〈資料紹介〉
天保13年8月 銭相場公定に伴う物価
引下げ令 による「物価書上」について
大 石 慎 三 郎
1.はじめに
天保改革は,江戸時代3大改革のなかでは最も研 究業績の多い部門である。しかしまだ,幸田成友 「天保改革の一節」・「株仲間の解放」・「天保14 年の御用金」・「天保人別改令」(共に同氏r日本 経済史研究』所収),宮本又次「天保改革前の株1中 間」・「天保改革と株仲間」・「嘉永度問屋組合の 再興」(共に同氏『株沖問の研究』所収),徳富猪 一郎『近世日本国民史,天保改革篇』,日本経済史 研究会篇r近世日本の三大改革』所収の天保改革の 諸研究など戦前の諸研究がそのまま利用されてお り,戦後の諸研究は必ずしも根本史料によって再検 討を加えたというより,その段階なりの新解釈を加
えたといったものも少なくなく,基礎作業の必要は まだ多分に残されている。
勿論私はいまここで,それら残された基礎作業を 全面的に行なう余裕も力も持ち合さない。ただ天保 一13年8月5目に出された 銭相場公定に伴う物価引
下げ令 に対応して江戸市中41名の諸色掛り名主に よって書き出された「物価書上」があり,それが当 時の江戸市中諸商品値段を知るうえに(なかんつく 小売値段を知るうえに)非常に有効であると思われ
るので,その史料紹介を行ないたい。
まず天保13年8月5日の 銭相場公定に伴う物価 引下げ令 の説明から始めよう。というのは,この 法令そのものが現段階ではまだ十分知られていると はいえないと思うからである。法令は,
連年銭相場下値二而,諸色値段江も相響,下々難儀 いたし其上問屋組合停止後者,相場不同二而所々 ♂取引釣銭等区々二相成候趣,相聞候間,巳来金 壱両二付銭六貫五百二入替之積を以売買可致候,
取立厳重之餐可申付候。
右之通銭相場相立遣候上者,此上諸色値段弥引
■ ■
下ケ実意二渡世いたし候様,町役人共精々厚世話 可致候,此上御趣意之趣等閑二相心得候者有之者,
其当人共之不堵者勿論之儀,畢寛申二諭方等閑故 之儀二付,町役人共迄急度曲事可申付候。
右之趣町中不洩様,早々可触知もの也 寅八月
右之通従町御奉行所被仰渡候間,急速順達いた し町中不洩様入念早々可相触候,但番屋江張出井 両替渡世之者見世先江張出置可申候
八月五目 町年寄役所 というのである。この法令に翌8月6日次ぎのよう な追加法令が出されている。
昨五日御触有之候銭相場金壱両二付六貫五百文 替御定被仰渡御座候二付,諸色値段,右釣合を以 引下ケ候様,夫々諸商人共取調可仕候問此段申上 候以上
諸色掛り 名 主 右之通南北御番所並館市右衛門殿江書取差出候 間,各様御持分之諸色御取調,右銭相揚釣合を以,
値段為引下,調書出来之分両御番所江御差出可被 成候此段御達候以上
但銀目売之分者調二不及申候以上
八月六日 月番 さて8月5日の令は銭相場が下落して下々が難儀
をするので,以来金1両に対し銭6貫500文の公定 相場とする。したがって銭相場が公定で引上げられ たのだから(銭で買う)諸商品を引下げて商人は誠 実に商売をするように,という事が主要内容であり 8月6日の令は,この5日の令(処置)が尊守され
天保13年8月 銭相場公定に伴う物価引下げ令 による「物価書上」について(大石)
げを命じたものである。したがって,本論で紹介し ようとする「物価書上」は享保13年8月5日の命に ともない,同8月6日に出された前述法令にもとつ いて作られたものであることが分かる。「物価書上」
という表題は後筆でつけられたもので,内表紙は「銭 相場町触以後物価引下り候旨書上」で作製者は諸色 掛となっている。内容は後出別表の通りであるが,
ここに出てくる引下げ値段なるものは,たとえば,
紙引下げ値段書上 の後書が 此度銭相場六貫五 百文替二相成候二付,右之通小売値段相改,此外諸 紙右二准シ引下ゲ売買可為仕哉二奉存候此段申上 候以上 とあり日付が寅(天保13)8.月12日となっ ており,また 酒酢醤油値段書上 の後書が 右者 此度銭相場御定被仰渡御座候二付右釣合を以,右之 通値段引下ケ売之為仕度奉存候間此段申上候以上
