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Soceity5.0,IoT,AI,ICT そして「未来の教室」

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はじめに

1 2030年の社会と子供たちの未来

 グローバル化は我々の社会に多様性をもたらし,また,急速な情報化や技術革新は人間 生活を質的にも変化させつつある。こうした社会的変化の影響が,身近な生活も含め社会 のあらゆる領域に及んでいる中で,教育の在り方も新たな事態に直面していることは明ら かである。将来の変化を予測することが困難な時代を前に,子供たちには,現在と未来に 向けて,自らの人生をどのように拓いていくことが求められているのか。また,自らの生 涯を生き抜く力を培っていくことが問われる中,新しい時代を生きる子供たちに,学校教 育は何を準備しなければならないのか。

 2030 年には,少子高齢化が更に進行し,65 歳以上の割合は総人口の3割に達する一方,

生産年齢人口は総人口の約 58%にまで減少すると見込まれている。同年には,世界の GDPに占める日本の割合は,現在の 5.8%から 3.4%にまで低下するとの予測もあり,日 本の国際的な存在感の低下も懸念されている。

 また,グローバル化や情報化が進展する社会の中では,多様な主体が速いスピードで相 互に影響し合い,一つの出来事が広範囲かつ複雑に伝播し,先を見通すことがますます難 しくなってきている。

 子供たちが将来就くことになる職業の在り方についても,技術革新等の影響により大き く変化することになると予測されている。子供たちの 65%は将来,今は存在していない 職業に就く(キャシー・デビッドソン氏(ニューヨーク市立大学大学院センター教授)) との予測や,今後 10 年~ 20 年程度で,半数近くの仕事が自動化される可能性が高い(マ イケル・オズボーン氏(オックスフォード大学准教授))などの予測がある。また,2045

Soceity5.0,IoT,AI,ICT そして「未来の教室」

中村 眞一

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年には人工知能が人類を越える「シンギュラリティ」に到達するという指摘もある。この ような中で,グローバル化,情報化,技術革新等といった変化は,全ての子供たちの生き 方に影響するものであるという認識に立った検討が必要である。

2 教育再生実行会議第十一次提言中間報告(平成31年1月18日)より一部抜粋

(1)技術の進展に応じた教育の革新について  「Society5.0で求められる力と教育の在り方」

○ 国は,幅広い分野で新しい価値を提供できる人材を養成することができるよう,

STEAM教育(Science, Technology, Engineering, Art, Mathematics 等の各教科で の学習を実社会での課題解決に生かしていくための 教科横断的な教育)を推進する ため,「総合的な学習の時間」や「総合的な探究の時間」,「理数探究」等における課 題解決的な学習活動の充実を図る。

(2)今後の教育課程の改善に関して考えうる論点

① 多様化・複雑化する現代的な諸課題に対応した教育課程の在り方

② 教科学習と教科等横断的な学習(総合的な学習の時間を含む)を効果的に関連付け た教育課程の在り方

③ EdTech(EducationとTechnologyを組み合わせた教育)の活用等,技術革新に対 応した教育課程の在り方

④ 公正に個別最適化された学びを推進する教育課程の在り方

(教育再生実行会議(平成 31 年1月 18 日)資料より抜粋)

3 2030年の教育の在り方の考察

 上記1,2を踏まえ,今回 2020 年からの学習指導要領改訂に伴い,開かれた教育課程,

産官学の協働による新たな教育の構築に当たり,教育は文部科学省という枠を超え,文部 科学省,経済産業省,総務省が協力連携していくことが望まれる新しい時代に入っている。

日本の未来を担う子供たちのために,文部科学省はイニシアティブをとりながら,各省庁 が今まで積み上げてきたものをもとに,それぞれの得意分野で教育を考え創り上げ連携・

協力していく時代である。学校においても,PDCAサイクルによる教育課程の見直しを進 めるとともに,地域人材,地域の教育資源,教育委員会や企業はもとより,学校教育に賛 同・参画できる個人・団体等と力を合わせて未来の学校づくりに向かう時に来ている。

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そのような中で,上記(1)「Society5.0 で求められる力と教育の在り方」及び(2)の

③EdTechの活用等,技術革新に対応した教育課程の在り方,④公正に個別最適化された

学びを推進する教育課程の在り方等を考察し「未来の教室」の在り様を研究した。

A 日本が目指す社会「Society5.0(スマート社会)」

 新しい時代の初等中等教育の在り方特別部会(第2回)・教育課程部会(第 111 回)・教 員養成部会(第 107 回)合同会議(令和元年7月 24 日)において次のように提唱された。

「新しい時代の初等中等教育の在り方について」

1 Society5.0時代の到来

 Society5.0 とは,サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融 合させたシステムにより,経済発展と社会的課題の解決を両立する,人間中心の社会

(Society5.0)である。狩猟社会(Society 1.0),農耕社会(Society 2.0),工業社会(Society 3.0),情報社会(Society 4.0)に続く,新たな社会(Society 5.0)を指すもので,第5期 科学技術基本計画において我が国が目指すべき未来社会の姿として初めて提唱された。

2 Society 5.0の社会像・求められる人材像,学びの在り方 (Society 5.0に向けた 人材育成に係る大臣懇談会の議論を踏まえて)

(1)Society 5.0の社会像  ① AI技術の発達

 定型的業務や数値的に表現可能な業務は,AI技術により代替が可能になり産業の 変化,働き方の変化の到来

 ② 日本の課題

 AIの研究開発人材の不足,少子高齢化,つながりの希薄化,自然体験の機会の減少  ③ 人間の強み

 現実世界を理解し意味づけできる感性,倫理観,板挟みや想定外と向き合い調整す る力,責任をもって遂行する力

(2)Society 5.0における学びの在り方,求められる人材像  ① AI等の先端技術が教育にもたらすもの

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  学びの在り方の変革へ

(例)「スタディ・ログ」(studylogは日々行う学習の内容や時間を記録し,共有する ことで,学習を継続させることを目的としたもの)等の把握・分析による学習計画や 学習コンテンツ(インターネットで提供する授業で使える画像や動画等)の提示「ス タディ・ログ」蓄積によって精度を高めた学習支援(学習状況に応じたコンテンツ提 供,学習環境マッチング等)

 ② 学校が変わる。学びが変わる。

   Society5.0 における学校(「学び」の時代)へ

・一斉一律授業の学校 →読解力など基盤的な学力を確実に習得させつつ,個人の進度 や能力,関心に応じた学びの場へ

・同一学年集団の学習 →同一学年に加え,学習到達度や学習課題等に応じた異年齢・

異学年集団での協働学習の拡大

・学校の教室での学習→大学,研究機関,企業,NPO,教育文化スポーツ施設等も 活用した多様な学習プログラム

(3)共通して求められる力

 ① 文章や情報を正確に読み解き対話する力  ② 科学的に思考・吟味し活用する力

 ③ 価値を見つけ生み出す感性と力,好奇心・探求力

(4)新たな社会を牽引する人材

 ① 技術革新や価値創造の源となる飛躍知を発見・創造する人材  ② 技術革新と社会課題をつなげ,プラットフォームを創造する人材  ③ 様々な分野においてAIやデータの力を最大限活用し展開できる人材等

