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智山學報 第42 - 027桜井 宗信「Kriyasamgrahapanjikaに説かれた灌頂前行の諸次第(2) : 「弟子受認(sisyadhivasana)」,和訳と註解」

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全文

(1)

KriyasaIpgrahapa

jika

 

れ た

諸 次第

2

弟子

Sisyadhivasana

和 訳

 

  宗  信

 

〈論文 要 旨〉

 

ここで者 が 「灌頂前行の諸次第」と仮称してい るのは, 「曼 茶羅造壇の次篤」 と瓶 灌頂 以降の 「狭義の頂 次第」 との で 弟子に対し て行な わ れ る諸 儀礼の次第を指 す。 当該の資料

K7

砂衂醐

g

擢 肱 ρ励 ゴ鋭σ

KS

《弟子受認の次第》 と 《弟子 引入 の次第 》がこれに 当た り, .それぞれ 「弟子受 認 (

Si

§yzadhivasana )」 と 「弟子引入儀軌 (

9iSyapravegavidhi

)」 で説かれて い る。 本稿で は前者を取 り上 げ訳註を提 示し, その 構造を 明 らか にする。

 

こ の 次第は伝統 的 な作壇法では曼茶羅造壇の前で行 な うよ う規定 されて い るが,

KS

は多 くの 《灌頂儀

》類 と同様 ’ 「弟子引入儀軌」と連続させ て行な う。 構成 は概ね無

k

瑜伽タン トラ階梯のそれに対応するが, 儀 礼の具体的な内容 面で .

Anandagarbha

Sarvaval

’rodaya か らの影響が認め られ, 本書成 立の 基盤 を探る上で注目されるe ’

 

筆 者はこれまで に 肋 お α

g7

σ加 ρ碗

肋 (以下

KS

) に説かれ た言わば 「

義の

頂次

」で ある

瓶灌頂

頂の 四

次第

に 関して考

を行い, そ の結果を

報告

する機 会を

て来た。 そこ で

儀礼実

修の

Jl

か ら言え ば

前後

して し ま うが, 「狭 義の 灌頂次第」 と関

し て その 前に執 行され る

つ か の 儀礼に 関して

梵文校

訂テ クス トに

づい た検

を も行い,

KS

所説

儀礼

の 全体

造を解 明す る一

料 と

る。

 

こ こ で筆 者が 「灌 頂前 行の諸次第」 の 仮

を付して選んだ もの は,

荼羅造 壇の

と 「狭 義の灌 頂 次第」 との 間に け られ た一連の

儀礼

り,

KS

自 体の

記載

に従っ て

《弟

子 受認の 次第

と 《弟子 引

の 次 第》

め られる。

      

r452 −

 

  

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

  

13

(2)

 

Kriyasarpgrahapafijikn

に説かれ た灌頂前 行の次第 (

2

 

KS

は色粉 曼荼

を 用い て

儀礼

を執

行す

仕方

っ てい るの で,

厳密

に は

築 く場所

浄化や

な どそ

壇に

わ る

儀礼

全て を, 「

前 行

」 と して取 り上げるべ

 

しか し, 伝

的な 「七 日作 壇 法」 が

弟 子 受 認の 次

第》

荼 羅を描 き始め る前に設定し ‘ ‘

荼 羅

製作

前行

う性

を も

た せて い る かに見 えるの に 対し,

KS

揚合曼荼羅

造壇の

に 置かれ,

純粋

弟子

対す

礼 と して

《弟子引

入の

次第》

と同格に扱わ れ てい る。 また こ の仕 方は イ ン ドで 撰 述され た 文献 中に も

か め る こ とが出来る。 以上 の 点か ら筆者は, こ れ ら

2

次 第が他 の

に比ぺ て 「狭 義

頂 次 第 層 強 連 関し て め て こ 仮 称を

え, 当面の 課

囲 とし

。       (*)

 

テ ク ス ト整

了し別に発

の予 定がある。

本稿

で は

幅の都 合 上, 一 前半相 当する 「

」の 和 訳 註 解 こ で述べ られ てい る

《弟

認の

第》

内容 と特 色とを明らか に る。 〈*

 

Kriygsarpgrahapafijika

に説かれた灌頂前行の諸 次第(1梵文校訂 ー 」     と題し て 『宮坂宥勝博土古 稀記念論 集』(法蔵 館よ り刊行予定)に掲 載される。

1

子 受認   和

11

] 次に弟子た ち を受 認 すべ

2

]或

老達

言悉地を

め て こ の

荼 羅に 入 り,

に 他の 者

は 福

  

徳を欲して ま た

は来世を求あ て

に入 る]。 〃

1

//

  

来 世の た め に, よ り強い 誠 信を

こ し て

者は曼 荼羅に 入 るぺ

である

  

今生で の報 を 目的とすぺ で は 。 /

2

  

今 生

で の

を欲し てい る者 達に は

での 果 報 ] も しか し

  

一方 来世を求め てい る老に は

生で の広大な果 報がある。 〃

3

闍梨

が] 説 き

か せ て か ら,

が次の よ うに言 うぺ きで ある :

  

生 死のよ り私を救い

さ る

一 のである貴方は教主に し て

大楽

  

者でい っ しゃ い ま

大尊

師 よ, 私は堅 固な大

菩提

の 理趣を

ん で お り (

14

)       亠 」

4Sl

・; ・

(3)

  

ます。 /

4

  

真実

た る三 昧

を お授 け下さ い。 そし て 菩提心を も私に お

け下さい 。

  

仏 法 僧の 三帰 依処 を も私に お

け下さい

尊師

よ,

勝なる大 解脱の 城へ

  