とあり日付が寅8月12日となっているように日付も 8月8日を初見として,同年10月6目まで分布して おり,言うまでもなく8月中が圧倒的に多く現実に この引下げ値段通りに引下げたというのでなく銭相 揚改訂に伴って,それに釣合うような引下げ値段を
目標に今から引下げようというのである。
したがって,天保改革に対する諸民の反応その他 からみて,現実にこの目標値段が実行されたかどう かについては問題が多分にあるだろう。しかし,そ の揚合でも,この「物価書上」が天保改革段階の江 戸の商品値段(時に小売値段)を知る貴重な史料た
ることを失わない。
さて,ここで銭相場について述べると,銭は江戸 時代三貨(金・銀・銭)のなかで最も小額貨幣であ
って,大名・武士・商人達の通貨というより,その 下に存在する最下層たる庶民の通貨であるといえよ う。したがって銭相場の低落は単純な通貨価値の低 落といった問題ではなく,江戸時代社会構成の最下 層に位置する庶民大衆をなかんつく難儀させるとこ ろの経済現象であった。
したがって,困窮諸民の動向が特に問題になる天 明期以降,心ある為政者にとっては無視することの 出来ない問題であった。
さて,ここでまず実際の銭相場の動向がどうであ ったかを三井高維編述r新稿両替年代記関鍵』巻二 考証篇第入鍵「江戸を中心としたる三都の金銀銭相 場の年表」から宝暦元年(1751)より天保13年まで の銭相場を表示,それに天保13年8月5日の公定銭 相場6,500文を当該銭相場で割ったもの(銭相場高 低指数一1・00以上は銭相場が高V・事を示し,1.00 以下は銭相場が低い事を示す)および若干の銭に対 する註記を付した。
なお原表では,たとえば文化14年5月の銭相揚が 6,850・−6,870とV・ったような部分があるが,本表で
は,このような場合すべて6,860とk・ったように平 均値をとり,文以下の端数があった場合は切り捨て た。また年表には天保13年令は5月の銭相場までで
「8月6日江戸町触銭相場下値に付金壱両に付銭6 貫500文替に公定」と註記があり,嘉永5年まで空自 となっている。この間は公定故相揚がたたなかった のであろう。また同書註記の銭相場公定の町触発布 を8月6日としてあるのは,前記法令で分かるよう に8月5日とすべきであろうか。
第 1 表
年 月 銭相場
(A)
6,500
A 註
宝翫
2
鐸8文}:劉
3
縄8ほ麓
4 302 4 4551.51 1.45
4 4 180
4 375
}:鶉t
5 3 892
4 360
1.67 1.49
6 3 955
4 265
1. 64 1. 52
7i
8
4 197
4 298 1:劉
4 260 4 370
1.52 1.48
70
天保13年8月 銭相場公定に伴う物価引下げ令 による「物価書上」について(大石)
㍍
O
註
融
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人
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田
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月ーー
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年 1昨宝
10 111
12 13
年元和明
2 3 4 5 6 7 8
年元永安
2
3 言:手?8 1 }:…i舞 1
4 5,204
5,410
1.24 1.20
5 ︸
5,120 5,570
1.26 1.16
6
1羅H:1劉
7 1 5,710
6,050
1.13 1.07
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91 1:ll引 1:器1
天明元年 正月
11 1;ll引 1:81
2 82
[
羅}1:ll
3 8正 5,297
5,915
}:ぎ劃
4[髭陪:垂劉1:諺
5 正 11
含:9き乙 i と88
6112
7 6 4