B IoTで社会が変わる

1 IoTとは

 Internet of Thingsの略で,「モノのインターネット」と訳されます。

すべてのモノがインターネットにつながることで,それぞれのモノから個別の情報を取得 でき,その情報を元に最適な方法でそのモノを制御できる仕組みである。

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2 IoT(Internet of Things(モノのインターネット))で教育が変わる

 少し前までの教育現場であれば,パソコンなどの端末はそれ専用の部屋に置いてあっ た。しかし,現在ではタブレットが使われ,電子黒板が使われるようになり,IoTで教育 が変わってきている。ただし,世界からみると日本の動きというのは遅れている。OECD の調査でもIoT教育については最下位である。

 世界でのIoTを活用した教育の現状と現在の日本のIoTの教育水準

 「PISA2015」という,OECDが生徒の学習到達度がどれくらいなのかを調査したデー タでみていくと分かりやすい。ここでは,日本は数学などでは上位を取っているようだが,

以下の3点では底辺レベルの状態であった。

 ① 学校で使っている機器  ② 学校での学習用途  ③ 対ICT態度項目

 世界水準からみれば,日本の教育現場ではIoTが活用されていない。

(2)日本のIoTを活用した教育の取り組み

 その音頭を取っているのは総務省で,IoTを活用した教育は以下の通りである。

 ① 既存の学校教育に民間教育を融合させたモデルを作っている  ② IoT教育を行う教員が教えられるようにモデルを作っている  ③ IoTを活用した教育現場を作ろうとしている

 ④ STEMやSTEAM教育に対応できるプログラムを考えている  ⑤ 産業界も巻き込んだIoT教育ができるようにしている

 総務省としては現在主に行われている教科学習に占める時間と,世界の教育潮流の主流

であるSTEMやSTEAM教育の時間の割合を逆転させようと取り組みを進めている。

(STEMやSTEAM教育とはScience(科学),Technology(技術), Engineering(工学), Art(美術),Mathematics(数学)を統合的に学ぶこと。)

 そのためにICT(「Information and Communicaion Technology」の略で,「情報通信 技術」)教育よりも広い範囲を扱い,IoTを活用するEdTechで現在の日本のIoTを活用し た教育の水準を上げようとしている。これに関しては,既存の学校教育に民間教育を融合 させたモデルを作っている。この民間教育とは,既存の学習塾やスポーツ教室などから,

EdTechやプログラミング塾など新しく発展している教育サービスを含んだものである。

これによってよりスピーディな教育を行えるようになる。また,当然新しい教育を行って

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いくには現場の教育者がこれについていく必要もある。そのため,②の「IoT教育を行う 教員が教えられるようにモデルを作っている」とあるように,教員にどのようにして STEMやSTEAM教育ができるのかを海外のSTEM教員養成プログラムをべースにする などして開発している。

 さらに,産業界もこれを後押しし人材や資金などを提供している。日本の教育ではまだ まだIoTが普及していないのが現状である。2020 年から小学校ではプログラミング教育も はじまる。しかし,それだけでは現状を変えるのは難しい,教育は学校だけでなく家庭や 社会とも協働していくことも大切である。そのため,社会としてどうしていくべきなのか を考える必要がある。政府や民間だけでなく,子供たちの周りにいるすべての人が考えて いかなくては解決しない。

C AI時代に必要な学習

 人工知能(AI)の活用が企業などでも広がりつつある中,政府の「統合イノベーショ ン戦略推進会議」が3月末,国の「AI戦略 2019」(有識者提案)をまとめた。特に,具 体的な取り組みの第一に「教育改革」を挙げているのが注目されている。

 これからの子供たちが社会に出るころには,AIを使いこなして仕事をするだけでなく,

山積する社会や世界の課題解決に貢献することも求められている。

1 全高校生が理数・データの基礎を習得

 AI戦略案では,「人間尊重」「多様性」「持続可能」という三つの理念を掲げ,人類史上 5番目の新しい社会である「Society5.0」を実現することで,世界に貢献すると同時に,

課題先進国と言われる日本の課題も克服し,産業競争力も向上させることを目指してい る。戦略目標も(1)人材(2)産業競争力(3)技術体系(4)国際……の順で設定し ている。しかも「『未来への基盤づくり』としての教育改革と研究開発体制の再構築は,

本戦略の中での最重要項目」である。

 教育改革の大目標として,数理・データサイエンス・AIをデジタル社会の「読み・書き・

そろばん」的な基礎知識として,持続可能な社会の創り手として必要な力を生徒に育むた め,

 ① すべての高校卒業生が理数素養や基本的情報知識を習得

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 ② 文理を問わずすべての大学・高専生が初級レベルの数理・データサイエンス・AI を習得

 ③ 小中学校で理数分野の世界トップレベルを維持し,国際的に低い理数分野への興味 関心を向上……

といった具体目標を挙げている。

 これからの社会では,人文・社会科学系の知識も含めて,バランスよく学ぶことがAI 時代には求められている。

2 新学習指導要領でもすでに対応し盛り込まれている

 2020 年度から新指導要領が全面実施となる小学校では,プログラミング教育が必修化 される。ここでは小学生にふさわしく,コンピュータがプログラムによって動き,社会で 活用されていることを体験する。そうした基礎をもとに,中学校の技術や,高校の新しい 必履修科目「情報Ⅰ」などで情報活用能力を育成するとともに,数学では,必要なデータ を収集・分析して課題を解決するための「統計教育」を充実している。

 また,高校では総合的な学習の時間(「総合的な探究の時間」と改称)の理数版として 理科と数学にまたがる選択科目「理数探究」も新設し,大学入学共通テストの出題科目に もする方向である。改訂の基になった中央教育審議会の答申(2016 年 12 月)でも,AIが いかに進化しようとも,人間の強みを発揮して多様な他者と協働して答えのない課題に取 り組むことができるようにすることの重要性を強調している。

 数理・データサイエンス・AIの学習を現代の読み・書き・そろばんにするといっても,

単に「理系」の強化ではない。AIに仕事を奪われるのではなく,誰もがAIを使いこなせ る「人間の学習」(中教審答申)を目指している。

D ICT(情報通信技術)教育の推進

1 ICT(Information and Communication Technology)教育の必要性

 最近,テレビCMや情報番組でスマートスピーカーやAIロボットが盛んに取り上げら れるようになった。音声対話型のAIアシスタントという技術領域で,スピーカーの形を したロボットに話しかけると,ユーザーに代わって「調べ物をして教えてくれる」,「音楽 を流してくれる」,「インターネット通販で買い物をしてくれる」,「部屋の明かりを調節し

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てくれる」など,利用者の暮らしや行動を手助けしてくれる場面が象徴的に表現されてい る。“ロボットでできることはロボットに任せて,ロボットにできないことを人間がやる。

