• 検索結果がありません。

卒業時に求められる「実践力」

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "卒業時に求められる「実践力」"

Copied!
1
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

卒業時に求められる「実践力」

-精神保健福祉援助実習に求められるもの 実習生から‐

キーワード: ソーシャルワーク、福祉専門職、専門価値、スーパービジョン

○木下英奈1)、花澤佳代2)、池乗桂3)、長谷川香織4)、田村莉奈5)、伊花美咲6)

耕房“光”1) 新潟青陵大学2) 角田の里3) 梨の里4) 畑 de きっちん5) スペースひなた6)

Ⅰ 目的

精神保健医療福祉施策を取り巻く環境は大きく変 わり、精神保健福祉士に求められる社会的役割も変化 している。「実践力の高い精神保健福祉士」を養成す る観点からも新カリキュラムが導入され、A大学では 今年度初めての実習がスタートとなる。そこで、卒業 時に求められる「実践力」-大学卒業時の精神保健福 祉士に求められている「力(知識や技術等)」を明ら かにするために、精神保健福祉援助実習で実習生に求 められるものを明確にする必要があると考えた。

今回は専門職としての価値・知識・技術を持ち、よ り実践的に学習が進められるように、実習生はどのよ うな実習事前学習が必要か、また、求められる姿勢や 知識について、精神保健福祉実習を履修した実習生を 対象にアンケート・インタビューを実施し、実習生の 視点から精神保健福祉援助実習に求められるものを 明らかにし、課題を整理する。

Ⅱ方法

精神保健福祉実習を履修し、アンケート(平成 26 年 6 月 21 日実施・第 50 回公益社団法人日本精神保健 福祉士協会全国大会/第 13 回日本精神保健福祉士学 会学術集会で報告済)協力者から 3 名の実習生(4 年 生)を対象に、グループインタビューを行った。調査 は平成 26 年 9 月であり、インタビューの時間は 1 時 間半である。

インタビューは日本社会福祉士養成校協会北海道 ブロック作成実習前評価システム「実習コンピテン ス・アセスメント」1)(2013[平成 25 年度版]を用い、

実習生が事前学習で習得しているべき態度、知識、技 術、価値は何か、学習が実習に活かされているか、分 析・検討する。

倫理的配慮としては、研究内容に賛同していただい た上で、インタビュー調査についての説明と研究目的 以外には使用しないこと、回答の有無で不利益になら ないこと、個人が特定されないことを口頭で説明し承 諾を得た。

Ⅲ結果

1.自己の姿勢(態度)

「礼儀正しく挨拶ができること」「自身の表情(笑顔 など)を意識すること」「積極的に実習に取り組む姿 勢をもつこと」「自身の考えや意思を言葉にすること」

2.知識

「各機関に関連する法制度(入院形態・年金)に関す

る知識」「疾病や障害に関する知識」「薬に関する知 識」「一人暮らしを支援する上で必要な生活観」

3.技術

「対人コミュニケーション」「傾聴を表す姿勢」「自 身の気持ちをコントロールすること」「自身の考えを まとめて、相手に伝えることができること」

4.価値

「個別性の理解」「利用者の尊重」「利用者を側面 的に理解すること」「自身の価値で決めつけないこと」

精神保健福祉援助実習を行うにあたり、これらの態 度、知識、技術、価値に関する事前学習を十分に行う ことで様々な気付きに繋がることが明らかになった。

Ⅳ考察

実習生は専門職として実践的な実習にするために、

実習に臨む自己の姿勢(必要な態度)、知識、技術、

価値に関する十分な事前学習を行い実習に臨む必要 がある。実習中は積極的に学ぶ姿勢を持ち、感じ、考 えたことを言葉にしながら、スーパーバイザー(実習 指導者)と共有を図ることで、ソーシャルワーカーと しての価値や知識の理解を深めることにつながるだ ろう。

さらに、事後学習を丁寧に行い知識と体験をつなげ ることで、専門職として現場に就職した際に、より専 門意識を持ち利用者支援をおこなうことができるソ ーシャルワーカーになりえるだろう。

Ⅴ 結論

「実践力」とは何かを具体化し、精神保健福祉援助 実習における到達点を実習生・実習受け入れ機関・教 育機関の三者で確認するとともに、更なる可能性を模 索する必要性がある。

【参考文献】

1)池田雅子.社会福祉実習教育における学生の自己 コンピテンス・アセスメントの活用について.北星論 集(社).2005 年 5 月;第 42 号.

2)木下英奈.精神保健福祉援助実習における実習生 の力Ⅰ~実習生からみた状況~.日本精神保健福祉士 協会誌.2014 年 9 月 25 日;第 45 巻第 3 号

注1)北海道ブロック 実習前評価システム検討委員 会.実習コンピテンス・アセスメント(2013 年度版).

日本社会福祉士養成校協会北海道ブロックが中心と なり、作成された事前評価システム。本アセスメント は実習生が実習前に整え、備えなければならない準備 体制を示すものである。

参照

関連したドキュメント

艮の膀示は、紀伊・山本・坂本 3 郷と当荘と の四つ辻に当たる刈田郡 5 条 7 里 1 坪に打た

参加メンバー 子ども記者 1班 吉本 瀧侍 丸本 琴子 上村 莉美 武藤 煌飛 水沼茜里子 2班 星野 友花 森  春樹 橋口 清花 山川  凜 石井 瑛一 3班 井手口 海

訪日代表団 団長 団長 団長 団長 佳木斯大学外国語学院 佳木斯大学外国語学院 佳木斯大学外国語学院 佳木斯大学外国語学院 院長 院長 院長 院長 張 張 張 張

土肥一雄は明治39年4月1日に生まれ 3) 、関西

<RE100 ※1 に参加する建設・不動産業 ※2 の事業者>.

2-2 再エネ電力割合の高い電力供給事業者の拡大の誘導 2-3 多様な再エネ電力メニューから選択できる環境の整備

2-2 再エネ電力割合の高い電力供給事業者の拡大の誘導 2-3 多様な再エネ電力メニューから選択できる環境の整備

村上か乃 1)  赤星建彦 1)  赤星多賀子 1)  坂田英明 2)  安達のどか 2).   1)