騰16il81 8月,田沼意次罷免さる。
4,697 6,055
1.38 1.07
8 正10
寛政元年
量:8暑8 1 }二6書
正il灘[}:19
天保13年8月゜ 銭相場公定に伴う物価引下げ令 による「物価書上」にりいて(大石)
註
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天保13年8月 銭相場公定に伴う物価引下げ令 による「物価書上」について(大石)
註
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年
5
年元保天 110
最も概括的表現をもって江戸時代の金・銀・銭相 場を論ずる場合,金1両に対し銀60匁,銭4貫文と するのが一般である。この標準的銭相場は4貫文代 というかたちで宝暦・明和段階はほぼ守られている が,明和6年(1769)に一度4貫文代を割って5貫文 代におちこみ以後急速に5貫文代を下落して安永7 年(1778)には6貫文代におちこみ,天明時代はこの
6貫文代を中心に上下している。
これを見ても,いわゆる 田沼時代 は銭相場の
る銭相場の下落という面からでも,庶民生活の困窮 は拍車をかけられたといえよう。田沼期の一揆,打 ちこわしなどの激化の原因は,単に飢謹などのみで はなく,この面からも求むべきことが分かる。それ が寛政改革期に入ると一時5貫文代に相場は回復し ている。しかし傾向的低落はまぬがれていない。さ て寛政期に大体天保13年の6貫500文より高値を維 持してV・た銭相場は,享和・文化と6貫500文の線 を割ったまま天保改革をむかえることが分かるので
天保13年8月 銭相場公定に伴う物価引下げ令 による「物価書上」について(大石)
さて次に問題になるのは,金1両銭== 6貫500文 という公定数値であるが,寛政8年の「銭相場年々 下直にて日用諸色高値になり,下々難儀に付,御救 のため当春以来度々銭御買上あり」,寛政12年の「銭 相場下落につき引上げを令す」,文化10年の「近年別 て銭相場下落し,銭にて商売の軽き商人が難儀をす るので,他国より銭をまわす事を禁ず」などの銭相 揚引上げの法令が出ている前年が,表で分かるよう に必ず6貫500文ラインを割っているところから,
寛政年間にすでにほぼ6貫500文ラインに近い当局 の銭相場観があったことが分かる。
このことは更に文政6年(1823)に銭相場が高値で あるとV・うので払銭が行なわれ(この時は6貫470 文と6貫500文ラインを僅かに割ってV・る)更に文 政12年12月6日に,江戸の両替屋共が,銭相場が高値 であるという理由で払銭を勘定奉行に掛け合うとい
う事件がおこるが,この年の3月は6貫360文と,
たしかに6貫500文ラインをうわまわってV・る。
さてこの掛合いに対し勘定奉行村垣淡路守,土方 出雲守両名は老中水野出羽守忠成の決裁を得て「金 五千両分浅草於御蔵御払二取斗,尤御払之節二臨ミ
万一相場引下ケ候ハハ金壱両二付六貫五百文余替位 迄を限り御払之積被仰渡候」と下ケ札を付してい
る。つまり金1両に銭6貫500文となるのを目標に 払銭をするようにとの指示を出しているのである。
このことから幕府当局がこの段階にすでに金1両 は銭6貫500文位が妥当であるとの明確な相場観を 持っていたことが分かるのである。したがって水野 忠邦の銭相場を6貫500文に固定し,それに合すよ
うに諸物価を引下げさせようとする処置は,決して 常識をとびはなれた不当な処置とはいえないのであ
る。
以下この公定銭相場をもととし,物価引下げ令に よって実施されたとする「物価書上」を示すと次ぎ
(第2表一76〜127頁)の如くなる。
なお,この「物価書上」は,各組諸色引下げ掛 が,各々作製提出したと思われるものをそのままま とめているので,形式の細部については,不統一な ところが多い。表につくるに当って,出来るだけ全 体を統一して体裁よくしようと努力したが,事の性 格上統一しきれない部分も多かった。その点了承さ れたい。
天保13年8月 銭相場公定に伴う物価引下げ令 による「物価書上」について(大石)
