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審査承認作成 鈴木鈴木北澤 第 66 期 (2015 年度 ) 環境活動レポート ( 活動期間 ~2016.3) 真田丸 上田市推進協議会 HP より ダンボール / 総合包装 発行日 2016 年 5 月 31 日 1

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審査 承認 作成

鈴木

鈴木 北澤

第 66 期(2015 年度) 環境活動レポート

(活動期間 2015.4~2016.3)

発行日 2016 年 5 月 31 日 ダンボール/総合包装 「真田丸」上田市推進協議会 HP より

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第 66 期(2015 年度) 環境活動レポート 目次

I. 会社概要

II. 環境方針

III. 環境目標及び環境活動計画

IV. 実績及び環境活動の取組み結果とその評価

V. 代表者による評価・見直し

VI. 環境関連法規等の遵守状況

真田家家紋「六文銭」

当社製作のダンボール上田城

(上田市観光会館へ寄贈)

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Ⅰ.

会社概要

 事業所/代表者名

代表取締役社長 鈴木由彦 ■ 所在地 ■URL : http://compack.co.jp/

本社工場: 長野県上田市秋和 940 塩田工場: 長野県上田市下之郷 263-1

環境管理責任者 及び 担当連絡先 /

環境管理責任者: 代表取締役社長 鈴木由彦 担当連絡先: 取締役営業部長 北澤寿男

環境活動期間

2015 年 4 月 1 日~2016 年 3 月 31 日

対象範囲

本社工場 及び 塩田工場

事業内容: 一般ダンボール製品 取扱商品 強化ダンボール製品 発泡緩衝材製品 その他各種包装資材 包装設計業務 包装評価試験

環境管理体制 会長 社長 [環境管理責任者] [環境改善責任者] 取締役営業部長

物流課

業務課

営業課

[環境改善責任者] 製造部長 塩田工場

製造課

[環境改善責任者] 経理課長

総務課

[内部監査員] 事務局  床面積 3665 ㎡  従業員数 37 名(2016 年 3 月 31 日現在)

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Ⅱ.環境方針

コムパックシステム株式会社 環境方針

環境理念

コムパックシステム株式会社は、段ボール製品を核とした各種包装資材の

製造工場として豊かな地球環境を次世代へ継承することが人類共通の重要課題であるこ

あることを認識し、地球環境の保全とその向上を目指した事業活動を行う。

環境方針

1. 環境保全活動を推進するため、事業運営に環境マネジメントシステムを構築し、

環境の影響を効果的に低減又は削減するために環境目的及び目標を定める。

2. 当社の事業活動にともない環境に有意な影響を与える以下の重要項目に関

して継続的に実績改善に取り組み、環境汚染の予防の目的達成に努める。

① 天然資源とエネルギーの消費量削減

② 環境負荷物質の管理強化と低負荷物質への代替促進

③ グリーン購入促進と廃棄物の排出量削減

④ 環境に配慮した省資源製品の積極的販売・開発に努める

3. 環境活動の推進と向上のため、項目ごとに目標を設定し、そのための活動

計画を立案し、実施し、内部環境監査結果などにより評価し、見直しを行う。

4. 環境に関する法的要求事項および当社が合意するその他の要求事項を遵守し

て、いっそうの環境保全を図る。

5. 教育訓練及び日常の環境管理活動を通じて、全従業員に本方針を周知する

とともに、運営制度に関する責任の所在の明確化を図り、常に最新の環境

マネジメントを維持する。

6. この環境方針は、社外にも公開する。

2015 年 4 月 1 日

代表取締役 鈴木 由彦

(5)

5

Ⅲ.環境目標及び環境活動計画

第 65 期~67 期 中期環境目標

(Guide Line2009 年版)

① 電力使用量の削減

本社工場部門 (原単位目標) 基準値(2013 年) 2014 年(65 期) 2015 年(66 期) 2016 年(67 期) 対生産量比(kwh/千㎡) 31.4 kwh/千㎡ 30.9 30.7 現状把握期間 塩田工場部門 基準値(2013 年) 2014 年(65 期) 2015 年(66 期) 2016 年(67 期) 電力使用量(kwh) 33,583 kwh 33,079 26,658 26,388

