論 説
手 形 償 還 請 求 権 と 手 形 金 請 求 権 の 時 効
曽 我 部 豊
は じ め に
手形の主霧逆対する請求権が時効にかかった場合に︑その手形の遡求権はどうなるかについて・蓼の学説.判例がある.﹂とに鑑みて︑先づ遡求の嚢や法的結果について私なりに考察し︑さらに手形の時効とどう関連するかについて検討を試みました︒以下私の考察したことの一端を述べる次第です︒
劇遡求制度について
手 形 は 振 出 人 又 は 支 払 人 に よ り 裂 け ら れ て 支 払 わ れ る こ と を 予 期 し て 藩 す る の で あ る が ・ ンあ 予 期 に 反 し て 引 受 又 は 支 禁 拒 絶 さ れ ︑ そ の 他 支 払 人 又 は 振 出 人 の 饗 力 謹 よ っ て 支 払 が 不 肇 と な 垂 簑 生 じ た 場 合 に は ・ 所 持 人 た る 後 者 は 薯 に 対 し て 償 還 請 求 を し て ︑ 蟻 に お い て 手 形 の 支 払 を 受 け た の と 同 様 の 経 済 的 効 果 を 収 め よ う と し ・ 遡 求 に 管 て 支 払 詑 て 手 形 を 取 戻 し 薯 は さ ら に 前 謹 対 し て 覇 求 を し て 同 様 の 讐 的 黎 を 得 よ う と す る の が 手 形 の 黎 制 度 で あ る . 遡 求 と は ︑ か よ う に 遡 嚢 響 に 遡 求 金 額 の 蜷 藷 求 す る こ と で あ る が ・ 遡 毒 利 護 第
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163
騰 灘 霧 繋 纂 灘 灘 筋灘 欝 塗雛 難 い講 難 鱗 既 雛 舞 鍵 鷺 欝 舞 る脚 は遡 求ー
前者に対して速かに饗原因の発生を通知する霧を負うものとした(手形法四五条七七条‑④).けだし.あような︑
通知があれば・償還霧者としては︑黎享想し養金を鶴し︑あるいは速かに手形の受戻償還(手形法五︒条‑
嚇 灘 購
手形償還請求権と手形金請求権の時効
して彼2削者に鐘求する.﹂とができるのである(手形茜七条皿︑七七手④)︒遡求はかくして・究極において手形の支払義務者たる引受人又は約束手形の振出人に至るのである︒
裏 書 人 等 遡 求 霧 者 は ︑ 主 た る 霧 者 と と も に 合 同 し て 手 形 金 支 払 の 責 任 を 負 う (手 形 茜 七 条 ‑ ・ 七 七 条 ‑ ④ ) ・ 禽 責 任 を 負 担 す る と は ︑ 霧 者 が 各 独 立 の 霧 を 轟 し ︑ 数 人 の 霧 者 の 中 の 全 部 又 竺 部 の 者 に ・ 同 時 ま た 績 次 に ・ 全 部 又 竺 部 金 額 の 履 行 を 噴渠 す る .﹂ と が で ぎ ︑ 又 あ る 者 に 請 求 し た 後 霜 手 を 変 芒 て 他 の 者 に 請 求 す る こ と も で ぎ ︑ そ し て 数 人 の 霧 者 中 の 天 が 弁 済 す れ ば 他 の 霧 芝 対 す る 繧 者 の 権 利 を 護 芒 め る こ と で あ り 運 鍵 任 に 類 似 し て い る ︒ し か し な が ら 籔 霧 者 の 天 に 請 求 し て も ︑ 他 の 霧 者 に 対 し て 請 求 の 効 力 が 及 ぼ な く ・ ま た ・ 義 務 者 の 天 が 弁 済 し て も ︑ そ の 者 の 後 者 の 霧 が 消 滅 す る だ け で ︑ 前 者 や 主 た る 霧 者 の 霧 は 存 続 し ・ 究 極 に お い て 黎 手 形 の 振 出 人 又 は 裂 人 に 至 る 点 に お い て 連 婁 任 と 糞 な る ︒ さ ら に 籔 霧 謹 雷 釜 の 霧 を 負 担 す る が ︑ 全 霧 者 に と っ て 霧 の 発 生 原 因 書 任 の 範 票 必 ず し も 里 で は な い ・ 例 ︑え ば 引 受 人 と 響 人 で は 霧 の 発 生 原 因 が 異 な り ︑ 金 額 を 制 限 し た 保 証 人 と 他 の 一 般 簸 霧 者 で 箋 任 の 範 囲 糞 な る ・ さ ら に 遡 求 義 薯 間 に は 負 担 部 分 が な く 結 局 主 た る 霧 者 の 全 部 的 責 任 に 帰 着 す る ︒ か く の 如 く 合 同 蓬 と は ・ 真 正 の 諺 霧 で は な く ・ 不 真 正 連 震 務 で あ る ︒ な 糞 同 振 出 人 や 蕎 壽 人 の 謹 ξ い て も ︑ 上 述 し た 手 形 の 讐 上 商 法 五 = 条 ‑ の 適 用 は な い も の と 解 釈 し て 不 真 正 羅 霧 と 解 せ ら れ る (昭 三 六 ・ 七 二 三 裏 高 判 肇 五 巻 充 八 二 頁 )・ か か る こ と は 手 形 制 度 の し か ら し め る .︑ と で あ る が ︑ 所 持 人 は そ れ ぞ れ の 簑 義 薯 に 対 し て ︑ そ れ ぞ れ 手 形 を 呈 示 し て 請 求 し ・ 究 極
