保 育 指 導 案
因島市立東生口幼稚園 原 幸 子 上 田 緑 浜 床 弘 枝 1 場 所 園庭,遊戯室 2 対象児 4歳児(4名),5歳児(8名) 計12名 3 テーマ ようこそわたしたちの生口島へ −しまなみであそぼう− 4 ねらい 5 子どもの姿と教師の援助 ***4歳児(ちゅうりっぷ組)*** ○ 活動の意義 幼児は,ミニ八十八ヶ所山のぼりで限りない不思議さやおもしろさを見つけ,美しさやや さしさなどを感じ,心を動かしてきた。そのような体験や心の動きを表現することで,感動 体験が幼児の生活の中にイメージとして蓄えられると考える。また,表現活動を行うことは, 教師や友だちと感動を共有し合うことであり,豊かな感性と表現する力が育つと同時に,人 前で自分の思いを話すことは,自分に自信を持つことができる活動になるものと期待してい る。 しまなみごっこの活動は,自分達がこの地域で経験したことを遊びに仕組んでいる。お客 さんとの会話を通して,自分を十分発揮し,他の人々と共に活動する楽しさを味わい,自分 とは違った人への積極的な関心,共感や思いやりが育つ場にしていきたい。 ○ 幼児観 幼児は,毎日の生活の積み重ねの中で次第に園生活の過ごし方が分かり,安心した生活が 楽しめるようになってきている。それは,年長児といっしょに遊ぶことや外での運動的な遊 びを好む幼児が多いことからもうかがえる。また,雲ていや自転車乗りなども年長児の支え でできるようになり,友だちを支える積極的な態度も見られるようになってきた。また,秋 の小学校との合同運動会では,大きな行事をやり遂げた満足感を味わった。しかし,自分の 見たことやしたことについて分かりやすく伝えるということは,まだ,十分ではない幼児も いる。 ○ 指導観 しまなみごっこの中で,幼児が自分の役割を果たし,ごっこ遊びが楽しくできるようにし ていきたい。そのためには,いろいろな人との会話を楽しみながら進めていけるように,幼 児に言葉掛けをしたり近くで見守ったり等の援助をしていきたい。ミニ八十八ヶ所の発表場 面では,相手に伝わるような声で言えるように一人一人を励ましていき,質問の場面では, ゆっくりと考えて応えるよう言葉掛けをしていきたい。 4歳児(ちゅうりっぷ組) 5歳児(ひまわり組) ○しまなみごっこをする中で,自 分の役割が分かり,友だちとい っしょに楽しく遊ぶ。 ○ミニ八十八ヶ所山のぼりの経験 を自分の言葉でのびのびと表現 する。 ○友だちと考えを出し合い,相談 しながらしまなみごっこを楽し む。 ○自分なりに目標を持って,ミニ 八十八ヶ所山のぼりの発表をす ることで,満足感や自信を持つ。***5歳児(ひまわり組)*** ○ 活動の意義 幼児は,地域にあるいろいろな場所に出かけ,宝物を見つけたり人とのふれあいから豊か な言葉や表現力を身に付けたりしている。本日出会うたくさんの人にしまなみごっこを楽し んでもらう活動では,意欲がわき,自ら遊びをつくり出す楽しさが味わえるものと期待して いる。この活動を通して,お互いの考えを出し合い,相談しながら友だちといっしょに物事 をやり遂げようとする気持ちを持つことができると考えている。さらに発表場面では,表現・ 環境・健康のねらいにつながる力もついてきているので,一人一人が工夫し,努力目標を持 って発表することで自己発揮する場ができるのではないだろうか。 ○ 幼児観 幼児は,友だちを応援する姿や認め合える関係が育つ中で,合わせて,何事に対しても自 分もできるようになりたいという意欲を持って取り組めるようになってきている。それは, 涙を流しながらも自分の思いを相手に伝え,話し合う中で,お互いが納得し合いながら次第 に相手を認めていくといった人間関係を築いていく幼児の日常の姿から見られる。そういう 積み重ねから,ごっこ遊びにおいても広がりがでてきており,自分自身をアピールしていき たいという姿がどんどん見られるようになってきている。 ○ 指導観 教師は,幼児一人一人に寄り添いながら,自分達で生活や遊びを進めていこうとしている 場面を大切にかかわり,その時に応じた適切な援助をしていきたい。本日のしまなみごっこ, ミニ八十八ヶ所山のぼりの発表においても,幼児が言葉を言い表すのが難しそうな場面では, 自分の思いがまとめられるよう助言や援助をし,不安を取り除くようにしていきたい。そう することで,幼児に自信と満足感を持たせ,自分らしく生き生きと活動させていくことがで きるであろう。 