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智山學報 第49 - 008遠藤 純一郎「『占察善惡業報經』と智〓の懺法」

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全文

(1)

 

『占察 善惡 業報經』と智 顳 の懺法   仏 教 で は 一

に 占 筮 の 類 い を 禁 じ て い る が 、 『 占

報 經 』 ( 以 下 「

經 』 ) は 過

世 の 善 悪 業 を

に よ り

る こ と を

し た

異 な 経 典 で あ る 。 そ こ で は 、 木 輪 と

ば れ る サ イ コ ロ の よ

な も の を 投 げ て 占 い を

る の で あ る が 、 こ の よ

例 は ま ず 他 の 経 に 見 ら れ る こ と は な い だ ろ

。   『

』 は 上 下 二

よ り な り こ の

異 な 占

に 関 す る 記 述 は 専 ら 上 巻 に 限 ら れ て い る 。 こ の 実 践 的 側 面 で あ る 上 巻 に 対 し て 、 下

は 教 理 篇 と で も

ぶ べ き 内

に な っ て い る 。 そ こ で は 大 乗 に 進 趣 す る た め の 方 便 と し て 「 一 実

に 依 止 し て 信 解 を

し 、 信

が 増

す る こ と に 因 る が

に 速 疾 に

性 に 入 る 」 こ と が 目 指 さ れ 、 そ の 一

境 界 を 基

と す る 心 識 説 が 展 開 さ れ て い る 。 こ の コ 實

」 と い う 用 語 は

、 『 大

起 信

』 ( 以 下 『 起 信 論 』 ) の 中 に 見 ら れ る こ と は な い も の の 、 『 占 察

』 下 巻 で

見 さ れ る 思

は 『 起 信

』 の 提 唱 す る

来 蔵 思

延 し た も の で あ る こ と が 容

に 看 取 さ れ よ う 。   こ れ ま で 『 占 察 經 』 に 関 す る

は 専 ら 、 類 似 点 を

す る と さ れ る 『 起 信

』 と の 関 連 に 於 て な さ れ る 機 会 が

(2)

NII-Electronic Library Service 智 山学 報第四十 九輯 く 、

味 の 対

は 下

に 限 定 さ れ て い た よ う に 思 わ れ る 。 そ の た め 、 『

經 』 上 巻 に 示 さ れ る 実 践 的 信 仰 面 に つ い て は 、 あ ま り

の 思 想 と の 関 連 は 求 め ら れ る こ と が 無 か っ た よ う で あ る 。   そ こ で 本 論 で は 、 『 占 察

』 の 流 行 と 時

を ほ ぼ 同 じ く す る 智 顎 の 懺

と 、 『

經 』 上 巻 に 示 さ れ る 懺 悔 法 の 比 較 を 試 み よ う と 思 う 。 「 占

經 』 に 於 て 懺 悔 は 占

の 結 果 を

け て な さ れ る も の で あ る た め 、 そ の 意 味 で は 実 践 面 に 於 て 重 要 な 位 置 を 占 め 、 そ れ に 関 す る 記 述 も

典 の 規 模 か ら 見 れ ば 比 較 的 詳 細 に 書 か れ て お り 、 智

系 的 に

備 さ れ た

法 と

照 す る こ と は 有 用 で あ ろ う 。

N工工一Electronlc  Llbrary  Servlce

  『

經 』 と 智 顎 の 懺

を 比

す る に 際 し て 、 『

經 』 の 懺

に 関 す る 記 述 、 つ ま り 大 正 蔵

で 言 う と 八 三 九 ・ 九 〇 三 c か ら 九 〇 四

b

ま で に 示 さ れ る

場 面 に 対 し て 対 応

所 を 求 め 、 両 者 が 如

に 類 似 し 且 つ 相 違 す る か を 見 て い く こ と に す る 。 こ の 比

に 於 て は 、 智 頻 の 懺 法 類 の 中 で も 主 に 『 法 華 三

懺 儀 』 を 用 い 、 適 宜 『

等 三

法 』 『 摩 訶 止 觀 』

に つ い て

照 す る こ と に し た い 。 一

96

(3)

『占察善悪業報經』 と智 顎 の懺法 一

 

善 惡

經 法 華 三 昧 懺 儀 當 住 靜 處 随 カ 所 能

内 置 佛

法 懸 繪 當 於 閑 靜

。 嚴 治 一 室 以

道 場 。 別

自 坐

幡 蓋 道 場 有 隔 。 於 道 場 中 敷 好

座 。 安 置

經 一

未 必 須

像 舎 利

餘 經

。 唯 置

經 。 安 施

蓋 種

供 養

。 (

正 四 六 ・ 一 九 四 一 ・ 九 五 〇 上 )   道 場 の

備 に 関 し て 『 占 察 經 』 で は 、 静 処 に 住 す る こ と ・ 一 室 を 荘

す る こ と ・ 仏

法 を 安 置 す る こ と ・ 繪

蓋 を

け る こ と を 挙 げ て お り 、 『

華 三

』 で も 同 様 に 以 上 の 四 つ の

を 指 摘 し て い る 。 た だ 、 『 法

』 は 智 顕 が 『 觀

行 法 經 』 ( 以 下 『 普 賢

經 」 ) に 基 づ き 撰 述 し た も の で あ る が 、 そ の

も 含 め て

び に そ れ ら の

と し て 位 置 づ け ら れ て い る も の は 『

經 』 で あ る こ と か ら 、 『

察 經 』 で 特

の 題 目 に つ い て

定 が な い も の の 、 『

華 三

儀 』 で は 安 置 す べ き は 『

華 經 』 の み で も

し い と し て い る 点 が

き く 異 な る 。   ま た 『

華 三 昧 懺

』 で は 道 場 と す べ き 一

と 別 に 自 坐 処 、 つ ま り 止

を 行 じ る た め の 空 間 を 別 に 設 け る べ き こ と が こ こ で 規

さ れ て い る の で あ る が 、 『 占 察 經 』 で は

に そ の よ

な 記 述 は こ こ に 見 ら れ な い 。 し か し 、 こ れ と は 別 の 箇 所 に て 「 如 是 發 廻 向 願 已 。 復

室 端 坐 」 ( − ) と 述 べ て お れ ば 、 廻

の 願 文 を

む 場 所 、 つ ま り こ こ で

さ れ た 一 室 に 於 て そ れ は な さ れ る も の で

る と す る な ら 、 そ れ と は 別 の 「

室 」 に

く べ き と さ れ お り 、 『

經 』

(4)

NII-Electronic Library Service 智山学報第四 十九輯 に 於 て も 同

に 、 止 観 を 行 じ る た め の 空 間 を 別 に 設 け る こ と が 規

さ れ て い る と 見 る こ と が で き る 。

 

 

 

 

 

98

一 N工工一Electronlc  Llbrary  

(5)