において主たる債務者に及ぶ必要がある︒働簑 霧 者 が 籔 籍 者 か ら 蜷 請 求 を 受 け た 場 倉 は ︑ 支 払 に 際 し て ︑ 手 形 ・ 叢 を 証 す る 記 藝 し た 計 蕃 ・ 及 び 原 則 と し て 拒 絶 証 書 の 交 付 を 求 め る ︑﹂ と が で ぎ ︑ 讐 金 額 の 彦 と こ れ ら の 嘉 の 交 付 と は 同 篇 行 の 関 楚 あ 鵬
る・拒絶証書の必票理由は・遡求製も有価証券としての制肇あるから︑遡求の形藷要件が具備している.﹂と燗
を証明し・適法隻払呈示のあったことの葎上の推定を受けるためであり︑計塁目の交付を必.要とする器は︑二
重の遡求の危険をさけるためである・手形の交付を受ける理由は瑳董の琵嗣求の農をさけるだけでなくて︑特に
勧
手 形 を 聖 戻 す こ と ξ て ︑ 募 が 以 前 に 芒 て い た 手 形 訪 権 利 者 た る 地 位 に 一戻 る ア﹂ と に よ っ て ︑ 嘉 求 す る 権
利及び主たる債務者に対する手形上の権利を取得するためである︒
それ故に簸義薯の支払霧の履行には︑単に証券の裂のみならず彼が再禦に必票総べての藪︑即ち手形
計算書・及び拒絶証書の引婆琴ることが必要なのである.このような観点から墜削の統一ドイッ手形条例(Dw
︒)は・完全な状態の証券及びその他の必要な総べての書類が遡求霧逆交付されることが遡求の要件であるとの
趣旨から・禦霧者は・右の証券・姦の引邊対してのみ︑支払をなす霧を号ものとした︒其後︑堕迭E
wG)にな乏及んでその趣旨窺定の上でやわらげられて︑肇な証券の返還が遡求の条件だとは規定芋に︑た
だ遡求霧者は・姦と引換に手髪び拒絶証嚢び支払を証する計籍の交付を請求する.︑とができる巳.規定して
い瓠)(手形法五︒条‑・七七条‑④)・したがってその謹関しては︑償還義務者籍証券の交付を姦と引換にの套硝求
すること奮来・芳その場合後羅利者は︑支払を濡︑た藷証券の引渡と交換にの軽湘求できるレ﹂ととなっ
終 藤 難 難 綜 競縫 難 雛 襲 蒙 棚鉾 舞 難
し た 手 形 に つ き 遡 求 権 の 行 繧 で き な い . さ ら に こ れ ら の 芝 関 連 し て 償 装 薯 の 琵醐 求 者 に 対 す る 抗 弁 の 問 題 が 生
じ 郁 手 髪 受 戻 し た 醤 人 そ の 他 の 黎 義 務 者 は ︑ 邑 の 霧 が 消 滅 し た y︑ と を 示 し ︑ 自 己 を 外 塑 穰 者 と し て
証 明 し ・ 次 の 請 求 姿 全 な ら し め る た 匙 ︑ 自 己 及 び 後 者 の 蕃 を 抹 消 す る こ と が で き る . な お .︺ れ を 抹 導 ず 箋
手 形 償還 請求 権 と手 形 金 請 求権 の時 効
戻の事実を証明して遡求権を行使することもできる主磐解釈されている(手形法五〇条戦七七条‑④)・遡求薯は反対の記載のない限り︑その前者の天を支払人とする一覧払手形を振出して・遡求をなすことができる(手形法五二争︑七七条‑④)︒この戻り手形は︑遡求権利者が割引によってこれを現金化する便宜のために認められたものである︒さらに遡求義務者は償還請求されない前にみずから進んで償還をして拒絶証書および計讐とともに手形を受げ戻す権利を有する(手形法五〇雫︑七七条ゐ﹀)︒この償還義薯の受戻権にょり霧護受戻にょる利息と費用の増大を防止し︑さらに前者への再遡及を速かに行なうことができる︒遡求の要件が備わっている以上手形所持人は償還霧者の受戻を拒むことを得ない︒この霧者の償還権は︑遡求に便宜を与える為の制度と蟹れる・
なお︑﹂の簑権を諄るのは償還霧者であり︑したがって引受人や約束乎形振出人は主たる債薯であって︑本条
の償還権者ではないが︑弁済の提供をして手形等の交付を請求できると解する︒
以上のような遡求の制度は︑手形が不婆なった場合に手形金を回収するための制度であるが・特に遡求霧につ
いて︑手形が不渡になった場ム・の三次的債務Lであるとし︑又は引受人又は振出人の主たる債務に対する﹁従たる債務﹂であることが指摘されており︑これξいて糞論のないことである︒しかしながら以去べたごとく・遡求制度は所持人を保護し︑権利行使に鯉髪与え︑共同債務関係を円滑ならしめ︑遡求の晶を農させるための制度
で あ り ︑ し た 遮 て 遡 求 も 手 形 制 度 の 奪 あ り 差 手 形 上 の 制 肇 輪 . し か も 遡 護 手 形 金 を 回 収 す る た め の 原
則的な制度であり︑手形法の理念からいっても機能的に髪る事故の後始委するというだけでなくて・償還義務者の地位を考慮してその利益を尊重すると共に︑所持人の保護を計って償還に便宜を与え︑法解釈にあたっては・遡求が 満 礪 関 係 の ; の 制 肇 あ 尋 ﹂ と を 鳶 し て ︑ 取 引 的 に も あ る 程 度 ゆ と り を 持 た せ る 余 地 が あ る の で は な い か
と考える︒(3S3)
Is7
(1)冨8げ営妻①9器胃属巳Q弓o冨oζ8匿・一綜①・ω・Q︒09
(2)=躍8ぎ甥oo窪畠虫♂︿o詳醤噂繭①3り一〇﹀鋸Pω・お・
(3)田中(誠)・手形小切手法詳論下六五九頁︑竹田︑手形法小切手法}七四頁︒
(4)智oOげ一冒PPO;Qo.ooO㊤.QQ一P
(5)(6)}§耳巾・帥b二ω・︒︒δ・
(7)匂§耳'・.ドρ・ω.︒︒一N・
(8)ロロ窪日げ帥鼻士虫Φ善筈一"堵①︒げ器侭︒器訂暮岱ω9︒︒凝窃Φ賛一・︒﹀β{r>﹁"㎝O>旨夢0.