第 2 表
(1)糸類引下げ値段書上 六番組諸色掛 弓町 名主 源太郎
品 名
片糸糸糸苧 糸 京紺薄白極 糸糸糸白糸繕繕指下繕上中下染州
極同同同甲 赤色白苧苧
上中 糸薄 麻麻紺 木同同極同 綿
麻 糸 三味線糸,歌糸 同 大 卜 糸
単 位
1匁につき 100文につき ク 10匁につき
1匁につき
100文につき 4 10匁につき
10把二付 10筋二付 〃
(掛目)
(掛目)
︶︶︶3
〃 〃 〃 〃 〃︵︵︵︵︵
E掛目)
〃)
(2)煎茶引下げ値段書上 六番組諸色掛 弓町 名主 源太郎
品 名
青本岡朝初み入遅若初 玉伊本八上白明満末 山上瀬霞桜 川の
な も 重
重の勢川重 八
保 摘
と桜桜松音 井山上垣垣 菊野月花
単 位
200目 1斤二付
多
天保13年8月 銭相場公定に伴う物衝引下げ令 による「物価書上」について(大石)
是 ま で の 値 段
︶3目
〃 〃
掛
ー
(掛 目)
( 〃 )
72文9匁3分 10匁 11匁 40文 72文 68文 56文 48文 36文 10匁9匁5分 11匁 44文 36文 112交 70文 130文
此 度 引 下 げ
︶〜ノ目
〃 〃
掛
︵!\〆k
(掛 目)
( 〃 )
64文 10匁 10匁8分 11匁8分 36文 64交 60文 52文 44文 32文 10匁5分 11匁 12匁 40文 32文 100文 68文 120文
引下げ率 88 X3 X2 X3 X0
00000
88
00000 W8唐X1︒︒°︒
0.90 0.90 0.91 0。90 0.88 0.89 0.97 0.92 平均 0.90
是 ま で の 値 段 88 文 100 文 120 文 136 丈 180 文 200 文 228 文 272 文 372 文 448 文 500 文 88 文 100 文 180 文 200 文 272 文 372 文 400 文 448 文
此 度 引 下 げ 84 文 92 文 112 丈 128 丈 168 文 188 文 216 文 256 文 348 文 416 文 456 文 84 文 92 文 168 文 188 文 256 交 348 文 372 文 416 文
引下げ率 0,95
0. 92
0.93 0.94
0. 93
0.94 0.94 0.94 0.93 0.92 0.91 0.95 0.92 0.93 0.94 0.94 0.93 0.93 0.92 平均 0.93
天保13年8月 銭相場公定に伴う物価引下げ令 ,による「物価書上」について(大石)
(3)車力賃・麩類・煮豆値段引下げ方書上 拾番組諸色掛 麻布谷町 名主 太一郎
品
名
賃
カ〃〃
車
離
蜘
漂
@
蜘
角獄 司良獄獄鉄鉄相 と蛤蒸簾 つ・・・良・麩鉄鉄 鉄面輪 縮雪丸相結大 ほ し ひ 老噌豆に養味梅 ・磐婦 し噌常ん 味・で露 ひえ噌え か味か煮梅松桜松骨
単 位
− 迄 鵡 轟
蹴畔離翌
・01ρ01
法法法道道道 付 付
昌 昌本〃〃ヲ〃1 0 1 付 二付文
二〇〇〃ツー1銭
物入
曲 付〃〃二 伽 1
(4) 紙引下げ値段書上 諸色掛之内 村松町名主源六 小伝馬町 名主 五郎三郎
品
名 単 位
半 紙 1帖二付
ク
グ
〃
ク
ク 〃
〃
〃
(5)酒酢醤油値段書上 七番組諸色掛 南茅場町 名主 甚七 霊岸島浜町名主
品
名
極 上 酒 上 酒 中 酒 下 酒
極上味淋酒
極 上 醤 油 地廻り上醤油 中 醤 油 下 醤 油 上 酢
単 位
付付付付付付付付付付
ニ ニニ ニ ニ ニ ニ ニニニ升合升合升合升合升合1111111111 付付付付付付付付付付
ニ ニ ニ ニ ニ ニ ニ ニ ニ ニ升合升合升合升合升合11可⊥1111111
天保13年8月 銭相場公定に伴う物価引下げ令 による「物価書上」について(大石)
青山久保町 名主 佐太郎
下げ 引下げ率 引此度
値段
で の ま是
O. 95 0. 94
0.95 0。95 0.94 0.95 0.95 0.96 0.95 0.95 0.95 0.95 0.95 0.92 平均 0.94 9一4 59183819娼671 62貫 文文文 文文文文文 1但響