。 次 復 総

十 方 三 世

有 諸

。 又

擬 心 遍 禮 十 方 一 切

擬 心 遍 禮 十 方 一 切

聖 。 然

別 稱

我 地 藏

薩 。 一 心 敬 禮 十 方

住 法           ( 大 正 四 六 ・ 一 心 敬 禮 十 方

住 僧           ( 大 正 四 六 ・ 一 九 四 一 ・ 九 五 〇

) 一 九 四 一 ・ 九 五 〇 中 ) 『占察善惡 業報經 』と智 顕 の懺 法   こ こ で は

し 敬

る 法 に つ い て 明 か し て い る 。 両 者

に 、 三 宝 へ の 供 養 は 華 や 香 を 用 い る こ と を 述 べ 、 そ の 際 に

体 や 衣

が 清

で あ る べ き で あ る と し て い る 。   『 法

三 昧 懺 儀 』 で は 「 日

」 に

法 が

じ ら れ る べ き で あ る と さ れ て い る が

經 』 で は 「 査 日 分

内 三 時 」 と あ り 、 日 中 の 三 時 に な さ れ る べ き で あ る と し て い る 。 し か し 同 時 に 別 の 箇 所 で は 「 次 至 夜 分

燭 光 明

。 亦

三 時 恭 敬 供

悔 過 發

。 」 〔 2 ) と 述 べ て い る こ と か ら 、 『 占 察 經 』 も 『 法 華 三

儀 』 と 同 様 に 「 日 夜 六

」 に な さ れ る べ き だ と し て い る と

え ら れ る 。   両

と も 三 宝 に 対 す る

礼 は 十 方 一 切 の 三 宝 が

さ れ て い る 。 『

察 經 』 で は = 心 敬 禮 過 去 七 佛 及 五 十 三

。 次 随 十

面 一 一

擬 心 。 遍 禮 一 切 諸 佛 所

利 形 像

塔 一 切

。 」 と し て 、 更 に 「 次 復 総 禮 十 方 三 世 所

諸 佛 。 」 と し て お れ ば 、

半 で 総 じ て 十 方 三 世 の

に 礼 す る の に 対 し て 、 前

で は

各 個

的 に 礼 す べ き で あ る こ と が 予 想 さ れ る 。 こ の こ と は 『

華 三 昧

』 の 中 の 「

三 明 行 者 修 三

法 」 に は 見 ら れ な い が 、 「 第 六

佛 方

」 で は     】 心 敬 禮

釋 迦

(6)

NII-Electronic Library Service 智山学報 第四 十 九 輯 一 心 敬

過 去

寶 佛 一 心

十 方 分 身 釋 迦 牟 尼 佛 一 心 敬

方 善 徳 佛 盡 東

法 界 一 切

佛 一 心 敬

南 方 無 憂 徳 佛 盡

南 方

一 切 諸 佛 一 心

南 方 栴 檀 徳 佛 盡 南 方 法 界 一

諸 佛 一 心

西 南 方 寶 施 佛 盡 西 南 方

界 一 切 諸 佛 一 心

禮 西 方

量 明 佛 盡 西 方 法 界 一

諸 佛 一 心

西 北 方 華 徳 佛 盡 西 北 方

界 → 切 諸 佛 一 心

北 方 相 徳 佛 盡 北

法 界 一 切

佛 一 心

東 北 方 三 乘 行 佛 盡 東 北

一 切 諸 佛 一 心

上 方 明 徳 佛 盡 上

法 界 一 切

佛 一 心

下 方 明 徳 佛 盡 下

法 界 一 切 諸 佛 一 心

來 今 三 世 諸

。 七

。 賢

一 心

法 華 經 中 過 去 二 萬 億 日 月 燈 明 佛 。 大 通

佛 。 十 六 王 子 佛 燈 一 切 過 去 諸 佛 一 心

法 華 經 中 現 在 淨

宿 王

。 寶

徳 上 王 佛 燈 一 切 現

諸 佛 一 心

法 華 經 中 未 來 華 光 佛 。 具 足 千 萬 光 明 佛

一 切

來 諸 佛 一 心

十 方 世 界 舎 利

像 支 提

如 來 全

一 心

妙 法 蓮 華 經 。 十 方 一 切

經 。 十 二

眞 淨

寶 一 心

師 利 菩 薩 彌 勒 菩 薩

訶 薩 100 N工工一Electronlc  Llbrary  

(7)

「占察 善惡 業報 經』 と智 頻 の懺 法     】 心

藥 王

。 藥 上 菩 薩 摩 訶 薩     一 心

觀 世

。 無 盡

摩 訶

    一 心

禮 妙 音

。 華

薩 摩 訶 薩     一 心 敬 禮 常 精

薩 。

大 勢 菩

摩 訶

    一 心 敬 禮 大 樂

薩 。

積 菩 薩 摩 訶 薩     一 心 敬 禮 宿 王

薩 。

地 菩 薩 。 勇 施

摩 訶 薩     】 心 敬 禮 法

中 下

上 行

邊 阿 僧

    一 心 敬 禮 法

利 弗 塔 一 切 諸 大 聲

衆     一 心 敬 禮 十

一 切 諸

大 權

。 及 聲

縁 覺

聖 僧     】 心

普 賢 菩

訶 薩 ( 3 )   と い

よ う に 、 『

經 』 に 登

す る 仏

し て 個 別 に

し て い る 。 「 第 三 明

三 業 供

」 も 「

佛 方

」 も 共 に 三 宝 に 対

礼 を な す こ と な の で あ る が 、 後

の 場 合 は

格 を 道 場 に 奉 請 し て

わ れ る も の で あ り 、 そ の 点 に 於 て 両 者 は 相

す る 。 一

、 『 占

經 」 で は こ の

を な す こ と に つ い て は 全 く 規 定 さ れ て い な い 。 し か し 『

察 經 』 で

利 形 像 浮 圖

塔 一 切 佛

」 は 『

華 經 』 中 の そ れ ら の 事 物 を

図 し て い る も の で は な い も の の 、 「

佛 方

の 「

支 提 妙

來 全 身

」 ( ↓ と 類 似 し た

現 が 用 い ら れ て い る

は 興 味 深 い 。   『 法 華 三

儀 』 は 『

華 經 』 を

に 置 い て い る た め 礼 仏

の 際 に 『

經 』 に 登 場 す る

を 用 い る の で あ る が 、 『 占 察 經 』 で は

の 教 主 が 地

で あ る た め 、 最 後 に 地

に 対 し て 特 別 に 敬 礼 す べ き こ と を

げ て い る 。

(8)

NII-Electronic Library Service 智山学 報第四十 九輯

 