私をお

き下さ い。 〃

5

と。

 

彼らが こ の よ うに]

3

辺唱えて か ら,

 

晦 閣

]弟

の 一

代表

者 に

め て     来たれ, 息 子よ !  大 乗 真 言行の理趣である儀 軌を汝に 説い てや ろ う。

  

汝は] 大 理 趣の

る か ら。

6

//

  

三世に出生さ れ身語心金 剛を

っ て お られる

諸仏

は, 金

剛真

言の

力に よ

  

り無 比の

られ た。 /

7

  

比 なる

, こ れを用い て釈

迦獅

救護 老は, 大い なる畏

  

せ る大 力 ある

を打

られ た。 //

8

//        1)

  

[そし て]世 間ヵミ

自ら

こ と を了

な さ う

輪を転じて浬 槃         2)                                                  3)

  

され たの で ある。 そ れ

に ,

息子

よ !

 

切智性

た め に こ

決意

  

ぜ よo /

9

/ と述べ ,

  

私は 三 宝に 帰 依 致し ます。

日全てを

懺悔致

し ます。 世 間の

徳に 随

し,

  

菩提

に 心 を向けま し ょ う。 〃

10

// と

子は

3

辺唱 えるぺ

3

]続

い て, 〈三

耶よ

 

A

阜〉

と唱 え な が ら

子の

に月輪を化 作し, その 上 に

H

p

字所

成 の五 鈷杵 [を観 想し て か ら], 彼の胸に金 剛

い て 〈

妙適

平等

で ある。 金剛よ欲するがま まに 成 就し た まえ〉と唱える べ きで あ る。

 

の頭 頂に香水で濡 らした

置き

O

卑 金 剛

 

H

  〉 と誦 すべ きで

る。

には月

上に

Tralp

字}:

k

’ り金 鰯宝を,

に に

Hrlhl

にょ り金

薄 華

を, 頭に は

Ka

に よ り羯 磨 金飜を [そ れぞれ]

習して か ら, 〈

0

卑 金 剛 宝

Tra1P

>∫ く

0

卑 金剛

Hr

Σ

 

Otp

金 圃

Ka

卑〉 と誦 しな が ら       一

450

幽 1幽       (

15

):

(4)

 

Kriyasa

grahapafijik

互 に説かれた灌 頂前行の諸次第 (

2

) 金 剛 薩唾 等の 姿を円満し,

 

[更に

彼らの手に金剛塗香

の 印

に よ り

香を 授 けるべ

b

華鬟

焼香 [

印]

に よ り

らを

ずるべ

印]

に よ

か せ る

4

] 次に , 乳

られた

11

・指量の長さで香 水に よ り灑

され先

ば れ 〈

Orp

金剛 笑よ

Ham

7

誦され た

歯木

弟子達

ける べ 。 そし て東 或い は

けた

らに

先端

ませ て か ら,

皮 の み で

われた地 面に投 げさせ るべ

る。

 

歯木

ち方に従っ て [成 就 するで あろ う

]果

ぺ るべ

である。 そ の場 合,

子 に 向い て

ちた な らば最上の

地で

る。

右側

ちた な らば

息災

の 悉地 で る。 反 対に 向い て 落ちた な らば増 益で ある。 左 側に

ち た な らば

敬愛

である。 上 向 きで あ れ ば空

行者

た るこ とが

成就

する

下 向き

な らば地

下者

の 悉 地 である。

間の 場 所に落ちたな らば些 細 な悉 地である。 [

5

] 次に 剛夜 叉の 言 を

誦 し

3

回掬っ た分の 水が 入 っ て い る

けるべ

。 [そしてその 水で

Orp

 

Er

距 清浄

なる

よ, また一切の 悪 を こ

, 一

妄分別

除去

せ よ,

Harp

 

とい う

言と共に

弟子 に] 口を漱がせ るべ である。

6

コ 更に <

Orp

金剛護よ

Harp

>とい こ の

念誦

した三

に した 三つ の

び 目を

 

次の よ うな

なる

の 説示に よ・冫 て勧

すべ る。

  [

邸ち]

  

尊貴

なる

汝等

は無 比な る利

た。

故な ら汝 等は こ こ で [仏

  

と共な る一

勝者

に よっ て, 教説の

に /

1

  

全て摂

された か らであ る。

更に汝 等は] 尊貴 なる

々 によっ て

  

中に

生み出さ れつ つ る。 それ 故に

汝等

は大

乗 中

に 良 き生 を受 ける であ    ろ う。 //

13

//

  

で あ り, 大いなる

の を 生み

すこ の最勝の

吉祥

ある 汝等 そ (

16

)       −

449

(5)

  

れ に

沿

っ て進み

く者

は ,

如来

とな るで

ろ う。

13

  

[即ち] 自然生に し て大 龍

であ り

一切世 間の

如来

  

VC

]. 有 無 を超越 し,

虚空

の よ うに

無垢

であ り

14

  

甚 深に し て, 一憶 測 よ り量 され る と な , 依 処な く, 一

  論

か ら

れて い て

15

  戯論

を用い る

渚達

に は

っ て

えら

るもの で

り, 業 や

作か ら

れて

  

い て , 二 諦 に依拠 して い る, こ の よ うな最 高に し て 最勝なる乗を , 理趣に

  

住する汝

るであろ う。

16

とい う説 法を聴 聞さ せ るべ

7

 

理 趣

生じ難い ことを も

次の よ うに

語っ てや るべ きで

る。

  優 曇華

時折咲 く

に , 一

切智奢

世間

畠現

する こ とは

  