(9)田誓げ婁.寄{①§・匡曽帥・pò﹀・r8>冒・冒
(m)智89器・ρ・ω・︒︒8・
(11)高窪・手形小切手法通論二八一頁︒
(12)後述三参照︒
(384) 168
二 償 還 義 務 履 行 者 の 地 位
手形を譲渡した裏書人が償還霧者として︑所奨の請求に応じて手髪受け戻すと︑再びその手形上の権利を取
得する︒この場合の手形上の権利の再取得の法的構成については説が分れている︒
篁説は償難よって手形隻け戻す者は︑その最初の法的地位轟び戻り︑そして彼の手形によるもとの権利を
行使するとする・これを権利復活説と称する︒これにはさらに二説がある︒すなわちA説では︑肇目人は裏圭田によっ
て終局的に手形上の権利を失うのではなく︑償還をすることにより再び其の権利を回復するのであり︑.あよう籍
果は裏責の権利が裏書によって終局的に失われないことを前提としなけれ鐘解できないことであり︑すなわち
裏夷の手形上の権利は手形の嚢によって休止の状整入るが︑償難よって手形を回復すると共に権利行使出来
手形償還請求権 と手形金請求権の時効
る状態に復するものであるとする((←権利休止説)・
B説は︑償還をなした者特に裏書人は手形の受戻償還によって︑被償還者の有した権利を承継するのではなく自己
が裏書以前に有していた地位を回復するとする︒従ってその有する権利の範囲は︑償還者が裏書以前に有していたも
のと同一である︒その場合の裏書人の手形債権の喪失は絶対的ではなく︑手形の受戻を法定の解除条件とするもので
ある︒そして償還者が先ぎに裏書をする際には︑引受人はまだ存在せず後に引受を生じた場合においても︑償還によ
ってもとの地位を回復すると共に手形所持人たる地位を取得する結果として︑当然に引受人に対する権利をも取得す
るのであり︑したがって償還者の有する手形上の権利の内容は︑裏書以前に彼が有したものと同一であり︑ただ遡求
金額は手形法第四斐の定めるとこ乏よる︑と壼Φ響は元来条件を附することを得ないが(手形法三条‑・七七条1①)受戻(手形法四三条︑七七条1④)は法定条件であるゆえ︑裏書の単純性とは矛盾しないとして︑多くの学説
がこれを支持している︒
フック教授はこのことにつき︑停止条件説に基づき次のような見解を示している︒すなわち︑裏書の担保的効果と
して︑各前者が総べての後者に責任を負担し︑そして各後者はその前者の債権者であるような人々の連続が形成され・
それゆ︑兄︑現在の所持人が債権者であるだけでなくて︑将来の所持人も債権者であり︑したがって後者が前者から支
払を受けると︑前者の債権者的権利が再び発効する︒その場合に︑後者たる被裏書人が支払と引換に彼の権利を前者
に譲渡するのではなくて︑受戻の結果︑以前の手形裏書によって停止されていた裏書人の権利が復活する︒この理論
は法解釈上実際的意義を有し︑そのことの例として︑引受人Xが所持人Bへの支払を拒絶し︑続いて破産した場合
に︑Bの償還請求に応じて手形を取り戻した前者たるAは︑Xに対する負債に対して︑Xに対する請求権で相殺しよ
うとする︒その際に︑彼がXに対する請求権を︑彼がBからの償還に応じた時点で新しく取得すると解するのならば・
0385) 169
KO破産法五五条2号(日本破産法一〇四条3号)により相殺することはできないが︑彼の以前の︑Bへの裏書以前か
らすでに存在していた請求権が復活するので相殺は可能であると解釈される︒裏書人は手形が償還されず又は拒絶証
書期限の経過により不利益を受けてない限り︑手形関係から完全に除去されてはいなく︑彼は後者たるBにより償還請
求される訳であるが︑その時にはAの前芝償還請求できる事を考慮しなければならない︒Aが停止条件付とはい︑瓦︑
債権者として残っているという解釈はかようの法的地位に対する理論的表現に過ぎない︒このような解釈は技巧的で
はなく︑裏書人が手形関係の中に残っているという事と一致する︒そしてそのような構成は︑手形を償還請求によっ
て再取得する裏書人に対して原則として︑被裏書人に対する抗弁が︑彼がそれを知っている時でも︑その対抗を受けな
いこと・又再取得した者に対する抗弁は︑被裏書人に対しては許されなかったにもかかわらず︑その対抗を受けると
いう事と一致し︑さらに彼がその嚢を抹消する.﹂とのできる事は(手形法五・条璽︑七七条鏑)︑彼の竪剛の手形上の
権利が・あたかも全然裏書されなかったのと同じように復活したことを示すものであるとする︒かくの如くフック教
授は・停止条件附で残っている裏書人の権利が手形の償還によって復活するという構成を︑法律問題の実際的解決に
適しているとする︒
償還義務履行者の地位に関する権利復活説について私見を述べると︑先ずA説の権利休止説については︑取戻償還
する裏書人が﹁手髪回復すると共に権利行使出来る状態覆する﹂ことは︑手形の所有権が手形去権利と分離し
て番譲渡されるこ妄認める結果となり︑かεては︑裏書が原則として手形の所有権鰯いまってのみ権利移転
を生じる法的事実(手形法=条︑七七条‑①)とあまりにもかけはなれてくると思うのである︒
B説中の解除条件説については特に︑支払をした保証人又は参加引受人の権利は新たな取得であることと調和しな
いことは当然認められることであり︑この説の妥当する範囲は広いものではない︒さらに償還者の権利復活の事実を
Cass)
170手形償還請求権 と手形金請求権の時効
説明する場ム.に︑籍菱の解除により復活すると解するよりも︑停止された権利覆活すると解する方が条件成就する以前の権利の説明として実際に合っていると思うのである︒