) 占

善 惡 業

儀 如 是

已 應

説 所

罪 一 心 仰 告 一 心 一 意 。 爲 一 切

法 。 生 重 慚 愧 。 發 露 無 唯 願 十 方 諸

慈 尊 證 知 護 念 。

懺 悔 不 復

造 。 願 量

來 及 至 此 生 。

一 切 衆 生 。 ⊥ ハ

所 造 。 一 切 惡

我 及 一 切

生 。 速 得 除 滅

來 十 惡 四 重 五 逆 顛 相 續 心 。 從 於 今 時 乃 至 盡 未 來 際 。

造 一 切 惡 倒 謗

三 寶   闡 提 罪 。 業 。 所 以 者 何 。 業

雖 空 果

不 失 。 智 空 之 人 尚 不

復 應 思 惟 如 是 罪 性 。 但 從 虚 妄

心 起 無 有

。 而 善 。 况 復

罪 。

造 悪 不 止 。 悉

因 縁 。 則 受

可 得

本 唯 空 寂 願 我 及 一 切

生 。 速 達 心

滅 罪 果 。 是 故

者 以 知 空 故 生

華 發 露 懺 悔 。 根 。 ( 大 正 四 六

九 四 一 ・ 九 五 二 中 ) 102

N工工一Electronlc  Llbrary  Servlce

  『 占 察

』 で は 行 者 の 誦 す べ き 願 文 と い う 体 裁 の

で 、

過 の 発 露 を な す べ き こ と を 述 べ て い る 。 こ れ に 対 応 す る で あ ろ う 箇 所 を 『 法

懺 儀 』 に 求 め る と 、 「 第 七 明 懺

及 勸

随 喜 廻

願 方

」 の 冒 頭 に そ れ が

い だ さ れ る 。   両

は 共 に 、 罪 の 本 性 が 空 で あ る こ と 、 ま た 懺

… 機 に 過 去 の 罪 業 を

算 し 、 且 つ 今 後 も 罪 業 を な す こ と は な い と す る こ と を 挙

て い る 。 し か し こ れ ら の 点 は 特 段 、 従 来 の

か ら み て

異 な 主

で は な い の で あ る が 、 こ こ で 言 わ れ る 懺 悔 は 、 い わ ゆ る 行

の 個 人 的 な 罪 の

に と ど ま る も の で は な く 、 一 切

生 と 共 に

悔 を な す と い

点 は

と さ れ る べ き で あ り 、 こ の 点 に 於 て も 両 者 が 共 通 し て 述 べ て い る こ と に つ い て は 特 に 注 目 す べ き で あ ろ う 。

(9)

『占察善悪業報經』と智 頻 の懺法

 

善 悪 業 報 經 法

三 昧 懺

次 應

之 願 。 願 令 十 方 一 切 菩

未 成 正 覺

。 我 比 丘

甲 至 心

請 十 方 法 界

。 唯 願 久 住 轉 願 速

正 覺 。 若 已 成 正 覺

。 願 常

在 世 轉 正 法 輪 不 法

。 含 靈 抱 識 還 本

。 然

如 來 歸 常 住 。 入 涅

。 ( 大 正 四 六 ・ 一 九 四 一 ・ 九 五 三 上 ) 次 當

之 願 。 願 我 及 一 切 衆 生 。

竟 永 捨 嫉

我 比 丘

甲 至 心 随

。 諸 佛 菩 薩

功 徳 。 凡 夫

亂 有 之 心 。

三 世 中 一 切

士 。 所

學 一 切 功 徳 。 及 成 相

與 無 漏 一 切 業 。 比 丘 某 甲 咸 随

。 就 者

喜 。 ( 大 正 四 六 ⊥ 九 四 一 ・ 九 五 三 上 ) 次 當

向 之 願 。 願 我 所

一 切

徳 。 資

】 切 諸

比 丘 某 甲 至 心 廻

。 三

一 切 善 。

養 恒 沙 衆 生

。 同 趣 佛

至 涅

城 。

。 虚 空 法 界

來 願 廻 此 福

佛 道 。 (

正 四 六 ・ 一 九 四

九 五 三 上 )

 

『 占

經 』 は 先 の 罪

の 発 露 に 続 い て 、 勧 請 ・ 随

・ 廻

へ と 進 む 。 こ れ に 対 応

る 『 法 華 三

』 の 箇 所 も 先 に

し た 「

七 明 懺

及 勸 請 随

廻 向 發

」 と い う 表 題 か ら

ら れ る よ

に 、 『 占

經 』 と 同

の 展 開 が な さ れ て い る 。

し 『 法 華 三

儀 』 で は 最 後 に 「 發 願 方 法 」 が 述 べ ら れ て い る が 、 こ の 項 目 は 『

經 』 に 見 ら れ な い 。 そ の 「 發 願

法 」 で は

 

 

 

比 丘

甲 至 心 發 願 。

神 不

。 正 念 直

安 養 。 而

彌 陀 値 衆 聖 。 修 行 十 地 勝

樂 ( 5 )

(10)

NII-Electronic Library Service 智 山学報第四十 九輯   と 述 べ て お り 、 一

の 浄 土 思 想 が そ こ に 示 さ れ て い る 。 『 占 察 經 』 に も こ の よ

な 浄 土 思

は 混 入 し て い る が 、 そ れ は 遠 く 下 巻 の 中 で 次 の よ う に 示 さ れ て い る 。      

人 雖 學

是 信 解 。

根 業 薄 未 能 進 趣 。 諸 惡 煩 惱 不 得 漸

。 其 心 疑 怯

堕 三 惡 道 生 八 難 處 。 畏 不

佛 菩      

等 。 不 得 供 養 聽

。 畏

難 可 成 就 。

如 此

及 種

障 礙

者 。

一 切 時 一 切

。 常 勤 誦 念 我       之 名 宇 。 若 得 一 心

増 長

意 猛 利 。 當 觀 我 法 身 及 一 切

。 與 己

體 性

等 。 無 二 無 別 不 生 不 滅 。 常       楽 我 淨 功 徳 圓 滿 。 是 可 歸 依 。 又 復 觀

己 身 心 相

常 苦

不 淨 如 幻 如

。 是 可

。 若

是 觀

。 速       得 増 長 淨 信 之 心 。 所 有 諸 障

潮 損

。 何 以

。 此 人 名 爲

習 聞 我

者 。 亦

習 聞 十 方

。 名 爲 學 至       心 禮 拝 供 養

者 。

至 心 禮

供 養 十 方

者 。 名

聞 大 乘

執 持 書 寫

養 恭

乘 深 經       者 。 名

深 經

。 名 爲 學 遠 離 邪 見 於 深 正

中 不 堕 謗 者 。

爲 於 究

深 第 一 實

信 解 者 。       名 爲 能 除 諸 罪

者 。 名 爲

無 量

徳 聚

。 此 人 捨 身

不 堕 悪 道 八 難 之

。 還

正 法 習 信

。 亦

      生 他 方 淨 佛 國 土 。 ( 6 )   こ の よ う に 浄 土

生 を 願 楽

べ き で あ る こ と は 、 必 ず し も あ ら ゆ る 行 者 を 対

に し た 言 な の で は な い 。 こ れ は 、 そ こ で 言 わ れ て い る よ

に 「

解 を 学 ぼ う に も 善 根

が 薄 く 進 趣

る こ と の で き な い 人 」 の 場 合 を 述 べ て い る の で あ り こ の こ と は      

修 學 如 上 信 解

。 人

二 種 。 何

爲 二 。 一 者 利

。 二 者 鈍 根 。 其 利

者 。 先 已 能 知 一 切 外 諸

唯 心

     

如 夢 如 幻

無 有 疑 慮 。 陰 蓋 軽 微

亂 心

是 等 人 。

應 學 習 眞 如

觀 。 其 鈍

者 。 先

     

切 外 諸 境 界

唯 是 心 虚 誑 不

故 。 染 著 情 厚 蓋 障 數 起 心 難 調 伏 。

先 學 唯 心 識 觀 。 〔 ヱ   と

所 の 直 後 に 述 べ ら れ て い る の で あ る 。 つ ま り 、 信

を 修 学 す る 者 に

根 と 鈍 根 が

る が 、 こ の 浄 土 を 指 向 す べ き 人 は 「 信 解 を 学 ぼ

に も 進 趣 す る こ と の で き な い 人 」 で あ り 、 そ の 鈍 根 の 人 よ り も 更 に 下

の 者 と さ れ て

104

N工工一Electronlc  Llbrary  

(11)