起こ っ た う

こ らなか っ た りで あるe

17

  

そ れ よ りも

秘密真

言 行の理趣が [世 間に出現 するこ とは] 生じ

い。

  

そ れ

比な る

有儔利

益を

浬槃す

る こ とな く

え る。

18

//

  

何 倶胝 劫に も亙 り今に 到るまで行な わ れ て きた悪

, そ の 一

  

荼 羅を見た

に は消

する。 /

19

  況

ん や,

永遠

尊敬

受 け続け

々 の

真言

した

は,

救護者

  

言 を

誦 する か らこ

達す

る。

2

//

      4)

  

こ の

最勝

行に 対して完 全に堅 固 な意志 を 持つ 者達にとo て は, 一切苦

  

である悪趣は壊滅 する。

21

8

]次

Dh

輙 字所成

汚損

の ない 一

りの ク シ ャ

0

醐 利

Dharp

とい うこ の

言]を

7

辺 誦 して

用に , 一 の ク シ

をユ 磨 くた め に ,

Ha

所 成の ク シ ャ 草を く

Otp

金 剛

Ha

即〉 とい うこ の [真 言

を七 辺 誦して

床 用に

そ れ ぞれ]

けて

の よ うに書 うべ

  

立 ち 上 がれ,

良 き春達

よ。

汝等

は 明朝

大黌

るで

ろ うe 見た ま ま              ・−

448

− 一        (

17

(6)

Kriy

互sarpgrahapafijikct に説かれた灌頂前行の諸 次第 (

2

 

を も

ら しめ られ るで

。 −

  

以 上 が

弗子受認

る。

1

) 「転 じ ての」 原語は ‘

pravrtya

’ である。 し か し筆 者が用いた

KS

梵文写本の うち

  

これ を 示 して い る の

is

 

i

写本 りは

prav

鉾掘

h

, を擦っ てい るg その

 

場合意味は 「(「法」輪 を)転 じ られ た方々と解釈さ れ, 諸仏を表す語 と理解されよ   う。 テ クス トとして は これ も充分可能である。       _  _                             {1)            しか し本 偈を 引用 する % ,・ ムκ が ‘prav ;tya ’ のみを伝え, また

SP

YP

 

な ど が伝える チ ベ ッ ト語訳の 読み ‘

bSkor

 naS ’ れを支持て い , こ こでも   こち ら を採る こ と とした。 .

2

) 「涅槃れ牟」の原 語 1膿 簡’であるが, 菊註で遠ぺ た ‘prav 鉾t飢 蔭)’の読

 

みを示す幾つ か の 写本がこわ りに  ‘nirv ;ttall’ を採っ て い る。 筆 者は他轡 所

 

引の みを も参照し て

 

を採 用し

te

が,   もテ クス トとし て は可能である。 その場 合

  

は ‘ praVtrttE〈

b

ソと詞格の語と な りf t両岩舎わせ で

r

r

法」輪

)転 ずること を

 

完成させた方々 」 とされ よ

3)

「こ」.

O

原 語は ‘

imalp

’ で あるが, これは ‘

idam

’ の

Ac

. sg。 

f

で はな く

 

’‘

imam

’ の meter  causa で あ り, 文脈上 「大真言行理 鱸の儀軌」を搆 し てい るe

4

「完全に堅圃な ⊥の 漂 語 は  ‘ atyantanigcala ’ で

KS

文写本のがこの読み       (3)

 

を示し てい る。 ま た 『大 日経』蔵漢訳 本も一致して  の読みを支持する

  

一方

KS

Te

写本は  ‘ atyantap . 

irmala

を採 , 鬮チ ベ ヅ ト語訳 ‘sin  tu 

dri

 

ma  med ’ もこれ を支持

る。 更に

VA

AK

な ど本偈を引用する文献中鵜   を

 

支持する例を多 く見 出せ る。 恐らく本 偈の この部分には

2

通 りの異 なウ た伝承が存在

 

し たのであろ う。 こ こで は現行 『大 日経』の伝 える読みで ある点を考慮し て  を採罵   した。

 

1

AK

1

1

P

. 

130

 

L

 

18

.同頁脚注

18

V

π ・五

K

tprava −

  

rtya ’を示し てい ることが記さ れ てい るが, γπ: ケ ン ブ リッ ヂ写本 (

Bendall

 

Add

  

1

03

92aE

東大写 本 (

Matsunami

 

350

73bS

‘pravrtJra’

を採っ て いる。   (

2

) 

SP

D

174b7

P

206b6

−7. 

YP

D

235a

!・

P

213a2

,   (

3

) 

Tib

.:

p

80

7

Ch

.:

p

8c

1

17

.   (

4

AK

1

・−

2

)直 18,

1

. 

8

.この勉の例 とし て

yp

D

. 

236a5

P

214

民 ※参照 文 献の略号及 び使用テ ク ス トは後掲 略号, 及び 参照テクス ト・ 文献 を見よ。 (

18

) 一一 

7

 一一

(7)

項 目    名

1

,曼荼羅入住の 目的の 説諭

2

.弟子の請 願

3

.受認の許可

4

.懺悔 ・随喜 ・ 帰依 ・発心

5

.四処加持

6

.四供養

7

. 歯木作法

8

.漱口作法

9

.臂釧の

10

.説法に よ る勧奨

11

.真言行理趣が生じ難い こ   との 説 示

12

.ク シ 草の授与

13

, 予定の告 知

E

   ハ グラ フ [

2

] 〃 〃 〃 [

3

] 〃 [

4

] 匸

5

] 匸

6

] 〃 匚

7

] ]

8

〃 r 」 項  目  名 所載 セ ク ョ ン

1

. 弟子の 請願 §

41

2

.懺 悔 ・随喜 ・帰 §§

42

43

依 ・発心

3

。四処加持

§44

4

.四供養 §

45

5

. 歯木作法 〃

6

.クシ ャ草の 授 与 §

46

乳 臂釧の 与 §

47

8

. 説法に よ る勧 奨 §

48

9

.予定の 告知 〃 【表

2

 SV

<<弟子受認の 次第 》 【表

1

 

KS

《弟子受認の次第》 ’ 項    目  名

D

.ed.