人間とICTが融合する便利な社会”である。

2 「新学習指導要領」では「何を知っているか」から「何ができるようになるか」

 前者と後者の違いが,これからの時代に求められる資質・能力の違いでもある。今後,

ICTがさらに革新し,社会に浸透するほど,前者の能力を必要とする人による仕事は減り,

後者への需要が高まることになる。今回の学習指導要領の改訂のポイントでは「知識の理 解の質を高め資質・能力を育む「主体的・対話的で深い学び」」として,「何ができるよう になるか」が明確化されている。「言語能力の確実な育成」や「理数教育の充実」では,

単に知識を覚えるだけでなく,「具体と抽象を押さえて考えるなど情報を正確に理解し適 切に表現すること」や,「授業内容を維持した上で,日常生活から問題を見出す活動や見 通しをもった観察・実験」などの学習の充実と質の向上が挙げられている。

 今やスマホが手元にあれば,ビジネスのシーンでも同僚や知人との日常会話でも,わか らないことがあればその場で即座に調べることができるようになった。かつて知識を持っ た人の活躍場面が,スマホというコンピュータに取って代わられている。スマホがあるこ とで即座に必要な知識が得られるから,話題がそこで途絶えてしまうことはなく,その情 報が基になって,短時間のうちにさらに突っ込んだ深い会話へと深化している。

 将来の社会では,基礎知識を生かして,その先にあるものを追求できる創造性のある人 材が求められている。そのために,社会に出る前の学校教育の充実が重要視され,教育現 場では,プログラミング的思考を育む授業やアクティブラーニングの導入が進んでいる。

3 教育の質の向上を支援する教育ICT機器

 同じ学習時間でありながら,一昔前よりも学習の質の向上を実現するために,文部科学 省をはじめ有識者が集まって,学習指導要領の改訂の検討が行われてきた。将来の社会構 造を見越して,カリキュラムの改善はもちろん,学習環境のサポートや効率化を図る教育 ICTの整備と活用までも含めて幅広い視点で検討されている。教育環境の充実を図るため に提唱されたスクール・ニューディール構想においても,学校施設のICT化が盛り込ま れている。

 「何ができるようになるか」の結論に至るまでには,情報技術を手段として活用する力

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(情報活用能力)の育成の項目に検討の経緯がわかりやすく次のように記述されている。

 ① 情報活用能力は,情報を手段として活用し,問題の発見や解決,自分の考えをまと められるようになるために必要な資質・能力

 ② 未来を切り拓いていく子供たちには,情報を主体的に捉え,新たな価値の創造に挑 んでいくことがますます重要である。

 ③ スマホやSNS(Short Message Service)の普及に伴い,トラブルも増大。情報技 術が進化していく時代にふさわしい情報モラルを身につけていく必要がある。

 ④ 情報技術を操作して,情報を共有することが社会生活の中で当たり前になってい る。小学校段階から文字入力やデータ保存などの技能を習得していくことが求められ る。

 ⑤ 身近なものにコンピュータが内蔵され,生活が便利になっていることを理解し,ど の職業につくにしてもプログラミング的思考は普遍的に求められる。 

 ⑥ 社会で生きていくために必要な資質・能力を育むためには,学校の生活や学習にお いても,日常的にICTを活用できる環境を整備していくことが不可欠である。

4 ICT機器を用いた授業の効果は?

 「教育のICT(Information Technology:情報技術)化に向けた環境整備5か年計画(2018 年~ 2022 年度)/文部科学省」では,ICT環境の整備方針で目標水準の公表

 ・学習者用コンピュータ・・・3クラスに1クラス分程度整備  ・指導者用コンピュータ・・・授業を担任する教師1人1台

 ・大型提示装置(大型テレビ,プロジェクター,電子黒板)・・・100%整備  ・超高速インターネット及び無線LAN・・・100%整備

 ・統合型校務支援システム・・・100%整備  ・ICT支援員・・・4校に1人配置

 ・学習用ツール,予備用学習者用コンピュータ,充電保管庫,学習用サーバ,校務用サー バ,校務用コンピュータやセキュリティに関するソフトウェア

 前述の中央教育審議会の答申では,ICTの特性・強みとして以下が挙げられている。

 ① 多様で大量の情報を収集,整理・分析,まとめ表現することなどができ,カスタマ イズが容易であること

 ② 時間や空間を問わずに,音声・画像・データ等を蓄積・送受信できるという時間的・

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空間的制約を超えること

 ③ 距離に関わりなく相互に情報の発信・受信のやりとりができるという,双方向性を 有すること

 教育ICT機器単体の学習効果いついて,文科省や総務省,様々な機関で実践モデル校 を設置して調査研究がなされている。

5 ICT教育整備の課題と問題点

 教育課程において,ICTの活用が重要とされる一方で,その整備や活用の課題も浮き彫 りになっている問題点は次の3点である。

 ・ICT整備の地域ごとの格差  ・ICT整備に対する意識の格差

 ・ICT活用におけるITリテラシーの格差

(1) 教育 ICT 機器整備の地域格差の問題

 ICT機器の整備状況は,地域によって格差が生じている。したがって,子供達が受ける ことのできる教育の質にも地域によって差が生じることが予測される。この事態を早急に 改善していくため,文科省では「教育の情報化加速化プラン」をまとめ,都道府県・市区 町村単位で整備状況を年度ごとに公表し,整備を促進するようになった。

(2) ICT 整備に対する意識格差の問題

 文部科学省や学識者,予算を計上し導入設置者でなる自治体や学校,そしてICT機器 を製造・開発・運用する民間企業は,ICT整備を積極的に「推進する側」である。それに 対してICT機器を「利用する側」にある教職員,さらには保護者との意識にも格差が生 じている。公立校の場合では,ICT整備の導入を検討・決定する教育委員会と,ユーザー となる学校現場の先生では,職場が異なっていることが要因のひとつとして考えられる。

学校にICT機器が整備されたけれども,活用方法まで教育委員会と確認できているわけ でなく,学校現場に裁量がゆだねられるケースが多いため,困惑を示す先生も多い。また,

ICT機器活用の本質まで十分に啓蒙していくには,研修会や情報連絡などを介して,多大 な時間と労力をかけてきめ細かく実施していく必要があり,この点が意識格差の是正に向 けた弊害になっている。

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(3) ICT 活用における IT(Information Technology)リテラシーの格差

 学校の先生は業務量が多く,忙しい職種といえる。「過労死等防止対策白書(2018 年度 版)」によると,教職員1日当たりの平均勤務時間は,通常期で 11 時間 17 分に上っている。

児童生徒が登校してから下校するまで,殆どの時間を職員室のデスクではなく,教室や廊 下,体育館やグラウンドで過ごすため,ICTを習得できる環境におかれていない状況にあ り,ICT機器を開発する民間企業と先生との間にITリテラシーの格差が生まれている。

ICT機器のユーザーは,学校という空間にいる先生や子供たちであることを踏まえると,

企業が開発・提供する製品も,もっとユーザーにより沿ったものにしていくことである。

せっかく導入したICT機器の殆ど使用していない。操作方法が難しくて,利用にあたっ てはICTに詳しい一部の先生に聞かなければならない。といった問題点が,ICTが普及す るほど浮き彫りになってきている。