② 軽油・ガソリン消費量の削減

物流部門 燃費改善 (km/L) 燃費目標 基準値(2013 年) 2014 年(65 期) 2015 年(66 期) 2016 年(67 期) 軽油消費量削減 5.0 km/L 5.05 5.08 5.10 営業/総務部門 燃費改善 (km/L) 燃費目標 基準値(2013 年) 2014 年(65 期) 2015 年(66 期) 2016 年(67 期) ガソリン消費量削減 11.4 km/L 11.51 11.57 11.63

31.4 30.9 30.7 30.2 30.4 30.6 30.8 31 31.2 31.4 31.6 2013年(基準値) 2014年 2015年 2016年 【本社工場部門】対生産量比(kwh/千㎡) 33583 33079 26658 26388 0 10000 20000 30000 40000 2013年(基準値) 2014年 2015年 2016年 【塩田工場部門】電力使用量(Kwh) 活動計画の主な内容 不使用時、休憩時の消灯、電源カット消し忘れ防止運動の実施 COOL BIZ,WARM BIZ 運動推進

離席時における各自ストーブ・パソコンの電源カット 生産性向上による残業時間の削減 設備関連、コンプレッサーのエアー漏れ等の保守点検 デマンド管理による検証分析 【本社工場】 照明配置の見直しとエリアごとスイッチの見直し 空調の温度管理徹底 自然エネルギー(太陽光発電)の最大限有効活用 【本社工場事務所棟】 節電パトロール実施 熱貼機の設定温度管理(休憩時、不要時) 【塩田工場】 作業場所による適正照明位置検証 【塩田工場】 (生産機更新の為) (目標値上方修正) 設備 変更の 為 現状把握 期間

(6)

6

③ 産業廃棄物排出量の削減

基準値(2013 年) 2014 年(65 期) 2015 年(66 期) 2016 年(67 期) 産業廃棄物排出量削減 4,647 kg 4,554 4,507 4,461

④ ガス使用量削減

(原単位目標) 基準値(2013 年) 2014 年(65 期) 2015 年(66 期) 2016 年(67 期) ガス使用量削減 1.96 ㎥/千㎡ 初年度現状把握 1.92 1.90 5.00 5.05 5.08 5.10 4.95 5.00 5.05 5.10 5.15 2013年(基準値) 2014年 2015年 2016年 【物流課】燃費(km/L) 11.4 11.51 11.57 11.63 11.2 11.3 11.4 11.5 11.6 11.7 2013年(基準値) 2014年 2015年 2016年 【営業/総務課】燃費(km/L) 4647 4554 4507 4461 4350 4400 4450 4500 4550 4600 4650 4700 2013年(基準値) 2014年 2015年 2016年 産廃排出量削減(kg) 1.96 1.92 1.90 1.86 1.88 1.90 1.92 1.94 1.96 1.98 2013年(基準値) 2014年 2015年 2016年 ガス使用量(㎥/千㎡) 活動計画の主な内容 エコドライブ教育(アイドリングストップ、急発進、加速の防止徹底 各車燃費計測実施(毎月)&各車管理 配送合理化(最短ルート、渋滞ルートの連絡) 最大の積載効率を図る 小ロット・多頻度納入の改善 適正車両点検の日常実施 各車エアコン温度設定 休憩中エンジン停止強化 計画的な営業ルートの計画 空車の走行削減に取り組む エコカーへの更新検討 活動計画の主な内容 発生品の分別徹底継続&発生品の内容チェック 端材の有効活用 ロスを少なくする製品設計(特に緩衝材) 外部よりの持ち込みゴミゼロへ パレット類破損させないための取り扱い 再利用、リサイクルしやすい製品の優先購入 廃プラ/廃木材が多いため原因(発生場所)調査(製造部長/出荷責任者) ウエスの最大限活用、再利用 活動計画の主な内容 ボイラー使用材料の選定(すべてでなく、季節・納入状況に応じて使用) ボイラー定期点検実施&配管漏れチェック 終業時、元栓完全 OFF 早めの利用停止 湯沸かし器、ガスコンロ終業時元栓チェック 仕様機種変更になったため、スチーム利用の減少実施 仕上げチーム、利用減少材料の選定 現状把握期間