B説中のフック説は屡条件説によって説明しているがω支払をした保証人の権利薪た叢得であること等その適用範囲の狭い.︑とは屡条件説の髪・と全‑同じである.②裏灘引受が行われた馨の裂人に対する権利取得の理由を説明でぎなu︑とも同様である︒但し覆活Lの語を努的に解して︑裂人・及び其の他の鍵霧芝対する籍を取得する.﹂とをも復活の語の中に含めて解釈すれば理解できない訳ではないが・そのよう蓮解のし方は権利の弾力的復活の面のみの説盟終り︑償還によって具体的最得する手形上の権利の説明を省略したこととなり・取戻償還の法的性質を魑とする限りにおいて権利移転の客観的妻の説明を欠いたこととなる・翼書人に対する抗弁制限の理由を説明できるかξいては︑フックは︑以前の権利が復活するという萎は被蕃人に対する抗弁がその対抗隻けない.︑とと薮すると解して居り︑抗弁制限を以前の権利の復活の中に含めて疑しているようである︒しかし抗弁制限は︑手形の法による移転の葦であると説明することもでき︑その方が具体的であ蘂何となれば遡求はかつて手形を所持した者即ち裏書人への請求であると港手形の移転奏書するからである・第二説は以去ようなもとの権利が復活するとする説と畢り︑取倭還によ薪たな権利を取得するとする・この説は権利復活説を批判することから出発する︒すなわち︑審謬により嚢又はその権利を失うかについて・D審人はその権利を失う.︑となく︑ただ裏書人の籍と被響人の権利とは併存するが・手形を所芒な籍果その籍を行使できないこととなるが︑後に手形の所持を回復するともと通りの権利を甚しうるとする籍休止説と・働②手形箋戻を屡条件として移警れ︑讐人の受戻蟹により︑もとの権利が灌するが・これは新たな手形取得ではないとする籍復活説と︑讐らに︑受戻による彦の取得薪たな手形取得であるとする説があり・これらm
の諸説は︑主として受戻者がもとの地位壷いて手形上の権利を回復する.︑とを説明するための法律構成論であり︑認
㈹の新取得説が最も無理のない説明だとする︒
その理由とするところはA説ξいては︑裏書人の権利壷峯同人の権利も併存することを認めるもので理垂成脚
り立ち得ないし・又この見蟹よると戻裏書の場盒もこれと全く同じことになってその点も不都合であるとする︒
B説ξいては︑条件の効力は獲しないから受戻をした塁白人に対する抗弁制限の理邊説明できないし︑あるい
はま糞書後に裂が行われた場合の引受人に対する権利取得の雷を説明できな聖する︒なおその他︑支払をな
した保証人又は参加支払人の権利の取得は新たな取得である事実と調和しないとする︒
フック・カナリス教授は︑償還によって手形を受け戻す者は再びもとの法的地位に戻って手形によるもとの権利を
行使するとの支配的学説はとりえないとし︑受戻遡求の体系的説明の為に.﹂れに代りうるのは︑弁済藁け拳形所
持者から受戻す者への請求権の︑法による移転・塁き①急げ︒§頒として構成する見解であるとする︒.﹂の構成
は・弁薯の代位等の場合における法窪よる移転と同じであり︑もとの権利の復活説よりも︑適轟囲が広いので
あり・償還する者が以前に手形による請求権を有しなかったにかかわらず遡求権を取得する場合︑例・譲手形を引受
の前に発行した振出人・手形保証人や参加支払人︑又は手形法八条による無権代理人の擾・の如くであるとする︒実
際上の問題について彼は次の習について払姻証する︒ω破産相殺ξいて︑手形を受け戻した手形霧者は︑請求権
の債務者が手形受戻の前に既に破産していた場合でも︑な餐o破産法五五条皿(破産塗〇四条皿参昭⁝)に反して受
戻によっ最得され藷求権と相殺するソ﹂とができる理由ξいて︑取戻す者の以前の請求肇復活するからだとし︑
又取り戻す者が破産開始の前に既にKO五四争(破産法九九条参照)の音義における条件付き請求権を持っているか
らだと一磐説明されているが︑かかる説明はこの説をとる限り︑必要でもなく適切でもないとする︒何となれば︑
手 形 償還 請求 権 と手 形金 請 求権 の時 効
元来保証人は︑主たる債務者の財産に対して破産手続の開始の後始めて債権者に支払った場合でも相殺できるのであ
り︑その保証人は破産開始の前に理由づけられた請求権を行使するのではなくて︑BGB七七四条(民法五〇〇条参照)
によるところの法による債権移転による権利に基づいて相殺するからである︒かくしてKO五五条nが適用されない
という結論において︑支配的学説と同じであるが︑そうなる理由は︑結局KO破産法五五条皿の立法趣旨にあり︑すな
わち破産開始の後相殺出来る地位の人工的︑しかも場合によっては通謀による作為を防止することがその目的である
が︑そのような危険性は︑相殺する者が破産開始前に存する義務に基づいてその債権を取得する限りにおいて存在し
な い の で ︑ K o 五 五 条 皿 の 制 限 的 解 釈 又 管 的 論 的 解 釈 に よ り 同 条 の 不 適 用 が 肯 定 さ れ る と す 菊 ② 蟻 に お け る 抗
弁切断の問題について︑この説は有効であるとする︒すなわち結論において一致した見解として債務者は取り戻す者
に︑原則として裏書以前に有した抗弁を対抗することができ︑そしてそれゆえに取り戻す者は彼の後者における人的
抗弁切断を主張することができないことである︒さらに︑後者による善意取得も︑取り戻す者にとり︑もし彼が裏書す
る前に無権利者であったならば彼の役には立たない審である︒判例は︑取り戻す者はその以前の法的地位に戻るとい
うことによってその事を説明している︒しかしこのような法律構成は取り戻す者は再び無権利者となるということで
あり︑かようの構成は一般私法的であり︑特別的手形法的ではない︒しかし︑取り戻す者は物権法的取戻人とは違って︑
しかも法律行為によってではなく︑法によって取得するものであることを認めるかぎりにおいて︑善意取得保護及び
その限界を認める法解釈は︑難なくこの問題に転用できることとなる︒また取り戻す者は原則として彼の後者に基づ
く抗弁も対抗を受ける必要はないが︑その理由として︑権利復活説を必要としない︒それはむしろ共同債権法の原則
である︒それゆ︑兄所持者が手形債務者にその債務を猶予し又は免除し︑そしてそれにもかかわらず手形債務者の後者
に請求する場合には︑その者は原則としてその者のすべての前者に償還請求しうる︒ただし︑抗弁が︑手形債務全部
(389)
173
ロ