84文
目 方 4769 3分 〃 147匁 126匁 〃 131匁 銭 26 280文
500文 1貫48文
文文丈文文 文匁匁匁匁文
11162墲Q︒5︒器如2︒釜
銭〃〃 銭〃〃〃〃
銭 目方
〃
銭
下げ 引下げ率 引此度
値段
で の ま是
0.94 0.93
0. 92
0.95 0.95 均 0.93
文文文文文40639∩039臼9臼−
文文文文文
6ワ臼8﹂40只り∩0222
南新堀町 名主 平兵衛 太一郎
下げ 引下げ率 引此度
値段
で の ま是
0.96 0.95 0.97 0.94 0.97 0.93 0.95 0.91 0.97 0.96 0.94 0.81 0.91 0.85 0.98 0.92 0.96 0.87 0.94
0. 85
文文文文文文文文交文 文文文文丈丈文文文文
228 23 176 17 145 14 119 11 244 25 180 18 172 17 130 13 77
7
64
6
「 236 丈文文文文文文文文文 文文文文文文文文文文 24 181 18 148 15 124 12 250 26 190 22 188 20 132 14 80
8
68
7
天保13年8月 銭相場公定に伴う物価引下げ令 による「物価書上」teついて(大石)
(5)つづき
品 名
単 位
(6)下リ地廻リ醤油酢値段書上 七番細諸色掛
付付付付ニニニニ升合升合1111
霊岸嶋浜町 名主 太一郎 南茅揚町
品 名
ノ リ 廻下地 極上中下上中下
上醤醤醤醤 油油油油酢酢酢
単 位
付付付付付付付付ニニニニニニニニ升合升合升合升合11111111 付付付付付付ニニニニニ ニ升合升合升合111111
(7)下リ酒値段引下げ書上 七番組諸色掛 南茅場町 名主 甚i七 霊岸嶋浜町 名主
品 名
極 上 酒 上
中
下
酒
酒
酒
極上味淋酒
単 位
付付ニニ升合11 付付ニ ニ升合11 付付
ニ ニ升合11 付付
ニ ニ升合11 付付ニニ升合
−占−
天保13年8月 銭相場公定に伴う物価引下げ令 による「物価書上」について(大石)
此度引下げ 引下げ率
是までの値段
0.95 0.93
平均 0.92
46文 28丈
文文丈丈娼5303
南新堀町 名主 平兵衛
名主甚七
此度引下げ 引下げ率
是までの値段
0。94 0.81 0.91 0.85 0.98 0.92 0.96 0.87 0.94 0.85 0.95
O. 93
平均 0.90
丈文文文文文文文 文文文 文
80 P8 V2 P7 R0 P3 V7V6464628
1 1 1
文文文文文文文文02802408Qゾ28200181 1 1 文文文文文文8785036 4 ∩0
南新堀町 名主 平兵衛 太一郎
此度引下げ 引下げ率
是までの値段
0.96 0,95 0.97 0.94 0.97 0.93 0.99 0.91 0.97 0.96 平均 0.95
文文 文文 丈文 文文
認23 聡17 4514 19112 1 1 1
244 丈 25 文
文丈 文文 文文 丈文
36 Q4@8118 4815 2012
ワ一 − 噌⊥ −
250 丈 26 文
天保13年8月 銭相場公定に伴う物価引下げ令 による「物価書上」について(大石)
牛込改代町 名主 三九郎
(8)砂糖引下げ値段書上 諸色掛
位 単
名
ロロロ
付
二
〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 ク 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃斤
1
ク 〃 ク 〃 〃 ∂ク 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃 〃
糖糖糖糖嶋糖 糖糖 漬砂砂砂砂出砂
盆 白 上 白 白三中雪中中毛盆中下 上 太唐 唐 三 砂平
色 三
中下糖下
砂
上同上同唐同唐紅和同同氷金同同上同 糖 位位位位位位位糖 糖
雪光光印砂
雪中̲上光 白 松印黒 砂