(7)

7

⑤ グリーン購入比率の向上

基準値(2013 年) 2014 年(65 期) 2015 年(66 期) 2016 年(67 期) グリーン購入比率向上 100% 購入比率 95%以上 購入比率 95%以上 購入比率 95%以上

⑥ 排水量の削減

基準値(2013 年) 2014 年(65 期) 2015 年(66 期) 2016 年(67 期) 排水量の削減 545 ㎥ 539 534 現状把握期間

⑦ 環境に配慮した設計提案

基準値(2013 年) 2014 年(65 期) 2015 年(66 期) 2016 年(67 期) 環境配慮設計提案件数 24 24 36 100 95 95 95 92 94 96 98 100 102 2013年(基準値) 2014年 2015年 2016年 グリーン購入比率(%) 545 539 534 525 530 535 540 545 550 2013年(基準値) 2014年 2015年 2016年 排水量削減(㎥) 24 24 36 0 5 10 15 20 25 30 35 40 2013年(基準値) 2014年 2015年 2016年 環境に配慮した設計提案(件) 活動計画の主な内容 購入品リスト UP と対象品チェックリストによる管理 仕入れ業者への通達と切り替え実施 全社員への周知徹底 対商品がある場合は都度切り替え検討(予算・品質面) 用品の集約・統一化 活動計画の主な内容 節水啓蒙活動による生活水の削減 スチーム発生排水の再利用 漏水点検(各部門) 錠前時、元栓完全 OFF 実施(実施者氏名記録) スチーム使用の削減 インク在庫数の削減(擬似色の統一化⇒セット替え減少⇒洗浄回数削減) スチーム過剰使用の削減検討 生産機の同一色の連続製造 活動計画の主な内容 ワイヤー/文化鋲の使用削減 分別容易/可能な仕様設計の提案 リサイクル可能な資材選定 最新情報の獲得(展示会/業界紙)/各種コンテストへの挑戦 各種試験による最適包装の提案 3R をもとにした設計業務/改善活動 成功例の横展開 成果の少ない担当者への個人指導 未把握 設備 変更の 為 現状把握 期間

(8)

8

Ⅳ.実績及び環境活動の取組み結果とその評価

 実績

年度 項目・単位 2013 年 (基準値) 2015 年 達成状況(対目標) 目標 実績 増減 評価 ① 電力使用量の削減 【本社工場部門】 Kwh/千㎡ 31.4 30.7 31.97 +1.27 × 【塩田工場部門】 Kwh 33,583 26,658 23,492 ▲3,166 ◎ ② 軽油・ガソリン消費量の削減 【物流部門】 Km/L 5.0 5.08 5.12 +0.04 〇 【営業・総務部門】 Km/L 11.4 11.57 12.14 +0.57 〇 ③ 産業廃棄物排出量の削減 Kg 4,647 4,507 6,729 +2,222 × ④ ガス使用量の削減 ㎥/千㎡ 1.96 1.92 1.86 ▲0.06 〇 ⑤ グリーン購入比率向上 % 100 95 100 +5 〇 ⑥ 排水量の削減 ㎥ 545 534 807 +273 × ⑦ 環境に配慮した設計提案 件 24 25 +1 〇

 環境活動の取組み結果とその評価

① 電力使用量の削減

【本社工場】

(注)Co2 排出係数:中部電力(株)0.000497(t-co2/kwh) (注)本社工場においては生産量の増減(生産機 稼働率)により電力量が影響を受けやすい為、対 生産量比での数値把握としております。 31.4 28.5 31.97 26 28 30 32 34 2013年(基準値) 2014年 2015年 年度推移 目標値(kwh/千㎡) 実績値(kwh/千㎡) 0 20 40 60 80 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月11月12月 1月 2月 3月 2015年電力使用量(月別内訳) kwh/千㎡ 目標(当月) 実績(当月)