『占察善 惡業報 經』と智 頻 の懺 法 い る わ け で あ る 。 『 起 信 論 』 で も 、       復

衆 生 初 學

正 信

心 怯 弱 以 住

此 娑

世 界

畏 不

常 値 諸

親 承 供

信 心

可 成 就 意 欲 退

     

知 如 來 有 勝

便

以 專

念 佛 因 縁 随 願

方 佛 土 常 見 於

永 離 悪

多 羅

人 專 念 西

      樂 世 界 阿 彌 陀

根 迴

願 求 生

世 界 即 得

生 常 見 佛 故

無 有 退

觀 彼 佛 真

身 常

畢 竟 得 生

      正

( 8 )   と 述 べ 、 止 観 に 進 趣 し え な い 者 の

便 と し て 浄 土 往 生 を 示 し て お り 、 『 占 察 經 』 の 場

と 同 様 の

置 づ け が な さ れ て い る 。 ま た 浄 土

生 を 達 成

べ き 方 策 に つ い て も ほ ぼ 「 地 蔵 菩

」 介

否 に つ い て 相 違 す る の み で 、 『 占 察 經 』 に

け る 浄 土 思 想 は 『

信 論 』 に

め て 親 し い 内

に な っ て い る 。   さ て 、 内 容 面 で の 相

に つ い て 注 目 す る な ら 、 お よ そ

き く 次 の 二 点 を 指 摘 す る こ と が で き る 。   先 ず は 第 ] に 、

の 句 に

て 『 法

三 昧 懺 儀 』 で 「 唯 願 久 住 轉

輪 。 含 靈 抱 識 還

。 然 後 如 來 歸 常 住 。 」 と 述 べ 「

が 久 し

法 輪 に 住 し た

に 、 ふ た た び

住 に 帰 す る 」 と し て い る の に 対 し 、 『 占 察

』 で は 「 願 常

世 轉 正

輪 不 入 涅

。 」 と 述 べ て い る よ

に 「 常 に

法 輪 に

し て 涅 槃 に 入 る こ と が な い 」 こ と を 願 っ て い る の で あ り 、 こ こ で は 再 び 「

住 に

す る 」 と い う こ と を

え て い な い

で あ る 。   『 法 華 三

懺 儀 』 の 場 合 、 そ こ で 言 わ れ る 懺

法 の 中 に は 「 奉

」 と い う 項 目 が 組 み 込 ま れ て い る 。 こ の 「 奉 請 」 と は 三 宝 に 道 場 へ 来 到 し て も ら

た め の 作

で あ り 、 そ の 呼 び

せ た 三 宝 に 対 し て 行

は 懺 悔 を な す べ き で あ る と さ れ て い る 。 こ の よ

に 、 懺

を 成 立 さ せ る た め に

住 か ら 三 宝 を

別 に

び 出 す こ と が 要 請 さ れ て い る と す る と 、 懺 悔 行 の 一 連 の

が 終 了 す れ ば 、 再 び 三 宝 に 還

す る こ と が 想 定 さ れ て 然 る べ き で あ ろ う と

え ら れ る の で あ る 。 こ の

点 か ら

の 「 如 來

住 」 の 意 味 は 求 め ら れ よ

。   一

、 『 占

』 に は こ の 「 奉

」 と い

作 法 が 無 く 、

ら 不 住 涅

を 願 っ て い る 。 こ の こ と は 恐 ら く 、 『 占 察 經 』

(12)

NII-Electronic Library Service 智 山学報 第四十 九輯 の

主 で あ る 地 蔵 菩

の 性 格 に

す る も の で あ ろ う と 予 想 さ れ る 。 『

方 廣 十 輪 經 』 で は 地 蔵 菩

に つ い て 次 の よ

に 述 べ て い る 。       爾 時 世

有 帝 釋 言 。 如 是 如 是 。

今 諦 聽 。

當 説 之 。 是 地 藏

訶 薩 。 於 無 量 阿 僧 祇

五 濁 悪       世 成 熟 衆 生

而 來 至 此 與 八

那 由 他 百 千 億 等 大 菩 薩 倶 。 悉

禮 拜 供 養 恭

故 。 欲 見 大 衆

     

起 随

故 。 す )   こ こ で は 、 地 蔵 菩

が 無 量 阿 僧 祇

も の 間 に 五

悪 世 の 衆 生 を 成 熟 さ せ よ

と し て い る こ と を 明 か し て い る が こ れ が 「 地 蔵 菩 薩 が

仏 匿 界 、 つ ま り

尊 滅

か ら 彌

の 下 生 に 至 る 問 の

者 で あ る 」 と 言 わ れ る

と な っ て い る 。 つ ま り 『 占

』 の 立 場 で は 、 地

薩 に 再 び 常 住 に 帰 ら れ た ら 困 る わ け で あ る 。 こ の 意 味 か ら

請 の 願 文 で 「 正 法

を 転 じ て 涅

に 入 ら な い よ

に 願

」 と し て い る の だ と

え ら れ る 。  

二 に 、 『 占 察 經 』 で は = 切 衆 生 と 倶 に 」 と い う 視 点 が 強 調 さ れ て い る

で あ る 。 「

三 昧 懺 儀 』 で も 懺 悔 の 場 面 で 自 ら 罪 過 の み な ら

一 切

生 の そ れ に 対 し て も 配 慮 が な さ れ て い る わ け で あ る が 、 こ の

請 ・

・ 廻 向 に 際 し て は 、 「 比 丘 某 甲 」 の 視

に 終

し て い る 。 そ れ に 対 し て 『

察 經 』 が 自 ら と 衆 生 と い う 視 点 を

に 用 意 し て い る こ と は 、

本 と な る 教 主 、 地

薩 の

願 と 無 関 係 で は な か ろ

。 106

N工工一Electronlc  Llbrary  Servlce

 

              占 察

悪 業

經 如 是 發 廻

願 已 。 復 往

靜 室

坐 一 心 。 若 稱 誦

我 之 名 號 。

(13)

睡 眠 若

者 。 應

道 場 室 中 旋

十 方

。 南 無 十 方

。 南 無 釋 迦

。 南

佛 。 南 無 釋 迦 牟 尼 分

佛 。

妙 法 蓮 華 經 。 南

師 利

薩 。 南 無

菩 薩 。             (

正 四 六 ⊥ 九 四 一 ・ 九 五 三 中 〜 下 ) 應 當 心 心

念 五 欲 世

。 生 邪

心 。 及

外 人 言 語

議 。 放 逸 眠 臥 戲 笑 視 色

。                 ( 大 正 四 六 一 九 四 一 ・ 九 五 四 中 )

比 丘 某 甲 至 心 廻 向 。 三

一 切

。 供

。 虚 空 法 界 盡 未 來 願 廻 此 福 求 佛 道 。                 ( 大 正 四 六 二 九 四 一 ・ 九 五 三 上 ) 『占察 善惡業報 經』と智 顕 の 懺 法   『