を消滅せしめる場合にはそれによって共同霧関係それ自体が︑またしたがって遡求請求権の基礎が消滅する︒㈹償
還義務がないのに手形を受け戻した場合にも手形法四七条皿・四九条(七七条ゐ)による償還請求権があるかの問
題ξいて︑判例は受戻人が以前に所持人であった場合ξいて以晶削の手形請求権が復活する.とを理由としてその
ことを肯定する︒それによると例えば不担保文句又は遡求権喪失の故に自己に責任の無い場合でも手形法五〇条(七
七条‑④)により受け戻し︑続いて手形法四七条皿・四九条(七七条④)によりその前芝独漿できる.﹂ととなる︒
しかしながらこの見解には従えないとする︒何となれぽ四七条皿も五〇条(七七条1④)も手形上の債務者に対して
のみ有効であるので法の明文に反することとなり︑また自由意思で手形を取り戻す者は償還請求の特権︑特に四九条
(七七条‑④)による再遡求の余地が原則的にないので︑かかる見解は法の目的とA・わないからである︒但し手形法六
三条(七七条1⑤)にょる参加支払のみは差支なく︑法にょる移転の理論の正当さを証明する︒それゆ︑兄義務なくして
手 形 を 受 け 戻 す 者 は ︑ 法 律 行 為 的 に 護 を 受 け る ほ か な く ︑ そ の 遷 は 手 形 法 二 ︒ 条 ‑ ② (七 七 鯵 ① ) の 指 名 穰
譲渡の効力によるべきである︒そして事務管理又は不当利得に基づく償還請求権が認められるとする︒ω隠れた手形
保証即ち単なる保証の為の裏書の場合に︑裏書人は手形の所持人ではなかったが手形上の責任を有することの理由と
して︑取戻人の以前の手形上の権利の復活にあるとするならぽ︑論理的には彼の取戻償還を否定すべぎこととなる︒
これに反して取戻償還を法にょる移転であると解するならば保証裏書の趣旨と調和するので︑妥当な解決となるとす
華⑤手形が裏書譲渡等にょり前進する墜は原則としてドィッ民法四Q一条またはその準用にょり担保撃取得者
に移転すると解される︒何となれば裏書にょる手形の譲渡は手形請求権のなめらかな譲渡よりも弱い効果を持つこと
はできないからである︒同じ事が手形の取戻に際して妥当するか︑又如何なる前提の下においてであるか︑判例にょ
ると・もし当該担保権が手形前進の際に既に取戻人に帰属していたのなら肯定でき︑もしそうでなかったのならば取
C3so)
174手形償還請求権と手形金請求権の時効
戻人は当然その担保権を取得できない︑何となれば取戻人はその際以前の法的地位に戻るからであるとされている︒
これに対して法による移転という構成をとれぽドィッ民法四一二・四〇一条にょり取り戻す者は原則として事後発生
した担保権をも取得することが理解でぎるのであり︑このような結果を生むことは長所を有するとす華
第二説の権利新取得説について私見を述べるとこの説は︑権利復活説を種々批判した結果多数の支持を得ているが︑
手形上の権利の新たな取得が償還義務履行者の地位を説明する場合の基本的な事実の一つであると考える︒何となれ
ぽ取り戻しは以前の権利を原状のままで取得するのではなくて︑その時の手形上の権利を取得するからである︒また
償還に応じた保証人等の法的地位を説明することもでぎて広い範囲に適用する事ができる長所を有する︒但し単なる
権利の新取得というだけでは︑裏書人が手形を償還した場合の説明としては︑かかる遡求義務者への遡求の意義が充分
に把握されていないので︑かかる狭義の遡求の場合には﹁法にょる受戻移転﹂として理解すべきものと思うのであ(縛︒
その理由は裏書人は︑遡求義務者として裏書の時点においてすでに担保の機能を果しながら手形関係に参加している
のであるが(手形諮︑二条︑七七手④)︑その霧藁した場合には︑それを匙として・前護償霧求する権利が
あると解せられ︑四七条皿(七七条1④)の法文上も﹁手形を受戻したる裏書人は﹂とあり︑さらに七〇条皿(七七条
1⑧)に﹁手形の受炭を為したる日﹂と規定されているとおり︑償還の場合に︑単に手形を取得するのみならず裏書
人による受戻を前提としている︑と解せられるからである︒しかも前者に遡求する権利があると解せられるのは・た
とい停止条件的であってもそのような再遡求の権利のないところに遡求の義務はないからである︒したがって彼は新
た な 手 形 上 の 籍 取 得 を す る と 共 に か よ う の 籍 を 有 す る 董 ︑ 以 前 の 地 位 に お い て 手 形 上 の 権 利 を 回 復 す る も の と 働
解せられるからである︒即ち︑受戻人は法にょる受戻移転によって以前の地位において手形上の権利を回復すると解する・備
フヅク.ヵナ艮の説ξいては償還の大部分の場合の法的讐を︑﹁弁済を受け享形所薯から受け戻す者への描
請求権の法にょる移転﹂として説明しようとする︒ω先づ破霜殺ξいて︑元来保証人はBGB七七四条にょる弁
済者の代位(民法五・・条参照)によって主たる霧者の財窪対して相殺できる.︑とと︑K︒破嚢五五条皿(破産働
法δ四条皿参照)の立法趣旨にょり︑K・破産法五五条皿の適用がないゆ︑箱殺可能であるとするが︑.﹂れξいて
は・法にょる受戻移転によって以前の地位において手形去権利を回復した故に︑手髪受け戻した霧種︑請求
権の債薯が手髪戻の前に既に窪していた場合でも受戻によって取得された請求権と相殺できると解しても里
の董が得られることになると思うのである︒②償還における抗弁に関して︑自己の裏覆受戻前の所奨に対する
抗弁は法による取得のゆをその対抗を受けないこと︑また償馨自芝対する人的抗弁は彼自芝対する抗弁だか
ら対抗を受けることも首婁恥・また手髪慧取得した後者から取り戻す者が塁田すゑ馴に無権利者であった場
盒も・法にょる手形取得であるから︑手形上の権利を有することも異論のないと.塔である︒鴇還霧なくして
手形を受け戻した場合に︑その取得は法にょる移転ではないので︑債権蓑によって譲婆受けるべきであることも
首肯され華㈲隠れた手形保証をした者が︑償還に応じた場合︑法による移転があったと解しうることにも蔑する.