評価

2014 年

(目標値達成)

2015 年

×

(目標値未達成) 新設備による影響

(9)

9

《はじめに》

 2015 年度は目標未達成であったが、その原因については以下のとおりであると特定できる。 ・主力生産機及び付帯設備の設備更新を本年度 12 月から 1 月にかけて実施した。該当設備群は従来機に比較 して生産速度が大幅に向上しているため電力消費量も大幅に増加。企業方針として生産性向上と生産量アッ プを目指していくため、この部分における電力消費量増加は不可避であると判断している。 前頁月別内訳グラフによると、12 月は導入前準備おける各種工事の影響により増加し、1 月以降は新設備稼 働により顕著に増加しているとみてとれる。 今後は生産量あたり電気使用量の増加は避けられないが、時間当たり生産性向上と生産量の拡大(売上げ拡 大)により吸収していく計画である。  よって 2016 年度目標は、年間での新設備での影響がどの程度反映されてくるのか未知数なため現状把握年度 とする。(2017 年度より目標値設定をおこなう予定) 本社工場においては主力生産機の更新という大きな変化があったが、ひとりひとりの節電意識の高まりと小 さな節電行動、これまでの各部門における改善活動の成果により設備導入前までは 8 月を除き、すべての月 で目標値をクリアすることができていた。(月別内訳グラフ参照) また、新設備ライン照明においても LED 照明を採用し、事務所はもちろん、本社工場内・倉庫内においても すべて LED 化となり大きな節電効果を発揮できている。

設備更新に伴いコンプレッサー においても、複数台あったもの をパッケージ型の一台に集約し 高効率化により節電につなげる ことができた。 電気使用量の「見える化」へ 蛍光灯型LED 水銀灯型LED

(10)

10 新たな取組みとして、電力デマンド装置を導入し電力状況をモニタリングし日常の目標値をオーバーしたと きには注意・警報を発信し負荷電力の注意を促すことが可能となった。 これまでは感覚的でしか把握できていなかったが、デマンド機器によりリアルタイムで使用状況が把握でき るようになり、また過去の統計(時間、日、月、年あたり)や資料データを詳細にデータとして記録してい くので今後の節電対策に大きく役立てていく予定である。現在は導入間もないのでデータを蓄積・集計して いる段階である。 (本システムは漏電等が発生した場合は IT を通じて保安会社に連絡がいく仕組みも構築済み) 将来に向けた前向きな設備投資を実行し、生産能力の増加に伴った電力消費量の増加は否めないが、生産性 向上に努め企業収益の増加に取り組んでいく。新たにデマンドを導入したことにより当社の電力使用の傾向 (時間帯、季節要因)をはっきりと捕らえることができるようになり、原単位との比較において悪化してい る時間帯や要因の現状分析等に活用し今後の節電対策の材料としたい。

 自然エネルギーの活用

 LED への更新を含めた当面のハード面での投資はほぼ計画通り終了となり、今後は社員ひとりひとりの節電 への取り組み・日常の設備保守点検等が取り組み成果に大きく影響されてくる。地道な活動になるが習慣付 けをしっかりと行い、限られた資源の有効活用に貢献していく所存である。 今後はデマンドでの集計データを元に、設備の時間管理等どうするべきか全社員と共に検討していく予定で ある。 94.47% 87.67% 100.61% 80% 85% 90% 95% 100% 105% 0 50,000 100,000 150,000 200,000 250,000 H24年度 H25年度 H26年度 H27年度 電力消費量(Kwh)折れ線グラフは対前年比 節電に対するハード部門への投資は今 期において当初の予定をほぼ完了とな り、今後はひとりひとりの節電に対す る意識向上と小さな改善活動が重要な キーになってくる。 本社工場については 5 年前より、事 務所電力を日中の太陽光発電により 賄っており、余剰電力を中部電力へ 売電しております。 塩田工場については 3 年前より、発 電量全量を中部電力へ売電しており ます。

(11)