6 ICT活用のまとめ

 ICT活用が求められる背景と期待される効果を将来の社会像の視点から取り上げた現状 格差の課題や問題点

(1)機器の導入だけではICTとは言えない

 PCやタブレットなどの情報端末を設置し,無線LANのような接続環境を整備しただけ では,ICTを実現したとは言えない。導入するだけでなく,情報や技術をどのように活用 するかが重要である。

(2)ICTの活用

 教育現場では,PCやタブレットなどの教材が活用されている。教員がPCやタブレッ トを操作して授業をより楽しく,わかりやすくするだけでなく,生徒情報の管理にもIT 技術が使われている。授業で使う資料作成の簡易化も可能である。

 将来的には,遠隔地や海外の学校と通信を使って交流したり,クラウドを利用して学校 に来られない生徒が家で学習したりする仕組みも考えられている。

(3)データ活用

 IoTにより,あらゆるモノがインターネットにつながり,データを送受信して情報を受 け取ったり,遠隔地から機器を操作したり,いろいろなサービスを受けたりすることがで きる。インターネットにつながっているデバイスもIoTと呼ぶ,IoTの活用により,イン ターネット上にはIoTからの膨大なデータ(ビッグデータ)が集まる。総務省ではIoTを

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いろいろな分野に導入し,一定のルールのもとにデータを収集してビッグデータとして活 用することを目標としている。また,それによってオフィスでの生産性や家庭生活での利 便性が向上すること,これまでにない革新的なIoT機器やサービスを開発することも目指 している。

(4)地域の活性化

 総務省では,「一億総活躍社会」や「地方創生」を実現する手段のひとつとして「ふる さとテレワーク」を推進している。テレワークとはオフィスではない場所,とくに遠隔地 で勤務することで,柔軟な働き方を可能にするうえで効果的である。テレワークにより都 市部以外の地方でも仕事をできるようにすることで,地方の人口を増やす取り組みでもあ る。ICTを活用して,地域でも都市部と同じように仕事をできるようにしたり,地方なら ではの情報を発信したり,都市部に劣らない医療・介護・教育・子育て支援などのサービ スを提供することが期待されている。

(5)教育・人材

 教育現場でもICTの活用が求められている。クラウドなどを活用し,地方でも都市部 に劣らない教育が受けられるようなICTシステムの環境構築が進められている。入院や 不登校などの事情で学校に来られない子供も在宅で教育を受けることができるようにな る。

(6)ICTとIoTでさらにネットワークを利用する社会に

 ICTの活用が広まるにつれて,これまでのように情報を受け取るだけでなく,誰もが情 報を発信し,積極的にインターネットを活用していくことになる。そのためにはユーザー の側もICTやインターネット,セキュリティについてもある程度の知識を持つことが求 められている。

E グローバル教育とグローバル人材育成の現状と課題

「21世紀型スキル」を持つ人材

 日本も世界経済の一員として対等に参加していけるよう,グローバル化に対応できる人 材を育成していこうというのがグローバル教育の意味である。文部科学省はこれまでもグ ローバル社会に対応できる人間像について言及してきており,その中で「生きる力」や「学 士力」という言葉を使用し,育成する力を表している。2009 年にはロンドンで,インテ

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ルなどをスポンサーとし,「21 世紀型スキルの学びと評価プロジェクト(ATC21S)」が始 動。その後 2010 年にはイギリスやアメリカを始めとする 6 か国がプロジェクトに加わり,

21 世紀型スキルが定義されました。

1 「21世紀型スキル」 21世紀型スキルの4領域10スキル

(1)思考の方法

 ① 創造力とイノベーション(innovation),② 批判的思考,問題解決,意思決定  ③ 学びの学習,認知プロセスに関する知識

(2)仕事の方法

 ④ コミュニケーション  ⑤ チームワーク

(3)仕事のツール  ⑥ 情報リテラシー  ⑦ ICTリテラシー

(4)社会生活

 ⑧ 地域と国際社会での市民性  ⑨ 人生とキャリア設計  ⑩ 個人と社会における責任

 また,今日本では④の「コミュニケーション」として英語を,⑥・⑦のスキルとして「情 報・ICTリテラシー」に着眼した教育を始めている。

2 2020年教育改革

 2020 年から小学校で学習指導要領の改訂では,21 世紀型スキルのコミュニケーションや 情報・ICTリテラシー習得に力を入れた改訂となった。小学校の外国語活動が3・4年か らとなり,5・6年からは外国語が教科となった。また,日本の伝統文化や理数教育の充 実,そしてプログラミング教育を含む情報活用教育が改訂のポイントとなっている。

 コミュニケーションスキルや情報・ICTリテラシーを含む 21 世紀型スキルを持った人 材育成を目的とするのが「グローバル教育」であり,2020 年の教育改革からはそれらの習 得により力を入れ始めた。コミュニケーションスキルや情報・ICTリテラシーを含む 21 世紀型スキルを持った人材育成を目的とすることが「グローバル教育」であり,2020 年の

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教育改革からはそれらの習得により力を入れ始めた。

3 グローバル教育の現状と課題

(1)個別最適化された学びの公正な提供

 今文部科学省では,AIなどの新しいテクノロジーを活用する取り組みをEdTechとし,

学校教育の場で使用していこうとしている。子供たちの学力をはじめとする全てのデータ を教育ビッグデータとし,それぞれの最適な指導をしていくのが目的である。特に重要な のはすべての生徒がEdTechを使用できる環境作りにあり,学校間での差はあってはなら ないということである。教師,親(保護者),学生,地区の管理者で,プライバシーを守 りつつ,透明性の高い情報共有と学習生活状況の相互管理ができるオンラインサービスで ある。

 日本のEdTechでは,民間の学習塾も連携できるような構想が挙がっている。これが導

入できれば,教師の負担(紙でのテスト/採点)が下がり,教育の本質を教える時間の充 足が期待できる。

(2)読解力などの基礎的な力を確実に習得させる仕組みの構築

 AIのますますの発達により,「人間にしかできないこと」が重要視されていく中,読解 力や数学的・科学的リテラシーなどの基礎的な力は特に必要不可欠である。

 読解力を習得させるためにもEdTechの使用効果を期待している。が,全国で導入され ない限りはこの問題も解決さらない。

(3)高校から大学にかけての文理分断の学びの脱却

 2020 年の教育改革でより重要視され始めた 21 世紀型スキルには,コミュニケーション スキルや情報・ITCリテラシーが含まれている。プログラミング教育の開始からもわかる ように,日本では今後理数系をますます強化されている。現在,高校普通科での文系の割 合は 7 割といった実態は大きな課題である。

4 STEAM (STEM) 教育

 アメリカ発のSTEAM教育は,児童生徒の数学的・科学的な基礎を育成し,技術や工学 を応用することを目的とした教育方針のことである。プログラミング教育も含め実はすべ てがSTEAM(STEM)教育の一環である。グローバル人材として人間にしかできない創 造をするためには,AIを活用する力が必要不可欠である。しかし,今の日本ではAI運用

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力の習得がまだ充分ではない。AI運用力の育成を目的とするSTEAM(STEM)教育は,