砂
玉 黒上松上中下雫 上 州
和同和同同同白同同薩同同和同同
名主 権左衛門 拾壱番組諸色掛
(9)下駄類小売引下げ値段書上
位
︶≧歯 共し幽か 槻ε︵
付二 〃ク〃〃〃〃〃〃〃〃〃 〃〃ク〃〃〃
1 足 単
分 分分 分分分分分分 分分5 65 656585 83寸寸寸寸寸寸寸寸寸寸寸寸寸寸
33233232323322巾巾巾巾巾巾巾巾巾巾巾巾巾巾
し名
向 形 形 形 形 形 駄共断 鼻 品
召 大 大大大大 駄御彬形物撒形物轍物駄形駄形禦足同鰍鰍中女餉宴輔靴中野下鰍塗轟 板 く柾柱板 駒桐同同同桐同同河同桐同桐同桐同栗塗弄
天保13年8月 銭相場公定に伴う物価引下げ令 による「物価書上」について(大石)
率げ下引 77445359889856676 699999999999999999 9αα0︐0︒ααααααα0︒ααα0︒α α 均 平
げ下引度此
段
毛 値
2厘 厘厘厘 厘厘厘厘 厘厘厘厘厘 厘 厘
ので 8 532 6826 24658 6 8分分分分分分分分分分分分 分分分分 分 分分分分分分分分 分 分分838643781735 2528 1 97765421 8 96匁匁匁匁匁匁匁匁匁匁匁匁匁匁匁匁匁 匁匁匁匁匁匁匁匁匁匁匁 匁
ま44222212322553243 22111111111 1
是
銀
此度引下げ 引下げ率
での値段
是ま
0.92 0.93 0.92 0.92 0.92 0.92 0.92 0.93 0.95 0.92 0.92 0.92 0.93 0.94 0,92 0.95 0.92 0.92
文文丈文文文文文文文文文文文文文文文
33322111 322111 2168ヨ000808844416%005208764004385252
文文丈文丈文文丈丈文文文文文文丈文文
00 U4 Q4 Q4 Q4 O0 T6 Q4 W0
43322211 322111 21Q4ナ2488娼12407264
天保13年8月 銭相場公定に伴う物価引下げ令 による「物価書上」について(大石)
(9)つづき
品
名
断駄形 形 形轟鰍物
塗躍女織女繍女
下草草同木同竹同
鼻緒なし草鼻緒付
単 位
〃〃ク〃〃〃〃
(10)素麺類小売引下げ値段書上 拾壱番組諸色掛 神田多町壱丁目 名主権左衛門
上 上極 極
麺 麺 素素上中 中下 リ
リ 廻下同同地同同
100文 二 付 〃
o
(11)地掛蝋燭 下リ地掛蝋燭取調掛 新両替町 名主 佐兵衛 加賀町 名主 平四郎
地 掛 蝋 燭 〃 〃
〃 〃 〃
100文昌付〃〃〃〃 〃〃〃〃
ミノ≧
︵︵︵︵︵ 19一345 挺〃〃〃〃 売︶︶︶︶︶
〃〃タ〃グハb7890 1︵︵︵︵︵
天保13年8月ss銭相場公定に伴う物価引下げ令 による「物価書上」について(大石)
此度引下げ 引下げ率
是までの値段
120 文 112 文 0.93
448 文 420 文 0.93
332 文 308 文 0.92
280 文 260 文 0.92
140 文 132 文 0.94
124 文 116 文 0.93
148 丈 140 文 α94
124 文 116 文 0.93
平均 0.92
此度引下げ 引下げ率
是までの値段
11 把 12 把 0.91
17 把 18 把 半 0.94
22 把 24 把 0.91
12 把 13 把 0.92
17 把 18 把 半 0.94
30 把 33 把 0.90
平均 0.92
是 ま で の 値 段 此 度 引 下 げ 引下げ率
目方31匁♂32匁掛之処 目方38匁汐39匁迄 0.81
〃 〃 〃
ク 〃 〃
〃 〃 ク
〃
ク 〃
〃 〃 〃
ク ク 〃
〃 〃 〃
〃 〃 〃
〃 〃 〃
ク 〃 ク
平均 0.81
天保13年8月 銭相場公定に伴う物価引下げ令 による「物価書上」tCついて(大石)
炭薪掛名主共
(12)炭薪値段引下げ書上
位 単
名
ロ ロn
付
二
多φ多〃〃
1 俵
付
二
〃〃〃
1 抱
炭炭炭炭炭炭 割 割割
倉中下 小小
木木
小
上中下佐同同 堅同雑松
名主共 諸色取調掛
(13)魑値段引下げ書上
位
単.
