.. 図 1 実施した足部軽運動の概要. ― 16 ―.

(2)

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