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論文誌掲載論文概要

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オペレーションズ・リサーチ 726(64)

論文誌掲載論文概要

JORSJ Vol. 61, No. 4

●JORSJ Vol. 61, No. 4

最小極大フローに対する混合整数計画アプ ローチ

呂 寛,水野 眞治(東京工業大学)

施 建明(東京理科大学)

各枝に容量が付いている有向グラフにおけるフロー は,各枝の流量が小さくない別のフローが存在しない とき,極大フローといわれる.最小極大フローは,グ ラフの流量が最も小さい極大フローのことである.本 論文では,まず極大フローであるための必要十分条件 が,相補性条件付き線形システムで表されることを示 し,その後,最小極大フローが混合整数計画問題の解 となることを示した.この整数計画問題を汎用ソフト で解くことにより最小極大フローを求めることができ る.予備的な数値実験の結果,提案したアプローチに より,従来の方法に比べ,高速に最小極大フローを求 めることができ,問題のサイズを増加したときの計算 時間の増加率も減少することを示した.さらに,従来 枝数が200本程度のグラフの最小極大フローしか求め

られていなかったのが,本アプローチにより,枝数が 15,000本のグラフにおいても最小極大フローが短時 間に求められることも示した.

階層型道路網における交差点間隔

宮川 雅至(山梨大学)

本研究では階層型道路網における最適な交差点間隔 を決定するためのモデルを構築する.まず,幹線道路 と補助幹線道路からなる格子状道路網モデルを構築し,

5種類の交差点パターンに対して平均移動時間を解析 的に求める.移動時間は自由走行時間と交差点での遅 れの和として定義する.そして,幹線道路と補助幹線 道路の移動時間がトレードオフの関係にあることを示 す.次に,平均移動時間を最小にする交差点パターン を求め,都市規模,幹線道路延長,走行速度,交差点 での遅れが最適なパターンに及ぼす影響を明らかにす る.また,モデルを東京23区の道路網に適用し,交 差点間隔を評価する.モデルは幹線道路へのアクセス と交差点での遅れのトレードオフを考慮しており,階 層型道路網の計画に役立つ.

参照

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