⑤裏書と共霧転した担保権が︑遡求にょる蟻の際にも︑法による移転のゆ︑を︑手形取戻者は︑原則として覆
発生した担保権をも取得することは首肯される︒
以上フッぞヵナリスは手形讐に関して注是値する見解を示している︒特に上述の②㈲ω㈲の問題ξいては
全くその効果をあげている.ωξいても従来の学説と同様に螺をあげているが︑上述したゾ﹂とく︑狭義の受戻に
ついての法的性質も︑参考になる場合があるのではないかと考える︒
手形償還請求権と手形金請求権の時効
(‑)松本・手形法一山ハ六ー‑七頁︑懲㌔
鉋 解 簸 鴫 轟 鷲 藷 葬 い辱 噸 小 切 手 法 概 論 四 {︑ 七 冥 由 尾 藝 形 法 論 三 八 葦
麗 難 蟹 離 ︑. . 零 .瓢 冨 ︒凶. .亜 : ・節 ¢ .ρ 竹 田 . 手 形 法 小 望 肇 葦
(6)六詳遡︒〒葦同實鈴木.手形法小切手法二三四暮肇形法小切手塗垂三真田中(誠)・諺小切手藷下
(7 ) 鈴 木 . 前 掲 ≡ 四 頁 ︑ 田 中 (誠 ) ・ 前 掲 六 六 責 ・ 等 ・ ( 8 ) 竹 田 . 前 塑 七 七 人 頁 ︑ 田 史 誠 ) 箭 掲 六 六 責 ・ 箋
(9)竹田.前掲一七八頁︑菅原・前掲五三頁︒
(10)頃賃9騨○爵瑠貫Pロ・ρ噛ω・一〇9・中・(11)出螺9窄09昌帥凱自︒鳩麟・勲O二ω.一8断'(12)鵠¢9犀6帥昌碧β帥̀Pρ旨ω噸 ミh(13)出器o犀6加ロ母登鉾僧.ρ℃ω.一8.(14)鵠幕6犀60嵩鍔凶︒︒℃m.騨O:oゆ.一〇Q︒撞
(15)踏環麓㌍O脚昌賃一︒ゆ'鉾鱒.ρ︑ω●一8・(16)0&ぎαq導≦臼仲鵠営①舞9算一りQ︒O瀞oòδ.(η)︒鼠剛謁るドρφ︒翼轟謬蕃華窟欝鴨塁鼻p舞
( 81 ) 鈴 木 . 前 掲 二 九 九 頁 注 ( 一 六 ) ︑ 田 中 ( 誠 Y 前 掲 六 さ 責 ・
( 19 ) 竹 田 . 前 掲 一 七 九 買 ︑ 鈴 木 ・ 前 掲 二 九 九 頁 ︒
( 20 ) 後 述 参 照 ︒
(393) 177
鷲B 三 手 形 債 権 の 時 効 と 裏 書 人 の 償 還 義 務 穣 雛 難 蕪 鍵 蝶難 働 難 繋 雛 鍵 難 雛 雛 幽欝 鍛
へむ
離 灘 難 織 欝
従ったためであり・時効の効果の蟹の上で商法圭変更はない筈である.
手形償還請求権と手形金請求権の時効
主 た る 霧 者 ︑ す な わ ち 裂 人 ま た は 黎 手 形 の 振 出 人 に 対 す る 手 形 金 額 請 毒 が 時 効 に 罹 っ た 場 合 に ・ 手 形 の 遡 求 霧 謹 時 効 を 抗 弁 藷 と し て ︑ 償 還 霧 の 履 行 を 免 れ る こ 奈 で き る か ξ い て 覧 解 が 分 れ て い る ・ 先 づ 肯 定 説 は ω 簸 義 薯 の 償 還 霧 は 消 滅 す る ︒ 何 と な れ ば 償 還 霧 者 は 有 効 な 手 形 と 引 換 に の み 償 還 を な す ぺ ぎ も の で あ る か ら ︑ 差 る 霧 者 が 霧 を 免 れ 乏 至 っ た 後 贋 還 霧 は な い か ら で あ る と 施 ︑ あ る い は 簾 霧 の 二 次 的 ・ 補 充 的 性 格 ︑ 及 び 償 還 霧 者 が 有 効 な 手 形 と 引 換 に の み 繁 を す る 点 か ら ︑ 償 還 霧 は 消 滅 す る 射 罷 ・ ② あ る い は ・ 手 形 法 五 〇 条 (七 七 条 ‑ ④ ) の 裂 に 適 す る 有 効 な 手 形 の 交 付 奏 す る 点 及 び 餐 霧 の 従 た る 欝 か ら 償 還 霧 も ま た 消 滅 す る が ︑ そ れ と 同 様 に ︑ 主 た る 債 禁 時 効 に よ っ て 消 滅 し た と き は 籔 漿 権 も ま た 消 滅 す る と 解 す る の が 多 数 説 で あ る が ︑ 諸 般 の 蕎 か ら 多 数 説 の よ う に 解 す る の が 妥 当 で あ ろ う と (巳 ︑ あ る い は 従 た る 権 利 で あ る 遡 求 権 も 当 然 同 時 に 消 滅 し ︑ .︑ れ は 主 た る 権 利 に つ い て の 時 効 完 成 の 間 接 的 効 果 で あ る と す (祝 ・ さ ら に 翻 求 権 を 行 使 す る に 錘 全 な 手 形 を 嚢 す る .︑ 誌 要 す る 結 果 ︑ 手 形 所 持 人 は 遡 求 肇 失 う こ と と な る が ︑ こ れ 綾 藩 求 禁 時 効 に よ り 消
滅するわけではないとする︒以 走 対 し て 手 形 霧 の 独 立 性 を 重 視 し て 主 た る 債 務 の 時 効 は ︑ 償 還 義 楚 影 響 を 及 ぼ さ な い と の 説 が あ (雛 ・ す な わ ち ︑ ω 手 形 の 主 た る 霧 と 籔 霧 と の 間 に 呈 霧 と 保 証 霧 と の 関 係 の よ う 奎 従 の 関 係 は な く ・ 手 形 債 謹 言 独 芒 て お り ︑ ② 手 形 法 五 〇 条 の 手 形 は 外 塑 諺 た る 形 式 が あ れ ば 足 り る ︒ け だ し 償 還 請 求 に 当 っ て 手 形 の 引 渡 を 要 す る の 墜 蚕 弁 済 を 避 け し め ︑ 農 還 の 請 求 を す る 便 宜 を 供 す る た め で あ る ・ 又 ③ 手 形 時 効 は 覇 で あ り ・ 可 能 な あ ら ゆ る 救 済 手 段 を 与 ・そ 金 銭 支 払 を 優 す べ ぎ で あ り ︑ ω 纂 霧 者 は 償 謬 ( 手 形 法 五 ︒ 条 七 七 条 ‑ ④ ) を ㈲ 享 る 故 に ︑ 自 か ら 手 形 を 受 け 戻 し て 主 霧 者 に 対 す る 請 求 権 の 時 効 を 中 断 す る 可 聾 を 与 え ら れ て い る の で あ る か