まさにグローバル教育の要であり,文部科学省はSTEAM(STEM)教育の導入を推進し ている。

 小学校からプログラミング教育や理数系強化をはじめ,高校で文理分断の改善,そして 大学では全学生がSTEAM(STEM)系の専門分野の学部を超えて学べるような環境を整 える,というのが現段階での文部科学省の構想である。

F 今後の教育課程の改善

 「Society 5.0 に向けた人材育成~社会が変わる,学びが変わる~(概要)」(平成 30 年6 月5日)より一部抜粋

1 Society 5.0に向けたリーディング・プロジェクト

 「公正に個別最適化された学び」を実現する多様な学習の機会と場の提供

(1)学習の個別最適化や異年齢・異学年など多様な協働学習のためのパイロット事業の 展開

 ① 児童生徒一人一人の能力や適性に応じて個別最適化された学びに向けたスタディ  ② ログ等を蓄積した学びのポートフォリオを活用しながら,個々人の学習傾向や活動

状況(スポーツ,文化,特別活動,部活動,ボランティア等を含む),各教科・単元 の特質等を踏まえた実践的な研究・開発(例:基礎的読解力,数学的思考力の確実な 習得のための個別最適化された学習)

 ③ 異年齢・異学年集団での協働学習(例:英語力に応じた異年齢・異学年の協働学習)

についても,実践的な研究・開発

 ④ 「チーム学校」を進める観点からも地域の人材等と連携し,体験活動を含めた多様 な学習プログラムの提供

 ⑤ 生徒・学生の学習環境がより個別最適化されるよう,アドバンスト・プレイスメン ト,飛び入学及び早期卒業等の活用促進。また,学生の様々な学びの意欲を実現させ,

学習の個別最適化を進める観点から,各大学におけるギャップイヤーや学外での幅広 い学びのための休学の活用の促進

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(2)スタディ・ログ等を蓄積した学びのポートフォリオの活用

 EdTechを活用し,個人の学習状況等のスタディ・ログを学びのポートフォリオとして

電子化・蓄積し,指導と評価の一体化を加速するとともに,児童生徒が自ら活用できるよ うにする。そのため,CBT(Computer Based Training)の導入を含めた全国学力・学 習状況調査の改善,学びの基礎診断の円滑な導入により,個々の児童生徒について,基盤 的学力や情報活用能力の習得状況の継続的な把握と迅速なフィードバックを可能とし,評 価改善のサイクルを確立する。

(3)EdTechとビッグデータを活用した教育の質の向上,学習環境の整備充実

 ① EdTechとビッグデータの活用を推進するために必要なガイドラインの策定,デー

タの収集,共有,活用のためのプラットフォームの構築に関する検討を行う。

 ② デジタル教科書,デジタル教材,CBT導入等を進める観点からもICT環境の整備 やICT人材の育成・登用を加速する。

 ③ 学習スタイルや教材にデジタル技術を活用し,従来の教育の仕組みに変革をもたら す。

2 文理分断からの脱却

 「文理両方を学ぶ高大接続改革」

(1)様々な学問分野において必要となる,確率・統計や基礎的なプログラミング,理科 と社会科の基礎的分野を必履修とする新しい学習指導要領を確実に習得させるとと も,微分方程式や線形代数・ベイズ統計,データマイニングなど,より高度の内容を 学びたい生徒のための条件整備等を行い,文理両方を学ぶ人材を育成する。

(2)高校における文理分断の改善,社会のニーズ及び国際トレンド等を背景に,今後多 くの学生が必要とするSTEAMやデザイン思考などの教育が十分に提供できるよう,

大学による教育プログラムの見直しを促進する。学生が共通的に学ぶリベラルアーツ と学生が選択する人社系,STEAM系,保健系等の専門分野について,学部を超えて 提供される構造へと変化させる。

(3)STEAM系を専攻するAIのトップ人材や専門人材を育成するとともに,文理両方を 学ぶことにより必要なAIに関する素養を身に付けた人社系等を専攻する人材を育成 する。また,大学のみならず高専や専門学校においてAIの専門人材を育成する。

(17)

G 文部科学省が総務省及び経済産業省と連携 1 文部科学省が総務省及び経済産業省と連携

 少子高齢化に人口減少という国難に立ち向かうこれからの日本。その未来に立ち向かう 子供たちへの教育は重要な国策の一つである。

 2030 年代,2040 年代に社会に羽ばたき活躍する子供たちのために,文部科学省,総務省,

経済産業省では新たな取り組みを行っている。

 2017 年2月9日,文部科学省,総務省,経済産業省は,次期学習指導要領における「プ ログラミング的思考」などを育むプログラミング教育の実施に向けて,学校関係者や教育 関連やIT関連の企業・ベンチャー,産業界と連携し,プログラミング教材の開発や企業 の協力による体験的プログラミング活動の実施等,学校におけるプログラミング教育を普 及・推進することを目的とした「未来の学びコンソーシアム」を設立した。

 2020 年度から必修となる小学校のプログラミング教育の円滑な実施等にコンソーシア ムが一層重点的に取り組み,文部科学省を中心に総務省及び経済産業省と連携し,関係業 界を巻き込んで取組を加速化している。

2 プログラミングは全ての子供たちに対して明るい未来を開く

 教育は文部科学省が中心に行なっているが,今回の総務省が実証の部分で大きく動き,

さらに経済産業省とも連携するなど,いくつもの省庁が協力し合いながら,子供たちの将 来を見据えた教育現場を作り上げている。プログラミングは全ての子供たちに対して明る い未来を開いてくれるものであり,全ての子供が夢を持てる世の中を作れるよう,大人が 最大限のサポートをしていく必要がある。

3 文部科学省 「政策ビジョンSociety5.0に向けた人材育成~社会が変わる,学びが 変わる~ (本文)」及び経済産業省「未来の教室」とEdTech研究会第1次提言より  経済産業省・文部科学省と別の省庁が出した2つの文書だが,未来の学びに関して共通 する点が多く見られた。国内での研究・実践において成果を出している方からのアドバイ スや,海外での実例なども踏まえてまとめられているものとなっている。特に経済産業省・

文部科学省で共通する部分はこれからの学び方に大きな影響を与えると考えられる。簡潔 にまとめると次のようになる

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① これからの社会は,不連続であり,現在の延長線ではない

② 児童生徒は,学年依存ではなく多種多様に混ざり合っている

③ 教える人(教師)は,教員に限らない

④ 学ぶ場所は,教室には限らない

⑤ 学習内容は,STEAM教育に重点を置き,基礎学力も重要である。文理分けはしな いで両方やる必要ある

⑥ 学び方は,一斉一律から脱却し,個別化し,EdTechを活用することでエビデンス を取り,改善につなげる

H「未来の教室」と「EdTechの未来」

 経済産業省では,昨年 1 月から有識者会議として「未来の教室」とEdTech研究会(座長:

森田 朗津田塾大学教授)を立ち上げ,AIや動画,オンライン会話等のデジタル技術を活 用した教育技法であるEdTech(エドテック)を活用し,人の創造性や課題解決力を育み,

個別最適化された新しい教育をいかに作り上げるかについて,1 年半にわたり議論をして きた。このたび,論点を初等中等教育分野に絞り,「学びのSTEAM化」,「学びの自立化・