三 昧 懺 儀 』 で は 称

を す る 旨 が 説 か れ て い る が 、 そ の

に 誦 念 さ れ る も の は 三 宝 で あ

、 ま た 別 し て 釈 迦 牟 尼 仏 ・

宝 仏 ・ 釈 迦

尼 分

仏 ・ 妙 法 蓮 華 経 ・

利 菩

・ 普

薩 が

げ ら れ て い る の に 対 し 、 『 占

經 』 で は 専 ら 地 蔵

薩 の

を 称 え る の み と さ れ て い る 。   そ の 行

に つ い て

る と 、 『

三 昧

儀 』 が

名 と

道 と を 完 全 に 組 み 合 わ せ 、 同 時 に

わ れ る も の で あ る と し て

名 行

の み で あ る が 、 『

察 經 』 で は

名 と

名 行 道 の 二 種

を 用 意 し て い る 。 『 占 察 經 』 は

の 際 に は 「

餘 靜 室 」 と

い 、 称 名

に つ い て は 「 應 於

中 旋 遶 」 と 述 べ 、 そ れ ぞ れ

じ る 場 所 が 異 な る と し て い る 。 先 に

べ た よ

に 、 両 者 と も 道 場 と 静 室 の 二 つ の

屋 を 別 々 に し つ ら え る こ と を 指 示 し て い る が 、 こ の 二 つ の 部 屋 の 役

な り 道 場 が 動

な 行

じ る

で あ る の に

し て 、 静

は 止

等 の

的 な 行 法 を 行 じ る 場 と

(14)

NII-Electronic Library Service 智 山学 報第四 十 九輯 さ れ る 。 つ ま り 「 端 坐 一 心 」 と い

表 現 か ら も 窺 え る よ う に 、 称

に は 止 観 的 な

置 づ け が な さ れ そ こ で は

的 な も の と し て 扱 わ れ て い る の で あ る が 、 称

道 は 睡 魔 を 除 く た め の

便

と し て 示 さ れ て お り 、 『 法

三 味

儀 』 に 於 け る 称

行 道 と こ の

に 於 て 大 き く 相 違 す る 。 但 し 『 方

三 昧

』 を 見 る と 「 若

治 睡 眠 可 加 行 。 行 若

可 加 坐

對 治 也 」 〔 即 . と し て お れ ば 、 智

も ま た 睡

を 除 く た め の 方 便 と し て

道 を 用 い る と も 考 え て い た よ う で あ る 。 し か し こ の 場 合 、 行 と 坐 と で は 完 全 に 相 対 的 な 関 係 に あ り 両 者 は

な も の で あ る と し て 規 定 さ れ て い る の で あ り 、 こ れ と 同

の 関 係 が 『

察 經 』 で も 想 定 さ れ て い た か は 本

よ り

み 込 む こ と は で き な い 。 た だ 、

と 称

行 道 と の

組 み だ け で

え る な ら 、 や は り

名 行 道 に

便 的 な 色

厚 で あ る こ と を 認 め ざ る を

な い の で あ る 。

N工工一Electronlc  Llbrary  Servlce

 

占 察 善 悪 業 報 經

華 三 味 懺 儀 人 宿 世

基 。 暫 時 遇 惡 因 縁 而

。 罪 障 輕 行 者

是 。 於 三 七 日 一 心 精 進 。 修 三

三 七 其 心 猛 利 意

者 。 經 七 日 後 。 即 得 清 淨 除

障 日 。 中 間

滿 三 七 日 。 已 有 三

證 相 不 同 。 。 如 是 衆 生

有 厚 薄 。 諸 根

鈍 差 別 無 量 。

經 ( 大 正 四 六 ・ 一 九 四 一 ・ 九 五 四 下 ) 七 日 後

。 或 經 三 七 日 。 乃 至

經 七 七 日

清 淨 。

過 去 現 在

有 増 上 種

重 罪 者 。 或

百 而 得 清

經 二 百 日 。 乃 至

經 千 日

淨 。 極 鈍 根 罪 障

重 者 。

當 能 發

猛 乏 心 不 顧

(15)

『占察善 惡業 報經 』と智 顕 の懺 法

想 。

勤 稱 念 晝 夜 旋 遶 。 減 省 睡 眠 禮 懺 發 願 。 楽 修 供

不 懈 不 廃 。 乃

失 命 要 不

退 。

是 精 進 。

日 必

清 淨 。   『 法

三 昧 懺 儀 』 で は 懺 悔 行

に つ い て 三 七 日 、 つ ま り 二 十 } 日 間 を 一 定 の 期 日 と し て 定 め て い る 。 そ れ に 対 し 『 占 察 經 』 は こ の こ と に 閧 し て 、

き く 三 つ の 異 な る

日 を 分 類 し て い る 。   一 つ に は 、 罪 障 が

く 修 行 に

す る 意 欲 が 強 い

は 七 日 を

日 と し て

す る 。   二 つ に は 、 そ れ よ り

る 者 は 二 七 日 ∴ 二 七 日 か ら 七 七 日 の 問 を

日 と し て 成 満 す る 。   三 つ に は 、 増 上 な る

々 の 罪

が 過

現 在 に わ た っ て 有 る

は 、 百 日 か ら 千 日 を 期 日 と し て 成 満 す る 。   こ の よ

な 分 類 を な

と 同 時 に

に 「 於 千 日 必

清 淨 」 と 言 っ て お れ ば 、 業 の 厚 薄 や 根 の

鈍 に よ

々 に 成 満 の

日 は 差 別 さ れ る も の の 、

な く と も 千 日 を 上 限 と し て 期 日 を 設 定 し て い る と 見 る こ と が で き る 。   智 顎 も 『 方

三 昧 行

』 で は 『

華 三 昧 懺

』 と 異 な る

成 満 の 期 日 を 示 し て い る 。       問 。

一 巻 末 。 上

七 日 要

七 衆 。 十 悪 五

消 除 。

故 第 四 巻 初 。 乃

法 。 日

。 誦 呪 亦       別 。

殊 大

重 請 世

去 世 後 。

有 比 丘

四 重 。 比 丘 尼 犯 八

乃 至

薩 戒 。 又 沙 彌

塞       優

者 。 如 是

罪 當 云

滅 。

言 。 因

我 今

。 汝

不 問 我

不 説 。 今 既 明 懺

。 日 數 不       同 。

上 首 七 日 要 心 。 不 可

犯 重 過

行 此

也 。 何 以

。 現 生 初 犯 業 障 尤 重 。

不 加 其

。 滅 罪       無

以 世 尊 哀 愍 。

致 問 。

惡 世 救 於 七

地 獄 衰

。 故 立 別 相 懺

。 〔 、 )   こ の 一

け て そ こ で は 「 別 相

悔 」 と し て 、 八

七 日 ・ 九 十 七 日 ・ 六

七 日 ・ 四 十 七 日 を 期 日 と す る

さ れ 九 十 七 日 が 上 限 と さ れ て い る が 、 こ れ ら は 行 者 の

の 深 さ に よ

区 分 さ れ て い る の で は な く 、 戒 の

類 の

(16)

NII-Electronic Library Service 智

Ill

学報 第四 十 九輯 相 違 に

す る も の で あ る と さ れ て い る 。 但 し 「 上 首 は 七 日 に 要 心 し て 通 じ て 七

・ 十 悪 ・ 五 逆 を 並 び に 消 除

る こ と が で き る 」 と す る 考 え は 「 占

經 』 の

合 と 同 様 で あ る 。 『 梵 網 經 』 で も 「 若 一 七 日 二 三 七 日 乃 至 一 年

得 見

相 」 〔 陀   と

い 、 『

經 』 の 示 す 一 つ 目 の 七 日 の 期 日 と 二 つ 目 の 二 七 日 と 三 七 日 の 期 日 に つ い て は 共 通 す る も の の 、 上 限 は 一