11

【塩田工場】

(注)2015 年度目標は、2014 年度実績が大きく目標 達成したため、目標値を上方修正しております。  塩田工場についてはハード面での投資はほぼ完了していたため一年通じて社員の取組みによる結果となっ た。生産量比は前年 102%にもかかわらず,消費量は 13%減(前年比 87%)という結果をだすことに成功した。 ここ 4 年の推移を考察しても生産は増加しているにもかかわらず、消費量は年々減少していることがわかる。 これは地道な節電活動・対策のみでは出来る数値ではなく、最大の効果は生産性の向上や無駄な作業の見直 し、残業の減少によるものが大きいと捉えている。生産性向上を計りながらその結果、節電(=コストダウ ン)にもつなげていくという本来目指すべき方向に向かっている証である。 数年前までは「節電!エコ!」とスローガンを掲げていたが塩田工場での数値目標を設定し具体的に毎月 PDCA を行うことが出来ているからこそ成果を出すことができた。 しかし、ここ数年の生産の増大に伴い、新年度より社員を増加したため作業エリアの拡大に伴い照明設備の 増設を実施したので目標達成するには新年度よりさらなる取組み強化はもちろんのこと生産性の向上に努 めなくてはならなくなる。 塩田工場は手加工による作業が比較的多いため、ひとりひとりの作業効率 UP(時間当たり生産量)が,加 工賃設定はもちろん節電に対して大きな要素となってくる。 新年度以降は新たな社員への教育もすすめ、目標達成はもちろんのこと生産性向上を目指し競争力ある現場 創りを目指していく。塩田工場の更なる取組みに期待するところである。

② 軽油・ガソリン消費量の削減

【物流部門】軽油

33,583 26927 23492 0.00 10000.00 20000.00 30000.00 40000.00 2013年(基準値) 2014年 2015年 年度消費量 推移 目標値(kwh) 実績値(kwh) 120% 104% 108% 102% 90% 100% 110% 120% 130% 0 10000 20000 30000 40000 2012 2013 2014 2015 使用量と生産比の比較(4年分) 使用量(kwh) 生産前年比(右軸) 5.00 5.24 5.12 4.80 4.90 5.00 5.10 5.20 5.30 2013年(基準値) 2014年 2015年 物流課燃費 年度推移 目標値(km/L) 実績値(km/L) 5.0 5.24 5.12 4.8 4.9 5.0 5.1 5.2 5.3 22000 23000 24000 25000 26000 27000 2013年 2014年 2015年 物流課 実績 軽油消費量(L) 燃費(km/L)右軸

評価

2014 年

(目標値大幅達成)

2015 年

(目標値大幅達成)

(12)

12  物流部門の軽油消費量削減については 2 年連続で目標を達成することに成功した。 エコドライブが定着しつつあること、またこれまでの販売部門での多頻度納入の改善効果、計画配送がまだ まだ課題は残っているが少しずつ改善できてきたことの積み重ねである認識している。 過去の実績をみても、消費量は減少傾向であり(燃費については 2014 年よりも 2015 年は悪化したが)、計画 配送、ドライバーの意識付けや営業課の更なる取引条件の要望・交渉を継続していきたい。 消費量削減については昨年リフトをエンジンからバッテリーへ切り替えたことも要因の一つである。 消費量は製品の出荷量により左右されがちなので、今後も燃費数値向上に努めていく。

【営業/総務部門】ガソリン

 物流課同様、2 年連続目標達成を果たした。 販売部門は業務上、走行距離を制限していくことは出来ないためエコドライブ、ある程度の事前訪問計画に より燃費向上をはかることに重点をおいて一年取り組んできた。 運転手各位のわずかな気配りで一年の成果は大きく増減することを念頭に、エコ運転、定期点検を行いながら 一台一台の燃費管理を毎月実施してきたことが目標達成につなげられた。今後は老朽車(走行距離の多い車) のエコカーへの切り替えも念頭に、ハード面と社員教育においてのソフト面強化をさらに実行していく計画で ある。 当社の二酸化炭素排出量の 4 割近くを占める軽油・ガソリンの使用量を抑制することは重要な環境課題であ ると同時に、コストダウンへの重要な取組みである。 ひとりひとりの小さな改善取組みが積もり積もれば、通年での全体への影響(結果)は大きなものになると自 覚し、今後も燃費改善に関係者は取り組んでいく計画である。 11.4 11.84 12.14 11 11.5 12 12.5 2013年(基準値) 2014年 2015年 営業/総務燃費 年度実績 目標値(km/L) 実績値(km/L) 11.4 11.84 12.14 11 11.5 12 12.5 6000 7000 8000 9000 10000 2013年 2014年 2015年 営業/総務課 実績 ガソリン消費量(L) 燃費(km/L)右軸