個別最適化」,「新しい学習基盤の整備」の 3 つの柱で構成される,研究会としての第 2 次 提言,「未来の教室ビジョン」を公表した。

 教育(Education)と技術(Technology)を融合させた「EdTech(エドテック)」を推 進している。人工知能(AI)など先端技術が進化する中,教育はどのように変わるのか を経済産業省が先頃開催した事業成果報告会で次のように述べている。

1 経済産業省が教育分野に取り組む理由

 一つは,未来の経済・社会・産業において,「価値」を生む人材がもっと必要だと考え ていることである。そしてさらに,公教育,学校外教育,産業人材育成というものは,今 後一層融合して進める必要がある。

 経済産業省が,日本が新しい価値創造やイノベーションを起こすことができず,世界の 中での存在感があやうくなるのは,危機的なことであると考えている。国を担う人材育成 の根幹は,やはり教育にある。未来の社会を切り開いていく今の子供たちが,大人になっ てから必要になる能力とはどういうものなのかを考え,その能力を身に付けるためにどの

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ような新しい教育の姿があるのかを検討しなければならない。産業人材という観点からの 人材育成にはずっと取り組んできた。現在,「人生 100 年時代」と言われているが,経済 産業省ではそれを見据えて,産業人材の育成を重要なミッションととらえている。さらに 幼少期から就学前教育,初中等教育も含めてしっかりとコミットしていくために,教育産 業室を立ちあげている。

(1)キーワードは「超高齢化と人口減少」「第 4 次産業革命」「低生産性経済」

 現在の日本の経済が直面している状況には次の三点がある。

 ① 超高齢化と人口減少

人口は急に増えるわけではないので,社会の中の一人ひとりの役割がより重要にな り,人材育成の重要性がますます増していく。このためには,社会システムの再デザ インが必要な状況となった。

 ② 「第4次産業革命」

IoTやICT,AIの技術は我々の想像もつかない進化を遂げている。このような進化に よって,世の中が想像を超えるスピードで変わっていく中で,10 年後の世界の姿や技 術の状況を正しく想像できる人はおそらくいない。そういう社会を生き抜くためには,

イノベーションの作法もまた変化する。

 ③ 「低生産性経済」は日本の課題

日本の労働生産性は,OECDの平均以下でランキングとしては 20 位前後,G7 の中で は最下位である。そのため,政府全体としても「生産性向上国民運動」という取り組 みを進めている。そのためには,「付加価値」を生む人や組織の向上,あるいは無駄 の解消に向けたイノベーションの余地が大きい。こう言われながら,なかなか実際に 進んでないからこそ,国民運動という形で政府としても取り組んでいくという問題意 識がある。付加価値をしっかり生むと同時に無駄な仕事を消すことができる人材や組 織が必要になっている。そういった社会の雰囲気を醸成していくことも必要である。

(2)公教育,学校外教育,そしてEdTechのトライアングルを作る

 公教育のこれまでの役割は,社会や経済,産業に対して市民や労働力を輩出することが 役割と考えられてきた。そして,教育というものは公教育がヘッドとなり,これを塾や通 信教育,習い事といったものが下支えしてきた。そして,ここにEdTechという言葉が出 てきているが,今後はこれらにテクノロジーがうまく関連し合ってトライアングルを作 り,市民と労働力の輩出の役割を果たしていく。そして,経済産業省は塾などを所管して

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いるので,この仕組みがうまく回っていくよう,公教育と一緒になって取り組みを推進し ている。

2 「未来の教室」ビジョン

 経済産業省は,教育改革に関する有識者会議「未来の教室」とEdTech研究会の第 2 次 提言「未来の教室」ビジョンを発表した。今回は,2018 年 6 月の第 1 次提言を基に,全国 の教育現場で実施した 23 の実証事業の成果を踏まえ,初等中等教育分野に絞ったという。

 『未来の教室』の実現に向けて必要な3つの改革の柱

 今回の提言では,「未来の教室」実現に向けて,『学びのSTEAM化』『学びの自立化,

個別最適化』『新しい環境づくり』の3つの改革の柱を起き,実現に向け乗り越えるべき 9つの課題とそれに対応するアクションについて発表した。

(1)「学びのSTEAM化」

 1つ目の柱『学びのSTEAM化』に関しては,教科知識や専門知識の習得(知る)と探 究型プロジェクト(創る)が循環させることで,未知の課題やその解決策を見出すことを 実現していくもの。ただ,実現のためには,現在の一方向型の授業形式が定着している学 校現場が多く,興味や趣向が1人ひとり異なる子供たちに合わせたSTEAM学習プログラ ムの不足。また,学校現場では,『学びのSTEAM化』に不可欠な探求・プロジェクト型 学習(PBL)に割く時間の不足。PBLに必要な情動対処やコミュニケーション能力といっ た基礎力が不足している子供が少なくないといった課題がある。

 それに対するアクションに関しては,まず,政府が主導し,教師や民間教育サービス,

企業のエンジニアなどの協力を集め,STEAM学習プログラムの開発とデジタルコンテン ツ化の推進が挙げられた。また,開発されたコンテンツを学ぶ子供たちが学校間の壁を超 えて協同で学習やコンテンツの改良にも参加できるような,「STEAMライブラリー」を インターネット上に構築することや,オンライン上だけでなく,STEAMライブラリーを 通じて得た知識を実際に創造する場として,地域に「STEAM学習センター」を構築する こと。

 さらに,教科知識のインプットでEdtechを活用して効率的にすることで,探求・プロ ジェクト型学習(PBL)に費やす時間の増加。

 また,探求・プロジェクト型学習(PBL)に必須である「他者との協働」に必要なス キルを幼児期や学齢期にかけて身につけていくことが挙げられた。

(21)

(2)「学びの自立化,個別最適化」

 教育は「人の自立」が目的であるため,学校においては子供たちを「自立に向かう人格」

とみなし,それを促すための様々な工夫が必要だと提言している。

 興味関心や学習の到達度など,1人ひとり異なっているということを前提に,各個人が 自分に適した学び方を模索し,自分で選択し,組み立てるような学習環境づくりを進める 必要がある。ただし,現在の学校現場においては

① 一方向型の授業を採用している学校が多い

② 一人一人の発達状況や学習記録などが蓄積されていない

③ EdTechなどの技術革新による学び方・コミュニケーションの多様化が教育現場で

生かされていない。そのような課題がある。

 それに対しての解決策としては,まずはEdTechを活用した自学自習の導入による学習 の効率化を進める必要がある。

 また,幼少期から公教育・民間教育を横断した「スタディログ」を蓄積し,個別学習計 画の策定,それを活用した入試の多様化なども検討すべきである。さらに,従来の「履修 時間」に重点を置く授業のあり方ではなく,1人ひとりの理解度や到達度に合わせた授業 編成を認めるべきだとしている。また,技術発展により「オンラインコミュニケーション」