と さ れ て お り 千 日 に 遠 く 及 ば な い 。   こ の

行 成 満 の

果 と し て 得 ら れ る 清 浄 の 獲 得 如 何 を 判

す る 方 策 と し て 、 『

經 』 は 以 上 の 一 文 に 続 け て      

。 若 欲

得 清

。 從 始

遇 七 日 後 。 應

日 日

朝 旦 。 以 第 二 輪

手 中 頻 三 擲 之 。

口       意

善 者 。 名 得

淨 。 〔 且   と 述 べ 、

二 輪 相 を 用 い る べ き こ と を 明 か し て い る 。 つ ま り 、 一 種 の サ イ コ ロ

い に よ っ て

定 が 可 能 で あ る と し て お れ ば 、 一

率 に よ り そ の 「 身 口 意

純 善 」 と い

果 を

る こ と が で き る 。 こ の 第 二

相 に つ い て は      

刻 木 爲 三 輪 。 以 身 ロ

主 一 輪 書 字 記 之 。 又

輪 正 中 一 面 書 一 畫 。

麁 長

使

畔 。 次 第 二 面 書 一 畫 。

     

使

不 至 畔 。 次 第 三 面 作 、 傍 刻 如 畫 令 其 麁 深 。 次 第 四

亦 作 傍 刻 令

使

細 浅 。

知 善 業 荘 嚴

     

猶 如 損 刻 。 其 畫 長 大 者 。 顯 示 積

業 猛 利 所 作 増 上 。

畫 細 短 者 。 顯 示

善 來 近

習 墓 鈍 所 作

      刻

深 者 。 顯 示 習 惡 來

所 作 増 上 饑 殃 。 亦

細 浅 者 。 顕 示 退 善 來 近 始 習 悪

之 業 耒 至 増 上 。 或 雖 起       重 惡 已 曾 改 悔 。 此 謂 小 悪 。 箪   と

わ れ る よ

に 、 身 口 意 の 三 業 に そ れ ぞ れ 対 応 す る

々 の 四 面

面 に 増 上 善 ・ 微

・ 増 上 悪 ・

悪 の 四 つ を 配 置 し そ の 三 つ の

輪 を 投 げ 放 つ こ と に よ り 占

と さ れ て い る 。 こ の 場 合 、 確 率 か ら 言 う と 、 第 二 輪 相 で は 各 輪

1

2

率 で 善 相 を 示 し 、 な れ ば 全 輪 で

相 を 示 す

は ー /

8

と い う こ と に な る 。 ま た 増 上 善 に 限 っ て 考 え て み て も そ の

率 は ー /

64

で あ る 。 こ の 一 様 の

か ら し さ と い

観 点 か ら

悔 行 成

日 を

え る と す る と 、 上 限 は 七 十 一 日 で あ り 、 二 つ 目 に 示 し た 七 七 日 の 問 に 限 っ て 見 て も

7

程 度 の

立 で 成

す る わ け で あ り 、 110 N工工一Electronlc  Llbrary  

(17)

『占察善悪業報經 』と智 顕 の懺 法

く と も 三 つ 目 に 示 し た

日 の 期 日 で 十 分 で あ れ ば 、 確

の 上 か ら す る と 千 日 の 期 日 を 必

し も 要 さ な い こ と に な る 。   こ の よ う に 、 他 の 経

に も 見 ら れ な い よ

な 千 日 と い う 長

な 期 日 は 、 如 何 な る 意 図 に 基 づ き 設 定 さ れ た の で あ ろ

か 。 『 高 僧 傳 」

無 讖

に 興 味 深 い

述 が あ る 。       有

沙 門 道 進 。 欲 從 讖 受 菩

戒 。

云 。 且 悔 過 乃 竭 誠 七 日 七 夜 。 至

八 日

。 讖 忽 大 怒 。 進

思 惟 。       但 是 我

障 未 消 耳 。 乃 戮 力 三 年 。 且 禪 且

。 進 即 於 定 中 見 釋 迦

與 諸 大 士 授 己 戒 法 。

夕 同 止 十

人 。 皆       感 夢 如 進 所 見 。 進

詣 讖 説 之 。

及 至 數 十

起 唱

。 善 哉

。 已 感 戒

。 ハ 膰 )   こ れ は 智 顎 の 『 菩

戒 義 疏 』 〔 め v に も 引 用 さ れ て い る 記

で あ る が 、 そ こ で は

進 な る 沙 門 が 曇 無 讖 に

戒 を 求 め て お り 、

戒 に

立 ち 、 最

に 懺

じ る べ き こ と が 指 示 さ れ る 。 そ の 期 日 に つ い て は 、 道 進 は 七 日 間 を 目

に 行 っ た わ け で あ る が 、

局 の と こ ろ 三 年 、 つ ま り 約 千 百 日 も の 月 日 を 費 や す こ と に な っ て い る 。   『 占 察 經 』 の 言

日 の 期 日 は 、 或 い は 極 め て 長 期 に わ た る

法 で あ る と の 修 辞 的 表 現 で あ る よ

に も 思 わ れ る 。 し か し

に そ の た め の

現 と し て 千 日 と い

が 選 ば れ た の か と

る な ら 、 以 上 の よ

な 某 か の 記 述 、 或 い は

聞 に 基 づ い て い る の で は な か ろ

か 。 『

傳 』

二 曇 無 讖

に 示 さ れ て い る 事 例 は 中 国 仏 教 史 上 初 の

受 で あ り 、 こ の こ と は

顕 に も 引 用 さ れ て い る よ

め て 有 名 な 出 来

で あ れ ば 、 『 占 察 經 』 の

作 者 が そ れ を

照 し た 可 能

を 認 め る こ と が で き よ

(18)

NII-Electronic Library Service 智山学報第四十 九輯

 

  『 占

經 』 と 『

華 三 昧 懺

』 の 両 者 は 何 れ も 懺 悔

成 満 後 の 証 相 の 不 同 を 認 め て い る 。 但 し 、 『 占

經 』 の み が そ の 証 相 が 不 同 で あ る こ と の

を 示 し 、 『 法 華 三 昧 懺 儀 』 に は そ れ が 見 ら れ な い 。 し か し

は 『 方 等 三

』 に て      

二 種 。 一 者 散

。 二 者 定 善 。 若 散 善

去 今 生 習

兩 業 。

行 人

道 及 坐 中 見 解 釋 戒 律 篇

112

N工工一Electronlc  Llbrary  

(19)