P

.e{工 項  目  名

D

.ed. P .ed.

1

曼荼入柱の 目的

174bi

−3206a ‘−7

1

.曼荼 羅入住の 目的   の説諭

a

自身に引入 して浄   化する と観 想

3

,弟子の請願 生 受 認の許可

76b4

−5 −

b6

_

b7

77a3

92aO

b2

_

b8

_

b5

93a1

  の説諭

2

. 自身に引入して灌   頂すると観想

3

. 弟子の

41

受認の 許可

5

.懺悔 ・随喜 ・帰依    ・ 発心 一

b4

b5

175al

a2a8

b3

_

b6

b7

臥 発心

6

.三 処加持 一a4 〃 〃 _a2

a

防護 (甘露軍荼利

 

真言)と三 処 加持 一a3 一

207a2

7

.四供養 一a5 一a『

z

四供養一 ・−a4 〃

8

.歯木作 法 一a5 一a・ & 歯木作 法 , _a7 一a7

9

.灘ロ作 法 〃 一a5        ’ 甑 漱 口作 法 ヨ

b1

_a8

1

α クャ草の 授与 〃 ノ’ 10. ク シ ャ 草の授与 〃 _

b1

11

.臂 釧の授与 一a7 〃

11

.臂釧 授与

b2

_

b2

12

.説法に よ る勧奨 一

b4

b3

12

.説 法に よ る勧奨 _

b6

_

be

13. 防護 〃 _

b4

13 ,.護 (甘露 軍茶利 〃 〃

14

. クシ ャ草上に 横 臥 _

b5

〃 真言 ) させ 定の告知

14

. 律儀の授与

176a1

208a2

15

,夢判断 〃 _

b5

1

に 横 臥 〃 〃

16

.律儀授 与の規 定

b7

噛 _

b7

させ 予定の告知 【表

3

 

GM

《弟子 受認の 次 第》 一 446 一 【表

4

 SP

《弟子受 認の 次 第>> ,(

19

(8)

Kriy2sarpgrahapafijikE

に説かれ た灌頂前 行の 諸次第 (

2

) 項    浸   名

S1

ζt.瓢

S

Tib

・(

D

K

1.曼荼入住の 説諭

68b

〒−

69a167a

b1

1

1

ρ

128

,ム

19

一 ρ.

130

,ム

1

乞 自身に 引入 し て灌頂する 一al 一

b2

(王一

1

一偲 と観 想

a

弟子の請願 一a4 一

b4

〃    一ム

11

受認可 一a7 _

b7

〃    一〜、

20

凧 共な る律儀の 授与 _

b1

68a1

〃  ρ.

132

,ム

3

6

. 阿闍梨の律儀の授 与 一

70a1

b

・ 一alt of

1

1

; (

1

2

)ρ.

14

,〃.

2

22

・ 乳 三処加持 一a量 一

b3

2

)ρ.

1

1

1

4

a

四供養 〃 .  〃 〃    一孟

5

9

.歯 木作法 oa5 一

b6

〃    一乙

15

1

α 漱口 一a6    一

b7

〃    畝

20

11

.クシ ャ 草の授与 _a7       卩一

69a

訌 〃    一♂.

24

捻 臂釧の 授与

b2

聯a2 が  φ ,

18

,孟

4

13

.説法に よる勧奨 一

71a5

幽aτ 〃    一ム

15

14

.軍荼利真言 に よ る防護 〃 〃 〃    一二

17

15

.クシ ャ 草上に横臥させ予 一a6 一

b1

ノ’    一乙

20

定の

1

α 軍荼 利真 言に よる虜他の 〃 _

b2

〃    一ム

21

防護 【表

5

】 

VA

《弟子 受認の次第》

  

註 解

 

《第子受認 (

6

yadhiv

氤san

の 次 第

げる 〈adhiv2sana > と

衛語

こ の

KS

ん で

女性形

い て い

普逸

中性名

と して

現     1)          _ される一一

Vl

‘adhiv /vas’ の派 生 語で ある。 儀 礼の 名称と して用い られてい る

の 例 と して ‘

kala

dhivasana

’ , ‘

devatadhivEsana

’ 等があ り, その 前に

か れ た譜の

す或

事物

を 「準備 するこ 」 を

し てい る と

え られ る。 従っ て ‘

6i

§

ySdhivEsana

’ も 「弟子の

準備

」 が 原

るが,

子を

者と し て

け入れて

真言

趣開

示 の

対象

とし て認め るこ とを 内 容 とす

る か ら, それを考 慮 し て筆者は 「弟子 受 認 」と訳 してい る。 (?