評価

2014 年

(目標達成)

2015 年

(目標達成)

評価

2014 年

(目標達成)

2015 年

(目標達成)

(13)

13

③ 産業廃棄物排出量の削減

 不本意ながら産業廃棄物排出量削減については、2 年連続で目標未達成であった。 内訳を見ると「可燃ごみ」「廃プラ」「廃木材」において増加しており目標未達成の要因であった。 増加した要因として「可燃ごみ」についてはオフィス関連での排出は特段増加することはなかったが、今期 12 月から 1 月にかけて導入した設備に関係する排出が突出して増加していた。(特に廃プラと廃木材) 既存設備の一部廃棄や新たに増設するための準備段階において発生する廃棄物が一時的に発生したことが増 加の要因であると判断している。 一方、来期は今期のように一時的に多くの廃棄物が排出される大きな投資計画は現在予定していないため、減 少する見込みである。 また、関係各位には排出される廃棄物の内容を定期的にチェックし、外部からの持込や発生することを未然に 防止できるかどうかの検討を指示済みである。 4,647 4,868 6,729 0 2,000 4,000 6,000 8,000 2013年(基準値) 2014年 2015年 産廃廃棄物排出量 年度推移 (kg) 目標値(kg) 実績値(kg) 7268 4647 4868 6729 0 1000 2000 3000 4000 5000 6000 7000 8000 2012年度 2013年度 2014年度 2015年度 産廃排出量 年度実績(kg) 0 1000 2000 3000 2012年度 2013年度 2014年度 2015年度 産廃内訳 排出量 (kg) 可燃ごみ 廃プラ 廃木材

評価

2014 年

×

(目標未達成)

2015 年

×

(目標未達成) 《産業廃棄物排出量は2013 年より増加中 (2 年連続目標未達成)》 ・廃棄物の内訳を精査してみると「可燃ご み」「廃プラ」「廃木材」が増加傾向。 大型設備導入という一時的な事案が発生したことが大きな要因であっ たが 2 年連続で目標未達成の結果を真摯に受け止め今後の取り組みを 全部門でおいて強化していく予定である。 なお、排出の基本である分別の徹底についてはこれまでの継続した取 組みにより、全社員で定着化できておりこの状態を維持していくこと とする。 分別の徹底(分別ポスター)

(14)

14

④ ガス使用量削減

⑤ グリーン購入比率の向上

1.96 1.86 1.8 1.85 1.9 1.95 2 2014年(基準値) 2015年 ガス使用量削減(㎥/千㎡) 目標値(㎡/千㎡) 実績値 0.00 1.00 2.00 3.00 4.00 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月11月12月 1月 2月 3月 ガス原単位使用量 月推移(㎡/千㎡) 2014原単位使用量(㎥/千㎡) 2015原単位使用量(㎥/千㎡) 新設備導入後 100 100 100 92 94 96 98 100 102 2013年(基準値) 2014年 2015年 グリーン購入比率 目標値(%) 実績値(%)

評価

2014 年

現状把握年度

2015 年

〇(目標達成)

評価

2014 年

〇(目標達成)

2015 年

〇(目標達成)