『占察善悪 業 報經』 と智 顕 の懺 法       聚 輕 重 。 即 是 過 去 習

業 現 。 【 中 略 】

善 相 現 者 。 或 是

者 過 去 今 造 坐 禪 懺 悔 。 【 中 略 】 此 二 甘 露 門 。 能

      下 地

生 利 使 覺 觀 心 病 。 鈍

使

欲 心 病 。 既 除 三

現 前 慧 解 開 發 。 此 是 三 藏 中 世 間 出 世 間

善 。 習

兩 業 相 現 。       若 行

過 去

生 曾 學 菩 薩 藏 。 今 因

。 世 間 出 世 間

慧 善

皆 現 。 ( ロ )   と 述 べ て お り 、

ち に 証 相 不 同 と い

こ と に 関

づ け ら れ て い な い も の の 、 ほ ぼ 同

の こ と が 考 え ら れ て い る と

え よ

。   そ れ で も 両

の 相 違 点 と し て は 、 『 占 察

』 で

に つ い て 旦 ハ

的 に 述 べ て い る 点 が 挙 げ ら れ よ う 。 こ の 善 夢 の 内

は 直

『 法

三 昧

儀 』 中 に 見 ら れ な い も の の 、 そ れ が 依 拠 し て い る 『 普

觀 經 」 で は 、       時 十 方 佛

手 摩 行

作 如 是

。 善 哉

善 男

。 汝 誦 讀

乘 經

。 十 方

懺 悔

。 【 中 略 】 時 諸 世      

。 以

明 。 爲 於 行 者 説 無 相

。 ( 田 )   と 述 べ て お

、 お お よ そ 同 様 の 事 柄 が 見 受 け ら れ る 。 た だ し 『

』 に

け る 摩 頂 と 放

は 夢 中 に 於 て で は な く 、 現 に 経

さ れ る も の で あ る と さ れ て い る 。

 

三 種 正

得 即 生

(20)

NII-Electronic Library Service 智 山学報 第四 十 九輯 若 人 曾 有 出 世 善 基 攝 心 猛 利 者 。 我 於

時 随 所 應 度 而 爲 現

放 大 慈

。 令 彼

隠 離 諸 疑

示 神 通 種 種 變 化 。 或 復

自 憶 宿

逕 之

所 作 善 惡 。

復 随

爲 説

種 深 要 之 法 。 彼 人 即 時 於 所

得 決 定

漸 證 獲 沙 門 道 果 。 復

諸 衆 生 。

雖 未 能 見 我

變 説 法 。

至 心 使 身 口 意

清 淨 相 已 。 我 亦

念 令 彼 衆 生

消 滅 種 種

礙 。 天 魔 波 旬 不 來 破 壞 。 乃 至 九 十 五

道 邪

。 一 切 鬼

亦 不 來 亂 。 所 有 五 蓋 展

徴 。 堪

習 諸 禪 智 慧 心 。

 

 

 

 

 

( 大 正 四 六 ・ 一 九 四 一 ・ 九 五 五 中 ) 是 故 行 者

欲 得 此

徳 利 者 。 應 當 三 七 日 中 。 一 心 精 進

前 方 法 。

三 七 目 不 得

復 加

。 勿 得 懈

。 若 得

道 罪

滅 。 而 三 昧 諸 深

門 未 現 在

。 欲

行 三 昧 。

必 悉

上 十 法 。 但 取 安 樂

品 中 所 説 之

。 一 身

習 即

六 根

。 見 十 方 佛 獲

現 色

。 開 佛 知 見 入 菩

位 也 。               ( 大 正 四 六 ・ 一 九 四 一 ・ 九 五 五 中 )

 

こ こ で は 両 者 共 に 「 善 相 の 顕 現 」 に 引 き 続 き 虚 偽 の 善 相 が 有 る

を 説 示 し て い る 。 『 法 華 三

懺 儀 』 の 場 合 、 こ の 虚 偽 の

相 は 魔

の 相 似 で あ る と 明 確 に 規 定 し て い る が 、 『 占

經 』 で は 「 虚 妄 誑 惑

偽 」 と 述 べ る に と ど ま り 、 そ れ が 何 に 由 来 す べ き も の か 明

で は な い 。 た だ し 下 文 の 「 若 雖 耒 能 見 我 化

法 。 但 當 學 至 心

使

口 意 得 清

相 巳 。 我 亦 護

彼 衆 生

滅 種

礙 。 天 魔 波 旬 不 來

壞 。 乃 至 九 十 五 種

師 。 一 切 鬼 神 亦 不 來

。 」 と

る 箇 所 に 注 目 す る と 、

の 障 害 の 排 除 は 三 業 の

浄 を

機 に 地 蔵 菩 薩 の 護 念 と 相 俟 っ て 達 成 さ れ る べ き こ と が 示 さ れ て い る 。 こ こ で 虚 偽 の 善 相 が 起 こ り

る 状 況 と し て 「 若 人 未 得 三

善 相 」 と 述 べ ら れ て お れ ば 、 つ ま り そ れ は 同 時 に 「 魔 の 障 害 が 排 除 さ れ て い な い 」 状

に あ る わ け で 、 虚 偽 の

相 は 魔 に よ る 「 誑 惑 」 で あ ろ

こ と が 十 分 に 予 想 さ れ る の で あ る 。

 

両 者 の 差 異 と し て は 、 『

華 三

儀 』 が

相 ( 証 相 ) の 顕

を 偏 に 三 七 日 の 修 行 の

果 と し て 捉 え て い る の に 対 114 N工工一Electronlc  Llbrary  

(21)

』 は 「

有 出 世

基 攝 心 猛 利

」 と 述 べ て い る よ

に 、 単 に 懺 悔 行 の

果 と し て

の 顕 現 が

る と は せ ず 、 過 去 に 於 け る 出 世 の

基 ( 善

) に

る も の で あ る と し て い る 。 こ の 「 若 人 曾 有 出 世

基 攝 心 猛 利 者 」 は 、 先 の 「

相 の 顕 現 」 の 項 で

た 「 如 是 未 來 諸 衆 生

修 行

者 。 從 先 過 去

遠 以 來 。 於

法 中

曾 習

。 随 其

修 何 等 功 徳 。 業

種 別

。 是 故 彼

得 清 淨

不 同 。 」 と す る 箇 所 と 無 関

で は な く

經 」 で は 常 に 過 去 の 善 悪 業 の 問 題 を

烈 に 意 識 し て い る と 言 え る 。 こ の

点 か ら す る な ら 『 法

』 と の 差 違 は 、 「 過

の 善 悪 業 を 占

す る 」 と い う 『

經 』 に 独 自 な 性 格 に

す る も の と し て 捉 え る こ と が で

『占察善 悪業報經 』と智 顕 の懴 法   以 上 の 比

に よ り 『 占

』 の

悔 法 と 智 顕 の 懺 法 と は

似 し た 内

す る こ と が 確 認 さ れ る 。 勿 論 、 そ の 共 通

の 中 に も 両 者 そ れ ぞ れ の 立 場 の 相 違 に 由 来 す る 細 か な 相 違 点 は 存

す る 。 し か し 、 そ れ ら の 相 違 点 を ふ ま え て も 、 両

に 関 し て

め て 類 似 し た 内 容 を

る も の だ と 言 え る は

で あ る 。 そ し て 、 こ の こ と は

な る 偶 然 の

産 と す べ き で は な く 、

者 の

密 な 関 係 を 示

し て い る と

え る べ き で あ る 。 『

』 の

つ い て   『 占

經 』 は お よ そ

570

か ら

590

年 の 間 の 成 立 で あ る こ と が 既 に 推 測 さ れ て お り 、

の 『 法

三 味 懺 儀 」 は 宋 ・ 遵 式 の

元 本 序 に よ れ ば

568

か ら

575

の 間 で の

述 で あ る と 知 ら れ る の で

る が 、 こ の こ と か ら だ け で は 何 れ が 先 行 し た 典

で あ る か あ ま り 判

と し な い 。

(22)