ら︑償還義務の存続を認めても差支ないとする︒欄呈の否定説に対する批判は蓼の観点から行われ︑ω遡求権を行使するには手形法五︒条(七七条‑④)にょり︑㎜
鴇 "難 藤 麟 纏 醐晴 難 騨 雛 縫 縫 物臨 雛 ぶ
権 の 時 効 中 断 芒 な い で 時 効 に か け ︑ 主 霧 者 の 責 任 姦 求 レ 兄 な い 考 に し た の で あ る か ら ︑ 不 利 益 を 受 け 鴨 仕 方黙 割 蕪 繰 籔 欝 御馨 総 毒 鍵 羅 郁襲 数 そ
難 鱗 幾 縫 恥難 傷 載 馨 蕪 雛 帥雛 鐸 臓 簿 難 鎌 難 議 弧幾 肇 羅 簾 難 縮雛 藩 葬 鰐 糠 蕪 繋 蕪 罪雛 鶏 纏馨 建 胴雁難 響 導
権の行使を・少くとも手形がまだ時効に罹っていなかった法による取量削と同じように可能ならしめるものではな
縦 錦灘 辮 鱗 慮鷲 撰 誕 薫 欝
‑④)の趣旨に違反し・また手形を受戻した裏書人は自己及び後者の塁田を抹消できること窺定した手形法五︒条
皿 (七 七 条 ‑ ④ ) の 輕 呈 芒 な い 董 と な る . 償 還 義 肇 が ︑ 手 形 が 時 効 に 罹 っ た 場 合 に 時 効 を 抗 弁 笛 と し て 手
手 形 償還 講 求 権 と手形 金 請 求 権 の時効
形法五︒条‑(七七条‑④による準用)にょり蜷を拒みうる理由はこの点にあるものと解する・かかる理由で否定説は採る.﹂とを得ない︒そ.﹂で肯定説についてかよう暴する場合︑手形所奨の保護は充分であるかξいて・所持人は利得償還礫権(手形法八五条)によって救済される可能性もあるので︑手形上はかようの不利益を受けても仕方がない.﹂とになる︒︑﹂の場合の時効の効果は間接的なものであると解せられる・
手形の主たる霧が時効に罹.た場ム・に︑遡求権も農するかについて︑遡求隆手形上の権利に従たる権利である,﹂とと︑有効な手形と引換にのみ行使できる籍である故に︑遡求獲時効と共に消滅すると説く説のあることよ上述した通りであるが︑所持人の保護をはかり︑共同債務関係のゆとりある解決をはかり・権利外魏の立場からも権利に対する信頼の保護を蕩ならしめる為にも︑また時効制度の解釈の彙からも︑遡求肇時効によって消撃るのではないと解する余袈あると考︑薫︒すなわち償還霧者は︑手形の主たる霧芝対する時効を抗弁藷として償還を拒否する.﹂とによって︑所持人の遡求権はこれを行使できないこととなるに過ぎないものと解せられ華蟹霧は消滅するとの説については︑結果的に護する︒但し︑時効の制髪前に述べたように解釈すると・償還霧が時効の間接的効果として直ちに護すると縫せられない︒すなわち︑響した時点ですでに手形関係に参加して担保の機能を果している響人は︑時効に罹った手形を取得しても︑以前の地位において法による取得が行なわれる竪削と同呈うに有効な手形上の籍を回復することができないので︑手形法五〇条(七七条‑④による準用を含む)塞づき︑時効を抗弁藷として籔霧の履行を拒否することが出来るに過ぎないものと解する・
裏 騨 讐 熊 欝 聾 鍔 雛 励 螺 独 立 で あ る か ら 手 形 引 受 人 に 対 す る 債 権 が 時 効 に ‑ り 消 滅 し ξ ︑
し か し 擾 に 積 極 説 を と り ︑ 昭 和 八 年 の 大 饒 判 洗 ︑ 手 形 の 蟹 は 償 馨 芒 薯 を し て 再 び 窮 な 手 形 所 有 権
181 (397)
を取得芒めて・手形の所持人又は償還請毒者としての権利を行芒得べき地位に復芒めるものであり︑償婁硝團
求者が如上嵩を引渡すことができないため償還をなす者がその前者に対する完全な権利を取得する.︑とのできない
場盒は・籔の請求に応ずる霧はないと蟹れ︑約束手形の奮人の霧が時効により消滅した髪.には︑所持
鯛
人は奮人より時効を援用される為その権利を行使できない場合もあるので︑償還する者はyレのような手形を取得し
ても前謹対して完全な手形上の権利を取芒たことにはならないので︑償還は認められないとしている︒なお昭和
+二年の大饒製(肥享形の嚢人は其の償還霧を履行することにより手形を取得し以て其の星鵬に有したる手
形上の権利を妻し得べき地位に置かるること藁すものなるが故に︑裏責の回復すべ享形上の権利が有効に存
続することは償還霧の欠くべからざる前提条件なりと為す﹂としている︒比較的最近の判例として昭和五二年の東
京高裁静は・所持人が時効中断を怠った{愚を遡求霧者にしわ寄芋るのは不当であるとしている︒
最近の判例として・昭和五七年最高裁鈴は︑裏書人が所持人に対して自己の償還霧ξいて︑その時効翻経過
後に消滅時効の利益の肇ないし霧の承認をしたうえ︑専ら自己に対する信頼に基づいて︑振出人の霧とは必ず