も可能となってきていることから,ネットとリアルの融合など新たな選択肢にも踏み込ん でいる。

 学びの「個別最適化」と「STEAM化」を同時に進めることを強調している。個別最適 化とは,教科学習を一人ひとりに合わせることにより短時間で効果的な学びを実現しよう とするもの。STEAMと個別最適化をEdTechで実現することによって「学びの生産性」

を上げ,民間教育や公教育の姿を学習者中心に変えることで,超高齢社会など課題先進国 とも言われる日本を支える人材を育成しようとしている。

(3)個別最適化学習(アダプティブ・ラーニングAdaptive Learning)重要性

 個別最適化学習は,生徒一人一人の学習進度や習熟度に合わせて,学習コンテンツや学 習方法を提供する。新しい時代の学習者中心の学びは,この個別最適化学習によって可能 になる。

 文部科学省は,すべての子供たちがすべての学校段階において,基盤的な学力の確実な 定着と,他者と協働しつつ自ら考え抜く自立した学びを実現できるよう,「公正に個別最 適化された学び」を実現する多様な学習機会と場の提供を図ることが必要であると考えて

(22)

いる。

 また,経済産業省も次のように個別最適化学習の必要性を訴えている。

 「教科学習」は個別最適化され,「もっと短時間で効率化された学び方」が可能になる 学びの自立化,個別最適化:一人ひとり違う認知特性や学習到達度をもとに,学び方を選 べる学びに,「認知特性や学習到達度,興味関心など一人ひとり異なる個性を前提に,デ ジタル記録された{個別学習計画}と{スタディログ:studylog}をもとに,一人も取り 残さず,伸びやかに才能を伸ばす,多様な学び方の選択肢を実現する」

(4)個別最適化学習(アダプティブ・ラーニング)の電子教科書を使う学習法

 学習者が電子教科書上で学ぶことで,学習進度のログ(記録)をデータとして蓄積でき るようになる。最初に全ての生徒に同じ問題を出し回答させる。そこから生徒ひとりひと りの得意・不得意なところ,問題の解答速度,間違えた回数などを分析する。生徒たちの スタディログからつまずきやすい箇所を把握し,そこを重点的にフォローすれば弱点克服 に役立つ。

 また学習進度や理解度に合わせて生徒をいくつかのグループに分け,生徒のレベルに合 わせて学習を進めることも可能になる。理解度が低いグループには基礎的な問題を反復し て提供し,理解度が高いグループにはより高度な応用問題を出すことで,各生徒が自分の レベルに合わせて無理なく学べる。スタディログを知ることは,生徒側にとっても大きな メリットとなる。自身の学習進度やレベルを客観的に把握することで効率のよい学習計画 を立てやすくなる。

(5)「新しい環境づくり」

 こうした施策を可能にするためには,学校における学習基盤づくりが必要になる。しか し,EdTechなどの新しい技術を活用していくためには,学校現場においてのICT環境整 備が必須だが,「1人1台パソコン」に向けての目標や手法も未定である。

 また,子供たちの学び方改革を進めるには,教職員の働き方改革を進め,学校全体に余 裕を生み出すことが課題である。取り組みを進めるにあたっては,次のことが必要である。

① 学校が企業や大学,研究機関,地域社会との連携

② 生徒が自ら所有する端末を用いること「BYOD(Bring your own device)」も見据 えてのICT環境の整備

③「BPR(Business Process Re-engineering)」の手法を用いての事務作業のデジタル 化といった学校改革への取り組み

(23)

④ 教師向けのリカレント教育プログラムの開発と実証の推進

⑤ 魅力ある大学づくりや教員養成のためのICT環境づくり

4 未来の学びコンソーシアム

 2017 年2月9日,文部科学省,総務省,経済産業省は,次期学習指導要領における「プ ログラミング的思考」などを育むプログラミング教育の実施に向けて,学校関係者や教育 関連やIT関連の企業・ベンチャー,産業界と連携し,プログラミング教材の開発や企業 の協力による体験的プログラミング活動の実施等,学校におけるプログラミング教育を普 及・推進することを目的とした「未来の学びコンソーシアム」を設立した。プログラミン グ教育については,従来から,「未来の学びコンソーシアム」として,文部科学省,総務省,

経済産業省の3省が連携して取り組んできた。今般,文部科学省,総務省,経済産業省で は,2020 年度からの小学校におけるプログラミング教育の実施に向けた機運醸成を目指 し,2019 年9月を「未来の学び プログラミング教育推進月間」とし,関係する取組を実 施する。

5 これからの教員に求められるもの

 文部科学省は,2024 年までには,すべての学校で「1人1台タブレット」が実現する。

1人1台の情報端末,電子黒板,無線LANなどが整備された環境で,ICT,デジタル教 科書等を活用して子供たちが主体的に学習進めていく中で教師にも求められるものは,次 のようなことである

(1)「テクノロジーが得意な事」「人間にしかできない事」更に「学校でしか学べない事」

を区別し,学習者にとって最も適当なものを選び,そのモチベーションを高める

(2)「ティーチャー」から「ファシリテーター」や「コーチ」の役割も担う

(3)テクノロジーの活用方法を生徒にレクチャー

(4)教員のICTスキルの向上はもとより,授業に対して明確な課題意識を持ち,その解 決手段としてのICT活用

(5)教員養成段階におけるICT授業展開,研修制度の充実

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I 「未来の教室」へ向けての今後課題

1 重要課題は学校の教員のICT活用能力の向上とICT環境整備

 21 世紀の社会は知識基盤社会であり,2030年頃にはIoT(モノのインターネット)やビッ グデータ,AI(人工知能)などの技術革新による第4次産業革命,グローバル化のさら なる進展が予想されている。新学習指導要領や「第3期教育振興基本計画」答申には,こ うした変化が激しく,予測困難な時代を生き抜いていくために求められる資質・能力が示 された。それを子供達に育む新しい学習活動の実現には,ICT環境は必須である。自治体 にとって,学校のICT環境整備はもはや待ったなしの重要課題である。

 「資質・能力の育成とICTを活用した学習活動を重視する教育への移行は世界的な潮流」

であるとしている。必要な教材がダウンロードできれば端末の機種やOSは問わないこと から,BYOD(Bring Your Own Deviceの略。自分の端末を持ち込んで勉強や仕事に活 用すること)による1人1台環境も実現されている。これはシンガポールの学校も同様で,

子供が自分のスマートフォンを授業や宿題に活用することは珍しくない。一方,日本の状 況は,全体としてはICT環境の整備は進んでいるものの,地域によってかなりの差が生 まれている。ICT環境と教員のICT活用指導力の差が,教育の差につながるといっても過 言ではない。事実,2003 年のイギリスの調査では,ICT環境と教員のICT活用指導力が向 上すると生徒のICTスキルが上がるというデータが出ている。いかに環境を整備し,教 員を育てるかが,自治体や教育委員会トップ,学校管理職のリーダーシップが重要な課題 である。

2 新たな学校文化の創造

 この 140 年間,我が国の教育は大きな成果を上げ,蓄積を上げてきた。これまでの蓄積 を踏まえ評価しつつ,新しい時代にふさわしい学校の在り方を求め,新たな学校文化を形 成していく必要がある。予測できない未来に対応するためには,まず教師が主体的に向き 合って関わり合い,その過程を通して,生徒一人一人が自らの可能性を最大限に発揮し,