6 予想される保育の展開 (○は予想される幼児の活動,◇は教師の援助と環境) 予想される幼児の活動 教師の援助と環境 8:20 ○ 登園する ・挨拶をする ・持ち物の始末をする ・出席ノートにシールを貼る ○ 飼育当番の仕事をする ・水かえ ・えさやり ◇ 一人一人の幼児に明るく挨拶を交わし, 健康状態を把握するとともに気持ちのよ い1日のはじまりとなるようにする。 ◇ 持ち物の整理ができているかどうか状況 を見て援助する。 ◇ 飼育当番が終わったら戸締まりをいっし ょにし,責任を持ってできたことを認め, 役割の大切さを知らせていく。 ○ 遊びができるようにコーナーの準備をする ○ しまなみごっこに使う言葉をはっきり伝える (ようこそ,いらっしゃいませ,ありがとうございます)
しまなみごっこをする
○ 券をもらっていろいろな品物を売る ○ 券をもらってつり竿を渡す ○ 船に乗るように案内する ○ つれた魚はお客さんに渡す ○ 通行券を渡す ○ お客さんに好きな車を選んでもらう ○ 生口橋を渡ってもらい,券をもらう ○ メニューを持っていき何が食べたいのか を聞く ○ 注文の料理をつくり,運ぶ ○ お客さんに料理の説明をしたり会話をし たりしながら片付ける ◇ シトラスショップの品物を紹介しながら お 客 さ ん を 大 き な 声 で 呼 び 込 み , 売 り買いの会話を楽しむことができるよ うに見守る。 ◇ 魚つりごっこがスムーズにできるように 幼児の役割分担を考えながら進めてい く。また,幼児が「○○の魚がつれまし た。」と言ったり「たくさんつれてよか ったですね。」と言ったりしてお客さん との会話ができるように,その場で援助 する。 ◇ 幼児一人一人が自分の役割ができている かどうかを見守る。 ◇ しまなみレストランごっこで料理をして いる時,工夫しているところを認め,よ りおいしそうに見えるよう言葉掛けをす る。 ◇ 料理をつくる活動では,一人一人の発想 を大切にできるようにいろいろな材料を 準備しておく。 ◇ 友だちと協力し合って活動できるように言葉掛けをし,積極的に人にかかわって いく姿を認める。 ◇ 考えを言ったり相手の思いに気付いたりしながら取り組めるように,幼児の気持 ちを受け止める姿勢で接する。 ◇ 楽しい雰囲気で会話ができるように幼児と場を共有し,援助する。 ◇ いざこざが起きた場合は,お互いの思いをしっかりと聞いたり思いを伝えたりし ながら,どうすることがお互いにとってよいのかを考える場を大切にする。 ○ 片付けをする ・ 使ったものを決められたところへ片付 ける ○ 排便・手洗いをする ◇ 進んで片付けをしている姿を認めるとと もに,片付けが進んでないところをみん なで力を合わせて片付けられるようにす る。 シトラスショップごっこ 魚 つ り ご っ こ 生 口 橋 ご っ こ しまなみレストランごっこ 9:35
○降園準備をする ○降園する ◇ 発表するための準備物が揃っているかど うか確認する。 ◇ 大きな声で言ったり楽しそうに話したり すると聞いている人によく伝わることを 伝え,一人一人が自信をもてるようにし ていく。 ◇ 八十八ヶ所山のぼりの経験のイメージが ふくらむようにビデオやスライドを用意 する。 ◇ 質問の答えを考えたり話し言葉を選んだ りしている姿を認め,考えがまとまらな い時には,言葉掛けをする。 ◇ 友達といっしょに表現することの楽しさ が感じられるように,言葉掛けをする。 ◇ 保育者の位置を工夫し,幼児の表情が見 えるようにする。 ◇ 一人一人に挨拶をし,楽しかったことや がんばったことなどを認め,明日へつな げる。 ※ 『だから仲間さ』 ともろぎゆきお / 作詞 ○ 自分達のつくった地図を示しなが ら発見したことや思ったことを発 表する ○ 山で見つけた物を使って作った作 品を見せ,説明する ○ 質問コーナーで質問を受けて,その 問いに答える ○ 歌を歌う 9:50
「ミニ八十八ヶ所山のぼり」の発表をする
10:20 1 みかんトンネルぬけて 石の橋を渡り かっぱ池でこんにちは 石のおじぞうさん だから だから登るぞ だから元気に みんな山のぼり 2 じぐざぐ道をのぼり ずりずり坂をすべり 木のトンネルくぐって 山のてっぺんだ だから だから登るぞ だから元気に みんな山のぼり 3 きらきら海と町 八十八のおじぞうさん どんぐりまつぼっくり 山の宝もの だから だから登るぞ だから元気に みんな山のぼり (資料)ミニ八十八ヶ所山のぼりのうた
峯 陽 / 作曲