名
品
1 皿二 付
鰭大小取交
新草屋町 名主 定次郎 諸色掛
(14) 麻苧引下げ値段書上
位 単
名
口口口
付付付二付二付二付目二目二目二貫目貫目貫目110110110
上同中同下同 付付付二付二付二付目二目二目二貫目貫目貫目110110110
上同中同下同 付付付二付二付二付目二目二目二貫目貫目貫目101010ー ユ ー
上同中同下同
麻 弓甲〃ク〃〃ク 田 野 州
地 麻
岡〃〃〃〃〃
野 州
麻 永〃〃〃〃〃 野 州 野
天保13年8月 銭相場公定tcecう物価引下げ令 による「物価書上」tCついて(大石)
是 ま で の 値 段 当5月中引下直段
〃〃〃〃〃 銭〃〃〃〃〃 文文文文文文 FD﹂4nO11100ゥ64必3220
46 文 30 文 26 文 22 文
此 度 引 下 げ 銭〃〃〃 文文文文文文62254262432144向0111
24 文 28 文 24 文 20 文
引下げ率
O. 93
0.94 0.93 0.93 0.93 0,93 0.52 0.93 0.92 0.90 平均 O. 88
是 ま で の 値 段 180 文 172 文 164 文
此 度 引 下 げ 172 文 164 文 156 文
小売之分右二准為引下ケ申候
引下げ率 0.95 0.95 0.95
平均 0.95
是 ま で の 値 段 此 度 引 下 げ 引下げ率
45匁6分 51文 42匁8分5厘 48文 35匁2分9厘 39文
44匁6分4厘
46文37匁5分 39文 30匁 31文
0.97 0.90 0.87
0. 81
0.85 0.79
36匁8分6厘
41文 34匁2分8厘 38文
31匁5分7厘
35文
35匁2分9厘
36文
32匁4分3厘
33文 30匁 31文
0.95 0.87 0.94
0. 86
0.95 0.88
32匁 30匁 0.93
35文 31文 0.88
28匁5分7厘 27匁2分7厘 0.95
31文 28文 0.90
24匁 21匁4分3厘 0.89
26文 22文 0.84
天保13年8月 銭相場公定に伴う物価引下げ令 による「物価書上」について(大石)
(14)つづき
品
名
同 岡 束 麻
〃 〃 グ
野州嶋田麻
野 州 染 麻
信州青引麻 〃 〃
越後金引麻
上 州 麻
〃 〃
会津伊北麻 〃 グ
(以上古麻)
単 位
付付付 付付付 付 付付付 付 付付付 付付付二付二付昌付 二付二付二付 二付 二付二付二付 二付 二付二付二付 二付二付二付目二目二目二 皿二目二目二 目二 目二目二目二 目二 目二目二目二 目二目二目二貫目貫目貫目 貫目貫目貫目 貫目 貫目貫目貫目 貫目 貫目貫目貫目 貫目貫目貫目110110110110110110110110110110110110110110110110110
上同中同下同 上同中同下同 上同 上同中同下同 上同 上同中同下同 上同中同下同
(15)味噌引下げ値段書上 拾弐番組諸色掛 本郷四丁目 名主 又右衛門
極 上 味 噌
上
下
味
味 噌
付付ニニ両文−oo 1 付付
昌二両文−oo 1 付付
ニ ニ両文−oo 1
銭 銭 銭
天保13年8月 銭相場公定に伴5物価引下げ令 による「物価書上」について(大石)
是 ま で の 値 段
匁文匁文匁文
27 R0 Q5チ2224
24匁5分9厘 27文
21匁8分2厘
24文 18匁1分8厘 20文 48匁 53文 16匁5分3厘 18文 15匁 16文 12匁5分 14文 26匁4分 29文 23匁7分 26文 19匁6分9厘 22文 10匁6分4厘 11文 21匁8分 24文19匁3分5厘 21文 17匁1分4厘 19文
此 度 引 下 げ 24匁
24文
21匁8分2厘
22文 20匁 20文 23匁7分 24文20匁9分7厘
21文 16匁6分6厘 17文
44匁4分4厘
46文 16匁3分3厘 16文 13匁3分3厘 13文 11匁7分6厘 12文 26匁4分 27文
22匁2分6厘
23丈 19匁6分9厘 20文 10匁6分4厘 11文 21匁8分 22文 19匁3分5厘 20文 17匁1分4厘
17文
引下げ率 0.88 0.80
0. 87
0.78 0.90 0.83
96︒︒︒︒%879185000000
0.92 0.86 0.98
0. 88
0.88 0.81 0.94 0.85 1.00 0.93 0.93 0.88 1.00 0,90 1.00 1.00 1.00 0.91 1.00 0.95 1.00
0. 89
平均 0.90
