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子どもの人権(見た目問題)

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Academic year: 2021

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16 1 ねらい

 生まれつき、または事故や病気で、アザや傷といった「見た目(外見)」に症状がある人たち のことを学び、見た目で人を差別することなく、相手の立場を共感的に理解しようとする心情を 育てる。

2 進め方

4 人ぐらいのグループでワークを行う。

① お話を読んで、てるちゃんがどんなことに苦しんでいるのかを考えて書く。

② てるちゃんは、どんな思いをもっているのか、他の人にどうしてほしいと思っているのか についてグループで話し合う。

③ グループで出たことをクラス内で発表する。

    

3 解説

 このワークでは、「見た目(外見)」に症状のある人の苦しみに視点をあてました。

 赤アザ(血管腫)、円形脱毛症、髪や肌の色素がないアルビノ、眼瞼下垂症など、生まれつき、

または事故や病気で、「見た目(外見)」に症状があるが故に直面する問題や個々人が内包する問 題を「見た目問題」と名づけている団体があります。(NPO 法人「マイフェイス・マイスタイル

(MFMS)

 「見た目問題」については、様々な配慮からか、社会でも取り上げられる機会がほとんどあり ません。しかし、当事者の方々は、自分の「見た目(外見)」が、学校でのいじめの対象になる ことが多かったと告白しているそうです。そういった方々のことを知るとともに、子どもたちの 中に、見た目で偏見をもたれたり、差別を受けている子どもがいないか、また、見た目で偏見を もったり、差別をしている子どもがいないかを見直したいものです。

 外見の問題は、髪の毛や肌の色などに特徴のある、外国につながりのある子どもたちとも関連 があります。ワークを実施する際には、「見た目(外見)」に症状がある子どもとともに、そういっ た子どもたちにもじゅうぶんな配慮をしてください。

 人は、何かしら自分自身にコンプレックスをもっています。中でも、「見た目(外見)」につい て悩んでいる人が、社会の中には多くいることに気づかせたいものです。

 だれもが安心して生活していくために、相手の心のいたみを想像し、相手にどのように接して いくことがよいかを、子どもたちなりに考えさせましょう。「ジロジロ見ない。「なぜそうなっ たかを聞かない。「みなと同じように接する。」など、具体的な言葉も受けとめましょう。

<参考資料など>

「てるちゃんのかお」文 藤井輝明 絵 亀澤裕也 金の星社(平成 23 年)

「アイユ」(8 月号)公益財団法人 人権教育啓発推進センター(平成 24 年)

・NPO 法人「マイフェイス マイスタイル」ホームページ

4

子どもの人権(見た目問題)

心のいたみをみつめよう

(2)

17

(  )年(  )組(  )番(       )

         つぎのお話を読んで考えましょう。

1 てるちゃんは、どんなことに苦しんでいると思いますか。

2 外見についてなやみがある人は、他の人にどうしてほしいと思っているでしょうか。グループ で話し合いましょう。そのあとクラスでも発表しましょう。

ワーク

心のいたみをみつめよう

1 -④

てるちゃんが、2さいに なったころのことです。

かおに、あかい おおき な こぶが できはじめま した。

なんにんもの おいしゃ さんに みてもらいまし たが、なおすことはで きませんでした。

てるちゃんが ようちえ んに かようころには、

かおのこぶは ますます めだつようになりまし た。

しらない ひとが、てる ちゃんのかおを じろじ ろ みてきます。

しょうがっこう にゅうがくの ひ。

「なんだ そのかお~!」

ひ と り の お と こ の こ が、 て る ちゃんを ゆびさして いいまし た。 す る と、 ほ か の お と こ の こたちが、つぎつぎとまわりに やってきました。

くやしくて、かなしくて、

あとから あとから

なみだが あふれてきます。

ぼくは バケモノ なんかじゃ

ない!

バケモノが いるー!

バケモノ!

参照

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