しも関係なく邑固有の霧として手形金の支払霧があることを認めるような態肇亦し︑確実にその履行がされ
るものとの期待を抱かせながら・のちに右肇をひるがえし︑その籟を裏切って繁霧を履行しようと芋︑や
むなく提起された手形金請求訴訟においても手形璽畏書体を否認したりして引延しとみられる抗争をして毒嚢
翻を撃させ・その間に所奨が専ら裏書人を籟して︑その霧履行が肇にされるものと期待する余り︑振出
人に対する手形金請求権の消滅時効中断の措置を怠ったがために雷人の手形金姦義務が磯したの箋じて︑.︺
れに伴って自己の嚢人としての償還霧も当然消滅す乏至ったとして右霧の履行を免れようとする行為は︑著
しく信義に反し許されない︑とした︒
手 形 償還 請 求権 と手 形 金講 求 権 の時 効
なお昭和五八年東京嚢叛潔︑約束手形の振出人が所持人にすでに完成した時効の利益を肇した場倉は・放
棄の日から再び三年の時効期間が進行し︑裏書人が所持人に対して遡求霧を履行して手形法五〇条により手形の交付を受けた場A・には︑響人は所持人の権利の承継人として振出人に対して再遡求する権利を有する・としている・
もカくのごとく判例は昭和八年の大審院判例をはじめ肯定説に立っている︒昭和+二年の大審院判例は・前に説明した地位再取得説に立った肯定説として首肯される︒
昭 和 五 七 年 最 高 裁 判 決 は ︑ 約 束 手 形 の 振 出 人 に 対 す る 手 形 金 請 求 肇 時 効 に 罹 っ た 場 合 に ・ 償 還 を 請 求 さ れ た 響
人が︑法による受戻移転によって以前の地位において手形上の権利を回復することがでぎないことに基づいて・手形法五〇条‑を撮として時効を抗弁欝として償還霧の履行を拒否することができることを一嚢恥めたうえで・例外的に響人が驚呈霧ξいての時効中断の機会を逸せしめた場合には︑信欝上時効の抗弁をなしえないことを認めたものと解せられるのであり︑右に述べた判旨に賛成為・昭和五八年東京高裁判決については︑時効の利益を放棄した場合には︑その手形は以前と同様に有効な手形として・所持人から嚢人への法による移転が可能である︒但し蕃人は法による権利取得者であって権利承継者とは蟹れ
ない︒蕃人は所持人に対して時効の抗弁権を行使することはでぎなく︑遡求義務を免れないものと解する・かくして裏書人が遡求霧を履行して手形の引渡を受ければ︑その手形上の権利の取得者となる・この場合の取得には手形
法七一条(七七条1⑧)の類推適用はないものと解する︒判旨の結果に賛成である︒(昭和五九年一〇月二一百稿)
( 1 ) 竹 田 ・ 手 形 法 小 切 手 法 六 八 頁 ︒
( 2 × 3 ) 誕 帽 罫 需 Φ 受 量 ≦ ・ 量 冨 Φ ﹄ ﹀ 露 鵠 鉢 ・・ 卯 大 山 ・ 金 融 商 事 判 例 六 七 萱 り 五 四 頁 ・
0399)
183
((((((
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))))))
§3§ 奪8⑭ ε ε7654
松 本 ・ 手 形 法 九 〇 ー 一 頁 ︒
田 中 (耕 ) ・ 手 形 法 小 切 手 法 概 塗 九 一 頁 ︑ 石 井 商 苧 四 四 三 頁 ︒
石 井 ・ 高 橋 ・ 手 形 小 切 手 法 一 一 一 八 ‑ 九 頁 ︒
購 難 耀 擁 ヂ 形 法 小 切 羨 講 義 六 四 耳 ゆ 妻 孟 ぎ ・塁 ①量 冨 ー ・・ 犀㈹ ⁝ ①Σ ・・ ﹀ ・ー q. ー
伊 沢 ・ 手 形 法 小 切 手 法 二 二 三 ー 五 頁 ︒
田 中 (誠 ) ・ 手 形 小 切 手 法 詳 論 上 二 六 三 頁 ︒
響 旨 臣 ① 葺 Φ 算 器 p > ﹁ 紳 ㎝ ︒ ﹀ 冒 ω 忌 8 σ 毫 ¢ ・ 匿 ・鐸 ・ 轟 藝 H Φ ︒ 琶 ㊤ ㎝ ︒ も . ・. 嵩 ; 5 幹 9
0 0 目9 詔 . ぞ o # 嘔 豆 ① 旨 8 げ ゴ お Q︒ O ・ ω ・お
鈴 木 ・ 手 形 法 小 切 手 法 三 〇 九 頁 ︒
竹 田 ・ 前 掲 六 九 頁 参 考 ︑ 鈴 木 ・ 前 掲 三 〇 八 頁 ︒
大 阪 控 ・ 昭 和 二 ・ 四 ・ 二 一 ・ 新 聞 二 六 九 五 号 一 一 頁 ︒
大 審 院 ・ 昭 和 八 ・ 四 ・ 六 ・ 民 集 = 一巻 六 号 五 五 一 頁 ︒
大 審 院 ・ 昭 和 = 一 ・ 八 ・ 一 六 ・ 新 聞 四 一 八 一 号 = 一頁 ︒
東 京 高 判 . 昭 和 五 二 ・ ≡ 二 九 ・ 金 融 肇 判 例 五 四 九 量 三 頁 ︑ 難 . 手 形 小 切 手 霊 論 茎 五 頁 ︒
最 高 裁 ・ 昭 和 五 七 毛 二 五 ・ 金 融 商 事 判 例 杢 ハ ニ 号 三 頁 ︑ 民 集 三 六 巻 六 量 = 三 頁 ︒
東 京 高 判 ・ 昭 和 五 八 ・ 一 〇 ・ 二 五 ・ 金 融 商 事 判 例 六 九 二 号 二 七 頁 ︒
高 窪 ・ 手 形 小 切 手 法 通 論 三 一 五 頁 ︑ 大 山 ・ 金 融 商 事 判 例 六 七 二 号 五 四 頁 ︒
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