0

)      −

445

− 一

(9)

 

序で も

れ た よ うに, εδ嬲 δ〃夕8加露 魏

4

Cuhyatantra

(『薤 晒 耶 経』; 以

SG

)な どでかれて い る

伝統

的な作 壇 法で は, こ の

認の

次第》

相 当す る

儀礼

荼 羅 造壇の 前で行な うよ う規定されて い る。

Anandagarbha

Sarvavatirodaya

(以下

Sy

), 

Mar

 me  mdsad  

bzah

 

po

が著し た

G

κ砂α一

sama −

famaifdalavidhi

(以下

GM

), 

Cakrasalpvara

の曼荼 羅 儀 軌で

Lwa

 

ba

pa

し た

RatnaPradiPodyota

な ど瑜 伽タ ン ト ラ ・

上瑜 伽父 母 タソ ト ラ の

区別な く,

 

荼 羅儀 軌》 と

する多 くが こ の

伝統説

っ て次 第を

成 し

い る。

 

し か しその一

方 《

灌頂

榜す る文 献一 例 と しては今まで に も参照 し

Gah

 

bahi

 rdo rje

SehaPrakriya

(以 下

SP

),  sGra  can  

bdsin

dpal

 

b6es

 

gfien

g

砌 σ

44

加 ρ勉 々誘σ, rTag  

pabi

 rdo rje

Caferasam

・ 槻 7σ ε盈盈 吻 励 7砌 σ (以下

C5

が挙 げられる一は , 

KS

と同じく

荼 羅

《弟

認の 次 第

《弟

子 引入の 次第》とを一夜を

ん で

続し て行 な う仕 方を採っ て い る。 従っ て イ ソ ドに 於い て既に,

《弟

子受認の 次

第》

荼 羅

造 壇の 次第か ら

分離

して

な われる よ うにな っ て い た と考え られ る。

 

予め

KS

弟子

認の 次 第

まれ る儀 礼を

実修

順に

め ると

【表

1

の よ うに な る。 ま た考

を進める際に 参照した 主要な文 献である

SV

, 

SP

, 

GM

,       2)           

Abhayakaragupta

の著した

荼 羅

儀軌

伽 α

12

以下

VA

)に つ い て・ そ れ ぞれの 示 す 当該 次

儀礼を纏め た のが 【表

2

】〜

【表

5

である。 以下 こ の 実 修 順っ て検 討を進めて

く。

 

こ の

狭義

灌頂

次 第が

けられ る前目に行な わ れ る。 和 訳で示した通 り, それを記してい る 「

受認

は内

8

([

1

コ〜 [

8

コ)に 分 段される。 その うち

1

は,

荼 羅の

成を

けて次に

子を受 認す べ こ とを 宣 言 した

1

文で あり, 儀 礼は

2

説 される。

 

先ず行

なわ れるの が 〈

1

荼 羅入

の 目的の

〉 で あり, vv .

1

3

      3)

に説 き聴か せ るもの で

る。 これ らの 偈は

3

θに 説かれて お り, それ ら自

      4) 無上瑜 伽タン ト ラ的 な

要素

っ て い るわ けではない。 しか し, 【表

2

】を見

      

_

444

− 一

       

21

(10)

 KriyiisamgrahapaEjika

に説かれた灌頂髄行の諸次第 (

2

か る よ うに

3y

がこれ を

欠 き

7e

瑜伽

タン トラ

階梯

儀軌

も見

られ ない の に対し, 無上

伽タン ト ラ

階梯

儀 軌

で は

GM

1

SP

1

の よ うに

多 く

例が見 出せ る。 偈の 内容の如 何に 関わ りな く, こ の

階梯

礼と し.て

整備

された もの と

えられる。

 

これ ら

3

内容

字義通

りに は, そ して出

る筈の

SG

の 文

に 於い て も,

世で の

利益

め て で はな く来 世で の

果 を

っ て

曼茶羅

に入れ ば, その両 方で

果が

られる とい こ とであろ う。

 

とこ ろ で 伽 に於 ける対応

VA

1

〕は次の よ うである。 :

  

〈他

な らぬ こ の

栄を 目的 とす るの で もな く, ま た 来世で の

  柴

の た め で もな く, それどこ ろ か

如来

の 三

の 円

る た めに こ そ曼荼

  

な わ れ るべ である。 そ うす れ ば

こ の世 と

来世〕

於け

       5) :

 

栄力

減 就す

るで

ろ う〉と

て こ

5

説の

3

を意識しな がら もその

改変

し よ う と した

結果

の 現 わ れ と

え られる。

SGI

い ては

琶閥約

っ た入住の 冒

の中に , 「

来の 三

の 円

」郎ち成

とい う出

的最鰲

み込 も うどし た こ に な る。       −      6)

 

そ れ を 具

体的

反映

してい の が これ ら

3

に対 する

Bu

 ston の

釈で

る。 彼はこ こ で 言わ れる ’

r

鬣悉地 」・ 「

福徳

」を ‘ ‘こ の 寿 生で

” }  ‘‘

生で の利 益” に

め, また 「来倣を

め る 」 こ とを ‘‘ 成 仏を願 うこ

てい る。

荼 羅に 入 っ て

頂を

か る こ と が

理体

へ の道

とされるよ う に な っ た以上 こ の よ うに

誠するこ とは当然であ り, そ の 意 味で,

使

わ れて い る

句の

多少

理 が生じて も, こ の解 釈の持ち込み を図っ たの であろ

6

 

こ の よ うに

諭さ れ た

子達は, 世 間的 な利 益で は な く仏 法へ の

教導

う 内容の

2

vv .

4

5

)を 以て隣 閣 梨に請 願 する 。 それ が 〈

2

.弟子 の講 願〉 である。

KS

は触れ ない が,

子が華を手に しで こ の 請 願 を

な うこ とで他の

4

書}

X

− 一致してい 。 ま た

SP

VA

は, そ れ を

東門

い て

な わせ る と

め て い る。   、  、        .        ..tt ,.      戸 (

22

)       一 tn3  一一

(11)

 

v.