(*原単位目標(㎥/千㎡)としております)  2014 年度は現状把握期間とし、それを元に 2015 年度より目標設定を行い活動を実施してき た。生活用(コンロ、給湯湯沸し機等)はわず かであり工場で使用しているボイラー(都市ガ ス利用)の使用量が主である。 年末に導入した設備はボイラーを従来機よりも 使用しなくてもよくなったため、月推移のグラ フを見て読み取れる通り 2015 年度 1 月からは 前年比を大きく下回っている。 通年においても目標値をクリアすることがで き、新年度以降は新設備のマイナス分が通期で 貢献することが予想されるため目標クリアにむ け活動を推進していく。 極力ボイラーを使用しなくても品質、生産性に 影響がでないようその見極めと試験通しを繰り 返していく予定である。 また抜き(プレス)部門においてもボイラー使 用はフルート(段目)の潰れにもつながるため 品質とのバランスを検討し使用量を削減してき た。新年度も継続し効果を発揮していく。  昨年に引き続きグリーン購入 100%を達成。 オフィス用品についてグリーン購入可能な 商品についての購入比率を目標設定してい るがここまでは切り替え可能な商品につい てはすべて切り替え実施済みである。 新たに購入するオフィス用品についてもグ リーン購入品を購入するようにしている。 今後はこの状況を維持し事務・オフィス用 品の購入において環境貢献を実施していく 予定である。

(15)

15

⑥ 排水量の削減

 また、ボイラーにおいても水を使用しているがガス使用量が新設備導入後減少しているように、今後ボイ ラーでの水使用量は削減可能の予定である。 ひとりひとりが日常の心がけで削減可能な生活用水を限界まで削減し、設備更新により必然的に増加する 部分は認めつつも、段取り段階で同色の連続製造の製造予定を行い生産性を犠牲にしない可能な範囲で取 組み成果を出していく予定である。なお、2017 年度より目標値設定をおこなう。 ⑦

環境に配慮した設計提案

27 25 22 24 26 28 2014年 2015年 環境配慮設計提案件数 目標(件) 実績(件)

評価

2014 年

×(目標未達成)

2015 年

×(目標未達成)

評価

2014 年

〇(目標達成)

2015 年

〇(目標達成)

545 651 807 0 200 400 600 800 1000 2013年(基準値) 2014年 2015年 排水量の削減 目標値(㎥) 実績値(㎥)  排水量については生活用水は全体量のご く一部であるが、節水を呼びかけ日常の 中で取組みを継続してきた。 消費の多くを占める要因は印刷機の色替 え時での洗浄水である。これは印刷色の 切り替えを極力少なくするよう同色の製 造を連続でするように段取りを変更し取 り組んできた。 しかし2年連続で目標値を達成できず、 大幅の増加で 2015 年は終了となった。 年明けから稼動した新設備は従来機と比 較して印刷機の方式が異なるため洗浄水 を多く使用する。これは当社でコントロ ールできないため 2016 年は新設備導入後 の推移を把握するため「現状把握年度」 とすることとした。  環境に配慮した設計提案については本来 業務に直結した販売部門の重要な取組み として継続で取り組んできた。リサイク ルマークの推奨から始まり、分別対応設 計、省資源設計、薄物化・軽量化推進、 脱ワイヤー化、廃棄物減少につながる提 案等、様々な観点/視点からユーザー様へ のアプローチをおこなってきた。営業方 針にも掲げている通り顧客ニーズを具現 化し当社独自の包装設計スタイルを確立 するために地道な活動を実施、結果「日 本」のみならず「アジア」地区における 包装コンテストに3年連続入賞という快 挙をなしとげた。(次頁参照)

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【2014/2013 年の両コンテストにおいても当社環境対応作品が受賞】

 今後も当目標については重要環境目標のひとつであり目標を達成することは当社経営方針とリンクし当 社の発展につながるものであると認識し全力で提案力向上に取り組んでいく所存である。 「人間の発想は無限である」という気持ちで、終わりなき改善改良への行動を推進していく。顧客ニーズ を組み取り、環境面、コスト面において最良の設計業務を今後もおこなっていく。 98.9% 94.7% 100.5% 91.4% 99.4% 85.0% 90.0% 95.0% 100.0% 105.0% 200000 210000 220000 230000 240000 250000 260000 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 二酸化炭素排出量 年度推移(kg-C02) 排出量(kg-Co2) 前年比(%) 50 52 54 56 58 60 62 64 66 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 生産量比Co2排出量 :原単位比較(kg-Co2)  わが国最大の包装コンテスト「2015 日本パッケージングコンテ スト」に3年連続入賞。  アジア 13 カ国による包装コンテスト「アジアスター2015」にも 3年連続ダブル受賞達成。 《受賞理由:リターナブルによる廃棄物削減》従来品はワンウェイ梱包 二酸化炭素排出量はグラフから読み取れる通り年々減少してきおりこれまでの取組み成果を確認できる。 しかし対生産量比排出量グラフによると本年度(2015 年)は生産機の更新影響により悪化していることが 読み取れる。今後これを改善するために生産量のさらなる拡大と C02 削減への取り組み強化を実施し今期の 悪化分を減少させていく。