よりよい社会と幸福な人生を自ら創り出していくことが重要である。

 これからの子供たちには,社会の加速度的な変化の中でも,社会的・職業的に自立した 人間として,伝統や文化に立脚し,高い志と意欲を持って,蓄積された知識や技術を礎と しながら,膨大な情報から何が重要かを主体的に判断し,自ら問いを立ててその解決を目

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指し,他者と協働しながら新たな価値を生み出していくことが求められる。学校において は,生徒たち一人一人の可能性を伸ばし,新しい時代に求められる資質・能力を確実に育 成していくことや,そのために求められる学校の在り方を不断に探究する文化を形成して いくことが,より一層重要になる。

3 多様な人々の協働によるコミュニティを創る知識や技術を蓄積する場の必要性  これから日本は Society 5.0(人間中心の超スマート社会)を目標に歩んでいく。そこ では情報通信技術(ICT)が縦横に張り巡らされ,物がインターネット(IoT)で繋がれる。

大量の情報が人工知能(AI)によって分析され,効率の良い暮らしが可能になる。これ までのように資源や物ではなく,知識を共有し集約することで様々な社会的課題を解決 し,新たな価値が生み出される「知識集約型社会」が到来する。経済も人の動きもより活 発になり,分散や循環が社会や産業を動かす力となる。そういう未来社会では,多様性や 創造性のほかに,グローバルな倫理観に基づく自己決定力や調整能力が必要とされる。

2030 年の社会は,ICTやAIによるコスト削減と効率化によって,それはもう手の届くと ころにある。これからは学びに定年はなく,生涯教育が人生にいろいろな意味を与える。

働きながら大学へ通い,あるいは大学の持つ情報ネットワークを利用し,年齢に関係なく 能力を高める時代である。大学は学生を含め,多様な人々が集い,さまざまな問題を話し 合い,解決する場として利用されることになる。そして,参加した人々がそれぞれの暮ら しをデザインし,社会や世界に直接間接に貢献できるようにネットで結ばれる。

 ICTやAIとの賢い付き合いを通じて,人々は効率性や利便性によって自身の欲求を満 たすだけではなく,自分の時間を他者と共有して,互いに感動しあえるような創造的な協 力事業に参加することに意義を見出していける。それには,利益を求めず,日本の各地や 世界と結んでSDGsや地球環境へ配慮しつつ,多様な人々の協働によるコミュニティを創 る知識や技術を蓄積する場が必要である。その一つの役割を果たせるところが大学である。

4 人とAIがともに仕事をしていく時代

(1)テクノロジーの発展を止めることは不可能

 自分も使ってみて,どう対応していくか,どうやって上手く使うかを考える方が前向き な姿勢である。むしろ教える大人の側が,対応が遅れているのではないか。大人も楽しん でデジタル機器の使い方を覚えることが望まれる。今後の教育において子供が,AIやIT

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のスキルを身に着けることが大前提である。「AIにできないことは,相手の気持ちを考え る共感力,自分の気持ちを伝える力」この力を子供に育成していくことが望れる。デジタ ル機器を使いこなすことが,読み書きと同じで当たり前の力とされる。AIに触れること で人がやれることが明確になる。実際にAIを使ってみれば,AIに何ができるか,できな いかが分かり,自ずと人間だけができることがわかるのではないか。デジタルについても,

人間力の教育についてもどちらも向上させることが重要である。誰にとっても時代を読む ことが難しいが,難しさはむしろチャンスになっていくとも言える。大人・子供を問わず その潜在的能力を開花させるチャンスだととらえることが肝要である。

(2)AIについて次のようにとらえる

 ① AIは人間の仕事を軽減し生活を向上させるために生み出されたもの  ② AIの登場を後ろ向きにとらえない

 ③ 人間の可能性を高めるものとしてとらえる

 人間は生来の総合判断力,柔軟性,対応力,創造力は進化の過程で培われてきた,機械 では真似できないものではない。加えて,人間は他の生き物と違ってどんなときにも楽し んだり遊びに変えたり,希望を見いだそうとする力もある。IoT・AI時代を,悲観的に見 ている人もいるかもしれないが,いざその時代が来てみたら,その時代を意外と楽しめる のではないだろうか。AIが人間と仕事を共にしていく時代になったとき,どんな産業や 職業が生まれてくるのかを楽しみにして,常に好奇心を持って,新しいことを学んでいく ことが大人にも子供にも大切である。

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(参考文献)

・「デジタル社会の学びのかたち」

 A・コリンズ,R・ハルバーソン 稲垣忠編訳, 北大路書房

・「情報時代の学校をデザインする」C.M.ライゲルース,J.R.カノップ  訳者 稲垣 忠 他,北大路書房

・「人工知能時代を生き抜く子供の育て方」神野元喜

・「人工知能は人間を超えるか」松尾 豊,角川選書

・「人工知能(AI)と授業」授業ネットワーク 編集長:藤川大祐,学事出版

・「無理なくできる学校のICT活用」長谷川元洋,学事出版株式会社

・「10 年後,君に仕事はあるのか?」藤原和博,ダイヤモンド社

・「AI時代の人生戦略(STEAMが最強のぶきである)」成毛 眞,SB新書

・「未来の年表」河合雅司,講談社現代新書

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(引用文献)

・文部科学省:教育の情報化加速化プラン~ICTを活用した「次世代の学校・地域」の 創生~平成 28 年7月 29 日

・文部科学省:学校教育の情報化の推進に関する法律

・文部科学省教育課程企画特別部会 論点整理「2030 年の社会と子供たちの未来」

・文部科学省:統合イノベーション戦略推進会議(第4回)

・文部科学省:グローバル化と教育に関して議論していただきたい論点例

・文部科学省:Society5.0 におけるEdTechを活用した教育ビジョンの策定に向けた方向性

・文部科学省:初中教育ニュース(初等中等教育局メールマガジン)第 335 号(平成 30 年 6月 22 日)

・文部科学省:Society5.0 に向けた人材育成

・文部科学省:「新時代の学びを支える先端技術活用推進方策(最終まとめ)」

・国立教育政策研究所:OECD生徒の学習到達度調査(PISA2015)のポイント

・「幼稚園,小学校,中学校,高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必 要な方策等について(答申)【抜粋】/平成 28 年 12 月 21 日 中央教育審議会」

・経済産業省「未来の教室~learning innovation~」ビジョン

・経済産業省:「未来の教室」とEdTech研究会第 1 次提言

・経済産業省:「「未来の教室」とEdTech研究会」第 2 次提言,「2020 年代に向けた教育 の情報化に関する懇談会」最終まとめ

・経済産業省:令和の教育改革に向けた,「未来の教室ビジョン」

・国際開発センター:グローバル化時代の国際教育のあり方国際比較調査

・総務省:若年層に対するプログラミング教育の普及推進事業

・総務省:未来の学びコンソーシアム

・総務省:学校におけるICT 環境整備

・内田洋行教育総合研究所:意外と知らない”21 世紀型スキル”(vol.2)

参照

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