4b

以下の

1

は この場 合 と同じ意 味合い で, 瑜 伽 ・ 無上

伽を 問 わず

型的に 広 く用てい る。

 

SV

1

GM

3

SP

3

〕・

VA

3

〕 は何れ もこ を用い た

請願

り, 中で も

S7

は その

1

偈半だ け を

使

っ てい る。, 恐 ら くこの仕 方が原形であ り,

各儀

軌の 性

に応じた語 句が

加さ れ る に

っ た の で あろ う。

 

なお

GM

2

SP

2

〕・ 〔

VA

2

られ る よ うに , 無上瑜

階梯の 儀 軌で は 〈

曼荼羅

の 目

の 説 諭〉 と く弟子の請 願 〉との に ,

阿 闍

に よ る灌頂の

想〉 が設 けられてい る。 これは,

子を 自身の 体 内に

入 し金 剛 よ り出し て般 若母 の 蓮華に住せ しめ た とこ で諸

招 請しそ れ らが融化して 生じた

液体

灌頂

る とい う無上瑜 伽タン トラ特有の もの で ある。 当

Pt

. 

SV

に はな く, また

KS

かな

Ql

 

請願

された阿 閣

はそれ を承 諾

る。 そ れ が

3

.受 認の許 可〉で

わ ・ れ る。 先 ず複 数

して い る

子の 中よ り代 表 者を 一

ん で か , 〈開示 真言 行理 趣 偈 〉 とで も名 付 けるべ

4

偈 (

6

9

え聴か せ る。 こ

4

偈 は, 諸仏 成

の 因で ある優 れた 「真 言行の 理趣 」を開示 され る者とし て弟子 が

相応

しい と認め そ れへ の

精進

容で ある か ら, 正式に 受 認を許 可 する た. め の もの と理解さ れ る。

 

SP

対 応箇 所 (〔

5

P

4

VA

4

〕)で用い られ て い る偈 も

KS

の・ 〈開示

言行理趣 偈 〉と同一で ある。 これ らは 『大日経』具縁

で 説かれて い る

改変を加 えた もの と

え られ, そ の

2

偈 及 び第

4

偈前 半が具縁 品と異 なっ てい る。

 

方 〔

GM

4

で用い られ てい る

4

偈半か らなる く開示

理趣 偶〉は,

KS

での れ の よ うな

変 が加 え られて い ない 『大日経』具 縁 品に 見 出せ るそ       8) の ま まの形の もの で ある。 こ の よ うな例は他の

儀軌

に も見 られる の で , 〈

示 真 言 行理 趣 偈 〉に 具 縁品 通 りの もの を当て る仕方 と, それに 改 変 を 加えた もの ・ を

て る仕 方 との

2

りがあっ た と推 定さ れ る。

    

1−

       

442

  

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

  

 

 

23

(12)

KriyagamgrahaPafijika

に説かれた灌頂前行の次第 (

2

) な お表か ら知 られる通 り,

sy

は これに 対 応 する儀 礼を欠い て い る。

 

可 を

けた

弟子

は ‘‘

帰依

三 宝 ・懺 悔 ・

随喜

心” を

1

v.

10

下で は 〈誓 約 偈〉 と呼ぶ 一 を

3

辺唱え る。

KS

は これ 以外

もコ メ ン トを

してい ない が, 弟 子が これらの

行を果た

な う過 程 と理

し く

4

, 弟 子の誓 約〉 とい う項目を 立て た。

 

こ れに対応 する 〔

SV

−−

2

〕は, 「懺

等を

なわ しめ るべ きである。」 と規 定 し て か ら ‘ ‘

懺悔

随喜

帰依

心” を

な うこ とを

う偈や文 言を説い て い る。 従っ て内

の 上か らは

KS

と 一

して い るけれ ど も, 〈誓

偈〉を 用い な い 点で

礼 とし て は

きく異なっ て い る。

 

無上瑜 伽階

儀 軌に 目を移 すと, 先 ず 〔

GM

5

未発

心 者 を

心 さ せ ,

心者に.はそ れを憶 念させ る ’t とい う趣 旨の で あるが, そ の 具体 的な 方法に は触れ ない 。

SP

5

VA

5

れ も 〈

約 偈〉を

3

辺 唱える も の で

KS

と同一 で る。

 

VA

は こ の

〈誓約偈〉

3

辺 唱え る こ と を 「共 通の

儀の 受 持」 と解釈 し,       9)

に その

に く五部族の 三 昧耶 〉を内容 とする 「阿 閣梨の

」 を

く (

VA

6

〕)。 これは, (a)

2

偈 を以て阿闍 梨に

願 する,

b

阿闍 梨が そ れに 応 えて く五部 族の 三昧 耶〉

内容

とする

律儀

を授 ける, とい う

2

段 階よ りなる。       10) 〈aで使わ れる偈は内容か ら

て阿闍

灌頂の

う もの

以下 く請願 阿 闍

灌頂 偈〉 と呼ぶ)で あっ て律 儀 授与を請 うもの と して は些かそ ぐわない よ う ・に思われる 。 阿 闍

の 律

受持

が 同灌 頂を

る た め の必須 条 件であるこ とか ら流 用 された の で ろ うか。

 

SP

子 受 認儀 軌中で 直 接 く五部 族の 三

耶 〉に

れる ことは しない が, 〔

SP

14

授 け 殊 勝

」 が

梨 灌

頂 偈 〉 よ る 請 願を承 けて授 け られる こ になっ て い る の で く五部族の三

耶 〉である可

性が

い 。 また

GM

16

に 「

諸律儀

を受

させ る と しか 記し てい い が,

 