是 ま で の 値 段 33 貫 目
460 目 38 貫 目 540 目 43 貫 500 目 610 目
此 度 引 下 げ 34 貫 500 目 530 目 39 貫
600 目 44 貫 200 目 680 目
引下げ率 0.95 0,86 0.97 0.90 0.98 0.89 平均 0.92
天保13年8月 銭相場公定に伴う物価引下げ令 による「物価書上」について(大石)
南伝馬町 名主 新右衛門 諸色掛
(16)竹皮値段引下げ高書上
位 単
名
ロロロ
付100文 二
ク 〃 〃 ク 〃 〃 〃 〃
皮皮皮皮皮 皮皮皮皮
包包飛大 笠 枝 笠
包中包 竹大枝
並葉 長
大並中相小 上同尺並
大伝馬町名主新右衛門 佐内町 名主 八右衛門
(17)瀬戸物引下げ値段書上 諸色掛
品 名
単 位
尾 州 瀬 戸グ 焼 1 斗 入 瓶 1 ツ ニ 付
た ば こ 壷 1 ツ ニ 付
〃 大 口 盤 銅 〃
〃 貫入 尺2寸鉢 1 枚 二 付
〃 篠 大 肴 鉢 〃
〃〃 腰 黒 茶 碗 1 ツ ニ 付
杢目中水鉢 〃
〃 柿色大土鍋 ク
〃 1升入土瓶 〃
濃 州 焼 錆1升入徳利 1 本 二 付
京 都 焼 1升入土瓶 1 ツ ニ 付
相 馬 焼 青地1升入土瓶 〃
江 州 焼 墨絵大燗徳利 1 本 二 付
〃〃 高 台 油 皿 1 ツ ニ 付
中 油 皿 〃
泉 州 焼 並壱番摺鉢 〃
尾 州 常 滑 焼 並四荷入水瓶 〃
肥 前 焼 ロ紅山水絵鱈皿 10 二 付
〃〃 染付尺2寸鉢 1 ツ ニ 付
上茶漬茶碗 10 ユ 付
南伝馬町名主 佐内町 名主 入右衛門
(18)傘同轄韓引下げ値段書上 諸色掛
位 単
名
ロ ロロ
付
二
〃 〃 ク 〃
10 本
上中下 上中
リ 傘
下
傘 地
天保13年8月s et相場公定に伴う物価引下げ令 による「物価書上」について(大石)
是 ま で の 値 段 120 目 16G 目 180 目 200 {ヨ 270 目 180 目 270 目 55 目 90 目
此 度 引 下 げ 130 目 170 目 190 目 220 目 300 目 200 目 300 目 60 目 100 目
引下げ率 0.92 0.94 0.94 0.90 0.900000 QVQゾ99 0010
平均 0.91
是 ま で の 値 段 当5月値段
〃ク〃〃タ 分文文文文 匁244064484 1 銀
8 文220 文 92 文 152 文 68 文 186 〃 116
52 28 24 264 文 銀 18匁
銀 6匁8分 銀 6匁2分 銀 22匁5分
此 度 引 下 げ
分丈文文丈
ヨ匁%3852菊4 1
銀
7 丈 205 文
142文84文
64 文 172 文 108 丈 48 文 26 文 22 丈
文 分分分 825
46譁譁譁
21866脇
銀銀銀銀
引下げ率
51523Q>0プ0ゾQ︾0︾00000
0.87 0.93 0.91 0.93 0.9400000 99Qゾ90ゾ 23221
0.93 1.00 1.00 1.00 1.00 平均 0.93
新右衛門
是 ま で の 値段 当5月値段
〃
28匁5分 26匁 24匁 23匁5分 21匁2分
此 度 引 下 げ 25匁 23匁 20匁 22匁 19匁8分
引下げ率 0.87 0。88 0、83 0.93 0.93
天保13年8月 銭相場公定に伴う物価引下げ令 による「物価書上」について(大石)
き
つ つ
(18)
位 単
名
ロ ロロ
付付ニ ニ本本
10 1
グ〃 〃〃〃 付付ニ ニ
10 本
100本 〃〃
傘
上中下上中下
目ノ州蛇
傘
芸地
張 白傘
地
大中小
傘壁替
張輔黒
大傘
雄子町 名主 市左衛門 拾壱番組諸色掛
(19)蒲鉾類引下げ値段取調書上
分分 分分77寸付付付79寸寸寸分ー二 一=一寸 1219 ツ ツ合2 ロー 11
口
巾巾巾小 巾巾小
分分分82
5
寸寸寸寸56Qゾρり
長〃〃〃 寸付付付−昌ニニ ツツ合ロー11小
5寸8分9寸 6寸5分 6寸5分
長ク〃 長
6寸 巾 2寸7分余
5寸1分巾 1寸 長長 付付付ニニニツツ合111
鈴 蒲ヘへ蒲へへ蒲へへ 〃〃〃〃〃〃〃〃〃〃 〃〃 んん入鉾んん入んん入鉾
形板板輪半 半摘形板板 輪半半摘形 板形板板輪 輪輪半半摘
櫛角小竹角 丸 櫛角小 竹角丸 櫛 角櫛角小竹 竹竹角丸
上上上上上 上上中中中 中中中中下 下上上上上 中中下下下
(日本橋最寄蒲鉾屋之分)
〃
〃〃ククク 多多〃〃〃
(外場所と相唱候分)
〃〃〃〃〃