当社二酸化炭素(Co2)排出量 推移

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17 0 10 20 30 40 50 60 70 ①エネルギーの効率的利用 および日常的なエネルギー の節約 ②設備機器等の適正管理 ③設備の入れ替え・更新時 及び施設の改修にあたって の配慮 ④省資源 ⑤水の効率的利用及び日常 的な節水 ⑥化学物質使用量の削減及 び管理 インプットに関する項目 2011 2012 2013 2014 2015 2016 0 50 100 150 200 250 300 2011 2012 2013 2014 2015 2016 事業活動へのインプットに関する項目 合計 0 10 20 30 40 50 ①温室効果ガスの排出量抑 制 ②大気汚染物質の排出抑制 ③廃棄物の発生そのものを 抑える取り組み ④リサイクルの促進 ⑤産業廃棄物の適正処理 ⑥排水処理 ⑦その他生活環境に係る保 全の取り組み アウトプットに関する項目 2011 2012 2013 2014 2015 2016 0 50 100 150 200 2011 2012 2013 2014 2015 2016 事業活動からのアウトプットに関する項目 合計 0 10 20 30 40 50 60 70 ①グリーン購入 ②設計計画等における取 り組み ③出荷、輸送等における 取り組み ④製品の回収リサイクル ⑤環境配慮型商品に販売 及び情報提供 環境コミュニケーション 製品及びサービスに関する項目 2011 2012 2013 2014 2015 2016 0 50 100 150 200 250 2011 2012 2013 2014 2015 2016 製品及びサービスに関する項目 合計 環境への取組み自己チェックリスト 評価点集計

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Ⅴ.代表者による評価・見直し

 3年計画の2年目が終了しいくつかの課題と成果の両面がはっきりと浮き彫りになった一年でありまし た。新設備を導入するための環境整備、準備検討を数年前よりはじめ、地域にご迷惑をかけないような 配慮を行い導入設置いたしました。具体的には防音壁、特殊防音対策を生産機に設置し稼動後特段問題 なく基準値をクリアすることができております。関係者の方々に感謝申し上げます。 また本社工場においては照明がすべて LED 化され今後の節電にさらに貢献されてくるものと期待しま す。ただ、設備更新に伴い環境負荷データに大きな変化が生じ電力・水消費量については更新後どのよ うに推移していくか 2016 年度は現状把握年度とします。 方針・環境システムの変更の必要性はなし、そして環境目標については上記どおり一部現状把握年度に変更 します。 また、廃棄物排出量においても次年度への課題として減少のための対策強化と内容の精査を指示いたし ました。 環境貢献設計提案については、3年連続で国内・国際コンテストへ入賞できこれまでの取組み成果が目 に見える形ではっきりと出てきており今後の更なる取り組み強化とチャレンジを行っていきます。 エコアクション 21 がマンネリ化しないよう、新たな取り組みや各部門のリーダーシップに期待します。 代表取締役社長 鈴木由彦

Ⅵ.環境関連法規等の遵守状況

 環境関連法規について自社でチェックした結果、違反・訴訟はありません。 関係当局よりの違反などの指摘は過去 3 年間ありません。  当社が該当する主な環境関連法規と遵守状況 法律・条令・その他 遵守状況 環境基本法 遵守 消防法 遵守 廃棄物処理法 遵守 下水道法 上田市下水道条例 遵守 騒音規正法 遵守

参照

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