〈請願 阿

闍梨

灌 頂

偈〉

が用い られてい るの で く五部 族の 三昧 耶〉が授与       1ユ さ れ るの であ ろ う。 (

24

)       −

441

(13)

 

こ の よ うに, 時期に 違い が あっ ても,

 

《弟

認の

次第》

五部

の 釜

耶〉 を

子に授 げる点で無 上 瑜

儀軌

は共 通してい る。 しか し既 に        12)

らか に した通 り κ

51

に於ける く五部族の 三

耶〉

与は

入 の

第》

明灌

頂》

との

で な され るの で

っ て, 全 く

方 軌

に して い る。

 

5

.四処 加

〉は

sy

の対応 儀礼

3V

−一

3

〕と嗣一である 。

儀礼

和訳

した

りであるが,

上瑜 伽

梯の

軌が説 く く

Orp

 

All

 

Harp

に よる胸 ・喉 ・頭の 三 処加

で はな く, 四処に

観で金剛

唾〜金剛 業の 四

を布置 する

S

γの 仕 方を採っ たの は,

K8

が金 剛

界曼

荼羅の

軌だ か らで

ろ う。 こ の点の

つ 意義につ い て は

に触 れる。

 

次の

6

匹供

〉は

修す る理

供養

たるもの で あ り, 〔

SV

4

と一

してい る。 他の 参 照

軌に も

GM

7

〕・

SP

7

VA

8

の よ う に 四供 養は説かれて い るが, そ れ が 理供

なの か或い は

供 養なの か判 断 出来 ない 場 合が多い。 しか し 〔

VA

8

〕は供 養物を指 す単 語の 語 形か ら見て事

供養

を規 定してい るの で は ない か と判 断される。

 

7

歯木作

法〉は弟子に歯 木を 噛ませ て か ら投 げさせ て, そ の 落ち

か ら       13)       14)

が成

就す

る悉 地に 関する予 見を得よ うとす る

儀礼

で ある。 ・

S

G

や 『

日経 』,       15) 『略 出念誦 経 』に も説 か れ 日本

教でも駲 染み深いもの で あるが,

S

γ一

5

は ‘ ‘嚇ませ ること” のみ を記し て ‘‘

投げ

させる こ と” や悉 地の予

に は全

く触

れてい

参照儀 軌

は全て こ の

両所作

れてい る。  

KS

は歯木に用い る樹 木の具 体例を示 さ ない。 し か し

SI

)・

VA

な ど多 くの 儀軌 が a6vattha 樹と udumbara

げる。 これは 『大日経 』の所 説に一致 する。 ま た 歯木の 長さは 全て の儀

12

量 と し,

先端

で も 一

し てい る。 しか し

KS

GM

SP

が 「牛

の み で

われた地 面」に投

ると するの にし,

VA

で は 「牛 糞な どを塗 り込め た

4

肘四

の 四

角形

荼 羅」 と さ れて い る。                       ・       −

440

−        (

25

(14)

 

Kriyasampgrahapafijikg

 

itc

灌頂前行第 (

2

 歯木

成就す

るで

ろ う

地 との

応 関係ほ,

KS

の 場 合次の よ う で ある :

  

a

に向い て

ちた時→

上悉 地

  

b

弟子

反対

, 左に

い て落ちた

息災

益,

敬愛

  (

C

向き

→ 空

行者

た る

  

 

向き

→ 地

下者

悉地

      

        

  (

O

ち た時→ 僅悉 地        16)

 

これ らの うち

a

d

とは

3G

説 く

は タン トラに

典拠

を 見 墨ぜ ない ま た これ と全 く懸じ記 述の る儀 執 も現

しない よ うで ある。

  〈

8

口作 法〉は, 金鰯夜 叉の 真 嘗で水を念 誦 する点の み を除 き

SP

のそ れ と一致 する。 一

方〔

VA

10

で は

2

GM

9

は 「

水 を

3

ぜ る

j

口で用い る

言は

各儀

      17)

も共逓

る。 しか し

5

y

は こ の

作法

を設 けてい

 

KS

日作

9

劈釧

授与〉

く。 こ こに示 された

釧に関

規定

SV

7

けるそ れ と一

する。 ま た

SP

11

所説 も

を 甘 露 軍荼 利の

誦 する点を 除 きこれ ら と同一で ある。 その うち ‘ ‘

3

つ の

び 昌を

釧に

る こ と” と ‘‘ 左碗に

ぶ こ と” は 『大

H

経 』 具 縁 品に典拠        18) を求め る こ とが出来る。

3

つ の

び 目を

るこ とで は

くの

軌が 一致 するが,       19)      _

腕に

ぶ の か

右腕

なの かに

して は

所説

れ る。 また

V4

12

ら       20) れ るよ うに真 言を唱 えなが ら腕に ぶ仕 方 もある。

 

続 く <

1

◎.説 法に よ る

勧奨〉

〈11

が生じ

い こ 説 示 〉は 論 述の都 合上纏め て見て行 くことにする。 前 巻は く教 誠 阿利沙 偈 〉 (vv . 

11

 ’

12

と く

勧発

陣利 渺 偈〉

vv .