NII-Electronic Library Service 智 山学報 第四十 九輯   福 原 隆

氏 は 論 文 『 五

に つ い て   四 ) に 於 て 「

顕 以

に 五 悔 を 説 く

論 と み ら れ る も の に 『

察 経 』 『

薩 五 法 懺

文 』 等 が

る 。 『 占 察 経 』 は

代 に 至 っ て

提 燈 が 訳 出 し た と い

こ と で あ る の で 、 こ れ も 智 顕 が

に し た か ど

か 疑 問 で あ る が 、 懺 悔 ・

・ 随

・ 廻 向 ・

願 の 五 法 が 、 五 悔 と い

こ と ば で

現 さ れ な い ま で も 、 整 備 さ れ た 形 で 述 べ ら れ る の は 注 目 さ れ る 。 【 中 略 】

頻 は 竜 樹 を 中 心 に こ れ ら の 諸 経

に よ り な が ら と く に 湛

の 言 う よ

に 『 占

経 』 を 参 考 に 五 悔 思 想 を

成 し て い つ た の で あ ろ う 。 」 と 述 べ 、 一 定 の 疑 問 を 呈 し な が ら も 、 『

經 』 を 智

の 懺 法 に

行 す る も の と し て 取 り

っ て い る 。   『 占 察 經 』 は 経 の 下

の 内 容 か ら し て 、 思

的 に 『 起 信 論 』 を 援 用 し て 構

さ れ て い る と 見 る べ き で あ る が 、 そ の 五 悔 と い

こ と に つ い て も 『 起 信 論 』 修

信 心 分 に 「 書 夜 六 時 禮 拝 諸 佛 。

悔 勸 請 随

菩 提 。 當 不

。 」 と あ り

經 』 と 同

に 「 發 願 」 を 欠 い た 形 で 五 悔 の 行

べ き こ と が

さ れ て い る 。 一

、 智 頻 の 懺

に 於 け る 五 悔 の 出 自 に つ い て 見 る と 、 福 原 氏 は 「 『

』 を

に 五 悔 思 想 を 形 成 し て い つ た 」 と し て い る が 、 ま た 同

に 「 と く に 竜 樹 の 立

か ら い え ば 『 十 住 毘 婆 沙 論 』 を

成 し た 可

性 は 強 い 。 『

訶 止

』 所

の 五

の 第 一

は 逆 順 の 十 心 を

つ て 実 相 に

縁 す る 行 だ と い つ て い る が 、 こ れ は 『 十 住

婆 沙 論 』 の 懺

に 関 す る 叙 述 に よ つ て い る し 、 廻 向 の 項 目 に も 本 書 を 引 い て い る 。 」 と 述 べ 、 「

華 三

懺 儀 』 の 五 悔 は 『 十 住 毘

沙 論 』 に 基 づ く と す る 視 点 を

意 し て い る 。

は む し ろ 、 氏 の

者 の 視 点 が 重 要 で あ る よ う に

え て い る 。 「 十

毘 婆 沙

』 の 当

箇 所 を 見 る と       問 日 。 但 憶 念 阿 彌 陀

諸 佛 及 念 餘 菩

得 阿

越 致 。 更 有

方 便

。       答 日 。 求 阿 惟 越

地 者 。 非

念 稱 名 禮

而 已 。 復 應

諸 佛 所

悔 勸 請 随

。 ( 讐   と あ り 、

か に 氏 が 「 た だ 竜 樹 の 場

は 、 四 悔 と い う 一 つ の

織 形 態 を も つ た も の で は な く 、 ま た 四 悔 の 言

も 見 当 た ら な い 。 そ し て こ の 四

も 憶 念 ・ 称 名 ・ 礼

と と も に 不 退 を 獲 得 す る た め の

践 と し て 説 か れ て い て 、 『

116

N工工一Electronlc  Llbrary  

(23)

『占察 善業報經 』智 顕の 懺 法 三 昧 懺 儀 』 な ど の 五 悔 の 形

と 異 な る も の で あ る 。 」 と 述 べ て い る よ

に 、 『 十

沙 論 』 で は 「 懺

勸 請 随

向 」 と し て 「 發 願 」 を 欠 い て お り 、 『

華 三 昧

儀 』 の 五

〔 卸 ) と は

応 し な い 。 し か し 『 法

』 に

ら れ る 「 發 願 」 は      

比 丘 某 甲 至 心 發 願 。 願

不 亂 。 正 念 直

安 養 。 而

衆 聖 。 修

十 地 勝 常 樂   と

る よ う に 浄 土 往 生 を 願 う こ と を

容 と し て お れ ば 、 『 十 住 毘 婆 沙

』 の 「 阿 弥 陀 の 憶 念 ・ 称 名 ・ 礼 敬 」 と さ ほ ど

た っ た 内

で は な い よ

に 思 わ れ る 。 ま た 、 「 十 住 毘

論 』 で 「 不 退 を

得 す る た め の 実 践 」 と し て 位 置 づ け ら れ て い る 点 が 『 法 華 三 昧 懺 儀 』 と

な る と 氏 は

え て い る が 、 こ れ も 『 法 華 三 昧 懺 儀 』 で 上

上 相 の 証 相 と し て 、 『

觀 經 』 の 「 時 諸 世

。 以

悲 光 明 。 為 於 行 者 説 無 相

。 行

説 第 一

空 。 行

已 。 心

。 應 時 即 入

。 」 ( 認 ) に 基 づ き 、 「 開 佛 知 見 入

薩 位

」 と 述 べ て い る 箇 所 が 予 想 さ れ る の で あ り 、 氏 の

る ほ ど に

者 の 内

が 大

く 異 な る と は 思 わ れ な い 。   以 上 の

か ら 、

々 の 五 悔 と 目 さ れ る 箇 所 の 出 自 は そ れ ぞ れ 異 っ て い る と

え ら れ 、

ち に 両 者 の 五

を 結 び つ け る こ と は 難 し く そ の 前 後 関 係 に つ い て は 注 意 す べ き で あ ろ

。 ま た 、 両

は 単 に 五

と い

疇 に

て の み 相 似 し て い る と 言

べ き で な く 、 む し ろ そ の

点 と し て 目 す べ き は 、 「 止

と 五 悔 を 組 み 合 わ せ て

じ て い る

」 に ま で

を 拡

し て お く 必 要 が 有 る 。   智 頻 は 『

觀 經 』 中 の 一

欲 懺 悔

端 坐 念

相 」 霤 を 止 観 葦

 

坐 禅 正 観 ) と 解

し 、 五 悔 の

作 の

に な さ れ る べ き 止

を 無 罪 相 懺 悔 に

置 づ け 、 一 切

空 で あ れ ば → 切 の 罪 も 空 で あ る と

じ て 罪 を 破 る こ と が で

る と し て 、 止

を 懺 法 の 中

に 据 え て い る 。   一 方 『

經 』 は 止

を 懺

の 一

と し て

置 づ け ず 、 懺 悔 が 完 成 し て

に 営 ま れ る べ き 別 個 の 行

と し て 考 え て い る 。 こ れ は 『 起 信 論 』 の

行 信

分 の 考 え 方 と 同

で あ る 。 『

經 』 は 基 本 的 に 『 起 信

』 の 止

と 五 悔 の 関

参照

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