13

4

)とを 願 に 説 き

か せ て

子を励 ます       21) もの である。 こ れ らの 偈は周 知の よ うに 『大 日経』具 縁 品に説か れてお り, 共 に 大 乗

に摂

さ れ た こ とを

讃歎

する内容である。 また

後者

は,

26

)      一一

439

(15)

      22)

て い

5

以下 〈讃歎真言行

趣偈〉

と呼 ぶ一 を説い て ,真言 行の 趣は生じ難い け れ ど も その 威 力 もま た大 きい 説 示 する もの で

る。

 

表か ら分か る よ うに全 儀 軌が 説法に よ る

奨を規 定 してい る。

3y

は 「

説法

」 に 用い る偈に 言及 して い ないの で,

3

書につ い てその パ タ ー

る と 次の りである :

  

(a)〈讃

歎真

趣 偈〉十 〈教誠 阿利 沙 偈〉十 〈勧 発 阿利 沙 偈 (vv ・

1

2ab

)〉

  

b

)〈

讃歎真

偈 〉+ 〈教誠 阿利 沙偈 〉+ 〈

発 阿利 沙 偈 (v.

1

)〉

  

G

)〈

讃歎真

言行 理趣 偈

vv .

3

5

+ 〈教 誡 阿利

〈勧発

阿利 沙 偈

    (

v.

1

)>       23)   _

 

GM

12

a

SP

12

b

型と判 断され る。 

VA

の 場 合梵 本の

承 と

本の それ とが異 なっ て お り,

前者

c)型 を伝え

者は

b

)型 を伝え       24) て い る。 種 々 の儀 軌を参 照し て み る と  型を 用 い る例の

い こ とが知 られるが, 万砿 7ッ盈 吻

4

ε砌 観 0砂 σ が

蔵 本 共に(G

型を伝えてい るの で,

7A

梵本 の場合 も

簡単

誤 伝 と決めつ け るわけに はい か ない 。

 

し か し,

くの 儀軌が こ こ で の 「

説法

」の 核と して 〈

讃歎真言行

理趣 偈〉 と く教誠 阿利 沙 偈〉 を用い てい て,

KS

の よ うに

〈教誠

阿利 沙 偈〉 と

〈勧発

      25)

偈〉との組 合せ で

構成

してい る例が

か である点に注 目

る必

がある。 ま た く讃 歎

理 趣 偈〉だ

り出して別に説示 する

仕方

も本

独 自の もの と し て注意し て お きたい 。

 

KS

で は説 法の

12

. クシ ャ

の授 与〉が行 なわれる。

訳で示し た よ うに, これは

具 代わ りとなる クシ ャ 草 を 弟子に

え る儀 礼 で る。

か ら分 か る よ うに , 他の

軌は

れ もこれを 〈

釧の

授与〉

の 前に置 く。 こ の 順序は

M

,。伽 の

噬 つい て・・ると も

え られ ,

多 く

の採ると・       27) ろでる。 しか し

KS

と同じ順序を示 す 例 も

つ か あるの で , これ が同書独 自 の 仕 方 とは耆 え ない 。

 

敷 物用 ・ 枕 用の ク シ

に加 えて 「匚体をコ 磨 くた め」 の ク シ ヤ草一 一 :種 タ オル とい うことになろ うか 一 を

え る点, ク シ ヤ草を加 持 する際に 金 剛                一

438

−        (

27

(16)

 

KriyEsatpgrahapafijika

に説かれた灌頂 前行の 諸次第 (

2

言 と金 剛

のそ れ とを使い分 けてい る点,

敷物

用の クシ ャ

Ha

字所

      28) 成 と観 じる点が, 他の

儀軌

に は

えない

KS

独 自の規 定で ある

 

ク シ ャ

けた とこ ろ で, 明

の 予 定を

子に 知 らせ るの が,

KS

の 《弟 子

認の

次第》

に於 ける最 後の 項目 〈

13

. 予

知 〉である。 「告 知」 の 言

を再 掲 すれば次の よ うで る :

  

(a

良 き者達

汝等明朝大 曼

荼羅

る で

  

b

た ま まの 夢 を も語 らめ られ る で あろ う。

 

a

5

V

− −

9

文 言あ る 。 し か し

S7

は “ 見た夢の

容を尋ね その

凶を判 断する” とい う儀礼 を 設 けて い な い の で , 当 然   に 類 す る

知を

なわない。

 

の諸儀 軌で はその 〈夢 判 断〉が行 なわれるの で, ‘ ‘ 明 日夢の 内 容を語 れ” とい う指

を弟子に対 して

な うべ とも記 されてい る。 また そ の

に ‘‘ ク       29) シ ャ草の上に

に な らせ る” とい う記

を 入 れてい る もの が多い 。

 

なお

CM

14

〕に見られ る よ うに 《

荼 羅

儀 軌》

に は く夢 判断 〉を

《弟

認の次 第

》 蹌

め るもの で あ

_

頂儀 軌

c

外全

弟子引

入 の次

第》

み 込ん でい る。 更に 〔

GM

13

・ 〔

SP

13

〕・

倣 一

14

られ る通 り, 多 くの

軌が, 弟子が眠 りに つ く前に防

な うよう 定め て い る。

 

以上で κ

3

に於 ける 《弟 子 受認の 次

第》

は終 了で ある。 見て来た よ うに本 次 第の

は, 基 本的に は無上瑜 伽タ ソ ト ラ階 梯の

軌に 説か れてい るそ れ と一致 する。 その 一 方,現 存文 献よ り見る限 り本 書 独 自の仕 方 と捉えるぺ き点

つ か指

出来た。

 

し か し

者は, そ れ とは全 く違っ た 観 点か ら寧ろ 〈

5

. 四 処 加持 〉が

sy

所説

全に一致してい る点に 注意 する必要があると考え る。 以 下 その 理 由を 述べ て み よ 。 κ

3

あ り , 既に }旨

れて

通 りその

d

。va,

ay

ga

28

    

      

      

      

   

437

参照

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